JP2021110997A - シミュレーション方法、シミュレーション装置、及びプログラム - Google Patents

シミュレーション方法、シミュレーション装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】計算領域の寸法を拡大するとともに、交換相互作用を再現して磁化の分布を解析することが可能なシミュレーション方法を提供する。【解決手段】シミュレーション対象の磁性体を構成する複数の原子を粗視化することにより、元の原子数より少ない個数の粒子の集まりからなる磁性体モデルを生成する。磁性体モデルの複数の粒子にそれぞれ磁気モーメントを付与する。磁性体の原子間交換相互作用に基づいて、磁性体モデルの複数の粒子の間に作用する粒子間交換相互作用を決定する。複数の粒子の各々に作用する磁場に、粒子間交換相互作用に基づく磁場を含め、磁性体モデルの複数の粒子の各々に作用する磁場に基づいて、複数の粒子の各々の磁気モーメントを時間発展させる。【選択図】図4

Description

本発明は、シミュレーション方法、シミュレーション装置、及びプログラムに関する。
磁性体中の磁化のシミュレーションを行う方法として、マイクロマグネティクス法(特許文献1)と、原子スピン法(非特許文献1、2)とが知られている。マイクロマグネティクス法では、磁性体を数十ナノメートル単位のメッシュに分割し、有限要素法によって解析を行う。原子スピン法では、ナノメートル間隔の原子配置と原子スピンを考慮した第一原理計算を行う。
特許第5556882号公報
R F L Evans, et. al., "Atomistic spin model simulations of magnetic nanomaterials", Journal of Physics: Condensed Matter 26 (2014) 103202 Oliver W. Laslett, et. al., "A C++ accelerated Python package for simulating magnetic nanoparticle stochastic dynamics", https://www.researchgate.net/publication/322591996_Magpy_A_C_accelerated_Python_package_for_simulating_magnetic_nanoparticle_stochastic_dynamics
マイクロマグネティクス法では、原子レベルのミクロな領域で生じる相互作用を考慮して解析を行うことが困難である。原子スピン法では、ミクロな物理現象を再現できるが、解析可能な計算領域の寸法が小さく、磁気ヘッド、モータ部品等の磁性体の磁化の解析を行うことは、計算時間やメモリ容量等の制約により困難である。非特許文献2に記載された原子スピン法では、複数の原子を粗視化して計算対象の粒子の個数を減らすことにより、計算時間やメモリ容量等による計算領域の制限を緩和している。ところが、粗視化することによって、原子間の交換相互作用が再現されなくなる。
本発明の目的は、計算領域の寸法を拡大するとともに、交換相互作用を再現して磁化の分布を解析することが可能なシミュレーション方法、シミュレーション装置、及びプログラムを提供することである。
本発明の一観点によると、
シミュレーション対象の磁性体を構成する複数の原子を粗視化することにより、元の原子数より少ない個数の粒子の集まりからなる磁性体モデルを生成し、
前記磁性体モデルの複数の粒子にそれぞれ磁気モーメントを付与し、
前記磁性体の原子間交換相互作用に基づいて、前記磁性体モデルの複数の粒子の間に作用する粒子間交換相互作用を求決定し、
前記複数の粒子の各々に作用する磁場に、粒子間交換相互作用に基づく磁場を含め、前記磁性体モデルの複数の粒子の各々に作用する磁場に基づいて、前記複数の粒子の各々の磁気モーメントを時間発展させるシミュレーション方法が提供される。
