JP2021088434A - エスカレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者のエスカレータ上での移動を抑制するエスカレータを提供する。【解決手段】エスカレータ1は、無端状に連結された複数の踏段2と、踏段2を照明する照明装置と、を備えている。各踏段2は、利用者を乗せる踏面21aを有する踏板部21と、当該踏段2が他の踏段2と共に階段状に配列されるとき当該踏段2の踏板部21と上記他の踏段2の踏板部21との間の段差を覆うように踏板部21に接続するライザ部22と、を有する。そして、照明装置は、踏面21aの高さ位置を錯覚させる画像60をライザ部22および、または踏板部21に照明する。【選択図】図2

Description

本発明の実施の形態は、エスカレータに関する。
近年、エスカレータの踏段上を利用者が歩いて又は走って移動する際に起こる事故が問題視されている。例えば、利用者が、踏段上を移動中に、他の利用者と接触して転倒させたり怪我をさせてしまうことがある。
ところで、特許文献1および特許文献2に開示されているように、従来、利用者に対して所定の注意喚起を音声や表示により行うエスカレータが知られている。そして、利用者に対し、音声や表示により、踏段上の移動を控えるよう呼びかけることが行われている。
特開2011−016597号公報 特開2007−284218号公報
しかしながら、音声や表示による呼びかけでは、利用者が呼びかけにすぐに慣れてしまい、十分な抑止力を発揮することができない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、利用者のエスカレータ上での移動を抑制するエスカレータを提供することを目的とする。
第1の実施形態によるエスカレータは、
無端状に連結された複数の踏段と、
前記踏段を照明する照明装置と、を備え、
各踏段は、利用者を乗せる踏面を有する踏板部と、当該踏段が他の踏段と共に階段状に配列されるとき当該踏段の踏板部と前記他の踏段の踏板部との間の段差を覆うように前記踏板部に接続するライザ部と、を有し、
前記照明装置は、前記踏面の高さ位置を錯覚させる画像を前記ライザ部および/または前記踏板部に照明する。
第2の実施形態によるエスカレータは、
無端状に連結された複数の踏段と、
前記踏段を照明する照明装置と、を備え、
各踏段は、利用者を乗せる踏面を有する踏板部と、当該踏段が他の踏段と共に階段状に配列されるとき当該踏段の踏板部と前記他の踏段の踏板部との間の段差を覆うように前記踏板部に接続するライザ部と、を有し、
前記照明装置は、前記踏段の走行方向における前記踏面の前方縁部および/または後方縁部の位置を錯覚させる画像を前記踏板部および/または前記ライザ部に照明する。
上記エスカレータにおいて、前記画像は踏段毎に異なってもよい。
また、前記エスカレータにおいて、前記画像は前記踏段に対して相対移動する動画であってもよい。
また、前記エスカレータにおいて、
前記画像は、互いに平行な複数の線分と、前記複数の線分のうち一部の線分の端部に付された内向きの矢羽と、前記複数の線分のうち他の一部の線分の端部に付された外向きの矢羽と、を含んでもよい。
図1は、本発明の一実施形態によるエスカレータの構成を模式的に示す側面図である。 図2は、図1に示すエスカレータを乗り口の側から見た斜視図である。 図3は、照明装置の全体構成を示す図である。 図4は、照明装置により照明される画像を説明するための図である。 図5は、図4に対応する図であって、上記画像の時間変化を説明するための図である。 図6は、図1に対応する図であって、本発明の第2の実施形態によるエスカレータの構成を模式的に示す側面図である。 図7は、図1に示すエスカレータを乗り口の側から見た斜視図である。 図8は、照明装置により照明される画像の変形例を示す図である。
以下、本発明によるエスカレータの実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態によるエスカレータ1の構成を模式的に示す側面図である。また、図2は、図1に示すエスカレータを乗り口の側から見た斜視図である。
図1及び図2に示す例において、エスカレータ1は、建築物の2つの階床F1,F2間に掛け渡されている。より具体的には、エスカレータ1は、上りエスカレータである。エスカレータ1の乗り口10は階床F1に設けられ、エスカレータ1の降り口11は階床F2に設けられている。
図1及び図2に示すように、エスカレータ1は、循環走行する複数の踏段2と、内部に踏段2を連結する踏段チェーン3や機械室4が設置されたトラス5と、トラス5の両側に立設された一対の欄干6と、を有している。欄干6の側面下部には、スカートガード7が設けられている。エスカレータ1は、さらに手摺ベルト8を有する。手摺ベルト8は、欄干6の上部を踏段2と同期して移動する。エスカレータ1の乗り口10および降り口11には、乗降板9が設置されている。
