JP3564351B2 - インキ供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新聞輪転機等の印刷装置のインキ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は従来の新聞輪転機の構成を示す模式的側面図である。従来の新聞輪転機は、図12に示すように1対の印刷装置1,1を左右対称に対設させるとともに、これら1対の印刷装置1,1を上下方向に複数組並設して構成されている。そして、対設された1対の印刷装置1,1間にウェブ(新聞)14を通すことで印刷装置1,1によりウェブ14の両面に印刷が施されるようになっている。
【0003】
新聞輪転機では通常ページパック方式が採用され、印刷装置1の横幅方向において複数枚(4ページ)の新聞を並行して同時に印刷することができるよう構成されている。また、ウェブ14の走行経路に沿って並設された印刷装置1のインキ色を適宜に変えることにより、多色印刷ができるようになっている。なお、ウェブ14の走行経路としては、図12中に実線で示す経路や一点鎖線で示す経路等、種々の経路が選択可能である。そして、印刷を終えたウェブ14は、走行経路の下流にてスリッティングされ、図示省略の折機へ送り込まれた後、折り畳まれた状態で外部へ搬出されることになる。
【0004】
次に、上記印刷装置1の構成について、図13を用いて説明する。図13は図12のXIII部の詳細図であって、新聞輪転機の印刷装置部の構成を示す摸式的側面図である。図13に示すように印刷装置1の最上流部には印刷に必要なインキを供給するインキ供給装置42がそなえられている。インキは、まずインキ供給装置42からインキ受け渡しローラ5に供給される。インキ受け渡しローラ5に供給されたインキは、インキ受け渡しローラ5の下流に配設される種々のインキローラ群27を順次転移する過程で適度に練られ、複数のインキ着けローラ28を介して印刷する版を装着された版胴29へ供給される。そして、版胴29の版に付着したインキはブランケット胴18へ絵柄として転写され、さらに、対設された印刷装置1のブランケット胴18との間を同期走行するウェブ14の紙面に転写される。
【0005】
ところで、図13中に示すインキ供給装置42はインキポンプ式のインキ供給装置であり、所定のカラーインキを用いて行なう多色印刷のように、色替えが殆ど無い場合に採用されるのが一般的である。このインキポンプ式インキ供給装置42は、図14に示すように、インキ循環タンク(インキタンク)15,インキ圧送ポンプ16,吐出量調整型インキポンプ(インキポンプ)17,インキ供給ノズル(インキレール)4及びこれらを互いに連結する配管19から構成されている。
【0006】
上記構成のもと、インキ循環タンク15へ充填されたインキ13はインキ圧送ポンプ16により配管19を介して吐出量調整型インキポンプ17へ圧送され、続いて吐出量調整型インキポンプ17から配管19を介してインキ供給ノズル4へ送り込まれるようになっている。吐出量調整型インキポンプ17では、版胴29の回転速度に応じてインキ供給ノズル4へのインキ供給量をコントロールするようになっている。このため、インキ圧送ポンプ16から圧送されたインキにはインキ供給ノズル4へ供給されない余剰分が発生するが、この余剰インキは配管19を介してインキ循環タンク15へ還流されるようになっている。
【0007】
インキ受け渡しローラ5の近傍にはインキ受け渡しローラ5と平行にシャフト47が配設されており、インキ供給ノズル4は、このシャフト47に軸着されたハウジング49にボルト10によって締結されている。そして、エアシリンダ等の図示略のハウジング回動手段を介して実線に示す稼動位置と、二点鎖線に示す待機位置とへ旋回移動できるようになっている。上記の稼動位置では、インキ供給ノズル4はインキ受け渡しローラ5の外周面に摺接し、吐出量調整型インキポンプ17から供給されたインキは、インキ供給ノズル4の幅方向(ローラ5の軸方向)へ拡散した状態でインキ受け渡しローラ5の外周面に転移供給されるようになっている。
【0008】
なお、インキポンプ式インキ供給装置42は、吐出量調整型インキポンプ17としてデジタルインキポンプ等を使用することができるので、インキ量の調節の制御精度が良く、また、インキをマシン速度で運転しているインキ受け渡しローラ5の外周面へ直接噴射して供給するため、インキ量修正の応答性が速いといった特徴がある。
【0009】
インキ供給装置としては、上述のインキポンプ式インキ供給装置42の他にインキ壷式のインキ供給装置43がある。図15は印刷装置1にインキ壷式インキ供給装置43をそなえた場合の図12のXIII部の詳細図である。このインキ壷式インキ供給装置43は、印刷時に色替えが必要な場合に用いられるのが一般的である。
【0010】
インキ壷式インキ供給装置43は、図16に示すように、インキ受け渡しローラ5と係合するインキ元ローラ8と、インキ13が蓄えられるインキ壷7とをそなえている。インキ壷7はインキ元ローラ8の周面と、インキ元ローラ8の軸方向に沿って並設されインキ壷7の底部を形成する複数のインキキー(インキ壷形成部材)11と、前端をインキ元ローラ8の外周面に摺接する側板(インキ壷形成部材)9,9(図16では奥側のみ図示)とから構成されている。
