JP2630915B2 - 器具取付具 - Google Patents

器具取付具

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JP2630915B2 JP6174828A JP17482894A JP2630915B2 JP 2630915 B2 JP2630915 B2 JP 2630915B2 JP 6174828 A JP6174828 A JP 6174828A JP 17482894 A JP17482894 A JP 17482894A JP 2630915 B2 JP2630915 B2 JP 2630915B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物などにおいて天
井部分に架設され、各種のケーブルやパイプなどを案内
保持する架体の下面に、照明器具等の種々の器具を取り
付けるための器具取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】ビル等の建物の建造現場において、天井
部分に照明器具等を取り付ける場合、ケーブルやパイプ
等の長尺物を天井部分で保持案内するために架設された
2種金属製線ぴ(リップ溝型鋼材)の一本の架体の下面
側に、その長さ方向に沿って直接取り付けるのが一般的
であるが、現場の状況によっては、梯子状に形成された
ケーブルラックの複数の横架体の下部に、各横架体と直
交する向きに照明器具を取り付ける場合もある。
【0003】図14、図15は、ケーブルラック1を利
用して照明器具5を取り付ける従来の取り付け方法の一
例を示す図である。図14において、天井部分に設置さ
れたケーブルラック1は、一対の側板1a、1b間を連
結し、所定間隔Pで並んだ複数の横架体2、2、…の上
に多数の長尺物Aを支持している。この横架体2は、図
15に示すように、底板2aの両側から立ち上がった側
板2b、2cの上端に鉤型のリップ縁部2d、2eが設
けられたリップ溝鋼で形成され、そのリップ縁部2d、
2eの間に長さ方向に所定幅で連続するリップ溝3を有
している。
【0004】一方、照明器具5の上面5aには、取付用
のネジ穴6が長さ方向にL1の間隔で設けられている。
ここで、ネジ穴6の間隔L1が、ケーブルラック1の横
架体2の間隔Pの整数倍(例えば2倍)に等しい照明器
具5をケーブルラック1の下面側に取り付ける場合の一
つの取付方法としては、1本の横架体2をはさんでL1
の間隔をもつ2本の横架体2、2に対して、図15に示
しているように各底板2aの中心にネジ穴4を設け、そ
のネジ穴4に照明器具5の上面5aのネジ穴6を一致さ
せた状態で横架体2の上面からネジ7を通し、そのネジ
7の先端に、照明器具5の下面側からナット8を締め付
けて、照明器具5を、ケーブルラック1の下面に支持す
る方法があった。
【0005】また、ネジ穴6の間隔L1が横架体2の間
隔Pの整数倍に等しくない場合には、有り合わせの板材
等で現場で適当に加工された取付具を横架体に取り付
け、この取付具によって照明器具5の両端を支持させる
方法や、1つの横架体2に前述したネジ穴4を設けて、
ネジ7とナット8によって照明器具5の一端側を支持さ
せ、他端側を前記した有り合わせの板材等で作った取付
具を介して支持する方法などがとられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケーブ
ルラック1の横架体に対する現場でのネジ穴加工は、照
明器具5側のネジ穴の間隔に正しく合わせるとともに、
既に配管されている長尺物にキズを付けないように、慎
重に作業しなければならないため、非常に煩雑な作業と
なる。
【0007】また、照明器具を取り付ける作業において
も、下面側から照明器具を支持しながら、横架体から離
れた上方位置でドライバー等の操作によってネジ7を固
定して下面側からナット8を締めるという極めて煩雑な
作業が必要になる。
【0008】特に、長尺物が横架体の上に既に支持され
ている場合には、そのネジ止め作業がさらに困難にな
り、とても一人の作業者でこの取り付け作業を行なうこ
とはできない。これは、照明器具5の下面側から横架体
2内のナットにネジを締め付けるようにした場合も同様
