JP2021110296A - 送風装置 - Google Patents

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Toshihiko Ibi
俊彦 衣斐
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謙一 今関
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Abstract

【課題】簡素な構成で、気流の向きを調整することができる送風装置を提供する。【解決手段】空気調和機1は、筐体10と、乱れ発生部12とを備える。筐体10は、空気の流路FPを有する。乱れ発生部12は、空気の流れに局所的な乱れを発生させる。筐体10は、流路FPに連通する気流調整空間SPと、気流調整空間SPに接する壁面Waとを有する。気流調整空間SPは、空気が流出する開口10hを含む。気流調整空間SPは、開口10hから流出する前の空気の流れを調整する空間である。乱れ発生部12は、壁面Waに位置する。【選択図】図4

Description

本発明は、送風装置に関する。
送風装置として機能する空気調和機が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の空気調和機は、ルーバー、第一アーム、第二アーム、及びリンク機構を有する。リンク機構は、第一アームの第1支点及び第2支点と、第二アームの第3支点及び第4支点の4個の支点を連結する。リンク機構によって動くルーバーが第一アーム及び第二アームの揺動端側で風向変更動作することにより、水平方向に風を送る。
特開2010−38392号公報
しかしながら、特許文献1に記載の空気調和機の構成が煩雑である。
本発明は、簡素な構成で、気流の向きを調整することができる送風装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面によれば、送風装置は、筐体と、乱れ発生部とを備える。筐体は、空気の流路を有する。乱れ発生部は、前記空気の流れに局所的な乱れを発生させる。前記筐体は、前記流路に連通する気流調整空間と、前記気流調整空間に接する壁面とを有する。前記気流調整空間は、前記空気が流出する開口を含む。前記気流調整空間は、前記開口から流出する前の前記空気の流れを調整する空間である。前記乱れ発生部は、前記壁面に位置する。
本発明によれば、簡素な構成で、気流の向きを調整することができる。
本発明の実施形態1に係る空気調和機を斜め前方から見た斜視図である。 実施形態1に係る空気調和機を斜め後方から見た斜視図である。 図1に示す空気調和機のIII−III断面図である。 図3に示す断面図を模式的に示す図である。 図1に示す空気調和機のV−V断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態2に係る空気調和機の断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態3に係る空気調和機の断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態4に係る空気調和機の断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態5に係る空気調和機の断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態6に係る空気調和機の断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態7に係る空気調和機の断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態8に係る空気調和機の断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態9に係る空気調和機の断面を模式的に示す図である。 比較例における空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施例1における空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。 は、本発明の実施例2における空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、図面には、理解を容易にするために、三次元直交座標系を示すX軸、Y軸、及びZ軸を図示している。一例として、X軸及びY軸は水平方向に平行であり、Z軸は鉛直方向に平行である。
[実施形態1]
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態1に係る空気調和機1について説明する。図1は、空気調和機1を斜め前方から見たときの斜視図である。図2は、空気調和機1を斜め後方から見たときの斜視図である。空気調和機1は、「送風装置」の一例である。空気調和機1は、例えば、除湿機能と、加湿機能とを備える。除湿機能では、空気調和機1は、空気調和機1の周囲の空気を吸い込み、吸い込んだ空気に含まれる水分を除去して空気を吹き出す。空気調和機1は、除湿した空気(風)を衣類に吹き付けることによって、衣類を乾燥させることができる。加湿機能では、空気調和機1は、空気調和機1が吸い込んだ空気に含まれる水分を増加させて空気を吹き出す。
