JP2021102496A - 媒体供給装置 - Google Patents

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恭守 松嶺
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Abstract

【課題】媒体供給装置において、供給トレイの上限位置出しを、媒体の有無を正確に判別しながら適切に行う。【解決手段】媒体供給装置1の制御部61は、供給トレイ10が最上位の媒体M1の繰り出しに適切な上限位置となるように、上限検知センサ83の検知状況に応じて供給トレイ10を昇降させる上限位置調整動作(時間t4〜時間t9)を行わせるように昇降駆動部70を制御する。また、制御部61は、上限位置調整動作が行われている間(時間t4〜時間t9)、媒体有無検知センサ82の検知結果によらず、供給トレイ10上に媒体Mが有ると判別する。【選択図】図7

Description

本発明は、媒体が積載される昇降可能な供給トレイを備える媒体供給装置に関する。
従来、媒体が積載される供給トレイが引き出し可能に筐体に収納される場合には、供給トレイ(例えば上面)に媒体の有無などを検知するセンサを配置することは、製品のコストの上昇を招くため困難である。
供給トレイとは異なる位置に配置されたセンサを備える媒体供給装置としては、用紙を載置可能な載置板の上方側に配置され、上端の用紙の位置を検知する第一の検知手段と、載置板の下方側に配置され、下端の用紙の位置を検知する第二の検知手段とを備える給紙装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−57407号公報
上述のように下端の用紙の位置を検知する第二の検知手段は、昇降する載置板の下方側に配置されるため、検知対象である用紙との距離が長くなる長距離センサとなる。このような長距離センサは、高価であるとともに、サービスマンによる調整が必要となる。また、長距離センサの個体差などにより検知精度がばらつくおそれがある。
長距離センサとは異なるタイプのセンサの一例としては、供給トレイに積載された最上位の媒体によって被押し上げ部が押し上げられるか否かによって、媒体の有無を検知する媒体有無検知センサが挙げられる。また、他の一例としては、供給トレイに積載された最上位の媒体によって繰り出しローラが押し上げられるか否かによって、供給トレイの高さが、最上位の媒体が繰り出される上限位置であることを検知する上限検知センサが挙げられる。
ところで、供給トレイが、媒体が積載される下限位置などから上限位置へ上昇すると、上昇距離が長くなるため、供給トレイを昇降させるモータ等の昇降駆動部が高速に動作する。これにより、供給トレイのオーバーランを引き起こしやすく、上述の上限検知センサを用いても供給トレイが適切な上限位置とならない場合がある。供給トレイが適切な上限位置にないと、最上位の媒体を繰り出す繰り出しローラに対して、積載されている媒体の押し当て力が強くなることで、重送が生じやすいなどの問題が生じる。
そこで、供給トレイを昇降させる昇降駆動部は、例えば、下限位置から上限検知センサによって上限位置にあることが検知されるまで供給トレイを上昇させた後で、供給トレイが最上位の媒体の繰り出しに適切な上限位置となるように、上限検知センサの検知状況に応じて供給トレイを昇降させる上限位置調整動作を行うとよい。この上限位置調整動作は、例えば、上限検知センサによって上限位置にあることが検知されなくなるまで供給トレイを下降させ、上限検知センサによって上限位置にあることが検知されるまで供給トレイを再び上昇させるものである。
しかしながら、供給トレイは、上述のように上限位置調整動作が行われている間に下降するため、媒体有無検知センサは、供給トレイ上に媒体が積載されていても媒体が無いことを検知する。このように媒体有無検知センサによって媒体が無いことが検知されると、媒体の繰り出し動作(印刷動作)を開始するための処理が停止したり、或いは、操作パネルなどに媒体が無いことが表示されたりする。
本発明の目的は、供給トレイの上限位置出しを、媒体の有無を正確に判別しながら適切に行うことができる媒体供給装置を提供することである。
1つの態様では、媒体供給装置は、媒体が積載される供給トレイと、前記供給トレイに積載された最上位の前記媒体を繰り出す繰り出し部と、前記供給トレイの高さが、前記繰り出し部によって前記最上位の媒体が繰り出される上限位置であることを検知する上限検知センサと、前記供給トレイ上の前記媒体の有無を検知する媒体有無検知センサと、前記供給トレイを昇降させる昇降駆動部と、前記昇降駆動部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記供給トレイが前記最上位の媒体の繰り出しに適切な上限位置となるように、前記上限検知センサの検知状況に応じて前記供給トレイを昇降させる上限位置調整動作を行わせるように前記昇降駆動部を制御し、前記制御部は、前記上限位置調整動作が行われている間、前記媒体有無検知センサの検知結果によらず、前記供給トレイ上に前記媒体が有ると判別する。
前記態様によれば、供給トレイの上限位置出しを、媒体の有無を正確に判別しながら適切に行うことができる。
