JP2021091430A - 組立梱包箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品の陳列時に、当該物品が組立梱包箱内で倒れてしまうことを抑制可能な組立梱包箱の一例を開示する。【解決手段】 組立梱包箱1は、正面板3の下端辺3Bから背面板6側に延びる載置片9であって、延び方向寸法が正面板3から背面板6までの距離より大きい載置片9と、右側面板4、左側面板5及び背面板6のうち少なくとも1つの面板に設けられ、当該面板から切り起こし可能な支持片10であって、起こされた際に載置片9を背面板6側から支持可能な支持片10とを備える。これにより、物品の陳列時に、当該物品が組立梱包箱1内で倒れてしまうことが抑制され得る。【選択図】 図8

Description

本開示は組立梱包箱に関する。組立梱包箱は、一枚のシート材が折り曲げられて物品が収納される角筒状の収納部が構成されたものである。
例えば、特許文献1に記載の組立梱包箱には、物品の倒れを防止する「倒れ込み防止フラップ(54)」が設けられている。当該倒れ込み防止フラップ(54)は、組立梱包箱内に位置する上面部(50)の前端から延出(立設)されたフラップ部分が上方に折り曲げられて構成されている。上面部(50)は、第1底蓋片から立ち上がった立上片(46)、及び箱体の内側面に糊付けられた糊付片(58)により支持されている。
特許第5173376号公報
倒れ込み防止フラップ(54)は、上面部(50)の前端から延出されたフラップ部分が折り曲げられたものであるので、使用時間の経過と共に、折り曲げ箇所の折れ曲がり角度が大きくなるおそれがある。
折れ曲がり角度が大きくなると、倒れ込み防止フラップ(54)が後方側に大きく倒れてしまう。このため、特許文献1に記載の組立梱包箱では、商品等の物品の陳列時に、当該物品が組立梱包箱内で倒れてしまうおそれが極めて高い。
本開示は、上記点に鑑み、物品の陳列時に、当該物品が組立梱包箱内で倒れてしまうことを抑制可能な組立梱包箱の一例を開示する。
一枚のシート材(S)が折り曲げられて物品が収納される角筒状の収納部(2)が構成された組立梱包箱は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、収納部(2)の角筒部分を構成する正面板(3)、右側面板(4)、左側面板(5)及び背面板(6)と、右側面板(4)、左側面板(5)及び背面板(6)それぞれの下端辺(4A、5A、6A)から延出して収納部(2)の底蓋部(7)の一部を構成する3つの底板片(7A、7B、7C)と、収納部(2)内に設けられ、正面板(3)の下端辺(3B)から背面板(6)側に延びる載置片(9)であって、延び方向寸法が正面板(3)から背面板(6)までの距離より大きい載置片(9)と、右側面板(4)、左側面板(5)及び背面板(6)のうち少なくとも1つの面板に設けられ、当該面板から切り起こし可能な支持片(10)であって、起こされた際に載置片(9)を背面板(6)側から支持可能な支持片(10、13A、13B)とである。なお、収納部(2)の正面とは、物品が陳列される際に正面となる部分である。
これにより、当該組立梱包箱では、収納部(2)に収納された物品は、載置片(9)により物品が支持される。載置片(9)は、支持片(10)により背面板(6)側から支持される。したがって、当該組立梱包箱では、物品の陳列時に、当該物品が組立梱包箱内で倒れてしまうことが抑制され得る。
なお、特許文献1に記載の組立梱包箱では、倒れ込み防止フラップ(54)を構成するために、上面部(50)、立上片(46)及び糊付片(58)を少なくとも必要としている。このため、特許文献1に記載の組立梱包箱の構造は複雑である。
これに対して、当該組立梱包箱に係る載置片(9)は、正面板(3)の下端辺(3B)から背面板(6)側に延びる片(フラップ)により構成されている。さらに、支持片(10、13A、13B)は、右側面板(4)、左側面板(5)及び背面板(6)のうち少なくとも1つの面板に設けられ、当該面板から切り起こし可能である。したがって、当該組立梱包箱では、特許文献1に比べて簡素な構成となる。
ところで、特許第5029213号公報(以下、特許文献2という。)に記載の組立梱包箱は、収容空間(8)が仕切り板(9)により、小袋収納領域(20)と小袋クズ収納領域(21)とに仕切られている。小袋収納領域(20)は、商品(小袋)が収納される空間である。小袋クズ収納領域(21)は、小袋クズ(使用済みの小袋)を収納するための空間である。
小袋クズ収納領域(21)の壁部を構成する背面板部(5)には、押し付け片(27)が設けられている。押し付け片(27)は、小袋クズ収納領域(21)を膨張させるための部位である(引用文献2の図7等参照)。
