JP2021122834A - 圧延制御システムおよび圧延制御方法 - Google Patents

圧延制御システムおよび圧延制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仕上圧延機から被圧延材の尾端が抜け出た後において当該尾端が蛇行するのを抑制する。【解決手段】圧延制御システムは、仕上圧延機と、巻取機と、一対のピンチロールと、ピンチロール荷重計と、制御装置と、を備える。巻取機は、仕上圧延機から送り出された被圧延材を巻き取る。ピンチロールは、仕上圧延機と巻取機の間に設けられる。ピンチロール荷重計は、第1および第2荷重を計測する。第1荷重は、ピンチロールのワークサイドにおける荷重である。第2荷重は、ピンチロールのドライブサイドにおける荷重である。制御装置は、ピンチロールの間のギャップを制御する。制御装置は、被圧延材の尾端が仕上圧延機を抜け出たタイミング以降において、第1および第2荷重の計測値の差に基づいて計算されたギャップ指令値をピンチロールに出力するフィードバック制御を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、圧延制御システムおよび圧延制御方法に関する。
圧延操業においては、圧延ロールの幅方向の中央の位置で被圧延材の尾端が安定せず、この幅方向の端部に向かって尾端が移動する現象が知られている。このような現象は、尾端の「蛇行」と呼ばれる。
尾端の蛇行を抑制する従来の技術として、特開2010−247177号公報に開示のものが例示される。この従来技術は、仕上圧延機での圧延中における蛇行を抑制する技術である。この従来技術では、仕上圧延機のオペサイド(ワークサイド)における荷重と、この仕上圧延機のドライブサイドにおける荷重との差に基づいた制御(差荷重制御)が行われる。
特開2010−247177号公報
ところで、仕上圧延機の下流には、被圧延材を巻き取る巻取機が設置される。また、仕上圧延機と巻取機の間には、一対のピンチロールが設置される。ここで、一般的なピンチロールの役割は、仕上圧延機から送り出された被圧延材を巻取機に誘導することにある。
上記従来技術の差荷重制御は、仕上圧延機の圧延ロールに適用される。そのため、仕上圧延機が被圧延材を送り出している間は、この差荷重制御の実行が蛇行を抑制することが予想される。しかしながら、仕上圧延機から尾端が抜け出た後は、被圧延材に荷重を加えるものがピンチロールしかなくなる。そのため、この期間において尾端が蛇行する可能性があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、仕上圧延機から被圧延材の尾端が抜け出た後において当該尾端が蛇行するのを抑制する技術を提供することを目的とする。
第1の発明は、圧延制御システムであり、次の特徴を有する。
前記圧延制御システムは、仕上圧延機と、巻取機と、一対のピンチロールと、ピンチロール荷重計と、制御装置と、を備える。
前記巻取機は、前記仕上圧延機から送り出された被圧延材を巻き取る。
前記ピンチロールは、前記仕上圧延機と前記巻取機の間に設けられる。
前記ピンチロール荷重計は、第1および第2荷重を計測する。前記第1荷重は、前記ピンチロールのワークサイドにおける荷重である。前記第2荷重は、前記ピンチロールのドライブサイドにおける荷重である。
前記制御装置は、前記ピンチロールの間のギャップを制御する。
前記制御装置は、前記尾端が前記仕上圧延機を抜け出たタイミング以降において、前記第1および第2荷重の計測値の差に基づいて計算されたギャップ指令値を前記ピンチロールに出力するフィードバック制御を実行する。
第2の発明は、圧延制御方法であり、次の特徴を有する。
前記圧延制御方法は、仕上圧延機と、前記仕上圧延機から送り出された被圧延材を巻き取る巻取機の間に設けられる一対のピンチロールの間のギャップを制御する方法である。
前記圧延制御方法では、第1および第2荷重が計測される。前記第1荷重は、前記ピンチロールのワークサイドにおける荷重である。前記第2荷重は、前記ピンチロールのドライブサイドにおける荷重である。
