JP2021126032A - 間仕切用固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】間柱に対する取付作業の簡素化を図ること。【解決手段】間柱2の側面部に固定自在な固定部41、及び、その固定部41から間柱2の横側方に延びる支持部42を有する固定具本体4と、間柱2の側面部に固定自在な固定補助具5とが備えられ、固定補助具5は、間柱2の側面部に固定された状態において、固定具本体4の固定部41に係合して固定具本体4を仮置き自在な仮置き部71と、その仮置き部71による仮置き状態の固定具本体4における固定部41を間柱2の側面部に本固定自在な本固定部72とが備えられている【選択図】図1

Description

本発明は、間仕切壁構築箇所に配置された間柱に固定して、間仕切壁に配置される機器を支持する間仕切用固定具に関する。
上記のような間仕切用固定具は、間柱の側面に当接可能な固定部とその固定部から間柱の横側方に延びる支持部とを有するL字状に形成され、間柱の所望位置に固定部を固定し、支持部に配線ボックス等の機器を取り付けることで、配線ボックス等の機器を支持している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の間仕切用固定具では、間柱に固定部を取り付ける際に、間柱の側面に取付位置をマーキングし、そのマーキング位置に固定部を当て付ける。この当て付け状態において、固定部の貫通孔部を貫通させる状態で間柱の側面にねじを捻じ込むことで、間柱の所望位置に固定部を締め付け固定している。
特開2015−023626号公報
特許文献1に記載の間仕切用固定具では、ねじを捻じ込む際に、固定部がマーキング位置から位置ずれしないように、間仕切用固定具を位置保持しておくことが必要となる。しかしながら、間柱の横側方に延びる支持部を有する大型な固定具本体を位置保持すること自体が難しく、間柱の側面部に固定部を当て付けるだけでは、位置保持力も弱くなる。特に、間柱が開口部を有する断面形状がC形の場合には、開口部を有する間柱の側面に対して固定部の全体を当て付けることが難しいので、固定具本体を位置保持するのは大変困難なものとなっている。したがって、特許文献1に記載の間仕切用固定具等、従来のものでは、ねじを捻じ込む際に、間仕切用固定具を位置保持しておくことが困難で煩わしく、間柱に対する間仕切用固定具の取付作業の複雑化を招いている。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、間柱に対する取付作業の簡素化を図ることができる間仕切用固定具を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、間仕切壁構築箇所に配置された間柱に固定して、間仕切壁に配置される機器を支持する間仕切用固定具において、
前記間柱の側面部に固定自在な固定部、及び、その固定部から前記間柱の横側方に延びる支持部を有する固定具本体と、
前記間柱の側面部に固定自在な固定補助具とが備えられ、
前記固定補助具は、前記間柱の側面部に固定された状態において、前記固定具本体の前記固定部に係合して前記固定具本体を仮置き自在な仮置き部と、
その仮置き部による仮置き状態の前記固定具本体における前記固定部を前記間柱の側面部に本固定自在な本固定部とが備えられている点にある。
本構成によれば、間柱の側面部に固定補助具を固定して、その固定補助具の仮置き部に固定具本体を仮置きできる。仮置き部は、固定部に係合して固定具本体を仮置きするので、固定具本体を位置保持した状態で固定具本体を仮置きできる。よって、本固定部にて固定部を本固定する際には、仮置き部による固定具本体の位置保持により、固定部が所望位置から位置ずれすることなく、固定部を簡易に本固定することができる。しかも、固定補助具は、仮置き部と本固定部とを備えるだけでよく、間柱の横側方に延びる支持部を有する固定具本体よりも、小型化を図ることができる。以上のことから、間柱の側面部に対して固定補助具を簡易に固定でき、本固定部による固定部の本固定も、固定部が所望位置から位置ずれすることなく、簡易に行うことができるので、間柱に対する間仕切用固定具の取付作業の簡素化を効果的に図ることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記仮置き部は、係合位置に存在する前記固定部に係合自在な係合部が備えられ、
その係合部は、前記係合位置に前記固定部を移動させる際に、前記間柱の前後方向で前方側、前記間柱の前後方向で後方側、及び、前記間柱の左右方向で横側方のいずれの方向からでも、前記係合位置に前記固定部を移動自在に構成されている点にある。
本構成によれば、固定補助具における係合部の係合位置に固定具本体における固定部を移動させる際に、例えば、間柱の後方側に障害物等がある場合でも、作業者が、間柱の前後方向で前方側から固定部を移動させたり、間柱の左右方向で横側方から固定部を移動させることで、係合部の係合位置に固定部を移動させることができる。これにより、作業者は、間柱の周囲の状況等、作業状況に応じて、どの方向から移動させて固定部を係合位置に移動させるかを選択することができるので、作業状況に柔軟に対応しながら、係合部による固定部との係合を適切に且つ簡易に行うことができる。
