JP2021086439A - 入浴を見守る方法、システム、プログラム、記録媒体および装置ユニット - Google Patents

入浴を見守る方法、システム、プログラム、記録媒体および装置ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】入浴者の入室から退室まで、浴室などの動静を監視し、利便性の高い見守りシステムを構築する。【解決手段】浴室(10)で生じる重量情報(W1)を取得する工程と、浴室(10)で生じる振動情報(M)を取得する工程と、重量情報の取得後、振動情報を取得したとき、入室情報(Rin)を生成する工程と、重量情報の取得後、振動情報が連続または不連続に継続しているとき、入浴中情報(Rc)を生成する工程と、重量情報の取得後、振動情報が低減または消失し、重量情報が消失したとき、退室情報(Rout)を生成する工程と、入室情報(Rin)により入室を表す状態情報(Sf)、入浴中情報(Rc)により入浴中を表す状態情報(Sf)、または退室情報(Rout)により退室を表す状態情報(Sf)を提示する工程とを含む。【選択図】図1

Description

本発明はたとえば、浴室の入室から退室まで入浴を見守るための方法、システム、プログラム、記録媒体および装置ユニットに関する。
幼児や高齢者の安全を確保するための保安技術として、入浴者の状況を見守り、不測の事態に対する対応を支援するため、入浴中の見守りシステムや浴室装置などが普及している。
入浴者の見守りシステムに関し、動体の動きに反応する人感センサーや浴室の荷重を検出する荷重検出手段を備え、荷重変化経過の記録情報に基づき、入浴者の異常を判断し、その判定情報を送信する送信手段を備えることが開示されている(特許文献1)。
入浴中の事故を防止するための風呂給湯装置に関し、水位センサーを用いて入浴したか否かを判定し、人感センサーを用いて入浴中の入浴者の動きを判定し、入浴者の動きが判定されない時間が所定時間を超えたとき、リモコンから入浴者に異常が発生した旨を報知手段により報知することが開示されている(特許文献2)。
浴室監視システムおよび給湯装置に関し、入浴者に異常が検知された場合にその異常情報を関係者の携帯端末に送信し、さらに浴室リモコンから入浴者に動作を促す音声を出力し、この音声出力後に入浴者の状態を表す応答情報を前記携帯端末に送信することが開示されている(特許文献3)。
特開2008−3965号公報 特開2019−15469号公報 特開2019−23836号公報
高齢化が進み、入浴中に不測の事態が生じるおそれが拡大しており、入浴者を監視し、不測の事態から入浴者を守るためのシステムを構築することが求められる。しかしながら、入浴中の監視が過度になれば、入浴者に不快感を与え、入浴の快適性を損なうという課題がある。
新築やリフォームなど、浴室や給湯システムを改修するタイミングで見守りシステムを設置することは容易であるが、既存のシステムへの後付けで併設することが難しいなどの課題がある。
発明者は、既存の給湯システムや浴室に容易に設置でき、入浴者の状態情報を取得して転送できれば、入浴中に生じる不測の事態の抑制効果を高めることができるとの知見を得た。
そこで、本発明の目的は、上記課題や知見に鑑み、入浴者の入室から退室まで、浴室などの動静を監視し、利便性の高い見守りシステムを構築することにある。
上記目的を達成するため、本発明の入浴見守り方法の一側面によれば、浴室で生じる重量情報を取得する工程と、前記浴室で生じる振動情報を取得する工程と、前記重量情報の取得後、前記振動情報を取得したとき、入室情報を生成する工程と、前記重量情報の取得後、前記振動情報が連続または不連続に継続しているとき、入浴中情報を生成する工程と、前記重量情報の取得後、前記振動情報が低減または消失し、前記重量情報が消失したとき、退室情報を生成する工程と、前記入室情報により入室を表す状態情報を提示し、前記入浴中情報により入浴中を表す状態情報を提示し、または前記退室情報により退室を表す状態情報を提示する工程とを含む。
この入浴見守り方法において、さらに、前記重量情報の取得後、問い掛けメッセージ音声情報を生成する工程と、前記問い掛けメッセージ音声情報に基づき、問い掛けメッセージ音声を発声した後、応答音声情報を取得したとき、前記入室情報を生成する工程とを含んでよい。
この入浴見守り方法において、さらに、前記振動情報を取得した後、前記振動情報の停止時間を監視し、該停止時間に応じて異常か正常かを判定する工程と、異常か正常かの判定結果を表す告知情報を提示する工程とを含んでよい。
この入浴見守り方法において、さらに、前記状態情報または前記告知情報を浴室内または浴室外のリモコン装置に送信し、または情報端末に送信する工程とを含んでよい。
この入浴見守り方法において、さらに、扉の開閉情報を取得する工程と、前記開閉情報に応じて前記扉の開閉状態を表す状態情報を提示する工程とを含んでよい。
上記目的を達成するため、本発明の入浴見守りテステムの一側面によれば、浴室で生じる重量情報を取得する重量センサーと、前記浴室で生じる振動情報を取得する振動センサーと、前記重量情報の取得後、前記振動情報を取得したとき、入室情報を生成し、前記重量情報の取得後、前記振動情報が連続または不連続に継続しているとき、入浴中情報を生成し、前記重量情報の取得後、前記振動情報が低減または消失し、前記重量情報が消失したとき、退室情報を生成する見守りユニットと、前記入室情報により入室を表す状態情報を提示し、前記入浴中情報により入浴中を表す状態情報を提示し、または前記退室情報により退室を表す状態情報を提示する情報提示部とを備えてよい。
この入浴見守りシステムにおいて、さらに、前記見守りユニットが、前記重量情報の取得後、問い掛けメッセージ音声情報を生成し、該問い掛けメッセージ音声情報に基づき、問い掛けメッセージ音声を発声した後、応答音声情報を取得したとき、前記入室情報を生成してよい。
この入浴見守りシステムにおいて、さらに、前記見守りユニットが、前記振動情報を取得した後、前記振動情報の停止時間を監視し、該停止時間に応じて異常か正常かを判定し、前記情報提示部が、異常か正常かの判定結果を表す告知情報を提示してよい。
この入浴見守りシステムにおいて、さらに、前記状態情報または前記告知情報を浴室内または浴室外のリモコン装置に送信し、または情報端末に送信する通信部を備えてよい。
この入浴見守りシステムにおいて、さらに、扉の開閉情報を取得する開閉センサーを備え、前記見守りユニットが、前記開閉情報に応じて前記扉の開閉状態を表す状態情報を生成してよい。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータに実現させるためのプログラムであって、浴室で生じる重量情報を取得する機能と、前記浴室で生じる振動情報を取得する機能と、前記重量情報の取得後、前記振動情報を取得したとき、入室情報を生成する機能と、前記重量情報の取得後、前記振動情報が連続または不連続に継続しているとき、入浴中情報を生成する機能と、前記重量情報の取得後、前記振動情報が低減または消失し、前記重量情報が消失したとき、退室情報を生成する機能と、前記入室情報により入室を表す状態情報を提示し、前記入浴中情報により入浴中を表す状態情報を提示し、または前記退室情報により退室を表す状態情報を提示する機能とを前記コンピュータに実現させる。
このプログラムにおいて、さらに、前記重量情報の取得後、問い掛けメッセージ音声情報を生成する機能と、前記問い掛けメッセージ音声情報に基づき、問い掛けメッセージ音声を発声した後、応答音声情報を取得したとき、前記入室情報を生成する機能とを前記コンピュータに実現させてよい。
