JP2021020381A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッド、ワイパ、及びワイパクリーナの装備と小型化を兼ね備えた液体吐出装置を提供する。【解決手段】画像記録装置10において、記録ヘッド24は、ノズル面24Aに形成されたノズル孔24Bからインク滴を吐出向きに吐出する。キャリッジは、左右方向9におけるメンテナンス位置P2及び画像記録位置P1に記録ヘッドを移動させる。ワイパクリーナ74は、記録ヘッドよりも反吐出向き6Bに位置する。昇降機構は、ワイパ72Cを、上下方向7における退避位置P5、ワイピング位置P6、及びクリーニング位置P7に移動させる。ベルト搬送機構は、ワイパクリーナを、クリーニング位置のワイパに接触させつつ、移動向き6Dに移動させる。【選択図】図4
Description
本発明は、ノズル面を拭うワイパがクリーナにより清掃される液体吐出装置に関する。
液体吐出装置の一例として、インクジェット方式の液体吐出装置では、ヘッドのノズル面にインクが吐出されるノズル孔が形成されている。画像記録においてヘッドは記録位置に位置して、記録媒体に向けてノズル孔からインクを吐出する。メンテナンスにおいてヘッドはメンテナンス位置に位置して、ノズル孔からインクが強制的に排出される。
メンテナンスにおいてインクが強制的に排出されたヘッドのノズル面は、ワイパによって拭われる。ワイパは、ヘッドのノズル面に当接しつつ相対的に移動することによって、ノズル面に付着したインクを拭う。ワイパに付着したインクは、ワイパクリーナにより清掃される(例えば特許文献1参照)。
ヘッド及びワイパは、主走査方向や副走査方向に沿って移動することが想定される。ワイパクリーナは、液体吐出装置内において、ヘッド及びワイパとは互いに異なる位置に配置されて、ワイパに対して相対移動させる必要がある。そのため、ヘッド、ワイパ、及びワイパクリーナを、液体吐出装置内に配置すると、液体吐出装置が大型となり、設置面積が大きくなるという問題がある。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヘッド、ワイパ、及びワイパクリーナを備えた液体吐出装置を小型化することにある。
本発明に係る液体吐出装置は、ノズル孔が形成されたノズル面を有しており、上記ノズル孔から液体を吐出向きに吐出するヘッドと、上記ノズル面に沿う第1方向における第1位置及び第2位置に上記ヘッドを移動させるキャリッジと、ワイパと、上記ヘッドよりも上記吐出向きと反対の反吐出向きに位置するワイパクリーナと、上記ワイパを、上記ノズル面より上記吐出向きに位置する退避位置、上記ノズル面と接触するワイピング位置、及び上記ノズル面より上記反吐出向きに位置し且つ上記ワイパがワイパクリーナと接触するクリーニング位置に、上記ノズル面と交差する第2方向に移動させるワイパ移動機構と、上記ワイパクリーナを、上記クリーニング位置の上記ワイパに接触させつつ、上記第2方向と交差し且つ上記第1方向の成分を含む移動向きに移動させるクリーナ移動機構とを備える。
上記構成によれば、ワイパクリーナ及びヘッドは互いに同じ方向に移動し、且つ第2方向からの平面視でワイパクリーナの移動経路及びヘッドの移動経路は互いにオーバーラップする。
本発明によれば、ヘッド、ワイパ、及びワイパクリーナを備えた液体吐出装置を小型化される。
以下、画像記録装置10について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。また、画像記録装置10が使用可能に設置面に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、画像記録装置10の前壁142A側を手前側(即ち、前方)として前後方向8が定義され、画像記録装置10を前方から見て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8及び左右方向9は互いに直交する。
また、各部の上下方向7におけるサイズは、上下サイズと称される。各部の前後方向8、及び左右方向9におけるサイズは、前後サイズ及び左右サイズとそれぞれ称される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9における位置は、上下位置、前後位置及び左右位置とそれぞれ称される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9における移動は、上下移動、前後移動及び左右移動とそれぞれ称される。
[画像記録装置10の概要]
図1に示されるように、画像記録装置10は、卓上、床上、又はラック等に設置可能である。画像記録装置10は、液体吐出装置の一例であり、インクジェット記録方式で記録媒体11(図2参照)に画像を記録する。記録媒体11は、被吐出媒体の一例である。図2に示されるように、記録媒体11は、ロール紙である。ロール紙は、ロール状に巻かれた長尺の用紙であり、ラベルロール紙を含む。ロール紙の巻回中心には、ロール紙を画像記録装置10に装着するために貫通孔11B(図2参照)が形成されている。ラベルロール紙には、画像が記録されるラベル紙が長尺の台紙に間隔をあけて貼付されている。なお、記録媒体11は、ファンフォールド紙又は裁断紙でもよい。
図1に示されるように、画像記録装置10は、卓上、床上、又はラック等に設置可能である。画像記録装置10は、液体吐出装置の一例であり、インクジェット記録方式で記録媒体11(図2参照)に画像を記録する。記録媒体11は、被吐出媒体の一例である。図2に示されるように、記録媒体11は、ロール紙である。ロール紙は、ロール状に巻かれた長尺の用紙であり、ラベルロール紙を含む。ロール紙の巻回中心には、ロール紙を画像記録装置10に装着するために貫通孔11B(図2参照)が形成されている。ラベルロール紙には、画像が記録されるラベル紙が長尺の台紙に間隔をあけて貼付されている。なお、記録媒体11は、ファンフォールド紙又は裁断紙でもよい。
[画像記録装置10の外観構成、筐体14]
図1に示されるように、画像記録装置10は、概ね直方体形状の筐体14を備えている。筐体14は、底部141、4つの側壁142、及び上壁143を有する。底部141、各側壁142、及び上壁143は、筐体14の内部空間144(図2等参照)を外部空間から区画する。上壁143は、底部141から上方に離間する。4つの側壁142は、前壁142A、後壁142B、左壁142C、及び右壁142Dである。前壁142A、後壁142B、左壁142C及び右壁142Dのそれぞれは、底部141と上壁143とを繋いでいる。
図1に示されるように、画像記録装置10は、概ね直方体形状の筐体14を備えている。筐体14は、底部141、4つの側壁142、及び上壁143を有する。底部141、各側壁142、及び上壁143は、筐体14の内部空間144(図2等参照)を外部空間から区画する。上壁143は、底部141から上方に離間する。4つの側壁142は、前壁142A、後壁142B、左壁142C、及び右壁142Dである。前壁142A、後壁142B、左壁142C及び右壁142Dのそれぞれは、底部141と上壁143とを繋いでいる。
[前壁142A]
図1に示されるように、前壁142Aの右上部分には排出口13が位置する。前壁142Aにおいて排出口13の左方には操作パネル17が位置する。操作パネル17は、ディスプレイ及び入力キー等を有している。ディスプレイは、各種操作画面を表示する。ユーザは、画像記録装置10の操作を、入力キーを用いて行う。
