JP2016099683A - 見守りシステム - Google Patents

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Yoshinori Kuno
義徳 久野
貴訓 小林
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貴訓 小林
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Kazuhide Sugiyama
一英 杉山
克彦 興津
Katsuhiko Okitsu
克彦 興津
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Abstract

【課題】安定した動作が続けられる見守りシステムを提供する。【解決手段】高齢者側のコンピュータ2、ディスプレイ4及び動作監視ユニット8は、日常品を模した筐体の内部に収容される。筐体は、外部からディスプレイ4の表示が見得るハーフミラーを有している。コンピュータ2は、一定の周期で自己診断を実施し、自己診断結果が正常であるとき、正常信号を動作監視ユニット8に送信する。動作監視ユニット8は、コンピュータ2から正常信号が一定の周期で送られて来ないとき、コンピュータ2に再起動を行わせる。この見守りシステムでは、コンピュータ2が日常品を模した筐体に収められているため、高齢者は徒にコンピュータ2に触れることができない。コンピュータ2に不具合が発生した場合は、自動的に再起動処理が行われ、回復する。【選択図】図1

Description

本発明は、見守られる対象者の側に端末装置が設置され、対象者を見守る支援者が、ネットワークを介して対象者側端末装置と接続する端末装置により対象者の見守りを実行するシステムに関し、対象者側端末装置が安定した動作を続けられるように構成したものである。
近年、高齢化社会が進む中で一人暮らしや単身で施設に入居する高齢者が増えており、また、認知症高齢者の数が急速に増加している。
認知症の予防や認知症の進行の抑制・改善には、認知活動を積極的に行うことが重要である。コミュニケーションは、認知症の抑制や改善に極めて有効であることが知られている。
こうした観点から、認知症者のコミュニケーションを支援するシステムが幾つも提案されている。
下記特許文献1には、双方向映像音声コミュニケーションが可能なテレビ電話を利用して認知症者同士の対話を支援するシステムが提案されている。
また、本発明者等は、先に、テレビ電話を利用して、近親者や介護者が、独居老人や単身で施設に入居した高齢者を見守り、且つ、効果的にコミュニケーションを図るシステムを提案している(下記特許文献2)。
特開2011−97531公報 特願2014−62788
独居老人や施設への単身入居者は、テレビ電話システムを利用することにより、自身が社会から孤立した存在では無く、気に掛けてくれる人がいることを何時でも確認することができ、常に近親者に繋がっているという安心感を抱くことができる。
また、認知症者には徘徊などの問題が起こるため、認知症者の見守りは連続して続ける必要がある。
そのため、テレビ電話システムには、安定した連続動作が求められる。
しかし、コンピュータを構成要素に含むテレビ電話システムは、連続して安定に動作を続けることが難しい。普通なら動作がおかしくなればコンピュータの再起動などを試みることが考えられるが、高齢者や認知症者に、そのようなことは期待できない。また、近親者や介護者が駆け付けてコンピュータを再起動させるのでは、短時間での修復が事実上困難であり、また、近親者や介護者に過大な負担を強いることにもなる。
また、いろいろな操作部分があるシステムでは、認知症者がそれをいじってしまい、安定な連続的動作を妨げることがある。
本発明は、こうした事情を考慮して創案したものであり、安定した動作が続けられる見守りシステムを提供することを目的としている。