図1及び図2に示すように、空気調和機1は、操作部8と、筐体10と、ルーバー11と、コントローラー(不図示)とを備える。操作部8は、筐体10の上部に設けられる。操作部8は、外部からの指示を受け付ける。具体的には、操作部8の操作ボタン(不図示)を介して、ユーザーは、除湿モード及び乾燥モードなどのモードの切替、並びに、風向制御及び風量制御などの各運転モードの指示を行う。
コントローラーは、筐体10に収容されている。コントローラーは、操作部8が受け付けた指示に基づく制御信号を生成し、制御信号によって、空気調和機1を構成する各部の動作を制御する。
筐体10は、中空の部材である。筐体10の材質は、例えば、板金、又は合成樹脂を含む。ただし、筐体10の材質は特に限定されない。筐体10は、フロントカバー5、リアカバー6、一対の側板7、及び持ち手9を含む。なお、図1では、一対の側板7の一方のみが示され、一対の側板7の他方は隠れている。また、図2では、一対の側板7の他方のみが示され、一対の側板7の一方は隠れている。
フロントカバー5は、ユーザーが主として空気調和機1を利用する向きに位置する。リアカバー6は、フロントカバー5と対向して配置される。側板7は、フロントカバー5とリアカバー6との間に位置する。リアカバー6は、複数の吸込口14を有する。吸込口14を通して、空気調和機1の内部にリアカバー6の周辺の空気が吸い込まれる。持ち手9は、一対の側板の各々に形成されている。ユーザーは、持ち手9を掴んで空気調和機1を持ち上げる。
また、筐体10は、開口10h(図4、図13参照)を有する。開口10hは、筐体10の天面に位置する。開口10hは、筐体10の内部と外部とを連通する。筐体10の内部を移動する空気は、開口10hから流出する。つまり、筐体10の内部を移動する気流WFは、開口10hから流出する。なお、開口10hは、筐体10に形成されていればよく、フロントカバー5に位置していてもよいし、リアカバー6に位置していてもよいし、開口10hの位置は特に限定されない。
ルーバー11は、回転可能に筐体10に取り付けられている。具体的には、ルーバー11は、図3において、回動軸線(不図示)を中心として回動可能に筐体10に取り付けられている。ルーバー11の回動軸線は、例えば、水平方向(例えばY軸)に略平行である。また、ルーバー11は、着脱可能に筐体10に取り付けられている。ルーバー11は、筐体10の内部を移動する気流WFをガイドして、フロントカバー5側を移動する第1気流WF1とリアカバー6側を移動する第2気流WF2とに分岐させる。図3の例では、第1気流WF1は、空気調和機1の前方側に向かって開口10hから流出し、第2気流WF2は、空気調和機1の後方側に向かって開口10hから流出している。
また、ルーバー11は、開口10hにおいて、筐体10の内部を通過した空気が流出する向きを調整する。すなわち、ルーバー11は、開口10hにおいて、開口10hから流出する第1気流WF1の向き及び第2気流WF2の向きを調整する。具体的には、ルーバー11が回動することによって、開口10hから流出する第1気流WF1の向き及び第2気流WF2の向きが調整される。ルーバー11は、「風向調整部材」の一例である。
次に、図3を参照して、空気調和機1について詳細に説明する。図3は、図1に示す空気調和機1のIII−III断面図である。本実施形態において、筐体10は、例えば、箱形状を有する。筐体10は、空気の流路FPと、流路FPに連通する気流調整空間SPと、気流調整空間SPに面する壁面Waとを更に有する。壁面Waは、フロントカバー5側とリアカバー6側とのうち、リアカバー6側に位置している。気流調整空間SPは開口10hを含む。また、ルーバー11は、例えば、断面視において、略三角形形状を有する。
空気調和機1は、乱れ発生部12と、整流部材13と、空気清浄フィルタ15と、加湿フィルタ16と、冷却部17と、放熱部18と、タンク19と、ファン20と、ファンケース21と、ダクト22と、圧縮部(不図示)と、膨張部(不図示)とをさらに備える。冷却部17と放熱部18とは、熱交換器として機能する。
ファン20は、例えば、モータのような駆動源から動力を伝達されることで回転する。ファン20はファンケース21に覆われている。ファンケース21は、吸込口21a及び吹出し口21bを有する。ファンケース21は、吹出し口21b側でダクト22に連結されている。本実施形態において、ファン20は、遠心方向に空気を排出する。ファン20が回転することにより、吸込口14から空気が筐体10内に吸い込まれる。そして、吸込口14から吸い込まれた空気が移動して気流WFが発生し、空気清浄フィルタ15、加湿フィルタ16、冷却部17、及び放熱部18を通過する。そして、気流WFは、吸込口21aに吸い込まれ、吹出し口21bからダクト22に排出される。ダクト22は流路FPの一部を構成する。なお、ファン20に換えてターボファンや高圧軸流ファンを使用してもよい。
ダクト22は、ファン20の回転によって発生した気流WFを整流部材13に導く。ダクト22には、気流WFにイオンを包含させるイオン発生器を配置してもよい。この場合、イオン発生器は、大気中で放電してイオンを発生するものである。イオン発生器としては、m、nをそれぞれ任意の自然数とする正イオンH+(H2O)m、負イオンO2-(H2O)nを発生する構成が好ましい。この場合、空気中の浮遊細菌やウィルスの表面に正負イオンが付着して反応し、表面で活性種OHラジカル(・OH)や過酸化水素(H22)を生成することで殺菌などの効果を発揮させることができる。