図1に示されるように、前壁142Aの右上部分には排出口13が位置する。前壁142Aにおいて排出口13の左方には操作パネル17が位置する。操作パネル17は、ディスプレイ及び入力キー等を有している。ディスプレイは、各種操作画面を表示する。ユーザは、画像記録装置10の操作を、入力キーを用いて行う。
[上壁143]
図1に示されるように、上壁143において前後方向8の中央寄りで且つ右壁142Dに近い位置には、開口18A(図4参照)が形成されている。カバー18は、図1に示す閉塞位置と、図4に示す開放位置との間で、前後方向8に平行な回転軸周りに回動する。閉塞位置のカバー18は、開口18Aを閉塞する(図1参照)。開放位置のカバー18は、開口18Aを開放し、これによって、内部空間144の右空間144Rが露出する。
図1に示されるように、上壁143において前後方向8の中央寄りで且つ右壁142Dに近い位置には、開口18A(図4参照)が形成されている。カバー18は、図1に示す閉塞位置と、図4に示す開放位置との間で、前後方向8に平行な回転軸周りに回動する。閉塞位置のカバー18は、開口18Aを閉塞する(図1参照)。開放位置のカバー18は、開口18Aを開放し、これによって、内部空間144の右空間144Rが露出する。
[隔壁145]
図2〜図4に示されるように、内部空間144には、隔壁145が位置する。隔壁145は、内部空間144を左空間144L及び右空間144Rに区画する(図3参照)。隔壁145には、左空間144L及び右空間144Rを繋ぐ開口145Aが形成されている(図2、図3参照)。開口145Aは、右方からの側面視で、記録ヘッド24を内包する大きさを有する(図2参照)。以下、本実施形態における「側面視」は、特に断り書きが無い限り、右方からの側面視である。
図2〜図4に示されるように、内部空間144には、隔壁145が位置する。隔壁145は、内部空間144を左空間144L及び右空間144Rに区画する(図3参照)。隔壁145には、左空間144L及び右空間144Rを繋ぐ開口145Aが形成されている(図2、図3参照)。開口145Aは、右方からの側面視で、記録ヘッド24を内包する大きさを有する(図2参照)。以下、本実施形態における「側面視」は、特に断り書きが無い限り、右方からの側面視である。
[画像記録装置10の内部構成]
図2に示されるように、画像記録装置10は、右空間144Rに、記録媒体11、2個の給送ローラ20、21、2組の搬送ローラ対54,55、プラテン25、及びヒータ26を備えている。図3に示されるように、画像記録装置10は、左空間144Lに、タンク70、2個のキャップ71、ワイパユニット72及びコントローラ73を備えている。画像記録装置10は更に、左空間144L及び右空間144Rのいずれにも位置することが可能な、キャリッジ23、記録ヘッド24(図3参照)及びクリーニングユニット74(図4参照)を備えている。
図2に示されるように、画像記録装置10は、右空間144Rに、記録媒体11、2個の給送ローラ20、21、2組の搬送ローラ対54,55、プラテン25、及びヒータ26を備えている。図3に示されるように、画像記録装置10は、左空間144Lに、タンク70、2個のキャップ71、ワイパユニット72及びコントローラ73を備えている。画像記録装置10は更に、左空間144L及び右空間144Rのいずれにも位置することが可能な、キャリッジ23、記録ヘッド24(図3参照)及びクリーニングユニット74(図4参照)を備えている。
[収容空間144A、記録媒体11]
図2、図3に示されるように、右空間144Rには隔壁146が位置する。隔壁146は、右空間144Rにおいて後方寄りで且つ下方寄りの部分を収容空間144Aとして区画する。図2に示されるように、収容空間144Aには、記録媒体11の装着用にシャフト11Aが位置する。シャフト11Aは、隔壁145から右方に右壁142Dに向けて延びる。隔壁146の後端は、後壁142Bから前方に離れている(図2参照)。即ち、隔壁146の後端と後壁142Bとの間は、空隙146Dになっている。記録媒体11は空隙146Dを通過する。
図2、図3に示されるように、右空間144Rには隔壁146が位置する。隔壁146は、右空間144Rにおいて後方寄りで且つ下方寄りの部分を収容空間144Aとして区画する。図2に示されるように、収容空間144Aには、記録媒体11の装着用にシャフト11Aが位置する。シャフト11Aは、隔壁145から右方に右壁142Dに向けて延びる。隔壁146の後端は、後壁142Bから前方に離れている(図2参照)。即ち、隔壁146の後端と後壁142Bとの間は、空隙146Dになっている。記録媒体11は空隙146Dを通過する。
[給送ローラ20、21]
図2において、給送ローラ20は、2個一対の第1軸受け(図示せず)により回転可能に筐体14に支持される。具体的には、給送ローラ20は、円柱形状を有しており、収容空間144A内で隔壁145及び右壁142Dの間で左右方向9に延びている。
図2において、給送ローラ20は、2個一対の第1軸受け(図示せず)により回転可能に筐体14に支持される。具体的には、給送ローラ20は、円柱形状を有しており、収容空間144A内で隔壁145及び右壁142Dの間で左右方向9に延びている。
図2において、給送ローラ21は、2個一対の第2軸受け(図示せず)により筐体14に支持される。給送ローラ21は、下記二点で給送ローラ20と相違し、その余の点で給送ローラ20と類似の構成を有する。一点目は、右空間144Rにおいて隔壁146よりも上方で且つ給送ローラ20の真上に位置する点である。二点目は、給送ローラ21の上端の上下位置が排出口13の上下方向7の中心位置と同じ点である。
[搬送路22]
図2、図3に示されるように、搬送路22は、右空間144Rに形成される。搬送路22は、具体的には、図2に示されるように、給送ローラ21の上端と、排出口13の上下方向7における中心位置との間で、前後方向8に直線的に延びている。
図2、図3に示されるように、搬送路22は、右空間144Rに形成される。搬送路22は、具体的には、図2に示されるように、給送ローラ21の上端と、排出口13の上下方向7における中心位置との間で、前後方向8に直線的に延びている。
[搬送ローラ対54、55]
図2、図3に示されるように、搬送ローラ対54,55は、搬送路22に沿って記録媒体11を搬送向き6Aに搬送する。搬送向き6Aは、給送ローラ21から排出口13に向かう向きであり、より具体的には、前向きである。
図2、図3に示されるように、搬送ローラ対54,55は、搬送路22に沿って記録媒体11を搬送向き6Aに搬送する。搬送向き6Aは、給送ローラ21から排出口13に向かう向きであり、より具体的には、前向きである。
搬送ローラ対54は、前後方向8において給送ローラ21と記録ヘッド24との間に位置する。搬送ローラ対54は、搬送ローラ60とピンチローラ61とを有する。搬送ローラ60は、上下方向7において搬送路22と同じ位置でピンチローラ61と当接する。搬送ローラ60は回転し、ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。搬送ローラ60及びピンチローラ61は、搬送路22の上流から送り込まれる記録媒体11を挟持し搬送向き6Aに送り出す。
搬送ローラ対55は、搬送ローラ62とピンチローラ63とを有しており、前後方向8においてヒータ26と排出口13との間に位置する点を除き、搬送ローラ対54と類似の構成をそれぞれ有している。