本発明は、見守られる対象者の側に第1の端末装置が設置され、対象者を見守る支援者が、ネットワークを介して第1の端末装置と接続する第2の端末装置により見守りを実行する見守りシステムであって、第1の端末装置及び第2の端末装置は、双方向映像音声コミュニケーションを実施するためのコンピュータ、ディスプレイ、カメラ、マイクロフォン及びスピーカを備え、第1の端末装置は、さらに、内蔵するコンピュータの動作を監視する動作監視ユニットを備えている。そして、第1の端末装置のコンピュータは、一定の周期で自己診断を実施し、自己診断の結果が正常であるとき、正常を示す正常信号を動作監視ユニットに送信し、動作監視ユニットは、コンピュータから正常信号が一定の周期で送られて来ないとき、コンピュータに再起動を指示し、コンピュータが、この指示に従って再起動を行う。
この見守りシステムでは、コンピュータに不具合が発生した場合、自動的に再起動処理が行われる。コンピュータの障害は、再起動により回復することがしばしばである。
また、本発明の見守りシステムでは、第1の端末装置が、さらに、ボタンスイッチを有し、このボタンスイッチが対象者によって押されたとき、動作監視ユニットが、ボタンスイッチの押されたことを第1の端末装置のコンピュータに伝える。
ボタンスイッチはコンピュータに直接接続されていないから、対象者がボタンスイッチをいじっても、コンピュータの異常発生の原因にならない。
また、本発明の見守りシステムでは、支援者が第2の端末装置を操作して対象者を呼び出したとき、第1の端末装置のコンピュータは、双方向映像音声コミュニケーションの処理を開始し、それに応じてボタンスイッチを押した対象者の映像及び音声を第2の端末装置に送信する。
また、対象者が支援者を呼び出すためにボタンスイッチを押したとき、第1の端末装置のコンピュータは、第2の端末装置への通知を行い、それに応じて支援者が第2の端末装置を操作した場合に、双方向映像音声コミュニケーションの処理を開始する。
このように、双方向映像音声コミュニケーションプログラムの開始は、支援者側の操作に基づいて行われる。ボタンスイッチは、対象者の意思を確認するために存在する。
また、本発明の見守りシステムでは、第1の端末装置の少なくともコンピュータ、ディスプレイ及び動作監視ユニットが、日常品を模した筐体の内部に収容され、ボタンスイッチが、その筐体の外部に露出している。
そのため、対象者はコンピュータに触れることができない。それ故、対象者にいじられて発生するコンピュータの不具合が避けられる。
また、本発明の見守りシステムでは、筐体が、その筐体の外からディスプレイの表示の視認を可能にするハーフミラーを備えた鏡台である。
また、本発明の見守りシステムは、第1の端末装置が、対象者の室内での状態を検知する在室センサを有し、在室センサの検知データが動作監視ユニットを介して第1の端末装置のコンピュータに送られ、コンピュータが、検知データを解析して対象者の室内での状態を識別する。
また、本発明の見守りシステムでは、コンピュータは、検知データを解析して対象者の異常を識別したとき、第2の端末装置に異常発生を通知する。
在室センサの検知結果により、対象者の徘徊や転倒など、対象者の異常行動を認識することができ、そうした異常を支援者に知らせることができる。
また、本発明の見守りシステムでは、動作監視ユニットは、予め定められた時刻に、第1の端末装置のコンピュータに対象者の室内での状態を問い合わせ、対象者の室内での変化が見られない状態のとき、コンピュータに再起動を指示し、コンピュータが、この指示に従って再起動を行う。
コンピュータを連続的に動作させていると問題が起きることがよくあるため、所定の時刻(例えば、深夜や対象者の定常的な外出時間)に、対象者の変化が無いことを確認して再起動を行わせる。
また、本発明の見守りシステムでは、動作監視ユニットは、再起動を指示した第1の端末装置のコンピュータから所定時間が経過しても正常信号が送られて来ないとき、コンピュータに強制シャットダウンを指示し、この指示に従って強制シャットダウンを実行したコンピュータに対して、所定時間後に、再起動を指示する。
強制シャットダウンは、コンピュータへの電源供給を一時停止する処理であり、コンピュータの電源ボタンを“長押し”した時の処理に相当する。強制シャットダウン後の再起動によりコンピュータの障害が回復することは、しばしばある。
