JP2003276763A - 雑誌用液体、粉体サンプルパッケージとサンプルパッケージ付き本 - Google Patents

雑誌用液体、粉体サンプルパッケージとサンプルパッケージ付き本

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JP2003276763A
JP2003276763A JP2002077782A JP2002077782A JP2003276763A JP 2003276763 A JP2003276763 A JP 2003276763A JP 2002077782 A JP2002077782 A JP 2002077782A JP 2002077782 A JP2002077782 A JP 2002077782A JP 2003276763 A JP2003276763 A JP 2003276763A
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Shunji Yano
俊二 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑誌に液体や粉体サンプルを添付して、キズ
や跡付きを生じず、かつ中綴じや平綴じのできる雑誌用
液体、粉体サンプルパッケージ等を提供する。 【解決手段】 本発明の雑誌用液体、粉体サンプルパッ
ケージは、一部または全部が重なるように二つ折りにし
た紙板材に開口を形成した保護部材4と、サンプルの入
った包装袋5が、前記保護部材の開口3形成部に挟持さ
れるようにして一体化したサンプルパッケージにおい
て、保護部材の包装袋を挟持しない側に、雑誌に綴じ込
みまたは貼着可能なように紙片部分6を設けたことを特
徴とする。開口3の内側に突き出た複数の突出部分を設
けても良いし、外枠部分と該外枠部分の対向部位を繋ぐ
連結部分を形成する部分を設けることもできる。本発明
のサンプルパッケージ付き本は、このような雑誌用液
体、粉体サンプルパッケージを中綴じまたは平綴じして
製本したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体、粉体、粒状
体等の試供品を雑誌等に添付する際に用いるサンプルパ
ッケージとサンプルパッケージ付き本に関する。詳しく
は、雑誌への綴込み付録広告として、香水や乳液の液体
サンプルあるいは粉状体サンプルを添付する場合のサン
プルパッケージ等に関する。従って、本発明の利用分野
は雑誌、書籍の出版や印刷・加工、広告、宣伝、販売の
分野に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、宣伝効果を高めるため、広告頁
に商品サンプルを貼り付けることが行われている。この
場合、雑誌等は印刷、製本された後でパレットなどに集
積され、さらにこれが多段積みされることから、下に積
まれる雑誌ほど、それに挟まれた商品サンプルに大きな
荷重(積載圧)が掛かることになる。特に液体サンプル
の場合は、破裂が発生すると雑誌まで汚染されることか
ら、パッケージ自体を強化することは勿論、積載圧を軽
減する対策を検討する必要があって種々の工夫が提案さ
れている。
【0003】液体サンプルパッケージの公知技術として
は、特開平9-104465号公報や特開平10−236530号公報が
開示する技術がある。特開平9-104465号公報は、包装袋
の周辺部に略合致する外枠部分と、該外枠部分の対向部
位を繋ぐ少なくとも1本の連結部分とを備えた保護材、
からなる商品サンプルパッケージを提案している。ま
た、特開平10−236530号公報は、外枠部分と、該外枠部
分から内側に突き出た複数の突出部分とを備えたことを
特徴とする保護材、からなる商品サンプルパッケージを
提案している。
【0004】図6は、商品サンプル保護材の従来形態を
示す図である。特開平10−236530号公報に開示される内
容であるが、この場合、保護材4に包装袋Pを保護材4
の外枠部分で両面テープ等で貼り合わせて使用すること
が記載されている。保護材には、突出部分41a,41
bが3組形成されている。この商品サンプル保護材を雑
誌に貼り付ける場合は、セロハンテープで直接紙面に貼
り付けるか、商品サンプル保護材の全体を透明袋等に挿
入してから、透明袋を紙面に貼り付ける必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記各公開公
報提案のサンプルパッケージは、搬送途中で荷重を受け
