JP2021125478A - 窒化物半導体装置の製造方法 - Google Patents

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【課題】窒化物半導体装置を低コストで製造する技術を提供する。【解決手段】窒化物半導体装置の製造方法は、n型のドリフト領域とp型のボディ領域が積層している窒化物半導体層の表面から前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に達する溝を形成する工程であって、前記溝は、第1の幅の第1の溝と、前記第1の幅よりも大きい第2の幅の第2の溝と、を有している、溝を形成する工程と、前記第1の溝内と前記第2の溝内にn型の窒化物半導体を形成する工程であって、前記第2の溝内に形成される前記窒化物半導体層の表面に凹部が残存するように、前記第1の溝内と前記第2の溝内に前記窒化物半導体を形成する、窒化物半導体を形成する工程と、を備えており、前記第1の溝は、JFET領域に対応しており、前記第2の溝の前記凹部は、アライメントマーク用の溝又は周辺耐圧用の溝のいずれか一方に対応している。【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、窒化物半導体装置の製造方法に関する。
特許文献1は、窒化物半導体層と、窒化物半導体層の表面に設けられているソース電極と、窒化物半導体層の裏面に設けられているドレイン電極と、を備えた縦型の窒化物半導体装置を開示する。窒化物半導体層は、n型のドリフト領域と、ドリフト領域上に設けられているn型のJFET領域と、ドリフト領域上に設けられているとともにJFET領域に隣接しているp型のボディ領域と、ボディ領域によってJFET領域から隔てられているn型のソース領域と、を有している。
現在、窒化物半導体に対してp型不純物をイオン注入して高活性なp型領域を形成する技術が未確立である。このため、高活性なp型ボディ領域をイオン注入で形成することが難しい。したがって、このような窒化物半導体装置は、エピタキシャル成長技術を利用してn型ドリフト領域とp型ボディ領域を積層させた窒化物半導体層を形成する工程と、その窒化物半導体層の表面からボディ領域を貫通してドリフト領域に達する溝を形成する工程と、エピタキシャル成長技術を利用してその溝内にn型の窒化物半導体を充填してJFET領域を形成する工程と、イオン注入技術を利用してn型ドーパントをボディ領域内に導入してソース領域を形成する工程と、を実施することによって製造される。
特開2019−087690号公報
本明細書は、このような窒化物半導体装置を低コストで製造する技術を提供する。
本明細書が開示する窒化物半導体装置の製造方法は、n型のドリフト領域とp型のボディ領域が積層している窒化物半導体層の表面から前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に達する溝を形成する工程であって、前記溝は、第1の幅の第1の溝と、前記第1の幅よりも大きい第2の幅の第2の溝と、を有している、溝を形成する工程と、前記第1の溝内と前記第2の溝内にn型の窒化物半導体を形成する工程であって、前記第2の溝内に形成される前記窒化物半導体層の表面に凹部が残存するように、前記第1の溝内と前記第2の溝内に前記窒化物半導体を形成する、窒化物半導体を形成する工程と、を備えることができる。この製造方法では、前記第1の溝は、JFET領域に対応しており、前記第2の溝の前記凹部は、アライメントマーク用の溝又は周辺耐圧用の溝のいずれか一方に対応している。
上記製造方法によると、前記JFET領域を形成する工程を利用して、アライメントマーク用の溝又は周辺耐圧用の溝のいずれか一方を形成することができる。このため、前記窒化物半導体装置を低コストで製造することができる。なお、上記製造方法では、溝を形成する工程において、前記第1の幅よりも大きい幅の第3の溝を形成してもよい。この場合、上記製造方法によると、前記JFET領域を形成する工程を利用して、アライメントマーク用の溝及び周辺耐圧用の溝を形成することができる。