すなわち、利用者は、押し付け片(27)を倒し込めば、先に収納されていた小袋クズ(31)とともに仕切り板(9)を前方(正面板部(4)側) に押し込むことができる。これにより、小袋クズ収納領域(21)が充分に広くなるため、利用者は、小袋クズ(31)を更に小袋クズ収納領域(21)に入れることができる(引用文献2の段落0019等参照)。
以上のように、引用文献2に記載の組立梱包箱は、当該組立梱包箱に係る載置片(9)及び支持片(10、13A、13B)と同一の機能を発揮する構成要件を備えていない。つまり、特許文献2に係る仕切り板(9)は、当該組立梱包箱に係る載置片(9)に相当せず、かつ、特許文献2に係る押し付け片(27)は、当該組立梱包箱に係る支持片(10、13A、13B)に相当しない。
なお、上記各括弧内の符号及び特許請求の範囲に記載された各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示及び特許請求の範囲に記載された発明は括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されない。
第1実施形態に係る組立梱包箱の外観を示す図である。 第1実施形態に係る組立梱包箱の外観を示す図である。 第1実施形態に係る組立梱包箱の外観を示す図である。 第1実施形態に係る組立梱包箱の外観を示す図である。 第1実施形態に係る組立梱包箱の展開図である。 上蓋板が外された状態を示す組立梱包箱を示す図である。 第1実施形態に係る組立梱包箱の使用状態の一例を示す図である。 第1実施形態に係る組立梱包箱の使用状態の一例を示す図である。 第1実施形態に係る組立梱包箱の利用方法の一例を示す図である。 第1実施形態に係る組立梱包箱の利用方法の一例を示す図である。 第1実施形態に係る組立梱包箱の利用方法の一例を示す図である。 第2実施形態に係る組立梱包箱の使用状態の一例を示す図である。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されない。
なお、各図に付された方向を示す矢印及び斜線等は、各図相互の関係及び各部材又は部位の形状を理解し易くするために記載されたものである。したがって、本開示に示された発明は、各図に付された方向に限定されない。斜線が付された図は、必ずしも断面図を示すものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。本開示に示された組立梱包箱は、少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位等の構成要素を備える。
(第1実施形態)
<1.組立梱包箱の概要>
本実施形態は、扁平状の小袋(以下、物品という。)を収納するための組立梱包箱に本開示に係る組立梱包箱の一例が適用されたものである。図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る組立梱包箱1は、六面体状の箱である。
すなわち、組立梱包箱1は、図3に示されるように、角筒状の収納部2を有する。収納部2は、物品が収納される空間である。当該収納部2は、図1〜図4に示されるように、正面板3、右側面板4、左側面板5、背面板6及び底蓋部7等を少なくとも有して構成されている。
なお、収納部2を含む組立梱包箱1は、一枚のシート材S(図5参照)が折り曲げられて構成されている。シート材Sは、ユポ紙等の可撓性に優れた樹脂製の板材、又は植物繊維で構成された紙等にて構成されている。
正面板3は、収納部2のうち物品が陳列される際に正面(前面)となる面板である。右側面板4は、正面板3に対して向かって右側に位置する面板である。左側面板5は、正面板3に対して向かって左側に位置する面板である。
背面板6は、正面板3に対して奥行き方向にずれた位置にある面板である。底蓋部7は、収納部2の下側を塞ぐ部位である。なお、奥行き方向とは、正面板3と直交する方向、つまり前後方向である。
底蓋部7の一部は、図4に示されるように、3つの底板片7A、7B、7Cにより構成されている。図5に示されるように、底板片7Aは、右側面板4の下端辺4Aから延出したフラップである。
底板片7Bは、左側面板5の下端辺5Aから延出したフラップである。底板片7Cは、背面板6の下端辺6Aから延出したフラップである。そして、底板片7Aと底板片7Bとは、図4に示されるように、互いに引っ掛かって係止されている。
底板片7Cと底板片7Bとは、互いの一部(符号B1の部分)が接着(糊付け)されている。なお、以下の説明では、正面板3と背面板6とは略平行であり、右側面板4と左側面板5とは略平行であるとしている。
図1に示されるように、上蓋板8は、収納部2を閉塞する面板である。当該上蓋板8は、図3に示されるように、正面板3の上端辺3Aから延出し、かつ、上端辺3Aを折り線として、当該正面板3に対して揺動可能である。