【0011】
上記構成のもと、インキ壷7へ充填されたインキ13は、インキ元ローラ8の外周面へ付着した状態でインキ元ローラ8とインキキー11の下端の隙間Sを通って回転移送され、マシンスピードで運転されているインキ受け渡しローラ5へ転移されるようになっている。
また、各インキキー11は、後端の支点軸26を中心としてそれぞれが揺動駆動装置12を介して単独に揺動(昇降)できるようになっている。したがって、揺動駆動装置12により各インキキー11の下端とインキ元ローラ8との隙間Sを印刷の絵柄に対応して微調整すれば、インキ元ローラ8の回転により隙間Sから送給されるインキ被膜の厚さ(インキ供給量)をインキ元ローラ8の軸方向において適宜に変更することができる。また、インキ元ローラ8は独立した速度調節型モータにより駆動されるようになっており、印刷装置1の運転速度(マシンスピード)より遥かに遅い回転速度で運転されている。そして、速度調節型モータを制御してインキ元ローラ8のインキ受け渡しローラ5に対する相対回転速度を調節することで、インキ元ローラ8の全幅同時にインキ供給量を調節することもできるようになっている。
【0012】
なお、インキ壷式インキ供給装置43は、インキ壷7の上部が開放されているので、インキの取り除きが容易で清掃も比較的簡単に行なえるため、インキの色替えを容易に行なえ、また、高粘度インキを使用した印刷が可能であるので、高品質の印刷ができるといった特徴がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の輪転機における印刷装置1は、インキ供給装置として上記のインキポンプ式インキ供給装置42、或いは、インキ壷式インキ供給装置43の何れか一方のみがそなえられており、インキ調節の応答性がよく色替えが殆ど無い多色印刷の場合には、前者のインキポンプ式インキ供給装置42が採用されることが多い。
【0014】
ところが、インキポンプ式インキ供給装置42の場合、色替えの必要が生じても吐出量調整形インキポンプ17,配管19,インキ循環タンク15等の内部のインキを清掃することは難しいため、実際に色替えを行なうのは非常に困難であった。また、インキ供給ユニット一式を別色のユニットと交換する場合にも、インキ供給ノズル4はボルト10によってシャフト47のハウジング49に締結されているため、その取り外しは容易ではなかった。
【0015】
そこで、従来、インキポンプ式インキ供給装置42において色替えを行なう場合には、交換に時間が掛かることによる生産性の低下を防止するため、インキ供給ノズル4はそのまま残すようにしていた。すなわち、インキ供給ノズル4は取り外さずに、吐出量調整形インキポンプ17とインキ供給ノズル4とを連結した配管19のインキ供給ノズル4側の管継ぎ手41部をインキ供給ノズル4から取り外した後、インキ循環タンク15,インキ圧送ポンプ16,吐出量調整型インキポンプ17及び配管19を一つのユニットとして別色のユニットと交換するようにしていた。
【0016】
ところが、インキ供給ノズル4にはインキを誘導する溝が設けられているが、この溝は細いためにインキが残留したり凝固しやすい。このため、インキ循環タンク15等を一式別色のユニットに交換した場合でも、上記の残留インキが溶け出して新たなインキに混入してしまい、インキが汚濁する等の不具合が発生する虞があった。
【0017】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、印刷時のインキの色替えを短時間で容易に行なえるようにした、インキ供給装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のインキ供給装置は、印刷装置にそなえられ該印刷装置のインキ受け渡しローラにインキを供給するインキ供給装置において、インキポンプ式インキ供給機構とインキ壷式インキ供給機構との2つのインキ供給機構をそなえ、該インキポンプ式インキ供給機構と該インキ壷式インキ供給機構とを選択的に使用できるようにしたことを特徴としている。
【0021】
該インキポンプ式インキ供給機構は、該インキ受け渡しローラの外周面に摺接し該インキ受け渡しローラにインキを供給するインキ供給ノズルと、該インキ供給ノズルと配管で連結され該配管を介して該インキ供給ノズルにインキを送給するインキポンプとをそなえており、該インキ供給ノズルは該インキ受け渡しローラの外周面に対して接離自在に構成されている。
【0022】
一方、該インキ壷式インキ供給機構は、該インキ受け渡しローラと係合するインキ元ローラと、該インキ元ローラの外周面に摺接して該インキ元ローラとともにインキ壺を形成するインキ壷形成部材とをそなえており、該インキ壷形成部材は該インキ元ローラの外周面に対して接離自在に構成されている。
そして、該インキポンプ式インキ供給機構における該インキ供給ノズルの該インキ受け渡しローラに対する接離操作と、該インキ壷式インキ供給機構における該インキ壷形成部材の該インキ元ローラに対する接離操作とにより、該インキポンプ式インキ供給機構と該インキ壷式インキ供給機構との何れかが選択されるようになっている。
