JP2021095192A - パウチ加工用のフィルムセットおよび保護フィルム、並びにパウチ加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パウチ加工後に、カード類を取り出すことが可能なパウチ加工用のフィルムセットおよび保護フィルム、並びにパウチ加工方法を提供すること。【解決手段】パウチ加工用のフィルムセットは、カード類(3)を挟み込んでパウチ加工するためのものである。パウチ加工用のフィルムセットは、外面(21)と、接着層が設けられる内面(22)とを含む一対の外側フィルム(2)と、一対の外側フィルムの接着層に対して重ね合わされる外面(11)と、カード類に接する内面(12)とを含む一対の内側フィルム(1)とを備える。内側フィルム(1)の外形輪郭線は、外側フィルム(2)の外形輪郭線の内側に位置し、カード類(3)の外径輪郭線と同一またはそれよりも外側に位置する。【選択図】図3

Description

この発明は、パウチ加工用のフィルムセットおよび保護フィルム、並びにパウチ加工方法に関し、特に、カード類を挟み込んでパウチ加工するためのパウチ加工用のフィルムセットおよび保護フィルム、並びにパウチ加工方法に関する。
従来から、たとえば印刷物などの紙やプラスチックなどを保護するために、その両面からラミネートフィルムで挟み込み、接着させて表面被覆するパウチ加工が知られている。
ラミネートフィルムとして、たとえば特開2007−106005号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1には、同一形状の2枚のフィルムの片方のフィルムにグラム形成層、透明反射層などが形成されたラミネートフィルムが開示されている。
特開2007−106005号公報
特許文献1のラミネートフィルムは、2枚のフィルムの内面に接着剤層が設けられている。そのため、パウチ加工すると、社員証などのカード類とフィルムが接着してしまい、カード類だけを取り出して再利用することができない。
また、近年、ゴミ問題が深刻化しており、可燃ごみと不燃ごみに分別することを求められている。そのため、パウチ製品を廃棄する場合、紙などで形成されたカード類を可燃ごみに、ラミネートフィルムを不燃ごみに分別することが求められている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的はパウチ加工後に、カード類を取り出すことが可能なパウチ加工用のフィルムセットおよび保護フィルム、並びにパウチ加工方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るパウチ加工用のフィルムセットは、カード類を挟み込んでパウチ加工するためのものであり、外面と、接着層が設けられる内面とを含む一対の外側フィルムと、一対の外側フィルムの接着層に対して重ね合わされる外面と、カード類に接する内面とを含む一対の内側フィルムとを備え、内側フィルムの外形輪郭線は、外側フィルムの外形輪郭線の内側に位置し、カード類の外径輪郭線と同一またはそれよりも外側に位置する。
好ましくは、一対の外側フィルムは、その外径輪郭線に沿ってミシン目が設けられる。
本発明の一態様に係る他のパウチ加工用のフィルムセットは、カード類を挟み込んでパウチ加工するためのものであり、外面と、接着層が設けられる内面とを含む一対の外側フィルムと、一対の外側フィルムの接着層に対して重ね合わされる外面と、カード類に接する内面とを含む一対の内側フィルムとを備え、内側フィルムは、外側フィルムによって覆われる第1領域と、外側フィルムから露出する第2領域とを含む。
好ましくは、第2領域には、貫通孔が設けられる。
好ましくは、外側フィルムおよび内側フィルムは、ポリエチレンテレフタレートである。
好ましくは、一対の内側フィルムは、複数のカード類を分離するための仕切り部を有する。
本発明の一態様に係るパウチ加工用の保護フィルムは、内面に接着層を有する一対のフィルムでカード類を挟み込んでパウチ加工する際に、一対のフィルムと組み合わせて使用されるパウチ加工用の保護フィルムであって、一対のフィルムの接着層に対して重ね合わされる外面と、カード類に接する内面とを備え、その外形輪郭線は、フィルムの外形輪郭線よりも小さく、カード類の外径輪郭線と同一またはそれよりも大きい。
本発明の一態様に係るパウチ加工方法は、カード類と、内面に接着層を有する一対の外側フィルムと、その外形輪郭線が外側フィルムの外形輪郭線よりも小さく、カード類の外径輪郭線と同一またはそれよりも大きい一対の内側フィルムとを準備する工程と、内側フィルムの外面を外側フィルムの内面に設けられる接着層に重ね合わせる工程と、カード類を内側フィルムの内面に挟み込む工程と、一対の外側フィルム同士を熱圧着する工程とを備える。