本発明の他の観点によると
粗視化条件を含むシミュレーション条件が入力される入力装置と、
前記入力装置に入力されたシミュレーション条件に基づいて、磁性体の磁気モーメントの分布を求める処理装置と、
出力装置と
を有し、
前記処理装置は、
シミュレーション対象の磁性体を構成する複数の原子を、入力された粗視化条件に基づいて粗視化することにより、元の原子数より少ない個数の粒子の集まりからなる磁性体モデルを生成し、
前記磁性体モデルの複数の粒子にそれぞれ磁気モーメントを付与し、
シミュレーション対象の磁性体の原子間交換相互作用に基づいて、前記磁性体モデルの複数の粒子の間に作用する粒子間交換相互作用を決定し、
前記複数の粒子の各々に作用する磁場に、粒子間交換相互作用に基づく磁場を含め、
前記磁性体モデルの複数の粒子の各々に作用する磁場に基づいて、前記複数の粒子の各々の磁気モーメントを時間発展させ、
シミュレーション結果を前記出力装置に出力するシミュレーション装置が提供される。
本発明のさらに他の観点によると、
シミュレーション対象の磁性体を構成する複数の原子を粗視化することにより、元の原子数より少ない個数の粒子の集まりからなる磁性体モデルを生成する機能と、
前記磁性体モデルの複数の粒子にそれぞれ磁気モーメントを付与する機能と、
前記磁性体の原子間交換相互作用に基づいて、前記磁性体モデルの複数の粒子の間に作用する粒子間交換相互作用を決定する機能と、
前記複数の粒子の各々に作用する磁場に、粒子間交換相互作用に基づく磁場を含める機能と、
前記磁性体モデルの複数の粒子の各々に作用する磁場に基づいて、前記複数の粒子の各々の磁気モーメントを時間発展させる機能と
をコンピュータに実現させるプログラムが提供される。
複数の原子を粗視化した複数の粒子の集まりからなる磁性体モデルを生成することにより、計算時間等の増大を抑制しつつ、計算領域の寸法を拡大することができる。さらに、磁性体の原子間交換相互作用に基づいて、磁性体モデルの複数の粒子の間に作用する粒子間交換相互作用を決定し、この粒子間交換相互作用による磁場を考慮することにより、原子間の交換相互作用を再現して磁化の分布を解析することが可能になる。
図1Aは、シミュレーション対象の磁性体を構成する複数の原子を模式的に示す図であり、図1Bは、図1Aに示した磁性体を構成する複数の原子を粗視化することにより、元の原子数より少ない個数の粗視化された粒子の集まりからなる磁性体モデルを模式的に示す図である。 図2は、パラメータV、W、Sを説明するためのi番目の粒子及びj番目の粒子の模式図である。 図3は、実施例によるシミュレーション装置のブロック図である。 図4は、実施例によるシミュレーション方法のフローチャートである。 図5A〜図5D、図5F、図5Gは、シミュレーションによって求められた磁気モーメントの向きの分布を濃淡で表した図であり、図5Eは、図5A〜図5Dに示した磁気モーメントの向きを模式的に示した図である。 図6A及び図6Bは、それぞれ粒子の半径を1nm及び100nmとしてシミュレーションを行った結果を示す図である。
図1A〜図6Bを参照して、実施例によるシミュレーション方法及びシミュレーション装置について説明する。
図1Aは、シミュレーション対象の磁性体10を構成する複数の原子11を模式的に示す図である。実際には、磁性体10内で複数の原子11は三次元的に分布しているが、図1Aでは、複数の原子11が二次元的に分布している例を示している。図1Aは、磁性体10内の1つの仮想的な1つの平面上に位置している複数の原子11と考えてもよい。
複数の原子11の各々は、原子スピンsを有している。i番目の原子11に働く原子間交換相互作用のハミルトニアンH exchは、以下の式で定義される。
Figure 2021110997
ここで、Jは原子間の交換相互作用の強度を表す交換相互作用強度係数であり、s、sは、それぞれi番目及びj番目の原子が持つ原子スピンであり、シグマは、i番目の原子11に隣り合う全ての原子11についての和を意味する。zは、i番目の原子11に隣り合う原子11の個数である。図面中、及び本明細書の数式においては、ベクトルを太字体で表している。