である。
【0009】また、照明器具が予定した位置からずれて
取り付けられてしまった場合には、再度ネジ穴の追加工
をしなければ、その位置の修正が行なえないという問題
があった。
【0010】また、ケーブルラック1等の横架体2、
2、…には、照明器具の他に、各種の長尺物の重さも加
わるので、前記のように横架体の底板部にネジ穴を設け
ることは、強度の低下を招くという問題もあった。
【0011】また、現場で有り合わせの板材をいちいち
加工して適当な取付具を作ってから器具の取り付けを行
なう方法では、作業者の負担が大きくなり、しかも、作
業者の技術の差によって、取付具の形状が異なってしま
い、照明器具に対する支持強度が一定にならないという
問題があった。
【0012】本発明は、この課題を解決し、架体に対す
るネジ穴加工が不要で、作業者の技術の差による支持強
度等のバラツキがなく、架体の下面側からの作業で簡単
に器具を取り付けることができ、取付後でも器具の位置
の調整ができる器具取付具を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の器具取付具は、長さ方向に連続した所定幅
のリップ溝を上面側に有するリップ溝鋼で形成された架
体の下面側に、器具を取り付けるための器具取付具であ
って、帯板状に形成された基部と、前記基部の一端側に
設けられ、該基部の一面側で前記器具の取付部に係着自
在に形成され、前記器具を前記基部の一面から前記架体
の高さ以上離れた位置に支持するための器具支持部と、
前記基部の他端側から該基部の一面側へ延設された第1
の係止片と、前記基部の一面側から前記第1の係止片と
前記器具支持部との間に突設され、前記基部の長さ方向
へ弾性変形可能に形成された第2の係止片とを有し、前
記第1の係止片には、前記基部の一面から前記架体のリ
ップ溝の深さ以上離れた位置で、前記第2の係止片から
離間する方向へ延びた係止部を設け、前記第2の係止片
には、前記基部の一面から前記架体のリップ溝の深さ以
上離れた位置で、前記第1の係止片の係止部との距離が
前記架体のリップ溝の幅より広がる方向に延びた係止部
と、該係止部の先端から前記第1の係止片へ近づき、且
つ、前記基板の一面から離れる方向に延びた当接部とを
設けている。
【0014】
【作用】このように構成したため、本発明の器具取付具
では、基部の一面側を架体の上面に向けて、架体の側方
から第1の係止片をリップ溝に差し入れて一方のリップ
縁部の内縁にその係止部を当接させ、第2の係止片の当
接部と他方のリップ縁部の内縁と当接させた状態で、基
部の一端側を下方に引き下げることによって、第2の係
止片が第1の係止片方向に弾性変形し、当接部が他方の
リップ縁部の内縁を越えると、第2の係止片が第1の係
止片から離間する方向に弾性復帰する。このため、第1
の係止片の係止部と第2の係止片の係止部とがリップ溝
より広い間隔をもって、架体の内側に係合され、架体の
長さ方向以外の移動が規制された状態となる。この状態
で基部の一端側に設けられた器具支持部と器具の取付部
とを係着させれば、架体の下面側に器具を支持すること
ができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1〜図5は、前述したケーブルラック1の横
架体2に取り付けて、照明器具5をその下面側に取り付
けるための一実施例の器具取付具10を示している。こ
の器具取付具10は、金属製の所定幅の帯板材を屈曲し
て形成されている。
【0016】器具取付具10の基部11は、水平に所定
長さ延びた水平部12と、この水平部12の一端から、
その下面12a側へほぼ直角に所定長さ屈曲された垂直
部13とで構成され、側方からみてほぼ逆L字状に形成
されている。
【0017】基部11の垂直部13の下端には、水平部
12から離れる方向に、且つ、水平部12と平行に同一
幅で延びた器具支持片14が設けられている。器具支持
片14は、後述するネジ穴15とネジ16とともに、こ
の実施例の器具支持部を形成している。器具支持片14
の上面14aから下面14bに貫通するように設けられ
ているネジ穴15には、タップ(ネジ溝)が切られてお
り、このネジ穴15には、照明器具5のネジ穴6に螺着
可能なネジ16が、そのネジ部16aを下面側に突出さ