右側面板4の上端辺4Bには補強フラップ4Cが設けられている。補強フラップ4Cは、当該上端辺4Bから延出して左側面板5側に折り曲げられた部位である。当該補強フラップ4Cは、右側面板4の曲げ剛性を高める補強片である。
左側面板5の上端辺5Bには補強フラップ5Cが設けられている。補強フラップ5Cは、当該上端辺5Bから延出して右側面板4側に折り曲げられた部位である。当該補強フラップ5Cは、左側面板5の曲げ剛性を高める補強片である。
上蓋板8の延び方向先端には差込フラップ8Aが設けられている。差込フラップ8Aは、収納部2の上部が上蓋板8にて閉塞される際に、補強フラップ4C、5Cと背面板6との隙間に差し込まれる部位である。
<2.組立梱包箱の詳細>
正面板3の上端辺3Aより下方には、図3に示されるように、ミシン目M1(以下、正面ミシン目M1ともいう。)が設けられている。右側面板4にはミシン目(以下、右側ミシン目M2ともいう。)が設けられている。右側ミシン目M2は、正面ミシン目M1から連続して背面板6の上端辺6Bまで延びている。
左側面板5には、図2に示されるように、ミシン目M3(以下、左側ミシン目M3ともいう。)が設けられている。左側ミシン目M3は、正面ミシン目M1から連続して背面板6の上端辺6Bまで延びている。
なお、ミシン目M1〜M3とは、鋏やナイフ等の切断具を用いることなく、利用者が容易にシート材Sを所定形状に切断可能とするための構成である。本実施形態に係るミシン目M1〜M3は、例えば、「スリット状の切り込みが設けられた部位」と「当該切り込みが設けられていない部位」とが交互に列状に配置されて構成されている。
このため、利用者は、図6に示されるように、ミシン目M1〜M3より上部を容易に分断できる。すなわち、利用者は、正面板3のP部(図1参照)を収納部2側に押圧し、当該P部を起点として、ミシン目M1〜M3より上部を当該ミシン目M1〜M3に沿って組立梱包箱1から切り離すことができる。
図1及び図2に示されるように、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3には、下方側に向けて凸となるように屈曲した屈曲部11A、11Bが設けられている。2つの屈曲部11A、11Bは、奥行き方向中央より背面板6側に設けられている。
そして、本実施形態では、右側ミシン目M2のうち屈曲部11Aより背面板6側の部位と奥行き方向とのなす角θ1は、45度以上の所定角度(例えば、45度)である。同様に、左側ミシン目M3のうち屈曲部11Bより背面板6側の部位と奥行き方向とのなす角θ2は、45度以上の所定角度(例えば、45度)である。
<2.1 載置片>
図6に示されるように、収納部2内には載置片9が設けられている。載置片9は、正面板3の下端辺3Bから背面板6側に延びるフラップ部である。当該載置片9の延び方向寸法L1は、図5に示されるように、正面板3から背面板6までの距離L2より大きい。
このため、載置片9は、図3及び図6に示されるように、延び方向先端が正面板3の下端辺3Bより上方側に位置するように水平方向に対して傾いている。そして、載置片9のうち正面板3の下端辺3B側は、右側面板4から延出した底板片7Aの部位B2に接着されている(図4参照)。つまり、載置片9は、3つの底板片7A、7B、7Cと共に底蓋部7を構成している。
<2.2 支持片>
背面板6には、図6に示されるように、支持片10が設けられている。支持片10は、背面板6から切り起こし可能なフラップである。当該支持片10は、図7に示されるように、利用者により起こされた際に載置片9を背面板6側から支持可能である。
すなわち、支持片10は、背面板6の上端辺6B側を折り目として切り起こし可能である。そして、載置片9には、図8に示されるように、台形状の係止穴12が設けられている。係止穴12には、支持片10の先端が貫通した状態で当該先端側が係止される。
係止穴12の外縁辺のうち互いに平行な1組の対辺12A、12B(図5参照)は、右側面板4と直交する方向(以下、左右方向ともいう。)と略平行である。そして、下底12Aの長さは、上底12Bの長さに比べて短い。下底12Aは、対辺12A、12Bのうち正面板3の下端辺3Bに近い底辺である。上底12Bは、1組の対辺12A、12Bのうち他方の対辺である。
支持片10の先端には、図8に示されるように、係止バー10Aが設けられている。係止バー10Aの左右方向の長さは、上底12Bの長さ以下であって、下底12Aの長さより大きい。これにより、係止バー10Aは、上底12B側から係止穴12に挿入された後、下底12A側にて載置片9に引っ掛かって係止される。
<3.組立梱包箱の利用方法>
図5に示されたシート材Sは、部位B1が底板片7Bに糊付けされ、部位B2が底板片7Aに糊付けされ、かつ、部位B3が右側面板4に糊付けされる。正面板3と背面板6とが互いに平行になるように、当該糊付けされたシート材Sが広げられると、当該シート材Sは、図3に示された箱状となる。
