JP2021091417A - 紙容器 - Google Patents

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友幸 長見
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Abstract

【課題】 液体取出口となる透孔を封止している合成樹脂で形成された封止シートを容易に切断し、液体取出口を開封できるようにした紙容器を得る。【解決手段】 表裏面に合成樹脂層を積層した紙基材により形成され、頂面4に液体取出口5となる透孔6が設けられ、透孔6は合成樹脂で形成された封止シート7で開封可能に封止されている紙容器において、封止シート7における透孔6に露出する面にレーザー照射処理により改質処理された脆弱部9を設けた。【選択図】図4

Description

本発明は、表裏面に合成樹脂層を積層した紙基材により形成され、頂面に液体取出口となる透孔が設けられ、透孔は合成樹脂で形成された封止シートで開封可能に封止されている紙容器に関する。
牛乳やジュース等の液体食品を収容する紙容器として、頂面に液体取出口となる透孔が設けられ、透孔は合成樹脂で形成された封止シートで開封可能に封止された紙容器が多く使用されている。
このように封止シートで封止された透孔で構成される液体取出口の開封手段として、頂面に、封止シートで封止された透孔上に位置して回転式開封刃を内蔵するスパウトとキャップとからなる注出口栓を取り付け、回転式開封刃を回転させて封止シートを切断することにより液体取出口を開封するようにしたものや(例えば、特許文献1参照。)、封止シートにストローを突き刺して液体取出口を開封するようにしたもの(例えば、特許文献2参照。)が知られている。
特開2002−53164号公報 特開2008−296925号公報
しかしながら、液体取出口となる透孔は合成樹脂で形成された封止シートで封止されているので、開封手段として、注出口栓に内蔵した回転式開封刃を回転させて封止シートを切断する場合、合成樹脂が本来もつ伸び性により封止シートが容易に切断できず刃に絡みつき液体取出口をきれいに開口することができないことがあり、また、封止シートにストローを突き刺して液体取出口を開封する場合、封止シートが伸びスムーズにストローを突き刺すことができないことがあるといった問題があった。
本発明の目的は、液体取出口となる透孔を封止している合成樹脂で形成された封止シートを容易に切断し、液体取出口を開封できるようにした紙容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、表裏面に合成樹脂層を積層した紙基材により形成され、頂面に液体取出口となる透孔が設けられ、前記透孔は合成樹脂で形成された封止シートで開封可能に封止されている紙容器において、前記封止シートは、前記透孔に露出する面にレーザー照射処理により改質処理された脆弱部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記合成樹脂で形成された封止シートは、前記紙基材の表裏面に積層された合成樹脂層が前記透孔内で一体に積層されたものからなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の、前記紙基材と、前記紙基材の裏面に積層された合成樹脂層との間にガスバリアー性樹脂層が積層されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の、前記合成樹脂で形成された封止シートは、前記透孔の周囲の裏面側の合成樹脂層に融着される融着シートからなることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の、前記融着シートは、ガスバリアー性樹脂層を芯層とし、ガスバリアー性樹脂層の両面側に合成樹脂層が積層された積層体であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の、前記レーザー照射処理により改質処理された脆弱部は、前記透孔の内周に沿って環状に設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の、前記レーザー照射処理により改質処理された脆弱部は、前記透孔の中央に設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の、前記レーザー照射処理は、炭酸ガスレーザーであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の、前記レーザー照射処理は、出力が10〜30ワットで、スキャン速度が400〜700mm/秒であることを特徴とする。
以上のように、本発明に係る紙容器によれば、表裏面に合成樹脂層を積層した紙基材により形成され、頂面に液体取出口となる透孔が設けられ、透孔は合成樹脂で形成された封止シートで開封可能に封止されている紙容器において、封止シートは、透孔に露出する面にレーザー照射処理により改質処理された脆弱部が設けられているので、注出口栓に内蔵した回転式開封刃を回転させて封止シートを切断して液体取出口を開封するにあたって、封止シートが回転式開封刃に絡みつくことなく封止シートを容易に切断することができ、液体取出口をきれいに開封することができる。また、封止シートにストローを突き刺して液体取出口を開封するにあって、封止シートが伸びることなくスムーズにストローを突き刺すことができる。