せるようにして取り付けられている。
【0018】基部11の水平部12の他端側には、第1
の係止片17が基部11と同一幅で設けられている。第
1の係止片17は、基部11の垂直部13に対向するよ
うに水平部12の下面12a側へほぼ直角に屈曲された
所定長さの垂直部18と、垂直部18の下端から、水平
部12から離間する方向に水平に所定長さ延びた係止部
19とで構成されている。
【0019】また、基部11の水平部12の下面12a
側には、第2の係止片21が設けられている。第2の係
止片21は、基部11に対する打抜き加工によって、基
部11より狭い幅をもって水平部12の下面側に屈曲さ
れている。
【0020】第2の係止片21は、水平部12から直角
に屈曲されて所定長さ延びた垂直部22と、垂直部23
の下端から基部の垂直部13側(第1の係止片17から
離間する方向)へ斜め下方に所定長さ延びた係止部23
と、係止部23の先端から、第1の係止片17側へ向か
って斜め下方に所定長さ延びた当接部24とによって構
成されている。この第2の係止片21は、当接部24が
下方から押されると、第1の係止片17側に弾性変形
し、その逆方向に復帰するように付勢される。
【0021】なお、基部11の水平部12の長さは、ケ
ーブルラック1の横架体2の幅からリップ縁部の幅を減
じた長さより僅かに短く設定され、垂直部13の長さ
は、横架体2の高さにほぼ等しく設定されている。ま
た、第1の係止片17の垂直部18と第2の係止片21
の垂直部22の長さは、リップ縁部の内縁の上端から下
端までの高さ(リップ溝3の深さ)とほぼ等しく設定さ
れ、その垂直部18、22同士の間隔は、リップ溝3の
幅より僅かに短くなるように設定されている。
【0022】また、基部11の水平部12の上面12
b、これと連続する垂直部13の一面13a、器具支持
片14の上面14a、第1の係止片17の係止部19の
上面19aに連続する垂直部18の一面18aには、基
部11、器具支持片14および第1の係止片17の変形
を防ぐために、図5に示すように、それぞれの反対面側
からのプレス加工によって外方へ膨出するように形成さ
れた、2本のビード25、25が平行に連続して設けら
れている。
【0023】次に、この器具取付具10によって、ケー
ブルラック1の横架体2の下面側に照明器具5を取り付
ける作業について説明する。なお、照明器具5の上面に
は、前述したように、取付部としてのネジ穴6が、ケー
ブルラック1の横架体2の間隔Pの2倍の間隔L1で長
さ方向に設けられているものとする。
【0024】始めに、図6の(a)に示すように、器具
取付具10の基部11の水平部12の下面12aを下に
向けて、第1の係止片17側をケーブルラック1の一つ
の横架体2のリップ溝3に斜め上方から挿入して、その
係止部19の上面19aを一方のリップ縁部2dの内縁
下端に当接させる。
【0025】そして、図6の(b)のように、器具取付
具10の基部11の一端側(器具支持片14側)を下方
に引き下げる。このとき、第2の係止片21の当接部2
4は、他方のリップ縁部2eの内縁の上端に当接して、
この引き下げ操作の力を受けるので、第2の係止片21
は、第1の係止片17側に弾性変形しながら、横架体2
の内部に進入する。このため、器具取付具10は、第1
の係止片17の係止部19とリップ縁部2dとの当接位
置を支点にして、時計回りに回動する。
【0026】基部11の一端側がさらに引き下げられ
て、図6の(c)のように、基部11の水平部12が横
架体2の上面とほぼ平行になると、第2の係止片21の
当接部24がリップ縁部2eの内縁下端を越えるため、
第2の係止片21が、第1の係止片17から離間する方
向(横架体2の側板2c側)へ弾性復帰する。
【0027】このとき、基部11の水平部12の下面1
2aは他方のリップ縁部2eの上面に当接し、その垂直
部13が横架体2の側板2cに当接し、第1の係止片1
7の垂直部18がリップ縁部2dの内縁に近接し、その
係止部19がリップ縁部2dの内縁下端の下方に進入
し、さらに、第2の係止片21の垂直部22がリップ縁
部2eの内縁に当接し、その係止部23の下部がリップ
縁部2eの内縁下端の下方に進入した状態になる。
【0028】したがって、この器具取付具10は、横架