空気清浄フィルタ15は、例えば、不織布を紙状に形成したHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタである。但し、空気清浄フィルタ15の種類については特に限定されない。空気清浄フィルタ15は、吸込口14から吸い込まれた気流WFを浄化する。なお、筐体10内の空気清浄フィルタ15が存在する領域は、ファン20が存在する領域と壁面Wcにて区画されている。
タンク19は、加湿用の水(例えば水道水)を収容する。タンク19に収容された水は、加湿フィルタ16に供給される。加湿フィルタ16の一部は、タンク19の内部に収容されている。また、加湿フィルタ16は、例えば、タンク19内に固定されている。空気清浄フィルタ15によって浄化された気流WFは、加湿フィルタ16を通過することにより加湿される。
圧縮部(不図示)は、冷媒を圧送する。圧縮部は、コンプレッサを含む。膨張部(不図示)は、冷媒を減圧する。膨張部は、例えば、キャピラリーチューブを含む。筐体10の内部には、冷凍サイクルが形成される。冷凍サイクルは、圧縮部と、放熱部18と、膨張部と、冷却部17とを環状に連結した循環路を形成し、圧縮部により循環路を通じて冷媒を循環させるサイクルである。冷凍サイクルにおいて、圧縮部が動作することにより冷媒が高温高圧化される。高温高圧化された冷媒は、放熱部18へ送られる。放熱部18は、放熱部18を通過する気流WF中に冷媒の熱を放熱することで、冷媒を冷やす。放熱部18を通過した冷媒は、膨張部へ送られる。膨張部は、放熱部18により冷やされた冷媒を減圧することで、低温低圧化された冷媒を生成する。膨張部を通過した冷媒は、冷却部17へ送られる。冷却部17は、膨張部から低温低圧化された冷媒を供給されることで冷却される。冷却部17を通過した冷媒は、圧縮部へ送られる。冷凍サイクルにおいて、冷媒が、圧縮部、放熱部18、膨張部、及び冷却部17の順番に循環することで、冷却部17の温度上昇が抑制される。なお、冷凍サイクルにおいて、放熱部18には、圧縮部により高温高圧化された冷媒が送られるので、放熱部18の温度が上昇する。
冷却部17は、冷却部17を通過する気流WFを冷やす。冷却部17は、エバポレータを含む。冷却部17は、冷却部17を通過する空気を冷却して、空気に含まれる水分を結露させる。その結果、気流WFが除湿されると共に、水が生成される。
放熱部18は、冷却部17に対向して配置される。放熱部18は、冷凍サイクルにおいて、冷媒を冷やすことによって、冷却部17を冷やす。放熱部18は、コンデンサを含む。放熱部18は、放熱部18を通過する空気中に冷媒の熱を放熱することで、冷媒を冷やす。放熱部18を通過した冷媒は、膨張部へ送られる。膨張部は、放熱部18により冷やされた冷媒を減圧することで、低温低圧化された冷媒を生成する。放熱部18は、冷却部17を通過した気流WFと冷媒との間で熱交換する。その結果、冷却部17を通過した気流WFは、冷媒から熱を受け取って、気流WFの温度が上昇する。
整流部材13は、吹出し口21bから排出された気流WFを整流する。整流部材13は、流路FPにおいて、開口10hよりも空気の流れの上流に位置する。具体的には、整流部材13は、流路FPにおいて空気の流れの上流側の端部に位置する。整流部材13は、整流部材13の形状に応じて気流WFを整流する。整流部材13は、例えば、流路FPを通過する気流WFの旋回流、編流、及び/又は縮流を減少させる。
気流調整空間SPは、整流部材13と開口10hとの間の空間に相当する。気流調整空間SPは、開口10hから流出する前の空気の流れを調整する空間である。すなわち、気流調整空間SPは、開口10hから流出する前の気流WFを調整する空間である。
乱れ発生部12は、開口10hの近傍に位置する。本実施形態では、乱れ発生部12は、ルーバー11の近傍に位置する。図3の例では、乱れ発生部12は、気流調整空間SPを介してルーバー11に対向する。具体的には、乱れ発生部12は、気流調整空間SPに接する壁面Waに位置する。そして、乱れ発生部12は、気流WFに局所的な乱れを発生させる。従って、気流WFに局所的な乱れが発生しない場合と比較して、開口10hから流出する気流WFの向きが変化する。その結果、簡素な構成で、開口10hから流出する気流WFの向きを調整することができる。
具体的には、本実施形態において、乱れ発生部12は、壁面Waであって、リアカバー6側に位置する。従って、乱れ発生部12は、整流部材13を通過した気流WFのうち、リアカバー6側を移動する第2気流WF2に局所的な乱れを発生させる。その結果、第2気流WF2に局所的な乱れが発生しない場合と比較して、開口10hから流出する第2気流WF2の向きが変化するため、簡素な構成で、開口10hから流出する第2気流WF2の向きを調整することができる。
また、空気調和機1が乱れ発生部12を備えない場合と比較して、ルーバー11だけで気流WFの向きを調整するよりも、空気調和機1が乱れ発生部12を備える方が、気流WFからルーバー11への衝撃が軽減する。その結果、ルーバー11のへの負担を軽減できる。
(加湿機能の動作)
次に、空気調和機1の加湿機能の動作について説明する。空気調和機1の加湿運転時において、タンク19には水が入っている。また、冷凍サイクルは、運転を停止している。このとき、ファン20が回転すると、吸込口14から筐体10の内部へ空気が吸い込まれて気流WFが発生し、気流WFは、空気清浄フィルタ15を通過する。次に、空気清浄フィルタ15を通過した気流WFは、加湿フィルタ16を通過して加湿される。さらに、加湿フィルタ16を通過した気流WFは、冷却部17の前面へ回り込み、冷却部17及び放熱部18を通過して、吸込口21aに吸い込まれる。吸込口21aに吸い込まれた気流WFは、ファン20、吹出し口21b、及び整流部材13を通過して、開口10hから、空気調和機1の外部に流出する。なお、空気調和機1の加湿運転時には、冷凍サイクルが運転を停止しているため、冷却部17及び放熱部18を通過する気流WFは、冷却部17及び放熱部18によって除湿されない。