て破裂することを防止するため、保護材を必要とし、
また雑誌へ綴じ込むための、貼り付け用の専用紙面
(ページ)部分や、貼込み作業そのものが必要であ
り、たいへん高価なものとなっていた。さらに、複数の
雑誌で同時付録企画がある場合、各雑誌ごとに、異な
るサイズに合わせた貼り付け用専用紙面をデザインする
必要があり、かつ、印刷も雑誌ごとに、サイズ違いの
刷分けが必要となる。さらにまた、保護部材はサンプル
周辺を細幅の枠状保護部材で局所的に保護することを目
的としているため、構造的に厚い紙板材等が必要にな
り、当該保護部材の厚みにより、挿入した紙面の対向
頁等へのキズ、跡付きが発生する。これによる広告クレ
ーム、値引きを求められるという問題がある。
【0006】そこで本発明は、液体、粉体等のサンプル
袋の破裂を生じことがないとともに、綴じ込みにより、
雑誌、書籍にキズや跡付きを発生させず、また、人手に
よらないで機械的な綴じ込みを可能とするパッケージ構
造を研究して本発明の完成に至ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨の第1は、一部または全部が重なるよう
に二つ折りにした紙板材に開口を形成した保護部材と、
液体、粉体サンプルの入った包装袋が、前記保護部材の
開口形成部に挟持されるようにして一体化したサンプル
パッケージにおいて、保護部材の包装袋を挟持しない方
の側を、雑誌に綴じ込みまたは貼着可能なように延長し
た紙片部分としたことを特徴とする雑誌用液体、粉体サ
ンプルパッケージ、にある。
【0008】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第2は、一部または全部が重なるように二つ折りにした
紙板材に外枠部分と該外枠部分から内側に突き出た複数
の突出部分を形成するように開口を形成した保護部材
と、液体、粉体サンプルの入った包装袋が、前記保護部
材の開口形成部に挟持されるようにして一体化したサン
プルパッケージにおいて、保護部材の包装袋を挟持しな
い方の側を、雑誌に綴じ込みまたは貼着可能なように延
長した紙片部分としたことを特徴とする雑誌用液体、粉
体サンプルパッケージ、にある。
【0009】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第3は、一部または全部が重なるように二つ折りにした
紙板材に外枠部分と該外枠部分の対向部位を繋ぐ連結部
分を形成するように開口を形成した保護部材と、液体、
粉体サンプルの入った包装袋が、前記保護部材の開口形
成部に挟持されるようにして一体化したサンプルパッケ
ージにおいて、保護部材の包装袋を挟持しない方の側
を、雑誌に綴じ込みまたは貼着可能なように延長した紙
片部分としたことを特徴とする雑誌用液体、粉体サンプ
ルパッケージ、にある。
【0010】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第4は、上記雑誌用液体、粉体サンプルパッケージを中
綴じ、平綴じまたは無線綴じして製本したことを特徴と
するサンプルパッケージ付き本、にある。
【0011】二つ折りにした紙板材は、開口部に比較し
て広い面積を有していることが、雑誌にキズや跡付きを
生じさせないことで好ましい。経験的には開口が矩形状
である場合に、開口の長辺の1.5倍以上の長さと、短
辺の1.5倍以上の長さを有していることが、キズや跡
付きを生じさせないことが認められている。したがっ
て、二つ折りにした紙板材の全面積が開口面積の2.5
倍以上になり、矩形状以外の場合も同様である。また、
二つ折りにした紙板材または二つ折り部から延長した紙
片部分に、スジ、ミシン目線または段差加工を施してお
けば、中綴じ、平綴じ等する製本加工が容易となる。出
来本の読みやすさや切り取り容易さにも効果する。さら
に、保護部材にプラスチックフィルムをラミネートすれ
ば、突出部分や開口部の断面が相互に引っかかる問題が
なくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照しながら、本
発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の雑
誌用液体、粉体サンプルパッケージの例を示す図、図2
は他の例の表裏面を示す図である。図1のように、サン
プルパッケージは、包装袋5を挟持する部分に開口3を
形成して保護部材4とし、当該保護部材4を折り線21
から二つ折りにし(一部重なるように)、開口3形成部
に包装袋5を入れて紙間を接着すると、紙板材2の間に