体2の長さ方向以外の移動が規制された状態で取り付け
られたことになる。
【0029】この取付作業を、照明器具5のネジ穴6の
間隔と等しい間隔の2つの横架体2に対して、器具取付
具10が同一向きとなるように行い、その2つの横架体
2がケーブルラック1とほぼ平行に並ぶように、スライ
ドして位置を調整する。
【0030】そして、図7の(a)に示すように、各横
架体2に取り付けられた器具取付具10の基部11の一
端側の器具支持片14に取り付けられたネジ16に、照
明器具5のネジ穴6をそれぞれ通して、そのネジ部16
aに、下面側からナット27を締め付ければ、照明器具
5は、図7の(b)のように、その上面5aをケーブル
ラック1の横架体2の下面側に当接した状態で支持され
る。なお、このナット27として、蝶ナットのように手
で強く締め付けられるものを用いれば、ナットドライバ
ーのような道具を用いることなく、全ての作業を手作業
のみで行なうことができる。
【0031】また、器具取付具10のネジ16に向かっ
て照明器具5を下方から移動させたときに、照明器具5
の上面5aがネジ16の下端に当たった場合、器具取付
具10には反時計回りの力が負荷されるが、この力が余
程強くない限り、第2の係止片21の係止部23と横架
体2のリップ縁部2eとの逆止的な係合は解除されない
ので、器具取付具10が横架体2から簡単に外れること
はなく、器具取付具10の取り付け作業を再度行なう必
要はない。
【0032】また、器具取付具10は、横架体2に取り
付けた状態でその長さ方向にそれぞれスライドできるの
で、照明器具5のネジ穴6に対する位置合わせが容易に
行なえ、しかも、ナット27を完全に締め付けないで仮
止め状態にしておけば、照明器具5の位置をケーブルラ
ック1の幅方向に移動することができ、予定した位置に
正確に照明器具を固定することができる。
【0033】また、長尺物が支持されているケーブルラ
ック1の横架体2に、器具取付具10を取り付けたり、
取り付けた器具取付具10をスライド移動する場合に
は、長尺物をケーブルラックの幅方向に移動させたり、
上方へ僅かに押し上げて、器具取付具の取り付け用のス
ペースや移動スペースを確保すればよく、その際の長尺
物の移動は僅かで済み、しかも、ケーブルラックの下面
側から簡単に行なうことができる。
【0034】また、図7では、2本の横架体2に対し
て、2つの器具取付具10を同一向きに取り付けて、そ
のネジ16の間隔が、横架体2の間隔Pの整数倍(2
倍)となるようにしていたが、図8の(a)、(b)に
示すように、各器具取付具10の向きを互いに逆向きに
すれば、ネジ16の間隔L2、L3を、横架体2の間隔
の整数倍以外の間隔にすることができ、器具の長さや、
取付用のネジ穴6の間隔の違いに対応することができ
る。
【0035】なお、横架体2の間隔をP、横架体の中心
(第1の係止片17と第2の係止片21のほぼ中間)か
らネジ16までの距離をLaとすれば、L2、L3は、
それぞれ、L2=N・P−2La、L3=N・P+2L
a(Nは、正の整数)となる。ここで、横架体2の間隔
Pは、一般に30cmに規格化されているので、Laを
例えば5cmとすれば、この器具取付具10で支持可能
な器具のネジ穴の間隔は、20cm、30cm、40c
m、50cm、…となり、20cmから10cmステッ
プで変化させることができる。したがって、ネジ穴6の
間隔が10cmの整数倍になっている照明器具(ほとん
どの器具はこのような間隔になっている)について、1
種類の器具取付具で支持することができる。
【0036】また、Laの長さが5cm以外の器具取付
具を複数種類用意しておけば、ネジ穴の間隔が10cm
の整数倍になっていない器具を取付けることができる。
この場合には、器具支持片14の水平部分の長さが異な
る複数種類の器具支持具を用意すればよい。
【0037】また、器具取付具10同士の間隔の精度
は、ケーブルラック1の製造精度のみに依存した高い精
度をもっており、また、照明器具5のネジ穴6の加工を
現場で行なう場合であっても、その加工作業を床面に近
い場所で行なえ、その加工精度を高くできるので、照明
器具のネジ穴とネジ16との位置合わせも器具取付具1
0のスライドのみの操作で容易に行なえる。
