JP2021094732A - シート搬送装置 - Google Patents

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睦人 植木原
Mutsuto Uekihara
睦人 植木原
田中 貢
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Abstract

【課題】シートロールを支持して回転可能な支持材と、シートロールから延びるシートを搬送する回転体と、を備えるシート搬送装置の軸線方向に沿った寸法が小型化できる手段を提供する。【解決手段】画像記録装置100は、筐体30と、シートロール37を支持して左右方向9に沿った軸線周りに回転可能なホルダ35と、軸線周りに回転して、シートロール37から延びるシートSを搬送する搬送ローラ36A、排出ローラ40A、及び搬送ベルト101と、第1モータ55と、第2モータ56と、第1駆動伝達機構57と、第2駆動伝達機構58と、を具備する。左右方向9において、第1駆動伝達機構57が占める範囲R1と第2駆動伝達機構58が占める範囲R2とは一部が重複している。【選択図】図6

Description

本発明は、シートロールを支持して回転可能な支持材と、シートロールから延びるシートを搬送する回転体と、を備えるシート搬送装置に関する。
シートロールから延びるシートを搬送する搬送装置は、シートロールを支持する支持材を回転させる駆動機構と、シートを搬送する回転体を回転させる駆動機構とを有する。例えば、特許文献1には、シートロールを支持する支持材を回転させる駆動機構が開示されている。
特開2015−120578号公報
支持材及び回転体の軸線方向の寸法は、シートロールの軸線方向の寸法よりも大きくならざるを得ない。搬送装置には、多様な寸法のシートロールを搬送可能な汎用性が求められる一方、軸線方向において小型化の要請がある。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートロールを支持して回転可能な支持材と、シートロールから延びるシートを搬送する回転体と、を備えるシート搬送装置の軸線方向に沿った寸法が小型化できる手段を提供することにある。
(1) 本発明に係るシート搬送装置は、筐体と、シートロールを支持して軸線方向周りに回転可能な支持材と、上記軸線方向周りに回転して、シートロールから延びるシートを搬送する回転体と、第1モータと、第2モータと、上記第1モータから上記支持材に駆動を伝達する第1駆動伝達機構と、上記第2モータから上記回転体に駆動を伝達する第2駆動伝達機構と、を具備する。上記第1駆動伝達機構と上記第2駆動伝達機構とは、上記軸線方向において占める範囲の少なくとも一部が重複している。
上記構成によれば、筐体の軸線方向に沿った寸法を小さくすることができる。
(2) 好ましくは、上記第1駆動伝達機構と上記第2駆動伝達機構とは、上記軸線方向と直交する上下方向において占める範囲が重複しない。
上記構成によれば、軸線方向及び上下方向と直交する方向に沿った筐体の寸法を小さくすることができる。
(3) 好ましくは、上記回転体は、搬送ベルトユニットであって、シートを搬送する第1位置、及び当該第1位置とは異なる第2位置へ移動可能であり、上記第2駆動伝達機構は、上記搬送ベルトユニットと共に移動可能であり、上記搬送ベルトユニットが上記第1位置にあるときに、上記第1駆動伝達機構と上記第2駆動伝達機構とは、上記軸線方向と直交する上下方向において占める範囲が重複せず、上記搬送ベルトユニットが上記第2位置にあるときに、上記第1駆動伝達機構と上記第2駆動伝達機構とは、上記上下方向において占める範囲の少なくとも一部が重複する。
上記構成によれば、筐体の上下方向に沿った寸法を小さくすることができる。
(4) 好ましくは、上記軸線方向及び上記上下方向と直交する前後方向において、上記第1モータが占める範囲と上記第1駆動伝達機構が占める範囲とは少なくとも一部が重複しており、上記第2モータが占める範囲と上記第1駆動伝達機構が占める範囲とは重複しておらず、上記第1モータは、上記軸線方向において、シートが搬送される搬送領域の外に位置しており、上記第2モータの少なくとも一部は、上記軸線方向において、上記搬送領域の内に位置する。