このプログラムにおいて、さらに、前記振動情報を取得した後、前記振動情報の停止時間を監視し、該停止時間に応じて異常か正常かを判定する機能と、異常か正常かの判定結果を表す告知情報を提示する機能とを前記コンピュータに実現させてよい。
このプログラムにおいて、さらに、前記状態情報または前記告知情報を浴室内または浴室外のリモコン装置に送信し、または情報端末に送信する機能を前記コンピュータに実現させてよい。
このプログラムにおいて、さらに、扉の開閉情報を取得する機能と、前記開閉情報に応じて前記扉の開閉状態を表す状態情報を提示する機能とを前記コンピュータに実現させてよい。
上記目的を達成するため、本発明の記録媒体の一側面によれば、該記録媒体が前記プログラムを格納している。
上記目的を達成するため、本発明の入浴見守り装置ユニットの一側面によれば、浴室で生じる重量情報を重量センサーから取得後、前記浴室内で生じる振動情報を振動センサーから取得したとき、入室情報を生成し、前記重量情報の取得後、前記振動情報が連続または不連続に継続しているとき、入浴中情報を生成し、前記重量情報の取得後、前記振動情報が低減または消失し、前記重量情報が消失したとき、退室情報を生成する処理部と、前記入室情報により入室を表す状態情報信号を送信し、前記入浴中情報により入浴中を表す状態情報信号を送信し、または前記退室情報により退室を表す状態情報信号を送信する送信部とを備える。
この入浴見守り装置ユニットにおいて、さらに、前記処理部が、前記重量情報の取得後、問い掛けメッセージ音声情報を生成し、該問い掛けメッセージ音声情報に基づき、問い掛けメッセージ音声を発声した後、応答音声情報を取得したとき、前記入室情報を生成してよい。
この入浴見守り装置ユニットにおいて、さらに、前記処理部が、前記振動情報を取得した後、前記振動情報の停止時間を監視し、該停止時間に応じて異常か正常かを判定し、情報提示部が、異常か正常かの判定結果を表す告知情報を提示してよい。
この入浴見守り装置ユニットにおいて、さらに、前記状態情報または前記告知情報を浴室内または浴室外のリモコン装置に送信し、または情報端末に送信する通信部を備えてよい。
この入浴見守り装置ユニットにおいて、さらに、扉の開閉情報を取得する開閉センサーを備え、前記処理部が、前記開閉情報に応じて前記扉の開閉状態を表す状態情報を生成してよい。
本発明によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 浴室における重量変化および振動変化の組み合わせで浴室への入室、滞在、退室の動静を捉え、入浴者の入室情報、入浴中情報、退室情報により入浴者の状態情報を提示でき、入浴者の正常異常を容易に把握でき、異常時に迅速な対応を可能にする見守りシステムを構築できる。
(2) 既存の浴室や給湯システムを利用して見守りシステムを実現できる。
(3) 既存の浴室内リモコン、浴室外リモコンまたは携帯端末の表示機能を利用して入浴者の状態情報を提示することができる。
(4) 検出した重量情報および振動情報から入浴者を特定でき、入浴者ごとの動静を把握することができる。
第1の実施の形態に係る入浴見守り工程を示すフローチャートである。 図1に示すフローチャートに続く入浴見守り工程を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る入浴見守りシステムを示す図である。 入室判定動作を示す図である。 入浴中判定ないし退室判定動作を示す図である。 異常判定動作を示す図である。 見守りユニット制御部、浴室リモコンおよび台所リモコンのハードウェアを示す図である。 入室情報、入浴中情報、退室情報、告知情報または状態情報の提示を示す図である。 入浴見守りシステムの処理シーケンス1を示す図である。 入浴見守りシステムの処理シーケンス2を示す図である。 第2の実施の形態に係る入浴見守り工程を示すフローチャートである。 入室判定動作を示す図である。 第2の実施の形態に係るシステムのハードウェアを示す図である。 第3の実施の形態に係る入浴見守り工程を示すフローチャートである。 異常判定動作を示す図である。 第4の実施の形態に係る入浴見守りユニットを示す図である。 入浴見守りユニットのハードウェアを示す図である。 第5の実施の形態に係る入浴見守りシステムを示す図である。 入浴見守りユニットのハードウェアを示す図である。 入浴者不在、在室または退室を含む状態情報を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
図1および図2は、第1の実施の形態に係る入浴見守り工程を示している。図1および図2に示す各フローチャートは連結子Aで連結されている。この入浴見守り工程は、本発明の入浴見守り方法またはプログラムの実行によって実現される一形態であり、斯かる工程に本発明が限定されるものではない。
この入浴見守り工程において、Sは処理、Sに付した番号は処理の工程順を示している。以下の工程説明において、後述のシステム(図3、図7)の説明のために付した符号を引用しているが、これは一例であって、各工程の根拠が引用部材に限定されない。
この入浴見守り工程には、見守りユニット4が実行する入室判定、入浴中判定、退室判定および異常判定などの複数の判定処理が含まれる。見守りユニット4は、見守りのための情報処理を実行する処理部の一例である。
入室判定には、脱衣室18での重量情報W2の取得(S101)、浴室10での重量情報W1の取得(S102)、浴室10での振動情報Mの取得(S103)、入室情報Rinの生成および提示(S104)が含まれる。
入浴中判定には、振動情報Mの継続性の判定(S105)、入浴中情報Rcの生成および提示(S106)が含まれる。
退室判定には、振動情報Mの低減または消失の監視(S107)および判定(S108)、脱衣室18での重量情報W2の取得(S109)、退室情報Routの生成および提示(S110)が含まれる。
そして、異常判定には、監視モードの告知(S111)、振動情報Mの停止時間tsの監視(S112、S113)、正常および異常の判定(S114、S115)、状態情報Sfの生成および提示(S116)が含まれる。
<入室判定>
脱衣室18での重量情報W2の取得(S101): 脱衣室18は一般的に浴室10に隣接している。入浴の際、入浴者は脱衣室18で衣服を脱ぎ、浴室10に入る。この動線を想定し、見守りユニット4は、脱衣室18において、入浴者の入室および滞在で生ずる重量情報W2を重量センサー6−2により取得する。
浴室10での重量情報W1の取得(S102): 入浴者は、浴室10と脱衣室18を分離する開閉扉20を開き、浴室10に入る。この動線により、見守りユニット4は、浴室10において、入浴者の入室および滞在による重量情報W1を重量センサー6−1により取得する。
浴室10での振動情報Mの取得(S103): 浴室10に入室した際、見守りユニット4は入浴者による振動情報Mを振動センサー8により取得する。この振動情報Mには、入浴者による移動振動、水音、音声などが含まれる。
入室情報Rinの生成および提示(S104): 脱衣室18での重量情報W2、浴室10での重量情報W1および振動情報Mの論理積により入室か否かを判定し、見守りユニット4は入浴者の入室を表す入室情報Rinを生成し、情報提示部に提示させる。つまり、この入室情報Rinは入浴者の状態情報Sfに含まれ、見守りユニット4から情報提示部としてたとえば、浴室リモコン16、浴室外リモコンとしてたとえば、台所リモコン24、または情報端末26に転送され、これらの機器に提示させる。
この実施の形態では、脱衣室18で取得した重量情報W2を入室判定の論理積に加えているが、浴室10での重量情報W1および振動情報Mの論理積で入室情報Rinを生成させてもよい。