包装袋5が挟持されて開口3から覗くようにできる。紙
板材2の二つ折り部の左側には、二つ折りされない延長
した紙片部分6を有していて、当該部分が雑誌への貼着
や綴じ込みのために使用される。開口3の形成は、紙板
材を二つ折りにした状態で打ち抜いても良いし、平面な
状態で打ち抜いてから二つ折りして開口が一致するよう
にしても良い。
【0013】図2は他の例のサンプルパッケージであ
る。一部重なるように二つ折りした状態であって、図2
(A)は表面図、(B)は裏面図である。紙板材2の裏
面側には、ハッチングを施して分かり易くしてある。こ
の例の場合、折り線22を中心に左右の長さを均等にし
ている。開口の形状は、図1、図2のように外枠部分4
1から内側に突き出た突出部分42を複数形成した形状
であっても良く(請求項2記載の発明)、突出部が連結
して対向する外枠同志を繋ぐ状態になったものであって
も良い(請求項3記載の発明)。あるいは、突出部分や
連結部分のない、単なる矩形状や円形または楕円形、そ
の他の開口形状のみであっても良い(請求項1記載の発
明)。開口3の形成を二つ折り前に行う場合は、表面側
と裏面側の開口を異なる形状にすることができるので、
そのような形状であっても良い。図2の場合は、表裏の
紙板材に同形の開口を形成したものであって、外枠部分
41から内側に向けて2組(4本)の突出部分42が形
成されている。このようにすることにより、包装袋内の
液体等を均一な厚みに保持することができる。
【0014】本発明の雑誌用液体、粉体サンプルパッケ
ージの場合、開口部分に比較して広い外枠部分41を有
するようにしてあるので、外圧により外枠が変形するこ
とは少ないが、対向する外枠間を繋ぐ連結部分を設ける
場合は、包装袋の破れ防止にも有効である。このように
外枠部分41の面積が大きいことから積載圧を受ける面
積が増大し、単位面積部分にかかる圧力が減少するの
で、雑誌の紙面に圧痕が生じる現象を少なくすることが
できる。これにより冒頭に記載したようなキズや跡付き
を発生させる問題を回避できる。
【0015】この目的のためには紙板材の厚みにも関係
するが、一般的に開口3の長辺lに対して、二つ折りに
した保護部材4の長辺Lが1.5l以上であること、開
口の短辺wについても二つ折りにした保護部材の長辺W
が、同様な関係にあれば良いことが経験的に認められて
いる。したがって、面積比にした場合は、LW≧2.5
×lwの関係になり、開口の形状にかかわらず同様の効
果が得られる。
【0016】保護部材4の二つ折りにした紙板材の一方
側は、図1、図2のように雑誌に綴じ込みまたは貼着可
能なように延長した紙片部分6とすることができる。延
長した紙片部分6の全体または少なくとも綴じ部となる
部分に段差を付けて薄肉となるようにしておけば、肉厚
とならないので綴じ込みが容易になる。また、保護部材
4の延長した紙片部分6に切り込み線(半抜き線)や折
り線によるスジ22またはミシン目線23を入れて置け
ば、製本フィードを行い易くなる。また、出来本が曲げ
易くなると共にサンプル部の切り取りが容易になる。段
差は紙板材のプレス押しにより形成でき、スジ(切り込
み線や折り線)またはミシン目線は打ち抜き等により形
成できる。
【0017】保護部材は、紙板材の打ち抜き後、薄い透
明プラスチックフィルムをラミネートするのが好まし
い。開口部3に突出部や連結部があると機械的に綴じ込
み加工する場合にサンプルパッケージ相互間で引っ掛か
りを生じる問題があるからである。開口だけで突出部や
連結部が無い場合でも、開口した切り口断面で引っ掛か
りが生じる。したがって、10〜40μm程度の薄いプ
ラスチックフィルムを包装袋を挟持する面とは反対側の
面にラミネートするのが好ましい。プラスチックフィル
ムとしては、ポリプロピレンやポリエチレン、PETや
ポリカーボネート、ナイロン等が一般的に用いられる。
【0018】図3は、本発明のサンプルパッケージの各
種実施形態を示す図である。開口部の図示は省略してい
る。(a1)は、紙板材の全てが重なるように二つ折り
した場合、(a2)は、全てが重なるように二つ折りし
スジ22を入れた場合、(a3)は、全てが重なるよう
に二つ折りしミシン目線23を入れた場合である。(b
1)は、一部重なるように二つ折りした場合、(b2)
は、一部重なるように二つ折りしスジ22を入れた場
合、(b3)は、一部重なるように二つ折りしミシン目
線23を入れた場合である。
【0019】(c1)は、紙板材の全て重なるように二
つ折りし延長部分6を設けた場合、(c2)は全て重な
