JP2017132517A - ピロー包装袋 - Google Patents

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佐保 森田
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【課題】片手でも容易に開封できると共に、保管や輸送など、通常の取り扱い時には容易に破袋しないピロー包装袋を得る。【解決手段】背シール(4)と上端縁部(5)、下端縁部(6)をヒートシールしてなる積層フィルム製のピロー包装袋(1)において、ピロー包装袋を構成するフィルムの表面側に交差する複数の線傷、裏面側にポーラス状の傷を施し、表面側と裏面側の同一場所に、共にレーザー傷加工からなる傷を有したことを特徴とするピロー包装袋(1)。【選択図】図1

Description

本発明は、背シールと上下の端縁部をヒートシールしたピロー包装袋において、片手でも容易に開封可能とした包装袋に関する。
従来、積層フィルムの左右を合わせ、合わせた背をシールして筒状とし、その上下の端縁部をシールした枕状のピロー包装袋は、背シールに向って引き裂こうとしても、背シール部分で引き裂けず、開封しにくい問題があった。
一般的には、上下のシール部に切り欠きや切り込みなどの引き裂き開始点を設け、引き裂き開始点からピロー包装袋を縦に引き裂くように開封するか、傷加工を施し、両手で引き裂くようにして開封していた。
しかしながら、両手を使用しないと開けにくいことから、他の容器に詰め替えたり、注いだりする場合、一旦、他の容器を置いてから、開封しなければならないこと、非常に力が掛かり、幼児や老人など、力がない人では開封しにくいなどの問題があった。
又、開封しやすいよう、傷加工を深くした包装袋では、落下や、輸送などの振動などでも、簡単に破袋してしまう問題も発生していた。
例えば、特許文献1では、基材フィルムと中間層とシーラント層が順次積層されてなる複合フィルムをシーラント層を内側にして筒状に折り曲げ、両端を突き合わせ熱融着して背シール部を形成させ、適宜の長さに裁断した筒状体の両端を押し重ねてそれぞれの端縁を熱融着して天シール部、地シール部を形成させたピロー形状の包装袋において、
前記包装袋の背シール部として折り曲げられる側の折り曲げ部と、開封きっかけ部を有する一方の端縁には、天シール部先端縁から地シール部末端縁までそれぞれ一定幅で連続して背シール部に平行に、複合フィルムを構成する基材フィルムのみに、基材フィルムを貫通する連続した傷加工が施され、
連続した傷加工が施された背シール部の、横方向に対して包装袋の開封きっかけ部と同じ位置に、複合フィルムを構成する基材フィルムのみに、一定幅で基材フィルムを貫通するピッチ傷加工が施されていることを特徴とする、易開封性を有するピロー形状の包装袋を提案している。
このような包装袋は、包装袋を多段に積み上げて倉庫に保管、輸送することが多いが、下側になった包装袋は、かなりの圧力を受けている状態なので、その状態に加え、振動や衝撃などが重なると、容易に破袋し、内容物が漏れてしまう問題が発生していた。
特許第4984882号公報
そこで、片手でも容易に開封できると共に、保管や輸送など、通常の取り扱い時には容易に破袋しないピロー包装袋を得ることが本発明の課題である。
本発明は、
背シールと上下の端縁部をヒートシールしてなる積層フィルム製のピロー包装袋において、ピロー包装袋を構成するフィルムの表面側と裏面側の同一場所に、共にレーザー傷加工からなる傷を有したことを特徴とするピロー包装袋である。
本発明のピロー包装袋は、表裏同じ位置にレーザー加工で傷加工しているので、ピロー包装袋の傷加工部分を中心に折り曲げるなどすれば、片手でも、容易に開封することができる。
また、衝撃や振動などがあっても、意図せずに破袋してしまうなどの問題が発生しにくい。
本発明のピロー包装袋で、そのおもて側と裏側から見た斜視図である。 本発明のピロー包装袋のレーザー加工で加工する傷の形態例である。 本発明のピロー包装袋で、開封した状態を示す斜視図である。 本発明のピロー包装袋のレーザー加工で作成した傷部分における断面図である。
以下、本発明のピロー包装袋の実施形態例について、図を用いて詳細に説明する。
図1は本発明のピロー包装袋における実施例で、その未開封時における外観斜視図である。
図1−1や図1−2で示すように、本発明で使用される包装袋は、積層フィルムの左右を筒状にして内面同士を合わせて背シール4とし、上下の端縁部をヒートシールした上端シール部5、下端シール部6をもって製造されるピロー包装袋1である。