上記構成によれば、前後方向において上記第1駆動伝達機構と重複しないスペースに第2モータが配置されるので、筐体の内部空間において2つのモータが効率的に配置される。
(5) 好ましくは、上記回転体は、少なくとも、搬送ローラ、搬送ベルトユニット、及び排出ローラである。
(6) 本発明に係る液体吐出装置は、シート搬送装置と、液滴を吐出するヘッドと、上記ヘッド内において液体を循環させる循環機構と、を具備しており、上記循環機構は、シートが搬送される搬送領域の外であって、上記第2駆動伝達機構と上記筐体との間の空間に位置する。
循環機構によって、第2駆動伝達機構の動作音が筐体の外に漏れにくい。
本発明によれば、シート搬送装置の軸線方向に沿った寸法が小型化できる
図1は、本発明の実施形態に係る画像記録装置100の外観斜視図である。 図2は、前カバー16及び右カバー19が開かれた状態の画像記録装置100の外観斜視図である。 図3は、ベース23に取り付けられたサイドフレーム20,21及びサブフレーム22を示す斜視図である。 図4は、図1のIV−IV断面を示す断面図であって、メンテナンスユニット60が待機位置である状態を示す。 図5は、図4のV−V断面を示す断面図である。 図6は、図4のVI−VI断面を示す断面図である。 図7は、循環機構81の概略構成を示す図である。 図8は、下方へ回動した第1支持機構51及びメンテナンスユニット60を示す断面図である。 図9は、下方へ回動した第1支持機構51及びメンテナンス位置のメンテナンスユニット60を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像記録装置100について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。また、以下の説明においては、画像記録装置100が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、排出口33が設けられている側を手前側(前面)として前後方向8が定義され、画像記録装置100を手前側(前面)から見て左右方向9が定義される。
[画像記録装置100の外観構成]
図1に示される画像記録装置100(液体吐出装置及びシート搬送装置の一例)は、インクジェット記録方式でロール体37(図4参照)をなすシートSに画像を記録する。
図1に示されるように、画像記録装置100は、筐体30を備える。筐体30は、上筐体31及び下筐体32を備える。上筐体31及び下筐体32は、全体として概ね直方体形状であって、卓上に載置可能な大きさである。以下、筐体30について説明がされるときは、上筐体31及び下筐体32が全体として直方体形状をなしている状態で説明がされる。
筐体30は、右面30R及び左面30Lと、上面30U及び下面30Dと、前面30F及び後面3OBと、を有する。右面30R及び左面30Lは、左右方向9に離れて位置する。上面30U及び下面30Dは、上下方向7に離れて位置する。前面30F及び後面3OBは、前後方向8に離れて位置する。
上筐体31は、後面3OBにおいて左右方向9に延びる回動軸周りに回動可能に下筐体32と接続されている。上筐体31は、図1に示される閉位置から、前面30Fが上方へ持ち上げられるようにして回動されて、図2に示される開位置まで回動する。上筐体31が開位置にされると、筐体30の内部空間30Aが外部へ露出される。なお、図2においては、筐体30の内部構造が省略されている。
図1に示されるように、筐体30の前面30Fには、左右方向9へ細長に伸びる排出口33が形成されている。排出口33は、左右方向9の中央が、前面30Fの左右方向の中央よりも右寄りに位置する。排出口33は、筐体30の内部空間30Aと外部とを連通している。排出口33を通じて、筐体30の内部空間30Aにおいて画像記録されたシートSが、筐体30の外部へ排出される。
筐体30の前面30Fには、操作パネル44が設けられている。操作パネル44は、排出口33の上方に位置する。ユーザは、操作パネル44に、画像記録装置100を動作させたり各種設定を確定したりするための入力を行う。
筐体30の前面30Fには、前カバー16が設けられている。前カバー16は、排出口33より下方に位置する。前カバー16は、前面30Fにおいて左右方向9に延びる回動軸周りに、図1に示される閉位置の上端を回動端として回動可能である。閉位置の前カバー16の上端が前方へ引かれるように回動されると、前カバー16が図2に示される開位置となる。