<入浴中判定>
振動情報Mの継続性の判定(S105): 見守りユニット4は、連続または不連続に生じる振動情報Mについて、その継続性を判定する。
入浴中情報Rcの生成および提示(S106): 見守りユニット4は、入室判定の後、連続または不連続に生じる振動情報Mが継続していれば(S105のYES)、入浴中であると判定し、入浴中であることを表す入浴中情報Rcを生成し提示する。この入浴中情報Rcも状態情報Sfに含まれ、斯かる提示形態は、入室情報Rinと同様であるので、その説明を割愛する。
<退室判定>
振動情報Mの低減または消失の監視および判定(S107、S108): 見守りユニット4は、入浴中判定の後、振動情報Mの低減または消失を監視し(S107)、振動情報Mの低減または消失を判定する(S108)。
脱衣室18での重量情報W2の取得(S109): 見守りユニット4は、振動情報Mの低減または消失の判定(S108のYES)の後、重量センサー6−2から重量情報W2を取得したかを判定する。
退室情報Routの生成および提示(S110): 重量情報W2を取得していれば(S109のYES)、見守りユニット4は、振動情報Mの低減または消失と、重量情報W2の論理積により、浴室10から脱衣室18への退室と判定し、退室情報Routを生成し提示する。この退室情報Routも状態情報Sfに含まれ、斯かる提示形態は、入室情報Rinまたは入浴中情報Rcと同様であるので、その説明を割愛する。
<異常判定>
監視モードを表す告知情報Anの生成および提示(S111): 見守りユニット4は、振動情報Mの継続性が失われた場合(S105のNO)、監視モードを表す告知情報Anを生成し提示する。この告知情報Anも状態情報Sfに含まれ、斯かる提示形態も、既述の入室情報Rin、入浴中情報Rcまたは退室情報Routと同様であるので、その説明を割愛する。
振動情報Mの停止時間tsの監視(S112): 見守りユニット4は、振動情報Mの停止時間tsを監視する。
正常および異常の判定(S113、S114、S115): 見守りユニット4は、振動情報Mの停止時間tsが一定時間trefを超えたかを判定する。超えなければ(S113のNO)、正常状態と判定し、また、振動情報Mの停止時間tsが一定時間trefを超えれば(S113のYES)、異常状態と判定する。
状態情報Sfの生成および提示(S115): 見守りユニット4は、判定結果を表す状態情報Sfを生成し提示する。この状態情報Sfの提示形態は入室情報Rinまたは入浴中情報Rcの提示と同様に行い、異常時には緊急事態を想定したアラート情報を付加して提示する。
<入浴見守りシステム2>
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る入浴見守りシステム2を示している。図3に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この入浴見守りシステム2には既述の見守りユニット4、重量センサー6−1、6−2、振動センサー8が含まれる。
見守りユニット4は入浴見守り機能を実現するための処理部の一例であって、たとえば、通信機能を備えるコンピュータで構成し、浴室10内に固定し、または入浴者により移動させることが可能である。
浴室10には浴槽12に隣接して洗い場14が設定されている。洗い場14の床面には重量情報W1を取得する重量センサー6−1が設置されている。重量センサー6−1にはたとえば、入浴者の体重や移動を検出可能なロードセルを用いればよい。
浴槽12側の壁面には浴室10内から振動情報Mを取得する振動センサー8が設置されているとともに、浴室リモコン16が設置されている。振動センサー8にはたとえば、マイクロフォンを用いればよい。浴室リモコン16は浴室内リモコンの一例であり、図示しない給湯システムや給湯機器を操作するためのリモコン装置である。浴室リモコン16はモニターなどを備えているので、状態情報Sfや告知情報Anを提示するための情報提示部の一例である。
浴室10には、脱衣室18が隣接し、出入口19が形成されている。浴室10の出入口19は、開閉扉20によって開閉可能である。脱衣室18の床面には入浴者の体重や移動を表す重量情報W2を取得する重量センサー6−2が設置されている。
台所22には台所リモコン24が設置されている。この台所リモコン24は浴室外リモコンの一例である。台所リモコン24はモニターを備えているので、状態情報Sfや告知情報Anを提示するための情報提示部の一例である。
この入浴見守りシステム2において、見守りユニット4には重量センサー6−1、6−2、振動センサー8、浴室リモコン16、台所リモコン24の他、情報端末26が有線接続または無線接続により連係され、入浴見守りに必要な情報の授受を含む情報処理が行われる。情報端末26は、通信機能を備えるコンピュータであり、たとえば、スマートフォン、タブレットなどの情報機器である。したがって、情報端末26はモニターなどを備えて情報提示が可能であるから、状態情報Sfや告知情報Anを提示するための情報提示部の一例である。
<見守りユニット4による情報処理>
この情報処理には、
(a) 重量センサー6−1、6−2からの重量情報W1、W2の取得
(b) 振動センサー8からの振動情報Mの取得
(c) 重量情報W1、W2および振動情報Mの論理積、または重量情報W1および振動情報Mの論理積による入室判定、浴室10への入室情報Rinの生成および提示
(d) 入室判定および振動情報Mの論理積による入浴中情報Rcの生成および提示
(e) 振動情報Mの消失および重量情報W2の論理積による退室判定、退室情報Routの生成および提示
(f) 振動情報Mの停止、停止時間tsの長さによる正常または異常の判定、異常を含む状態情報Sfの生成および提示
などが含まれる。
<入室判定動作>
図4のAは重量情報W2、図4のBは重量情報W1、図4のCは振動情報M、図4のDは入室情報Rinを示している。図4のAおよびBは、横軸に時間t、縦軸に重量Wtを取り、重量情報W2またはW1を示している。
入浴者が脱衣室18に入室すると、重量センサー6−2が入浴者の体重および移動を受け、図4のAに示すように、重量センサー6−2が重量情報W2を出力する。見守りユニット4は、この重量情報W2を取得する。
入浴者が脱衣室18から浴室10に入室すると、重量センサー6−1が入浴者の体重および移動を受け、図4のBに示すように、重量センサー6−1が重量情報W1を出力する。見守りユニット4は、この重量情報W1を取得する。
入浴者が浴室10に入室すると、図4のCに示すように、振動センサー8が振動情報Mを検出する。図4のCは、横軸に時間t、縦軸に振動振幅mを取り、振動情報Mを示している。
見守りユニット4は、重量情報W1、W2および振動情報Mを取得し、これらの論理積により入室を判定し、図4のDに示すように、入室情報Rinを生成する。
<入浴中判定ないし退室判定動作>
見守りユニット4は、図5のEに示すように、入室情報Rinの生成後も継続して振動情報Mを取得する。入浴者が浴室10に滞在すれば、振動情報Mは、連続または不連続に生じることが予想される。
見守りユニット4は、入室情報Rinの生成および振動情報Mの論理積により入浴中であることを判定し、図5のFに示すように、入浴中を表す入浴中情報Rcを生成する。入室情報Rinまたは重量情報W1と振動情報Mとの論理積には、プロセッサ30(図7)の制御により、時間的要素を加味させ、たとえば、振動情報Mが取得可能な時間まで入室情報Rinまたは重量情報W1を保持すればよい。