好ましくは、内側フィルムは、その外形輪郭線が外側フィルムの外形輪郭線よりも小さく、カード類の外径輪郭線と同一またはそれよりも大きい。
好ましくは、内側フィルムは、外側フィルムによって覆われる第1領域と、外側フィルムから露出する第2領域とを含む。
本発明によれば、パウチ加工後に、カード類を取り出すことが可能なパウチ加工用のフィルムセットおよび保護フィルム、並びにパウチ加工方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るフィルムセットおよびカード類の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るフィルムセットでカード類をラミネートした状態の一例を示す模式図である。 図2のIII−III線で示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係るフィルムセットでカード類をラミネートする状態の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係るフィルムセットでカード類をラミネートする状態の一例を示す模式図である。 内側フィルムの変形例およびカード類の一例を示す模式図である。 内側フィルムの他の変形例およびカード類の一例を示す模式図である。 図7(a)のVIII−VIII線で示す断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<実施の形態1について>
図1〜図3を参照して、実施の形態1に係るパウチ加工用のフィルムセット4について説明する。図2において、矢印A1で示す方向は縦方向であり、図2,図3において、矢印A2で示す左右方向は横方向であり、図3において、矢印A3で示す方向は上下方向である。なお、理解容易のため、図2において内側フィルム1を一点鎖線にして示す。また、図3のフィルム1,2およびカード類3の厚さは、理解容易のため、誇張して図示している。
本実施の形態に係るフィルムセット4は、カード類3を保護するために、カード類3を挟み込んでパウチ加工するためのものである。フィルムセット4は、一対の外側フィルム2と一対の内側フィルム1とを備える。図2は、フィルムセット4でカード類3を挟んでパウチ加工したパウチ製品5を示している。パウチ加工とは、別々に製造された複数の材料を後から積層させて貼り合わせる加工であり、具体的には、カード類3をその両面から一対のフィルムで挟み込んで接着してカード類3の全面を被覆する加工である。
カード類3は、紙、プラスチック、金属などで形成された扁平なものであり、形状や大きさは限定されない。本実施の形態では、カード類3の一例として、メニューを図示しているが、たとえば掲示物、カレンダー、ネームプレート、ハガキ、プレゼントカードなど種々のものが挙げられる。
以下、フィルムセット4を構成する一対の外側フィルム2および一対の内側フィルム1について、詳細に説明する。
一対の外側フィルム2は、外面21と、接着層が設けられる内面22とを含む。外側フィルム2は、たとえばラミネートフィルムである。外側フィルム2は、透明なプラスチックであり、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネートフィルムなどが使用される。耐久性、価格などを考慮すると、ポリエチレンテレフタレートを用いることが好ましい。
内面22に設けられる接着層は、公知の熱可塑性接着剤などで形成される。接着層は、内面22の全面に設けられる。これにより、公知のラミネート機を用いて熱圧着の加工を行うことで、図3に示すように、中央部分は内側フィルム1が接着し、中央部分を囲う四周部分は外側フィルム2同士で熱圧着され、均等な幅の接着代13となる。
外側フィルム2は、平面視において略長方形形状である。そのため、外側フィルム2の外径輪郭線は、一対の短辺と一対の長辺とを含み、略長方形形状を描く。外側フィルム2は、一対設けられる。具体的には、外側フィルム2は、同一形状の2枚フィルムが設けられ、その一方端が接着されている。なお、一対の外側フィルム2は、一枚のフィルムが折り曲げられて形成されていてもよい。
一対の外側フィルム2には、その外形輪郭線に沿ってミシン目14が設けられる。具体的には、ミシン目14は、外形輪郭線の短辺の右端縁および左端縁に沿って設けられている。ミシン目14は、接着代13の幅と同一か、それよりも外方に設けられる。これにより、外側フィルム2の端部を切り離しやすくなり、パウチ加工後にカード類3を取り出しやすくなる。
一対の内側フィルム1は、カード類3を外側フィルム2の接着層から保護する役割を果たす。一対の内側フィルム1は、外面11と内面12とを含む。
