JP2005262090A - 曝気槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】槽底部での汚泥の堆積が防止されると共に、高い酸素溶解効率を得ることのできる曝気槽を提供する。
【解決手段】槽1の縦断面において一半側に散気部材2,3又は4が設置されている。槽1は、平面視形状が長方形である。この縦断面は槽1の短手幅方向の縦断面であり、この短手幅方向の縦断面における槽1の幅がwである。槽1の該幅方向の一端から各散気部材2,3,4の該幅方向の中心までの距離がaであり、散気部材2,3,4の配置範囲がbである。a/w比を0.22〜0.32好ましくは0.24〜0.3とし、b/w比を0.1〜0.4好ましくは0.2〜0.3とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、廃水の生物処理を行うための曝気槽に関するものであり、特に曝気により上下方向の循環流を形成するようにした曝気槽に関する。
廃水を活性汚泥処理する場合に用いられる曝気槽においては、槽内の下部に散気管などの散気部材が設置されており、この散気部材から空気が水中に吹き込まれる。この空気は気泡となって水中を上昇する。
第2図は、この散気部材の位置と、そのときに槽内に生じる上昇流等との関係を示す模式的な縦断面図である。
第2図(A)のように、散気部材11を槽10内の一半側に配置して曝気した場合、槽内の該一半側において上昇流が生じ、他半側において下降流が生じ、これにより槽内には上下方向の循環流Rが形成される。なお、この循環流が形成されることにより、槽10の底面に沿う流速が大きくなり、槽底面への汚泥堆積が防止される。
第2図(B)のように、散気部材12を槽10の幅方向の中央に配置した場合、槽10の幅方向の中央付近に上昇流が生じると共に両サイドに沿って下降流が生じ、これにより、一半側及び他半側の双方において循環流Rが形成される。この場合も、槽底面への汚泥堆積が防止される。
第2図(C)のように、散気部材13を槽10の広い範囲に設置し、全面曝気に近い方式とした場合には、液の循環流は小さいものとなる。
なお、曝気槽における散気部材の位置に関しては、下水道協会誌 14 160 p22−p30、下水道協会誌17 197 p31−p40に記載がある。
下水道協会誌 14 160 p22−p30 下水道協会誌 17 197 p31−p40
第2図(A)の如く、一方の槽壁近くに散気部材11を設置した場合には、該一方の壁近くに気泡が押し付けられ、狭い範囲を気泡が上昇するために、ガス上昇速度が大きく、ガスホールドアップが小さく、酸素の溶解効率が悪い。
第2図(B)のように、槽の幅方向中央に散気部材12を設置した場合には、図示の通り、両側に循環流ができ、両側の循環流に押されて気泡部が狭くなる。この範囲を気泡が上昇するために、ガス上昇速度が大きく、ガスホールドアップが小さく、溶解効率が悪い。
全面曝気槽や、第2図(C)のように散気部材13を広い範囲に設置した全面曝気式に近い曝気槽では、液の循環が小さいために、ガス上昇速度が小さく、ガスホールドアップが大きくなる。この槽では、酸素の溶解効率は良いが、槽底面に沿う流速が小さく、散気部材の下側や横に汚泥が堆積して、水処理に悪影響を及ぼす。
このように、酸素溶解効率を上げるために広い領域に散気装置を設置した全面曝気に近い曝気槽は溶解効率は高いが、槽底部に汚泥が沈積してしまう欠点がある。一方、散気装置を槽の端に設置し、汚泥の沈積を防ぐ構造とした曝気槽は酸素溶解効率が低い。
本発明は、このような問題点を解消し、槽底部での汚泥の堆積が防止されると共に、高い酸素溶解効率を得ることができる曝気槽を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の曝気槽は、縦断面の一半側の下部に散気部材が設置され、該散気部材からの散気により該一半側において上昇流が生じ他半側において下降流が生じる曝気槽において、該縦断面における該曝気槽の幅をwとし、曝気槽の該幅方向の一端側から散気部材の中心位置までの距離をaとし、散気部材の該幅方向の存在範囲長さをbとした場合に、a/wが0.22〜0.32であり、b/wが0.1〜0.4であることを特徴とするものである。
本発明(請求項2)の曝気槽は、請求項1において、該曝気槽の該幅wが4m以上であり、槽高さHとwの比H/wが0.8〜1.2であることを特徴とするものである。
本発明の曝気槽では、上記の通りa/w比を0.22〜0.32とし、b/w比を0.1〜0.4とし、散気部材を槽の縦断面において一半側の特定範囲に配置している。
かかる本発明の曝気槽では、槽の他半側には十分に大きな循環流形成用領域が存在する。これにより、槽底部に沿っても十分に水が流れ、汚泥の堆積が防止ないし抑制(以下、防止と略)される。
また、槽の一半側においては、散気部材の上方において気泡流が膨らみながら上昇すると共に、該一半側の循環流は存在しないか、又は極く小さなものとなる。これにより、平均的なガスホールドアップが上昇し、酸素溶解効率が向上する。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図(A),(B),(C)はそれぞれ本発明の実施の形態に係る曝気槽の平面図、同(D)は同(A)のD−D線に沿う縦断面図である。
(A),(B),(C)図の実施の形態では、槽1の縦断面において一半側に散気部材2,3又は4が設置されている。槽1は、平面視形状が長方形である。この縦断面は槽1の短手幅方向の縦断面であり、この短手幅方向の縦断面における槽1の幅がwである。槽1の該幅方向の一端から各散気部材2,3,4の該幅方向の中心までの距離がaであり、散気部材2,3,4の存在範囲長さがbである。