前記した合成樹脂で形成された封止シートには、ガスバリアー性樹脂層が積層されていることが好ましい。ガスバリアー性樹脂層が積層されていることにより、外部から紙容器内への気体透過を防ぐことができ、また、ガスバリアー性樹脂層は、レーザー照射処理による封止シートの改質の妨げにならないので、ガスバリアー性樹脂層が積層されている封止シートであっても、レーザー照射処理による脆弱部を設けることができる。
また、レーザー照射処理により改質処理された脆弱部が前記透孔の内周に沿って環状に設けられていると、封止シートを注出口栓に内蔵した回転式開封刃で切断して液体取出口を開封する場合、封止シートを確実に切断することができ、そして、環状の内側の面には脆弱部を設けないので、その分レーザー照射処理時間の短縮化が図れる。
また、レーザー照射処理により改質処理された脆弱部が前記透孔の中央に設けられていると、封止シートにストローを突き刺して液体取出口を開封する場合、封止シートにストローを確実に突き刺すことができ、そして、脆弱部を透孔の中央に設け、中央の外側の面には脆弱部を設けないので、その分レーザー照射処理時間の短縮化が図れる。
また、レーザー照射処理にあっては、炭酸ガスレーザーであることが好ましい。炭酸ガスレーザーであると、焦点幅が広くまた、焦点の奥行きも取れるので、レーザー照射処理により改質処理された脆弱部を透孔の内周に沿って環状に設ける場合、幅広い環状の照射を容易に行うことができ、これにより、注出口栓の位置ずれに対しての許容範囲を広くすることができ、また、レーザー照射処理により改質処理された脆弱部を前記透孔の中央に設ける場合、中央に大径の照射を容易に行うことができ、これにより、ストローの突き刺し位置ずれに対しての許容範囲を広くすることができる。
レーザー照射処理は、出力が10〜30ワットで、スキャン速度が400〜700mm/秒であることが好ましい。出力が30ワットで、スキャン速度が400〜700mm/秒であると、封止シートに設けられた脆弱部を、注出口栓に内蔵した回転式開封刃により容易に切断することができ、また、脆弱部にストローを容易に突き刺すことができる。
スキャン速度が700mm/秒を超えると、注出口栓に内蔵した回転式開封刃で封止シートを切断する場合、封止シートが伸びて回転式開封刃が絡みついてしまう場合があり、また、封止シートにストローを突き刺す場合、封止シートが伸びてスムーズにストローを突き刺すことができなくなる場合がある。
また、スキャン速度が400mm/秒未満であると、封止シートに設けられた脆弱部の脆弱性が大きく、外部からの突き当てにより容易に破断してしまう場合がある。
本発明に係る紙容器の実施の形態の第1例を示す一部拡大断面図である。 封止シートに設けた脆弱部の一例を示す説明図である。 封止シートに設けた脆弱部の他例を示す説明図である。 封止シートに設けた脆弱部の他例を示す説明図である。 本発明に係る紙容器の実施の形態の第2例を示す一部拡大断面図である。 図5に示す封止シートの一例を示す拡大断面図である。
以下、本発明に係る紙容器を実施するための形態の一例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図4は本発明に係る紙容器の実施の形態の第1例を示すものであり、図1は第1例の紙容器の一部拡大断面図、図2は封止シートに設けた脆弱部の一例を示す説明図、図3は封止シートに設けた脆弱部の他例を示す説明図、図4は封止シートに設けた脆弱部の他例を示す説明図である。
第1例の紙容器は、表裏面に合成樹脂層2,3を積層した紙基材1により形成され、頂面4に液体取出口5となる透孔6が設けられ、透孔6は合成樹脂で形成された封止シート7で開封可能に封止されている。
紙基材1は、通例この種の紙基材と同じものとなっており、特に限定されるものではないが、150〜400g/m2の坪量を有するものが好ましい。
また、最外面の合成樹脂層2の樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリエステル、コポリエステルが好ましい。
また、最内面の合成樹脂層3の樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエステル、コポリエステル、メタロセン系触媒を用いて合成された低密度ポリエチレンが好ましい。
合成樹脂層2,3の厚さにあっては、第1例では、表面側の合成樹脂層2が30μm、裏面側の合成樹脂層3が55μmとなっているが、これに限定されるものではない。
また、第1例では、紙基材1と、紙基材1の裏面に積層された合成樹脂層3との間にガスバリアー性樹脂層8が積層されている。
ガスバリアー性樹脂層8を形成するガスバリアー性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、非結晶コポリエステル、エチレンビニルアルコール(EVOH)等がある。第1例ではポリエチレンテレフタレートが使用されている。
ガスバリアー性樹脂層8の厚さにあっては、第1例では12μmとなっているが、これに限定されるものではない。