半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 変形例の半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 変形例の半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 変形例の半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 変形例の半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 変形例の半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 変形例の半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 変形例の半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。 変形例の半導体装置の一製造過程における要部断面図を模式的に示す。
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態の窒化物半導体装置1の要部断面図を示す。窒化物半導体装置1は、素子部20Aと周辺耐圧部20Bとアライメントマーク部20Cに区画された窒化物半導体層20、窒化物半導体層20の裏面を被覆するように設けられたドレイン電極32、窒化物半導体層20の表面の一部を被覆するように設けられたソース電極34、及び、窒化物半導体層20の表面上に設けられている絶縁ゲート部36を備えている。また、窒化物半導体層20の表面の一部を被覆するように層間絶縁膜42が設けられており、窒化物半導体層20の表面側を封止するようにポリイミドの保護膜44が設けられている。周辺耐圧部20Bは、窒化物半導体層20を平面視したときに、素子部20Aの周囲を一巡するように配置されている。アライメントマーク部20Cは、周辺耐圧部20Bに隣接して配置されており、例えばダイシングラインに対応して配置されている。窒化物半導体層20は、n+型のドレイン領域21、n型のドリフト領域22、n型のJFET領域23、p型のボディ領域24及びn+型のソース領域25を有している。
ドレイン領域21は、窒化物半導体層20の裏面に露出する位置に配置されており、ドレイン電極32にオーミック接触している。ドレイン領域21は、n型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)である。後述するように、ドレイン領域21は、ドリフト領域22及びボディ領域24をエピタキシャル成長させるためのGaN基板である。
ドリフト領域22は、ドレイン領域21の表面上に設けられており、素子部20Aにおいて、ドレイン領域21とJFET領域23の間、且つ、ドレイン領域21とボディ領域24の間に配置されている。ドリフト領域22は、n型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)である。
JFET領域23は、素子部20Aに設けられており、ドリフト領域22の表面上に設けられており、ドリフト領域22の表面から突出した形態を有している。JFET領域23は、窒化物半導体層20の表面に露出する位置に配置されている。JFET領域23は、n型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)である。この例では、JFET領域23の不純物濃度は、ドリフト領域22の不純物濃度と等しい。
ボディ領域24は、素子部20Aに設けられており、ドリフト領域22の表面上に設けられており、JFET領域23に対して面内方向に隣接して配置されている。ボディ領域24は、窒化物半導体層20の表面に露出する位置に配置されており、ソース電極34にオーミック接触している。ボディ領域24は、p型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)である。
ソース領域25は、素子部20Aに設けられており、ボディ領域24の表面上に設けられており、ボディ領域24によってJFET領域23から隔てられている。ソース領域25は、窒化物半導体層20の表面に露出する位置に配置されており、ソース電極34にオーミック接触している。ソース領域25は、n型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)である。
絶縁ゲート部36は、素子部20Aに設けられており、窒化物半導体層20の表面上の一部に設けられており、酸化シリコンのゲート絶縁膜36a及びポリシリコンのゲート電極36bを有している。ゲート電極36bは、ソース領域25とJFET領域23を隔てるボディ領域24の一部及びJFET領域23の双方にゲート絶縁膜36aを介して対向している。
