JP2021104510A - 水処理システム及び散気装置の配置方法 - Google Patents

水処理システム及び散気装置の配置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、エアリフト効果が高められ、槽内に強い旋回流を発生させることが可能な散気装置を備えた水処理システムを提供することである。【解決手段】上記課題を解決するために、散気槽と、前記散気槽の一方の側壁に近接し、前記散気槽の他方の側壁との間に間隙を形成して設置された散気装置を備える水処理システムであって、前記散気装置は、前記他方の側壁から前記一方の側壁に向かうに従い、散気量が次第に減少あるいは増加することを特徴とする水処理システムを提供する。この水処理システムにおいて、水面での強い流れが生じ、水面でのスカム堆積防止が可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、液体中に微細な気泡を分散させるための散気装置を備える水処理システム及び散気装置を配置する方法に関するものである。更に詳しくは、排水等を水処理するための散気槽に用いる散気装置を備える水処理システム及び散気装置の配置方法に関するものである。
下水や汚水等の排水を処理する方法として、排水処理装置に散気槽を設け、この散気槽内に散気装置を設置し、この散気装置により空気を微細な気泡として排水中に分散する方法がある。散気装置は、ブロワーにより供給された酸素等を微細な気泡に変えて散気槽内に供給し、被処理水中の溶存酸素量を高めるものである。特に、処理効率に関わる酸素移動効率を向上させるための散気装置が広く用いられている。
例えば、特許文献1には、散気装置としてメンブレン式散気装置を設けた水処理システムが記載されている。
特許文献1には、メンブレン式散気装置を用いた散気において、メンブレン式散気装置への通気量を所定値以下に設定することで、気泡径を小さくし、気泡径の分布幅を狭くすることができるため、高い酸素移動効率を達成し、水処理効率を高めることが記載されている。
特開2008−221158号公報
特許文献1に記載されるメンブレン式散気装置のような超微細気泡散気装置では、気泡径を小さくすることにより酸素移動効率を高めることができる。しかし、気泡によるエアリフト効果が小さくなるため、槽内に強い旋回流を発生させることが困難となる。その結果、水面での流速が低下して、スカムが水面に留まりやすくなるという問題が生じる。
そこで、本発明の課題は、エアリフト効果が高められ、槽内に強い旋回流を発生させることが可能な散気装置を備えた水処理システムを提供することである。
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、散気装置を散気槽の一方の側壁に寄せて配置する散気装置を備えた水処理システムにおいて、局所的に散気密度が高くなるように散気装置の散気量を減少あるいは増加させることで、水面での強い流れが生じ、水面でのスカム堆積防止が可能となることを見出して本発明を完成させた。
具体的には、本発明は、以下の水処理システム及び散気装置の配置方法である。
上記課題を解決するための本発明は、散気槽と、前記散気槽の一方の側壁に近接し、前記散気槽の他方の側壁との間に間隙を形成して設置された散気装置を備える水処理システムであって、前記散気装置は、前記他方の側壁から前記一方の側壁に向かうに従い、散気量が次第に減少あるいは増加することを特徴とするものである。
本発明の水処理システムによれば、散気装置は、散気槽の他方の側壁から一方の側壁に向かうに従い、散気量が次第に減少あるいは増加するように構成されているため、局所的にエアリフト効果の高い領域が生じ、散気槽内に強い旋回流が生じる。その結果、水面の流速が上昇し、水面でのスカム堆積を防ぐ効果を奏する。
更に、本発明の散気装置を備える水処理システムの一形態としては、散気装置は、前記他方の側壁から前記一方の側壁に向かうに従い、散気量が次第に増加することを特徴とするものである。
この特徴によれば、散気槽の側壁により近い側の散気密度が高まるため、散気装置に近接する一方の側壁付近で強い上昇流が発生する。この上昇流は、水面において他方の側壁に向かう流れとなり、他方の側壁付近で下降流となる。すなわち、散気槽全体を旋回する旋回流が形成される。この旋回流は、散気量が均等になるように配置された散気装置に比べて、水面の流速が格段に上昇するため、水面でのスカム堆積をより確実に防止することができる。
更に、本発明の散気装置を備える水処理システムの一形態としては、散気装置は、複数の散気体からなり、前記散気体は、前記一方の側壁に向かうに従い、密集するように配置されていることを特徴とするものである。