踏段2は、踏段チェーン3を介して無端環状に連結されている。踏段2は、踏板部21とライザ部22とを組み合わせた構造を有している。踏段2の走行方向における前端部および後端部には、車輪23が取り付けられており、車輪23はトラス5内に環状に設けられた踏段ガイドレール(不図示)上を走行する。
踏板部21は、利用者を乗せる踏面21aを有する。ライザ部22は、ライザ部22と組み合わされる踏板部21の、踏段2の進行方向における後端に接続する。ライザ部22は、当該ライザ部22を有する踏段2が他の踏段2と共に階段状に配列されるとき、当該踏段2の踏板部21と他の踏段2の踏板部21との間の段差を覆うように、踏板部21に接続する。
機械室4は、乗降板9の下方に設置されている。機械室4には、踏段チェーン3を駆動するモータ31やモータ31の回転を制御する制御盤32、モータ31の回転速度を検知するセンサ33等が設置されている。
ところで、近年、エスカレータの踏段上を利用者が歩いて又は走って移動する際に起こる事故が問題視されている。例えば、利用者が、踏段上を移動中に、他の利用者と接触して転倒させたり怪我をさせてしまうことがある。このため、利用者に対し、音声や表示により踏段上を移動することを控えるよう呼びかけることが行われている。しかしながら、音声や表示による呼びかけでは、利用者が呼びかけにすぐに慣れてしまい、十分な抑止力を発揮することができていない。
このような点を考慮して、図示されたエスカレータ1は、利用者の踏段2上での移動を抑制するための工夫がなされている。具体的には、エスカレータ1は、踏面21aの高さ位置を錯覚させる画像60(図2参照)をライザ部22に照明する照明装置40を含んでいる。踏面21aの高さ位置を錯覚させる画像60がライザ部22に照明されることにより、利用者は踏面21aの実際の高さ位置を把握しづらくなり、踏段2を上りにくくなる。これにより、利用者の踏段2上の移動を効果的に抑止することができる。また、一般に、利用者がこのような画像60に慣れて、踏面21aの高さ位置を正確に把握することができるようになるまでには、比較的長時間を要する。したがって、上記利用者の移動に対する抑止力を、効果的に持続させることができる。
まず、図3を参照して、照明装置40の構成について詳細に説明する。本実施の形態の照明装置40は、ライザ部22を照明する第1〜第3光照射部41,42,43と、光照射部41,42,43を制御する制御装置44と、を含む。照明装置40は、さらに、ライザ部22に照明する画像60に関する画像情報を記憶する記憶部45と、制御情報を受信する受信部46を有する。受信部46は、エスカレータ1の管理者が有する通信機器50から送信される制御情報を受信する。
図1から理解されるように、光照射部41,42,43は、スカートガード7で囲まれた空間内に配置されている。図1及び図2から理解されるように、第1〜第3光照射部41,42,43は、それぞれ、スカートガード7に設けられた開口7a,7b,7cを通じてライザ部22を照明する。これにより、照明装置40は、踏段2を効果的に照明することができる。なお、光照射部41,42,43は、欄干6や欄干6を支持する支柱(不図示)に設けられていてもよい。
制御装置44は、受信部46を介して制御装置44に入力される制御情報に応じた画像情報を記憶部45から読み出し、当該画像情報に応じた画像60がライザ部22に照明されるよう、光照射部41,42,43を制御する。また、制御装置44は、ライザ部22上の画像60が上記制御情報に応じた位置に配置されるよう、光照射部41,42,43を制御する。具体的には、制御装置44は、上記制御情報に応じて、画像60が照明される位置が、ライザ部22の全体、右半部又は左半部となるよう、光照射部41,42,43を制御する。また、制御装置44は、上記制御情報に応じた彩度および/または明度でライザ部22が照明されるように光照射部41,42,43を制御する。さらに、制御装置44は、ライザ部22上の画像60が踏段2の(ライザ部22の)移動に追随するよう、光照射部41,42,43を制御する。具体的には、制御装置44は、センサ33から入力されるモータ31の回転速度に関する情報に基づいて、光照射部41,42,43を制御する。
次に、図2及び図4を参照して、照明装置40が照明する画像60について説明する。ここで、図2および図4並びに後で参照する図5、図7および図8において、踏段2の踏面2aまたは踏面21aの前方縁部21bのうち、照明装置40に照明されている踏面2aまたは前方縁部21bを、破線で示す。