一実施の形態に係る媒体供給装置、及び画像形成装置を示す斜視図である。 一実施の形態に係る媒体供給装置、及び画像形成装置の内部構造を示す正面図である。 一実施の形態に係る、引き出し部が引き出された状態の媒体供給装置を示す斜視図である。 一実施の形態に係る媒体供給装置の制御構成、並びに、画像形成装置及びユーザ端末の制御構成を示す図である。 一実施の形態に係る媒体供給装置(供給トレイが上限位置)の内部構造を示す正面図である。 一実施の形態に係る媒体供給装置(供給トレイが微速下降位置)の内部構造を示す正面図である。 一実施の形態における上限位置調整動作を説明するためのタイミングチャートである。 一実施の形態における媒体の繰り出し動作停止後の媒体判別処理を説明するためのタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る媒体供給装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施の形態に係る媒体供給装置1、及び画像形成装置100を示す斜視図である。
図2は、媒体供給装置1及び画像形成装置100の内部構造を示す正面図である。
なお、図1及び図2、並びに後述する図3、図5、及び図6に示す上下、前後、左右の各方向は、媒体Mの繰り出し方向D1を右方向、引き出し部40の引き出し方向D2を前方向とした場合の説明の便宜上の方向にすぎないが、例えば、上下方向は鉛直方向であり、前後方向及び左右方向は水平方向である。
図1及び図2に示すように、媒体供給装置1は、画像形成装置100に連結され、図2に示す媒体Mを画像形成装置100に供給する。媒体Mは、例えば用紙(枚葉紙)である。
ここで、媒体供給装置1と画像形成装置100とをまとめて印刷システムと呼ぶことができる。換言すると、印刷システムは、媒体供給装置1と画像形成装置100とを備える。なお、媒体供給装置1としては、画像形成装置100に一体に備えられる媒体供給装置であってもよい。
図2に示すように、画像形成装置100は、第1給紙トレイ111と、第2給紙トレイ112と、第3給紙トレイ113と、搬送経路121と、複数の搬送ローラ122と、印刷部130と、吸着搬送部140と、排紙トレイ150と、操作パネル160とを備える。また、後述する図4に示すように、画像形成装置100は、制御部171と、記憶部172と、インターフェース部173とを備える。
第1給紙トレイ111は、媒体供給装置1の上方において、画像形成装置100の左側面に配置されている。第2給紙トレイ112及び第3給紙トレイ113は、画像形成装置100の内部に配置されている。第1給紙トレイ111、第2給紙トレイ112、及び第3給紙トレイ113には、媒体Mが積載される。
搬送経路121は、媒体Mが搬送される経路である。図2において、搬送経路121を、適宜矢印を付して実線で示す。搬送経路121は、両面印刷のために媒体Mを反転させる反転経路121aを有する。
印刷部130は、例えば、印刷に用いられる各色分の図示しないラインヘッド型インクジェットヘッドを有する。なお、印刷部130の印刷方式は、インクジェット印刷方式以外の印刷方式であってもよい。
吸着搬送部140は、印刷部130に対向するように配置されている。吸着搬送部140は、吸着した媒体Mを搬送ベルトによって搬送する。なお、吸着搬送部140は、媒体Mを搬送する搬送手段の一例である。
排紙トレイ150は、画像形成装置100の上部に配置され、印刷済みの媒体Mが積載される。
操作パネル160は、表示部161と、操作部162とを有する。なお、図1では、操作パネル160の図示が省略されている。
表示部161は、ユーザの入力操作のための表示画面などの各種情報を表示するディスプレイである。表示部161には、供給トレイ10上における媒体Mの有無や残量を表す表示が行われるとよい。なお、表示部161は、タッチパネルを有する場合、入力部としても機能することができる。
操作部162は、ユーザによる各種の操作情報の入力を受け付ける入力部の一例である。
図4に示す制御部171は、例えば、画像形成装置100全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit)を有する。
記憶部172は、例えば、所定のプログラムを記録する読み出し専用半導体メモリであるROM(Read Only Memory)、制御部171のプロセッサが各種のプログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)、ハーディディスク装置などである。
インターフェース部173は、媒体供給装置1、ユーザ端末200などの他の装置との間で各種情報の授受を行う。例えば、インターフェース部173は、媒体供給装置1から供給トレイ10上における媒体有無情報を取得する。また、インターフェース部173は、媒体有無情報をユーザ端末200に送る。
なお、上述の画像形成装置100の構成はあくまで一例であり、媒体供給装置1によって媒体Mを供給される装置には特に制限はなく、印刷部130を備えない装置、すなわち画像形成装置以外の装置であってもよい。
図3は、引き出し部40が引き出された状態の媒体供給装置1を示す斜視図である。
図4は、媒体供給装置1、画像形成装置100、及びユーザ端末200の制御構成を示す図である。
図5は、媒体供給装置1(供給トレイ10が上限位置P1)の内部構造を示す正面図である。
図6は、媒体供給装置1(供給トレイ10が微速下降位置P2)の内部構造を示す正面図である。
図4に示すユーザ端末200は、制御部211と、記憶部212と、インターフェース部213と、表示部220と、入力部230とを備える。ユーザ端末200は、例えば、デスクトップ型コンピュータ等の設置型端末であるか、或いは、タブレット端末、スマートフォン、ノートパソコンなどの携帯型端末である。