【0023】
なお、好ましくは、該インキポンプ式インキ供給機構を該インキ受け渡しローラの軸方向に複数並設し、各機構毎に該インキ供給ノズルを該インキ受け渡しローラの外周面に対して接離自在に構成する。
より好ましくは、該インキ壷式インキ供給機構も該インキ受け渡しローラの軸方向に複数並設し、各機構毎に該インキ壷形成部材を該インキ元ローラの外周面に対して接離自在に構成する。
【0024】
また、該インキ元ローラと該インキ受け渡しローラとの隙間を調整するための隙間調整手段をそなえ、該隙間調整手段により、該インキポンプ式インキ供給機構の使用時には該隙間を広げ、該インキ壷式インキ供給機構の使用時には該隙間を狭めるようにするのも好ましい。
或いは、該インキ元ローラの回転速度を制御する回転速度制御手段をそなえ、該回転速度制御手段により、該インキポンプ式インキ供給機構の使用時には該インキ元ローラの回転速度を該インキ受け渡しローラの回転速度と同速度又は略同速度に制御し、該インキ壷式インキ供給機構の使用時には該インキ元ローラの回転速度を該インキ受け渡しローラの回転速度よりも遅い所定速度に制御するようにするのも好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1,図2は本発明の第1実施形態としてのインキ供給装置を示すものである。以下、図1,図2を用いて本インキ供給装置について説明する。ここで、図1は本インキ供給装置の構成を示す摸式的側面図であり、図2は本インキ供給装置の動作を示す摸式的側面図である。なお、本インキ供給装置も前記した従来のインキ供給装置と同様に新聞輪転機等の印刷装置にそなえられるインキ供給装置であり、図1,図2において、前記した従来のインキ供給装置と同一の部位については図中同一の符号を付して示し、その詳細な説明は省略するものとする。
【0026】
図1に示すように、本インキ供給装置2はインキポンプ式のインキ供給装置であり、従来と同様にインキ循環タンク(インキタンク)15,インキ圧送ポンプ16,吐出量調整型インキポンプ(インキポンプ)17,インキ供給ノズル(インキレール)4及びこれら構成要素を互いに連結する配管19をそなえている。本インキ供給装置2では、インキ供給ノズル4の取り付け構造に特徴があり、インキ交換に際しては印刷装置の本体からインキ供給ノズル4を含む一連の構成要素15,16,17,4,19が一体的に着脱できるように構成されている。以下、本インキ供給装置2の特徴部分であるインキ供給ノズル4の取り付け構造について説明する。
【0027】
インキ受け渡しローラ5の近傍には、図示しない装置フレームに軸支されたステイ6がインキ受け渡しローラ5と平行に配設されている。ステイ6の周面には平面部6aが形成され、この平面部6aには着脱用クランプ(クランプ機構)24が設けられている。着脱用クランプ24は軸25に回転自在に軸支され、軸25を中心に平面部6aと平行な面内で回動できるようになっている。また、平面部6aの軸25に対するインキ受け渡しローラ5側には、突起23が形成されている。
【0028】
一方、インキ供給ノズル4はノズル本体部4aとノズル本体部4aから延びる板状の取付部4bとから構成されている。取付部4bの厚さは平面部6aと着脱用クランプ24との隙間の厚さと同等に形成されている。また、取付部4bの平面部6a側表面には溝22が形成されている。溝22は上記の突起23とほぼ同じ幅であって、その深さは突起23の高さよりも大きく形成されている。
【0029】
インキ供給ノズル4は、取付部4bの溝22をステイ6の突起23に係合させた後、着脱用クランプ24を回転させて平面部6aと着脱用クランプ24との間に取付部4bを狭持することによって、ステイ6に固定されるようになっている。ステイ6に固定されることにより、インキ供給ノズル4はステイ6の回転とともにインキ受け渡しローラ5の軸方向と垂直な面内を回動し、図2中に実線で示す稼動位置と二点鎖線に示す待機位置とへ旋回移動できるようになっている。上記の稼動位置では、インキ供給ノズル4のノズル本体部4aはインキ受け渡しローラ5の外周面に摺接するようになっている。
【0030】
次に、上述のように構成された本発明の第1実施形態としてのインキ供給装置2の印刷時の動作と色替え(インキ交換)の手順について説明する。
まず、印刷時には、インキ供給ノズル4の配置は図2中に実線で示す稼働位置に設定されており、インキ供給ノズル4のノズル本体部4aはインキ受け渡しローラ5に摺接している。このような配置設定の下、インキ循環タンク15のインキ13はインキ圧送ポンプ16により配管19を介して吐出量調整型インキポンプ17へ供給され、さらに、吐出量調整型インキポンプ17において印刷速度と画線率とに応じて供給量を調整されて、配管19を介してインキ供給ノズル4へ送り込まれている。インキ供給ノズル4に送り込まれたインキは、ノズル本体部4aの幅方向へ拡散してインキ受け渡しローラ5の外周面に転移供給されている。
【0031】