また、本発明の見守りシステムでは、動作監視ユニットは、強制シャットダウンの後に再起動を指示した第1の端末装置のコンピュータから所定時間が経過しても正常信号が送られて来ないとき、第1の端末装置のコンピュータ及びディスプレイへの電源供給を遮断する電源制御を行い、所定時間後に、電源供給を再開してコンピュータに再起動を指示する。
電源供給の遮断・再開は、コンピュータの電源プラグを抜いた後に挿す時の処理に相当する。この処理後の再起動によりコンピュータの障害が回復することは、しばしばある。
また、本発明の見守りシステムでは、第1の端末装置のコンピュータは、動作監視ユニットに送信する正常信号の一定数ごとの正常信号を第2の端末装置にも送信し、第2の端末装置は、正常信号が所定時間受信できないとき、第1の端末装置の異常を支援者に通知する。
第1の端末装置のコンピュータが再起動の全てに失敗した場合、第2の端末装置に正常信号が送られて来なくなる。この場合はシステムの完全な故障なので、第2の端末装置は、システム異常が生じていることを支援者に伝える。この通知により、支援者は必要な対応を迅速に始めることができる。
また、本発明の見守りシステムでは、第1の端末装置のコンピュータは、再起動により正常状態に復帰したとき、第2の端末装置に再起動した旨を通知することが望ましい。
この通知を受けた支援者は、対象者の様子やシステムの動作状態が気になるとき、第2の端末装置を操作して対象者とコミュニケーションを図ることができる。
また、本発明の見守りシステムでは、第1の端末装置のコンピュータは、動作監視ユニットの指示で再起動した場合、再起動前に保存した在室センサの検知データと再起動後に取得した在室センサの検知データとを比較して再起動の間に対象者の異常があったか否かを識別し、対象者の異常を識別したとき、第2の端末装置に、再起動した旨と再起動の間に対象者に異常が発生した旨を通知するようにしても良い。
この処理で、再起動による見守りの空白期間を埋めることができ、実質的に途切れのない見守りを実行することができる。
また、本発明の見守りシステムでは、第2の端末装置がスマートフォンやタブレット端末でもよい。
支援者は、スマートフォンやタブレット端末などの携帯情報端末を所持していれば、外出先でも対象者とコミュニケーションを取ることができる。
本発明の見守りシステムは、コンピュータに発生した障害を自動的に修復して、安定した動作を続けることができる。
本発明の実施形態に係る見守りシステムを模式的に示す図 図1のディスプレイやコンピュータ等が収容された鏡台を示す図 図1の高齢者側コンピュータのブロック図 図1の動作監視ユニットのブロック図 図1の近親者側コンピュータのブロック図 第1の実施形態の処理を行う高齢者側コンピュータの手順を示すフロー図 第1の実施形態の処理を行う動作監視ユニットの手順を示すフロー図 第2の実施形態の処理を行う動作監視ユニットの手順を示すフロー図 第3の実施形態の処理を行う高齢者側コンピュータの手順を示すフロー図
図1は、本発明の実施形態に係る見守りシステムを模式的に示している。
このシステムでは、見守られる高齢者の側には、テレビ電話を構成するコンピュータ2とディスプレイ4とカメラ・マイク・スピーカ6とが配置され、さらに、コンピュータ2の動作を監視する動作監視ユニット8と、高齢者の室内での状態を検知する在室センサ9と、高齢者がテレビ電話による近親者とのコミュニケーションを求めて操作するボタンスイッチ10とが配置されている。在室センサ9の検知信号及びボタンスイッチ10の操作信号は、動作監視ユニット8を介してコンピュータ2に伝えられる。
一方、高齢者を見守る近親者の側には、テレビ電話を構成するコンピュータ3とディスプレイ5とカメラ・マイク・スピーカ7とが配置されており、高齢者側のコンピュータ2と近親者側のコンピュータ3とはネットワーク1を介して接続している。
なお、近親者は必ずしも親族である必要はなく、介護に関連する者を含めて、この明細書では“近親者”と表現する。