(除湿機能の動作)
次に、空気調和機1の除湿機能の動作について説明する。空気調和機1の除湿運転時において、タンク19には水が入っていない。また、冷凍サイクルは、運転する。このとき、ファン20が回転すると、吸込口14から筐体10の内部へ空気が吸い込まれて気流WFが発生し、気流WFは、空気清浄フィルタ15を通過する。次に、空気清浄フィルタ15を通過した気流WFは、加湿フィルタ16を通過する。さらに、加湿フィルタ16を通過した気流WFは、冷却部17の前面へ回り込み、冷却部17及び放熱部18を通過して除湿される。冷却部17及び放熱部18を通過した気流WFは、吸込口21aに吸い込まれ、ファン20および吹出し口21bを通過し、開口10hから、空気調和機1の外部に流出する。気流WFを除湿するときに生じたドレイン水は、冷却部17及び放熱部18の下方に配置された貯留部24にて貯留される。貯留部24は、貯留部24に貯留されたドレイン水の量又は水位を検出する検出部(不図示)を備える。貯留部24に一定量のドレイン水が貯留されると、ドレイン水が一定量以上であることが報知され、空気調和機1は、除湿機能を停止させる。ユーザーは、筐体10から貯留部24を引き出して、貯留部24に貯留されたドレイン水を廃棄することができる。貯留部24に貯留されたドレイン水が一定量以上であっても、ユーザーが貯留部24に貯留されたドレイン水を廃棄することによって、再び除湿機能が動作可能になる。除湿された気流WFは、空気調和機1の外に流出すると、空気調和機1が設置された部屋の空気を除湿したり、衣類乾燥に利用されたりする。なお、空気調和機1の除湿運転時には、タンク19に水が入っていないため、加湿フィルタ16を通過する気流WFは加湿されない。
次に、図4を参照して、空気調和機1の内部を通過する気流WFについて説明する。図4は、図3に示す空気調和機1の断面図を模式的に示す図である。図4において、左側が空気調和機1の前方であり、右側が空気調和機1の後方である。なお、理解の容易のため、図4では、空気調和機1の詳細なデザインを省略して記載する。例えば、図4において、壁面Waの上部が角ばった形状を有するが、構造上の一例であって、壁面Waの上部がブレンドをとった形状を有したり、面取りした形状を有したりしてもよい。
図4に示すように、ルーバー11は、第1ガイド11aと、第2ガイド11bとを有する。第1ガイド11aは、フロントカバー5側に位置する。また、第2ガイド11bは、リアカバー6側に位置する。
本実施形態において、乱れ発生部12は、壁面Waに形成された凹部121を含む。凹部121は、リアカバー6側に凹んでいる。具体的には、凹部121は、流路FPが延びる方向D1に対して交差する方向D2に凹んでいる。図4の例では、方向D2は、方向D1に略直交する。また、図4の例では、方向D1は、鉛直方向に沿った方向である。本実施形態において、乱れ発生部12(具体的には凹部121)は、断面視において、略四角形形状を有する。従って、凹部121は、方向D1に沿った壁面W11を有している。
整流部材13を通過する気流WFは、気流調整空間SPを通って、開口10hに向かう。気流WFの一部の第1気流WF1は、第1ガイド11aにガイドされて、開口10hのうちのフロントカバー5側から流出する。また、気流WFの他の一部の第2気流WF2は、第2ガイド11bにガイドされて、開口10hのうちのリアカバー6側から流出する。
第2気流WF2が開口10hに向かうとき、第2気流WF2の一部が凹部121に侵入する。凹部121は、凹部121に侵入した第2気流WF2の一部から空気の渦Wpを発生させる。従って、第2気流WF2が渦Wpに引っ張られ、開口10hから流出する第2気流WF2の進む方向が、水平方向(方向D2)に近づくように変化する。つまり、開口10hから流出する第2気流WF2が水平方向に近づく側に曲げられる。その結果、気流調整空間SPに接する壁面Waに簡素な構造の凹部121を設けることで、第2気流WF2の向きを調整できる。ひいては、第1気流WF1及び第2気流WF2が空気調和機1の開口10hから流出する角度を拡げることができる。
次に、図5を参照して、乱れ発生部12について説明する。図5は、図1に示す空気調和機1のV−V断面を模式的に示す図である。なお、説明の便宜上、図5において、ルーバー11の記載を省略している。また、図5では、理解を容易にするため、乱れ発生部12にドットハッチングを付している。
図5に示すように、本実施形態において、乱れ発生部12は、一対の側板7の一方から他方に向かう方向D3(図5の例ではY軸方向)に沿って延びている。つまり、乱れ発生部12は、略直線状に延びる略溝形状を有する。方向D3は、方向D1及び方向D2(図4)に略直交する。また、本実施形態において、空気調和機1は、1つの乱れ発生部12を備える。ただし、空気調和機1は、複数の乱れ発生部12を備えていてもよい。具体的には、例えば、方向D3における幅の短い複数の乱れ発生部12が、方向D3に沿って配置されていてもよい。
[実施形態2]
次に、図6を参照して、実施形態2に係る空気調和機1bについて説明する。図6は、実施形態2に係る空気調和機1bの断面図である。図6では、図4に示す実施形態1の空気調和機1と同様の視点で、実施形態2に係る空気調和機1bを見たときの断面を模式的に示している。断面視において、乱れ発生部12bが略三角形形状を有する点で、実施形態2は実施形態1と異なる。以下、実施形態2について、実施形態1と異なる事項について説明し、実施形態1と重複する部分についての説明は割愛する。