利用者は、図3に示された状態時に、物品を組立梱包箱1(収納部2)内に収納する。その後、上蓋板8が閉じられると、図1に示されるように、物品が収納された六面体状の組立梱包箱1となる。
次に、利用者は、正面板3のP部(図1参照)を収納部2側に押圧し、当該P部を正面板3から切り離した後、当該P部を引っ張る。これにより、当該P部を起点として、ミシン目M1〜M3より上部が当該ミシン目M1〜M3に沿って組立梱包箱1から切り離れるため、組立梱包箱1は、図6に示される状態となる。
そして、支持片10が収納部2内に折り込まれるように切り起こされると、支持片10の先端は、図9→図10の順に、載置片9の背面に滑り接触しながら下方から上方に移動していく。
このとき、つまり、支持片10の先端が下方から上方に移動する際に、支持片10の先端が自動的に係止穴12に貫通する(図11参照)。そして、支持片10の移動が停止して当該支持片10が下方に戻り変位すると、支持片10と載置片9とが自動的に係止状態となる(図8参照)。
<4.本実施形態に係る組立梱包箱の特徴>
本実施形態に係る組立梱包箱1では、収納部2に収納された物品は、載置片9により物品が支持される。載置片9は、支持片10により背面板6側から支持される(図8参照)。したがって、本実施形態に係る組立梱包箱1では、物品の陳列時に、当該物品が組立梱包箱1内で倒れてしまうことが抑制され得る。
本実施形態に係る載置片9は、正面板3の下端辺3Bから背面板6側に延びる片(フラップ)により構成されている。さらに、支持片10は、背面板6に設けられて当該背面板6から切り起こし可能である。したがって、本実施形態に係る組立梱包箱1では、特許文献1に比べて簡素な構成となる。
本実施形態に係る支持片10は、背面板6の上端辺6B側を折り目として切り起こし可能である。これにより、支持片10が収納部2内に折り込まれるように切り起こされると、支持片10の先端は、載置片9の背面に滑り接触しながら下方から上方に移動していく(図9及び図10参照)。
このため、利用者が支持片10の切り起こし作業を行うと、載置片9が自動的に立ち上がっていく。したがって、利用者は、容易に載置片9の状態(位置)を適切な状態(位置)とすることができ得る。
右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3は、正面ミシン目M1から連続して背面板6の上端辺6Bまで延び、かつ、上蓋板8は正面板3の上端辺3Aを中心に可動する。これにより、本実施形態に係る組立梱包箱1では、ミシン目M1〜M3より上方側が切り離された状態では、上蓋板8全体が除去された状態で背面板6の上端辺6Bがそのまま残存する。
右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3には、下方側に向けて凸となるように屈曲した屈曲部11A、11Bが設けられている。これにより、右側面板4のうち背面板6側の右側ミシン目M2より上方の部位、及び左側面板5のうち背面板6側の左側ミシン目M3より上方の部位の撓み剛性が大きくなる。
すなわち、本実施形態に係る組立梱包箱1では、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3が背面板6の上端辺6Bまで延びているため、仮に、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3が屈曲部11A、11Bの無い真っ直ぐなミシン目であると、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3のうち背面板6近傍が右側面板4及び左側面板5の上端に近接した状態となる。
さらに、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3は、その他の部位、つまりミシン目が無い部位に比べて剛性が低い。このため、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3が屈曲部11A、11Bの無い真っ直ぐなミシン目であると、右側面板4及び左側面板5の上端に曲げモーメントが作用したときに、当該ミシン目にて右側面板4及び左側面板5が変形してしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態に係る組立梱包箱1の右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3には、下方側に向けて凸となるように屈曲した屈曲部11A、11Bが設けられているので、屈曲部11A、11Bが無い場合に比べて、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3が右側面板4及び左側面板5の上端から離間した状態となる。