制御部211は、例えば、ユーザ端末200全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU)を有する。
記憶部212は、例えば、記録媒体から読み出された或いはインターネットを介して取得された所定のプログラムを記録する読み出し専用半導体メモリであるROM、制御部211のプロセッサが各種のプログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAM、ハーディディスク装置などである。
インターフェース部213は、画像形成装置100などの他の装置との間で各種情報の授受を行う。例えば、インターフェース部213は、上述のとおり、画像形成装置100から媒体有無情報を取得する。
表示部220は、ユーザの入力操作のための表示画面などの各種情報を表示するディスプレイである。表示部220には、供給トレイ10上における媒体Mの有無や残量を表す表示が行われるとよい。
入力部230は、例えば、キーボード装置、マウス装置、タッチパネルなどであり、ユーザによる各種の操作情報の入力を受け付ける。
図2〜図6に示すように、媒体供給装置1は、供給トレイ10と、繰り出し部20と、筐体30と、引き出し部40と、被押し上げ部50と、制御部61と、記憶部62と、インターフェース部63と、昇降駆動部70と、引き出し検知センサ81と、媒体有無検知センサ82と、上限検知センサ83とを備える。
図3に示すように、供給トレイ10は、引き出し部40とともに、筐体30から引き出し方向D2(前方向)に引き出し可能に配置されている。一例ではあるが、供給トレイ10は、引き出し部40において、吊り下げ部材の一例である図示しない4本の線状部材(例えばワイヤ)によって吊り下げられており、後述する昇降駆動部70による4本の線状部材の巻き取り及び巻き出しによって昇降可能となっている。
図5及び図6に示すように、供給トレイ10には、媒体Mが積載される。供給トレイ10の上面には、後述する被押し上げ部50のコロ51を収容可能なコロ収容凹部10aが設けられている。
繰り出し部20は、繰り出しローラ21,22と、捌き板23と、連結板24とを有し、供給トレイ10に積載された最上位の媒体M1を繰り出す。
繰り出しローラ21,22のうち繰り出し方向D1における上流側の繰り出しローラ21は、供給トレイ10に積載された最上位の媒体M1を繰り出すスクレーパローラである。繰り出し方向D1における下流側の繰り出しローラ22は、繰り出しローラ21によって繰り出された媒体Mを画像形成装置100に向けて繰り出し方向D1に搬送するピックアップローラである。繰り出しローラ21,22は、例えば、媒体Mの繰り出し方向D1に直交する幅方向(前後方向)において複数ずつ配置されている。後述する被押し上げ部50は、複数の繰り出しローラ22の間に配置されているとよい。なお、繰り出しローラ21,22は、繰り出し部材の一例であるが、この繰り出し部材としては、繰り出しベルトなどであってもよい。
捌き板23は、繰り出しローラ22に対向するように配置され、繰り出しローラ22との間で媒体Mを1枚ずつ捌く。これにより、最上位の媒体M1と2枚目以降の媒体Mとが分離する。なお、捌き板23は、少なくとも媒体Mとの接触面がゴムで形成されていることで、媒体Mに摩擦抵抗を生じさせるとよい。
連結板24は、繰り出しローラ21の回転軸と繰り出しローラ22の回転軸とを回転可能に支持することで、繰り出しローラ21と繰り出しローラ22とを連結する。連結板24は、繰り出しローラ22の回転軸を回転中心として、繰り出しローラ21が上下動するように回転可能に配置されている。
連結板24は、供給トレイ10に積載された媒体M(媒体Mが積載されていない場合には供給トレイ10)によって上方へ押し上げられることで繰り出しローラ21とともに図5における時計回りに回転する。また、連結板24は、供給トレイ10が図6に示すように下降すると、自重で図6における反時計回りに回転する。なお、連結板24には、上限検知センサ83によって有無を検知される被検知片24aが設けられている。
上限検知センサ83は、図5及び図6における下方に開口するU字形状(コの字形状)を呈し、媒体供給装置1の本体に固定して設けられている。図5に示すように、上限検知センサ83は、連結板24の被検知片24aによって検出光が遮光されることで、ON信号を出力する。また、図6に示すように、上限検知センサ83は、被検知片24aによって検出光が遮光されなくなると、OFF信号を出力する。なお、上限検知センサ83は、供給トレイ10の高さが、繰り出し部20によって最上位の媒体M1が繰り出される上限位置P1であることを検知するものであればよく、連結板24等を用いた検知手法に限られない。
図2及び図3に示すように、筐体30は、供給トレイ10、繰り出し部20、引き出し部40などを引き出し可能に収納する。図3に示すように、筐体30の上面には、開閉可能な上扉31が設けられている。この上扉31の開放時や引き出し部40の引き出し時には、インターロックスイッチが作動することで媒体供給装置1における媒体Mの繰り出し動作などが停止するとよい。
図3に示すように、引き出し部40は、規制プレート41と、サイドフェンス42,43と、エンドフェンス44とを有する。
規制プレート41は、供給トレイ10に積載された媒体Mの繰り出し方向D1の下流側(右方向)端部の位置を規制する。