窒化物半導体層20の周辺耐圧部20Bには、窒化物半導体層20の表面に周辺耐圧用の溝52が形成されている。周辺耐圧用の溝52は、窒化物半導体層20の表面からボディ領域24を貫通してドリフト領域22に達する深さを有するように形成されている。このため、ドリフト領域22とボディ領域24のpn接合面は、周辺耐圧用の溝52の側面に露出している。周辺耐圧用の溝52に対応する窒化物半導体層20の表面上には層間絶縁膜42が被覆されており、その層間絶縁膜42上にソース電極34の一部が延設して設けられている。このようなソース電極34の一部は、フィールドプレートとして機能することができる。窒化物半導体装置1では、周辺耐圧部20Bに溝52及びフィールドプレートの耐圧構造が形成されている。
窒化物半導体層20のアライメントマーク部20Cには、窒化物半導体層20の表面にアライメントマーク用の溝54が形成されている。アライメントマーク用の溝54は、窒化物半導体層20の表面からボディ領域24を貫通してドリフト領域22に達する深さを有するように形成されている。アライメントマーク用の溝54に対応する窒化物半導体層20の表面上には層間絶縁膜42が被覆されている。
次に、窒化物半導体装置1の動作を説明する。使用時には、例えばドレイン電極32に正電圧が印加されるとともにソース電極34が接地される。ゲート電極36bにゲート閾値電圧よりも高い正電圧が印加されると、JFET領域23とソース領域25を隔てるボディ領域24の一部に反転層が形成され、窒化物半導体装置1がターンオンする。このとき、反転層を経由してソース領域25からJFET領域23に電子が流入する。JFET領域23に流入した電子は、そのJFET領域23を縦方向に流れてドレイン電極32に向かう。これにより、ドレイン電極32とソース電極34の間が導通する。一方、ゲート電極36bが接地されると、反転層が消失し、窒化物半導体装置1がターンオフする。このように、窒化物半導体装置1は、ゲート電極36bに印加する電圧に基づいて、ドレイン電極32とソース電極34の間の電流のオンとオフを制御するスイッチング動作を行うことができる。
(窒化物半導体装置1の製造方法)
次に、窒化物半導体装置1の製造方法を説明する。まず、図2に示されるように、エピタキシャル成長技術を利用して、GaN基板であるドレイン領域21の表面からn型GaNのドリフト領域22とp型GaNのボディ領域24を順に結晶成長し、窒化物半導体層20を形成する。
次に、図3に示されるように、ドライエッチング技術を利用して、窒化物半導体層20の表面からボディ領域24を貫通してドリフト領域22に達する第1の溝TR1及び第2の溝TR2を形成する。第1の溝TR1はJFET領域23(図1参照)に対応した位置に形成されており、第2の溝TR2はアライメントマーク用の溝54(図1参照)に対応した位置に形成されている。ここで、第1の溝TR1は第1の幅W1を有しており、第2の溝TR2は第2の幅W2を有している。第2の幅W2は、第1の幅W1よりも大きい。このように、第1の溝TR1のアスペクト比は、第2の溝TR2のアスペクト比よりも大きい。一例ではあるが、第1の幅W1は2.0μmであり、第2の幅W2は10.0μmである。また、第1の幅W1及び第2の幅W2の窒化物半導体層20の表面からの深さは2.5μmである。
次に、図4に示されるように、エピタキシャル成長技術を利用して、窒化物半導体層20の表面上にn型GaNの再エピ層120を成膜する。第2の溝TR2の幅が大きいことから、第2の溝TR2の上方の再エピ層120には第2の溝TR2の形態が反映した凹部が形成される。一方、第1の溝TR1の幅が小さいことから、第1の溝TR1の上方の再エピ層120には第1の溝TR1の形態が実質的に反映していない。
次に、図5に示されるように、ドライエッチング技術又はCMP(Chemical Mechanical Polishing)技術を利用して、ボディ領域24が露出するまで再エピ層120を除去する。上記したように、第1の溝TR1の上方の再エピ層120には第1の溝TR1の形態が反映していなかったことから、再エピ層120の一部を除去すると、再エピ層120が第1の溝TR1内を完全に充填するように残存し、第1の溝TR1内にJFET領域23が形成される。このように、JFET領域23の表面とボディ領域24の表面が同一面となる。一方、第2の溝TR2の上方の再エピ層120には第2の溝TR2の形態が反映した凹部が形成されていたことから、再エピ層120の一部を除去すると、第2の溝TR2内の再エピ層120の表面に凹部が残存し、アライメントマーク用の溝54が形成される。