【0038】また、上記の取り付け作業は、前後に一つ
ずつネジ穴6が設けられた照明器具5を取り付ける場合
であったが、照明器具の上面の四隅にネジ穴が設けられ
ている場合には、前記実施例の器具取付具10を各横架
体に2つずつ同一向きに取り付ければよい。
【0039】また、この実施例では、リップ縁部が鉤型
に形成されている横架体に器具取付具10を取り付けて
いたが、図9に示すように、側板2b、2cの上端から
斜め下方にリップ縁部2d′、2e′が延びている横架
体2′に対しても、そのリップ溝3′の幅(リップ縁部
2d′、2e′の内縁の間隔)、リップ溝3′の深さ
(各リップ縁部の高低差)が、前記横架体2と同一であ
れば、この器具取付具10を同様に用いることができ
る。
【0040】また、横架体の各部の寸法が前記横架体2
と異なる場合には、それぞれの架体の寸法に対応させ
て、基部、第1、第2の係止片の各部の寸法を設定すれ
ばよい。
【0041】
【他の実施例】前記実施例の器具取付具では、基部11
が、水平部12と垂直部13とで逆L字状に屈曲形成さ
れていたが、これは本発明を限定するものでなく、例え
ば、図10に示す器具取付具40のように、器具支持片
14と連続するように基部41を水平に形成して、器具
支持片14に長めのネジ16′を取り付けるようにして
もよい。
【0042】また、前記実施例では、第2の係止片21
の係止部23が、垂直部22に対して鈍角に傾斜してい
たが、図11に示す器具取付具50の第2の係止片51
のように、垂直部52に対して、係止部53を直角(あ
るいは鋭角)に屈曲し、その先端に当接部54を設ける
ようにしてよい。このようにした場合には、器具取付具
を取付方向と逆の向きに回動する作用に対して係着力が
さらに強くなり、器具取付具がさらに外れにくくなる。
【0043】また、第2の係止片の形状は、前記実施例
や図11に示した変形例だけでなく、第1の支持片を支
点にして基部を架体側に回動したときに、第1の係止片
側に弾性変形して、このリップ縁部に対して逆止的に係
合するように、当接部と係止部とを有するものであれ
ば、種々の変形が可能である。
【0044】また、前記実施例では、第1の係止片17
が基部の水平部からほぼ直角に屈曲されていたが、例え
ば、図12の(a)に示す器具取付具60のように、基
部61の水平部62に対して鈍角な角度で直線状に第1
の係止片64を延設して、その先端の上面がリップ縁部
2dの内縁下端の下方に進入するようにしてもよく、あ
るいは、図12の(b)の器具取付具65のように、第
1の係止片64′の先端部分を係止部66として、斜め
上方に屈曲させてもよい。
【0045】また、前述した横架体2′に取り付ける器
具取付具として、図13に示す器具取付具70のよう
に、第1の係止片73を、基部71の水平部72に対し
て鋭角に屈曲された延設部74と、その先端から、第2
の係止片21から離間する方向へ屈曲された係止部75
とによって構成してもよい。
【0046】また、前記実施例では、取付部としてネジ
穴を有する照明器具を支持するための器具支持部とし
て、基部の一端側に延設された器具支持片14にタップ
の切られたネジ穴15を設けるとともに、そのネジ穴に
予めネジ16を固定していたが、器具との係着に必要な
ネジの長さが短くてよい場合には、器具取付具を架体に
取り付けてから、その器具支持片にネジを取り付けても
よく、また、逆に、照明器具の下面側からネジを器具取
付具10のネジ穴15に締め付けるようにしてもよい。
この場合でも、ネジの締め付け作業を、横架体2の下面
側や側面側から簡単に行なうことができる。
【0047】また、この器具取付具は、照明器具の取付
けだけでなく、他の各種器具を取り付ける場合にも使用
できる。その場合、支持する器具の取付部に応じて、前
記実施例のようにネジによって支持する器具支持部の他
に、器具をフックで支持したり、爪を器具の穴に通して
その先端を曲げることによって器具を支持する等、最適
な器具支持部を形成すればよい。また、前記実施例で
は、2つの器具取付具で横架体の間隔より長い器具を支
持していたが、長さが短い器具を支持する場合には、一
つの器具取付具のみで器具を支持してもよい。
【0048】また、前記実施例では、梯子状に形成され