本発明の第3特徴構成は、前記固定具本体において、前記支持部が、前記固定部の後端部から前記間柱の横側方に延びる状態で備えられ、
前記係合部は、前記固定部よりも前記間柱の横側方側に横側方係合部が配設され、
前記支持部には、前記間柱の前後方向の前方側から前記固定部を前記係合位置に移動させる際に、前記横側方係合部の通過を許容する切欠部が備えられている点にある。
本構成によれば、固定具本体において、支持部が、固定部の後端部から間柱の横側方に延びる状態で備えられているので、支持部に機器を支持させた状態では、間柱の前後方向で、機器の後端部と固定部の後端部とが同一位置となる。そこで、例えば、間柱の前後方向において、固定部の長さと機器の長さとを同一の長さとする等、固定部の長さと機器の長さとを対応させることで、固定部の前端部と機器の前端部とを面一(間柱の前後方向で同一位置)に合わせることができる。よって、間柱の前後方向において、固定部の前端部の位置調整を行うことで、機器の支持位置の調整を行うことができる。例えば、固定部の前端部を間柱の前端部に合わせることで、機器の支持位置を間柱の前端部に合わせるように位置調整することができ、所望位置に精度よく機器を支持することができる。
このように、固定具本体において、支持部が固定部の後端部から間柱の横側方に延びる状態で備えられているので、固定補助具において、固定部よりも間柱の横側方側に配設される横側方係合部に対して、固定具本体の支持部も固定部よりも間柱の横側方側に配設されることになる。そのために、間柱の前後方向の前方側から固定部を係合位置に移動させる際に、横側方係合部と支持部とが干渉してしまい、固定部を係合位置に移動できなくなる。
そこで、本構成では、横側方係合部の通過を許容する切欠部が支持部に備えられている。この切欠部によって、間柱の前後方向の前方側から固定部を係合位置に移動させる場合でも、横側方係合部と支持部との干渉を防止して、固定部を係合位置に移動させることができ、係合部による固定部との係合を適切に行うことができる。
本発明の第4特徴構成は、前記固定補助具は、前記間柱の側面部に係合して仮置き自在な補助具用仮置き部と、その補助具用仮置き部による仮置き状態の前記固定補助具を前記間柱の側面部に対して本固定する補助具用本固定部とが備えられている点にある。
本構成によれば、固定補助具を間柱の側面部に取り付ける際に、補助具用仮置き部にて固定補助具を間柱の側面部に仮置きして、補助具用本固定部にて固定補助具を間柱の側面部に本固定することができる。これにより、固定補助具を仮置きしながら本固定することができ、間柱の側面部の所望位置に精度よく且つ簡易に固定補助具を取り付けることができる。
本発明の第5特徴構成は、前記固定部には、上下方向に拡大した上下一対の拡大部が前記固定部の裏側に折り曲げ自在に備えられ、
前記固定補助具の前記仮置き部は、前記拡大部を裏側に折り曲げた状態の前記固定部に係合して前記固定具本体を仮置き自在に構成され、
前記固定補助具の前記本固定部は、前記仮置き部による仮置き状態の前記固定具本体における前記固定部を前記間柱の側面部に本固定自在に構成されている点にある。
本構成によれば、固定部には、上下一対の拡大部が備えられているので、固定部を間柱の側面部に当て付けて固定する際に、作業者は、上下の拡大部を把持して固定部を強く当て付けることができる。よって、固定部の位置保持を適切に行いながら、固定部を間柱の側面部に取り付けることができ、その取付作業を精度よく簡易に行うことができる。
また、上下一対の拡大部が固定部の裏側に折り曲げ自在であり、固定補助具の仮置き部は、拡大部を裏側に折り曲げた状態の固定部に係合して固定具本体を仮置き自在であるので、先に間柱の側面部に固定補助具を取り付け、その固定補助具の仮置き部に固定具本体を仮置きさせて、固定補助具の本固定部により固定具本体を間柱の側面部に取り付けることができる。
以上のことから、固定具本体を間柱の側面部に取り付ける際に、固定部を間柱の側面部に直接当て付けて取り付けるときも、固定補助具を介して取り付けるときも、間柱に対する間仕切用固定具の取付作業の簡素化を効果的に図ることができる。
リップ溝形の間柱に間仕切用固定具を取り付けて機器を支持している状態を示す図 角形の間柱に固定具本体を取り付けて機器を支持している状態を示す図 固定具本体と固定補助具を示す図 固定補助具における係合部の係合位置に固定具本体の固定部を移動させる状態を示す図 固定補助具に仮置きさせた固定具本体を本固定する状態を示す図 固定補助具に固定具本体を仮置きさせた状態での側面図 固定補助具の仮置き及び本固定を示す平面図 第2固定具本体を示す図 角形の間柱に第2固定具本体を取り付けて機器を支持している状態を示す図 固定補助具に第2固定具本体を仮置きさせた状態を示す図
本発明に係る間仕切用固定具の実施形態を図面に基づいて説明する。
この間仕切用固定具1は、図1及び図2に示すように、間柱2の所望位置に固定し、配線ボックス等の機器3を取り付けて、配線ボックス等の機器3を支持するために用いられている。機器3については、配線ボックスに限らず、その他の各種の機器を適用することができる。