次に、図6に示されるように、ドライエッチング技術を利用して、周辺耐圧用の溝52を形成する。周辺耐圧用の溝52は、窒化物半導体層20の表面からボディ領域24を貫通してドリフト領域22に達している。
次に、図7に示されるように、イオン注入技術を利用して、ボディ領域24の一部にn型ドーパント(例えばシリコン)を導入し、ソース領域25を形成する。次に、アニール技術を利用して、ソース領域25を活性化する。
次に、図8に示されるように、例えばCVD技術を利用して、層間絶縁膜42及びゲート絶縁膜36aを成膜する。
次に、図9に示されるように、ソース電極34、ゲート電極36b及びドレイン電極32の各種電極を形成する。最後に、窒化物半導体層20の表面側を保護膜44で封止することにより、窒化物半導体装置1が完成する。
上記製造方法によると、JFET領域23を形成する工程とアライメントマーク用の溝54を形成する工程を同時に実施することができる。このため、これらを別々の工程で形成する場合に比して、工程数を削減することができる。したがって、上記製造方法は、低コストで窒化物半導体装置1を製造することができる。
(第2実施形態)
図10に、第2実施形態の窒化物半導体装置2の要部断面図を示す。なお、第1実施形態の窒化物半導体装置1と共通する構成要素には共通の符号を付し、その説明を省略する。窒化物半導体装置2は、周辺耐圧部20Bに複数のガードリング26が設けられていることを特徴とする。
複数のガードリング26は、周辺耐圧部20Bに設けられており、ドリフト領域22の表面上に設けられており、窒化物半導体層20の表面に露出する位置に配置されている。複数のガードリング26は、ボディ領域24と周辺耐圧用の溝52の間において面内方向に分散して配置されている。複数のガードリング26の各々は、窒化物半導体層20を平面視したときに、素子部20Aの周囲を一巡するように設けられている。複数のガードリング26は、p型不純物を含む窒化ガリウム(GaN)である。
窒化物半導体装置2では、周辺耐圧部20Bに複数のガードリング26が設けられていることにより、周辺耐圧部20Bの電界が緩和される。これにより、窒化物半導体装置2は、高耐圧な特性を有することができる。
(窒化物半導体装置2の製造方法)
次に、窒化物半導体装置2の製造方法を説明する。まず、図11に示されるように、エピタキシャル成長技術を利用して、GaN基板であるドレイン領域21の表面からn型GaNのドリフト領域22とp型GaNのボディ領域24を順に結晶成長し、窒化物半導体層20を形成する。
次に、図12に示されるように、ドライエッチング技術を利用して、窒化物半導体層20の表面からボディ領域24を貫通してドリフト領域22に達する第1の溝TR1、第2の溝TR2、第3の溝TR3及び複数の第4の溝TR4を形成する。第1の溝TR1はJFET領域23(図10参照)に対応した位置に形成されており、第2の溝TR2はアライメントマーク用の溝54(図10参照)に対応した位置に形成されており、第3の溝TR3は周辺耐圧用の溝52(図10参照)に対応した位置に形成されており、複数の第4の溝TR4は、隣り合うガードリング26の間の領域(図10参照)に対応した位置に形成されている。ここで、第1の溝TR1は第1の幅W1を有しており、第2の溝TR2は第2の幅W2を有しており、第3の溝TR3は第3の幅W3を有している。第1の幅W1と第2の幅W2は、第1実施例と同様の関係を有している。第3の幅W3は、第1の幅W1よりも大きく、さらに、第2の幅W2よりも大きい。なお、複数の第4の溝TR4のいずれの幅も、第2の溝TR2の幅W2及び第3の溝TR3の幅W3よりも小さい。
次に、図13に示されるように、エピタキシャル成長技術を利用して、窒化物半導体層20の表面上にn型GaNの再エピ層120を成膜する。第2の溝TR2の幅が大きいことから、第2の溝TR2の上方の再エピ層120には第2の溝TR2の形態が反映した凹部が形成される。同様に、第3の溝TR3の幅が大きいことから、第3の溝TR3の上方の再エピ層120には第3の溝TR3の形態が反映した凹部が形成される。一方、第1の溝TR1の幅が小さいことから、第1の溝TR1の上方の再エピ層120には第1の溝TR1の形態が実質的に反映していない。同様に、複数の第4の溝TR4の各々の幅が小さいことから、複数の第4の溝TR4の各々の上方の再エピ層120には複数の第4の溝TR4の形態が実質的に反映していない。