合成樹脂で形成された封止シート7にあっては、第1例では、紙基材1の表裏面に積層された合成樹脂層2,3及びガスバリアー性樹脂層8が透孔6内で融着され一体に積層されたものとなっている(図1参照。)。
このように構成された封止シート7には、透孔6に露出する面にレーザー照射処理により改質処理された脆弱部11が設けられている。透孔6に露出する封止シート7の面に設けられた脆弱部11は、図2にドッドで示すように、透孔6に露出する前面にレーザー照射処理により改質処理された脆弱部11を設けてもよく、また、開封手段に応じて、例えば、注出口栓に内蔵した回転式開封刃を回転させて封止シート7を切断し液体取出口5を開封する形式の紙容器の場合は、図3にドッドで示すように、透孔6の内周に沿って環状に設け、また、封止シート7にストローを突き刺して液体取出口5を開封する形式の紙容器の場合は、図4にドッドで示すように、透孔6の中央に設けるようにしてもよい。
封止シート7を改質処理するレーザー照射処理にあっては、炭酸ガスレーザー、UVレーザー等が使用できるが、炭酸ガスレーザーが好ましい。
第1例では炭酸ガスレーザーによりレーザー照射処理を行っている。レーザー光が照射された封止シート7は熱により収縮して脆くなり、レーザー光が照射された部分が改質処理され脆弱部11となる。
炭酸ガスレーザーによるレーザー照射処理は、出力が10〜30ワットで、スキャン速度が400〜700mm/秒で封止シート7の面をレーザー光照射することが好ましい。
出力が10〜30ワットで、スキャン速度が400〜700mm/秒でレーザー照射処理された封止シート7に設けられた脆弱部11は、注出口栓に内蔵した回転式開封刃により容易に切断することができ、また、脆弱部11にストローを容易に突き刺すことができる。
スキャン速度が700mm/秒を超えると、注出口栓に内蔵した回転式開封刃で封止シート7を切断する場合、封止シート7が伸びて回転式開封刃が絡みついてしまう場合があり、また、封止シート7にストローを突き刺す場合、封止シート7が伸びてスムーズにストローを突き刺すことができなくなる場合がある。
また、スキャン速度が400mm/秒未満であると、封止シート7に設けられた脆弱部11の脆弱性が大きく、外部からの突き当てにより容易に破断してしまう場合がある。
上記のように構成された第1例の紙容器によれば、紙容器の頂面4に設けられている液体取出口5となる透孔6を封止する封止シート7は、透孔7に露出する面にレーザー照射処理により改質処理された脆弱部11が設けられているので、頂面4に設けられた注出口栓に内蔵した回転式開封刃を回転させて封止シート7を切断して液体取出口5を開封する形式の紙容器の場合、封止シート7が回転式開封刃に絡みつくことなく、封止シート7を容易に切断することができ、液体取出口5をきれいに開口することができる。
また、封止シート7にストローを突き刺して液体取出口5を開封する形式の紙容器の場合、封止シート7が伸びることなくスムーズにストローを突き刺すことができる。
また、第1例では、紙基材1と、紙基材1の裏面に積層された合成樹脂層3との間にガスバリアー性樹脂層8が積層されているので、外部から紙容器内への気体透過を防ぐことができ、また、ガスバリアー性樹脂層8は、レーザー照射処理による封止シート7の改質の妨げにならないので、ガスバリアー性樹脂層8が積層されている封止シート7であっても、レーザー照射処理による脆弱部9を設けることができる。
また、透孔6に露出する封止シート7の面に設けられた脆弱部9は、開封手段に応じて、例えば、注出口栓に内蔵した回転式開封刃を回転させて封止シート7を切断し液体取出口5を開封する形式の紙容器の場合は、透孔6の内周に沿って環状に設け、また、封止シート7にストローを突き刺して液体取出口5を開封する形式の紙容器の場合は、透孔6の中央に設けるようにすることにより、レーザー照射処理時間の短縮化が図れる。
また、前記レーザー照射処理にあっては、第1例では、炭酸ガスレーザーであるので、レーザー光の焦点幅が広くまた、焦点の奥行きも取れるので、レーザー照射処理により改質処理された脆弱部9を透孔6の内周に沿って環状に設ける場合、幅広い環状の照射を容易に行うことができ、これにより、注出口栓の位置ずれに対しての許容範囲を広くすることができる。また、レーザー照射処理により改質処理された脆弱部9を透孔6の中央に設ける場合、中央に大径の照射を容易に行うことができ、これにより、ストローの突き刺し位置ずれに対しての許容範囲を広くすることができる。
また、レーザー照射処理は、出力が10〜30ワットで、スキャン速度が400〜700mm/秒で行うので、レーザー光が照射された封止シート7は熱により収縮して脆くなり、レーザー照射処理により封止シート7に設けられた脆弱部9は、注出口栓に内蔵した回転式開封刃により容易に切断することができ、また、脆弱部にストローを容易に突き刺すことができる。
図5,図6は、本発明に係る紙容器の実施の形態の第2例を示すものであり、図5は第2例の紙容器の一部拡大断面図、図6は図5に示す封止シートの一例を示す拡大断面図である。
第2例の紙容器について、第1例と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