図2に示されるように、前カバー16が開位置となると、前面30Fに形成された開口17が開放される。開口17は、筐体30の内部空間30Aと外部とを連通する。開放された開口17を通じて、筐体30の内部空間30Aに配置されたタンク34(図5参照)及び廃液タンク47(図5参照)にユーザがアクセス可能となる。このようにして、前カバー16が開口17を開閉する。
前カバー16には、窓18が設けられている。窓18は、前カバー16に形成された貫通孔そのものであってもよいし、貫通孔が透光性の部材で封止されたものであってもよい。閉位置の前カバー16において、窓18を通じて、筐体30の外部から内部空間30Aをユーザが視認可能である。閉位置の前カバー16において、窓18はタンク34と対向している。したがって、ユーザは、前カバー16が閉位置であっても、窓18を通じて、筐体30の外部からタンク34を視認可能である。タンク34の少なくとも一部が透光性の部材で構成されることにより、タンク34に貯留されたインクの液面が視認可能である。
図3に示されるように、筐体30の内部空間30Aには、2つのサイドフレーム20,21と、サブフレーム22とが設けられている。各サイドフレーム20,21は、鋼板からなる平板形状であり、支持する部材に応じた形状に切り欠きや貫通孔が適宜形成されており、また、強度を高めるために折り曲げられたりしている。2つのサイドフレーム20,21は、左右方向9に離れて位置する。なお、同図には示されていないが、各サイドフレーム20,21は、相互を連結する他のフレームによって一体のフレーム構造をなして、筐体30の下面30Dをなすベース23に連結されている。サイドフレーム20,21を含めフレーム同士の連結はネジ止めや溶接によりなされている。
2つのサイドフレーム20,21のうち、左右方向9の左に位置するサイドフレーム20の前下隅部には切欠き部20Aが形成されている。したがって、サイドフレーム20の前端部分は、ベース23とは連結しておらず、切欠き部20Aに相当する空間がある。切欠き部20Aに相当する空間には、サブフレーム22が設けられている。
サブフレーム22は、上壁22U、左壁22L、右壁22Rを有する枠形状である。左壁22Lと右壁22Rとは左右方向9に離れている。上壁22Uは、左壁22Lの上端と右壁22Rの上端とを連結している。左壁22Lの下端と右壁22Rの下端とは、それぞれベース23に連結されている。上壁22Uは、サイドフレーム20の切欠き部20Aと連結されている。これにより、サブフレーム22は、サイドフレーム20の前部分の下方に位置して、一体のフレームを構成している。サブフレーム22に囲まれた空間には、タンク34が位置する(図5参照)。
[画像記録装置100の内部構成]
図4及び図5に示されるように、内部空間30Aには、ホルダ35、テンショナ45、搬送ローラ対36、排出ローラ対40、ヘッド38、第1支持機構51、定着ユニット39、支持部材46、第2支持機構52、CIS25、カッターユニット26、タンク34、メンテナンスユニット60、及びワイパクリーニングユニット80が配置されている。
内部空間30Aであって、左右方向9においてサイドフレーム20,21の間には、隔壁41が設けられている。隔壁41は、内部空間30Aの後下部を仕切って、シート収容空間30Cを区画する。シート収容空間30Cは、隔壁41、下筐体32により包囲され、ヘッド38などから隔離された空間である。
シート収容空間30Cには、ロール体37が収容される。ロール体37は、芯管と、長尺のシートSとを有している。シートSは、芯管の軸芯の周方向にロール状に芯管に巻回されている。シートSは、画像記録装置100が画像を記録可能な最小幅から最大幅までの幅をとり得る。すなわち、シート収容空間30Cには、幅が異なる複数種類のロール体37が収容可能である。なお、ロール体37は、芯管を有さず、シートSがホルダ35に装着可能にロール状に巻回されていてもよい。
シート収容空間30Cには、左右方向9に沿って延びるホルダ35(支持材の一例)が位置する。ホルダ35には、ロール体37が装着可能である。装着時、ロール体37の芯管の軸芯が左右方向9に沿い、且つロール体37が軸芯の周方向に周りに回転可能に、ホルダ35はロール体37を支持する。