この特徴によれば、散気装置に供給する空気量を一定にした状態で、散気槽の側壁により近い側の散気密度を高め、水面での強い流れを生じさせることができる。
また、上記課題を解決するための本発明は、散気槽に、複数の散気体からなる散気装置を配置する方法であって、前記散気装置は、前記散気槽の一方の側壁に近接し、前記散気槽の他方の側壁との間に間隙を形成して設置され、前記散気体は、前記一方の側壁に向かうに従い、密集するように配置されていることを特徴とするものである。
本発明の散気装置の配置方法によれば、簡易的に上述の水処理システムを構築し、散気槽内の水面の流速を上昇させることができる。
本発明の散気装置を備える水処理システムによれば、エアリフト効果が高められ、槽内に強い旋回流を発生させることが可能な散気装置を備えた水処理システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態の水処理システムの構成を示す概略説明図である。(a)本発明の第1の実施形態の水処理システムの概略斜視図である。(b)本発明の第1の実施形態の水処理システムの平面図である。(c)本発明の第1の実施形態の水処理システムの側面図である。(図1b中のI−I矢視図) 本発明の第2の実施形態の水処理システムの構成を示す概略説明図である。(a)本発明の第2の実施形態の水処理システムの平面図である。(b)本発明の第2の実施形態の水処理システムの側面図である。(図2a中のII−II矢視図) 水面流速シミュレーションの結果を示した図である。(a)本発明の第1の実施形態の水処理システムにおける結果を示した図である。(b)散気体を等間隔で配置した従来の旋回式の散気装置を備える水処理システムにおける結果を示した図である。 本発明の第1の実施形態の水処理システムと、散気体を等間隔で配置した従来の旋回式の散気装置を備えた水処理システムにおける水面平均流速の比較したグラフである。
本発明の水処理システムは、液体中に微細な気泡を分散させるための散気装置を有する排水処理装置等に利用するものである。特に好ましくは、排水等を活性汚泥により生物学的水処理するための散気槽に用いる超微細気泡散気装置を備える水処理システムに利用される。
本発明の散気装置を備える水処理システムは、散気槽と、前記散気槽の一方の側壁に近接し、前記散気槽の他方の側壁との間に間隙を形成して設置された散気装置を備える水処理システムであって、前記散気装置は、前記他方の側壁から前記一方の側壁に向かうに従い、散気量が次第に減少あるいは増加することを特徴とする。
以下、本発明の実施形態を、添付画面を参照して詳細に説明する。なお、この実施形態は、本発明を限定するものではない。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態の散気装置を備える水処理システムの構成を示す概略説明図である。(a)本発明の第1の実施形態の水処理システムの全体概略斜視図である。(b)本発明の第1の実施形態の水処理システムの平面図である。(c)本発明の第1の実施形態の水処理システムの側面図である。(図1b中のI−I矢視図)
図1に示すように、本実施形態の水処理システム10は、例えば活性汚泥を用いた水処理施設の散気槽2内に散気装置1aが設置され、散気装置1aは散気槽2内の処理水W(処理対象水と活性汚泥との混合液)に浸漬するとともに、ブロワーBに接続された複数の散気体3からなる散気ユニット4を有し、これらの散気ユニット4にブロワーBから空気が供給されることにより、散気ユニット4から処理水W中に気泡を発生させて散気を行う。
(散気槽)
散気槽2は、側壁2a、2bを有する略直方体状の槽に上部ハンチHu及び下部ハンチHsを有しており、外部には散気装置1aに酸素を含む空気を供給するブロワーBを備えている。
また、散気槽2の内部には、散気槽2の底部と略平行に散気装置1aが設けられている。散気槽2の深さ方向における散気装置1aの位置は、特に制限されないが、通常、散気槽2の底部近傍に設置される。ブロワーBの吐出圧力の制約や既設施設とのバランスを考慮して、散気装置1aを比較的高い位置に設置してもよい。
(散気装置)
散気装置1aは、散気槽2内で散気槽2の幅方向(図1bの上下方向;以下、単に「幅方向」という。)に並設された散気体3からなる散気ユニット4を有するものである。散気ユニット4は、散気槽2の長さ方向(図1bの左右方向;以下、単に「長さ方向」という)に沿って複数並設されている。
散気装置1a全体としては、散気槽の一方の側壁2aに近接して配置され、他方の側壁2bとの間に間隙Gを形成している。そのため、散気装置1aから発生した気泡は、散気槽1aの領域に上昇流を発生し、上昇流は、他方の側壁2bに向かって流れ、間隙Gの領域に下降流を形成する。