印刷の途中において色替えの必要が生じた場合には、運転を停止した後、ステイ6を回転させてインキ供給ノズル4を図2中に二点鎖線で示す待機位置に旋回移動させる。次に、着脱クランプ24を軸25を中心に回動させて着脱クランプ24によるインキ供給ノズル4の取付部4bの拘束を解除し、インキ供給ノズル4をステイ6から取り外す。そして、取り外したインキ供給ノズル4をインキ循環タンク15,インキ圧送ポンプ16,吐出量調整形インキポンプ17及び配管19ともども一体のユニットとして印刷装置から取り外す。
【0032】
続いて、交換する色のインキを有するユニットを印刷装置に取り付け、そのインキ供給ノズル4の取付部4bを着脱クランプ24により挟み込んでインキ供給ノズル4をステイ6に固定する。そして、ステイ6を回転させてインキ供給ノズル4を図2中に実線で示す稼働位置に旋回移動し、インキ供給ノズル4のノズル本体部4aをインキ受け渡しローラ5に摺接させた後、運転を再開して新しい色のインキの供給を開始する。
【0033】
以上のように、本インキ供給装置2によれば、着脱クランプ24を軸25を中心に回動させるだけでインキ供給ノズル4をステイ6から容易に取り外すことができるので、インキ供給ノズル4ごとインキ供給装置2全体を印刷装置から完全に取り外し、別色のインキを供給する新しいインキ供給装置2に交換することができる。
【0034】
したがって、従来のようにインキ供給ノズル4内に残留した旧いインキの混入により新しいインキが汚濁することがなくなり、不良紙をなくすことができるともに印刷品質を向上させることが可能になるという利点がある。また、インキの色替え作業を短時間で行うことが可能になり、生産性を大幅に向上させることが可能になるいう利点もある。
【0035】
なお、上述のインキ供給装置2の変形例として、例えば、図3に示すようにインキ供給装置2′を構成することも可能である。すなわち、インキ循環タンク,インキ圧送ポンプの代りに、圧力インキ槽(インキタンク)20と空気圧縮ポンプ21とをそなえ、空気圧縮ポンプ21に圧力インキ槽20を配管19で連結するとともに、圧力インキ槽20にインキ供給ノズル4を配管19で連結してインキ供給装置2′を構成するのである。
【0036】
この場合、圧力インキ槽20に充填されたインキ13は、圧力インキ槽20の内部に空気圧縮ポンプ21により送り込まれた圧縮空気の作用、すなわち、インキ13の液面かけられた空気圧によって吐出量調整型インキポンプ17へ送り出される。そして、吐出量調整型インキポンプ17へ送り出されたインキは印刷速度と画線率とに応じて供給量を調整された後、配管19を介してインキ供給ノズル4へ送り込まれ、インキ供給ノズル4からインキ受け渡しローラ5の外周面に供給されていく。
【0037】
上述の構成を有するインキ供給装置2′においても、インキを交換するに当たっては、圧力インキ槽20、空気圧縮ポンプ21,吐出量調整型インキポンプ17,インキ供給ノズル4及びそれらを互いに連結する配管19を一体的にユニットとして印刷装置から着脱することができる。さらに、このインキ供給装置2′では、インキ圧送ポンプを使用せずに圧力インキ槽20から圧縮空気を介してインキを給送するので、装置全体の重量を大幅に軽量化することが可能で、印刷装置への着脱がさらに容易になるという利点がある。
【0038】
また、更なる変形例として、上述のインキ供給装置2,2′をインキ受け渡しローラ5の軸方向(印刷装置の横幅方向)に複数個、好ましくは並行して印刷されるウェブのそれぞれに対応してそなえてもよい。各々のインキ供給装置2,2′は上述のようにユニットとして単独で着脱することができるので、このように構成することで、並行して印刷する複数ページに対して一部のページだけをインキ色を変更して印刷することが可能になる等汎用性が向上するという利点がある。
【0039】
次に、本発明の第2実施形態としてのインキ供給装置について図4〜図6を用いて説明する。図4は本インキ供給装置の構成を示す摸式的側面図であり、図5,図6は本インキ供給装置の動作を示す摸式的側面図である。なお、本インキ供給装置も前記した従来のインキ供給装置と同様に新聞輪転機等の印刷装置にそなえられるインキ供給装置であり、図4〜図6において、前記した従来のインキ供給装置と同一の部位については図中同一の符号を付して示し、その詳細な説明は省略するものとする。
【0040】
図4に示すように、本インキ供給装置3は、前記した第1実施形態のインキ供給装置と同構成のインキポンプ式インキ供給機構3aと、前記した従来のインキ壷方式のインキ供給装置と同構成のインキ壷式インキ供給機構3bとを併設したものであり、これら両インキ供給機構3a,3bを選択的に使用できるよう構成したことを特徴としている。
【0041】
インキポンプ式インキ供給機構3aは、インキ受け渡しローラ5と摺接するインキ供給ノズル(インキレール)4,インキ供給ノズル4にインキを供給する吐出量調整型インキポンプ(インキポンプ)17,インキ13が蓄えられるインキ循環タンク(インキタンク)15,インキ循環タンク15のインキを吐出量調整型インキポンプ17に圧送するインキ圧送ポンプ16及びこれらを互いに連結する配管19を構成要素としてそなえている。インキ供給ノズル4は着脱シリンダ24によってステイ6に固定されており、図示略のステイ回転手段によってステイ6を回転させることで、図4中実線に示す待機位置と2点鎖線に示す稼動位置とへ旋回移動できるようになっている。なお、インキ供給ノズル4のステイ6への取り付け構造は前述した通りであるのでここでは説明は省略する。