搬送ローラ60,62は、筐体14内に設けられるモータ(図示せず)で発生した駆動力により回転する。
なお、搬送路22には、搬送ローラ対54,55以外の搬送ローラ対は位置しないことが好ましい。これにより、搬送路22の前後方向8における経路長が短くなる。
[プラテン25]
プラテン25は、図2に示されるように、搬送向き6Aにおいて搬送ローラ対54及びヒータ26の間に位置する。プラテン25は、搬送路22に沿って位置する上面を有している。プラテン25の上面は、記録媒体11を下方から支持する。
プラテン25は、図2に示されるように、搬送向き6Aにおいて搬送ローラ対54及びヒータ26の間に位置する。プラテン25は、搬送路22に沿って位置する上面を有している。プラテン25の上面は、記録媒体11を下方から支持する。
[キャリッジ23、記録ヘッド24]
図2及び図3に示されるように、キャリッジ23には、記録ヘッド24が搭載される。記録ヘッド24は、概ね直方体形状を有し、前後方向8及び左右方向9に拡がる下面をノズル面24Aとして有している(図2参照)。ノズル面24Aには、複数のノズル孔24Bが間隔をあけて左右方向9に沿って配列されている(図3参照)。
図2及び図3に示されるように、キャリッジ23には、記録ヘッド24が搭載される。記録ヘッド24は、概ね直方体形状を有し、前後方向8及び左右方向9に拡がる下面をノズル面24Aとして有している(図2参照)。ノズル面24Aには、複数のノズル孔24Bが間隔をあけて左右方向9に沿って配列されている(図3参照)。
記録ヘッド24は、より詳細には、ノズル孔24Bと対応して設けられる複数の駆動素子(不図示)を有する。駆動素子のそれぞれは、ピエゾ素子等であり、ノズル孔24Bからインク滴を吐出させるための機械的エネルギーを、電源部(不図示)による印加電圧から生成する。インク滴は、液体の一例である。
各図には現れていないが、収容空間144には、二本のキャリッジ用ガイドシャフトが位置する。各キャリッジ用ガイドシャフトは、左右方向9に沿って延びており、右空間144Rから開口145Aを通って左空間144Lに至る。2つのキャリッジ用ガイドシャフトの各軸線は、前後方向8に離れて平行である。キャリッジ用ガイドシャフトの上下位置は、プラテン25と上壁143との間である。キャリッジ用ガイドシャフトの両端は、筐体14によりに支持される。キャリッジ23は、キャリッジ用ガイドシャフトに支持されている。キャリッジ23は、不図示のモータから駆動伝達されて、左右方向9に沿って移動可能である。
キャリッジ23は、コントローラ73に制御されて、画像記録位置P1及びメンテナンス位置P2(図4参照)の間で、記録ヘッド24とともに左右方向9に移動する。画像記録位置P1及びメンテナンス位置P2は、第2位置及び第1位置の例である。左右方向9は、第1方向の一例である。画像記録位置P1は、プラテン25の真上の位置である。画像記録位置P1において、各記録ヘッド24は、搬送路22を挟んでプラテン25と対向する。各記録ヘッド24は、インクチューブ(図示せず)により、タンク70と流体連通可能に接続されている。各記録ヘッド24には、タンク70に貯留されるインクが供給される。各記録ヘッド24は、画像記録位置P1において、コントローラ73に制御されて、記録媒体11に向けてノズル孔24Bからインク滴を吐出向き6B(図2参照)に吐出する。これにより、記録媒体11に画像が記録される。なお、吐出向き6Bは、具体的には、下向きである。メンテナンス位置P2は、画像記録位置P1から左方に所定距離だけ離間する位置である。また、メンテナンス位置P2は、各キャップ71の真上の位置である(図4参照)。
[ヒータ26]
図2に示されるように、ヒータ26は、搬送向き6Aにおいて搬送ローラ対55とプラテン25の間であって、且つ搬送路22よりも僅かに上方に位置する。ヒータ26は、ハロゲンヒータ又はカーボンヒータ等であり、自身の下方を搬送される記録媒体11に対する加熱処理を行う。これにより、記録媒体11にインクが定着される。記録媒体11は、ヒータ26の下方を通過後、排出口13から排出される。
図2に示されるように、ヒータ26は、搬送向き6Aにおいて搬送ローラ対55とプラテン25の間であって、且つ搬送路22よりも僅かに上方に位置する。ヒータ26は、ハロゲンヒータ又はカーボンヒータ等であり、自身の下方を搬送される記録媒体11に対する加熱処理を行う。これにより、記録媒体11にインクが定着される。記録媒体11は、ヒータ26の下方を通過後、排出口13から排出される。
[キャップ71]
図3に示されるように、各キャップ71は、ゴム等の弾性材料により構成され、3個の記録ヘッド24と一対一に対応している。各キャップ71は、メンテナンス位置P2の記録ヘッド24の下方に位置する。各キャップ71は、上方に向かって開口するカップ形状である。
図3に示されるように、各キャップ71は、ゴム等の弾性材料により構成され、3個の記録ヘッド24と一対一に対応している。各キャップ71は、メンテナンス位置P2の記録ヘッド24の下方に位置する。各キャップ71は、上方に向かって開口するカップ形状である。
各キャップ71は、モータ75Aと、ギヤやカムにより機械的に繋がっている。モータ75Aで生じた駆動力により、上下方向7に移動可能である。各キャップ71は、コントローラ73に制御されて、上下方向7におけるキャップ位置P3及びアンキャップ位置P4の間で上下方向7に沿って移動する。キャップ位置P3は、メンテナンス位置P2にある記録ヘッド24のノズル面24Aにキャップ71が密着して、全てのノズル孔24Bを覆う位置である。アンキャップ位置P4は、キャップ位置P3から下方に離間する位置である。アンキャップ位置P4のキャップ71は、ノズル面24Aから離間している。このとき、各ノズル孔24Bは、キャップ71に覆われることなく露出している。
各キャップ71には、廃インクチューブ71Aが接続されている。具体的には、各キャップ71の底部には排出口が形成されている。各排出口には、廃インクチューブ71Aの一端が流体連通可能に接続されている。廃インクチューブ71Aの他端は、廃インクタンク(図示せず)と接続されている。
コントローラ73は、各記録ヘッド24をメンテナンス位置P2に位置し且つ各キャップ71をキャップ位置P3に位置させて、フラッシング処理又はパージ処理を実行する。フラッシング処理又はパージ処理により、各記録ヘッド24内のインクは強制的に排出される。各記録ヘッド24から排出されたインクは、対応するキャップ71により受けられ、対応する廃インクチューブ71Aを介して廃インクタンクに案内される。
[ワイパユニット72」
図6及び図7に示されるように、左空間144Lには、二本のガイドレール76が上下方向7に沿って延びる。各ガイドレール76は、左右方向9において、キャップ71の直ぐ右隣りに位置する。二本のガイドレール76は、前後方向8に離れて平行である。ガイドレール76の前後間隔は、左空間144Lを有効利用する観点で極力狭い方が好ましい。各ガイドレール76において少なくとも上端及び下端は、フレーム76A等を介して筐体14(図2等を参照)に固定されている。
図6及び図7に示されるように、左空間144Lには、二本のガイドレール76が上下方向7に沿って延びる。各ガイドレール76は、左右方向9において、キャップ71の直ぐ右隣りに位置する。二本のガイドレール76は、前後方向8に離れて平行である。ガイドレール76の前後間隔は、左空間144Lを有効利用する観点で極力狭い方が好ましい。各ガイドレール76において少なくとも上端及び下端は、フレーム76A等を介して筐体14(図2等を参照)に固定されている。