そして、入浴者が浴室10から脱衣室18に移動すると、重量センサー6−2は、図5のGに示すように、重量情報W2を出力する。
見守りユニット4は、振動情報Mの消失および重量情報W2の取得に基づき、浴室10から脱衣室18への退室を判定し、図5のHに示すように、退室を表す退室情報Routを生成する。
<異常判定動作>
見守りユニット4は、入浴中情報Rcの生成後、継続して振動情報Mを振動センサー8から取得し、振動情報Mの動静を監視する。
見守りユニット4は、図6のAに示すように、振動情報Mが振動状態から振動停止状態に移行したことを判定し、図6のBに示すように、振動状態が停止状態に移行するであろう一定の待機時間twを経て監視モードに移行する。
見守りユニット4は、振動停止状態と判断した時点、つまり監視モードに移行時点から一定時間tnが経過するまでの時間、正常と判定し、図6のCに示すように、状態情報Sfの一例である正常を表す状態情報Sfaを生成する。状態情報Sfaは、正常状態をハイレベルH、その解除状態をローレベルLで示している。
また、見守りユニット4は、図6のAおよびBに示すように、監視モードに移行した時点から一定時間tnが経過しても、振動情報Mが停止状態を継続している場合には、図6のDに示すように、状態情報Sfa(図6のC)から異常状態に切り替わり、状態情報Sfの一例である異常を表す状態情報Sfbを生成する。状態情報Sfbは、状態情報Sfaに準じて異常状態をハイレベルH、その解除状態をローレベルLで示している。
<入浴見守りシステム2のハードウェア>
図7は、入浴見守りシステム2のハードウェアを示している。
見守りユニット4には見守りユニット制御部28が備えられる。この見守りユニット制御部28にはたとえば、通信機能を備えるコンピュータが用いられ、プロセッサ30、記憶部32、通信部34、入出力部(I/O)36、タイマー38などが含まれる。
プロセッサ30は見守りプログラムなどの情報処理を実行する処理部の一例である。このプロセッサ30は、記憶部32にあるOS(Operating System)を実行するとともに、見守り制御プログラムなどの各種のプログラムを実行し、既述の見守りに必要な情報処理を行う。
記憶部32は、プログラムを格納する記録媒体の一例であり、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)などの記憶素子で構成される。ROMにはOS、見守り制御プログラムなどの各種のプログラム、その他データベースが構築される。
I/O36には重量センサー6−1、6−2および振動センサー8が接続され、プロセッサ30の制御により、重量情報W1、重量情報W2または振動情報Mの取得に用いられる。
タイマー38は、振動情報Mの停止時間tsなどの計時手段を構成し、その計時出力をI/O36を通してプロセッサ30に提供する。このタイマー38に代え、情報処理によって構成されるソフトタイマーを用いてもよい。
浴室リモコン16および台所リモコン24にはリモコン制御部40、モニター42、スピーカー44などが含まれる。リモコン制御部40は通信機能を備えるコンピュータで構成され、給湯システムなどのリモコン制御機能を備えるとともに、この実施の形態では、見守りユニット4の情報提示機能を実現する。このリモコン制御部40は、見守りユニット制御部28の通信部34とたとえば、有線接続により連係される。通信部34には近距離無線用電波や音波などを用いた近距離無線通信部と、公衆回線網などを媒介とする通信が可能な無線通信部とを包含している。浴室リモコン16や台所リモコン24では近距離無線通信で情報交換を行い、情報端末26では公衆回線網を媒介とする無線通信で情報交換を行えばよい。
モニター42は、リモコン制御部40の制御により、見守りユニット制御部28から状態情報Sfや告知情報Anの提供を受け、見守りのための状態情報Sfや告知情報Anの提示を行う。
状態情報Sfや告知情報Anには画像情報だけでなく、音声情報も包含されてよい。この音声情報は、見守りユニット4から送信してもよいし、状態情報Sfや告知情報Anに応じた音声を浴室リモコン16、台所リモコン24または情報端末26で生成してもよい。したがって、スピーカー44は、状態情報Sfや告知情報Anに基づく音声告知を行う。この音声告知にはたとえば、「ヨクシツイジョウ(浴室異常)」など、異常告知が含まれる。
情報端末26は情報提示部の一例であり、通信機能を備えたコンピュータで構成される。この情報端末26にはモニター46やスピーカー48が設置されている。モニター46では状態情報Sfや告知情報Anなどを表す画像情報が提示され、スピーカー48では状態情報Sfや告知情報Anなどを表す音声情報が再生される。
<入室情報Rinの提示>
見守りユニット4で生成された入室情報Rinは、見守りユニット4から浴室リモコン16、台所リモコン24または情報端末26に送信される。
浴室リモコン16、台所リモコン24または情報端末26には、見守りユニット4との通信モードにおいて、図8のAに示すように、見守りユニット4からの入室情報Rinを受信したとき、情報提示部50の見守り表示部52に入室情報Rinが提示される。この入室情報Rinは画像情報としてたとえば、「浴室に入りました」が提示され、スピーカー44、48から音声情報として「ヨクシツニハイリマシタ」が再生される。
<入浴中情報Rcの提示>
見守りユニット4との通信モードにおいて、図8のBに示すように、見守りユニット4からの入浴中情報Rcを受信したとき、情報提示部50の見守り表示部52に入浴中情報Rcが提示される。この入浴中情報Rcは画像情報としてたとえば、「入浴中です」が提示され、スピーカー44、48から音声情報として「ニュウヨクチュウデス」が再生される。
<退室情報Routの提示>
見守りユニット4との通信モードにおいて、図8のCに示すように、見守りユニット4からの退室情報Routを受信したとき、情報提示部50の見守り表示部52に退室情報Routが提示される。この退室情報Routは画像情報としてたとえば、「浴室から出ました」が提示され、スピーカー44、48から音声情報として「ヨクシツカラデマシタ」が再生される。
<告知情報Anの提示>
見守りユニット4との通信モードにおいて、図8のDに示すように、見守りユニット4からの告知情報Anを受信したとき、情報提示部50の見守り表示部52に告知情報Anが提示される。この告知情報Anは画像情報としてたとえば、「入浴見守り中です」が提示され、スピーカー44、48から音声情報として「ニュウヨクミマモリチュウデス」が再生される。
<状態情報Sfaの提示>
見守りユニット4との通信モードにおいて、図8のEに示すように、見守りユニット4からの状態情報Sfa(=正常)を受信したとき、情報提示部50の見守り表示部52に状態情報Sfaが提示される。この状態情報Sfaは画像情報としてたとえば、「入浴正常です」が提示され、スピーカー44、48から音声情報として「ニュウヨクセイジョウデス」が再生される。
<状態情報Sfbの提示>
見守りユニット4との通信モードにおいて、図8のFに示すように、見守りユニット4からの状態情報Sfb(=異常)を受信したとき、情報提示部50の見守り表示部52に状態情報Sfbが提示される。この状態情報Sfbは画像情報としてたとえば、「入浴異常です!」が提示され、スピーカー44、48から音声情報として「ニュウヨクイジョウデス」が再生される。
<入浴見守りの処理シーケンス1>
図9は、入浴見守りの処理シーケンス1を示している。この処理シーケンス1には入室判定、入浴中判定および退室判定が含まれる。
入浴見守りの開始に先立ち、見守りユニット4が重量センサー6−1、6−2および振動センサー8と連係するとともに、浴室リモコン16、台所リモコン24および情報端末26を連係させる。