図1では、間柱2として、断面形状がC状であるリップ溝形の間柱2aに対して、間仕切用固定具1を用いて機器3を支持させた状態を示している。リップ溝形の間柱2aは、閉塞された3つの壁部21と開口部22を有する1つの壁部とを有している。開口部22を有する壁部には、内方側に直角に折り曲げた一対のL字状のリップ部23が備えられ、一対のリップ部23の間が開口部22となっている。図2では、間柱2として、断面形状が矩形状である角形の間柱2bに対して、間仕切用固定具1を用いて機器3を支持させた状態を示している。角形の間柱2bは、閉塞された4つの壁部を有している。
間仕切用固定具1は、図3(A)に示す固定具本体4と、図3(B)及び(C)に示す固定補助具5とが備えられている。図1に示すように、リップ溝形の間柱2aに対して機器3を支持させる場合には、固定具本体4と固定補助具5の両方を用いている。それに対して、図2に示すように、角形の間柱2bに対して機器3を支持させる場合には、固定具本体4のみを用いている。
固定具本体4は、図1及び図3(A)に示すように、間柱2の側面部に固定する固定部41と、その固定部41から間柱2の横側方(間柱2から離れる側の横側方、図1及び図2においてX1方向)に延びる支持部42とが備えられている。固定具本体4は、金属製の板状体を折り曲げたL字状に形成され、間柱2の前後方向(図1においてY1−Y2に沿う方向)に延びる固定部41の後端部が折り曲げ部43(図3(A)参照)となり、支持部42が折り曲げ部43に連続して間柱2の横側方に延びている。
この固定具本体4は、固定部41が1つ備えられており、その1つの固定部41を間柱2に固定する片持ち状態にて機器3を支持するものとなっている。例えば、間柱2の前後方向での固定部41の長さは、支持する機器3の間柱2の前後方向での長さに対応するものとなっており、間柱2の側面部の前端部と機器3の前端部とが面一(間柱2の前後方向で同一位置)とする状態で機器3を支持している。
方向について、図1及び図2に示すように、間柱2を基準とすると、間柱2の左右方向における右側をX1とし、間柱2の左右方向における左側をX2とし、間柱2の前後方向における前方側をY1とし、間柱2の前後方向における後方側をY2としている。
固定部41は、図1、図2及び図3(A)に示すように、間柱2の左右方向の側面部に当接自在な平板状に形成され、上下方向の中央部に、ねじ6を貫通させる貫通孔部44が備えられている。支持部42も、固定部41と同様に、平板状に形成されており、上下方向の中間部に間柱2の左右方向(図1においてX1−X2に沿う方向)に延びる支持用孔部45が備えられている。支持用孔部45に係合させる状態で支持補助具46(図3(A)参照、図1及び図2では省略)を支持部42に取り付け、その支持補助具46を介して支持部42に配線ボックス等の機器3を支持されている。間柱2の左右方向に延びる支持用孔部45に沿って支持補助具46の取付位置を変更することで、配線ボックス等の機器3における横方向(水平方向)での支持位置を所望位置に調整自在となっている。
固定補助具5は、図1に示すように、固定補助具5の左右方向が間柱2の前後方向(図1においてY1−Y2に沿う方向)となるように、リップ溝形の間柱2aにおいて開口部22を有する側面部に固定自在に構成されている。固定補助具5は、その左右方向の幅が間柱2の前後方向の幅よりも小さく形成され、その上下方向の幅が固定具本体4の固定部41よりもひと回りだけ大きな幅となっている。これにより、例えば、作業者が、指で左右方向の両端部や上下方向の両端部を簡易に摘まむことができるので、固定補助具5を指で挟んで簡易に保持することができる。
固定補助具5は、例えば、弾性変形自在な樹脂製に構成され、図3(B)及び(C)に示すように、上下方向に延びる表側部位51と、その表側部位51から裏側(間柱2の左右方向)に延びる裏側部位52とが備えられている。
表側部位51は、図3(B)に示すように、上下方向に延びる平板状の平板部53と、その平板部53の上下方向の両端部から表側に起立する起立壁部54とが備えられている。平板部53は、左右方向の一方側(右側、間柱2を基準にすると、間柱2の前後方向の後方側)が上下方向に連続し、左右方向の他方側(左側、間柱2を基準にすると、間柱2の前後方向の前方側)が開口部55を挟んで上下に分かれた脚部56を有する横向きの二股状に形成されている。上下の起立壁部54の間隔は、固定部41の上下幅と同一又は少し小さくなるように設定されている。
上下の起立壁部54の夫々には、図3(B)に示すように、平板部53と間隔を隔てて対向する爪部57が備えられている。これにより、図3(B)及び図6に示すように、平板部53と起立壁部54と爪部57とから凹状の係合部70が形成されている。図5及び図6に示すように、平板部53と爪部57との間に固定具本体4の固定部41を挿入させることで、係合部70が固定部41に係合自在となる。係合部70が固定部41に係合すると、図6に示すように、固定部41の下端部及び上端部が上下の起立壁部54に当接する又は囲まれ、固定部41の裏面部が平板部53に当接する又は囲まれ、固定部41の表面部が爪部57(横側方係合部に相当する)に当接する又は囲まれている。よって、係合部70は、固定補助具5において、固定部41の上下方向及び前後方向(間柱2の左右方向)での移動を規制する状態で固定部41に係合している。