各ガイドレール76の上端76B(図6参照)は、記録ヘッド24のノズル面24Aよりも下方の位置まで延びている。これにより、各ガイドレール76が、左右移動可能なキャリッジ23と干渉しない。
図7に示されるように、ワイパユニット72は、二本のガイドレール76により上下方向7に移動可能に支持される。ワイパユニット72は、ワイパキャリッジ72A、ホルダ72B、2個のワイパ72C、及び被検出部材72Dを備えている。ワイパユニット72は、規制部77の一部である2個の凹部77A(図6及び図7を参照)を更に備えている。なお、規制部77について凹部77Aについては後で詳説する。
ワイパキャリッジ72Aは、側面視で概ね矩形形状で、左右方向9に薄い板状形状を有する。ワイパキャリッジ72Aの前端には、ガイド溝72Eが形成されている(図6参照)。ガイド溝72Eは、ワイパキャリッジ72Aの下端から上端付近まで直線的に延びている。ワイパキャリッジ72Aの後端には、ラックギヤ72Fが形成されている(図7参照)。ラックギヤ72Fは、ワイパキャリッジ72Aの下端から上端付近まで並ぶ複数の歯を有する。ワイパキャリッジ72Aにおいてラックギヤ72Fの直ぐ前方の部分には、上下方向7に沿う貫通孔72Gが形成されている。各貫通孔72Gには後方のガイドレール76が挿通され、ガイド溝72Eは前方のガイドレール76に沿うように位置する。これにより、ワイパキャリッジ72Aは、二本のガイドレール76の間を上下移動可能となる。
図6及び図7に示されるように、ホルダ72Bは、ワイパ72Cよりも高剛性の樹脂等で構成される。ホルダ72Bは、ワイパキャリッジ72Aの上端に位置する。ホルダ72Bは、前後方向8に長い形状を有している。2個のワイパ72Cは、ゴム等の弾性材料で構成されたワイパブレードである。2個のワイパ72Cは、前後方向8に並んだ状態でホルダ72Bの上端に固定される。
図7に示されるように、被検出部材72Dは、ガイド溝72Eの縁部における下端部分から前方に延出する羽根状の部材である。フレーム76Aは、具体的には、左右方向9においてワイパユニット72及びキャップ71の間に位置し、左右方向9に薄い形状を有している。フレーム76Aには、前方のガイドレール76の下端と対向してセンサ77Hが位置する。センサ77Hは、光センサであり、左右方向9に対向する発光素子及び受光素子を有している。各ワイパ72Cが退避位置P5(後述)にあるとき、被検出部材72Dは、発光素子及び受光素子の間に位置して発光素子の出射光を遮る。このとき、センサ77Hは、第1電圧値を有する信号をコントローラ73に出力する。一方、各ワイパ72Cが退避位置P5以外にあるとき、被検出部材72Dは、発光素子及び受光素子の間に位置しない。このとき、センサ77Hは、第1電圧値とは異なる第2電圧値を有する信号をコントローラ73に出力する。コントローラ73は、センサ77Hの出力信号の電圧値が第1電圧値であるとき、各ワイパ72Cが退避位置P5にあると判断する。コントローラ73は、センサ77Hの出力信号の電圧値が第2電圧値であるとき、各ワイパ72Cが退避位置P5以外にあると判断する。
[昇降機構78]
図7に示されるように、フレーム76Aには、昇降機構78が位置する。昇降機構78は、ワイパ移動機構の一例である。昇降機構78は、コントローラ73に制御されて、各ワイパ72Cを、退避位置P5、ワイピング位置P6、及びクリーニング位置P7(図4参照)に上下移動させる。上下方向7は、第1方向としての左右方向9と交差する第2方向の一例である。退避位置P5は、各ワイパ72Cの上端が記録ヘッド24のノズル面24Aよりも吐出向き6Bに離間する位置である。本実施形態では、退避位置P5は、ワイパ72Cの可動範囲において最も下方の位置である。ワイピング位置P6は、ワイパ72Cの上端がノズル面24Aと接触可能な位置である。クリーニング位置P7は、ノズル面24Aよりも反吐出向き6Cに離間する位置であり、且つ各ワイパ72Cがクリーニングユニット74と接触可能な位置である。反吐出向き6Cは、吐出向き6Bとは逆の向きであり、具体的には、上向きである。
図7に示されるように、フレーム76Aには、昇降機構78が位置する。昇降機構78は、ワイパ移動機構の一例である。昇降機構78は、コントローラ73に制御されて、各ワイパ72Cを、退避位置P5、ワイピング位置P6、及びクリーニング位置P7(図4参照)に上下移動させる。上下方向7は、第1方向としての左右方向9と交差する第2方向の一例である。退避位置P5は、各ワイパ72Cの上端が記録ヘッド24のノズル面24Aよりも吐出向き6Bに離間する位置である。本実施形態では、退避位置P5は、ワイパ72Cの可動範囲において最も下方の位置である。ワイピング位置P6は、ワイパ72Cの上端がノズル面24Aと接触可能な位置である。クリーニング位置P7は、ノズル面24Aよりも反吐出向き6Cに離間する位置であり、且つ各ワイパ72Cがクリーニングユニット74と接触可能な位置である。反吐出向き6Cは、吐出向き6Bとは逆の向きであり、具体的には、上向きである。
昇降機構78は、モータ78A、入力ギヤ78B、2個のアイドラギヤ78C、及び出力ギヤ78Dを備えている。モータ78Aは、ステッピングモータ等であり、フレーム76Aの左側面に位置する。モータ78Aの出力軸は、フレーム76Aに形成される貫通孔(図示せず)を通って、フレーム76Aの右側面から右方に延出している。モータ78Aは、コントローラ73の制御下で、ワイパキャリッジ72Aを上下移動させるための駆動力を出力軸から発生する。入力ギヤ78Bは、モータ78Aの出力軸の先端に取り付けられる。出力ギヤ78Dは、フレーム76Aの右側面において入力ギヤ78Bよりも上方に離間して位置する。出力ギヤ78Dは、ラックギヤ72Fと噛合する。各アイドラギヤ78Cは、フレーム76Aの右側面において、入力ギヤ78B及び出力ギヤ78Dの間に位置する。各アイドラギヤ78Cにより、モータ78Aの駆動力は、入力ギヤ78Bから出力ギヤ78Dに伝達される。
[クリーニングユニット74]
図8に示されるように、内部空間144において記録ヘッド24と上壁143の間には、金属製のフレーム74Aが位置する。フレーム74Aは、左壁142C及び右壁142D(図2参照)の間に架け渡されている。フレーム74Aは、前後方向8及び左右方向9に拡がり且つ上下方向7に薄い金属製の板状形状を有している。フレーム74Aには、上下方向7に貫通する開口部74Bが形成されている。開口部74Bの左右サイズは、筐体14の左右サイズよりも若干小さく、開口部74Bの前後サイズは、ワイパキャリッジ72Aの前後サイズと概ね同じである。
図8に示されるように、内部空間144において記録ヘッド24と上壁143の間には、金属製のフレーム74Aが位置する。フレーム74Aは、左壁142C及び右壁142D(図2参照)の間に架け渡されている。フレーム74Aは、前後方向8及び左右方向9に拡がり且つ上下方向7に薄い金属製の板状形状を有している。フレーム74Aには、上下方向7に貫通する開口部74Bが形成されている。開口部74Bの左右サイズは、筐体14の左右サイズよりも若干小さく、開口部74Bの前後サイズは、ワイパキャリッジ72Aの前後サイズと概ね同じである。
フレーム74A上には、二本のガイドレール74Cが上面視で開口部74Bを挟んで前後方向8に対向する。二本のガイドレール74Cは、キャリッジ23の移動経路である画像記録位置P1及びメンテナンス位置P2の真上に位置する。各ガイドレール74Cは、左右方向9に沿って延びており、右空間144Rから開口145Aを通って左空間144Lに至る。なお、フレーム74Aは、規制部77の一部である凸部77Bを更に備えているが、これについては後述する。