【0042】
一方、インキ壷式インキ供給機構3bは、インキ受け渡しローラ5と係合するインキ元ローラ8とインキ13が蓄えられるインキ壷7とをそなえている。インキ壷7はインキ元ローラ8の周面と、インキ元ローラ8の軸方向に沿って並設されインキ壷7の底部を形成する複数のインキキー(インキ壷形成部材)11と、前端をインキ元ローラ8の外周面に摺接しインキ壷7の左右の側壁を形成する一対の側板(インキ壷形成部材)9,9(図4では奥側のみ図示)とから構成されている。
【0043】
また、各インキキー11の下方には、インキキー11を後端の支点軸26を中心に揺動させ、インキ元ローラ8の周面とインキキー11の先端との隙間Sを調整する揺動駆動装置12がそなえられている。そして、側板9,インキキー11及び揺動駆動装置12は一体化されてインキ壷ユニット31を形成しており、このインキ壷ユニット31は支持台39上を図4中実線に示す稼動位置と2点鎖線に示す待機位置とへスライド移動できるようになっている。
【0044】
次に、上述のように構成された本発明の第2実施形態としてのインキ供給装置3の印刷時の動作と色替え(インキ交換)の手順について説明する。
まず、所定のカラーインキを所定の場所で用いて多色印刷(新聞用多色印刷)を行なう場合には、インキポンプ式インキ供給機構3aを使用する。すなわち、図5に示すように、インキ壷式インキ供給機構3bのインキ壷ユニット31を待機位置までスライド移動させて側壁9及びインキキー11をインキ元ローラ8の外周面から離脱させた状態で、インキポンプ式インキ供給機構3aのインキ供給ノズル4を稼動位置まで旋回移動させ、インキ供給ノズル4をインキ受け渡しローラ5の外周面に摺設させる。
【0045】
インキポンプ式インキ供給機構3aの使用により、インキ循環タンク15に充填されたインキ13は、インキ圧送ポンプ16及び配管19を介して吐出量調整型インキポンプ17へ圧送される。そして、吐出量調整型インキポンプ17において版胴の回転速度に応じて供給量が適宜にコントロールされた後、配管19を介してインキ供給ノズル4へ送り込まれ、インキ供給ノズル4にて幅方向(インキ受け渡しローラ5の軸方向)へ拡散した状態で、インキ受け渡しローラ5の外周面に転移供給される。
【0046】
印刷の途中において色替えの必要が生じた場合、例えば、スポット印刷の必要が生じた場合には、図6に示すようにステイ6を回転させてインキ供給ノズル4を旋回移動させ、インキ受け渡しローラ5から離脱させる。そして、インキ壷ユニット31を稼動位置までスライド移動させて側壁9及びインキキー11をインキ元ローラ8の外周面に摺接させ、インキ元ローラ8と側壁9とインキキー11とから形成されるインキ壷7内にインキを充填する。
【0047】
インキ元ローラ8の回転に伴い、インキ壷7のインキはインキキー11の先端とインキ元ローラ8の外周面との隙間Sから送り出される。そして、インキ元ローラ8とインキ受け渡しローラ5とのギャップGを介してインキ受け渡しローラ5へ転移供給される。インキ受け渡しローラ5へのインキの供給量は、インキキー11の下端とインキ元ローラ8との隙間Sの大きさにより決まるが、この隙間Sの大きさは揺動駆動装置12によるインキキー11の回動量により制御され、印刷の絵柄に対応して調整される。
【0048】
以上のように、本インキ供給装置3によれば、インキポンプ式インキ供給機構3aとインキ壷式インキ供給機構3bとを選択的に使用することができるので、インキポンプ式インキ供給機構3aからインキ壷式インキ供給機構3bへインキ供給源を切り替えることで容易にインキの色替えを行なうことができるという利点がある。また、インキ供給源の切り替え作業は短時間で行うことができるので、生産性を大幅に向上させることが可能になるいう利点もある。
【0049】
なお、上述のインキ供給装置の変形例として、インキポンプ式インキ供給機構3aをインキ受け渡しローラ5の軸方向(印刷装置の横幅方向)に複数個、好ましくは並行して印刷されるウェブのそれぞれに対応してそなえてもよい。また、インキ壷式インキ供給機構3bにおいても、図7に示すようにインキ壷ユニット31をインキ元ローラ8の軸方向に複数個、好ましくは並行して印刷されるウェブのそれぞれに対応してそなえてもよい。このように構成することで、並行して印刷する複数ページに対して一部のページだけをインキ色を変更して印刷(スポット印刷)することが可能になるという利点がある。
【0050】
次に、本発明の第3実施形態としてのインキ供給装置について図8,図9を用いて説明する。本インキ供給装置は、第2実施形態のインキ供給装置の構成に新たにインキ元ローラとインキ受け渡しローラとの隙間を調整するための隙間調整手段を付加したことを特徴としている。ここで、図8は本インキ供給装置にかかる隙間調整手段の構成例を示す摸式的斜視図であり、図9は本インキ供給装置の動作を説明するための摸式的側面図である。なお、図8,図9において、前記した第2実施形態のインキ供給装置と同一の部位については図中同一の符号を付して示し、その詳細な説明は省略するものとする。