爪部57は、図3(B)及び図5に示すように、左右方向(間柱2の前後方向)で固定補助具5の全長に亘るものではなく、左右方向で固定補助具5の一部の所定長さを有し、左右方向の他方側(間柱2の前後方向における前方側)に偏った位置に配設されている。係合部70における係合位置は、左右方向で固定補助具5の一部の所定長さを有する爪部57が存在する位置となっている。上下の爪部57は、上下方向で接近する側ほど幅狭となる傾斜状に形成されている。爪部57の傾斜は、固定補助具5の表側(間柱2の左右方向の右側)から裏側(間柱2の左右方向の左側)に傾斜している。
裏側部位52は、図3(C)に示すように、表側部位51の平板部53に一体的に連結されて裏側に延びる連結部58と、その連結部58に一体的に連結されて左右方向(間柱2の前後方向)に延びる左右延設部59とが備えられている。連結部58と左右延設部59とは、その間に左右方向で所定間隔の隙間を形成する状態で配設されており、連結部58と左右延設部59との連結箇所が裏側端部のみとなっている。これにより、連結部58が、薄型の板状体にて形成され、弾性変形し易い形状に形成されている。
左右延設部59は、図3(C)に示すように、その内部が中空空間として形成されており、図3(B)及び(C)に示すように、その表側端部が存在する位置の異なる第1表側端部60と第2表側端部61とを有する段差状に形成されている。第1表側端部60は、固定補助具5の左右方向の中央部に位置するように、第2表側端部61よりも連結部58に接近する側に配設されている。第1表側端部60は、表側部位51の開口部55に挿入する位置まで表側に延びている。それに対して、第2表側端部61は、開口部55よりも後退した位置に存在している。第1表側端部60には、ねじ6を捻じ込むための捻じ込み孔部62が形成されている。第2表側端部61には、間柱2に係合するための第1係合溝部63及び第2係合溝部64が形成されている。第1係合溝部63及び第2係合溝部64は、前後方向に延びる凹状に形成され、第2表側端部61を表側に延びる2つの突出部に分離しており、2つの突出部の先端部が湾曲状に形成されている。
左右延設部59には、連結部58とは反対側の端部に、裏側に突出する突出部65が一体的に備えられている。突出部65は、裏側ほど幅狭となる傾斜状に形成され、その裏側端部が尖った突起状に形成されている。
以下、間柱2に対する間仕切用固定具1の取付方法について説明する。
(リップ溝形の間柱2aに対する取付方法)
まず、図1に示すように、リップ溝形の間柱2aに対する取付方法について説明する。
リップ溝形の間柱2aに対しては、固定具本体4を直接取り付けるのではなく、固定補助具5を介して固定具本体4を取り付ける。
リップ溝形の間柱2aに固定補助具5を取り付けるに当たり、図7(A)に示すように、補助具用仮置き部66にてリップ溝形の間柱2aの側面部に係合することで、リップ溝形の間柱2aに対して固定補助具5を仮置き自在としている。そして、図7(B)に示すように、補助具用本固定部67にて仮置き状態の固定補助具5をリップ溝形の間柱2aの側面部に対して本固定している。
固定補助具5を仮置きする際には、まず、図7(A)に示すように、固定補助具5において、例えば、作業者が第1表側端部60等を裏側(間柱2の左右方向の左側X2)に押圧して、連結部58を弾性変形させながら、表側部位51の裏面部と第2表側端部61との間に隙間を形成するように、裏側部位52を右側(間柱2の前後方向の後方側Y2)に傾斜させる引っ掛け姿勢とする姿勢変更操作を行う。次に、表側部位51の裏面部をリップ溝形の間柱2aにおける角部やリップ部23の外面部に当て付ける状態で、引っ掛け姿勢の裏側部位52をリップ溝形の間柱2aにおける開口部22からその内部に挿入し、固定補助具5をリップ溝形の間柱2aのリップ部23に引っ掛ける引っ掛け操作を行う。
この引っ掛け操作を行うことで、表側部位51の裏面部、及び、裏側部位52の第2表側端部61等が、リップ部23を間柱2の左右方向(X1−X2に沿う方向)で挟み込む状態でリップ部23に当接して、リップ部23に引っ掛けることができる。作業者による第1表側端部60等に対する裏側への押圧力を解除することで、連結部58の弾性変形による復帰付勢力が作用して、裏側部位52を元の姿勢に復帰させる側(裏側部位52が表側部位51に接近する側)に力が作用する。よって、表側部位51の裏面部、及び、裏側部位52の第2表側端部61等によるリップ部23に対する挟持力を発揮させて、表側部位51の裏面部、及び、裏側部位52の第2表側端部61等によりリップ部23を挟み込んだ状態を維持して、固定補助具5を仮置きしている。また、突出部65がリップ溝形の間柱2aの内壁部24に当接しているので、リップ溝形の間柱2aにおいてリップ部23と内壁部24とで裏側部位52を挟み込むことができる。この挟み込みによって、固定補助具5が移動するのを規制することができ、固定補助具5を仮置き状態に適切に保持することができる。このようにして、補助具用仮置き部66は、表側部位51の裏面部、裏側部位52の第2表側端部61、連結部58、突出部65等から構成することができる。