前記圧延制御方法では、前記第1および第2荷重の計測値の差に基づいて計算されたギャップ指令値を前記ピンチロールに出力するフィードバック制御が実行される。前記フィードバック制御は、前記尾端が前記仕上圧延機を抜け出たタイミング以降において実行される。
第1または第2の発明によれば、被圧延材の尾端が仕上圧延機を抜け出たタイミング以降において、第1および第2荷重の計測値の差に基づいて計算されたギャップ指令値をピンチロールに出力するフィードバック制御が実行される。そのため、尾端が仕上圧延機を抜け出たタイミング以降において、当該尾端が蛇行するのを抑制することが可能となる。従って、巻取機にて巻き取られる被圧延材の形状を改善して製品の品質を高めることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る圧延制御システムの構成例を示す図である。 実施の形態におけるピンチロールの制御構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る圧延制御システムおよび圧延制御方法ついて説明する。
1.圧延制御システムの構成
図1は、本発明の実施の形態に係る圧延制御システム(以下、単に「システム」とも称す。)の構成例を示す図である。図1に示されるシステム100は、鋼板などの被圧延材10を製造する設備として、圧延スタンド20および30と、ピンチロール40と、巻取機50と、制御装置60と、を備えている。
圧延スタンド20および30は、仕上圧延機を構成する。仕上圧延機は、少なくとも2基の圧延スタンドを有している。圧延スタンド20は、これらのスタンドのうち最も上流に位置する。圧延スタンド30は、これらのスタンドのうち最も下流に位置する。圧延スタンド30は、いわゆるラストスタンドである。
圧延スタンド20は、上圧延ロール21と、下圧延ロール22とを備える。これらの圧延ロールによって被圧延材10が潰される。圧延スタンド20は、また、上圧延ロール21を圧下する圧下装置23を備える。圧延スタンド20には、荷重計24が取り付けられる。荷重計24は、上圧延ロール21の幅方向における荷重FMRを計測する。荷重FMRには、ワークサイドにおける荷重FMR_WSと、ドライブサイドにおける荷重FMR_DSとが含まれる。なお、「ワークサイド」とは幅方向の一端を意味し、「ドライブサイド」とは幅方向の他端を意味する。
圧延スタンド30は、上圧延ロール31と、下圧延ロール32とを備える。圧延スタンド30は、また、上圧延ロール31を圧下する圧下装置33を備える。これらの構成は、圧延スタンド20の構成と同じである。圧延スタンド30には、荷重計34が取り付けられる。荷重計34は荷重計24の構成と同じである。圧延スタンド30よりも下流側を流れる被圧延材10は、「ストリップ」とも呼ばれる。
ピンチロール40は、上ピンチロール41と、下ピンチロール42とを備える。ピンチロール40は、また、上ピンチロール41を圧下する圧下装置43を備える。これらの構成は、圧延スタンド20の構成と基本的に同じである。ピンチロール40には、荷重計44が取り付けられる。荷重計44は、上ピンチロール41の幅方向における荷重FPRを計測する。荷重FPRには、ワークサイドにおける荷重FPR_WSと、ドライブサイドにおける荷重FPR_DSとが含まれる。
巻取機50は、仕上圧延機から送り出された被圧延材10(すなわち、ストリップ)を巻き取る。
制御装置60は、典型的には、プロセッサ、メモリ、入出力インターフェースなどを備えるコンピュータである。プロセッサは、メモリに格納されているプログラムに従って各種の圧延制御を実行する。各種の圧延制御には、後述する荷重制御および位置制御が含まれる。入力インターフェースには、荷重計24、34および44が接続されている。出力インターフェースには、圧下装置23、33および43が接続されている。
2.荷重制御および位置制御
荷重制御は、被圧延材10の尾端が蛇行するのを抑制する目的で行われる。荷重制御は、第1荷重制御と、第2荷重制御とを含む。第1荷重制御は、被圧延材10の尾端が圧延スタンド20から圧延スタンド30までの間に位置する間に行われる。第2荷重制御は、この尾端が圧延スタンド30からピンチロール40までの間に位置する間に行われる。