【0051】
本インキ供給装置では、インキ元ローラとインキ受け渡しローラとの隙間を調整する隙間調整手段として、図8に示すような接離機構40をインキ元ローラ8及び/又はインキ受け渡しローラ5にそなえている。ここでは、インキ元ローラ8にそなえた場合について示しており、接離機構40はインキ元ローラ8の左右の軸端部を支持する軸受36,36と、軸受36,36を支持するハウジング34,34と、ハウジング34,34に連結されたアクチュエータ35,35とから構成されている。軸受36,36はハウジング34に対して偏芯しており、ハウジング34を図示しない機械フレームで回転自在に支持されている。したがって、アクチュエータ35を作動させてハウジング34を回転させることにより、インキ元ローラ8の軸心位置は図9に示すように円弧を描いて移動するようになる。
【0052】
本インキ供給装置では、インキポンプ式インキ供給機構3aとインキ壷式インキ供給機構3bとのうち、何れのインキ供給機構が使用されるかに応じて接離機構40の作動状態を制御している。すなわち、インキ壷式インキ供給機構3bが使用される場合には、インキ受け渡しローラ5とインキ元ローラ8とが接触しない最小限の隙間Gになるように接離機構40を作動させ、インキ元ローラ8とインキキー11との隙間Sから供給されるインキ膜がインキ受け渡しローラ5へ伝達されるようにする。
【0053】
逆に、図9に示すようにインキポンプ式インキ供給機構3aが使用される場合には、インキ元ローラ8とインキ受け渡しローラ5との隙間Gが大きくなるように接離機構40を作動させる。このように接離機構40を作動させることにより、本インキ供給装置によれば以下のような利点がある。
すなわち、通常、インキ元ローラ8はマシンスピードで回転しているインキ受け渡しローラ5より遥かに遅い速度で回転している。したがって、インキポンプ式インキ供給機構3aが使用されるとき、インキ元ローラ8とインキ受け渡しローラ5との隙間Gが小さい場合は、インキ供給ノズル4からインキ受け渡しローラ5へ供給されたインキ膜が隙間Gで堆積し、その堆積したインキが不連続にインキ受け渡しローラ5に供給される虞がある。しかしながら、本インキ供給装置によれば、上述のように接離機構40を作動させて隙間Gを大きくすることにより、この隙間Gでインキが堆積する虞がなくなり、常に安定した厚みのインキ膜を供給できるようになるのである。
【0054】
なお、上述したように接離機構40はインキ元ローラ8のみならずインキ受け渡しローラ5にも設けることができる。また、インキ元ローラ8及び/又はインキ受け渡しローラ5の軸の位置を移動させてインキ元ローラ8とインキ受け渡しローラ5との隙間Gを調整できるものであれば、隙間調整手段の構成は上述の接離機構40の構成に限定されるものではない。
【0055】
次に、本発明の第4実施形態としてのインキ供給装置について図10,図11を用いて説明する。本インキ供給装置は、第2実施形態のインキ供給装置の構成に新たにインキ元ローラの回転速度を制御するための回転速度制御手段を付加したことを特徴としている。ここで、図10は本インキ供給装置にかかる回転速度制御手段の構成を示す摸式的な制御系統図であり、図11は本インキ供給装置にかかる回転速度制御手段の制御フローを示す図である。なお、図10において、前記した第2実施形態のインキ供給装置と同一の部位については図中同一の符号を付して示し、その詳細な説明は省略するものとする。
【0056】
本インキ供給装置では、インキ元ローラの回転速度を制御する回転速度制御手段として、図10に示すように、インキ元ローラ8を駆動するモータ32と、モータ32の速度制御を行なう制御装置33とをそなえている。制御装置33には、さらにその機能要素として、第1の速度制御装置〔速度制御装置(I)〕37と第2の速度制御装置〔速度制御装置(II)〕38とがそなえられている。第1の速度制御装置37は、インキ元ローラ8の回転速度をインキ受け渡しローラ5と同様にマシンスピードと一致するよう制御するものであり、第2の速度制御装置38は、マシンスピードより遥かに遅い規定速度になるようにインキ元ローラ8の回転速度を制御するものである。
【0057】
制御装置33では、図11に示す制御フローにしたがい作動させるべき速度制御装置37,38を選択している。すなわち、図示しない入力手段からインキ供給方式の選択信号が入力されると(ステップS10)、入力された選択信号に基づきインキポンプ方式とインキ壷方式との何れのインキ供給方式が選択されたかを判定し(ステップS20)、インキポンプ方式が選択された場合には第1の速度制御装置37を作動させるようになっている(ステップS30)。一方、インキ壷方式が選択された場合には第2の速度制御装置38を作動させるようになっている(ステップS40)。
【0058】
上記のようにインキ供給方式に応じて速度制御装置37,38が選択されることにより、インキ壷式インキ供給機構3bの使用時にはインキ元ローラ8は従来通りマシンスピードより遥かに遅い規定速度で回転するが、インキポンプ式インキ供給機構3aの使用時にはインキ元ローラ8はインキ受け渡しローラ5と同様にマシンスピードと一致するような速度で回転することになる。