上述したように、照明装置40は、階段状に配列される踏段2の踏面2aの高さ位置を錯覚させる画像60をライザ部22に照明する。図示された例では、画像60は、上下方向(踏段2の高さ方向)に延びる互いに平行な複数の線分61,62と、複数の線分61,62のうち一部の線分61の両端に各々付された内向きの矢羽63と、複数の線分61,62のうち他の一部の線分62の両端部に各々付された外向きの矢羽64とを含む。このような図形(あるいは模様)を含む画像60は、当該画像60を観察する者に線分61,62の長さを錯覚させ、これに伴い踏面21aの高さ位置を錯覚させる。
また、図2に示す例では、照明装置40が照明する画像60は踏段2毎に異なる。これにより、利用者が画像60に慣れて、踏面21aの高さ位置を正確に把握することができるようになるまでに、さらなる時間を要するようになる。この結果、上記利用者の移動に対する抑止力を、さらに効果的に持続させることができる。
また、図示された例では、照明装置40が照明する画像60は動画である。例えば、図4に示す画像60は、所定の時間長が経過すると、図5に示す画像60に変化する。具体的には、画像60の内向きの矢羽63が付された線分61の位置と外向きの矢羽64が付された線分62の位置が、時間変化する。これにより、利用者が画像60に慣れて、踏面21aの高さ位置を正確に把握することができるようになるまでに、さらなる時間を要するようになる。この結果、上記利用者の移動に対する抑止力を、さらに効果的に持続させることができる。
なお、照明装置40が照明する画像60は、図2に示すように、踏面21aの高さ位置を錯覚させる図形(あるいは模様)以外の図形(あるいは模様)を含んでもよい。図2に示す例では、第3光照射部43が照射する画像60は、利用者に踏段2上で停止することを促す図形65を含んでいる。エスカレータ1が上りエスカレータである場合、利用者の視線が向けられやすいライザ部22にこのような図形65を表示すれば、上記利用者の移動を抑止することができる。もちろん、図形65を表示する場所としてはライザ部22に限られない。図形65は、例えば踏板部21に照明されてもよい。
以上に説明した第1の実施形態において、照明装置40は踏面21aの高さ位置を錯覚させる画像をライザ部22に照明するが、これに限られない。照明装置40は、画像60を踏板部21に照明するものであってもよい。あるいは、照明装置40は、画像60をライザ部22及び踏板部21に照明するものであってもよい。
次に、図6及び図7を参照し、エスカレータの第2の実施形態について説明する。
図6に示す第2の実施形態においては、エスカレータ100が下りエスカレータである点、及び、照明装置40の光照射部41,42,43がスカートガード7ではなくトラス5内に配置されている点が異なるが、他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と略同一である。図6及び図7に示す第2の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6及び図7に示す例において、エスカレータ100は、建築物の2つの階床F1,F2間に掛け渡された下りエスカレータである。エスカレータ100の乗り口110は、階床F2に設けられている。また、エスカレータ100の降り口111は、階床F1に設けられている。
各踏段2は、利用者を乗せる踏面21aを含む踏板部21と、当該踏段2の進行方向における踏板部21の前端に接続するライザ部22と、を有する。ライザ部22は、当該ライザ部22を有する踏段2が他の踏段2と共に階段状に配列されるとき、当該踏段2の踏板部21と他の踏段2の踏板部21との間の段差を覆うように、踏板部21に接続する。
図6に示すように、照明装置40の光照射部41,42,43は、階段状に配列された踏段2の下方に配置され、踏段2の下方から踏板部21を照明する。そして、利用者は、踏板部21を透過した透過光により形成される画像を観察可能となっている。
照明装置40が照明する画像160は、踏段2の走行方向における踏面21aの前方縁部21bの位置を錯覚させる画像である。図7に示す例では、画像160は、踏面21aの前後方向に延びる互いに平行な複数の線分61,62と、複数の線分61,62のうち一部の線分61の両端に各々付された内向きの矢羽63と、複数の線分61,62のうち他の一部の線分62の両端部に各々付された外向きの矢羽64とを含む。このような図形を含む画像160は、当該画像160を観察する者に線分61,62の長さを錯覚させ、これに伴い踏面21aの前方縁部21bの位置を錯覚させる。これにより、利用者は踏面21aの前方縁部21bの位置を把握しづらくなり、利用者は踏段2を下りにくくなる。そして、利用者の踏段2上の移動を効果的に抑止することができる。また、一般に、利用者がこのような画像160に慣れて、踏面21aの前方縁部21bの位置を正確に把握することができるようになるまでには、比較的長時間を要する。したがって、上記利用者の移動に対する抑止力を、効果的に持続させることができる。