図4及び図6に示されるように、ホルダ35には左右方向9に離れた一対のサイドガイド25が設けられている。一対のサイドガイド25は、左右方向9に離れた距離が変更可能である。ユーザは、ホルダ35に装着するロール体37の幅(左右方向9に沿った寸法)に合わせて、一対のサイドガイド25がロール体37の左右端それぞれに当接するように移動させる。一対のサイドガイド25に左右端がそれぞれ当接したロール体37は、シートSの幅方向中心が搬送路43の左右方向9における中心となるように位置決めされる。
ホルダ35は、後述される第1モータ55の駆動力が第1駆動伝達機構57により伝達されて、左右方向9に沿った軸線周りに回転する。ホルダ35の回転に伴って、ホルダ35に支持されているロール体37も回転する。なお、図1及び図2に示されるように、下筐体32の右面30Rには、右カバー19が位置する。右カバー19Aの開閉により、シート収容空間30Cが外部に対して開閉される。右カバー19が開かれることによってホルダ35が外部に露出されて、ホルダ35にロール体37が装着可能となる。
シート収容空間30Cは、後部において上方へ向かって開口している。詳細には、隔壁41と後面30Bとの間、すなわち、ロール体37の後端の上方に隙間42が形成されている。シートSは、搬送ローラ対36,40が回転することで、ロール体37の後端から上方に引き出され隙間42を介してテンショナ45へと案内される。
内部空間30Aであって、左右方向9においてサイドフレーム20,21の間には、テンショナ45が位置する。テンショナ45は、内部空間30Aの後部において隔壁41よりも上方に位置する。テンショナ45は、サイドフレーム20,21に回転可能であって前後方向8に移動可能に支持されたローラである。テンショナ45は、バネなどの付勢部材によって後ろ向きの付勢力が加えられている。
内部空間30Aであって、左右方向9においてサイドフレーム20,21の間には、搬送ローラ対36が位置する。搬送ローラ対36は、テンショナ45の前方に位置する。搬送ローラ対36は、搬送ローラ36A(回転体の一例)とピンチローラ36Bとを有する。搬送ローラ36Aは、サイドフレーム20,21に回転可能に支持されている。搬送ローラ36Aは、左右方向9に沿った軸線方向を中心に回転する。搬送ローラ36Aは、後述される第2モータ56の駆動力が第2駆動伝達機構58により伝達されて回転することによって、ピンチローラ36Bとの間にシートSをニップしつつ前方(搬送向き8A)へ搬送する。
内部空間30Aであって、左右方向9においてサイドフレーム20,21の間には、排出ローラ対40が位置する。排出ローラ対40は、搬送ローラ対36の前方に位置する。排出ローラ対40は、排出ローラ40A(回転体の一例)とピンチローラ40Bとを有する。排出ローラ40Aは、サイドフレーム20,21に回転可能に支持されている。排出ローラ40Aは、左右方向9に沿った軸線方向を中心に回転する。排出ローラ40Aは、後述される第2モータ56の駆動力が第2駆動伝達機構58により伝達されて回転することによって、ピンチローラ40Bとの間にシートSをニップしつつ前方(搬送向き8A)へ搬送する。
内部空間30Aであって、左右方向9においてサイドフレーム20,21の間には、ヘッド38が位置する。ヘッド38は、搬送ローラ対36よりも搬送向き8Aの下流側に位置する。ヘッド38は、複数のノズル38Aを有する。複数のノズル38Aは、搬送ベルト101に支持されたシートSへ向かってインクを液滴として下方へ吐出する。これにより、シートSに画像が記録される。本実施形態において、インクは、紫外線により硬化する樹脂を含有する。
内部空間30Aであって、左右方向9においてサイドフレーム20,21の間には、第1支持機構51が位置する。第1支持機構51は、搬送ローラ対36よりも搬送向き8Aの下流に位置する。第1支持機構51は、ヘッド38の下方において、ヘッド38と対向している。第1支持機構51は、搬送ベルト101と支持部104を有する。支持部104は、メンテナンスユニット60を支持可能である。また、支持部104は、上下方向7及び前後方向8に延びる面を有するフレーム104Aを有しており、第2駆動伝達機構58の一部がフレーム104に回転可能に取り付けられて、第2駆動伝達機構58を支持している。第1支持機構51及び搬送ベルト101が搬送ベルトユニットの一例である。