内側フィルム1は、透明なプラスチックであり、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンなどが使用される。一対の外側フィルム2がポリエチレンテレフタレートである場合、一対の内側フィルム1も同様に、汎用性、価格などの観点からポリエチレンテレフタレートであることが好ましい。また、パウチ加工後に、外側フィルム2と内側フィルム1を分離したい場合は、シリコン加工が施されているものを用いてもよい。
内側フィルム1の厚さは、好ましくは20μm以上、より好ましくは100μmである。また、内側フィルム1には、カード類3が透けて見える図柄等の模様が設けられていてもよい。これにより、カード類3および外側フィルム2自体に模様を付けなくても、パウチ製品5に模様を付けることができる。
外面11は、一対の外側フィルム2の接着層に対して重ね合わされる。これにより、内面フィルム1の外面11は、外側フィルム2の内面22に接着する。内面12は、カード類3に接する。具体的には、パウチ加工により、内面12はカード類3に密接する。このように、図3に示すように、一対の内側フィルム1は、カード類3を上下から挟み込み、一対の外側フィルム2は、一対の内側フィルム1を上下から挟み込む。
内側フィルム1は、外側フィルム2と同様に、平面視において略長方形形状である。そのため、内側フィルム1の外径輪郭線は、一対の短辺と一対の長辺とを含み、略長方形形状を描く。内側フィルム1は、一対設けられる。具体的には、内側フィルム1は、同一形状の2枚フィルムが設けられ、その一方端が接着されている。なお、一対の内側フィルム1は、一枚のフィルムが折り曲げられて形成されていてもよい。また、一対の内側フィルム1は、一辺が開放した袋形状であってもよい。
図2に示すように、破線で示す内側フィルム1は、外側フィルム2よりも小さく、カード類3よりも大きい。具体的には、内側フィルム1の外形輪郭線は、外側フィルム2の外形輪郭線の内側に位置し、カード類3の外径輪郭線と同一またはそれよりも外側に位置する。つまり、内側フィルム1の縦横寸法は、外側フィルム2の縦横寸法よりも小さく、カード類3の縦横寸法よりも大きい。
本実施の形態では、パウチ加工後に、外側フィルム2の接着層が内側フィルム1に接着し、カード類3に直接接着しないため、カード類3だけを取り出すことができる。これにより、カード類3だけを再利用できるとともに、廃棄する際の分別にも効果的である。
なお、上記実施の形態では、パウチ加工用のフィルムセット4について説明した。フィルムセット4を販売する際には、一対のフィルム(外側フィルム2)と保護フィルム(内側フィルム1)とをセットで販売してもよいし、一対のフィルムと保護フィルムとを別々に販売してもよい。
また、内側フィルム1は、カード類3よりも大きいとしたが、カード類3よりも小さくなければよく、少なくともカード類3と同一の大きさであればよい。これにより、外側フィルム2の接着層がカード類3に接着することを防ぐことができる。
さらに、上記実施の形態では、カード類3は長方形形状であるとしたが、たとえば円形形状、三角形形状、星形状など、種々の形状のカードを用いることができる。
<パウチ加工方法について>
図4を参照して、パウチ加工方法について説明する。
まず、カード類3と、外側フィルム2と、内側フィルム1とを準備する。
図4(a)に示すように、一対の内側フィルム1の外面11を一対の外側フィルム2の内面22に設けられる接着層に重ね合わせる。具体的には、一対の外側フィルム2の間に一対の内側フィルム1を差し込んで、図4(b)で示す状態にする。図4(b)において、一対の内側フィルムの一部を一点鎖線で示している。
次に、図4(b)を参照して、カード類3を内側フィルム1の内面12に挟み込む。
図4(c)を参照して、一対の外側フィルム2同士を熱圧着する。具体的には、公知のラミネート機を用い、重ね合わせた一対の外側フィルム2、一対の内側フィルム1およびカード類3をラミネートローラーの間を通過させて熱圧着させる。これにより、外側フィルム2の接着層は、内側フィルム1の外面11全面に接着する。さらに、外側フィルム2の四周は、外側フィルム2同士で熱圧着され、均等な幅の接着代13ができる。
これにより、カード類3は、外側フィルム2で密閉されるものの、上下から内側フィルム1に挟まれ、外側フィルム2の接着層には接着しないようにすることができる。このようにして、カード類3をフィルムセット4で挟んでパウチ加工したパウチ製品5を簡単に製造することができる。
パウチ製品5のカード類3だけを取り出したい場合や、パウチ製品5を廃棄する際に、カード類3とフィルム1,2とを分別したい場合には、図2のミシン目14に沿って左右の接着代13を切り離す。接着代13を切り離すと、カード類3は内側フィルム1に挟まれて密接しているだけであるため、カード類3だけを簡単に取り出すことができる。