サイドフェンス42,43は、互いに対向するように配置され、供給トレイ10に積載された媒体Mの繰り出し方向D1に直交する幅方向(前後方向)の端部の位置を規制する。
エンドフェンス44は、供給トレイ10に積載された媒体Mの繰り出し方向D1の上流側(左方向)端部の位置を規制する。エンドフェンス44は、引き出し部40が筐体30から引き出し方向D2に引き出された状態で、図3に示すように媒体Mの補給を阻害しないように開いた位置に回転可能に配置されている。
図4に示す引き出し検知センサ81は、供給トレイ10が筐体30から引き出されたことを検知する。例えば、引き出し検知センサ81は、筐体30の内部に配置され、引き出し部40に設けられた図示しない被検知片によって検出光が遮光される場合にON信号(引き出し非検知信号)を出力し、検出光が遮光されない場合にOFF信号(引き出し検知信号)を出力する。
図5及び図6に示すように、被押し上げ部50は、コロ51と、アーム52とを有する。
コロ51は、例えばV字状或いはL字状のアーム52の一端に回転可能に支持されている。また、コロ51は、繰り出し方向D1における繰り出しローラ21と繰り出しローラ22との間において媒体Mに接触可能な位置に配置されている。
アーム52は、例えば繰り出しローラ22の回転中心軸と同軸の回転中心軸を有する。アーム52の他端には、媒体有無検知センサ82によって有無を検知される被検知片52aが設けられている。
被押し上げ部50は、供給トレイ10が上昇し、媒体Mによってコロ51が上方に押し上げられることで、図5における時計回りに回転する。また、被押し上げ部50は、供給トレイ10が下降すると、図6における反時計回りに回転しながら自重で下降する。
媒体有無検知センサ82は、下方に開口する平面視U字形状(コの字形状)を呈する。図5に示すように、媒体有無検知センサ82は、アーム52の被検知片52aによって検出光が遮光されることで、ON信号(媒体有り信号)を出力する。また、図6に示すように、媒体有無検知センサ82は、被検知片52aによって検出光が遮光されなくなると、OFF信号(媒体無し信号)を出力する。
供給トレイ10上に媒体Mが積載されていない場合、供給トレイ10によって繰り出しローラ21及び連結板24が押し上げられ、上限検知センサ83によって被検知片24aが検知されるが、コロ51は、供給トレイ10のコロ収容凹部10aに収容され、媒体有無検知センサ82は、被検知片52aを検知せずにOFF信号を出力する。これにより、制御部61は、供給トレイ10上に媒体Mが積載されていないことを判別することができる。なお、媒体有無検知センサ82は、供給トレイ10上の媒体Mの有無を検知するものであればよく、被押し上げ部50を用いた検知手法に限られない。
図4に示す制御部61は、媒体供給装置1全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU)を有するとよい。なお、上述のように媒体供給装置1が画像形成装置100に一体に備えられる場合には、画像形成装置100の制御部が媒体供給装置1の制御部61を兼ねてもよい。
記憶部62は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるROM、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAMなどを有する。
インターフェース部63は、画像形成装置100や他の装置との間で各種情報の授受を行う。
昇降駆動部70は、例えば、上述の4本の線状部材の巻き取り及び巻き出しを行うことによって供給トレイ10を昇降させるモータ等のアクチュエータである。昇降駆動部70は、引き出し部40の引き出しに伴って昇降駆動部70から供給トレイ10へ動力を伝達する駆動経路が切断されるように、カップリング(軸継手)を介して供給トレイ10に連結されている。
昇降駆動部70は、繰り出し部20による最上位の媒体M1の繰り出し動作に伴って供給トレイ10に積載された媒体Mが減少していくと、上限検知センサ83がOFF信号を出力することに基づいて、例えば、媒体M数枚分の高さごとに断続的に供給トレイ10を例えば微速で上昇させるように制御部61によって制御される。
また、昇降駆動部70は、例えば、供給トレイ10が筐体30から引き出されて媒体Mが積載される際の下限位置(上限位置P1よりも下方の下方位置の一例)から、供給トレイ10が筐体30に収納されて上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されるまで供給トレイ10を上昇させた後で、供給トレイ10が最上位の媒体M1の繰り出しに適切な上限位置となるように、上限検知センサ83の検知状況に応じて供給トレイ10を昇降させる上限位置調整動作を行う。この上限位置調整動作は、例えば、上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されなくなるまで供給トレイ10を微速下降位置P2まで例えば微速で下降させ、上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されるまで供給トレイ10を例えば微速で再び上昇させる動作である。なお、上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されなくなるまで供給トレイ10を微速下降させる際には、上限位置P1にあることが検知されなくなる瞬間で下降を停止させる必要はなく、上限位置P1にあることが検知されなくなるのに十分な下降量であればよい。