クリーニングユニット74は、クリーナキャリッジ74D、及びワイパクリーナ74Eを備えている。クリーナキャリッジ74Dは、上面視で矩形形状の外形を有する樹脂製の枠体である。クリーナキャリッジ74Dの後端寄りの若干前方の部分には、左右方向9に沿って延びる貫通孔74Fが形成されている。また、クリーナキャリッジ74Dの前端には、左右方向に沿って延びるガイド溝74Gが形成されている。貫通孔74Fは後方に位置するガイドレール74Cに挿通され、ガイド溝74Gは前方に位置するガイドレール74Cに係合する。これにより、クリーナキャリッジ74Dは、二本のガイドレール74Cに沿って左右移動可能にガイドレール74Cにより支持される。なお、クリーナキャリッジ74Dの上下移動を規制するために、前方に位置するガイドレール74Cは、クリーナキャリッジ74Dに上方から当接する。
クリーナキャリッジ74Dは、枠体であり、下方向に向かって開口している。クリーナキャリッジ74Dの開口の前後サイズは、ワイパキャリッジ72Aの前後サイズよりも若干大きい。
ワイパクリーナ74Eは、概ね直方体形状を有する。ワイパクリーナ74Eの前後サイズは、クリーナキャリッジ74Dの開口の前後サイズよりも大きい。また、ワイパクリーナ74Eは、ワイパ72Cの上端に付着したインクを拭うフォームを下面側に有している。ワイパクリーナ74Eは、作業者によってクリーナキャリッジ74Dに装着される。このとき、ワイパクリーナ74Eは、図示しない規制部材により、クリーナキャリッジ74Dに対して上下移動、前後移動及び左右移動することが規制される。また、ワイパクリーナ74Eがクリーナキャリッジ74Dに装着された時、フォームは、クリーナキャリッジ74Dの下方から露出する。
[ベルト搬送機構79]
図8に示されるように、フレーム74Aにおいて後方のガイドレール74Cの直ぐ後方には、ベルト搬送機構79が設けられている。ベルト搬送機構79は、クリーナ移動機構の一例である。ベルト搬送機構79は、コントローラ73に制御されて、ワイパクリーナ74Eを、クリーニング位置P7のワイパ72Cに接触させつつ左右方向9に移動させる。
図8に示されるように、フレーム74Aにおいて後方のガイドレール74Cの直ぐ後方には、ベルト搬送機構79が設けられている。ベルト搬送機構79は、クリーナ移動機構の一例である。ベルト搬送機構79は、コントローラ73に制御されて、ワイパクリーナ74Eを、クリーニング位置P7のワイパ72Cに接触させつつ左右方向9に移動させる。
詳細には、ベルト搬送機構79は、ワイパクリーナ74Eを、左右方向9における初期位置P8及び交換位置P9(図2を参照)の間で往復移動させる。初期位置P8は、クリーニング位置P7のワイパ72Cよりも左方に離れた位置である。交換位置P9は、クリーニング位置P7のワイパ72Cよりも右方に離れた位置である。ワイパクリーナ74Eは、後述のワイパのクリーニング処理、及びクリーナの交換処理の実行中を除き、初期位置P8に位置する。また、交換位置P9は、閉塞位置にあるカバー18(図1参照)の真下である。なお、ワイパクリーナ74Eの移動方向において、初期位置P8から交換位置P9に向かう向きは移動向き6Dである。移動向き6Dは、第2方向の一例である上下方向7と交差する。また、移動向き6Dは、第1方向の一例である左右方向9の成分を含む向きである。本実施形態では、移動向き6Dは、右向きである。即ち、移動向き6Dは、右向きの成分だけを含む。
ベルト搬送機構79は、モータ79A、3個のギヤ79B〜79D、プーリ79E、及びベルト79Fを備えている。
モータ79Aは、ステッピングモータ等であり、フレーム74Aの下面側にクリーナキャリッジ74Dよりも後方の位置に取り付けられる。モータ79Aの出力軸は、フレーム74Aに形成される貫通孔(図示せず)を通ってフレーム74Aの上面から上方に延出している。モータ79Aは、コントローラ73の制御下で、クリーナキャリッジ74Dを往復移動させるための駆動力を発生する。
ギヤ79B〜79D、プーリ79E、及びベルト79Fは、フレーム74Aの上面側に位置する。ギヤ79B〜79D、プーリ79E、及びベルト79Fは、フレーム74Aの上面から上方に延びる各シャフト周りに回転可能に支持される。ギヤ79Bは、モータ79Aの出力軸の先端に取り付けられる。ギヤ79Cは、前後方向8においてギヤ79Bと初期位置P8にあるクリーナキャリッジ74Dとの間に位置する。ギヤ79Dは、交換位置P9にあるクリーナキャリッジ74Dの直ぐ後方であって、且つギヤ79Cの右方に位置する。プーリ79Eは、ギヤ77Cよりも若干右斜め後方に位置する。
ベルト79Fは、ギヤ79B〜79D及びプーリ79Eに張架される無端ベルトである。ベルト79Fの内周面には、ギヤ79B〜79Dに噛合する歯が形成されている。ベルト79Fは、ギヤ79Bに駆動力が与えられることで、ギヤ79C及びギヤ79Dの間で左右方向9に直線的に走行する。この部分でベルト79Fはクリーナキャリッジ74Dと連結される。これにより、クリーナキャリッジ74Dは左右移動可能となる。
[規制部77]
図9に示されるように、規制部77において、凹部77Aは、ワイパキャリッジ72A側の上端の前端付近及び後端付近に位置する。また、凸部77Bは、フレーム74Aに位置する。凸部77Bの左右位置及び前後位置は、凹部77Aの左右位置及び前後位置と実質的に同じである。ワイパキャリッジ72Aがクリーニング位置P7に位置するとき、凹部77Aは、凸部77Bに下方から挿通する。このとき、凹部77Aは、少なくとも左右方向9の両側から凸部77Bに当接する。これにより、規制部77は、ホルダ72Bの左右方向9への変位を規制する。その結果、ワイパクリーナ74Eが2個のワイパ72Cと当接しつつ左右移動したときに、ホルダ72Bの位置ずれが防止される。また、ホルダ72Bが位置ずれしないため、ガイドレール76及びワイパキャリッジ72Aが左右方向9に撓むことが抑制される。
図9に示されるように、規制部77において、凹部77Aは、ワイパキャリッジ72A側の上端の前端付近及び後端付近に位置する。また、凸部77Bは、フレーム74Aに位置する。凸部77Bの左右位置及び前後位置は、凹部77Aの左右位置及び前後位置と実質的に同じである。ワイパキャリッジ72Aがクリーニング位置P7に位置するとき、凹部77Aは、凸部77Bに下方から挿通する。このとき、凹部77Aは、少なくとも左右方向9の両側から凸部77Bに当接する。これにより、規制部77は、ホルダ72Bの左右方向9への変位を規制する。その結果、ワイパクリーナ74Eが2個のワイパ72Cと当接しつつ左右移動したときに、ホルダ72Bの位置ずれが防止される。また、ホルダ72Bが位置ずれしないため、ガイドレール76及びワイパキャリッジ72Aが左右方向9に撓むことが抑制される。
[受け710]
図9において破線で示されるように、受け710は、上下方向7において、初期位置P8のクリーナキャリッジ74Dと、第2位置のキャリッジ23との間に位置する。受け710は、隔壁145及び左壁142Cの間で、前後方向8及び左右方向9に拡がるトレイ形状を有する。受け710は、少なくとも、上面視でワイパクリーナ74Eを内包する矩形形状を有する。これにより、受け710は、ワイパクリーナ74Eから滴になって落下するインクを受ける。これにより、メンテナンス位置P2にある各記録ヘッド24に、ワイパクリーナ74Eから落下したインク滴が付着することが抑制される。なお、受け710は、受け部の一例である。