仮置きした固定補助具5に対して、例えば、作業者が、リップ部23側を支点として表側部位51を回動させる状態で表側部位51を裏側(間柱2の左右方向の左側X2)に押圧して、固定補助具5を回動させる回動操作を行い、図7(B)に示すように、リップ部23を第1係合溝部63に係合させて、リップ溝形の間柱2aの側面部に対して固定補助具5を本固定している。この本固定では、リップ部23が第1係合溝部63に係合するだけでなく、リップ溝形の間柱2aにおいてリップ部23を表側部位51と裏側部位52との間に挟み込んでおり、固定補助具5の本固定を適切に行うことができる。また、リップ溝形の間柱2aの内壁部24に対して、突出部65が直交する又は略直交する姿勢で当接するので、突出部65がつっかえとなって固定補助具5の移動を規制することができ、固定補助具5の本固定を適切に維持することができる。ちなみに、回動操作では、突出部65が弾性変形しながら、内壁部24に対して直交する又は略直交する姿勢となる。
リップ溝形の間柱2aに固定補助具5を取り付けるに当たり、図7(B)に示すように、リップ部23を第1係合溝部63に係合させることで、固定補助具5を本固定するだけでなく、図7(C)に示すように、リップ部23を第2係合溝部64に係合させることで、固定補助具5を本固定することもできる。例えば、リップ部23の長さ等、リップ溝形の間柱2aの種類や形状に応じて、リップ部23を第1係合溝部63に係合させるか又は第2係合溝部64に係合させるかの選択を行うことができる。
上述の如く、リップ溝形の間柱2aに対して、仮置き、本固定により、固定補助具5を取り付けているが、固定補助具5の取付高さを調整自在に構成されている。例えば、固定補助具5を仮置きした状態や本固定した状態において、リップ溝形の間柱2aに対して固定補助具5を上下方向にスライド移動させることで、固定補助具5の取付高さを調整することができる。この場合、リップ溝形の間柱2aにおいて所望の取付高さにマーキングを行い、そのマーキング位置に固定補助具5の取付高さに合わせることで、所望の取付高さに精度よく固定補助具5を取り付けることができる。
そのために、固定補助具5には、図3(B)に示すように、上下方向の中央部に対応する位置に第1目印68及び第2目印69が配設されている。第1目印68は、表側部位51の第1表側端部60から左右方向に突出する山形の突起部にて形成されている。第2目印69は、表側部位51の第2表側端部61に形成された左右方向に延びる凹溝部にて形成されている。図7(B)に示すように、リップ部23を第1係合溝部63に係合させて固定補助具5を本固定させる場合には、第1目印68をマーキング位置に合わせるようにして、固定補助具5の取付高さを調整することができる。図7(C)に示すように、リップ部23を第2係合溝部64に係合させて固定補助具5を本固定させる場合には、第2目印69をマーキング位置に合わせるようにして、固定補助具5の取付高さを調整することができる。
間柱2の前後方向での固定補助具5の取付位置については、図1に示すように、固定補助具5の左右方向の左側端部とリップ溝形の間柱2aの側面部の前端部とが面一になるように位置調整されている。固定補助具5における第1係合溝部63及び第2係合溝部64の形成位置がリップ溝形の間柱2aの種類や形状を考慮して形成されているので、例えば、リップ溝形の間柱2aに固定補助具5を取り付ける際に、図7(B)及び(C)に示すように、リップ部23を第1係合溝部63に係合させるか又は第2係合溝部64に係合させるかの選択を行うことで、固定補助具5の左右方向の左側端部とリップ溝形の間柱2aの側面部の前端部とが面一になるように位置調整することができる。
本固定された固定補助具5に対して固定具本体4を取り付けるに当たり、図5に示すように、固定補助具5の仮置き部71にて固定具本体4の固定部41に係合して固定部41を位置保持する状態で仮置きしている。そして、図1に示すように、本固定部72にて仮置き状態の固定部41をリップ溝形の間柱2aの側面部に本固定している。
固定補助具5に対する固定具本体4の仮置きについては、図4(A)に示すように、作業者が、固定補助具5に対して、固定具本体4の固定部41を間柱2の後方側から移動させることで、平板部53と爪部57との間に固定部41を挿入させて、係合位置まで固定部41を移動させる後方側移動操作を行う。この後方側移動操作により、図5及び図6に示すように、平板部53と起立壁部54と爪部57とから形成される凹状の係合部70に固定部41を係合させることができ、係合部70にて上下方向及び間柱2の左右方向の移動を規制する状態で固定具本体4を仮置きしている。仮置き部71は、平板部53と起立壁部54と爪部57とから形成される凹状の係合部70等を備えている。