入浴者が脱衣室18に入ると、重量センサー6−2が入浴者による重量情報W2を検出し(S201)、見守りユニット4が重量情報W2を取得する(S202)。
入浴者が浴室10に入ると、重量センサー6−1が入浴者による重量情報W1を検出し(S203)、見守りユニット4が重量情報W1を取得する(S204)。
入浴者が浴室10に入ると、振動センサー8が振動情報Mを検出し(S205)、見守りユニット4が振動情報Mを取得する(S206)。
見守りユニット4は、重量情報W1、W2および振動情報Mの論理積の成立により入室情報Rinを生成し送信する(S207)。浴室リモコン16、台所リモコン24および情報端末26は、入室情報Rinを受信して提示する(S208)。この場合、重量情報W1、W2および振動情報Mの論理積には、プロセッサ30(図7)の制御により、既述したように時間的要素を加味させ、たとえば、振動情報Mが取得可能な時間まで重量情報W1、W2を保持すればよい。
振動センサー8は継続して振動情報Mを検出し(S209)、見守りユニット4がこの振動情報Mを取得する(S210)。これにより、見守りユニット4は、入室情報Rinと振動情報Mの論理積の成立により、入浴中情報Rcを生成し送信する(S211)。浴室リモコン16、台所リモコン24および情報端末26は、入浴中情報Rcを受信して提示する(S212)。
振動センサー8は継続して振動情報Mを検出し、振動情報Mの低減または消失を検出する(S213)。見守りユニット4がこの振動情報Mの低減または消失を取得する(S214)。重量センサー6−2が重量情報W2を検出し(S215)、見守りユニット4が重量情報W2を取得する(S216)。これにより、見守りユニット4は、振動情報Mの低減または消失および重量情報W2の論理積の成立により、退室情報Rout生成し送信する(S217)。浴室リモコン16、台所リモコン24および情報端末26は、退室情報Routを受信して提示する(S218)。
<入浴見守りの処理シーケンス2>
図10は、入浴見守りの処理シーケンス2を示している。この処理シーケンス2には入浴中の異常判定が含まれる。
見守りユニット4は、入浴中、振動センサー8から継続して振動情報Mを取得し、その動静を監視する。振動センサー8は継続して振動情報Mを検出し(S301)、見守りユニット4は振動情報Mの待機時間twを判定する(S302)。この判定結果に基づき、見守りユニット4は監視モードを表す告知情報Anを生成して送信する(S303)。浴室リモコン16、台所リモコン24および情報端末26は、告知情報Anを受信して提示する(S304)。この告知情報Anの提示形態は図8のDに示す。
監視モードにおいて、見守りユニット4は振動情報Mの停止時間tsを監視する(S305)。停止時間tsが一定時間tref(図6のB)を超えたかを判定し(S306)、停止時間tsが一定時間trefを超えたとき、異常判定(監視モードに移行)とする(S307)。そして、見守りユニット4は異常情報を含む状態情報Sfbを生成し、送信する(S308)。
浴室リモコン16、台所リモコン24および情報端末26は、状態情報Sfbを受信して提示する(S309)。
<第1の実施の形態の効果>
この第1の実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1) 既存の浴室や給湯システムを利用して見守りシステムを実現できる。
(2) 入浴中の状況を浴室リモコン16、台所リモコン24、情報端末26に提示できるので、入浴者を干渉することなく、不測の事態を回避でき、異常時、迅速な対応を取ることに寄与することができる。
(3) 重量情報W1、W2および振動情報Mから入浴者を特定でき、入浴者ごとの動静を把握することができる。
〔第2の実施の形態〕
図11は、第2の実施の形態に係る入浴見守り工程を示している。この入浴見守り工程は、本発明の入浴見守り方法またはプログラムの実行によって実現される一形態であり、斯かる工程に本発明が限定されるものではない。
この入浴見守り工程において、Sは処理、Sに付した番号は処理の工程順を示している。以下の工程説明において、後述のシステム(図13)の説明のために付した符号を引用しているが、これは一例であって、各工程の根拠が引用部材に限定されない。
この入浴見守り工程には、見守りユニット4が実行する入室判定、入浴中判定、退室判定および異常判定などの複数の判定処理が含まれる。
この入浴見守り工程では、入室判定について、脱衣室18での重量情報W2の取得(S401)、浴室10での重量情報W1の取得(S402)、問い掛け音声情報Vqの生成および発声(S403)、音声情報および振動情報Mの監視(S404)、応答音声情報Vaの取得判定(S405)、入室情報Rinの生成および提示(S406)、振動情報Mの取得判定(S407)が含まれる。
脱衣室18での重量情報W2の取得(S401): 既述したS101(図1)と同様であるので、その説明を割愛する。
浴室10での重量情報W1の取得(S402): 既述したS102(図1)と同様であるので、その説明を割愛する。
問い掛け音声情報Vqの生成および発声(S403): 見守りユニット4は、重量情報W1の取得を契機に問い掛け音声情報Vqを生成し、問い掛け音声情報Vqを表す音声をスピーカー54より出力させる。
音声情報および振動情報Mの監視(S404): 見守りユニット4は、マイクロフォン56による音声情報の検出、振動センサー8による振動情報Mの検出を監視する。
応答音声情報Vaの取得判定(S405): 見守りユニット4は、問い掛け音声情報Vqを表す音声の発声後、入浴者からの応答を監視し、応答音声情報Vaを取得したかを判定する。
入室情報Rinの生成および提示(S406): 見守りユニット4は、応答音声情報Vaを取得すれば(S405のYES)、重量情報W1、W2および応答音声情報Vaの論理積により入浴者の入室を表す入室情報Rinを生成して提示し、図1のS105にリターンする。
振動情報Mの取得判定(S407): 見守りユニット4は、応答音声情報Vaを取得できなければ(S405のNO)、振動情報Mの取得を判定する。
この場合、見守りユニット4は、振動情報Mが取得できれば(S407のYES)、重量情報W1、W2および振動情報Mの論理積により入浴者の入室を表す入室情報Rinを生成して提示する。
そして、見守りユニット4は、振動情報Mが取得できなければ(S407のNO)、図2のAにリターンし、異常判定を行う。
この実施の形態では、重量情報W1、W2を用いているが、浴室10での重量情報W1のみを用いてもよい。
<音声応答による入室判定動作>
図12のAは重量情報W2、図12のBは重量情報W1、図12のCは問い掛け音声情報Vq、図12のDは応答音声情報Va、図12のEは入室情報Rinを示している。図12のAおよび図12のBは、横軸に時間t、縦軸に重量Wtを取り、重量情報W2またはW1を示している。
入浴者が脱衣室18に入室すると、重量センサー6−2が入浴者の体重および移動を受け、図12のAに示すように、重量センサー6−2が重量情報W2を出力する。見守りユニット4は、この重量情報W2を取得する。
入浴者が脱衣室18から浴室10に入室すると、重量センサー6−1が入浴者の体重および移動を受け、図12のBに示すように、重量センサー6−1が重量情報W1を出力する。見守りユニット4は、この重量情報W1を取得する。
見守りユニット4は、重量情報W1の取得を契機に、図12のCに示すように、問い掛け音声情報Vqを生成し、この音声情報Vqを表す音声をスピーカー54より出力させる。