るように二つ折りし延長部分6を設けスジ22を入れた
場合、(c3)は、全て重なるように二つ折りし延長部
分6を設けミシン目線23を入れた場合である。(d
1)は、紙板材の一部重なるように二つ折りし延長部分
6を設けた場合、(d2)は、一部重なるように二つ折
りし延長部分6を設けスジ22を入れた場合、(d3)
は、一部重なるように二つ折りし延長部分6を設けミシ
ン目線23を入れた場合、をそれぞれ示している。な
お、c2,c3,d2,d3において、スジ、ミシン目
線は延長部分6にも入っている。
【0020】上記図3において、(a1)〜(b3)
は、平綴じが主目的ではあるが折丁にパッケージを貼り
込みすれば中綴じも可能である。(c1)〜(d3)
は、中綴じが主目的であるが平綴じも可能であり、中綴
じの場合は延長部の付け根(折り曲げ部分)にミシン目
線は入れない。ミシン目線を入れると針金が抜け易くな
るためである。ただし、平綴じの場合はミシン目線を入
れても良い。スジやミシン目線は、製本フィード時に吸
ダコで吸着する際の反発を弱める効果を主目的とするも
のであるが、出来本の読みやすさ、サンプルパッケージ
を切り取り易くすることもできる。一部重なるように二
つ折りするのは、同様の理由で紙の反発力を弱めるため
一層とするものである。
【0021】保護する包装袋は中に液体、粉体、粒状体
などのサンプルを収納したものであるが、それに使用す
る包装袋は偏平な形態であれば任意である。すなわち、
四方シールタイプが代表的であるが、三方シールタイプ
やピロータイプ、あるいはガゼットタイプ等であっても
構わない。袋の平面形状も矩形状でなくても良く、円形
や菱形、ハート型等にすることもできる。
【0022】図4は、保護部材を紙板材に打ち抜いた展
開図を示している。図5は、サンプルパッケージを雑誌
に中綴じした状態を示している。板紙等を打ち抜いて開
口3を形成し折り線21,22を入れると図3の外形と
なる。開口3の上に、包装袋5を接着してから、折り線
21で折り曲げて、保護部材の紙面間を接着すると雑誌
用液体、粉体サンプルパッケージが完成する。サンプル
パッケージを雑誌に装着する場合は、図5のように折り
線22の部分をステッチ9で綴じて中綴じすることがで
きる。本の中心部分である必要はなく、いずれの箇所で
あっても良い。また、平綴じ、無線綴じであっても良
い。あるいは、図1のようなサンプルパッケージの場合
は、従来例のように、セロハンテープで雑誌紙面に貼着
するだけでも良い。
【0023】サンプルパッケージを中綴じまたは平綴じ
して雑誌に装着する場合は、貼り付けるための特別の紙
面が必要でないので、特別紙面の準備の手間を省力でき
る。また、保護部材の大きさは各種サイズ雑誌に互換性
ある形状にできるので、雑誌の品種等に応じて各種のも
のを準備しておく必要がない。紙板材には、あらかじめ
サンプル内容の宣伝効果を高める印刷を施しておけば特
別な紙面を設ける必要性もなくなる。また、場合によっ
ては、保護部材の表面に、ニス引き、糊引き、箔押し、
エンボス加工等を施してもよい。さらには、読者が雑誌
等の天地方向に対応する方向に適当数の切り込み線(半
抜き加工)をさらに施してもよい。
【0024】保護部材の素材としては、その耐圧強度が
大きいものを使用するのが好ましい。一般的に板紙やコ
ートボール紙が使用されるが、プレス済の紙や合紙(2
枚合紙、3枚合紙等)、合成紙や被覆紙、アルミ蒸着な
どの金属層を含んだ積層体であっても良い。そして、材
質、厚み、形状等は、包装袋の形状や厚み、内容物重量
等によって適宜選択すればよい。包装袋の材質も、特に
限定されず、PPやPE等のポリオレフィン、ポリエス
テルやナイロン、紙、合成紙等、あるいはそれらの積層
材料であってもよい。
【0025】また、包装袋には、商品ロゴマーク、裏面
の成分表示等が保護部材や突出部分に隠れないように印
刷を施すようにするのが好ましい。逆に、包装袋の商品
ロゴマークや成分表示を避け、かつ雑誌の撓みから包装
袋を守るように保護部材の突出部分や連結部分を設計し
てもよい。
【0026】
【実施例】図1,図2を参照して本発明の実施例を説明
する。ボード紙として、天間製紙株式会社製「GOD−
F」(310g/m2 )を使用して所定の印刷を施し、
図3図示のように左右同形の開口3,3を打ち抜き、双
方の開口3,3の中心に折り目線21と、延長した紙片
部分6に切り込み線22、を設けた。なお、各部の寸法
は、L=150mm、W1 =70mm、W2 =100m
m、W3 =70mm、l=54mm、w=34mmとし