また、図7に示す例では、照明装置40が照明する画像160は踏段2毎に異なる。これにより、利用者が画像60に慣れて、前方縁部21bの位置を正確に把握することができるようになるまでに、さらなる時間を要するようになる。この結果、上記利用者の移動に対する抑止力を、さらに効果的に持続させることができる。
なお、図7に示す例では、照明装置40が照明する画像160は踏段2に対して静止した静止画であるが、これに限られない。図4及び図5に示す例と同様に、照明装置40が照明する画像160は動画であってもよい。
また、照明装置40が照明する画像160は、図2に示す例と同様に、踏面21aの前方縁部21bの位置を錯覚させる図形(あるいは模様)以外の図形(あるいは模様)を含んでもよい。例えば、画像160は、図2に示す図形65を含んでもよい。エスカレータ100が下りエスカレータである場合、利用者の視線が向けられやすい踏板部21にこのような図形65を表示すれば、上記利用者の移動を抑止することができる。もちろん、図形65を表示する場所としては踏板部21に限られない。図形65は、例えば降り口111の乗降板9に照明されてもよい。
以上に説明した第2の実施の形態において、照明装置40は踏面21aの前方縁部21bの位置を錯覚させる画像160を踏板部21に照明するが、これに限られない。照明装置40は、上記画像160をライザ部22に照明するものであってもよい。あるいは、照明装置40は、上記画像160を踏板部21及びライザ部22に照明するものであってもよい。
また、画像160は、踏面21aの前方縁部21bの位置を錯覚させる画像であるが、これに限られない。画像160は、踏面21aの後方縁部21cの位置を錯覚させる画像であってもよい。
また、図6及び図7に示す例において画像160は下りエスカレータ100の踏板部21に照明されるが、これに限られない。画像160は、上りエスカレータ1の踏板部21に照明されてもよい。この場合も、利用者は踏面21aの前方縁部21bおよび/または後方縁部21cの位置を把握しづらくなり、踏段2上を移動しにくくなる。これにより、利用者の踏段2上の移動を効果的に抑止することができる。
また、以上に説明した第1及び第2の実施の形態において、照明装置40はプロジェクションマッピング技術を利用して踏段2の立体形状に一致するように踏段2を照明するものであってもよい。この場合、利用者に上述した錯覚を効果的に生じさせることができる。
さらに、以上に説明した第1及び第2の実施の形態において、画像60,160は、互いに平行な複数の線分61,62と、複数の線分61,62のうち一部の線分61の両端に各々付された内向きの矢羽63と、複数の線分61,62のうち他の一部の線分62の両端部に各々付された外向きの矢羽64とを含むが、これに限られない。例えば、図8に示すように、踏段2の幅方向に沿って延びる(すなわちライザ部22の上端縁又は踏面21aの前方縁部21b若しくは後方縁部21cに沿って延びる)波線261や直線361、折れ線461を含む画像260,360,460であってもよい。このような画像も、利用者に、踏面21aの高さ位置や踏面21aの前方縁部21b及び/または後方縁部21cの位置を錯覚させることができる。
さらに、画像260,360,460が動画であり、波線261や直線361、折れ線461の太さや形状が時間変化する場合、又は、波線261や直線361、折れ線461が踏段2に対して相対移動する場合、利用者が画像260,360,460に慣れて、踏面21aの高さ位置や踏面21aの前方縁部21b及び/または後方縁部21cの位置を正確に把握することができるようになるまでに、さらなる時間を要するようになる。この結果、上記利用者の移動に対する抑止力を、効果的に持続させることができる。
以上に説明した第1の実施形態およびその変形例によれば、エスカレータ1は、無端状に連結された複数の踏段2と、踏段2を照明する照明装置40と、を備えている。各踏段2は、利用者を乗せる踏面21aを有する踏板部21と、当該踏段2が他の踏段2と共に階段状に配列されるとき当該踏段2の踏板部21と上記他の踏段2の踏板部21との間の段差を覆うように踏板部21に接続するライザ部22と、を有する。そして、照明装置40は、踏面21aの高さ位置を錯覚させる画像60,260,360,460をライザ部22および/または踏板部21に照明する。
このようなエスカレータ1によれば、利用者は踏面21aの実際の高さ位置を把握しづらくなり、踏段2上を上りにくくなる。これにより、利用者の踏段2上の移動を効果的に抑止することができる。また、一般に、利用者がこのような画像60に慣れて、踏面21aの高さ位置を正確に把握することができるようになるまでには、比較的長時間を要する。したがって、上記利用者の移動に対する抑止力を、効果的に持続させることができる。