搬送ベルト101(回転体の一例)は、前後方向8に離れており、左右方向9に沿った軸線周りに回転する2つのプーリの間に無担ベルトが張り渡されてなる。搬送ベルト101の軸線方向と、ホルダ35の軸線方向とは平行である。搬送ベルト101の2つのプーリのうちの一方には、後述される第2モータ56の駆動力が第2駆動伝達機構58により伝達されてベルトが回動することによって、シートSを支持しつつ搬送向き8Aに搬送する。指示部104のフレーム104Aには、2つのプーリが回転可能に取り付けられている。すなわち、指示部104は、2つのプーリを支持している。
内部空間30Aであって、左右方向9においてサイドフレーム20,21の間には、定着ユニット39が位置する。定着ユニット39は、ヘッド38よりも搬送向き8Aの下流であって排出ローラ対40よりも搬送向き8Aの上流に位置する。定着ユニット39は、左右方向9に長尺の概ね直方体形状の紫外線照射器である。定着ユニット39は、紫外光を直下を通過するシートS及びシートS上のインクに照射する。紫外光が照射されたインクに含まれる樹脂が硬化して、インクに含まれる顔料がシートSに定着する。
なお、定着ユニット39は、紫外線照射器に限らない。例えば、インクが熱可塑性樹脂微粒子を含む場合には、定着ユニット39は、ヒータであってもよい。この場合、定着ユニット39がシートS及びシートS上のインクを加熱すことによって、熱可塑性樹脂微粒子が溶融し、その後の冷却によって溶融した樹脂が硬化して、インクに含まれる顔料がシートSに定着する。
内部空間30Aであって、左右方向9においてサイドフレーム20,21の間には、支持部材46が位置する。支持部材46は、ヘッド38及び第1支持機構51よりも搬送向き8Aの下流に位置する。支持部材46の後部は、定着ユニット39と対向している。支持部材46の前部は、排出ローラ40Aと対向している。支持部材46は、第1支持機構51の搬送ベルト101によって搬送向き8Aに搬送されたシートSを支持する。
第2支持機構52は、支持部材46の下方に位置している。第2支持機構52は、メンテナンスユニット60を支持可能である。
CIS25は、排出ローラ対40よりも搬送向き8Aの下流に位置する。CIS25は、LEDなどの光源から照射されてシートで反射された反射光が、屈折率分布型レンズによりラインセンサに集光されることによって、ラインセンサが受光した反射光の強度に応じた電気信号を出力するものである。CIS25は、シートSの印刷面(上面)の画像を読み取ることができる。CIS25において、左右方向9が読取りラインである。
カッターユニット26は、CIS25よりも搬送向き8Aの下流に位置する。カッターユニット26は、カッターキャリッジ27にカッター28が搭載されたものである。カッターキャリッジ27は、不図示のベルト駆動機構などによって、左右方向9に移動する。カッターキャリッジ27の移動に伴って、カッター28も左右方向9に移動する。カッター28の移動によって、排出ローラ対40と排出口33との間に位置するシートSが左右方向9に沿って切断される。
図5に示されるように、タンク34は、直方体形状の容器であって、内部空間にインクを貯留する。タンク34は、内部空間30Aの前方下部であってサブフレーム22に囲まれた空間に位置する。タンク34の内部空間は、不図示のチューブによってヘッド38へインクを供給可能に接続されている。本実施形態では、タンク34は、筐体30に対して着脱可能なカートリッジ型である。
図4及び図5に示されるように、廃液タンク47は、直方体形状の容器であって、内部空間にインクを貯留する。廃液タンク47は、内部空間30Aの前方下部であってサブフレーム22とサイドフレーム21との間に位置する。廃液タンク47の内部空間は、不図示のチューブによってメンテナンスユニット60から排出されたインクが流通可能に接続されている。本実施形態では、廃液タンク47は、筐体30に対して着脱可能なカートリッジ型である。
図6に示されるように、内部空間30Aであって、左右方向9においてサイドフレーム20より左方には、循環機構81が位置する。循環機構81はサイドフレーム20に支持されている。図7に示されるように、循環機構81は、サブタンク83、第1ポンプ85、第2ポンプ87を有しており、これらとタンク34及びヘッド38とが流路によって接続されている。なお、各流路には適宜バルブが設けられているが、本実施形態では、バルブは省略されている。また、各流路は、チューブ等によって構成されている。