次に、図14に示されるように、ドライエッチング技術又はCMP(Chemical Mechanical Polishing)技術を利用して、ボディ領域24が露出するまで再エピ層120を除去する。上記したように、第1の溝TR1の上方の再エピ層120には第1の溝TR1の形態が反映していなかったことから、再エピ層120の一部を除去すると、第1の溝TR1内を完全に充填するように再エピ層120が残存し、第1の溝TR1内にJFET領域23が形成される。同様に、複数の第4の溝TR4の各々の上方の再エピ層120には複数の第4の溝TR4の形態が反映していなかったことから、再エピ層120の一部を除去すると、複数の第4の溝TR4内を完全に充填するように再エピ層120が残存し、これらの間に複数のガードリング26が形成される。このように、JFET領域23の表面とボディ領域24の表面と複数のガードリング26の表面が同一面となる。一方、第2の溝TR2の上方の再エピ層120には第2の溝TR2の形態が反映した凹部が形成されていたことから、再エピ層120の一部を除去すると、第2の溝TR2内の再エピ層120の表面に凹部が残存し、アライメントマーク用の溝54が形成される。同様に、第3の溝TR3の上方の再エピ層120には第3の溝TR3の形態が反映した凹部が形成されていたことから、再エピ層120の一部を除去すると、第3の溝TR3内の再エピ層120の表面に凹部が残存し、周辺耐圧用の溝52が形成される。
次に、図15に示されるように、イオン注入技術を利用して、ボディ領域24の一部にn型ドーパント(例えばシリコン)を導入し、ソース領域25を形成する。次に、アニール技術を利用して、ソース領域25を活性化する。
次に、図16に示されるように、例えばCVD技術を利用して、層間絶縁膜42及びゲート絶縁膜36aを成膜する。
次に、図17に示されるように、ソース電極34、ゲート電極36b及びドレイン電極32の各種電極を形成する。最後に、窒化物半導体層20の表面側を保護膜44で封止することにより、窒化物半導体装置2が完成する。
上記製造方法によると、JFET領域23を形成する工程と複数のガードリング26を形成する工程と周辺耐圧用の溝52を形成する工程とアライメントマーク用の溝54を形成する工程を同時に実施することができる。このため、これらを別々の工程で形成する場合に比して、工程数を削減することができる。したがって、上記製造方法は、低コストで窒化物半導体装置2を製造することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1、2 :窒化物半導体装置
20 :窒化物半導体層
20A :素子部
20B :周辺耐圧部
20C :アライメントマーク部
21 :ドレイン領域
22 :ドリフト領域
23 :JFET領域
24 :ボディ領域
25 :ソース領域
26 :ガードリング
32 :ドレイン電極
34 :ソース電極
36 :絶縁ゲート部
36a :ゲート絶縁膜
36b :ゲート電極
42 :層間絶縁膜
44 :保護膜
52 :周辺耐圧用の溝
54 :アライメントマーク用の溝

Claims (1)

  1. 窒化物半導体装置の製造方法であって、
    n型のドリフト領域とp型のボディ領域が積層している窒化物半導体層の表面から前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に達する溝を形成する工程であって、前記溝は、第1の幅の第1の溝と、前記第1の幅よりも大きい第2の幅の第2の溝と、を有している、溝を形成する工程と、
    前記第1の溝内と前記第2の溝内にn型の窒化物半導体を形成する工程であって、前記第2の溝内に形成される前記窒化物半導体層の表面に凹部が残存するように、前記第1の溝内と前記第2の溝内に前記窒化物半導体を形成する、窒化物半導体を形成する工程と、を備えており、
    前記第1の溝は、JFET領域に対応しており、
    前記第2の溝の前記凹部は、アライメントマーク用の溝又は周辺耐圧用の溝のいずれか一方に対応している、窒化物半導体装置の製造方法。
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