第2例の紙容器は、第1例と同様、表裏面に合成樹脂層2,3を積層した紙基材1により形成され、頂面4に液体取出口5となる透孔6が設けられ、透孔6は合成樹脂で形成された封止シート7で開封可能に封止されている。
第2例で、透孔6を封止する封止シート7は、透孔6の周囲の裏面側の合成樹脂層3に融着される融着シート10からなる(図5参照。)。
融着シート10にあっては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエステル、コポリエステル、メタロセン系触媒を用いて合成された低密度ポリエチレン等の合成樹脂を使用した単層、複数層のシート、あるいは、ガスバリアー性樹脂層を芯層とした積層体であってもよい。
第2例では、図6に示すように、融着シート10はガスバリアー性樹脂層11を芯層とし、そ両面側に合成樹脂層12,13を積層した積層体となっている。
ガスバリアー性樹脂層11を形成するガスバリアー性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、非結晶コポリエステル、エチレンビニルアルコール(EVOH)等がある。第2例ではポリエチレンテレフタレートが使用されている。また、合成樹脂層12,13としては、第2例では低密度ポリエチレンが使用されている。
また、ガスバリアー性樹脂層11、合成樹脂層12,13の厚さにあっては、第2例では、ガスバリアー性樹脂層11が12μm、表面側の合成樹脂層12が30μm、裏面側の合成樹脂層13が55μmとなっているが、これに限定されるものではない。
このように構成された封止シート7となる融着シート10には、第1例と同様に、透孔6に露出する面にレーザー照射処理により改質処理された脆弱部9が設けられている。透孔6に露出する融着シート10の面に設けられた脆弱部9は、第1例と同様、第1例の図2にドッドで示すように、透孔6に露出する前面にレーザー照射処理により改質処理された脆弱部9を設けてもよく、また、開封手段に応じて、例えば、注出口栓に内蔵した回転式開封刃を回転させて融着シート10を切断し液体取出口5を開封する形式の紙容器の場合は、第1例の図3にドッドで示すように、透孔6の内周に沿って環状に設け、また、融着シート10にストローを突き刺して液体取出口5を開封する形式の紙容器の場合は、第1例の図4にドッドで示すように、透孔6の中央に設けるようにしてもよい。
融着シート10を改質処理するレーザー照射処理にあっては、第1例と同様、炭酸ガスレーザー、UVレーザー等が使用できるが、炭酸ガスレーザーが好ましい。第2例では炭酸ガスレーザーによりレーザー照射処理を行っている。
また、炭酸ガスレーザーによるレーザー照射処理は、第1例と同様、出力が10〜30ワットで、スキャン速度が400〜700mm/秒で封止シート7の面をレーザー光照射することが好ましい。
上記のように構成された第2例の紙容器の効果は、第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
1 紙基材
2,3 合成樹脂層
4 頂面
5 液体取出口
6 透孔
7 封止シート
8 ガスバリアー性樹脂層
9 脆弱部
10 融着シート
11 ガスバリアー性樹脂層
12,13 合成樹脂層

Claims (9)

  1. 表裏面に合成樹脂層を積層した紙基材により形成され、頂面に液体取出口となる透孔が設けられ、前記透孔は合成樹脂で形成された封止シートで開封可能に封止されている紙容器において、前記封止シートは、前記透孔に露出する面にレーザー照射処理により改質処理された脆弱部が設けられていることを特徴とする紙容器。
  2. 前記合成樹脂で形成された封止シートは、前記紙基材の表裏面に積層された合成樹脂層が前記透孔内で一体に積層されたものからなることを特徴とする請求項1に記載の紙容器。
  3. 前記紙基材と、前記紙基材の裏面に積層された合成樹脂層との間にガスバリアー性樹脂層が積層されていることを特徴とする請求項2に記載の紙容器。
  4. 前記合成樹脂で形成された封止シートは、前記透孔の周囲の裏面側の合成樹脂層に融着される融着シートからなることを特徴とする請求項1に記載の紙容器。
  5. 前記融着シートは、ガスバリアー性樹脂層を芯層とし、ガスバリアー性樹脂層の両面側に合成樹脂層が積層された積層体であることを特徴とする請求項4に記載の紙容器。
  6. 前記レーザー照射処理により改質処理された脆弱部は、前記透孔の内周に沿って環状に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙容器。
  7. 前記レーザー照射処理により改質処理された脆弱部は、前記透孔の中央に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙容器。
  8. 前記レーザー照射処理は、炭酸ガスレーザーであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の紙容器。
  9. 前記レーザー照射処理は、出力が10〜30ワットで、スキャン速度が400〜700mm/秒であることを特徴とする請求項8に記載の紙容器。
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