図6に示すように、乱れ発生部12bは、凹部121bを含む。本実施形態において、乱れ発生部12b(具体的には凹部121b)は、断面視において、略三角形形状を有する。従って、凹部121bは、方向D1に対して傾斜する壁面W12を有する。本実施形態の凹部121bの壁面Waに対する深さと、実施形態1に係る凹部121(図4)の壁面Waに対する深さとが同じである場合、本実施形態の凹部121bの方が実施形態1に係る凹部121よりも小さい。つまり、凹部121bの容量が凹部121の容量よりも小さい。従って、本実施形態の凹部121bに侵入する第2気流WF2の流量の方が、実施形態1の凹部121に侵入する第2気流WF2の流量よりも小さい。その結果、第2気流WF2に生じる圧力損失を低減できる。
[実施形態3]
次に、図7を参照して、実施形態3に係る空気調和機1cについて説明する。図7は、実施形態3に係る空気調和機1cの断面図である。図7では、図4に示す実施形態1の空気調和機1と同様の視点で、実施形態3に係る空気調和機1cを見たときの断面を模式的に示している。断面視において、乱れ発生部12cが半円形状を有する点で、実施形態3は、実施形態1及び実施形態2と異なる。以下、実施形態3について、実施形態1及び実施形態2の各々と異なる事項について説明し、実施形態1及び実施形態2の各々と重複する部分についての説明は割愛する。
図7に示すように、乱れ発生部12cは、凹部121cを含む。本実施形態において、乱れ発生部12c(具体的には凹部121c)は、断面視において、略半円形状を有する。従って、凹部121cは、曲面W13を有する。その結果、乱れ発生部12cに侵入した第2気流WF2は、凹部121cの曲面に沿って円滑に流れるため、効果的に空気の渦Wpを発生できる。
[実施形態4]
次に、図8を参照して、実施形態4に係る空気調和機1dについて説明する。図8は、実施形態4に係る空気調和機1dの断面図である。図8では、図4に示す実施形態1の空気調和機1と同様の視点で、実施形態4に係る空気調和機1dを見たときの断面を模式的に示している。空気調和機1dが一対の乱れ発生部12dを備える点で、実施形態4は、実施形態1〜実施形態3と異なる。以下、実施形態4について、実施形態1〜実施形態3の各々と異なる事項について説明し、実施形態1〜実施形態3の各々と重複する部分についての説明は割愛する。
図8に示すように、筐体10は、壁面Waに加えて、壁面Wbをさらに有する。壁面Wbは、気流調整空間SPに接する。壁面Wbは、方向D2において、壁面Waと対向する。壁面Wbは、フロントカバー5側に位置する。本実施形態において、一対の乱れ発生部12dの各々は、断面視において、略四角形形状を有する。一対の乱れ発生部12dは、方向D2において互いに対向する。一対の乱れ発生部12dのうちの一方の乱れ発生部12dを乱れ発生部12dfと記載する場合がある。一対の乱れ発生部12dのうちの他方の乱れ発生部12dは、図4を参照して説明した実施形態1の乱れ発生部12と同様の乱れ発生部12である。乱れ発生部12dfは、壁面Wbに位置する。具体的には、乱れ発生部12dfは、壁面Wbであって、フロントカバー5側に位置する。乱れ発生部12dfは、凹部121dfを含む。乱れ発生部12df及び凹部121dfは、図4を参照して説明した実施形態1の乱れ発生部12及び凹部121と同様の構成を有する。ただし、凹部121dfは、フロントカバー5側に凹んでいる。
第1気流WF1が開口10hに向かうとき、第1気流WF1の一部が凹部121dfに侵入する。そして、凹部121dfは、凹部121dfに侵入した第1気流WF1の一部から空気の渦Wpfを発生させる。従って、第1気流WF1の一部が渦Wpfに引っ張られ、開口10hから流出する第1気流WF1の進む方向が、水平方向(図8の例では方向D2)に近づくに変化する。つまり、開口10hから流出する第1気流WF1が水平方向に近づく側に曲げられる。その結果、気流調整空間SPに接する壁面Wbに簡素な構造の凹部121dfを設けることで、第1気流WF1の向きを調整できる。
また、本実施形態では、実施形態1と同様に、乱れ発生部12によって、開口10hから流出する第2気流WF2の進む方向が水平方向に近づくように変化する。加えて、乱れ発生部12dfによって、開口10hから流出する第1気流WF1の進む方向が水平方向に近づくように変化する。その結果、第2気流WF2に加えて、第1気流WF1の向きを調整できる。ひいては、第1気流WF1及び第2気流WF2が空気調和機1dの開口10hから流出する角度をさらに拡げることができる。
[実施形態5]
次に、図9を参照して、実施形態5に係る空気調和機1eについて説明する。図9は、実施形態5に係る空気調和機1eの断面図である。図9では、図4に示す実施形態1の空気調和機1と同様の視点で、実施形態5に係る空気調和機1eを見たときの断面を模式的に示している。空気調和機1eが備える乱れ発生部12eが、深さ調整部122を含む点で、実施形態5は、実施形態1〜実施形態4と異なる。以下、実施形態5について、実施形態1〜実施形態4の各々と異なる事項について説明し、実施形態1〜実施形態4の各々と重複する部分についての説明は割愛する。
図9に示すように、本実施形態において、乱れ発生部12eは、断面視において、略四角形形状を有する。乱れ発生部12eは、凹部121と、深さ調整部122と、移動機構(不図示)とを含む。