また、固定補助具5に対して固定具本体4を仮置きするに当たり、後方側移動操作だけでなく、図4(B)に示すように、作業者が、固定補助具5に対して、固定具本体4の固定部41を間柱2の前方側から移動させることで、平板部53と爪部57との間に固定部41を挿入させて、係合位置まで固定部41を移動させる前方側移動操作を行う。この前方側移動操作を行うことでも、図5及び図6に示すように、平板部53と起立壁部54と爪部57とから形成される凹状の係合部70に固定部41を係合させることができ、係合部70にて上下方向及び間柱2の左右方向の移動を規制する状態で固定具本体4を仮置きすることができる。
この前方側移動操作を行う際には、図4(B)に示すように、爪部57が平板部53と間隔を隔てて対向する位置に配設されているので、爪部57と固定具本体4の支持部42とが干渉してしまう。そこで、固定具本体4の支持部42には、図3(A)及び図4(B)に示すように、爪部57の通過を許容する切欠部47が備えられている。切欠部47は、折り曲げ部43に隣接する位置に配設されており、上下の爪部57に対応して上下の夫々において矩形状に形成されている。
後方側移動操作、及び、前方側移動操作に加えて、作業者が、固定補助具5に対して、固定部41を間柱2の横側方(間柱2の左右方向)から移動させる横側方移動操作(図10の矢印参照)を行うことでも、固定具本体4を仮置き自在としている。図3(B)及び図4に示すように、上下の爪部57は、上下方向に接近する側ほど幅狭となる傾斜状で、その傾斜が間柱2の左右方向の右側から左側に傾斜する形状に刑されているので、横側方移動操作を行うことで、固定具本体4の固定部41を間柱2の横側方(間柱2の左右方向の右側)から爪部57に当接させ、更に、固定部41を押し込むことができる。この押し込みにより、爪部57が弾性変形して固定部41が爪部57を乗り越え、平板部53と起立壁部54と爪部57とから形成される凹状の係合部70に固定部41を係合させることができ、固定具本体4を仮置きすることができる。
このように、係合部70は、固定補助具5に対する間柱2の前方側からの移動、固定補助具5に対する間柱2の後方側からの移動、及び、固定補助具5に対する間柱2の横側方からの移動のいずれによっても、係合位置に固定部41を移動自在に構成されている。よって、例えば、間柱2の後方側に障害物等がある場合でも、作業者は、前方側移動操作や横側方移動操作を行うことで、固定具本体4を仮置きすることができる。また、間柱2の周辺の状況等の作業状況に応じて、作業者が、後方側移動操作、前方側移動操作、横側方移動操作の何れかを選択することができるので、作業状況にも柔軟に対応しながら、作業の簡素化を図ることができる。
仮置きした固定部41に対して、例えば、図5の点線矢印にて示すように、作業者が、固定部41の貫通孔部44を貫通させる状態で、タッピンねじ等のねじ6を固定補助具5の捻じ込み孔部62(図3(B)参照)に捻じ込む捻込操作を行うことで、リップ溝形の間柱2aに対して固定具本体4を本固定している。本固定部72は、捻じ込み孔部62等から構成されている。
ここで、固定具本体4を本固定する前に、固定補助具5及びリップ溝形の間柱2aの側面部に対して、間柱2の前後方向での固定具本体4の位置調整が行われている。この位置調整は、例えば、固定補助具5に対して固定具本体4の固定部41を間柱2の前後方向にスライド移動させることで、固定部41の前端部とリップ溝形の間柱2aの側面部の前端部(固定補助具5の左右方向の左側端部)とが面一になるように位置調整されている。間柱2の前後方向での固定部41の長さは、間柱2の前後方向での機器3の長さと同一又は略同一としているので、この位置調整を行うことで、機器3の前端部とリップ溝形の間柱2aの側面部の前端部とが面一(間柱2の前後方向で同一位置)となるように、機器3を支持することができる。
固定部41に備えられた貫通孔部44は、図5に示すように、間柱2の前後方向に長い長孔状に形成されているので、貫通孔部44でのねじ6の貫通位置を調整することで、間柱2の前後方向での大きさが異なる機器3についても対応することができる。例えば、ねじ6を途中まで捻じ込んだ状態で、固定部41を間柱2の後方側にスライド移動させて、貫通孔部44でのねじ6の貫通位置を間柱2の前後方向での前端部に変更することができる。このように、ねじ6の貫通位置を貫通孔部44の前端部に変更することで、支持部42が後方側に移動することになり、間柱2の前後方向での大きさがワンサイズ大きな機器3を支持することができる。
(角形の間柱2bに対する取付方法)
次に、図2に示すように、角形の間柱2bに対する取付方法について説明する。
角形の間柱2bに対しては、固定補助具5を用いることなく、固定具本体4を直接取り付けている。角形の間柱2bの側面部に固定部41を当接させて、固定部41の貫通孔部44を貫通させる状態で、タッピンねじ等のねじ6を角形の間柱2bの側面部に捻じ込むことで、固定具本体4を角形の間柱2bの側面部に取り付け固定している。間柱2の前後方向では、角形の間柱2bの角部における前端部に固定部41の前端部を位置合わせすることで、固定部41の取付位置の調整を行っている。