i番目の原子11に作用する原子間交換相互作用による磁場h exchは、以下の式で表される。
Figure 2021110997
ここで、式(1)のsと、式(2)のμとは以下の関係を有する。
Figure 2021110997
ここで、gはg因子であり、通常g因子は約2である。μはボーア磁子である。μは、原子1つの磁気モーメントを示している。
図1Bは、図1Aに示した磁性体10を構成する複数の原子11を粗視化することにより生成される磁性体モデル20を模式的に示す図である。磁性体モデル20は、元の磁性体10の原子数より少ない個数の粗視化された粒子21の集まりからなる。磁性体10の原子11の持つ原子スピンsに基づいて、複数の粒子21の各々に磁気モーメントμが付与される。なお、計算において、粒子21の磁気モーメントμは、例えば長さ1の単位ベクトルとする。
次に、磁性体モデル20内の各粒子21の磁気モーメントμの時間変化を計算する方法について説明する。
複数の粒子21の持つ磁気モーメントμの時間変化は、以下のランダウ−リフシッツ−ギルバート方程式(LLG方程式)で表すことができる。
Figure 2021110997
ここで、hは粒子21に作用する磁場であり、αは減衰定数であり、γは磁気回転比である。
時刻t+Δtにおける磁気モーメントμ(t+Δt)は、時刻tにおける磁気モーメントμ(t)を用いて以下の式で表される。
Figure 2021110997
i番目の粒子21に作用する磁場hは、外部磁場h ext、一軸結晶異方性相互作用による磁場h dipole、双極子相互作用による磁場h anisが含まれる。一軸結晶異方性相互作用による磁場h dipole、及び双極子相互作用による磁場h anisは以下の式で表すことができる。
Figure 2021110997
ここで、rijハットは、j番目の粒子21の位置を始点としi番目の粒子21の位置を終点とするベクトルと平行な単位ベクトルである。rijは、j番目の粒子21からi番目の粒子21までの距離である。μは、j番目の粒子21が持つ磁気モーメントである。eは磁化容易軸ベクトルであり、Kは磁気異方性定数である。
外部磁場h ext、一軸結晶異方性相互作用による磁場h dipole、双極子相互作用による磁場h anisが粒子21に作用すると仮定した場合、磁性体10(図1A)内の原子11に作用する原子間相互作用による磁場h exch(式(2))が磁性体モデル20では再現されない。本実施例では、粒子21の間に、原子間交換相互作用と同等の粒子間交換相互作用が働くと仮定する。
粗視化粒子の間の粒子間交換相互作用のハミルトニアンを以下のように定義する。
Figure 2021110997
Jは、式(1)の交換相互作用強度係数Jと同一である。パラメータV、W、Sについて、図2を参照して説明する。μ及びμは、それぞれi番目及びj番目の粒子21の持つ磁気モーメントである。
図2は、パラメータV、W、Sを説明するためのi番目の粒子21i及びj番目の粒子21jの模式図である。粒子21iと21jとが、相互に隣り合っている。式(7)の右辺のVは、粒子21iの体積を表す。Sは、一方の粒子21iの中心Oから他方の粒子21jを見込む立体角Ωの範囲内の粒子21iの表面積を表す。Wは長さの次元を持つパラメータである。例えば、Wの値として、粒子21iの表面に位置する1原子層の厚さを採用することができる。この場合、Wの値は、磁性体10(図1A)の原子11の直径と等しい。図2において、W・Sの体積の相当する部分にハッチングを付している。
次に、式(7)の物理的な意味について説明する。