深さ調整部122は凹部121の内部に配置される。つまり、深さ調整部122は、凹部121に囲まれるように配置される。深さ調整部122は、例えば、略板状部材である。深さ調整部122は、凹部121に沿って移動する。すなわち、深さ調整部122は、流路FPが延びる方向D1に対して交差する方向D2に沿って移動する。つまり、深さ調整部122は、凹部121の深さ方向に沿って移動する。
移動機構は、深さ調整部122を凹部121の深さ方向に沿って移動させる。移動機構の構成は、特に限定されない。移動機構は、例えば、筐体10の外面から突出するつまみである。移動機構は、深さ調整部122に連結されており、ユーザーがつまみを操作することによって、深さ調整部122が凹部121の深さ方向に移動する。
深さ調整部122は、凹部121における第2気流WF2の侵入深さを調整する。具体的には、深さ調整部122が気流調整空間SPに近づくことによって、第2気流WF2の侵入深さが浅くなる。一方、深さ調整部122が気流調整空間SPから遠ざかることによって、第2気流WF2の侵入深さが深くなる。深さ調整部122が気流調整空間SPに近づくことによって、深さ調整部122のうちの気流調整空間SPに接する外面と、壁面Waとが略面一になってもよい。
凹部121における第2気流WF2の侵入深さが調整されることによって、凹部121で生成される渦Wpの大きさが調整される。例えば、凹部121における第2気流WF2の侵入深さが浅くなることによって、渦Wpの大きさが小さくなる。渦Wpの大きさが小さくなると、第2気流WF2が渦Wpに引っ張られる力が弱くなり、開口10hから流出する第2気流WF2の向きの変化が小さくなる。一方、凹部121における第2気流WF2の侵入深さが深くなることによって、渦Wpの大きさが大きくなる。渦Wpの大きさが大きくなると、第2気流WF2が渦Wpに引っ張られる力が大きくなり、開口10hから流出する第2気流WF2の向きの変化が大きくなる。従って、深さ調整部122を移動させることで、第2気流WF2の向きの変化を調整できる。その結果、第2気流WF2の向きをユーザーの好みに応じて容易に調整できる。
[実施形態6]
次に、図10を参照して、実施形態6に係る空気調和機1fについて説明する。図10は、実施形態6に係る空気調和機1fの断面図である。図10では、図4に示す実施形態1の空気調和機1と同様の視点で、実施形態6に係る空気調和機1fを見たときの断面を模式的に示している。空気調和機1fが移動機構30を備える点で、実施形態6は、実施形態5と異なる。以下、実施形態6について、実施形態1〜実施形態5の各々と異なる事項について説明し、実施形態1〜実施形態5の各々と重複する部分についての説明は割愛する。
図10に示すように、本実施形態において、乱れ発生部12fは、凹部121を含む。空気調和機1fは、移動機構30を備える。移動機構30は、深さ調整部122に接続されて、深さ調整部122を凹部121の深さ方向に沿って移動させる。従って、本実施形態では、実施形態5と同様に、凹部121における第2気流WF2の侵入深さが調整されて、凹部121で生成される渦Wpの大きさを調整できる。その結果、移動機構30によって、第2気流WF2の向きの変化を容易に調整できる。なお、図10では、図面の簡略化のために、渦Wpを省略している。
具体的には、移動機構30は、ルーバー11の回動に連動して、深さ調整部122を凹部121の深さ方向に沿って移動させる。移動機構30は、例えば、棒状部材又は平板状部材を含む。詳細には、移動機構30の一端部(以下、第1端部)がルーバー11に連結され、移動機構30の他端部(以下、第2端部)が深さ調整部122に連結される。ルーバー11が回動すると、移動機構30の第1端部が変位する。その結果、移動機構30の第2端部が変位して、第2端部に接続される深さ調整部122が、方向D2に沿って移動する。
更に具体的には、移動機構30は、一対の連結部材32を含む。連結部材32は、例えば、棒状部材又は平板状部材である。なお、図10において、一対の連結部材32の一方のみを図示し、一対の連結部材32の他方の記載を省略している。
ここで、ルーバー11はルーバー軸31を有する。ルーバー11は、ルーバー軸31を中心に回動する。ルーバー軸31は、方向D3(図1)に沿って延びている。本実施形態において、ルーバー軸31は、ルーバー11を貫通している。具体的には、ルーバー軸31は、ルーバー11に形成された貫通孔を貫通している。方向D3におけるルーバー軸31の両端部は、それぞれ、ルーバー11から突出している。
一対の連結部材32は、それぞれ、ルーバー軸31と、深さ調整部122とを連結する。一対の連結部材32の一方端は、それぞれ、ルーバー11から突出しているルーバー軸31の両端部に連結される。一対の連結部材32の他方端は、それぞれ、深さ調整部122に連結される。従って、ルーバー11が回動することによって、ルーバー11に連動して、一対の連結部材32は、深さ調整部122を移動させる。その結果、ルーバー11の回動に連動して、開口10hから流出する第1気流WF1及び第2気流WF2の各々の向きを調整できる。
以上、図10を参照して説明したように、移動機構30は、ルーバー11に連動して深さ調整部122を移動する。従って、ルーバー11による風向の調整と、凹部121への第2気流WF2の侵入深さ(つまり、発生する渦Wpの大きさ)とを同時に調整できる。その結果、空気調和機1fから流出する第1気流WF1及び第2気流WF2の各々の向きを自在に制御できる。
[実施形態7]