この積層フィルムは、図4に示すように、外側に延伸ポリエチレンテレフタレート層、最内層にポリエチレンを用いる。中間にはアルミニウム箔のような金属層を設けることが好ましい。もちろん、中間層が酸化金属蒸着層などであってもかまわないし、3層以上の多層であってもかまわない。
図1−1で示すように、本発明のピロー包装袋1は、おもて側2のほぼ中央にレーザー加工した傷がつけられている。
この傷の内、表面傷21は、ピロー包装袋を構成する積層フィルムの表面側に線状の線傷で、複数加工され、その複数の表面傷21が交差するようにしている。この表面傷21の交差しているうら側3には、背シール4が来るようにすることが望ましい。
図1−1のように表面傷21は2本であっても良いが、図2−2のようにもっと多くてもかまわない。しかし、交差する点は1点か2点だけにしておくことが好ましい。
交差する点が3点以上あると、島状に切れ落ちるフィルムが発生する恐れがある。もちろん、切れ落ちても、本質的な問題ではないが、切れるところが安定しないと共に、後始末を消費者にさせることは好ましくない。
また、表面傷21は完全な直線である必要は無く、図2−1のようにカーブしていてもかまわないが、少なくとも2本が交差する所では、大きな角度で交差させることが好ましい。
これは、交差する角度が小さいと、開封する開口面積が小さくなってしまうので、例えば、大きな体積を持つ内容物の場合、開封開口部が狭くなるので、取り出しにくくなってしまう問題が発生する。
また、図1−1で示すように、表面傷21の交点を網羅する裏面側に、裏面傷22が加工されている。
裏面傷22は、積層フィルム裏面側に加工され、表面傷21同士の交点を含み、内容物を取り出すのに開口が必要な面積を覆う面で加工される。この為、この傷加工は、レーザー光を一定の広い面積の範囲において、細かいピッチで走査して形成させる。
本発明のピロー包装袋1を開封するには、図3で示すように、表面傷21の交点近傍を下側にして、ピロー包装袋1を折り曲げるようにする。
表面傷21の交点裏側には背シール4部分があって、腰のある背シール4が折り曲げられるようになるので、表面傷21や裏面傷22の裏側に、背シールの折り曲げられた折り目が強く押し当てられる。
そして、表面傷21や裏面傷22は非常に破断しやすくなりながら、表側フィルム自身も折り曲げられる。
その為、裏面傷22と表面傷21が重なる部分で、確実に表面傷21部分でフィルムが裂け、ピロー包装袋は開封して、内容物を取り出すことが出来る。
本発明のピロー包装袋に施す表面傷は、レーザー光を走査して加工される。
例えば、炭酸ガスレーザーなどを低速で走査して、交差する2本の表面傷を加工する。
また、裏面傷は、同じ炭酸ガスレーザーを、ピッチを細かくして、面状になるように、かつ、高速で、表面傷の交点を中心とした一定の面積範囲を走査する。
これらの傷加工した積層フィルムの構成は、外側に2軸延伸フィルムを使用し、中間層に金属層を設けて光を反射させる層を配置し、最内層にはシーラント層を用いることが望ましい。
例えば、外側から、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム/接着剤/アルミニウム箔/直鎖状低密度ポリエチレンのような構成である。
図4に、積層フィルムの傷加工した断面を模式的に記載した。
外層7には、レーザー光が照射され、部分的に樹脂が削除された表面傷71ができている。この表面傷71は、レーザーで励起した樹脂が溶融して吹き飛ばされたり、揮発した跡で、大きくえぐれた断面になっている。
シーラント層9には、高速で、かつ、細かいピッチでレーザーを面状に走査しているので、部分的にえぐれる事は無いが、一端急速に高温になっているので、部分的に微細結晶化し、かつ、内部の水分などが発泡し、ポーラス状になったポーラス部91が形成される。このポーラス部91は、非常にもろくなっているので、破れやすくなっている。
また、中間層の金属箔は、レーザー光を反射させると共に、傷が深くまで入り込み過ぎないように制御する役目と、破断しやすいという性質も合わせ持っている。
以下に本発明の実施例について説明する。
<実施例>
積層フィルムとして、構成を外側から2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム25μm/接着剤/アルミニウム箔9μm/直鎖状低密度ポリエチレン30μmとした。
表面傷加工は、10.6μmの波長の炭酸ガスレーザーを21ワットの出力で、500mm/秒の速度で走査して、交差する2本の表面傷を加工した。