図9において破線で示されるように、受け710は、上下方向7において、初期位置P8のクリーナキャリッジ74Dと、第2位置のキャリッジ23との間に位置する。受け710は、隔壁145及び左壁142Cの間で、前後方向8及び左右方向9に拡がるトレイ形状を有する。受け710は、少なくとも、上面視でワイパクリーナ74Eを内包する矩形形状を有する。これにより、受け710は、ワイパクリーナ74Eから滴になって落下するインクを受ける。これにより、メンテナンス位置P2にある各記録ヘッド24に、ワイパクリーナ74Eから落下したインク滴が付着することが抑制される。なお、受け710は、受け部の一例である。
[コントローラ73]
コントローラ73は、回路基板上に実装されたCPU、ROM、RAM、EEPROM、及びASICを備えている。ROMに予め記憶されているプログラムをCPUが実行し、ASICが特定機能を果たすことで、画像記録装置10の動作が制御される。RAMやEEPROMには、画像記録装置10の動作に必要な各種情報又は各種データが記憶される。
コントローラ73は、回路基板上に実装されたCPU、ROM、RAM、EEPROM、及びASICを備えている。ROMに予め記憶されているプログラムをCPUが実行し、ASICが特定機能を果たすことで、画像記録装置10の動作が制御される。RAMやEEPROMには、画像記録装置10の動作に必要な各種情報又は各種データが記憶される。
回路基板は、左空間144Lにおいて初期位置P8のクリーナユニット74の真上又は真上の近くに位置する。詳細には、回路基板は、CPU等の実装面が上方を向くように位置する。なお、図5では、都合上、コントローラ73は、クリーナユニット74の後方に示されている。
[画像記録装置10の動作]
以下、画像記録装置10の動作のうち、ワイピング動作、クリーニング動作及び交換動作について説明する。
以下、画像記録装置10の動作のうち、ワイピング動作、クリーニング動作及び交換動作について説明する。
[ワイピング動作]
ワイピング動作の前、例えば、画像記録の実行時、コントローラ73は、まず、キャリッジ23をメンテナンス位置P2から画像記録位置P1に移動させる(図4参照)。ワイパ72Cは退避位置P5に、クリーナキャリッジは初期位置P8に位置する(図4参照)。このとき、ワイパ72Cは、記録ヘッド24のノズル面24Aと当接しない。また、ワイパクリーナ74Eは、画像記録位置P1の記録ヘッド24の真上に位置しない。これにより、ワイパ72C及びワイパクリーナ74Eから記録ヘッド24に異物が移ることが防止される。なお、画像記録においてコントローラ73は、RAM73C等に記憶される画像データに基づき、記録ヘッド24からインク滴を吐出させて、記録媒体11に画像を記録する。
ワイピング動作の前、例えば、画像記録の実行時、コントローラ73は、まず、キャリッジ23をメンテナンス位置P2から画像記録位置P1に移動させる(図4参照)。ワイパ72Cは退避位置P5に、クリーナキャリッジは初期位置P8に位置する(図4参照)。このとき、ワイパ72Cは、記録ヘッド24のノズル面24Aと当接しない。また、ワイパクリーナ74Eは、画像記録位置P1の記録ヘッド24の真上に位置しない。これにより、ワイパ72C及びワイパクリーナ74Eから記録ヘッド24に異物が移ることが防止される。なお、画像記録においてコントローラ73は、RAM73C等に記憶される画像データに基づき、記録ヘッド24からインク滴を吐出させて、記録媒体11に画像を記録する。
画像記録の終了後、コントローラ73は、画像記録装置10のワイピング動作を制御する。コントローラ73は、モータ78Aに駆動信号を出力して、ワイパ72Cが退避位置P5から上方に移動する方向に、昇降機構78(図7参照)のモータ78Aを所定回転数で回転させる。この時のモータ78Aの回転方向を正転と称する。モータ78Aで発生した駆動力は、昇降機構78の入力ギヤ78B、各アイドラギヤ78C、及び出力ギヤ78Dを通じて、ワイパユニット72のラックギヤ72Fに伝達される。これにより、ワイパ72Cは、退避位置P5(図4参照)から上方に向かって移動し始める。コントローラ73は、ワイパ72Cがワイピング位置P6に到達したことに応じて、駆動信号の出力を停止して、ワイパ72Cをワイピング位置P6で停止させる。但し、モータ78Aは励磁した状態に維持される。そのため、ワイパ72Cは、ワイピング位置P6で停止した状態を維持する。
なお、コントローラ73は、ワイパ72Cの位置を様々な手法で検出可能である。例えば、コントローラ73は、出力ギヤ78Dに位置するロータリエンコーダ(図示せず)からの出力信号に基づきワイパ72Cの位置を検出可能である。また、駆動信号がパルス信号である場合には、コントローラ73は、出力パルス数に基づきワイパ72Cの位置を検出可能である。また、ワイピング位置P6に対応する位置にある光センサからの出力信号に基づき、コントローラ73は、ワイパ72Cの位置を検出可能である。また、コントローラ73は、特に、センサ77Hの出力信号が第1電圧値を有する場合に、ワイパ72Cが退避位置P5に位置することを検出する。
次に、コントローラ73は、キャリッジ23を画像記録位置P1からメンテナンス位置2へと移動させる(図4参照)。この過程で、記録ヘッド24のノズル面24Aがワイパ72Cの先端に接触する。これにより、ノズル面24Aに付着しているインクや異物がワイパ72Cによって除去される。
[クリーニング動作]
コントローラ73は、例えば、ワイピング動作に続くタイミングでクリーニング動作を実行する。なお、クリーニング動作が実行されるタイミングは、ワイピング動作と連続していなくともよい。クリーニング動作が実行される前に、キャリッジ23はメンテナンス位置P2に、ワイパ72Cはワイピング位置P6に、クリーナキャリッジ74Dは初期位置P8に位置する(図4参照)。この状態で、コントローラ73は、画像記録装置10のクリーニング動作を開始する。コントローラ73は、モータ78Aに駆動信号を出力して、昇降機構78のモータ78Aを所定回転数で正転させる。モータ78Aで発生した駆動力は、ワイパユニット72のラックギヤ72Fに伝達され、その結果、ワイパ72Cは、ワイピング位置P6から上方に向かって移動し始める。コントローラ73は、ワイパ72Cがクリーニング位置P7に到達したことに応じて駆動信号の出力を停止して、ワイパ72Cをクリーニング位置P7で停止させる。モータ78Aは励磁した状態に維持される。
コントローラ73は、例えば、ワイピング動作に続くタイミングでクリーニング動作を実行する。なお、クリーニング動作が実行されるタイミングは、ワイピング動作と連続していなくともよい。クリーニング動作が実行される前に、キャリッジ23はメンテナンス位置P2に、ワイパ72Cはワイピング位置P6に、クリーナキャリッジ74Dは初期位置P8に位置する(図4参照)。この状態で、コントローラ73は、画像記録装置10のクリーニング動作を開始する。コントローラ73は、モータ78Aに駆動信号を出力して、昇降機構78のモータ78Aを所定回転数で正転させる。モータ78Aで発生した駆動力は、ワイパユニット72のラックギヤ72Fに伝達され、その結果、ワイパ72Cは、ワイピング位置P6から上方に向かって移動し始める。コントローラ73は、ワイパ72Cがクリーニング位置P7に到達したことに応じて駆動信号の出力を停止して、ワイパ72Cをクリーニング位置P7で停止させる。モータ78Aは励磁した状態に維持される。