見守りユニット4は、この音声情報Vqを表す音声の出力後、図12のDに示すように、マイクロフォン56により応答音声情報Vaを取得できれば、図12のEに示すように、入室情報Rinを生成する。
振動情報Mを用いた動作については、第1の実施の形態で既述しているので、その説明を割愛する。
<入浴見守りシステム2のハードウェア>
図13は、第2の実施の形態に係る入浴見守りシステム2のハードウェアを示している。図13において、図3および図7と同一部分には同一符号を付し、その説明を割愛する。
この実施の形態では、見守りユニット制御部28には、音声合成部51、音声解読部53、スピーカー54およびマイクロフォン56が含まれる。音声合成部51は、プロセッサ30の制御により、問い掛け音声情報Vqを生成し、スピーカー54より問い掛け音声を発生させる。音声解読部53は、プロセッサ30の制御により、マイクロフォン56で検出した応答音声から応答情報を取得する。スピーカー54は、問い掛け音声情報Vqを表す音声を再生する音声再生手段の一例である。マイクロフォン56は、入浴者から発せられる応答音声情報Vaを表す応答音声を検出する音声検出手段の一例である。
見守りユニット4は、重量情報W1の取得を契機に生成した問い掛け音声情報Vqを表す音声をスピーカー54より出力させる。また、見守りユニット4は、この音声情報Vqを表す音声の出力後、マイクロフォン56により応答音声を検出する。
<第2の実施の形態の効果>
この第2の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 浴室10に入室した入浴者に問い掛け音声により直接的に入浴の意思を確認でき、応答音声や振動情報Mの取得により、入室情報Rinを取得できる。
(2) 浴室10への入室を表す入室情報Rinの精度を高めることができ、入浴見守りの信頼性を向上させることができる。
(3) 入浴者が応答音声を発しない場合にも、振動情報Mの取得で入室判定を補完でき、入浴見守りの信頼性を低下させることがない。
〔第3の実施の形態〕
図14は、第3の実施の形態に係る入浴見守り工程を示している。この入室見守り工程は図1のAに続く異常判定工程である。この入浴見守り工程は、本発明の入浴見守り方法またはプログラムの実行によって実現される一形態であり、斯かる工程に本発明が限定されるものではない。
この入浴見守り工程において、Sは処理、Sに付した番号は処理の工程順を示している。以下の工程説明において、既述のシステム(図13)の説明のために付した符号を引用しているが、これは一例であって、各工程の根拠が引用部材に限定されない。
この入浴見守り工程には同様に、見守りユニット4が実行する入室判定、入浴中判定、退室判定および異常判定などの複数の判定処理が含まれる。
この入浴見守り工程では、異常判定について、監視モードを表す告知情報Anの生成および提示(S501)、振動情報Mの停止時間tsの監視(S502)、停止時間tsの判定(S503)、正常判定(S504)、状態情報Sfの生成および提示(S505)、問い掛け音声情報Vqの生成および発声(S506)、音声情報および振動情報Mの監視(S507)、応答音声情報Vaまたは振動情報Mの取得判定(S508)、正常および異常の判定(S509、S510)が含まれる。
監視モードを表す告知情報Anの生成および提示(S501): 入室情報Rinの生成および提示(S104=図1)の後、振動情報Mが連続または不連続に継続していなければ(S105のNO)、見守りユニット4は監視モードを表す告知情報Anの生成および提示を行う。
振動情報Mの停止時間tsの監視(S502): 見守りユニット4は、振動情報Mの停止時間tsを監視する。
停止時間tsの判定(S503): 見守りユニット4は、振動情報Mの停止時間tsが一定時間trefを超えたかを判定する。
正常判定(S504): 見守りユニット4は、振動情報Mの停止時間tsが一定時間trefを超えなければ(S503のNO)、正常状態にあると判定する。
状態情報Sfの生成および提示(S505): 見守りユニット4は、正常の判定を行ったとき、正常判定の結果を表す状態情報Sfを生成して提示する。
問い掛け音声情報Vqの生成および発声(S506): 見守りユニット4は、振動情報Mの停止時間tsが待機時間tw(図15のB)を超えれば(S503のYES)、見守りユニット4は問い掛け音声情報Vqを生成し、問い掛け音声情報Vqを表す音声をスピーカー54より再生させる。この問い掛け音声情報Vqを表す音声としてたとえば、「ニュウヨクチュウデスカ?(入浴中ですか)」を発声する。
音声情報および振動情報Mの監視(S507): 見守りユニット4は音声情報および振動情報Mの双方を継続して監視する。
応答音声情報Vaまたは振動情報Mの取得判定(S508): 見守りユニット4は応答音声情報Vaの取得を判定し、入浴者が発する応答音声たとえば、「ハイ」の応答音声があるかを判定する。このとき、振動情報Mの有無も併せて判定する。
正常および異常の判定(S509、S510): 見守りユニット4は応答音声情報Vaまたは振動情報Mを取得できれば(S508のYES)、正常と判定し、これらの何れをも取得できなければ異常と判定する。そして、見守りユニット4は判定結果に応じた状態情報Sfを生成し提示する。
<音声応答による異常判定動作>
図15のAは振動情報Mの継続状態、図15のBは待機時間twおよび監視モード、図15のCは問い掛け音声情報Vq、図15のDは異常情報、図15のEは応答音声情報Va、図15のFは正常情報を示している。
見守りユニット4は、入浴者が入浴中、図15のAに示すように、振動センサー8からの振動情報Mの取得を継続的に行う。この振動情報Mの継続監視において、見守りユニット4は振動情報Mの断続状態を監視し、図15のBに示すように、振動情報Mが停止状態に移行したとき、待機時間twを前置して監視モードに移行する。
見守りユニット4は、図15のCに示すように、待機時間twの経過後、監視モードに移行したことを契機に問い掛け音声情報Vqを生成し、この音声情報Vqを表す音声をスピーカー54より出力させる。
見守りユニット4は、この音声情報Vqを表す音声の出力後、一定の待機時間tbを待って音声応答がなければ、図15のDに示すように、異常を表す状態情報Sfを生成し提示する。
見守りユニット4は、問い掛け音声情報Vqに対し、図15のEに示すように、入浴者から応答音声情報Vaが発せられた場合には、図15のFに示すように、正常を表す状態情報Sfを生成し提示する。
なお、見守りユニット4は、この音声情報Vqに対し、振動情報Mが取得できれば、同様に正常を表す状態情報Sfを生成し、提示すればよい。
<入浴見守りシステム2のハードウェア>
第3の実施の形態に係る入浴見守りシステム2のハードウェアは、第2の実施の形態と同様であるので、その説明を割愛する。
<第3の実施の形態の効果>
この第3の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 入浴中の振動情報Mが途切れたとき、監視モードに移行するとともに、その告知情報Anを生成して提示するので、不測の事態に対して迅速な対応を取ることができる。
(2) 入浴中の振動情報Mの停止時間を監視でき、停止時間が一定時間を超えたとき、問い掛け音声情報Vqにより、入浴者の意思や反応を確認して異常判定を行うことができ、入浴見守りの精度および信頼性を高めることができる。
〔第4の実施の形態〕
図16および図17は第4の実施の形態に係る入浴見守りシステム2を示している。図16および図17において、図13と同一部分には同一符号を付し、その説明を割愛する。