第1荷重制御では、被圧延材10の尾端の直下流に位置する圧延スタンドTMSのロールギャップTMS_GAPが制御される。「圧延スタンドTMS」とは、被圧延材10の尾端よりも下流側に位置し、かつ、この尾端からの距離が最も短い仕上圧延機の圧延スタンドを意味する。「ロールギャップTMS_GAP」とは、圧延スタンドTMSが有する一対の圧延ロールの間の隙間を意味する。
ロールギャップTMS_GAPの制御は、圧延スタンドTMSにおいて計測された荷重FMR_WSと、荷重FMR_DSとの差(以下、「差荷重DFMR」とも称す。)に基づいたフィードバック制御として実行される。このフィードバック制御は、圧延スタンドTMSにおける差荷重制御である。このフィードバック制御では、差荷重DFMRに調整ゲインが乗算される。この調整ゲインは、差荷重DFMRをロールギャップに変換するためのゲインである。
このフィードバック制御では、また、圧延スタンドTMSにおける現在のロールギャップの目標値REF_MR_GAPに、変換後の差荷重DFMRが加算される。目標値REF_MR_GAPには、ワークサイドにおける目標値REF_MR_GAP_WSと、ドライブサイドにおける目標値REF_MR_GAP_DSとが含まれる。差荷重DFMRが加算された目標値REF_MR_GAPは、ギャップ指令値として、圧延スタンドTMSの圧下装置に入力される。なお、差荷重DFMRに基づいたフィードバック制御については、ここで述べた制御に限られず、公知の制御が適用されてもよい。
第1荷重制御では、また、ピンチロール40のロールギャップPR_GAPの制御も行われる。「ロールギャップPR_GAP」とは、上ピンチロール41と下ピンチロール42の間の隙間を意味する。ロールギャップPR_GAPの制御は、フィードフォワード制御として実行される。このフィードフォワード制御では、荷重の目標値REF_PR_Fに調整ゲインが乗算される。この調整ゲインは、荷重をロールギャップに変換するためのゲインである。変換後の目標値REF_PR_Fは、ギャップ指令値として、圧下装置43に入力される。
ただし、ロールギャップPR_GAPの制御は、被圧延材10の先端がピンチロール40に入り込んだタイミング以降に行われる。被圧延材10の先端がピンチロール40に入り込むタイミングよりも前に行われるのが、上ピンチロール41の位置制御である。このタイミングよりも前においては、被圧延材10の先端がピンチロール40よりも上流側に位置する。そのため、上ピンチロール41の位置は適度な位置にあればよく、故に、この位置制御はフィードフォワード制御として実行される。このフィードフォワード制御では、ロールギャップの目標値REF_PR_GAPが、ギャップ指令値として圧下装置43に入力される。
なお、ここで説明した第1荷重制御は、被圧延材10の尾端が蛇行するのを抑制する目的で従来から行われていた圧延制御の一例である。本実施の形態における特徴は、次に説明する第2荷重制御にある。
第1荷重制御と同様に、第2荷重制御では、ロールギャップPR_GAPが制御される。ただし、第2荷重制御では、このロールギャップPR_GAPの制御が、荷重計44で計測された荷重FPR_WSと、荷重FPR_DSとの差(以下、「差荷重DFPR」とも称す。)に基づいたフィードバック制御として実行される。このフィードバック制御は、ピンチロール40における差荷重制御である。このフィードバック制御では、差荷重DFPRに調整ゲインが乗算される。この調整ゲインは、差荷重DFPRをロールギャップに変換するためのゲインである。
このフィードバック制御では、また、現在のロールギャップの目標値REF_PR_GAPに、変換後の差荷重DFPRが加算される。目標値REF_PR_GAPには、ワークサイドにおける目標値REF_PR_GAP_WSと、ドライブサイドにおける目標値REF_PR_GAP_DSとが含まれる。変換後の差荷重DFPRが加算された目標値REF_PR_GAPは、ギャップ指令値として圧下装置43に入力される。