高齢者側の少なくともコンピュータ2、ディスプレイ4及び動作監視ユニット8は、箱に納められて、鏡台のような日常品に偽装されている。
図2は、偽装された鏡台を示している。この鏡台の鏡は、マジックミラー(ハーフミラー、半透過性ミラー)であり、普段は鏡台として利用され(a)、テレビ電話として使用するとき(b)は、ディスプレイ4の表示内容がマジックミラーを通して見ることができる。この鏡台の中にはカメラ・マイク・スピーカ6も実装されており、また、鏡の下の中央位置に、唯一の操作部分であるボタンスイッチ10が装着されている。
こうした構成は、高齢者がコンピュータ2等を徒に操作して、見守りの安定な連続動作が妨げられるのを避けるために採っている。ボタンスイッチ10は、動作監視ユニット8を介してコンピュータ2に接続しているため、ボタンスイッチ10の操作でコンピュータ2がおかしくなることは無い。
在室センサ9には、通常のビデオカメラ、赤外線照明と組合せた赤外にも感度を持つビデオカメラ、マイクロソフト社製KINECT(登録商標)のようなRGBDカメラ、レーザ測距センサ、焦電センサによる人感センサ、ドアの開閉を検出するセンサ等が用いられる。
また、近親者側のコンピュータ3、ディスプレイ5、カメラ・マイク・スピーカ7は、スマートフォンやタブレット端末等の携帯情報端末が備えるものであっても良い。
このシステムでは、テレビ電話によるコミュニケーション(双方向映像音声コミュニケーション)が近親者側のコンピュータ3の操作で始まる。
近親者がコンピュータ3を操作して高齢者を呼び出した場合は、高齢者側のコンピュータ2がテレビ電話のプログラムの処理を開始し、近親者側のコンピュータ3から送られた音や映像をスピーカ6やディスプレイ4から出力する。高齢者が、これに応じてボタンスイッチ10を押すと近親者と高齢者との通話が始まる。
また、近親者との通話を望む高齢者がボタンスイッチ10を押した場合は、コンピュータ2が、それを音や映像で近親者側のコンピュータ3に伝え、その音や映像が近親者側に出力される。それに応じた近親者がコンピュータ3を操作すると、高齢者側のコンピュータ2は、テレビ電話のプログラムの処理を開始し、近親者と高齢者との通話が始まる。
ボタンスイッチ10は、高齢者の通話の意思を確認するために存在している。
このように、テレビ電話のプログラムの開始は近親者側からだけとすることにより、高齢者側の操作がボタンを一つ押すだけで済む。高齢者側からは通話開始が簡単であり、通話の接続等に関する問題があった場合でも近親者側ですべて対応できる。
図3は、高齢者側のコンピュータ2の機能をブロック図で示している。コンピュータ2は、プログラム等を記録するメモリ22と、時刻を計時する時計部23と、自己診断プログラムに基づいてコンピュータ2の動作をチェックする自己診断部24と、電源103からの電力供給の受入・遮断を選択するスイッチ部29と、スイッチ部29を制御してコンピュータ電源の切断を伴うリセットを実行するリセット部25と、在室センサ9から送られた検知データを外部メモリ104や内部メモリ22の一部領域に保存する在室センサデータ記録部26と、この検知データを用いて高齢者の室内での状態を識別する行動認識部27と、ネットワーク1を通じて近親者側との通信を行う通信部28と、コンピュータ2の動作を制御する制御部21とを備えている。
図4は、動作監視ユニット8の機能をブロック図で示している。動作監視ユニット8は、コンピュータ2が正常であるか否かを監視する動作監視制御部82と、時刻を計時する時計部83と、電源103の遮断・接続を選択する電源元スイッチ101を、スイッチ駆動部102を通じて制御する電源制御部81と、在室センサ9の検知データをコンピュータ2に送出する在室センサ検知情報送出部84と、ボタンスイッチ10が押されたとき、それをコンピュータ2に伝えるボタンスイッチ検出部85とを備えている。
図5は、近親者側のコンピュータ3の機能をブロック図で示している。コンピュータ3は、プログラム等を記録するメモリ32と、時刻を計時する時計部33と、ネットワーク1を通じて高齢者側との通信を行う通信部34と、コンピュータ3の動作を制御する制御部31とを備えている。