【0059】
したがって、本インキ供給装置によれば、インキポンプ式インキ供給機構3aの使用時においては、インキ元ローラ8はインキ受け渡しローラ5と同様にマシンスピードと一致するような速度で回転するので、インキ元ローラ8とインキ受け渡しローラ5との隙間Gが小さい場合でもインキ供給ノズル4からインキ受け渡しローラ5へ供給されたインキ膜がインキ元ローラ8との隙間Gで堆積する虞がなく、常に安定した厚みのインキ膜を供給できるようになるという前述の第3実施形態と同様の利点がある。
【0060】
さらに、本インキ供給装置は、第3実施形態のようにインキ元ローラ8とインキ受け渡しローラ5との軸間距離を調整するものではなく、インキ元ローラ8,インキ受け渡しローラ5の各軸の位置は固定であるので、第3実施形態に比較してインキ元ローラ8とインキ受け渡しローラ5との隙間Gの寸法安定性が増し、インキ膜厚がより安定するという利点もある。
【0061】
以上、本発明のインキ供給装置の4つの実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の第2〜第4実施形態ではインキポンプ式インキ供給機構を第1実施形態のインキ供給装置1と同構成としているが、インキ供給ノズルがインキ受け渡しローラに対して接離自在に構成されるものであれば上記構成に限定されるものではなく、例えば従来のインキポンプ式のインキ供給装置2と同構成であってもよい。
【0062】
また、上述の第2〜第4実施形態では、インキ壷の左右側壁を形成する一対の側板とインキ壷の底部を形成する複数のインキキーとをインキ壷形成部材としてそなえるインキキー式のインキ供給機構をそなえているが、本発明においては上述のインキキー式に限定されず種々の方式のインキ壷式インキ供給機構を用いることができる。
【0063】
すなわち、本発明においては、インキポンプ式のインキ供給機構とインキ壷式のインキ供給機構とを選択的に使用できればよいのであって、各インキ供給機構の構成は上述の実施形態に限定されるものではない。
【0067】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のインキ供給装置によれば、インキポンプ式インキ供給機構とインキ壷式インキ供給機構とを選択的に使用することができるので、インキポンプ式インキ供給機構からインキ壷式インキ供給機構へインキ供給源を切り替えることで容易にインキの色替えを行なうことができるという利点がある。そして、インキの色替え作業を短時間で行うことができるので、生産性を大幅に向上させることが可能になるいう利点もある(請求項)。
【0068】
また、インキポンプ式インキ供給機構をインキ受け渡しローラの軸方向に複数並設し、各機構毎にインキ供給ノズルをインキ受け渡しローラの外周面に対して接離自在に構成した場合や(請求項)、インキ壷式インキ供給機構をインキ受け渡しローラの軸方向に複数並設し、各機構毎にインキ壷形成部材をインキ元ローラの外周面に対して接離自在に構成した場合には(請求項)、並行して印刷する複数ページに対して一部のページだけをインキ色を変更して印刷することが可能になる等汎用性が向上するという利点がある。
【0069】
また、インキ元ローラとインキ受け渡しローラとの隙間を調整する隙間調整手段により、インキポンプ式インキ供給機構の使用時には上記隙間を広げ、インキ壷式インキ供給機構の使用時には上記隙間を狭める場合には、インキ元ローラとインキ受け渡しローラとの回転速度差にともない上記隙間でインキが堆積する虞がなくなり、常に安定した厚みのインキ膜を供給できるようになるという利点がある(請求項)。
【0070】
さらに、インキ元ローラの回転速度を制御する回転速度制御手段により、インキポンプ式インキ供給機構の使用時にはインキ元ローラの回転速度をインキ受け渡しローラの回転速度と同速度又は略同速度に制御し、インキ壷式インキ供給機構の使用時にはインキ元ローラの回転速度をインキ受け渡しローラの回転速度よりも遅い所定速度に制御する場合には、上記隙間でインキが堆積する虞がなくなって常に安定した厚みのインキ膜を供給できるとともに、さらに上記隙間の寸法安定性が増してインキ膜厚がより安定するという利点がある(請求項)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのインキ供給装置の構成を示す摸式的側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態としてのインキ供給装置の動作を示す摸式的側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態としてのインキ供給装置の変形例を示す摸式的側面図である。
【図4】本発明の第2実施形態としてのインキ供給装置の構成を示す摸式的側面図である。
【図5】本発明の第2実施形態としてのインキ供給装置の動作を示す摸式的側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態としてのインキ供給装置の動作を示す摸式的側面図である。