3.ピンチロールにおける圧延制御
以下、ピンチロール40を制御対象とする圧延制御に着目して詳細に説明する。図2は、実施の形態におけるピンチロール40の制御構成の一例を示すブロック図である。
図2の2段目に示される目標値REF_PR_Fは、ピンチロール40の荷重FPRの目標値であり、除算器61aに入力される。除算器61aは、目標値REF_PR_Fをワークサイド用とドライブサイド用とに等分すべく、入力値を2で割る。
除算処理後の2つの目標値は、乗算器62aに入力される。乗算器62aは、これらの入力値に調整ゲインGAINを乗算する。この調整ゲインGAINは、荷重をロールギャップに変換するためのゲインである。
乗算処理後の2つの目標値は、リミッタ63aに入力される。リミッタ63aは、ワークサイド用の入力値が目標値REF_PR_Fの上限を上回る場合、加算器64aに上限を出力する。この入力値が目標値REF_PR_Fの下限を下回る場合、リミッタ63aは、加算器64aに下限を出力する。この入力値が上限と下限の間である場合、リミッタ63aは、入力値をそのまま加算器64aに出力する。ドライブサイド用の入力値に対する処理については、出力先が加算器64bに置き換えられる他は、上述した処理の内容と同じである。
加算器64aは、入力値に基づいて目標値REF_PR_GAP_WSを計算する。加算器64bは、入力値に基づいて目標値REF_PR_GAP_DSを計算する。これらの目標値は、ギャップ指令値として圧下装置43に入力される。
また、図2の5段目に示される差荷重DFPRは、ワークサイドにおける荷重FPR_WSからドライブサイドにおける荷重FPR_DSを減算した値であり(DFPR=FPR_WS−FPR_DS)、除算器61bに入力される。除算器61bは、差荷重DFPRをワークサイド用とドライブサイド用とに等分すべく、入力値を2で割る。
除算処理後の差荷重DFPRは、乗算器62bに入力される。乗算器62bは、入力値に調整ゲインGAINを乗算する。この調整ゲインGAINは、荷重をロールギャップに変換するためのゲインである。
乗算処理後の差荷重DFPRは、リミッタ63bに入力される。リミッタ63bは、ワークサイド用の入力値が差荷重DFPRの上限を上回る場合、加算器64cに上限を出力する。この入力値が差荷重DFPRの下限を下回る場合、リミッタ63bは、加算器64cに下限を出力する。この入力値が上限と下限の間である場合、リミッタ63bは、入力値をそのまま加算器64cに出力する。ドライブサイド用の入力値に対する処理については、出力先が乗算器62cに置き換えられる他は、上述した処理の内容と同じである。
加算器64cは、入力値に基づいて目標値REF_PR_GAP_WSを計算する。乗算器62cは、入力値に−1を乗算して加算器64dに出力する。加算器64dは、入力値に基づいて目標値REF_PR_GAP_DSを計算する。これらの目標値は、ギャップ指令値として圧下装置43に入力される。
スイッチ66a〜66cは、トリガ回路65aからのトリガ信号Metal_Inに基づいてONとOFFとを切り替える。トリガ信号Metal_Inは、荷重計44が上ピンチロール41の幅方向の荷重を検出した場合に出力される。トリガ信号Metal_Inの出力前において、スイッチ66aはON状態であり、スイッチ66bおよび66cはOFF状態である。トリガ信号Metal_Inが出力されると、スイッチ66aはONからOFFに切り替えられ、スイッチ66bおよび66cはOFFからONに切り替えられる。
つまり、トリガ信号Metal_Inの出力前においては、図2の3段目に示される目標値REF_RP_GAPがスイッチ66aを介して加算器64aおよび64bに入力される。一方、リミッタ63aからの出力は、スイッチ66bで遮断される。トリガ信号Metal_Inが出力されたタイミング以降は、目標値REF_RP_GAPがスイッチ66aで遮断される。一方、リミッタ63aからの出力は、スイッチ66bを介して加算器64aおよび64bに入力される。このような制御構成により、トリガ信号Metal_Inが出力されるタイミングの前と後で、2種類のフィードフォワード制御の実行が切り替えられる。