また、上限位置調整動作は、上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されなくなるまで供給トレイ10を微速下降位置P2まで下降させ、上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されるまで供給トレイ10を再び上昇させる動作に限られず、供給トレイ10が最上位の媒体M1の繰り出しに適切な上限位置となるように、上限検知センサ83の検知状況に応じて供給トレイ10を昇降させる動作であればよい。なお、昇降駆動部70は、印刷終了後などで供給トレイ10が上限位置に近い場合には、オーバーランを引き起こす可能性のある速度での供給トレイ10の上昇動作や上限位置調整動作を行わず、供給トレイ10を微速上昇させる動作を行うとよい。ここで、図7を参照しながら上限位置調整動作について説明する。
図7は、上限位置調整動作を説明するためのタイミングチャートである。
まず、ユーザは、供給トレイ10に媒体Mを補給する際には、筐体30から引き出し部40とともに供給トレイ10を引き出す。このように供給トレイ10が引き出される際に、供給トレイ10の高さは、媒体Mが積載される下限位置まで下降する。ユーザは、供給トレイ10上に媒体Mを積載した後、引き出し部40を筐体30に収納させる。
その後、図4に示す制御部61は、画像形成装置100から印刷開始指示(繰り出し動作開始指示)を受信すると、上限検知センサ83によって供給トレイ10が上限位置P1にあることが検知されるまで、供給トレイ10を上昇させるように昇降駆動部70を制御する(時間t1)。
供給トレイ10が上昇すると、図5に示すように、媒体Mによってコロ51が上方に押し上げられることで、被押し上げ部50が図5における時計回りに回転する。これにより、媒体有無検知センサ82は、被検知片52aによって検出光が遮光され、ON信号(媒体有り信号)を出力する(時間t2)。
また、媒体Mによって繰り出しローラ21及び連結板24が押し上げられて図5における時計回りに回転する。これにより、上限検知センサ83は、連結板24の被検知片24aによって検出光が遮光されることで、供給トレイ10が上限位置P1にあることを表すON信号を出力する(時間t3)。なお、媒体有無検知センサ82がON信号(媒体有り信号)やOFF信号(媒体無し信号)を出力しても、上限検知センサ83が、供給トレイ10の上限位置P1を表すON信号を出力しなければ、制御部61は、例えば画像形成装置100(インターフェース部173)やユーザ端末200(インターフェース部213)に、供給トレイ10上の媒体Mの有無を出力しない。換言すると、媒体有無検知センサ82により検知される媒体Mの有無は、上限検知センサ83によって供給トレイ10が上限位置P1にあることが検知された場合に確定する。そのため、制御部61は、媒体有無検知センサ82がON信号(媒体有り信号)を出力し(時間t2)、且つ供給トレイ10が上限位置P1にあることを表すON信号を上限検知センサ83が出力した場合(時間t3)に媒体Mが無いことを例えば画像形成装置100(インターフェース部173)やユーザ端末200(インターフェース部213)に出力する。また、制御部61は、供給トレイ10上に媒体Mが有る場合に行われる動作、例えば、繰り出し部20による媒体Mの繰り出し動作などを、媒体有無検知センサ82がON信号(媒体有り信号)を出力し、且つ上限検知センサ83が、供給トレイ10の上限位置P1を表すON信号を出力した場合に行わせる。
上述のように供給トレイ10が上限位置P1にあることを表すON信号を上限検知センサ83が出力すると(時間t3)、制御部61は、上限位置調整動作、例えば、上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されなくなるまで(時間t5以降の時間t6)供給トレイ10を下降(例えば微速下降)させるとともに(時間t4〜時間t6)、上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知される(時間t9)まで供給トレイ10を再び上昇(例えば微速上昇)させる(時間t7〜時間t9)動作を行わせるように昇降駆動部70を制御する。
供給トレイ10が微速下降を開始すると(時間t4)、コロ51が被押し上げ部50の自重で下降するように被押し上げ部50が図6における反時計回りに回転する。そのため、媒体有無検知センサ82は、被検知片52aによって検出光が遮光されなくなり、OFF信号、すなわち媒体Mが無いことを出力する。
また、供給トレイ10が微速上昇を行っている間(時間t7〜時間t9)、供給トレイ10の上昇に伴い、媒体Mによってコロ51が上方に押し上げられることで、被押し上げ部50が図5における時計回りに回転する。そのため、媒体有無検知センサ82は、被検知片52aによって検出光が遮光され、ON信号、すなわち媒体Mが有ることを出力する(時間t8)。
このように時間t4〜時間t8の間には、媒体有無検知センサ82は、被検知片52aによって検出光が遮光されなくなり、OFF信号、すなわち媒体Mが無いことを出力する。しかしながら、媒体有無検知センサ82が、供給トレイ10上には媒体Mが積載されているにもかかわらず媒体Mが無いことを出力するのは(図7における斜線部分)、上限位置調整動作において供給トレイ10が微小下降することに起因するものである。