散気装置1aを配置する領域(一方の側壁2aから散気ユニット4の間隙G側の最端部までの領域)は、散気槽2の幅方向の70%以下であることが好ましい。この範囲に散気装置1aを設けることにより、間隙Gの領域に十分な下降流が発生し、散気槽2全体を循環する旋回流が形成される。
また、散気装置1aを配置する領域は、散気槽2の幅方向の50%以上であることが好ましい。散気装置1aを設けることにより、散気装置1aの配置された領域から発生する上昇流と、間隙Gの領域に発生する下降流のバランスがよく、散気槽2全体に良好な旋回流が形成される。
(散気ユニット)
散気ユニット4は、散気槽2の幅方向に配設した複数の散気体3と、散気体3上で幅方向に延在し散気体3の内部同士を気密に連通させる空気供給管であるヘッダ管6とを有している。また、ブロワーBからの空気は、送気管7を通じてヘッダ管6に供給されている。
図1a及び図1bに示されるように、散気ユニット4は、散気槽2の一方の側壁2aに近接し、散気槽の他方の側壁2bとの間に間隙Gを形成するように配置されている。また、一方の側壁2aに向かうに従い、散気体3の設置間隔が密集するように配置される。この散気ユニット4は、散気槽2の長さ方向に沿って、複数並設されている。
このような散気ユニット4の構成によれば、図1cに示すように、散気体3が密に設けられた散気槽側壁2a側からの散気密度が高くなる。そのため、散気槽側壁2a付近において、より強い上昇流が生じ、この上昇流が水面まで到達し、水面上のスカムSを散気槽側壁2b側へ押し流した後、下降流となって間隙Gを通過する。そして、下降流は、散気槽2の底部を流れて、散気槽側壁2b側から散気槽側壁2aへと向かい、散気槽2全体に旋回流が生じることとなる。
このようにして形成された旋回流は、散気量が均等になるように配置された散気装置に比べて、水面における流速が格段に上昇するため、水面でのスカム堆積をより確実に防止することができる。
なお、散気密度を調整するための手段としては、特に制限されず、第1の実施形態のように、散気体3の設置間隔を調整して、散気体3を密集するように配置する手段の他、例えば、散気体に供給する空気量を調整する手段や、散気体に形成されている散気孔やスリット等の散気口の数又は大きさを調整する手段等でもよい。均等な径を有する微細気泡を散気装置全体に形成しつつ、散気密度を調整できるという点で、散気体を密集するように配置する手段や、散気体に形成されている散気口の数を調整する手段が好ましい。
また、散気槽側壁2b側から散気槽側壁2aへと向かうに従い、散気量が次第に減少してもよい。これにより、散気槽側壁2b側の散気体3における散気密度が高まるため、水面における流速を上昇することができる。散気槽2全体に良好な旋回流を形成するという観点から、第1の実施形態のように、散気槽側壁2b側から散気槽側壁2aへと向かうに従い、散気量が次第に増加することが好ましい。
散気量を次第に減少あるいは増加する構成としては、散気槽側壁2b側から散気槽側壁2aへと向かうに従い、連続的に散気量が減少あるいは増加する構成としても、断続的に散気量が減少あるいは増加する構成としてもよい。
(散気体)
本発明の散気体3は、空気を通過する微細な散気孔を有するメンブレンが巻かれた管状部材からなる散気管であり、「メンブレンパイプ式超微細気泡式散気管」とも呼ばれるものである。散気体3は、多孔質の合成樹脂又はセラミックからなる散気筒や多数のスリットを設けたフレキシブルチューブのような管状部材からなる散気管であってもよい。また、散気体3は、角型、丸型などの板状部材からなる散気板であってもよい。
〔第2の実施形態〕
図2は、本発明の第2の実施形態の散気装置を備える水処理システムを示す概略説明図である。図2(a)は、本発明の第2の実施形態の水処理システムの平面図であり、図2(b)は、本発明の第2の実施形態の水処理システムの側面図である。(図2a中のII−II矢視図)
第2の実施形態の散気装置1bでは、第1の実施形態の散気体3を、排出する空気量がそれぞれ異なるようにした散気体5a、5b、5c、5d、5e、5fに代えたものである。
散気体5a、5b、5c、5d、5e、5fは、それぞれ排出される空気量が異なるような構造を選択する。例えば、散気体5a、5b、5c、5d、5e、5fは空気を排出する散気口(スリット、孔)の数や大きさが異なる構造としてもよいし、供給する空気量を個々に調整する流量制御機構を設けてもよい。また、図2aに示すように、散気体5a、5b、5c、5d、5e、5fの長さが異なる構造としてもよい。更に、散気体5a、5b、5c、5d、5e、5fとして、それぞれ異なる形態のものを用いてもよい。例えば、管状部材と板状部材の組み合わせであってもよい。