磁性体10においては、相互に隣り合う原子11の間で原子間交換相互作用が働く。磁性体モデル20(図1B)の粒子21は、複数の原子11を代表していると考えられる。2つの粒子21の間で働く粒子間相互作用を、式(1)を用いて定義すると、磁性体10内では隣り合わない2つの原子11の間でも原子間交換作用が働いている状態が再現されてしまう。そこで、相互に隣り合う粒子21の表面のうち、近距離で向かい合っている部分の間でのみ、粒子間交換相互作用が働くと考える。本実施例では、「近距離で向かい合っている部分」として、一方の粒子21iの中心Oから他方の粒子21jを見込む立体角Ωの範囲内の表面を採用している。
また、この表面に位置する1原子層分の原子のみが、粒子間交換相互作用に寄与すると考えると、粒子間交換相互作用に寄与する部分の体積は、W・Sで表される。式(7)の右辺の(W・S/V)の項は、粒子の体積に対して、粒子間交換相互作用に寄与する部分の体積が占める割合(以下、実効体積比という。)に相当する。粒子間交換相互作用のハミルトニアンH exchの算出には、粒子間交換相互作用を及ぼし合う2つの粒子21i、21jの持つ磁気モーメントμ、μに、それぞれ実効体積比を乗じて弱められた磁気モーメントを用いる。すなわち、磁性体モデル20(図1)のシミュレーションにおいては、粒子21が持つ磁気モーメントμの全体が粒子間交換相互作用に寄与するのではなく、実効体積比に応じて弱められた磁気モーメント(W・S/V)μが、粒子間交換相互作用に寄与していると考える。
i番目の粒子21iに作用する磁場hは、以下の式により求めることができる。
Figure 2021110997
外部磁場h extは、計算対象となる領域全体に発生し、シミュレーション条件として与えられる。一軸結晶異方性相互作用による磁場h dipole、双極子相互作用による磁場h anisは、式(6)を用いて算出することができる。
粒子間交換相互作用による磁場h exchは、式(7)で定義される粒子間交換相互作用のハミルトニアンを用いて、以下の式で表すことができる。
Figure 2021110997
i番目の粒子21iに作用する磁場hを、式(6)、(8)、(9)を用いて計算し、その結果と式(4)とから、dμ/dtを求める。求められたdμ/dtと式(5)とを用いて、磁気モーメントμを時間発展させる。
図3は、実施例によるシミュレーション装置のブロック図である。実施例によるシミュレーション装置は、入力装置50、処理装置51、出力装置52、及び外部記憶装置53を含む。入力装置50から処理装置51にシミュレーション条件等が入力される。さらに、オペレータから入力装置50に各種指令(コマンド)等が入力される。入力装置50は、例えば通信装置、リムーバブルメディア読取装置、キーボード等で構成される。
処理装置51は、入力されたシミュレーション条件及び指令に基づいてシミュレーション計算を行う。処理装置51は、中央処理ユニット(CPU)、主記憶装置(メインメモリ)等を含むコンピュータで実現される。コンピュータが実行するシミュレーションプログラムが、外部記憶装置53に記憶されている。外部記憶装置53には、例えばハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)等が用いられる。処理装置51は、外部記憶装置53に記憶されているプログラムを主記憶装置に読み出して実行する。
処理装置51は、シミュレーション結果を出力装置52に出力する。シミュレーション結果には、解析対象の部材を表す複数の粒子の状態(位置、速度、磁気モーメント)、複数の粒子からなる粒子系の物理量の時間的変化等を表す情報が含まれる。出力装置52は、例えば通信装置、リムーバブルメディア書込み装置、ディスプレイ等を含む。
図4は、実施例によるシミュレーション方法のフローチャートである。
まず、処理装置51が、入力装置50に入力されたシミュレーション条件を取得する(ステップS1)。シミュレーション条件には、シミュレーション対象の磁性体10(図1A)の物性値、磁性体10の形状、外部磁場、粗視化条件、初期条件、シミュレーション計算における時間刻み幅等が含まれる。