次に、図11を参照して、実施形態7に係る空気調和機1gについて説明する。図11は、実施形態7に係る空気調和機1gの断面図である。図11では、図4に示す実施形態1の空気調和機1と同様の視点で、実施形態7に係る空気調和機1gを見たときの断面を模式的に示している。ルーバー11gが突出部11Pを含む点で、実施形態7は、実施形態1〜実施形態6と異なる。以下、実施形態7について、実施形態1〜実施形態6の各々と異なる事項について説明し、実施形態1〜実施形態6の各々と重複する部分についての説明は割愛する。
本実施形態において、図11に示すように、乱れ発生部12は、凹部121を含む。ルーバー11は、突出部11Pを含む。突出部11Pは、ルーバー11の乱れ発生部12が位置する側において、空気の経路PHに向かって突出する。従って、ルーバー11が突出部11Pを含まない場合と比較して、開口10hから流出する第2気流WF2の進行方向を、さらに水平方向(図11の例では方向D2)に近づけるように変化させることができる。その結果、簡素な構成で、第2気流WF2の向きを更に効果的に調整できる。なお、空気の経路PHは、図11の例では、開口10hの外部を示しているが、気流調整空間SPに含まれていてもよい。
具体的には、突出部11Pは、ルーバー11の第2ガイド11bにおいて、気流WF(具体的には第2気流WF2)の流れの下流側と上流側とのうち下流側に位置する。また、図11の例では、突出部11Pは、空気調和機1の後方に向かって突出している。
[実施形態8]
次に、図12を参照して、実施形態8に係る空気調和機1hについて説明する。図12は、実施形態8に係る空気調和機1hの断面図である。図12では、図4に示す実施形態1の空気調和機1と同様の視点で、実施形態8に係る空気調和機1hを見たときの断面を模式的に示している。空気調和機1hの乱れ発生部12が凸部123を含む点で、実施形態8は、実施形態1〜実施形態7と異なる。以下、実施形態8について、実施形態1〜実施形態7の各々と異なる事項について説明し、実施形態1〜実施形態7の各々と重複する部分についての説明は割愛する。
本実施形態において、図12に示すように、乱れ発生部12hは、凸部123を含む。凸部123は、壁面Waに形成されている。具体的には、凸部123は、壁面Waであって、リアカバー6側に形成されている。凸部123は、壁面Wから気流調整空間SPに向かって突出する。
第2気流WF2が開口10hに向かうことによって、凸部123の特定面123aと壁面Waとで規定される隅部空間に第2気流WF2の一部が侵入し、空気の渦Wpが発生する。従って、第2気流WF2の一部が渦Wpに引っ張られ、開口10hから流出する第2気流WF2が進む方向が、水平方向(図12の例では方向D2)に近づくように変化する。その結果、気流調整空間SPに接する壁面Waに簡素な構造の凸部123が位置することで、第2気流WF2の進む方向を調整できる。なお、特定面123aは、凸部123において、気流WF(具体的には第2気流WF2)の上流側の面と下流側の面とのうちの下流側の面を示す。
[実施形態9]
次に、図13を参照して、実施形態9に係る空気調和機1jについて説明する。図13は、実施形態9に係る空気調和機1jの断面図である。図13では、図4に示す実施形態1の空気調和機1と同様の視点で、実施形態9に係る空気調和機1jを見たときの断面を模式的に示している。空気調和機1jがルーバー11を備えていない点で、実施形態9は、実施形態1〜実施形態8と異なる。以下、実施形態9について、実施形態1〜実施形態8の各々と異なる事項について説明し、実施形態1〜実施形態8の各々と重複する部分についての説明は割愛する。
本実施形態において、図13に示すように、乱れ発生部12は、凹部121を含む。気流WFが開口10hに向かうとき、気流WFの一部が、凹部121に侵入する。そして、凹部121は、凹部121に侵入した気流WFの一部から空気の渦Wpを発生させる。従って、凹部121の近くを移動する気流WFの一部が渦Wpに引っ張られる。その結果、気流WFのうち、乱れ発生部12jに近い気流WF4は、水平方向(図13の例では方向D2)に近づくように向きを変化させて空気調和機1jから流出する。一方、気流WFのうち、乱れ発生部12から離れている気流WF3は、乱れ発生部12jによる渦Wpの影響を受けないため、向きを変えることなく空気調和機1jから流出する。
次に、本発明が実施例に基づき具体的に説明されるが、本発明は以下の実施例によって限定されない。
実施例1、実施例2では、シミュレーションによって第1気流WF1及び第2気流WF2の流出方向を算出した。シミュレーションでは、ソフトウェア「scFLOW」(株式会社ソフトウェアクレイドル製)を使用した。
以下、図14を参照して、本発明の実施例1に係る空気調和機1、実施例2に係る空気調和機1g、及び比較例に係る空気調和機100Xを説明する。
図14Aは、比較例における空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。図14Aに示すように、比較例に係る空気調和機100Xは、ルーバー100Yを備え、図4の空気調和機1から乱れ発生部12を除いた構成を有していた。図14Bは、本発明の実施例1における空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。図14Bに示すように、実施例1に係る空気調和機1の構成は、図4を参照して説明した実施形態1に係る空気調和機1の構成と同様であった。図14Cは、本発明の実施例2における空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。図14Cに示すように、実施例2に係る空気調和機1gの構成は、図11を参照して説明した実施形態7に係る空気調和機1gの構成と同様であった。