スイッチ66dおよび66eは、トリガ回路65bからのトリガ信号Metal_Outに基づいてONとOFFとを切り替える。トリガ信号Metal_Outは、荷重計34が上圧延ロール31の幅方向の荷重を検出した場合に出力される。トリガ信号Metal_Outの出力前において、スイッチ66dおよび66eはOFF状態である。トリガ信号Metal_Outが出力されると、これらのスイッチはOFFからONに切り替えられる。
つまり、トリガ信号Metal_Outの出力前においては、差荷重DFPRは除算器61bに入力されない。そのため、トリガ信号Metal_Inが出力されてから、トリガ信号Metal_Outが出力されるまでは、リミッタ63bからの出力が加算器64cおよび乗算器62cに入力されない。従って、この間は、リミッタ63aからの出力に基づいたフィードフォワード制御が行われる。トリガ信号Metal_Outが出力されたタイミング以降は、リミッタ63aからの出力が加算器64cおよび64dで修正されるフィードバック制御が行われる。このような制御構成により、トリガ信号Metal_Outが出力されるタイミングよりも前においてはフィードフォワード制御が実行され、このタイミング以降においてはフィードバック制御の実行に切り替えられる。
4.実施の形態による効果
以上説明した実施の形態によれば、被圧延材10の尾端が圧延スタンド20から圧延スタンド30までの間に位置する間は第1荷重制御が行われる。また、被圧延材10の尾端が圧延スタンド30を抜け出るタイミング以降においては、第1荷重制御の実行から切り替わる形で第2荷重制御が行われる。上述したように、第1荷重制御は、被圧延材10の尾端が蛇行するのを抑制する目的で従来から行われていたものである。そのため、第1荷重制御から切り替わる形で第2荷重制御が行われることで、被圧延材10の尾端が圧延スタンド30を抜け出るタイミングよりも前だけでなく、このタイミング以降においても被圧延材10の尾端が蛇行するのを抑制することが可能となる。従って、巻取機50にて巻き取られるストリップの形状を改善して製品の品質を高めることが可能となる。
10 被圧延材
20,30 圧延スタンド
21,31 上圧延ロール
22,32 下圧延ロール
23,33,43 圧下装置
24,34,44 荷重計
40 ピンチロール
41 上ピンチロール
42 下ピンチロール
50 巻取機
60 制御装置
100 圧延制御システム

Claims (2)

  1. 仕上圧延機と、
    前記仕上圧延機から送り出された被圧延材を巻き取る巻取機と、
    前記仕上圧延機と前記巻取機の間に設けられる一対のピンチロールと、
    前記ピンチロールのワークサイドにおける荷重である第1荷重と、前記ピンチロールのドライブサイドにおける荷重である第2荷重と、を計測するピンチロール荷重計と、
    前記ピンチロールの間のギャップを制御する制御装置と、
    を備える圧延制御システムであって、
    前記制御装置が、前記尾端が前記仕上圧延機を抜け出たタイミング以降において、前記第1および第2荷重の計測値の差に基づいて計算されたギャップ指令値を前記ピンチロールに出力するフィードバック制御を実行する
    ことを特徴とする圧延制御システム。
  2. 仕上圧延機と、前記仕上圧延機から送り出された被圧延材を巻き取る巻取機の間に設けられる一対のピンチロールの間のギャップを制御する圧延制御方法であって、
    前記ピンチロールのワークサイドにおける荷重である第1荷重と、前記ピンチロールのドライブサイドにおける荷重である第2荷重と、を計測し、
    前記尾端が前記仕上圧延機を抜け出たタイミング以降において、前記第1および第2荷重の計測値の差に基づいて計算されたギャップ指令値を前記ピンチロールに出力するフィードバック制御を実行する
    ことを特徴とする圧延制御方法。
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