そこで、制御部61は、上限位置調整動作が行われている間(時間t4〜時間t9)、媒体有無検知センサ82の検知結果によらず、供給トレイ10上に媒体Mが有ると判別する。これにより、制御部61は、例えば画像形成装置100(インターフェース部173)やユーザ端末200(インターフェース部213)に媒体Mが有るという情報を出力したり、或いは、供給トレイ10上に媒体Mが有る場合に行われる動作、例えば、繰り出し部20による媒体Mの繰り出し動作などを行ったりすることができる。
なお、上限位置調整動作が開始するとき(時間t4)、媒体有無検知センサ82によって媒体Mが無いことが検知されていた場合、供給トレイ10上に実際に媒体Mが無いといえる。そのため、制御部61は、上限位置調整動作が開始するとき(時間t4)、媒体有無検知センサ82によって媒体Mが無いことが検知されていた場合、上限位置調整動作が行われている間、媒体有無検知センサ82の検知結果のとおり、供給トレイ10上に媒体Mが無いと判別してもよい。このように、制御部61は、上限位置調整動作の開始時点の媒体有無検知センサ82による検知結果に基づいて、上限位置調整動作が行われている間の供給トレイ10上の媒体Mの有無を判別してもよい。なお、上限位置調整動作の開始時点において、媒体有無検知センサ82によって媒体Mが無いことが検知されていた場合、上限位置調整動作を中止してもよい。また、上限位置調整動作を中止する場合、ユーザによる媒体Mの補給に備えて、供給トレイ10が下降してもよい。
次に、図8を参照しながら、例えば、印刷ジョブに対応する繰り出し動作が終了して停止した後、次の印刷ジョブに対応する繰り出し動作(印刷動作)が開始するまでの間の媒体判別処理について説明する。
図8は、媒体Mの繰り出し動作停止後の媒体判別処理を説明するためのタイミングチャートである。
図8に示すように、制御部61は、画像形成装置100から印刷開始指示(繰り出し動作開始指示)を受信すると(時間t11)、繰り出し部20に最上位の媒体M1の繰り出し動作を行わせる。その後、最上位の媒体M1が例えば数枚繰り出される度に、繰り出しローラ21及び連結板24は、媒体Mによって押し上げられなくなり、図6における反時計回りに回転する。これにより、上限検知センサ83は、連結板24の被検知片24aによって検出光が遮光されなくなることで、供給トレイ10が上限位置P1にないことを表すOFF信号を出力する(時間t12,t14,t16)。
この場合、制御部61は、上限検知センサ83のOFF信号に基づき、供給トレイ10が上限位置P1にあることを表すON信号を上限検知センサ83が出力するまで(時間t13,t15,t17)、供給トレイ10を微速上昇させるように昇降駆動部70を制御する。
制御部61は、画像形成装置100から印刷終了指示(繰り出し動作終了指示)を受信すると(時間t18)、繰り出し部20による最上位の媒体M1の繰り出し動作を停止させる。
ところで、繰り出し動作が停止した後、画像形成装置100から、次の印刷開始指示(繰り出し動作開始指示)を受信するとき以降までの間(時間t18〜時間t20)、例えば、繰り出し動作が停止したタイミング(時間t18)で媒体Mの減少に伴って被押し上げ部50や連結板24が媒体Mによって押し上げられなくなり、供給トレイ10上に媒体Mが積載されているにもかかわらず、媒体有無検知センサ82によって媒体Mが無いことが出力される場合がある(図8における斜線部分)。この時間t18〜時間t20においては、上限検知センサ83によって供給トレイ10が上限位置P1にないことを表すOFF信号が出力される。
この場合、制御部61は、繰り出し動作が停止しているため、供給トレイ10の微速上昇を省略することができる。そのため、供給トレイ10上に媒体Mが積載されている場合であっても、媒体Mが無いことが出力され続けることがある。
但し、引き出し検知センサ81が供給トレイ10の引き出しを検知している場合には、媒体有無検知センサ82によって媒体Mが無いことが出力されるのは誤検知とはならない。
そこで、制御部61は、例えば印刷ジョブに対応する繰り出し部20による最上位の媒体M1の繰り出し動作が停止した後(時間t18)、引き出し検知センサ81が供給トレイ10の引き出しを検知しない場合、次の繰り出し動作が開始する(時間t19)までの間、媒体有無検知センサ82の検知結果によらず、供給トレイ10上に媒体Mが有ると判別するとよい。これにより、制御部61は、例えば画像形成装置100(インターフェース部173)やユーザ端末200(インターフェース部213)に媒体Mが有るという情報を出力したり、或いは、供給トレイ10上に媒体Mが有る場合に行われる動作、例えば、繰り出し部20による媒体Mの繰り出し動作などを行ったりすることができる。
なお、繰り出し動作が停止したタイミング(時間t18)で供給トレイ10上の媒体Mが実際に無くなっていた場合にも、供給トレイ10上に媒体Mが有ると判別されることになる。しかしながら、上述のように、媒体有無検知センサ82により検知される媒体Mの有無は、上限検知センサ83によって供給トレイ10が上限位置P1にあることが検知された場合に確定する。そのため、制御部61が次の繰り出し動作開始指示を受信した後、上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されるまで供給トレイ10が上昇したときに、媒体有無検知センサ82によって媒体Mが無いことが検知されることで、媒体Mが無いことを制御部61が確定させ、媒体Mの補給をユーザに報知することができる。