処理装置51は、シミュレーション条件を取得すると、取得したシミュレーション条件に基づいて、磁性体モデル20(図1B)を生成する(ステップS2)。これにより、粗視化された複数の粒子21(図1B)の大きさ、位置が決まる。さらに、複数の粒子21に、それぞれ磁気モーメントμを付与する(ステップS3)。磁気モーメントμの向きは、例えばランダムに設定する。
粒子21の各々に磁気モーメントμを付与したら、粒子間交換相互作用による磁場h exchを考慮した磁場hに基づいて、複数の粒子21の各々が持つ磁気モーメントμを時間発展させる(ステップS4)。ステップS4の計算は、終了条件を満たすまで繰り返す。例えば、磁性体モデル20の磁化状態が定常状態になったら、ステップS4の繰り返し処理を終了させる。終了条件が満たされたら、処理装置51は出力装置52に解析結果を出力する(ステップS5)。解析結果は、例えば、磁気モーメントμの向きの分布を、複数の矢印で表示してもよいし、磁気モーメントμの向きの分布を色の濃淡等で表示してもよい。
次に、上記実施例の優れた効果について説明する。
上記実施例では、磁性体10の複数の原子11を粗視化することにより、計算時間の短縮化を図ることができる。粗視化された複数の粒子21(図1B)の間に、原子間に作用する交換相互作用に相当する粒子間交換相互作用を式(7)で定義し、複数の粒子21の各々に、粒子間交換相互作用による磁場を作用させている。このため、粗視化後の磁性体モデル20の磁気モーメントの時間変化を、交換相互作用を適切に再現してシミュレーションすることができる。
次に、図5A〜図5Gを参照して、上記実施例の優れた効果を確認するために行った実際のシミュレーションの結果について説明する。
図5A〜図5D、図5F、図5Gは、シミュレーションによって求められた磁気モーメントの向きの分布を濃淡で表した図である。図5Eは、図5A〜図5Dに示した磁気モーメントの向きを模式的に示した図である。シミュレーションにおける計算領域は、一辺の長さが50nmの二次元の正方形とした。計算領域内に、xy直交座標系を定義する。粗視化された粒子21の半径が1nmの場合と7.5nmの場合について、粒子21の磁気モーメントの分布が定常状態になるまで時間発展させた。粒子21は、正方格子の格子点の位置に配置し、初期条件として、図5A〜図5D、図5F、図5Gのいずれの場合も、磁気モーメントの向きの分布を同じにした。
図5A及び図5Bは、粗視化した粒子21の半径rを1nmとした場合の磁気モーメントのシミュレーション結果を示す。図5C、図5D、図5F、図5Gは、粗視化した粒子21の半径rを7.5nmとした場合の磁気モーメントのシミュレーション結果を示す。なお、図5F及び図5Gは、粗視化された粒子21の間に粒子間交換相互作用が働かないという条件で行ったシミュレーション結果を示す。
図5A、図5C、及び図5Fは、磁気モーメントのy成分の大きさを示し、図5B、図5D、及び図5Gは、磁気モーメントのx成分の大きさを示す。磁気モーメントのx成分及びy成分の絶対値が大きな領域を、相対的に濃く示している。図5A〜図5Dにおいて濃淡で区分された各領域の磁気モーメントの向きの概略を、図5Eに矢印で示す。
粒子間交換相互作用を考慮し、粒子半径rを1nmとしてシミュレーションを行った結果(図5A、図5B)、及び粒子半径rを7.5nmとしてシミュレーションを行った結果(図5C、図5D)では、磁気モーメントの向きが揃った明確な磁区構造が確認される。これに対して粒子間交換相互作用を考慮しないでシミュレーションを行った結果(図5F、図5G)では磁区構造が現れていない。このシミュレーション結果から、粗視化された磁性体モデル20において、シミュレーション対象の磁性体10の原子間交換相互作用が適切に再現されていることがわかる。
次に、図6A及び図6Bを参照して、交換相互作用の影響の度合いを確認するために行ったシミュレーションの結果について説明する。