【図7】本発明の第2実施形態としてのインキ供給装置の変形例を示す摸式的斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態としてのインキ供給装置にかかる隙間調整手段の構成例を示す摸式的斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態としてのインキ供給装置の動作を説明するための摸式的側面図である。
【図10】本発明の第4実施形態としてのインキ供給装置にかかる回転速度制御手段の構成を示す摸式的な制御系統図である。
【図11】本発明の第4実施形態としてのインキ供給装置にかかる回転速度制御手段の制御フローを示す図である。
【図12】従来の従来の新聞輪転機の構成を示す模式的側面図である。
【図13】図12のXIII部の詳細図であって、新聞輪転機の印刷装置部の構成を示す摸式的側面図である。
【図14】従来のインキポンプ式のインキ供給装置の構成を示す摸式的側面図である。
【図15】インキ壷式のインキ供給装置をそなえた場合の図12のXIII部に相当する図である。
【図16】従来のインキ壷式のインキ供給装置の構成を示す摸式的側面図である。
【符号の説明】
1 印刷装置
2,2′,3 インキ供給装置
3a インキポンプ式インキ供給機構
3b インキ壷式インキ供給機構
4 インキ供給ノズル
4a ノズル本体部
4b 取付部
5 インキ受け渡しローラ
6 ステイ
6a 平面部
7 インキ壷
8 インキ元ローラ
9 側板
10 ボルト
11 インキキー
12 揺動駆動装置
13 インキ
14 ウェブ
15 インキ循環タンク
16 インキ圧送ポンプ
17 吐出量調整型インキポンプ
18 ブランケット胴
19 配管
20 圧力インキ槽
21 空気圧縮ポンプ
22 溝
23 突起
24 着脱用クランプ
25 軸
27 インキローラ群
28 インキ着けローラ
29 版胴
31 インキ壷ユニット
32 モータ
33 制御装置
34 ハウジング
35 アクチュエータ
36 軸受け
37 速度制御装置(I)
38 速度制御装置(II)
39 支持台
40 接離機構
41 管継ぎ手
42 インキポンプ式インキ供給装置
43 インキ壷式インキ供給装置
47 シャフト
49 ハウジング
S インキキー下端とインキ元ローラ外周面との隙間
G インキ元ローラとインキ受け渡しローラとの隙間

Claims (5)

  1. 印刷装置にそなえられ該印刷装置のインキ受け渡しローラにインキを供給するインキ供給装置において、
    該インキ受け渡しローラの外周面に摺接し該インキ受け渡しローラにインキを供給するインキ供給ノズルと、該インキ供給ノズルと配管で連結され該配管を介して該インキ供給ノズルにインキを送給するインキポンプとをそなえ、該インキ供給ノズルを該インキ受け渡しローラの外周面に対して接離自在に構成したインキポンプ式インキ供給機構と、
    該インキ受け渡しローラと係合するインキ元ローラと、該インキ元ローラの外周面に摺接して該インキ元ローラとともにインキ壷を形成するインキ壷形成部材とをそなえ、該インキ壷形成部材を該インキ元ローラの外周面に対して接離自在に構成したインキ壷式インキ供給機構とをそなえ、
    該インキ供給ノズルの該インキ受け渡しローラに対する接離操作と、該インキ壷形成部材の該インキ元ローラに対する接離操作とにより、該インキポンプ式インキ供給機構と該インキ壷式インキ供給機構とを選択的に使用可能に構成した
    ことを特徴とする、インキ供給装置。
  2. 該インキポンプ式インキ供給機構を該インキ受け渡しローラの軸方向に複数並設し、各機構毎に該インキ供給ノズルを該インキ受け渡しローラの外周面に対して接離自在に構成した
    ことを特徴とする、請求項1記載のインキ供給装置。
  3. 該インキ壷式インキ供給機構を該インキ受け渡しローラの軸方向に複数並設し、各機構毎に該インキ壷形成部材を該インキ元ローラの外周面に対して接離自在に構成した
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のインキ供給装置。
  4. 該インキ元ローラと該インキ受け渡しローラとの隙間を調整するための隙間調整手段をそなえ、該隙間調整手段により、該インキポンプ式インキ供給機構の使用時には該隙間を広げ、該インキ壷式インキ供給機構の使用時には該隙間を狭める
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れかの項に記載のインキ供給装置。
  5. 該インキ元ローラの回転速度を制御する回転速度制御手段をそなえ、該回転速度制御手段により、該インキポンプ式インキ供給機構の使用時には該インキ元ローラの回転速度を該インキ受け渡しローラの回転速度と同速度又は略同速度に制御し、該インキ壷式インキ供給機構の使用時には該インキ元ローラの回転速度を該インキ受け渡しローラの回転速度よりも遅い所定速度に制御する
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れかの項に記載のインキ供給装置。
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