制御部61が画像形成装置100から次の印刷開始指示(繰り出し動作開始指示)を受信した場合(時間t19)、印刷終了指示(繰り出し動作終了指示)を受信する(時間t25)まで、最上位の媒体M1が例えば数枚繰り出される度に、繰り出しローラ21及び連結板24は、媒体Mによって押し上げられなくなり、図6における反時計回りに回転する。これにより、上限検知センサ83は、連結板24の被検知片24aによって検出光が遮光されなくなることで、供給トレイ10が上限位置P1にないことを表すOFF信号を出力する(時間t21,時間t23)。
この場合も、制御部61は、上限検知センサ83のOFF信号に基づき、供給トレイ10が上限位置P1にあることを表すON信号を上限検知センサ83が出力するまで(時間t22,t24)、供給トレイ10を微速上昇させるように昇降駆動部70を制御する。
以上説明した本実施の形態では、媒体供給装置1は、媒体Mが積載される供給トレイ10と、この供給トレイ10に積載された最上位の媒体M1を繰り出す繰り出し部20と、供給トレイ10の高さが、繰り出し部20によって最上位の媒体M1が繰り出される上限位置P1であることを検知する上限検知センサ83と、供給トレイ10上の媒体Mの有無を検知する媒体有無検知センサ82と、供給トレイ10を昇降させる昇降駆動部70と、この昇降駆動部70を制御する制御部61とを備える。この制御部61は、供給トレイ10が最上位の媒体M1の繰り出しに適切な上限位置となるように、上限検知センサ83の検知状況に応じて供給トレイ10を昇降させる上限位置調整動作を、例えば、下限位置(上限位置P1よりも下方の下方位置の一例)から上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されるまで供給トレイ10を上昇させた後で行わせるように昇降駆動部70を制御するとよい。上限位置調整動作は、例えば、上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されなくなる例えば微速下降位置P2まで供給トレイ10を下降させるとともに上限検知センサ83によって上限位置P1にあることが検知されるまで供給トレイ10を再び上昇させる動作である。また、制御部61は、上限位置調整動作が行われている間、媒体有無検知センサ82の検知結果によらず、供給トレイ10上に媒体Mが有ると判別する。
このように、制御部61は、昇降駆動部70に上限位置調整動作を行わせることによって、供給トレイ10が下限位置から上限位置P1へ上昇する場合に、上昇距離が長くなることに起因してオーバーランが引き起こされ、供給トレイ10が適切な上限位置P1からずれてしまうのを防止することができる。また、制御部61は、上限位置調整動作が行われている間、媒体有無検知センサ82の検知結果によらず、供給トレイ10上に媒体Mが有ると判別するため、上限位置調整動作において供給トレイ10を下降させることに起因して供給トレイ10上に媒体Mが無いと誤って判別するのを防止することもできる。よって、本実施の形態によれば、供給トレイ10の上限位置出しを、媒体Mの有無を正確に判別しながら適切に行うことができる。
これにより、制御部61が、供給トレイ10上に媒体Mが有るにもかかわらず、媒体Mが無いと判別することで、繰り出し動作(印刷動作)を開始するための処理が停止したり、或いは、操作パネル160などに媒体Mが無いことが表示されたりするのを防止することもできる。
また、本実施の形態では、制御部61は、上限位置調整動作が開始するとき、媒体有無検知センサ82によって媒体Mが無いことが検知されていた場合、上限位置調整動作が行われている間、媒体有無検知センサ82の検知結果のとおり、供給トレイ10上に媒体Mが無いと判別する。
これにより、上限位置調整動作が行われている間に供給トレイ10上に実際に媒体Mが無い場合には、媒体有無検知センサ82の検知結果のとおり、媒体Mが無いと判別することができる。したがって、媒体Mの有無をより正確に判別することができる。
また、本実施の形態では、媒体供給装置1は、供給トレイ10を引き出し可能に収納する筐体30と、供給トレイ10が筐体30から引き出されたことを検知する引き出し検知センサ81とを更に備える。制御部61は、繰り出し部20による最上位の媒体M1の繰り出し動作が停止した後、引き出し検知センサ81が供給トレイ10の引き出しを検知しない場合、次の繰り出し動作が開始するまでの間、媒体有無検知センサ81の検知結果によらず、供給トレイ10上に媒体Mが有ると判別する。
これにより、供給トレイ10が筐体30から引き出されていない場合に、例えば、繰り出し動作が停止したタイミングで媒体Mの減少に伴って、供給トレイ10上には媒体Mが積載されているにもかかわらず媒体有無検知センサ82によって媒体Mが無いことが出力されてしまっても、制御部61が供給トレイ10上に媒体Mが無いと誤って判別するのを防止することができる。したがって、媒体Mの有無をより正確に判別することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
媒体が積載される供給トレイと、
前記供給トレイに積載された最上位の前記媒体を繰り出す繰り出し部と、
前記供給トレイの高さが、前記繰り出し部によって前記最上位の媒体が繰り出される上限位置であることを検知する上限検知センサと、
前記供給トレイ上の前記媒体の有無を検知する媒体有無検知センサと、
前記供給トレイを昇降させる昇降駆動部と、