詳細に説明するに、タンク34はサブタンク83と流路によって接続されており、タンク34からサブタンク83へインクが供給可能である。サブタンク83は、第2ポンプ87を介して外部と大気連通されている。第2ポンプ87が駆動されると、サブタンク83内が負圧となり、タンク34からサブタンク83へインクが供給される。タンク34からサブタンク83へインクが供給されるとき、サブタンク83とヘッド38との間の流路は閉じられる。
メンテナンスユニット60は、ヘッド38のメンテナンスを行うためのものである。メンテナンスユニット60は、サイドフレーム20,21の間において、上下方向7及び前後方向8に移動可能に構成されており、ヘッド38のメンテナンスが行われるときにヘッド38の直下に位置する(図9参照)。
ヘッド38のメンテナンスは、フラッシング処理、パージ処理、及びワイピング処理などである。フラッシング処理は、メンテナンスユニット60へ向けてインクを吐出する処理である。パージ処理は、メンテナンスユニット60が有するキャップ62によってノズル38Aを被覆した状態で吸引ポンプ74によってノズル38Aからインクを吸引する処理である。ワイピング処理は、メンテナンスユニット60が有するワイパ63によってヘッド38のノズル面を払拭する処理である。フラッシング処理及びパージ処理によってキャップ62へ排出されたインクは、不図示のチューブを通じて廃液タンク47に排出される。
ワイパクリーニングユニット80は、メンテナンスユニット60のワイパ63を清掃するためのものである。ワイパクリーニングユニット80は、支持部材46に支持されて下方を向いている。メンテナンスユニット60は、ワイパ63の清掃が行われるときにワイパクリーニングユニット80の直下に移動される。
メンテナンスユニット60は、第2支持機構52に支持された状態で第2支持機構52に対して摺動することによって傾斜方向6に沿って移動可能である。第2支持機構52に支持されたメンテナンスユニット60が傾斜方向6に沿って移動することにより、ワイパ63がワイパクリーニングユニット80に当接しつつ移動して、ワイパ63に付着したインクが払拭される。
図4に示されるように、待機位置のメンテナンスユニット60は、第2支持機構52に支持されている。不図示のモータが駆動されると、図8に示されるように、搬送ベルト101とともに、第1支持機構51の前部が下方へ移動するように第2位置へ回動する。これにより、第2支持機構52から第1支持機構51へメンテナンスユニット60が移動可能となる。また、第2モータ56の駆動力が第2駆動伝達機構58により伝達されて、待機位置のメンテナンスユニット60が、第2支持機構52及び第1支持機構に案内されつつ前傾斜向き5へ移動して第1支持機構51に支持される。
メンテナンスユニット60が第1支持機構51のみに支持された状態において、不図示のモータから駆動が伝達されて、第1支持機構51の前部が上方へ移動するように第1位置へ回動する。これにより、図7に示されるように、メンテナンスユニット60は、メンテナンス位置に位置する。このように、待機位置は、メンテナンス位置よりも前方であって、且つタンク34よりも上方である。
図9に示されるように、メンテナンス位置のメンテナンスユニット60に対して、ヘッド38が下方へ移動することによって、メンテナンスユニット60が有するキャップ62によってノズル38Aが被覆される。これにより、パージ処理が実行可能となる。また、メンテナンス位置のメンテナンスユニット60が第1支持機構51に沿って前後方向8に移動することによって、ワイピング処理が実行される。
なお、メンテナンスユニット60がメンテナンス位置から待機位置へ移動するときは、上記と逆の動作が実行される。