したがって、右側面板4のうち背面板6側の右側ミシン目M2より上方の部位の撓み剛性、及び左側面板5のうち背面板6側の左側ミシン目M3より上方の部位の撓み剛性が大きくなる。このため、屈曲部11A、11Bより背面板6側の部位と奥行き方向とのなす角θ1、θ2は、45度以上であることが望ましい。
本実施形態に係る組立梱包箱1では、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3に屈曲部11A、11Bが設けられているので、屈曲部11A、11Bが無い場合に比べて、右側ミシン目M2の後端位置及び左側ミシン目M3の後端位置が高くなる。
したがって、支持片10の折り目位置が、屈曲部11A、11Bが無い場合に比べて、高い位置となるので、載置片9が高い位置にて支持された構成となる。延いては、物品の陳列時に、当該物品が組立梱包箱1内で倒れてしまうことが確実に抑制され得る。
係止穴12の下底12Aの長さは、係止穴12の上底12Bの長さに比べて短い。これにより、支持片10が収納部2内に折り込まれるように切り起こされると、支持片10の先端は、図9→図10の順に、載置片9の背面に滑り接触しながら下方から上方に移動していく。
したがって、下底12Aの長さが上底12Bの長さに比べて短い構成であれば、支持片10の先端が下方から上方に移動する際に、自動的に支持片10の先端が係止穴12に貫通する(図11参照)。そして、支持片10の移動が停止して当該支持片10が下方に戻り変位すると、自動的に支持片10と載置片9とが係止状態となる。
載置片9のうち正面板3の下端辺3B側は、右側面板4から延出した底板片7A、又は左側面板5から延出した底板片7Bに接着されている。これにより、載置片9には、常に底蓋部7側に近づくようなモーメントが作用する。
したがって、載置片9が常に支持片10に押し付けられた状態となるので、載置片9と支持片10との係止状態が安定する。延いては、載置片9が安定的に支持片10により支持された状態となる。
(第2実施形態)
上述の実施形態に係る支持片10は、背面板6に設けられていた。これに対して、本実施形態に係る支持片13A、13Bは、図12に示されるように、右側面板4及び左側面板5に設けられている。なお、上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号が付されている。このため、本実施形態では、重複する説明は省略されている。
因みに、図12では、2つの支持片13A、13Bが設けられている。しかし、本実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えば、2つの支持片13A、13Bのうちいずれか一方の支持片のみが設けられた構成であってもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、物品として扁平状の小袋を想定したものであった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、その他形状の物品であってもよい。
上述の実施形態では、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3が背面板6の上端辺6Bまで延びていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3の延び方向後端が上端辺6Bより低い位置であってもよい。
上述の実施形態では、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3には、下方側に向けて凸となるように屈曲した屈曲部11A、11Bが設けられていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、右側ミシン目M2及び左側ミシン目M3が屈曲部11A、11Bの無い真っ直ぐなミシン目であってもよい。
上述の実施形態では、屈曲部11A、11Bより背面板6側の部位と奥行き方向とのなす角θ1、θ2は、45度以上であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、角θ1、θ2は、45度未満であってもよい。
上述の実施形態では、係止穴12の下底12Aの長さは、係止穴12の上底12Bの長さに比べて短い構成であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、下底12Aの長さが上底12Bの長さ以上となる構成であってもよい。
上述の実施形態では、載置片9のうち正面板3の下端辺3B側は、右側面板4から延出した底板片7A、又は左側面板5から延出した底板片7Bに接着されていた。しかし、本開示はこれに限定されない。