このとき、固定具本体4の取付高さを調整自在に構成されている。この場合、角形の間柱2bにおいて所望の取付高さにマーキングを行い、そのマーキング位置に固定具本体4の取付高さに合わせることで、所望の取付高さに精度よく固定具本体4を取り付けることができる。そのために、固定具本体4には、図2及び図3(A)に示すように、上下方向の中央部に対応する位置に本体用目印48が配設されている。本体用目印48は、固定部41の先端部を切り欠いた凹溝部にて形成されている。
角形の間柱2bに対して固定具本体4を取り付ける場合でも、リップ溝形の間柱2aに取り付ける場合と同様に、貫通孔部44でのねじ6の貫通位置を調整することで、間柱2の前後方向での大きさが異なる機器3についても対応して支持することができる。
(第2固定具本体)
固定具本体としては、図3(A)に示す固定具本体4だけでなく、図8〜図10に示すように、第2固定具本体10(固定具本体に相当する)を適用することもできる。第2固定具本体10は、間柱2の側面部に固定自在な左右一対の第2固定部11(固定部に相当する)と、間柱2の横側方に延びて左右一対の第2固定部11同士を繋ぐ第2支持部12(支持部に相当する)とが備えられている。
第2固定部11には、ねじ6を貫通させる貫通孔部14が形成されている。第2支持部12は、間柱2の左右方向に延びる第1延設体12aと第2延設体12bとを組み合わせて構成されている。第1延設体12aと第2延設体12bは、間柱2の左右方向で重複させる状態でスライド移動自在に組付けられ、そのスライド移動により第2支持部12の長さを調整自在に構成されている。
左右一対の第2固定部11の夫々には、上下方向に拡大した上下一対の拡大部13が備えられている。拡大部13は、図8の矢印及び図10に示すように、第2固定部11の裏側に折り曲げ自在に構成されている。図10では、第2固定部11の裏面部に当接するように拡大部13を折り曲げた状態を示している。
図8において、左側の第2固定部11は第2支持部12の第1延設体12aと一体的に構成されており、右側の第2固定部11は第2支持部12の第2延設体12bと一体的に構成されている。第1延設体12aには、第2固定部11を間柱2の前後方向に延びる姿勢とするために、複数の折り曲げ箇所15が備えられ、第2延設体12bにも、第2固定部11を間柱2の前後方向に延びる姿勢とするために、複数の折り曲げ箇所15が備えられている。折り曲げ箇所15には、上下方向に長い長孔部が間隔を隔てて並べる状態で配設されている。複数の折り曲げ箇所15のうち、どの折り曲げ箇所15にて折り曲げるかは、間柱2の前後方向での機器3の大きさに応じて選択することができる。間柱2の前後方向での第2固定部11の長さが、間柱2の前後方向での機器3の大きさに対応するように、折り曲げ箇所15を選択することができる。
図9に示すように、角形の間柱2bに対して第2固定具本体10を取り付ける場合には、折り曲げ箇所15にて折り曲げた第2固定部11を角形の間柱2bの側面部に当接させて、貫通孔部14にねじ6(図9では省略)を貫通させる状態で、角形の間柱2bの側面部にねじ6を捻じ込む。このとき、第2固定部11の上下に拡大部13が存在しているので、作業者は、この上下の拡大部13を把持して、第2固定部11を角形の間柱2bの側面部に当接させながら、ねじ6の捻じ込み作業を行うことができる。間柱2の前後方向では、角形の間柱2bの角部に第2固定部11の前端部を位置合わせすることで、第2固定部11の取付位置の調整を行っている。
図10に示すように、リップ溝形の間柱2aに対して第2固定具本体10を取り付ける場合には、上述の固定具本体4と同様に、固定補助具5を介して第2固定具本体10を取り付ける。リップ溝形の間柱2aに対する固定補助具5の取付方法は、上述と同様であるので、説明は省略する。リップ溝形の間柱2aに取り付けられた固定補助具5に対して第2固定具本体10を取り付ける際には、このときも上述と同様に、仮置き部71にて第2固定具本体10の第2固定部11に係合して第2固定部11を位置保持する状態で仮置きした後、本固定部72にて仮置き状態の第2固定部11をリップ溝形の間柱2aの側面部に本固定している。
第2固定部11を仮置きする前に、図8の矢印及び図10に示すように、上下の拡大部13を第2固定部11の裏側に折り曲げて、第2固定部11の裏面部に拡大部13を当接させている。これにより、第2固定部11は、第2固定部11と拡大部13との2枚の板状体となっており、この板状体を、平板部53と起立壁部54と爪部57とから形成される凹状の係合部70に係合させて、第2固定具本体10を仮置きしている。
この仮置きを行う場合には、作業者が、固定補助具5に対して、第2固定部11を間柱2の横側方(間柱2の左右方向)から移動させる横側方移動操作(図10の矢印参照)を行うのが好ましい。後方側移動操作では、例えば、第2支持部12の長さを左右の間柱2の間の間隔に対応する長さに調整した上で、左右一対の第2固定部11の両方が係合部70に係合するように操作する必要があり、その操作が難しいものとなる可能性がある。一方、横側方移動操作では、左右一対の第2固定部11のうち、一方側だけを係合部70に係合させるように操作するだけでよい。例えば、第2支持部12の長さを左右の間柱2の間の間隔に対応する長さよりも短くしておき、左側の第2固定部11を係合部70に係合させるように横側方移動操作を行う。その後、横側方移動操作を行いながら、第2支持部12の長さを左右の間柱2の間の間隔に対応する長さに調整することで、右側の第2固定部11を係合部70に係合させることができる。