た。また、各突出部42の幅=5mm、突出部長さ=1
2mmとした。開口3の打ち抜き、折り目線形成後、連
続紙の状態で厚み10μmのポリプロピレンフィルムを
紙面に接着剤を塗工する方法でロールラミネートを行っ
た。その後、各単位の保護部材4に切断した。なお、折
り目線の形成は、ラミネート後であっても良い。
【0027】一方、保湿ジェルを入れた矩形状の四方シ
ール包装袋(厚み;最大1.5mm、サイズ;45mm
×65mm、シール幅5mm)を別に準備し、開口3の
周囲に幅5mmの両面粘着テープを貼り付けた後、粘着
面の保護紙を剥離除去して粘着面に包装袋5を貼り付け
た。保護部材4の折り線21から折り返して内面となる
面の周囲部分にも同様に、幅5mmの両面粘着テープを
貼り付け、保護紙を剥離除去してから紙面間を圧着して
パッケージ1を完成した。
【0028】このパーッケージを中綴じ機に供給して、
A4判雑誌に綴じ込みし、図5図示のような雑誌が完成
した。雑誌を20冊以上積み上げて輸送、販売したが、
パッケージを綴じ込みした部分の紙面に跡付きやキズが
生じることはなかった。
【0029】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明の雑誌用液体、粉体サンプルパッケージを中綴
じ、平綴じ、無線綴じして使用する場合には、パッケー
ジ貼着用の専用紙面(ページ)が必要無いので、紙面の
準備の手間を省力できる。また、貼り込みのアタッチャ
ー(要員)を必要としないので、安価に雑誌に装着でき
る。サイズを小さくすることで、雑誌寸法が異なっても
パッケージは一種で済むため、統一デザイン、同時印刷
が可能となる。さらにまた、二つ折りにした紙板材面積
が大きくなるので、雑誌にキズや跡付きが発生すること
を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の雑誌用液体、粉体サンプルパッケー
ジの例を示す図である。
【図2】 サンプルパッケージの他の例を示す図であ
る。
【図3】 本発明のサンプルパッケージの各種実施形態
を示す図である。
【図4】 保護部材を紙板材に打ち抜いた展開図を示し
ている。
【図5】 サンプルパッケージを雑誌に中綴じした状態
を示している。
【図6】 商品サンプル保護材の従来形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 サンプルパッケージ 2 紙板材 3 開口 4 保護部材 5 包装袋 6 延長した紙片部分 21 折り線 22 スジ、切り込み線(半抜き線)、折り線 23 ミシン目線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月14日(2002.5.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】そこで本発明は、液体、粉体等のサンプル
袋の破裂を生じことがないとともに、綴じ込みによ
り、雑誌、書籍にキズや跡付きを発生させず、また、人
手によらないで機械的な綴じ込みを可能とするパッケー
ジ構造を研究して本発明の完成に至ったものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【実施例】図1,図2,図4を参照して本発明の実施例
を説明する。ボード紙として、天間製紙株式会社製「G
OD−F」(310g/m2 )を使用して所定の印刷を
施し、図図示のように左右同形の開口3,3を打ち抜
き、双方の開口3,3の中心に折り線21と、延長した
紙片部分に切り込み線22、を設けた。なお、各部の寸
法は、L=150mm、W1 =70mm、W2 =100
mm、W3 =70mm、l=54mm、w=34mmと
した。また、各突出部42の幅=5mm、突出部長さ=
12mmとした。開口3の打ち抜き、折り線形成後、連
続紙の状態で厚み10μmのポリプロピレンフィルムを
紙面に接着剤を塗工する方法でロールラミネートを行っ
た。その後、各単位の保護部材4に切断した。なお、折
り線の形成は、ラミネート後であっても良い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】このパーッケージを中綴じ機に供給して、
A4判雑誌に綴じ込みし、図5図示のような雑誌が完成
した。雑誌を20冊以上積み上げて輸送したが、パッケ
ージを綴じ込みした部分の紙面に跡付きやキズが生じる