上述の実施形態に係るミシン目M1〜M3は、例えば、「スリット状の切り込みが設けられた部位」と「当該切り込みが設けられていない部位」とが交互に列状に配置されて構成されていた。しかし、本開示はこれに限定されない。
すなわち、ミシン目M1〜M3とは、鋏やナイフ等の切断具を用いることなく、利用者が容易にシート材Sを所定形状に切断可能とするための構成であるので、例えば、2本のミシン目が平行に並んで設けられ、それら2本のミシン目の間が除去されるタイプのミシン目(いわゆる、「ジッパー」)であってもよい。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された開示の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態において、図示された構成要件もしくは符号を付して説明された構成要件のうちいずれかが廃止された構成でもよい。
1… 組立梱包箱 2… 収納部 3… 正面板 4… 右側面板
5… 左側面板 6… 背面板 7… 底蓋部
7A… 底板片 7B… 底板片 7C… 底板片
8… 上蓋板 9… 載置片 10… 支持片 12… 係止穴

Claims (7)

  1. 一枚のシート材(S)が折り曲げられて物品が収納される角筒状の収納部(2)が構成された組立梱包箱において、
    前記収納部(2)の角筒部分を構成する正面板(3)、右側面板(4)、左側面板(5)及び背面板(6)と、
    前記右側面板(4)、前記左側面板(5)及び前記背面板(6)それぞれの下端辺(4A、5A、6A)から延出して前記収納部(2)の底蓋部(7)の一部を構成する3つの底板片(7A、7B、7C)と、
    前記収納部(2)内に設けられ、前記正面板(3)の下端辺(3B)から前記背面板(6)側に延びる載置片(9)であって、延び方向寸法が前記正面板(3)から前記背面板(6)までの距離より大きい載置片(9)と、
    前記右側面板(4)、前記左側面板(5)及び前記背面板(6)のうち少なくとも1つの面板に設けられ、当該面板から切り起こし可能な支持片(10)であって、起こされた際に前記載置片(9)を前記背面板(6)側から支持可能な支持片(10)と
    を備える組立梱包箱。
  2. 前記正面板(3)の上端辺(3A)から延出した上蓋板(8)であって、当該正面板(3)に対して揺動可能な上蓋板(8)と、
    前記正面板(3)の上端辺(3A)より下方に設けられた正面ミシン目(M1)と、
    前記右側面板(4)に設けられ、前記正面ミシン目(M1)から連続して前記背面板(6)の上端辺(6B)まで延びる右側ミシン目(M2)と、
    前記左側面板(5)に設けられ、前記正面ミシン目(M1)から連続して前記背面板(6)の上端辺(6B)まで延びる左側ミシン目(M3)とを備え、
    前記支持片(10)は、前記背面板(6)に設けられ、
    さらに、前記支持片(10)は、前記背面板(6)の上端辺(6B)側を折り目として切り起こし可能である請求項1に記載の組立梱包箱。
  3. 前記右側ミシン目(M2)及び前記左側ミシン目(M3)には、下方側に向けて凸となるように屈曲した屈曲部(11A、11B)が設けられている請求項2に記載の組立梱包箱。
  4. 前記正面板(3)と直交する方向を奥行き方向としたとき、2つの前記屈曲部(11A、11B)は、奥行き方向中央より前記背面板(6)側に設けられている請求項3に記載の組立梱包箱。
  5. 前記右側ミシン目(M2)及び前記左側ミシン目(M3)のうち前記屈曲部(11A、11B)より前記背面板(6)側の部位と奥行き方向とのなす角(θ1、θ2)は、45度以上である請求項4に記載の組立梱包箱。
  6. 前記載置片(9)には、前記支持片(10)の先端が貫通した状態で当該先端側が係止される台形状の係止穴(12)が設けられており、
    前記係止穴(12)の外縁辺のうち互いに平行な1組の対辺は、前記右側面板(4)と直交する方向と略平行であり、
    さらに、前記1組の対辺のうち前記正面板(3)の下端辺(3B)に近い底辺を下底(12A)とし、他方の対辺を上底(12B)としたとき、前記下底(12A)の長さは、前記上底(12B)の長さに比べて短い請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組立梱包箱。
  7. 前記載置片(9)のうち前記正面板(3)の下端辺(3B)側は、前記右側面板(4)から延出した前記底板片(7A)、又は前記左側面板(5)から延出した前記底板片(7B)に接着されて、前記3つの底板片(7A、7B、7C)と共に前記底蓋部(7)を構成している請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組立梱包箱。
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