なお、第1図(A)の散気部材2は管状である。この管状散気部材2は、同軸状に複数本(図では2本)連なって該幅方向に延設されている。寸法bは、この2本の散気部材の最も離隔した両端同士の距離である。槽1の長手幅方向の略全域にわたって、多数の散気部材2が所定間隔をおいて平行に配列されている。散気部材2同士のこの長手幅方向の間隔はbの1〜100%程度が好適である。
第1図(B)の散気部材3は平板状散気部材であり、平面視形状が略正方形である。
複数の散気部材3が、槽1の長手幅方向に所定間隔をおいて複数個配置されている。この場合、散気部材3の該槽1の短手幅方向の長さが寸法bである。
第1図(C)の散気部材4は点状のものであり、槽1の長手幅方向及び短手幅方向の双方にわたって所定間隔をおいて複数個配設されている。第1図(C)では、槽1の短手幅方向に2個の散気部材4が配設されている。この散気部材4,4の最も離隔した側面同士の距離が寸法bである。
本発明では、a/w比を0.22〜0.32好ましくは0.24〜0.3とし、b/w比を0.1〜0.4好ましくは0.2〜0.3とする。
この実施の形態では、いずれの散気部材2〜4も、槽1の該一半側(図の左側)の槽壁からは所定距離離隔している。この離隔距離は、槽幅wの2〜27%程度が好適である。
また、各散気部材2〜4は、槽1の底面から所定高さ上方に配置されている。この所定高さは、槽1の高さ(槽底面から水面位までの距離)Hの5〜20%程度が好適である。
このように構成された曝気槽においては、いずれも、散気部材2〜4の上方領域において気泡流が膨らみながら上昇する。なお、一半側の槽壁とこの上昇気泡流との間の間隔は極く狭く、この領域には循環流は全く又は殆ど生じない。いずれの槽1においても、平均的なガスホールドアップが上昇し、酸素溶解効率が高いものとなる。
また、いずれの槽1においても、槽1の他半側において十分に大きい循環流Rが形成されるので、槽1の底面に沿って所要流速以上(例えば0.1m/sec以上)の水流が生じるようになり、汚泥の堆積が防止される。
特に本発明を限定するものではないが、wは4m以上例えば4〜50mであり、槽高さHとwとの比(縦横比)H/wは0.8〜1.2である場合に本発明構造とすることにより、上記作用効果がより顕著となる。
上記の管状散気部材2としては、多孔質合成樹脂又はセラミックよりなる散気筒や、多孔管、多数のスリットが設けられたフレキシブルチューブなどを用いることができる。
平板状散気部材3としては、多孔質の合成樹脂又はセラミックの散気板やフレキシブル散気板を用いることができる。
点状散気部材4としても、市販の各種のもの等を用いることができる。
以下、実施例及び比較例について説明する。
[実施例1]
第1図(A),(D)に示す構造の曝気槽において、各種寸法を次の通りとした。
w=5m
H=4.5m(H/w=0.9)
h=3.9m
a=1.3m(a/w=0.26)
b=1.4m(b/w=0.28)
なお、hは散気部材2の設置水深であり、(H−h)/Hは22%である。
散気部材としては、多数のスリットを設けたフレキシブルチューブを用い、空気供給量は1.1m/m・Hrとした。槽内の液はMLSS1050mg/Lの下水とした。
この槽を曝気運転し、酸素の溶解効率と、槽底部の水の流れ状況について次の(i),(ii)の通り測定した。
(i) 酸素溶解の効率を示す指標としては、曝気槽排ガス濃度及び槽内の溶存酸素濃度を測定することにより、総括物質移動容量係数(KLa)を求めた。
(ii) 底部の水の流れ状況としては、底部の流速が0.1m/sec以下になると汚泥の沈積の可能性があることから、底から10cmの線上の等間隔19箇所の流速測定値のうち速度が0.1m/sec以下の領域の割合を底部低速度域率として求め、これを指標とした。これは底部の汚泥沈積の程度を示す指標である。
結果を表1に示す。
[比較例1,2,3]
寸法a,bを表1の通りとした他は実施例1と同様にして運転及び計測を行った。結果を表1に示す。
Figure 2005262090
表1の通り、比較例1は最もKLaが高いが、底部低速度域が大きく実用に適さない。比較例2も底部低速度域が大きく実用に適さない。比較例3は底部低速度域はなくなっているが、KLaが低い。これに対し、実施例1では、底部低速度域が無いままで、KLaが高くなっており、曝気槽として優れていることが認められる。
なお、実施例1においてaを種々変えてa/wを変化させたときのKLaの測定を行った。その結果を図3に示す。
図3より、a/wが0.22〜0.32であると酸素溶解特性に優れるようになることが認められる。
(A),(B),(C)は本発明の実施の形態に係る曝気槽の平面図、同(D)は同(A)のD−D線に沿う縦断面図である。 従来例の説明図(縦断面)である。 a/wと酸素溶解特性との関係図である。
符号の説明
1,10 槽
2,3,4,11,12,13 散気部材

Claims (2)

  1. 縦断面の一半側の下部に散気部材が設置され、該散気部材からの散気により該一半側において上昇流が生じ他半側において下降流が生じる曝気槽において、
    該縦断面における該曝気槽の幅をwとし、
    曝気槽の該幅方向の一端側から散気部材の中心位置までの距離をaとし、
    散気部材の該幅方向の存在範囲長さをbとした場合に、
    a/wが0.22〜0.32であり、
    b/wが0.1〜0.4である
    ことを特徴とする曝気槽。
  2. 請求項1において、該曝気槽の該幅wが4m以上であり、
    槽高さHとwの比H/wが0.8〜1.2であることを特徴とする曝気槽。
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