高齢者側のコンピュータ2の行動認識部27は、在室センサ9から送られた検知データを基に、高齢者が徘徊しているか、室内にいるか、転倒していないか等を識別する。
各種カメラの画像やレーザ測距センサのデータを処理して人間を抽出することにより、高齢者が室内にいるかどうかや、徘徊しているかどうか、転倒しているかどうかが識別できる。また、在室か否かの識別だけであれば、焦電センサによる人感センサを用いて実施できる。複数の焦電センサを室内に設置すれば、高齢者の詳細な行動も識別可能である。また、ドアに取付けた開閉センサによっても、高齢者が在室しているかどうかが識別できる。
行動認識部27が高齢者の不在や異常状態を識別したときは、それが近親者側に音、テキスト、映像、振動などで伝えられる。
このように、常に高齢者を見守り、何かあったとき、あるいは、何かありそうなときに直ぐに近親者に情報が伝えられるシステムは、独居高齢者が増えている状況において特に有効である。
しかし、コンピュータを含むテレビ電話システムでは、コンピュータがフリーズすることが時々発生する。コンピュータがフリーズすると、高齢者に対する見守りが途切れることになる。
本発明の見守りシステムでは、こうした状況の発生を解消するため、次のように対処している。
(第1の実施形態)
この見守りシステムでは、コンピュータ2の動作が正常であるとき、コンピュータ2が一定の間隔で正常信号を動作監視ユニット8に送る。動作監視ユニット8は、コンピュータ2から正常信号が送られて来なくなると、コンピュータ2の動作を回復するため、コンピュータ2に再起動を促す。
図6は、このときのコンピュータ2の処理手順を示し、図7は、動作監視ユニット8の処理手順を示している。
図6に示すように、コンピュータ2では、自己診断部24が、一定時間t1(例えば20秒)が経過する(St.10でyes)ごとに自己診断を行い(St.11)、診断結果が正常であると(St.12でyes)、正常信号(例えば、1バイトの文字データ)を監視ユニット8に送信する(St.13)。
在室センサデータ記録部26は、診断結果が正常であるとき、在室センサ9の検知データをメモリ104に保存する。
制御部21は、近親者側のコンピュータ3に正常信号を送信する時期であるかを識別する(St.15)。
コンピュータ3には、一定数置きの正常信号(例えば、12回に1回、即ち4分に1回の正常信号)を送信することにしており、制御部21は、今回の正常信号がコンピュータ3に送信する時期の正常信号であるか否かを識別する。
コンピュータ3に送信する時期の正常信号でなければ(St.15でno)、St.10に戻り、また、コンピュータ3に送信する時期の正常信号であるときは(St.15でyes)、コンピュータ3に正常信号を送信した(St.16)後、St.10に戻る。
一方、St.12において正常でないとき(St.12でno)は、一定時間t1内に正常信号を受信しなかった動作監視ユニット8の動作監視制御部82から再起動指令コマンドが送られてくる(図7、St.42)。
制御部21は、再起動指令コマンドを受信した場合(St.17でyes)、電源の切断を伴わない再起動処理を実行する(St.18)。この処理で正常状態に復帰したときは(St.19でyes)、近親者側のコンピュータ3に再起動したことを知らせるリセット情報を送信し(St.20)、St.10に戻る。
一方、St.19において正常状態に復帰しなかったときは(St.19でno)、再起動処理時間にt1時間を加えたt2時間内に正常信号を受信しなかった動作監視ユニット8の動作監視制御部82から強制シャットダウン指令コマンドが送られてくる(図7、St.45)。
リセット部25は、強制シャットダウン指令コマンドを受信した場合(St.21でyes)、スイッチ部29をオフしてコンピュータ電源を切断する強制シャットダウン処理を実行する(St.22)。この処理は、コンピュータの電源ボタンを長押しして強制的にシャットダウンする操作に相当する。
強制シャットダウン指令コマンドを送信した動作監視ユニット8の動作監視制御部82は、所定時間(t3)が経過した後、起動指令コマンドを送信する(図7、St.47)。