図6A及び図6Bは、それぞれ粒子21の半径rを1nm及び100nmとしてシミュレーションを行った結果を示す図である。図6A及び図6Bにおいて、磁気モーメントの分布が定常状態に達した時の磁気モーメントの向きを矢印で示している。シミュレーション領域は二次元の長方形とし、長さ方向及び幅方向に、それぞれ粒子21を24個及び9個配置した。
図6Aに示したシミュレーション結果ではすべての粒子21の磁気モーメントがほぼ同一の方向を向いている。これは、粒子間交換結合作用が、一軸性結晶異方性相互作用や双極子相互作用に比べて強く働くためである。これに対して図6Bに示したシミュレーション結果では、環状磁区構造が確認される。これは、粒子間交換相互作用が相対的に弱まり、一軸性結晶異方性相互作用や双極子相互作用が顕在化したためである。
図6A及び図6のいずれのシミュレーションにおいても、対象とする粒子21の個数は同一である。このため、両者の計算時間はほぼ等しい。また、図6Aのシミュレーションでは、横48nm、縦18nmの長方形の領域が計算対象であるのに対し、図6Bのシミュレーションでは、横4800nm、縦1800nmの長方形の領域が計算対象である。このように、上記実施例による方法を採用することにより、計算時間の長大化を抑制しつつ、計算領域を拡大させることができる。これにより、大きな磁性体の磁気モーメントのシミュレーションを行う際の計算コストの上昇を抑制することができる。
次に、上記実施例の変形例について説明する。
上記実施例では、式(7)に示したように、粒子間交換相互作用のハミルトニアンを決定する際に、粒子21に付与された磁気モーメントを、(W・S/V)の値に応じて弱めた値を用いている。すなわち、粒子間交換相互作用を弱めて、粒子間交換相互作用による磁場を計算している。粒子21に付与された磁気モーメントを弱めるための係数は、(W・S/V)に限らず、1未満のその他の係数を用いてもよい。粒子間交換相互作用を弱めることにより、粒子間交換相互作用を考慮しつつ、かつ一軸性結晶異方性相互作用や双極子相互作用を顕在化させることができる。磁気モーメントを弱めるための係数は、シミュレーション対象の磁性体10(図1A)の大きさや形状、磁性体の物性値等に基づいて、0より大きく1より小さい値に設定するとよい。
上述の実施例は例示であり、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 シミュレーション対象の磁性体
11 原子
20 磁性体モデル
21 粗視化された粒子
21i i番目の粒子
21j j番目の粒子
50 入力装置
51 処理装置
52 出力装置
53 外部記憶装置
本発明の一観点によると、
シミュレーション対象の磁性体を構成する複数の原子を粗視化することにより、元の原子数より少ない個数の粒子の集まりからなる磁性体モデルを生成し、
前記磁性体モデルの複数の粒子にそれぞれ磁気モーメントを付与し、
前記磁性体の原子間交換相互作用に基づいて、前記磁性体モデルの複数の粒子の間に作用する粒子間交換相互作用を決定し、
前記複数の粒子の各々に作用する磁場に、粒子間交換相互作用に基づく磁場を含め、前記磁性体モデルの複数の粒子の各々に作用する磁場に基づいて、前記複数の粒子の各々の磁気モーメントを時間発展させるシミュレーション方法が提供される。
図6Aに示したシミュレーション結果ではすべての粒子21の磁気モーメントがほぼ同一の方向を向いている。これは、粒子間交換相互作用が、一軸性結晶異方性相互作用や双極子相互作用に比べて強く働くためである。これに対して図6Bに示したシミュレーション結果では、環状磁区構造が確認される。これは、粒子間交換相互作用が相対的に弱まり、一軸性結晶異方性相互作用や双極子相互作用が顕在化したためである。
図6A及び図6Bのいずれのシミュレーションにおいても、対象とする粒子21の個数は同一である。このため、両者の計算時間はほぼ等しい。また、図6Aのシミュレーションでは、横48nm、縦18nmの長方形の領域が計算対象であるのに対し、図6Bのシミュレーションでは、横4800nm、縦1800nmの長方形の領域が計算対象である。このように、上記実施例による方法を採用することにより、計算時間の長大化を抑制しつつ、計算領域を拡大させることができる。これにより、大きな磁性体の磁気モーメントのシミュレーションを行う際の計算コストの上昇を抑制することができる。