裏面傷加工は、10.6μmの波長の炭酸ガスレーザーを21ワットの出力で、ピッチを0.1mmの間隔で、1500mm/秒の速度で、表面傷の交点を中心にした直径50mmの円形の範囲を走査した。
上記、表面傷と裏面傷を加工した積層フィルムを用意し、20袋のピロー包装袋を作成した。
ピロー包装袋の大きさは、縦110mm、横50mmである。
上端シールする前に、包装袋の中に、内容物として粉末状の粉体を70g入れた。
<比較例>
実施例と同じ構成の積層フィルムで、表面傷のみ加工した積層フィルムを用意し、20袋
のピロー包装袋を作成した。
<評価方法>
粉末食品70gを充填したピロー包装袋を各20個用意し、開封性試験と物流耐性試験を実施した。
物流耐性試験は、JISZ0200に基づいて実施(ランダム振動試験、レベル2)。試験時間90分間とした。
開封性試験は、物流耐性試験したピロー包装袋を用い、年齢、性別が異なる人を5人集め、それぞれに4袋ずつのピロー包装袋を片手で折り曲げただけで開封できるか、評価してもらった。
<評価結果>
物流耐性試験は、どちらも内容物の漏れはなく、問題はなかった。
開封性試験では、裏面傷があるものはすべて開封できたが、表面傷だけで裏面傷がないものは全く開封できなかった。
以上の結果から、表面傷と裏面傷を加工した本発明のピロー包装袋は、裏面傷加工を加えることによって、著しく開封性が向上すると共に、物流耐性も確保できることが確認された。
本発明のピロー包装袋は、以上のようなもので、単に背シールに対向するフィルム中央に、表面傷と裏面傷をレーザー光の走査だけで、開封性の高いピロー包装袋を提供できる。
この為、高速で製造することも可能である。
しかも、このピロー包装袋は、片手でも容易に開封できるので、使い勝手が良く、かつ、物流耐性が確保できるので、安価で、安定して生産が可能な包装袋を提供でき、本発明のメリットは大きい。
1・・・・・・・・・ピロー包装袋
2・・・・・・・・・おもて側
21・・・・・・・・表面傷
22・・・・・・・・裏面傷
3・・・・・・・・・うら側
4・・・・・・・・・背シール
5・・・・・・・・・上端縁部
6・・・・・・・・・下端縁部
7・・・・・・・・・外層
71・・・・・・・・表面傷
8・・・・・・・・・金属層
9・・・・・・・・・シーラント層
91・・・・・・・・ポーラス部(裏面傷)

Claims (6)

  1. 背シールと上下の端縁部をヒートシールしてなる積層フィルム製のピロー包装袋において、ピロー包装袋を構成するフィルムの表面側と裏面側の同一場所に、共にレーザー傷加工からなる傷を有したことを特徴とするピロー包装袋。
  2. フィルムの表面側には線傷、フィルムの裏面側には表面側の線傷加工中心を網羅する範囲全体に渡るレーザー加工を施した傷からなることを特徴とする請求項1に記載のピロー包装袋。
  3. フィルムは、外側に延伸ポリエチレンテレフタレート層、内側にポリエチレン層とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のピロー包装袋。
  4. フィルム表面側に行うレーザー加工による線傷は、交差する2本以上の線傷からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のピロー包装袋。
  5. フィルム裏面側に行うレーザー加工による傷は、裏面側表面がポーラス状の傷からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のピロー包装袋。
  6. フィルムに行うレーザー加工する傷の位置は、背シールと反対側のおもて側のほぼ中央の表裏とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のピロー包装袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019106555A1 (en) * 2017-11-29 2019-06-06 U.P.M. Produzione S.R.L. A single-dose package for liquid, semi-liquid, granular or powder products
JP2020121747A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 東洋製罐株式会社 易開封性包装袋

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