ことはなかった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 サンプルパッケージ 2 紙板材 3 開口、開口部 4 保護部材 5 包装袋 6 延長した紙片部分 21 折り線 22 スジ、切り込み線(半抜き線)、折り線 23 ミシン目線
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA03 AA05 AB81 BA12B BA15C BA20C BB01A BB03A BB11C BB14B BB14C BB15B BB15C BB16B BB16C BB25C BC04C EA01 EA08 EA09 EC05 EC24 EE02 GD09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部または全部が重なるように二つ折り
    にした紙板材に開口を形成した保護部材と、液体、粉体
    サンプルの入った包装袋が、前記保護部材の開口形成部
    に挟持されるようにして一体化したサンプルパッケージ
    において、保護部材の包装袋を挟持しない方の側を、雑
    誌に綴じ込みまたは貼着可能なように延長した紙片部分
    としたことを特徴とする雑誌用液体、粉体サンプルパッ
    ケージ。
  2. 【請求項2】 一部または全部が重なるように二つ折り
    にした紙板材に外枠部分と該外枠部分から内側に突き出
    た複数の突出部分を形成するように開口を形成した保護
    部材と、液体、粉体サンプルの入った包装袋が、前記保
    護部材の開口形成部に挟持されるようにして一体化した
    サンプルパッケージにおいて、保護部材の包装袋を挟持
    しない方の側を、雑誌に綴じ込みまたは貼着可能なよう
    に延長した紙片部分としたことを特徴とする雑誌用液
    体、粉体サンプルパッケージ。
  3. 【請求項3】 一部または全部が重なるように二つ折り
    にした紙板材に外枠部分と該外枠部分の対向部位を繋ぐ
    連結部分を形成するように開口を形成した保護部材と、
    液体、粉体サンプルの入った包装袋が、前記保護部材の
    開口形成部に挟持されるようにして一体化したサンプル
    パッケージにおいて、保護部材の包装袋を挟持しない方
    の側を、雑誌に綴じ込みまたは貼着可能なように延長し
    た紙片部分としたことを特徴とする雑誌用液体、粉体サ
    ンプルパッケージ。
  4. 【請求項4】 開口が矩形状である場合に、二つ折りに
    した紙板材が、開口長辺の1.5倍以上の長さと、開口
    短辺の1.5倍以上の長さを有することを特徴とする請
    求項1、請求項2、請求項3記載の雑誌用液体、粉体サ
    ンプルパッケージ。
  5. 【請求項5】 開口が、二つ折りにした紙板材の全面積
    が開口面積の2.5倍以上であることを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3記載の雑誌用液体、粉体サン
    プルパッケージ。
  6. 【請求項6】 二つ折りにした紙板材または二つ折り部
    から延長した紙片部分に、スジ、ミシン目線または段差
    加工を施したことを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3記載の雑誌用液体、粉体サンプルパッケージ。
  7. 【請求項7】 保護部材にプラスチックフィルムをラミ
    ネートしたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3記載の雑誌用液体、粉体サンプルパッケージ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7記載の雑誌用液
    体、粉体サンプルパッケージを中綴じ、平綴じまたは無
    線綴じして製本したことを特徴とするサンプルパッケー
    ジ付き本。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006341877A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Toppan Forms Co Ltd 内包材
KR20170123468A (ko) * 2016-04-29 2017-11-08 한국기계연구원 박막형 샘플 보관용 홀더

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