見守りユニット4は可搬ユニットとすれば、浴室10の棚部13などに設置することができる。
重量センサー6−1、6−2および振動センサー8も同様に可搬ユニットとして構成してよい。
重量センサー6−1、6−2はシート状のパネル部58を備え、このパネル部58に重量を検出するセンサー部60を配置するとともに、情報の授受を行う通信部62を備える。センサー部60は、入浴者の体重やその移動を受け、この体重やその移動を表す重量情報W(=W1、W2)を出力する。
振動センサー8も同様にセンサー部60および通信部62(図17)を備える。
通信部62は、見守りユニット4と近距離無線通信システムにより情報の授受を行うための送信部および受信部を備える。したがって、見守りユニット4は、通信部62を通して重量情報W1、W2や振動情報Mを取得することができる。
<第4の実施の形態の効果>
この第4の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 見守りユニット4を自由に設置でき、既存の浴室リモコンや台所リモコンを併用して利便性の高い入浴見守りシステム2を構築することができる。
(2) 重量センサー6−1、6−2や振動センサー8は浴室10や脱衣室18を改修することなく設置できる。
〔第5の実施の形態〕
図18は、第5の実施の形態に係る入浴見守りシステム2を示している。図18において、図3と同一部分には同一符号を付し、その説明を割愛する。
この入浴見守りシステム2では、開閉扉20の開閉を検出する開閉センサー64が設置されている。この開閉センサー64は有線接続または無線接続により見守りユニット4と連係されている。したがって、見守りユニット4は浴室10の開閉扉20の開閉情報を取得することが可能である。
<浴室見守りシステム2のハードウェア>
図19は、浴室見守りシステム2のハードウェアを示している。図19において、図13と同一部分には同一符号を付し、その説明を割愛する。開閉センサー64が見守りユニット制御部28のI/O36に接続され、プロセッサ30の制御により、重量情報W1、W2や振動情報Mの取得とともに、浴室10の開閉を表す開閉情報を取得できる。
<入浴者不在を表す状態情報Sfの提示>
図20のAは、入浴者の不在を表す状態情報Sfを示している。見守りユニット4は、入室情報Rin、入浴中情報Rcを生成した後、退室情報Routを生成した場合には、入浴者不在を表す状態情報Sfを生成する。このとき、浴室リモコン16、台所リモコン24または情報端末26には、見守りユニット4との通信モードにおいて、図20のAに示すように、見守りユニット4から入浴者の不在を表す状態情報Sfを受信し、情報提示部50の見守り表示部52に不在表示66が提示される。この不在表示66は背景色と異ならせたたとえば、円形暗部68で形成される。
<在室を表す状態情報の提示>
図20のBは、入浴者の在室を表す状態情報を示している。見守りユニット4は、入室情報Rin、入浴中情報Rcを生成した場合には、在室を表す状態情報Sfを生成する。このとき、浴室リモコン16、台所リモコン24または情報端末26には、見守りユニット4との通信モードにおいて、図20のBに示すように、見守りユニット4から在室を表す状態情報Sfを受信し、情報提示部50の見守り表示部52に在室表示70が提示される。この在室表示70は円形暗部68にドア形状を彷彿とさせる抜き部分72、74を表示する。これにより、ドアが閉じられた入浴中を暗示させる。
<退室を表す状態情報の提示>
図20のCは、退室を表す状態情報を示している。見守りユニット4は、入室情報Rin、入浴中情報Rcの生成の後、退室情報Routを生成した場合には、退室を表す状態情報Sfを生成する。このとき、浴室リモコン16、台所リモコン24または情報端末26には、見守りユニット4との通信モードにおいて、図20のCに示すように、見守りユニット4から退室を表す状態情報Sfを受信し、情報提示部50の見守り表示部52に退室表示76が提示される。この退室表示76はたとえば、円形暗部68に台形状の抜き部分78を表示する。これにより、ドアが開状態および入浴者の退室を暗示させる。
<第5の実施の形態の効果>
この第5の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 入浴者の状態情報Sfをシンボル表示で提示でき、迅速に把握することができる。
(2) シンボル表示では、表示面積を縮小できる。
〔他の実施の形態〕
上記実施の形態では、次のバリエーションが含まれる。
(1) 見守りユニット4は、浴室リモコン16と一体に構成してもよい。
(2) 人感センサーを備え、入浴中の判断に人感情報による処理を併用してもよい。
(3) 重量情報W1、W2、振動情報Mの各情報の取得時間を監視し、その長さに応じて正常か異常かを判断してもよい。
(4) 振動センサー8で振動情報の一例である音声振動を取得し、この音声振動を用いて入浴者を判別する構成としてよい。
(5) 第4の実施の形態について、振動センサー8は見守りユニット4に内蔵し、見守りユニット4で振動情報Mを取得してもよい。
(6) 第4の実施の形態では、見守りユニット4を移動させて浴室10内に設置しているが、入浴者の身体に取り付けてもよい。
(7) 振動センサー8について、浴槽水位を検出する水位センサーを用いて、水位振動を既述の振動情報Mに利用してもよい。
(8) 浴室10の出入口19に開閉センサー64に代えて人感センサーを設置し、通過する人を検出してもよい。つまり、見守りユニット4が人感センサーより人の通過情報を取得し、この通過情報を浴室10に対する出入りを判断してもよい。
以上説明したように、本発明の構成の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
この発明によれば、入浴者の入室から退室まで、浴室などの動静を監視し、利便性の高い見守りシステムを構築することができる。
2 入浴見守りシステム
4 見守りユニット
6−1、6−2 重量センサー
8 振動センサー
10 浴室
12 浴槽
13 棚部
14 洗い場
16 浴室リモコン
18 脱衣室
19 出入口
20 開閉扉
22 台所
24 台所リモコン
26 情報端末
28 見守りユニット制御部
30 プロセッサ
32 記憶部
34、62 通信部
36 入出力部(I/O)
38 タイマー
40 リモコン制御部
42、46 モニター
44、48、54 スピーカー
50 情報提示部
51 音声合成部
52 見守り表示部
53 音声解読部
56 マイクロフォン
58 パネル部
60 センサー部
64 開閉センサー
66 不在表示
68 円形暗部
70 在室表示
72、74、78 抜き部分
76 退室表示

Claims (21)

  1. 浴室で生じる重量情報を取得する工程と、
    前記浴室で生じる振動情報を取得する工程と、
    前記重量情報の取得後、前記振動情報を取得したとき、入室情報を生成する工程と、
    前記重量情報の取得後、前記振動情報が連続または不連続に継続しているとき、入浴中情報を生成する工程と、
    前記重量情報の取得後、前記振動情報が低減または消失し、前記重量情報が消失したとき、退室情報を生成する工程と、
    前記入室情報により入室を表す状態情報を提示し、前記入浴中情報により入浴中を表す状態情報を提示し、または前記退室情報により退室を表す状態情報を提示する工程と、
    を含むことを特徴とする入浴見守り方法。
  2. さらに、前記重量情報の取得後、問い掛けメッセージ音声情報を生成する工程と、