なお、本実施の形態において、外側フィルム2に内側フィルム1を重ね合わせた後に、内側フィルム1にカード類3を重ね合わせたが、内側フィルム1にカード類3を重ね合わせた後に、外側フィルム2に内側フィルム1を重ね合わせてもよい。
パウチ加工用のフィルムセットの他の構成例を、実施の形態2として以下に説明する。
<実施の形態2について>
図5を参照して、実施の形態2に係るパウチ加工用のフィルムセット4Aについて説明する。以下に実施の形態1に示したパウチ加工用のフィルムセット4との相違点のみ詳細に説明する。具体的には、内側フィルム1Aの構成が異なる。
本実施の形態の内側フィルム1Aは、外側フィルム2によって覆われる第1領域15Aと、外側フィルム2から露出する第2領域16Aとを含む。第1領域15Aは、外側フィルム2の内面22に重ね合わされる部分である。第1領域15Aは、底辺が開放した袋形状であるが、一枚のフィルムが折り曲げられて形成されていてもよい。第2領域16Aは、たとえばヘッダーであり、外側フィルム2から上方に延出する部分である。第2領域16Aには、貫通孔17Aが設けられる。この貫通孔17Aは、吊り下げ棒を貫通させるためのものである。
第1領域15Aと第2領域16Aとを合わせた内側フィルム1Aの縦寸法は、外側フィルム2の縦寸法よりも第2領域16Aの分だけ大きい。これにより、内側フィルム1Aの下端と外側フィルム2の下端とを突き合わせた場合に、内側フィルム1Aの第2領域16Aが外側フィルム2の上方から突出する。なお、内側フィルム1Aの横寸法は、外側フィルム2の横寸法と同一であるが、外側フィルム2の横寸法よりも小さくてもよい。
また、本実施の形態では、カード類3Aの一例として、広告を図示しているが、吊り下げて用いるもの、たとえば実施の形態1と同様に、メニュー、カレンダーなど種々のものが挙げられる。
次に、同図を参照して、実施の形態2のパウチ加工方法について説明する。
図5(a)に示すように、カード類3を一対の内側フィルム1Aの第1領域15Aに挟み込む。図5(b)に示すように、内側フィルム1Aの下端と外側フィルム2の下端とを突き合わせ、内側フィルム1Aの第1領域15Aを一対の外側フィルム2の内面22に設けられる接着層に重ね合わせて、実施の形態1と同様の方法で、一対の外側フィルム2同士を熱圧着する。
これにより、図5(c)に示すように、カード類3Aは、内側フィルム1Aの第1領域15Aとともに外側フィルム2で密閉されるものの、内側フィルム1Aの第2領域16Aが外側フィルム2の上方からはみ出る。これにより、外側フィルム2に何の加工を施すことなく、ヘッダー付きのパウチ製品5Aを製造することができる。
<内側フィルムの変形例について>
図6を参照して、一対の内側フィルムの変形例について説明する。一対の内側フィルム1Bは、複数のカード類3aB,3bBを分離するための仕切り部18Bを有する。仕切り部18Bは、たとえばヒートシールなどにより形成され、一対の内側フィルム1Bを溶着する。仕切り部18Bで囲まれる領域は、カード類3aB,3bBを収納するための複数の収納部となる。
また、本実施の形態において、カード類3aB,3bBは、外側フィルム2よりもかなり小さい形状である。具体的には、カード類3aBは、たとえばチケットなど横に細長い矩形形状のものであり、カード類3bBは、たとえば名刺、写真、カードなど小さい矩形形状のものである。
このような仕切り部18Bが設けられた内側フィルム1Bを用いることで、複数のカード類3aB,3bBを平面視において重ならないようにすることができ、同一平面上で簡単に整列して配置することができる。
次に、図7,図8を参照して、一対の内側フィルムの他の変形例について説明する。図7,図8において、矢印A1で示す方向は縦方向であり、図7,図8において、矢印A2で示す左右方向は横方向であり、図8において、矢印A3で示す方向は上下方向である。図7(b),図8の内側フィルム1Cの折り曲げ具合、および、図8の内側フィルム1Cおよびカード類3の厚さは、理解容易のため、誇張して図示している。具体的には、図7(b),図8の内側フィルム1Cは、折り曲げられて折り曲げ線が形成され、折り返し部19Cが密接している。
特に、図7(b),図8に示すように、一対の内側フィルム1Cは、外面11Cと内面12Cとを含み、横方向中央部で折り返されている。一対の内側フィルム1Cは、カード類3Cを収納する収納部が少なくとも2つ設けられている。具体的には、一対の内側フィルム1Cは、たとえばブックカバーのような形状である。一対の内側フィルム1Cの横方向両端部には、その横方向両端が折り返されて形成される折り返し部19Cが設けられている。折り返し部19Cには、7(a)の矢印に示すように、カード類3Cがそれぞれ差し込まれる。なお、内側フィルム1Cの折り返し部19Cは、別個に設けられて、内側フィルム1Cの横方向両端に接着される形状であってもよいし、横方向中央部で折り返されたフィルムの間にさらにフィルムが設けられる三層構造であってもよい。