図2bに示されるように、散気の際に、散気体5a、5b、5c、5d、5e、5fの順に排出される空気量を減少させることで、散気槽側壁2a側から強い上昇流が生じ、この上昇流が水面まで到達し、水面上のスカムSを散気槽側壁2b側へ押し流した後、下降流となって間隙Gを通過し、散気槽側壁2b側から散気槽2の底部に向かう旋回流が生じることとなる。
[散気装置の配置方法]
本発明の散気装置の配置方法は、複数の散気体からなる散気装置を配置する方法であって、前記散気装置は、前記散気槽の一方の側壁に近接し、前記散気槽の他方の側壁との間に間隙を形成して設置され、前記散気体は、前記一方の側壁に向かうに従い、密集するように配置し、前記散気装置からの散気量が散気槽の他方の側壁から一方の側壁に向かうに従い、次第に増加するようにすればよい。
具体的には、散気槽の側壁2a寄りの散気体3を密に配置し、側壁2b寄りになるに従い、散気体3の配置間隔が疎になるように配置する。
この散気装置の配置方法により、超微細気泡散気装置のように供給する空気量を比較的少なくして酸素移動効率を向上させる散気装置において、酸素移動効率を低下させることなく強い旋回流を発生させ、水面のスカムの堆積を防ぐことが可能となる。
<散気装置の水面流速シミュレーション>
本発明の水処理システムについて水面流速シミュレーションを行った。散気体3の配置は、上記第1の実施形態に倣い、散気ユニット4を構成する散気体3を7本としてシミュレーションを行った。その結果を図3aに示す。
なお、図3bは、散気体を等間隔で配置した従来の散気装置における水面流速シミュレーションの結果である。このシミュレーションにおいて、図3a及び図3bの散気体の数は同一としている。
シミュレーションはANSYS社の汎用流体シミュレーション用ソフト「フルーエント」を用いて行った。図4で示した計算結果は曝気槽幅が5.5m、槽長が8.6m、槽水深が5.0m、曝気装置設置水深が4.0mに対して実施した結果であるが、あくまでも一例であり、槽形状、曝気装置設置水深、曝気装置レイアウト等を限定するものではない。
図3aから、本発明の水処理システムでは、水面において、一方の側壁から他方の側壁に向かって一定方向の強い流れが形成されていることがわかる。一方、図3bから、散気体を等間隔で配置した従来の散気装置においては、水面における流れが全体的に拡散していることがわかる。
また、図4には、本発明の第1の実施形態の水処理システムと、散気体を等間隔で配置した従来の旋回式の散気装置を備えた水処理システムにおける水面平均流速の比較したグラフを示した。
本発明の散気装置における水面平均流速が、散気体を等間隔に配置した散気装置における水面平均流速よりも1.5倍速くなった。
図3、4の結果から、散気装置からの散気量が散気槽の一方の側壁から他方の側壁に向かうに従い、次第に減少あるいは増加させるようにすることにより、散気槽の水面に十分な速さの一定方向の流れが発生する。この結果、水面のスカムを押し流し、スカム堆積を防ぐことが可能となる。
本発明の水処理システム及び散気装置の配置方法は、下水処理場等の有機性汚泥や、食品工場や医薬品工場等の有機性排水の好気性微生物処理槽及びその処理方法に使用することができる。
1a、1b 散気装置、2 散気槽、2a、2b 側壁、3 散気体、4 散気ユニット、5a、5b、5c、5d、5e、5f 散気体、6 ヘッダ管、7 送気管、10 水処理システム、G 間隙、Hu 上部ハンチ、Hs 下部ハンチ、B ブロワー、W 処理水、S スカム

Claims (4)

  1. 散気槽と、前記散気槽の一方の側壁に近接し、前記散気槽の他方の側壁との間に間隙を形成して設置された散気装置を備える水処理システムであって、前記散気装置は、前記他方の側壁から前記一方の側壁に向かうに従い、散気量が次第に減少あるいは増加することを特徴とする、水処理システム。
  2. 前記散気装置は、前記他方の側壁から前記一方の側壁に向かうに従い、散気量が次第に増加することを特徴とする、請求項1に記載の水処理システム。
  3. 前記散気装置は、複数の散気体からなり、前記散気体は、前記一方の側壁に向かうに従い、密集するように配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の水処理システム。
  4. 散気槽に、複数の散気体からなる散気装置を配置する方法であって、前記散気装置は、前記散気槽の一方の側壁に近接し、前記散気槽の他方の側壁との間に間隙を形成して設置され、前記散気体は、前記一方の側壁に向かうに従い、密集するように配置されていることを特徴とする、散気装置の配置方法。


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