比較例に係る空気調和機100X、実施例1に係る空気調和機1、及び実施例2に係る空気調和機1gでは、シミュレーションによって第1気流WF1及び第2気流WF2を算出した。以下、第2気流WF2に着目する。
図14A〜図14Cに示すように、実施例1及び実施例2に係る空気調和機1、1gから流出する第2気流WF2の流出方向は、比較例に係る空気調和機100Xから流出する第2気流WF2の流出方向よりも、水平方向HDに近かった。つまり、実施例1及び実施例2に係る空気調和機1、1gから流出する第2気流WF2は、比較例に係る空気調和機100Xから流出する第2気流WF2よりも、水平方向HDの側に曲がっていた。従って、実施例1及び実施例2では、比較例よりも、第2気流WF2の傾きを水平方向HDの側に近づけるように傾かせることができた。
また、図14B及び図14Cに示すように、実施例2に係る空気調和機1gから流出する第2気流WF2の流出方向は、実施例1に係る空気調和機1から流出する第2気流WF2の流出方向よりも、水平方向HDに近かった。つまり、実施例2に係る空気調和機1gから流出する第2気流WF2は、実施例1に係る空気調和機1から流出する第2気流WF2よりも、水平方向HDの側に曲がっていた。従って、実施例2では、実施例1よりも、第2気流WF2の傾きを水平方向HDの側に近づけるように傾かせることができた。換言すれば、ルーバー11に突出部11Pを設けることで、第2気流WF2を、より水平方向HDの側に変化させることができた。
以上、図面(図1〜図14)を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図3を参照して説明したように、実施形態1において、空気調和機1は、冷凍サイクルを用いたコンプレッサ方式にて除湿を行っていた。ただし、空気調和機1が気流WFを除湿する限り、気流WF中の水分を吸着する乾燥剤等を用いたデシカント方式にて除湿を行ってもよく、また、コンプレッサ方式とデシカント方式とを組み合わせたハイブリッド方式にて除湿してもよく、さらに、他の除湿方式にて除湿を行ってもよい。
(2)図3を参照して説明したように、ルーバー11は、Y軸を中心として回転可能に筐体10に取り付けられていた。ただし、ルーバー11が気流WFが流出する向きを調整できる限り、ルーバー11は、X軸を中心として回転してもよい。
(3)図1〜図14を参照して説明したように、空気調和機1は、除湿機能と、加湿機能とを備える除加湿装置であった。ただし、空気調和機1が乱れ発生部12を備える限り、空気調和機1は特に限定されない。例えば、空気調和機1は、空気清浄機、加湿器、除湿機、又はエアコンディショナーであってもよい。また、例えば、空気調和機1は、気流を発生する機能だけを有していてもよい。
本発明は、送風装置の分野に利用可能である。
1 空気調和機(送風装置)
10 筐体
10h 開口
11 ルーバー(風向調整部材)
12 乱れ発生部
121 凹部
122 深さ調整部
123 凸部
30 移動機構
FP 流路
SP 気流調整空間
Wa 壁面

Claims (8)

  1. 空気の流路を有する筐体と、
    前記空気の流れに局所的な乱れを発生させる乱れ発生部と
    を備え、
    前記筐体は、
    前記流路に連通する気流調整空間と、
    前記気流調整空間に接する壁面と
    を有し、
    前記気流調整空間は、前記空気が流出する開口を含み、
    前記気流調整空間は、前記開口から流出する前の前記空気の流れを調整する空間であり、
    前記乱れ発生部は、前記壁面に位置する、送風装置。
  2. 前記開口において、前記空気が流出する向きを調整する風向調整部材をさらに備え、
    前記乱れ発生部は、前記気流調整空間を介して前記風向調整部材に対向する、請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記風向調整部材は、前記乱れ発生部が位置する側において、前記空気の経路に向かって突出する突出部を含む、請求項2に記載の送風装置。
  4. 前記空気の流れを整流する整流部材をさらに備え、
    前記整流部材は、前記流路において、前記開口よりも前記空気の流れの上流に位置し、
    前記乱れ発生部は、前記壁面において、前記開口と前記整流部材との間に位置する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の送風装置。
  5. 前記乱れ発生部は、前記壁面に形成された凹部を含み、
    前記凹部は、前記流路が延びる方向に対して交差する方向に凹んでいる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の送風装置。
  6. 前記乱れ発生部は、前記凹部における前記空気の侵入深さを調整する深さ調整部をさらに含む、請求項5に記載の送風装置。
  7. 前記深さ調整部に接続されて、前記深さ調整部を前記凹部の深さ方向に沿って移動させる移動機構をさらに備える、請求項6に記載の送風装置。
  8. 前記乱れ発生部は、前記壁面に形成された凸部を含み、
    前記凸部は、前記壁面から前記気流調整空間に向かって突出する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の送風装置。
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