図6に示されるように、内部空間30Aであって、左右方向9においてサイドフレーム20より右方であってサイドガイド25より左方には、第1モータ55及び第1駆動伝達機構57が位置する。図4及び図6に示されるように、上下方向7及び前後方向8において、第1モータ55及び第1駆動伝達機構57は、シート収容空間30Cが占める範囲内に位置している。第1駆動伝達機構57は、複数のギアやタイミングベルトなどの公知の駆動伝達部材の組み合わせにより実現されている。本実施形態では、第1駆動伝達機構57の詳細な説明が省略される。第1駆動伝達機構57を構成するギアやタイミングベルトが張り渡されるプーリなどは、サイドフレーム20に支持されている。第1モータ55の駆動力は、第1駆動伝達機構57を介してホルダ35に伝達され、ホルダ35が回転する。
図6に示されるように、左右方向9においてサイドフレーム20より右方であって第1支持機構51より左方には、第2駆動伝達機構58が位置する。第2駆動伝達機構58は、複数のギアやタイミングベルトなどの公知の駆動伝達部材の組み合わせにより実現されている。本実施形態では、第2駆動伝達機構58の詳細な説明が省略される。第2駆動伝達機構58を構成するギアやタイミングベルトが張り渡されるプーリなどは、第1支持機構51の支持部104のフレーム104Aに支持されている。
図4及び図6に示されるように、第2モータ56は、左右方向9においてサイドフレーム20より右方であり、且つ前後方向8においてシート収容空間30Cよりも前方に位置する。第2モータ56は、第1支持機構51に支持されている。第2モータ56の駆動力は、第2駆動伝達機構58を介して、搬送ローラ36A、排出ローラ40A、搬送ベルト101へそれぞれ伝達される。
図6に示されるように、第1支持機構51及び搬送ベルト101が第1位置にあるとき、左右方向9において、第1駆動伝達機構57が占める範囲R1と、第2駆動伝達機構58が占める範囲R2とは、ほぼ重複している。また、図6に示されるように、上下方向7において、第1駆動伝達機構57が占める範囲R3と、第2駆動伝達機構58が占める範囲R4とが重複しない。
図8に示されるように、第1支持機構51及び搬送ベルト101が第2位置にあるときに、上下方向7において、第1駆動伝達機構57が占める範囲R5と第2駆動伝達機構58が占める範囲R6とは、一部が重複する。
また、図4に示されるように、前後方向8において、第1モータ55が占める範囲R7は第1駆動伝達機構57が占める範囲R8に含まれている。また、図4に示されるように、第1支持機構51及び搬送ベルト101が第1位置にあるとき、前後方向8において、第2モータ56が占める範囲R9と第1駆動伝達機構57が占める範囲R8とは重複していない。
また、図6に示されるように、左右方向9において、第1モータ55は、シートSが搬送される搬送領域Pの外に位置している。ここで、搬送領域Pとは、左右方向9において、最大幅のシートSが通過する領域をいう。また、第2モータ56の一部は、搬送領域のP内に位置する。また、循環機構81は、搬送領域Pの外であって、第2駆動伝達機構58と筐体30の左面30Lとの間の空間に位置する。
[実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、左右方向9において、第1駆動伝達機構57が占める範囲R1と第2駆動伝達機構58が占める範囲R2とは、一部が重複しているので、筐体30の左右方向9に沿った寸法を小さくすることができる。
また、上下方向7において、第1駆動伝達機構57が占める範囲R3と第2駆動伝達機構58が占める範囲R4とは重複しないので、左右方向9に沿った筐体30の寸法を小さくすることができる。
また、第1支持機構51及び搬送ベルト101が第2位置にあるときに、上下方向7において、第1駆動伝達機構57が占める範囲R5と第2駆動伝達機構58が占める範囲R6とは、一部が重複するので、筐体30の上下方向7に沿った寸法を小さくすることができる。
また、前後方向8において、第1モータ55が占める範囲R7は第1駆動伝達機構57が占める範囲R8に含まれており、第1支持機構51及び搬送ベルト101が第1位置にあるとき、前後方向8において、第2モータ56が占める範囲R9と第1駆動伝達機構57が占める範囲R10とは重複しておらず、左右方向9において、第1モータ55は、シートSが搬送される搬送領域Pの外に位置しており、第2モータ56の一部は、搬送領域のP内に位置するので、前後方向8において第1駆動伝達機構57と重複しないスペースに第2モータ56が配置される。これにより、筐体30の内部空間30Aにおいて第1モータ55及び第2モータ56が効率的に配置される。