ワイパ72Cがクリーニング位置P7に到達したとき、ワイパキャリッジ72Aの凹部77Aは、対応する位置にある凸部77Bに挿通される(図9参照)。その結果、ワイパキャリッジ72Aの左右方向9への移動が規制される。
次に、コントローラ73は、クリーナキャリッジ74Dを初期位置P8から交換位置P9まで移動向き6Dに移動させる。コントローラ73は、ベルト搬送機構79(図8参照)のモータ79Aに駆動信号を出力して、クリーナキャリッジ74Dが初期位置P8から右方に移動する方向に、モータ79Aを所定回転数で回転させる。以下、この時のモータ79Aの回転方向を正転と称する。モータ79Aで発生した駆動力は、ベルト搬送機構79のギヤ79Bを正転させる。その結果、ベルト79Fが駆動され、ギヤ79C、79D及びプーリ79Eは従動回転する。これにより、クリーナキャリッジ74Dは、初期位置P8から交換位置P9に向けて右方に移動し始める。このとき、クリーナキャリッジ74Dは、キャリッジ23が画像記録位置P1からメンテナンス位置P2まで移動する経路と上下方向7において重なる経路を移動する。コントローラ73は、クリーナキャリッジ74Dが交換位置P9に到達したことを、ワイパ72Cと同様の手法により検出する。具体的には、フレーム74Aにおいて初期位置P8に対応する位置にある光センサ(図示せず)からの出力信号に基づき、コントローラ73は、クリーナキャリッジ74Dが初期位置P8を検出可能である。また、モータ79Aへの駆動信号がパルス信号である場合には、コントローラ73は、出力パルス数に基づき、クリーナキャリッジ74Dが交換位置P9にあることを検出する。クリーナキャリッジ74Dが交換位置P9にあることを検出したことに応じて、コントローラ73は、駆動信号の出力を停止して、クリーナキャリッジ74Dを一旦停止させる。この過程で、ワイパクリーナ74Eのフォームは、各ワイパ72Cの先端に接触しつつ、各ワイパ72Cの先端に付着しているインクを拭い取り吸収する。
次に、コントローラ73は、クリーナキャリッジ74Dを交換位置P9から初期位置P8まで、移動向き6Dとは逆向きに移動させる。コントローラ73は、ベルト搬送機構79のモータ79Aに駆動信号を出力して、クリーナキャリッジ74Dが交換位置P9から左方に移動する方向に、モータ79Aを所定回転数で回転させる。この時のモータ79Aの回転方向を逆転と称する。モータ79Aで発生した駆動力は、ベルト搬送機構79のギヤ79Bを逆転させる。これにより、クリーナキャリッジ74Dは、交換位置P9から初期位置P8に向けて左方に移動し始める。コントローラ73は、クリーナキャリッジ74Dが初期位置P8に到達したことを、ワイパ72Cと同様の手法により検出する。これに応じて、コントローラ73は、駆動信号の出力を停止して、クリーナキャリッジ74Dを初期位置P8に停止させる。この過程でも、ワイパクリーナ74Eのフォームは、各ワイパ72Cの先端に付着しているインクを拭い取り吸収する。
[交換動作]
作業者は、ワイパクリーナ74Eを交換する場合、操作パネル17を所定の手順で操作する。例えば、作業者は、操作パネル17においてワイパクリーナの交換を示す入力を行う。コントローラ73は、作業者の入力を受け付けたことに基づいて、交換動作を実行する。コントローラ73は、クリーニング動作の場合と同様にして、クリーナキャリッジ74Dを初期位置P8から交換位置P9まで移動させて、交換位置P9で停止させる。その後、コントローラ73は、クリーナキャリッジ74Dが交換位置P9にあることを示すメッセージを操作パネル17に表示する。作業者は、メッセージを確認後、カバー18を開けて、クリーナキャリッジ74Dのワイパクリーナ74Eを取り外し、新しいワイパクリーナ74Eを装着する。その後、作業者は、カバー18(図1参照)を閉じる。
作業者は、ワイパクリーナ74Eを交換する場合、操作パネル17を所定の手順で操作する。例えば、作業者は、操作パネル17においてワイパクリーナの交換を示す入力を行う。コントローラ73は、作業者の入力を受け付けたことに基づいて、交換動作を実行する。コントローラ73は、クリーニング動作の場合と同様にして、クリーナキャリッジ74Dを初期位置P8から交換位置P9まで移動させて、交換位置P9で停止させる。その後、コントローラ73は、クリーナキャリッジ74Dが交換位置P9にあることを示すメッセージを操作パネル17に表示する。作業者は、メッセージを確認後、カバー18を開けて、クリーナキャリッジ74Dのワイパクリーナ74Eを取り外し、新しいワイパクリーナ74Eを装着する。その後、作業者は、カバー18(図1参照)を閉じる。
ここで、交換位置P9が初期位置P8から右方にに離間するのは、初期位置P8のワイパクリーナ74の真上又は真上の近くに、コントローラ73の回路基板が位置するからである。内部空間144において交換位置P9のワイパクリーナ74の真上又は真上の近くに、他のユニットや他の部材は位置しない。そのため、作業者は、ワイパクリーナ74を交換し易い。
[実施形態の作用効果]
画像記録装置10は、以下の作用効果を奏する。ワイパクリーナ74E及び記録ヘッド24のそれぞれは左右方向9に移動し、且つ上下方向7からの平面視でワイパクリーナ74の移動経路及び記録ヘッド24の移動経路は互いにオーバーラップする。即ち、印刷ヘッド24及びワイパクリーナ74Eは、画像記録装置10内において、上面視で、前後方向8及び左右方向9を含む水平面内でオーバーラップする位置に配置される。そのため、画像記録装置10の設置面積を小さくできる。
画像記録装置10は、以下の作用効果を奏する。ワイパクリーナ74E及び記録ヘッド24のそれぞれは左右方向9に移動し、且つ上下方向7からの平面視でワイパクリーナ74の移動経路及び記録ヘッド24の移動経路は互いにオーバーラップする。即ち、印刷ヘッド24及びワイパクリーナ74Eは、画像記録装置10内において、上面視で、前後方向8及び左右方向9を含む水平面内でオーバーラップする位置に配置される。そのため、画像記録装置10の設置面積を小さくできる。
ワイパ72Cがクリーニング位置P9にあるときに、規制部77は、ホルダ72Bの左右方向9に対する変位を規制する。これによって、ワイパクリーナ74Eがワイパ72Cに接触したときに、左右方向9におけるホルダ72Bの位置ずれが防止される。
ワイパ72Cは、左右方向9において画像記録位置P1及びメンテナンス位置P2の間に位置する。これにより、キャリッジ23が左右方向9に移動する過程でワイピング位置P6のワイパ72Cがノズル面24Aをワイピングできる。
キャップ71が記録ヘッド24をキャップするため、記録ヘッド24内のインク蒸発やノズル面24Aへの異物付着が抑制される。
受け710により、ワイパクリーナ74Eから落下しうるインクがキャリッジ23に付着することが防止される。
移動向き6Dは、ノズル面24Aに沿う向きである。即ち、ワイパクリーナ74Eは、記録ヘッド24と平行に移動する。その結果、画像記録装置10の上下サイズが大きくなることが抑制される。
[変形例]
実施形態では、画像記録装置10は、インクジェット方式の所謂ラベルプリンタであった。しかし、これに限らず、画像記録装置10は、インクジェット方式の据え置き型プリンタであればよい。また、記録媒体11は、用紙に限らず、布やスマートフォンの樹脂ケース等であってもよい。