また、以上に説明した第2の実施形態およびその変形例によれば、エスカレータ100は、無端状に連結された複数の踏段2と、踏段2を照明する照明装置40と、を備えている。各踏段2は、利用者を乗せる踏面21aを有する踏板部21と、当該踏段2が他の踏段2と共に階段状に配列されるとき当該踏段2の踏板部21と上記他の踏段2の踏板部21との間の段差を覆うように踏板部21に接続するライザ部22と、を有している。そして、照明装置40は、踏段2の走行方向における踏面21aの前方縁部21bおよび/または後方縁部21cの位置を錯覚させる画像160,260,360,460を踏板部21および/またはライザ部22に照明する。
このようなエスカレータ100によれば、利用者は踏面21aの前方縁部21bおよび/または後方縁部21cの実際の位置を把握しづらくなり、踏段2上を移動しにくくなる。これにより、利用者の踏段2上の移動を効果的に抑止することができる。また、一般に、利用者がこのような画像160,260,360,460に慣れて、踏面21aの前方縁部21bおよび/または後方縁部21cの位置を正確に把握することができるようになるまでには、比較的長時間を要する。したがって、上記利用者の移動に対する抑止力を、効果的に持続させることができる。
また、第1および第2の実施形態によれば、画像60,160は踏段2毎に異なる。これにより、利用者が画像60,160に慣れて、踏面21aの高さ位置や、踏面21aの前方縁部21bおよび/または後方縁部21cの位置を正確に把握することができるようになるまでに、さらなる時間を要するようになる。この結果、上記利用者の移動に対する抑止力を、さらに効果的に持続させることができる。
また、第1および第2の実施形態並びにその変形例によれば、画像60,160,260,360,460は踏段2に対して相対移動する動画である。これにより、利用者が画像60,160,260,360,460に慣れて、踏面21aの高さ位置や、踏面21aの前方縁部21bおよび/または後方縁部21cの位置を正確に把握することができるようになるまでに、さらなる時間を要するようになる。この結果、上記利用者の移動に対する抑止力を、さらに効果的に持続させることができる。
また、第1および第2の実施形態によれば、画像60,160は、互いに平行な複数の線分61,62と、複数の線分61,62のうち一部の線分61の端部に付された内向きの矢羽63と、複数の線分61,62のうち他の一部の線分62の端部に付された外向きの矢羽64と、を含む。このような図形(あるいは模様)を含む画像60,160は、当該画像60,160を観察する者に線分61,62の長さを錯覚させ、これに伴い踏面21aの高さ位置や踏面21aの前方縁部21b及び/または後方縁部21cを錯覚させる。
上述した実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、上述した実施の形態やその変形を、部分的に適宜組み合わせることも可能である。
1,100:エスカレータ、2:踏段、21:踏板部、21a:踏面、21b:踏面の前方縁部、21c:踏面の後方縁部、22:ライザ部、33:センサ、40:照明装置、41,42,43:光照射部、60,160,260,360,460:画像、61,62:線分、63:内向きの矢羽、64:外向きの矢羽

Claims (5)

  1. 無端状に連結された複数の踏段と、
    前記踏段を照明する照明装置と、を備え、
    各踏段は、利用者を乗せる踏面を有する踏板部と、当該踏段が他の踏段と共に階段状に配列されるとき当該踏段の踏板部と前記他の踏段の踏板部との間の段差を覆うように前記踏板部に接続するライザ部と、を有し、
    前記照明装置は、前記踏面の高さ位置を錯覚させる画像を前記ライザ部および/または前記踏板部に照明する、エスカレータ。
  2. 無端状に連結された複数の踏段と、
    前記踏段を照明する照明装置と、を備え、
    各踏段は、利用者を乗せる踏面を有する踏板部と、当該踏段が他の踏段と共に階段状に配列されるとき当該踏段の踏板部と前記他の踏段の踏板部との間の段差を覆うように前記踏板部に接続するライザ部と、を有し、
    前記照明装置は、前記踏段の走行方向における前記踏面の前方縁部および/または後方縁部の位置を錯覚させる画像を前記踏板部および/または前記ライザ部に照明する、エスカレータ。
  3. 前記画像は踏段毎に異なる、請求項1又は2に記載のエスカレータ。
  4. 前記画像は前記踏段に対して相対移動する動画である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエスカレータ。
  5. 前記画像は、互いに平行な複数の線分と、前記複数の線分のうち一部の線分の端部に付された内向きの矢羽と、前記複数の線分のうち他の一部の線分の端部に付された外向きの矢羽と、を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエスカレータ。
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