前記昇降駆動部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記供給トレイが前記最上位の媒体の繰り出しに適切な上限位置となるように、前記上限検知センサの検知状況に応じて前記供給トレイを昇降させる上限位置調整動作を行わせるように前記昇降駆動部を制御し、
前記制御部は、前記上限位置調整動作が行われている間、前記媒体有無検知センサの検知結果によらず、前記供給トレイ上に前記媒体が有ると判別する
ことを特徴とする媒体供給装置。
[付記2]
前記昇降駆動部は、前記上限位置よりも下方の下方位置から前記上限検知センサによって前記上限位置にあることが検知されるまで前記供給トレイを上昇させた後で、前記上限位置調整動作を行い、
前記上限位置調整動作は、前記上限検知センサによって前記上限位置にあることが検知されなくなるまで前記供給トレイを下降させ、前記上限検知センサによって前記上限位置にあることが検知されるまで前記供給トレイを再び上昇させる動作である
ことを特徴とする付記1記載の媒体供給装置。
[付記3]
前記制御部は、前記上限位置調整動作が開始するとき、前記媒体有無検知センサによって前記媒体が無いことが検知されていた場合、前記上限位置調整動作が行われている間、前記媒体有無検知センサの検知結果のとおり、前記供給トレイ上に前記媒体が無いと判別する
ことを特徴とする付記1又は2記載の媒体供給装置。
[付記4]
前記供給トレイを引き出し可能に収納する筐体と、
前記供給トレイが前記筐体から引き出されたことを検知する引き出し検知センサとを更に備え、
前記制御部は、前記繰り出し部による前記最上位の媒体の繰り出し動作が停止した後、前記引き出し検知センサが前記供給トレイの引き出しを検知しない場合、次の前記繰り出し動作が開始するまでの間、前記媒体有無検知センサの検知結果によらず、前記供給トレイ上に前記媒体が有ると判別する
ことを特徴とする付記1から3のいずれか記載の媒体供給装置。
1 媒体供給装置
10 供給トレイ
10a コロ収容凹部
20 繰り出し部
21,22 繰り出しローラ
23 捌き板
24 連結板
24a 被検知片
30 筐体
31 上扉
40 引き出し部
41 規制プレート
42,43 サイドフェンス
44 エンドフェンス
50 被押し上げ部
51 コロ
52 アーム
52a 被検知片
61 制御部
62 記憶部
63 インターフェース部
70 昇降駆動部
81 引き出し検知センサ
82 媒体有無検知センサ
83 上限検知センサ
100 画像形成装置
160 操作パネル
161 表示部
162 操作部
200 ユーザ端末
D1 繰り出し方向
D2 引き出し方向
M 媒体
M1 最上位の媒体
P1 上限位置
P2 微速下降位置

Claims (4)

  1. 媒体が積載される供給トレイと、
    前記供給トレイに積載された最上位の前記媒体を繰り出す繰り出し部と、
    前記供給トレイの高さが、前記繰り出し部によって前記最上位の媒体が繰り出される上限位置であることを検知する上限検知センサと、
    前記供給トレイ上の前記媒体の有無を検知する媒体有無検知センサと、
    前記供給トレイを昇降させる昇降駆動部と、
    前記昇降駆動部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記供給トレイが前記最上位の媒体の繰り出しに適切な上限位置となるように、前記上限検知センサの検知状況に応じて前記供給トレイを昇降させる上限位置調整動作を行わせるように前記昇降駆動部を制御し、
    前記制御部は、前記上限位置調整動作が行われている間、前記媒体有無検知センサの検知結果によらず、前記供給トレイ上に前記媒体が有ると判別する
    ことを特徴とする媒体供給装置。
  2. 前記昇降駆動部は、前記上限位置よりも下方の下方位置から前記上限検知センサによって前記上限位置にあることが検知されるまで前記供給トレイを上昇させた後で、前記上限位置調整動作を行い、
    前記上限位置調整動作は、前記上限検知センサによって前記上限位置にあることが検知されなくなるまで前記供給トレイを下降させ、前記上限検知センサによって前記上限位置にあることが検知されるまで前記供給トレイを再び上昇させる動作である
    ことを特徴とする請求項1記載の媒体供給装置。
  3. 前記制御部は、前記上限位置調整動作が開始するとき、前記媒体有無検知センサによって前記媒体が無いことが検知されていた場合、前記上限位置調整動作が行われている間、前記媒体有無検知センサの検知結果のとおり、前記供給トレイ上に前記媒体が無いと判別する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の媒体供給装置。
  4. 前記供給トレイを引き出し可能に収納する筐体と、
    前記供給トレイが前記筐体から引き出されたことを検知する引き出し検知センサとを更に備え、
    前記制御部は、前記繰り出し部による前記最上位の媒体の繰り出し動作が停止した後、前記引き出し検知センサが前記供給トレイの引き出しを検知しない場合、次の前記繰り出し動作が開始するまでの間、前記媒体有無検知センサの検知結果によらず、前記供給トレイ上に前記媒体が有ると判別する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の媒体供給装置。
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