また、循環機構81は、搬送領域Pの外であって、第2駆動伝達機構58と筐体30の左面30Lとの間の空間に位置するので、循環機構81によって、第2駆動伝達機構58の動作音が筐体30の外に漏れにくい。なお、循環機構81のすべてが第2駆動機構58と筐体30の左面30Lとの間の空間に位置せず、循環機構81の一部が第2駆動機構58と筐体30の左面30Lとの間の空間に位置してもよい。
[変形例]
上記実施形態では、第1支持機構51及び搬送ベルト101は、第1位置と第2位置とに移動可能であるが、第1支持機構51及び搬送ベルト101は移動可能に構成されず、常に第1位置に固定されていてもよい。
また、上記実施形態では、範囲R1と範囲R2とはほぼ重複しているが、範囲R1と範囲R2とは、一部が重複していてもよいし、一方の範囲が他方の範囲に含まれていてもよい。また、上記実施形態では、範囲R5と範囲R6とは一部が重複しているが、範囲R5と範囲R6とは完全に重複していてもよいし、一方の範囲が他方の範囲に含まれていてもよい。また、上記実施形態では、範囲R7が範囲R8に含まれているが、範囲R7と範囲R8とは一部が重複してもよい。
30・・・筐体
35・・・ホルダ(支持材)
36A・・・搬送ローラ
38・・・ヘッド
40A・・・排出ローラ
51・・・第1支持機構(搬送ベルトユニット)
55・・・第1モータ
56・・・第2モータ
57・・・第1駆動伝達機構
58・・・第2駆動伝達機構
81・・・循環機構
100・・・画像記録装置(液体吐出装置、シート搬送装置)
101・・・搬送ベルト(搬送ベルトユニット)

Claims (6)

  1. 筐体と、
    シートロールを支持して軸線方向周りに回転可能な支持材と、
    上記軸線方向周りに回転して、シートロールから延びるシートを搬送する回転体と、
    第1モータと、
    第2モータと、
    上記第1モータから上記支持材に駆動を伝達する第1駆動伝達機構と、
    上記第2モータから上記回転体に駆動を伝達する第2駆動伝達機構と、を具備しており、
    上記第1駆動伝達機構と上記第2駆動伝達機構とは、上記軸線方向において占める範囲の少なくとも一部が重複しているシート搬送装置。
  2. 上記第1駆動伝達機構と上記第2駆動伝達機構とは、上記軸線方向と直交する上下方向において占める範囲が重複しない請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 上記回転体は、搬送ベルトユニットであって、シートを搬送する第1位置、及び当該第1位置とは異なる第2位置へ移動可能であり、
    上記第2駆動伝達機構は、上記搬送ベルトユニットと共に移動可能であり、
    上記搬送ベルトユニットが上記第1位置にあるときに、上記第1駆動伝達機構と上記第2駆動伝達機構とは、上記軸線方向と直交する上下方向において占める範囲が重複せず、
    上記搬送ベルトユニットが上記第2位置にあるときに、上記第1駆動伝達機構と上記第2駆動伝達機構とは、上記上下方向において占める範囲の少なくとも一部が重複する請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 上記軸線方向及び上記上下方向と直交する前後方向において、上記第1モータが占める範囲と上記第1駆動伝達機構が占める範囲とは少なくとも一部が重複しており、上記第2モータが占める範囲と上記第1駆動伝達機構が占める範囲とは重複しておらず、
    上記第1モータは、上記軸線方向において、シートが搬送される搬送領域の外に位置しており、
    上記第2モータの少なくとも一部は、上記軸線方向において、上記搬送領域の内に位置する請求項2又は3に記載のシート搬送装置。
  5. 上記回転体は、少なくとも、搬送ローラ、搬送ベルトユニット、及び排出ローラである請求項1から4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    液滴を吐出するヘッドと、
    上記ヘッド内において液体を循環させる循環機構と、を具備しており、
    上記循環機構は、シートが搬送される搬送領域の外であって、上記第2駆動伝達機構と上記筐体との間の空間に位置する液体吐出装置。
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