Claims (6)

  1. シミュレーション対象の磁性体を構成する複数の原子を粗視化することにより、元の原子数より少ない個数の粒子の集まりからなる磁性体モデルを生成し、
    前記磁性体モデルの複数の粒子にそれぞれ磁気モーメントを付与し、
    前記磁性体の原子間交換相互作用に基づいて、前記磁性体モデルの複数の粒子の間に作用する粒子間交換相互作用を決定し、
    前記複数の粒子の各々に作用する磁場に、粒子間交換相互作用に基づく磁場を含め、前記磁性体モデルの複数の粒子の各々に作用する磁場に基づいて、前記複数の粒子の各々の磁気モーメントを時間発展させるシミュレーション方法。
  2. 原子間交換相互作用のハミルトニアンは、原子間交換相互作用を及ぼし合う2つの原子の持つ磁気モーメントの内積に、原子間の交換相互作用の強度を表す交換相互作用強度係数を乗じたものと定義され、
    粒子間交換相互作用のハミルトニアンを、一方の粒子に付与されている磁気モーメントと他方の粒子に付与されている磁気モーメントとを弱めた磁気モーメントの内積に、前記交換相互作用強度係数を乗じたものと定義する請求項1に記載のシミュレーション方法。
  3. 粒子間交換相互作用を及ぼし合う一方の粒子の中心から他方の粒子を見込む立体角の範囲内の表面積と、前記複数の粒子の各々の体積との比に基づいて、粒子間交換相互作用を及ぼし合う2つの粒子の磁気モーメントを弱める請求項2に記載のシミュレーション方法。
  4. 前記複数の粒子の各々の磁気モーメントを時間発展させる際に、ランダウ−リフシッツ−ギルバート方程式を適用する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシミュレーション方法。
  5. 粗視化条件を含むシミュレーション条件が入力される入力装置と、
    前記入力装置に入力されたシミュレーション条件に基づいて、磁性体の磁気モーメントの分布を求める処理装置と、
    出力装置と
    を有し、
    前記処理装置は、
    シミュレーション対象の磁性体を構成する複数の原子を、入力された粗視化条件に基づいて粗視化することにより、元の原子数より少ない個数の粒子の集まりからなる磁性体モデルを生成し、
    前記磁性体モデルの複数の粒子にそれぞれ磁気モーメントを付与し、
    シミュレーション対象の磁性体の原子間交換相互作用に基づいて、前記磁性体モデルの複数の粒子の間に作用する粒子間交換相互作用を決定し、
    前記複数の粒子の各々に作用する磁場に、粒子間交換相互作用に基づく磁場を含め、
    前記磁性体モデルの複数の粒子の各々に作用する磁場に基づいて、前記複数の粒子の各々の磁気モーメントを時間発展させ、
    シミュレーション結果を前記出力装置に出力するシミュレーション装置。
  6. シミュレーション対象の磁性体を構成する複数の原子を粗視化することにより、元の原子数より少ない個数の粒子の集まりからなる磁性体モデルを生成する機能と、
    前記磁性体モデルの複数の粒子にそれぞれ磁気モーメントを付与する機能と、
    前記磁性体の原子間交換相互作用に基づいて、前記磁性体モデルの複数の粒子の間に作用する粒子間交換相互作用を決定する機能と、
    前記複数の粒子の各々に作用する磁場に、粒子間交換相互作用に基づく磁場を含める機能と、
    前記磁性体モデルの複数の粒子の各々に作用する磁場に基づいて、前記複数の粒子の各々の磁気モーメントを時間発展させる機能と
    をコンピュータに実現させるプログラム。
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