実施形態では、画像記録装置10は、インクジェット方式の所謂ラベルプリンタであった。しかし、これに限らず、画像記録装置10は、インクジェット方式の据え置き型プリンタであればよい。また、記録媒体11は、用紙に限らず、布やスマートフォンの樹脂ケース等であってもよい。
実施形態では、記録ヘッド24は、インク滴を吐出させるための駆動素子としてピエゾ素子を有していた。しかし、これに限らず、記録ヘッド24は、熱エネルギーを生成する発熱抵抗体を有していてもよい。上記発熱抵抗体のそれぞれは、上記電源部による印加電圧から生成した熱エネルギーでインクを加熱してインク滴をノズル孔24Bから吐出させる。
実施形態では、ヒータ26が処理部の一例であるとして説明した。しかし、これに限らず、処理部は、紫外線照射装置でもよい。この場合、タンク70にはUV硬化インクが貯留される。処理部は、他にも、マイクロ波発振器であってもよい。マイクロ波発振器は、インクの共振周波数と同じ又は近いマイクロ波をシートに照射することで、インクを乾燥させることが可能となる。
実施形態では、キャップ71は、対応する記録ヘッド24のノズル面24Aの全域を覆ってもよいし、対応する記録ヘッド24の全てのノズル孔24Bを覆うことができるのであればノズル面24Aの一部を覆ってもよい。
実施形態では、ベルト搬送機構79がワイパクリーナ74Eを搬送していた。しかし、これに限らず、ボールネジ搬送機構等、公知の搬送機構によりワイパクリーナ74Eは搬送されてもよい。
実施形態では、規制部77は、凹部77Aが左右方向9の両側から凸部77Bに当接することで、ホルダ72Bの左右方向9への変位を規制する。しかし、これに限らず、規制部77は、ワイパキャリッジ72A及びホルダ72Bの上端に上方から当接することでも、ホルダ72Bの左右方向9への変位を規制可能である。
実施形態では、昇降機構78は、ラックギヤ72Fを用いてワイパキャリッジ72Aを上下方向7に移動させていた。しかし、これに限らず、昇降機構78は、ボールネジ搬送機構等、公知の搬送機構によりワイパキャリッジ72Aを搬送してもよい。
実施形態では、クリーニング動作において、コントローラ73は、クリーナキャリッジ74Dを初期位置P8及び交換位置P9の間で往復移動させていた。しかし、これに限らず、コントローラ73は、クリーナキャリッジ74Dを初期位置P8から交換位置P9まで移動させるだけでよい。
実施形態では、カバー18は、ワイパクリーナ74Eの交換のために用いられていた。しかし、ワイパユニット72が交換部品を備える場合もある。交換部品としては、ワイパ72C、又はインク受け(図示せず)がある。インク受けは、ホルダ72Bに着脱可能に取り付けられ、ワイパ72Cの先端から垂れてくるインクを受けるトレイ形状を有する。上記交換動作において、コントローラ73がワイパユニット72をクリーニング位置P7に位置させた後、作業者は、ワイパユニット72が有する交換部品を交換する。
10・・・画像記録装置(液体吐出装置)
23・・・キャリッジ
24・・・記録ヘッド
24A・・・ノズル面
24B・・・ノズル孔
71・・・キャップ
72・・・ワイパユニット
72B・・・ホルダ
72C・・・ワイパ
73・・・コントローラ
74・・・ワイパクリーナ
74E・・・ワイパクリーナ
77・・・規制部
78・・・昇降機構(ワイパ移動機構)
79・・・ベルト搬送機構(クリーナ移動機構)
23・・・キャリッジ
24・・・記録ヘッド
24A・・・ノズル面
24B・・・ノズル孔
71・・・キャップ
72・・・ワイパユニット
72B・・・ホルダ
72C・・・ワイパ
73・・・コントローラ
74・・・ワイパクリーナ
74E・・・ワイパクリーナ
77・・・規制部
78・・・昇降機構(ワイパ移動機構)
79・・・ベルト搬送機構(クリーナ移動機構)
Claims (8)
- ノズル孔が形成されたノズル面を有しており、上記ノズル孔から液体を吐出向きに吐出するヘッドと、
上記ノズル面に沿う第1方向における第1位置及び第2位置に上記ヘッドを移動させるキャリッジと、
ワイパと、
上記ヘッドよりも上記吐出向きと反対の反吐出向きに位置するワイパクリーナと、
上記ワイパを、上記ノズル面より上記吐出向きに位置する退避位置、上記ノズル面と接触するワイピング位置、及び上記ノズル面より上記反吐出向きに位置し且つ上記ワイパがワイパクリーナと接触するクリーニング位置に、上記ノズル面と交差する第2方向に移動させるワイパ移動機構と、
上記ワイパクリーナを、上記クリーニング位置の上記ワイパに接触させつつ、上記第2方向と交差し且つ上記第1方向の成分を含む移動向きに移動させるクリーナ移動機構とを備える液体吐出装置。 - 上記ワイパクリーナは、上記キャリッジよりも上記反吐出向きに位置する請求項1に記載の液体吐出装置。
- 上記ワイパを保持するホルダと、
上記ワイパが上記クリーニング位置にあるときに、上記ホルダの上記移動向きに対する変位を規制する規制部とを更に備える請求項1又は2に記載の液体吐出装置。 - 上記ワイパは、上記第1方向において上記第1位置及び上記第2位置の間に位置する請求項1から3のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 上記キャリッジが上記第1位置にあるとき、上記ノズル面を上記吐出向きから覆うキャップを更に備える請求項1から4のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 上記キャリッジが上記第2位置にあるときに、上記ヘッドの上記ノズル孔から上記液体を記録媒体に吐出させるコントローラを備える請求項1から5のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 上記ワイパクリーナと、上記キャリッジとの間に受け部を更に備える請求項1から6のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 上記移動向きは、上記ノズル面に沿う向きである請求項1から7のいずれかに記載の液体吐出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019138539A JP2021020381A (ja) | 2019-07-29 | 2019-07-29 | 液体吐出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019138539A JP2021020381A (ja) | 2019-07-29 | 2019-07-29 | 液体吐出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021020381A true JP2021020381A (ja) | 2021-02-18 |
Family
ID=74573726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019138539A Pending JP2021020381A (ja) | 2019-07-29 | 2019-07-29 | 液体吐出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021020381A (ja) |
-
2019
- 2019-07-29 JP JP2019138539A patent/JP2021020381A/ja active Pending
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