本固定については、図示は省略するが、上述と同様に、作業者が、第2固定部11の貫通孔部14を貫通させる状態で、タッピンねじ等のねじ6を固定補助具5の捻じ込み孔部62に捻じ込む捻込操作を行うことで、リップ溝形の間柱2aに対して第2固定具本体10を本固定している。
上述と同様に、第2固定具本体10を本固定する前に、固定補助具5及びリップ溝形の間柱2aの側面部に対して、間柱2の前後方向での第2固定具本体10の位置調整が行われている。この位置調整は、例えば、固定補助具5に対して第2固定具本体10の第2固定部11を間柱2の前後方向にスライド移動させることで、第2固定部11の前端部とリップ溝形の間柱2aの側面部の前端部(固定補助具5の左右方向の左側端部)とが面一になるように位置調整されている。間柱2の前後方向での第2固定部11の長さは、折り曲げ箇所15を選択することで、間柱2の前後方向での機器3の長さと同一又は略同一としているので、この位置調整を行うことで、機器3の前端部とリップ溝形の間柱2aの側面部の前端部とが面一(間柱2の前後方向で同一位置)となるように、機器3を支持することができる。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。
尚、以下に説明する各実施形態の構成は、夫々単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態において、リップ溝形の間柱2aについて、その形状やリップ部23の長さ等は適宜変更しても、そのリップ溝形の間柱に対して、固定補助具5を介して、固定具本体4及び第2固定具本体10を取り付けることができる。
(2)上記実施形態では、固定補助具5において、爪部57を左右方向の一部だけに配設しているが、例えば、爪部57を固定補助具5の左右方向の全長に亘って配設することもできる。
(3)上記実施形態において、固定補助具5について、仮置き部及び本固定部を備えるものであれば、その形状や構成は適宜変更が可能である。
1 間仕切用固定具
2 間柱
3 機器
4 固定具本体
5 固定補助具
13 拡大部
41 固定部
42 支持部
43 折り曲げ部
47 切欠部
66 補助具用仮置き部
67 補助具用本固定部
70 係合部
71 仮置き部
72 本固定部

Claims (5)

  1. 間仕切壁構築箇所に配置された間柱に固定して、間仕切壁に配置される機器を支持する間仕切用固定具において、
    前記間柱の側面部に固定自在な固定部、及び、その固定部から前記間柱の横側方に延びる支持部を有する固定具本体と、
    前記間柱の側面部に固定自在な固定補助具とが備えられ、
    前記固定補助具は、前記間柱の側面部に固定された状態において、前記固定具本体の前記固定部に係合して前記固定具本体を仮置き自在な仮置き部と、
    その仮置き部による仮置き状態の前記固定具本体における前記固定部を前記間柱の側面部に本固定自在な本固定部とが備えられている間仕切用固定具。
  2. 前記仮置き部は、係合位置に存在する前記固定部に係合自在な係合部が備えられ、
    その係合部は、前記係合位置に前記固定部を移動させる際に、前記間柱の前後方向で前方側、前記間柱の前後方向で後方側、及び、前記間柱の左右方向で横側方のいずれの方向からでも、前記係合位置に前記固定部を移動自在に構成されている請求項1に記載の間仕切用固定具。
  3. 前記固定具本体において、前記支持部が、前記固定部の後端部から前記間柱の横側方に延びる状態で備えられ、
    前記係合部は、前記固定部よりも前記間柱の横側方側に横側方係合部が配設され、
    前記支持部には、前記間柱の前後方向の前方側から前記固定部を前記係合位置に移動させる際に、前記横側方係合部の通過を許容する切欠部が備えられている請求項2に記載の間仕切用固定具。
  4. 前記固定補助具は、前記間柱の側面部に係合して仮置き自在な補助具用仮置き部と、その補助具用仮置き部による仮置き状態の前記固定補助具を前記間柱の側面部に対して本固定する補助具用本固定部とが備えられている請求項1〜3の何れか1項に記載の間仕切用固定具。
  5. 前記固定部には、上下方向に拡大した上下一対の拡大部が前記固定部の裏側に折り曲げ自在に備えられ、
    前記固定補助具の前記仮置き部は、前記拡大部を裏側に折り曲げた状態の前記固定部に係合して前記固定具本体を仮置き自在に構成され、
    前記固定補助具の前記本固定部は、前記仮置き部による仮置き状態の前記固定具本体における前記固定部を前記間柱の側面部に本固定自在に構成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の間仕切用固定具。

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