たケーブルラック1の横架体2に取り付ける器具取付具
について説明したが、本発明の器具係止具は、ケーブル
ラックの横架体だけでなく、リップ溝鋼で形成される種
々の架体に用いることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の器具取付
具は、帯板状の基部の一端側に、器具をその一面側で支
持するための器具支持部が設けられ、基部の他端側には
基部の一面側へ延びた第1の係止片が設けられ、第1の
係止片と器具支持部との間に、弾性変形可能な第2の係
止片が設けられており、第1の係止片と第2の係止片に
は、基部の一面から架体のリップ溝の深さより離れた距
離の位置で、互いの間隔が架体のリップ溝の幅より広が
るように延びた係止部がそれぞれ設けられ、さらに、第
2の係止片の係止部の先端に、第1の係止片方向に延び
た当接部が設けられている。
【0050】このため、第1の係止片を架体のリップ溝
に差し入れて、基部の器具支持部側を引き下げるだけの
簡単な操作で、この器具取付具を、架体の長さ方向以外
の移動が規制された状態で架体に取り付けることがで
き、この器具取付具の器具支持部に器具を係着させれ
ば、器具を架体の下面側に支持することができる。
【0051】したがって、従来のように、架体に対する
ネジ加工をする必要がなくなり、正確なネジ穴加工や架
体の上方からのネジ止め作業の煩雑さや、架体上の物体
に対する損傷、架体自身の強度の低下、および器具取付
位置の調整の困難さ等の問題が一挙に解消され、作業者
の技術に差による支持強度等のバラツキもなく、器具の
取り付け作業を架体の下面側から簡単且つ確実に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図
【図2】一実施例の平面図
【図3】一実施例の側面図
【図4】一実施例の底面図
【図5】図2のA−A線断面図
【図6】一実施例の取り付け作業を説明するための図
【図7】一実施例の器具取付具による器具取付作業を説
明するための図
【図8】器具取付具の取付向きによる支持位置の間隔の
違いを示す図
【図9】本発明の他の実施例を示す図
【図10】本発明の他の実施例を示す図
【図11】本発明の他の実施例を示す図
【図12】本発明の他の実施例を示す図
【図13】本発明の他の実施例を示す図
【図14】従来の器具取付方法を示す概略図
【図15】従来の器具取付方法を示す側面図
【符号の説明】
1 ケーブルラック 2 横架体 2e、2d リップ縁部 3 リップ溝 10 器具取付具 11 基部 12 水平部 13 垂直部 14 器具支持片 15 ネジ穴 16 ネジ 17 第1の係止片 18 垂直部 19 係止部 21 第2の係止片 22 垂直部 23 係止部 24 当接部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さ方向に連続した所定幅のリップ溝を上
    面側に有するリップ溝鋼で形成された架体の下面側に、
    器具を取り付けるための器具取付具であって、 帯板状に形成された基部と、 前記基部の一端側に設けられ、該基部の一面側で前記器
    具の取付部に係着自在に形成され、前記器具を前記基部
    の一面から前記架体の高さ以上離れた位置に支持するた
    めの器具支持部と、 前記基部の他端側から該基部の一面側へ延設された第1
    の係止片と、 前記基部の一面側から前記第1の係止片と前記器具支持
    部との間に突設され、前記基部の長さ方向へ弾性変形可
    能に形成された第2の係止片とを有し、 前記第1の係止片には、前記基部の一面から前記架体の
    リップ溝の深さ以上離れた位置で、前記第2の係止片か
    ら離間する方向へ延びた係止部を設け、 前記第2の係止片には、前記基部の一面から前記架体の
    リップ溝の深さ以上離れた位置で、前記第1の係止片の
    係止部との距離が前記架体のリップ溝の幅より広がる方
    向に延びた係止部と、該係止部の先端から前記第1の係
    止片へ近づき、且つ、前記基板の一面から離れる方向に
    延びた当接部とを設けたことを特徴とする器具取付具。
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