    前記問い掛けメッセージ音声情報に基づき、問い掛けメッセージ音声を発声した後、応答音声情報を取得したとき、前記入室情報を生成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の入浴見守り方法。
  3. さらに、前記振動情報を取得した後、前記振動情報の停止時間を監視し、該停止時間に応じて異常か正常かを判定する工程と、
    異常か正常かの判定結果を表す告知情報を提示する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入浴見守り方法。
  4. さらに、前記状態情報または前記告知情報を浴室内または浴室外のリモコン装置に送信し、または情報端末に送信する工程と、
    を含む請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載の入浴見守り方法。
  5. さらに、扉の開閉情報を取得する工程と、
    前記開閉情報に応じて前記扉の開閉状態を表す状態情報を提示する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の入浴見守り方法。
  6. 浴室で生じる重量情報を取得する重量センサーと、
    前記浴室で生じる振動情報を取得する振動センサーと、
    前記重量情報の取得後、前記振動情報を取得したとき、入室情報を生成し、
    前記重量情報の取得後、前記振動情報が連続または不連続に継続しているとき、入浴中情報を生成し、前記重量情報の取得後、前記振動情報が低減または消失し、前記重量情報が消失したとき、退室情報を生成する見守りユニットと、
    前記入室情報により入室を表す状態情報を提示し、前記入浴中情報により入浴中を表す状態情報を提示し、または前記退室情報により退室を表す状態情報を提示する情報提示部と、
    を備えることを特徴とする入浴見守りシステム。
  7. さらに、前記見守りユニットが、前記重量情報の取得後、問い掛けメッセージ音声情報を生成し、該問い掛けメッセージ音声情報に基づき、問い掛けメッセージ音声を発声した後、応答音声情報を取得したとき、前記入室情報を生成することを特徴とする請求項6に記載の入浴見守りシステム。
  8. さらに、前記見守りユニットが、前記振動情報を取得した後、前記振動情報の停止時間を監視し、該停止時間に応じて異常か正常かを判定し、
    前記情報提示部が、異常か正常かの判定結果を表す告知情報を提示することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の入浴見守りシステム。
  9. さらに、前記状態情報または前記告知情報を浴室内または浴室外のリモコン装置に送信し、または情報端末に送信する通信部を備えることを特徴とする請求項6ないし請求項8の何れかの請求項に記載の入浴見守りシステム。
  10. さらに、扉の開閉情報を取得する開閉センサーを備え、
    前記見守りユニットが、前記開閉情報に応じて前記扉の開閉状態を表す状態情報を生成することを特徴とする請求項6ないし請求項9の何れかの請求項に記載の入浴見守りシステム。
  11. コンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    浴室で生じる重量情報を取得する機能と、
    前記浴室で生じる振動情報を取得する機能と、
    前記重量情報の取得後、前記振動情報を取得したとき、入室情報を生成する機能と、
    前記重量情報の取得後、前記振動情報が連続または不連続に継続しているとき、入浴中情報を生成する機能と、
    前記重量情報の取得後、前記振動情報が低減または消失し、前記重量情報が消失したとき、退室情報を生成する機能と、
    前記入室情報により入室を表す状態情報を提示し、前記入浴中情報により入浴中を表す状態情報を提示し、または前記退室情報により退室を表す状態情報を提示する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるためのプログラム。
  12. さらに、前記重量情報の取得後、問い掛けメッセージ音声情報を生成する機能と、
    前記問い掛けメッセージ音声情報に基づき、問い掛けメッセージ音声を発声した後、応答音声情報を取得したとき、前記入室情報を生成する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるための請求項11に記載のプログラム。
  13. さらに、前記振動情報を取得した後、前記振動情報の停止時間を監視し、該停止時間に応じて異常か正常かを判定する機能と、
    異常か正常かの判定結果を表す告知情報を提示する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるための請求項11または請求項12に記載のプログラム。
  14. さらに、前記状態情報または前記告知情報を浴室内または浴室外のリモコン装置に送信し、または情報端末に送信する機能を前記コンピュータに実現させるための請求項11ないし請求項13の何れかの請求項に記載のプログラム。
  15. さらに、扉の開閉情報を取得する機能と、
    前記開閉情報に応じて前記扉の開閉状態を表す状態情報を提示する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるための請求項11ないし請求項14の何れかの請求項に記載のプログラム。
  16. 請求項11ないし請求項15の何れかの請求項に記載のプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
  17. 浴室で生じる重量情報を重量センサーから取得後、前記浴室内で生じる振動情報を振動センサーから取得したとき、入室情報を生成し、前記重量情報の取得後、前記振動情報が連続または不連続に継続しているとき、入浴中情報を生成し、前記重量情報の取得後、前記振動情報が低減または消失し、前記重量情報が消失したとき、退室情報を生成する処理部と、
    前記入室情報により入室を表す状態情報信号を送信し、前記入浴中情報により入浴中を表す状態情報信号を送信し、または前記退室情報により退室を表す状態情報信号を送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする入浴見守り装置ユニット。
  18. さらに、前記処理部が、前記重量情報の取得後、問い掛けメッセージ音声情報を生成し、
    前記問い掛けメッセージ音声情報に基づき、問い掛けメッセージ音声を発声した後、応答音声情報を取得したとき、前記入室情報を生成することを特徴とする請求項17に記載の入浴見守り装置ユニット。
  19. さらに、前記処理部が、前記振動情報を取得した後、前記振動情報の停止時間を監視し、該停止時間に応じて異常か正常かを判定し、
    情報提示部が、異常か正常かの判定結果を表す告知情報を提示することを特徴とする請求項17または請求項18に記載の入浴見守り装置ユニット。
  20. さらに、前記状態情報または前記告知情報を浴室内または浴室外のリモコン装置に送信し、または情報端末に送信する通信部を備えることを特徴とする請求項17ないし請求項19の何れかの請求項に記載の入浴見守り装置ユニット。
  21. さらに、扉の開閉情報を取得する開閉センサーを備え、
    前記処理部が、前記開閉情報に応じて前記扉の開閉状態を表す状態情報を生成することを特徴とする請求項17ないし請求項20の何れかの請求項に記載の入浴見守りユニット。
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