一対の内側フィルム1Cを使用するには、まず、図7(a)に示すように、横方向両端の内側フィルム1Cの折り返し部19Cにそれぞれカード類3Cを差し込む。さらに、図7(b)に示すように、内側フィルム1Cの横方向中央部分で内側フィルム1Cを折り返し、折り返し部19Cを上下方向に当接(密着)させる。
本実施の形態では、カード類3Cは、片面印刷されている印刷物であることが好ましい。たとえば、一方のカード類3Cは図が印刷されており、他方のカード類3Cはその図の取り扱いが印刷されているなど、印刷内容が全く異なっていてもよい。また、カード類3Cの材質が全く異なっていてもよい。
このような内側フィルム1Cを用いることで、片面印刷されている2枚のカード類3Cであっても、内側フィルム1Cを中央部分で折り曲げて背中合わせにすることで、簡単に位置合わせすることができ、両面使用にすることができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1,1A,1B,1C 内側フィルム(保護フィルム)、2 外側フィルム(フィルム)、3,3A,3aB,3bB,3C カード類、4,4A フィルムセット、11,11C 外面、12,12C 内面、13 接着代、14 ミシン目、15A 第1領域、16A 第2領域、17A 貫通孔、21 外面、22 内面。

Claims (10)

  1. カード類を挟み込んでパウチ加工するためのパウチ加工用のフィルムセットにおいて、
    外面と、接着層が設けられる内面とを含む一対の外側フィルムと、
    前記一対の外側フィルムの接着層に対して重ね合わされる外面と、前記カード類に接する内面とを含む一対の内側フィルムとを備え、
    前記内側フィルムの外形輪郭線は、前記外側フィルムの外形輪郭線の内側に位置し、前記カード類の外径輪郭線と同一またはそれよりも外側に位置することを特徴とする、パウチ加工用のフィルムセット。
  2. 前記一対の外側フィルムは、その外径輪郭線に沿ってミシン目が設けられる、請求項1に記載のパウチ加工用のフィルムセット。
  3. カード類を挟み込んでパウチ加工するためのパウチ加工用のフィルムセットにおいて、
    外面と、接着層が設けられる内面とを含む一対の外側フィルムと、
    前記一対の外側フィルムの接着層に対して重ね合わされる外面と、前記カード類に接する内面とを含む一対の内側フィルムとを備え、
    前記内側フィルムは、前記外側フィルムによって覆われる第1領域と、前記外側フィルムから露出する第2領域とを含むことを特徴とする、パウチ加工用のフィルムセット。
  4. 前記第2領域には、貫通孔が設けられる、請求項3に記載のパウチ加工用のフィルムセット。
  5. 前記外側フィルムおよび前記内側フィルムは、ポリエチレンテレフタレートである、請求項1〜4のいずれかに記載のパウチ加工用のフィルムセット。
  6. 前記一対の内側フィルムは、複数の前記カード類を分離するための仕切り部を有する、請求項1〜5のいずれかに記載のパウチ加工用のフィルムセット。
  7. 内面に接着層を有する一対のフィルムでカード類を挟み込んでパウチ加工する際に、前記一対のフィルムと組み合わせて使用されるパウチ加工用の保護フィルムであって、
    前記一対のフィルムの接着層に対して重ね合わされる外面と、前記カード類に接する内面とを備え、
    その外形輪郭線は、前記フィルムの外形輪郭線よりも小さく、前記カード類の外径輪郭線と同一またはそれよりも大きいことを特徴とする、パウチ加工用の保護フィルム。
  8. カード類と、内面に接着層を有する一対の外側フィルムと、一対の内側フィルムとを準備する工程と、
    前記内側フィルムの外面を前記外側フィルムの内面に設けられる接着層に重ね合わせる工程と、
    前記カード類を前記内側フィルムの内面に挟み込む工程と、
    前記一対の外側フィルム同士を熱圧着する工程とを備えることを特徴とする、パウチ加工方法。
  9. 前記内側フィルムは、その外形輪郭線が前記外側フィルムの外形輪郭線よりも小さく、前記カード類の外径輪郭線と同一またはそれよりも大きい、請求項8に記載のパウチ加工方法。
  10. 前記内側フィルムは、前記外側フィルムによって覆われる第1領域と、前記外側フィルムから露出する第2領域とを含む、請求項8に記載のパウチ加工方法。
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