リセット部25は、起動指令コマンドを受信すると、スイッチ部29をオンしてコンピュータ電源を投入し、再起動処理を実行する(St.23)。この処理で正常状態に復帰したときは(St.24でyes)、コンピュータ3に再起動したことを知らせるリセット情報を送信し(St.25)、St.10に戻る。
一方、St.24において正常状態に復帰しなかったときは(St.24でno)、再起動処理時間にt1時間を加えたt4時間内に正常信号を受信しなかった動作監視ユニット8の電源制御部81が、スイッチ駆動部102を制御して電源元スイッチ101を遮断する(図6、St.26、図7、St.50)。この遮断は、電源プラグを抜いた状態に相当し、コンピュータ2やディスプレイ4への電源供給が停止する。
電源制御部81は、t5時間が経過後、スイッチ駆動部102を制御して電源元スイッチ101を接続し(図6、St.27、図7、St.52)、動作監視ユニット8の動作監視制御部82は、起動指令コマンドを送信する(図7、St.53)。
リセット部25は、起動指令コマンドを受信して再起動処理を実行する(図6、St.28)。この処理で正常状態に復帰したときは(St.29でyes)、コンピュータ3に再起動したことを知らせるリセット情報を送信し(St.30)、St.10に戻る。
また、St.29で正常状態に復帰しなかったとき(St.29でno)は、全ての処理を終了する。
このように、コンピュータ2がフリーズした場合は、第1段階の再起動処理が行われ、それで正常復帰しないときは第2段階の再起動処理が行われ、それでも正常復帰しないときは第3段階の再起動処理が行われる。
この3段階の再起動処理のどこかで正常復帰に成功すれば、システムは連続した動作が続けられる。
また、コンピュータ2から発せられる正常信号は、一定数置きに近親者のコンピュータ3にも送信されるため、コンピュータ3は、3段階の再起動処理に要する時間を超えて正常信号が受信できないとき、高齢者側のシステムに問題が生じていると識別できる。そして、識別したコンピュータ3が音やテキスト、映像、振動等で近親者に高齢者側のシステムの故障を伝えることで、近親者は、必要な対応を迅速に始めることができる。
また、このような問題が生じたことの連絡先を介護サービス会社(図1の11)等に設定するようにしておいてもよい。そうすれば、そこから保守点検にすぐに向かうことができる。
また、高齢者側のコンピュータ2は、再起動処理で正常復帰したとき、その旨を近親者のコンピュータ3に伝えている。コンピュータ3が、それを音やテキスト、映像、振動等で近親者に伝えることで、気になる近親者は、高齢者と通話して、問題ないことを確認することができる。
(第2の実施形態)
コンピュータは連続的に長時間動作させると問題が生じることがよくある。こうした問題を避けるため、この見守りシステムでは、予め定められた時刻、例えば、深夜や、高齢者の決められた外出時間などに、高齢者の異常な動きが無いことを確認して、コンピュータ2の再起動処理を実行する。
図8は、このときの動作監視ユニット8の処理手順を示している。
動作監視ユニット8の動作監視制御部82は、定時の再起動時刻になると(St.60でyes)、コンピュータ2に直近の在室センサデータのΔt時間内の差分を問い合わせる(St.61)。コンピュータ2の行動認識部27は、外部メモリ104から最近保存された複数の在室センサデータを読出し、それらのΔt時間内の差分を算出して動作監視制御部82に伝える。動作監視制御部82は、所定時間内に差分情報を受信した場合(St.62でyes)、その差分値が閾値を超えているか判定する(St.63)。差分値が閾値を超えている場合、即ち、高齢者の動きが活発なとき(St.63でyes)は、一定時間待って(St.64)、St.61からの手順を繰り返す。
また、St.62で所定時間内に差分情報を受信しなかったとき(St.62でno)、即ち、コンピュータ2がフリーズしていると考えられるとき、及び、St.63で差分値が閾値を超えていないとき、即ち、高齢者の動きが活発でないとき(St.63でno)、動作監視制御部82は、再起動指令コマンドをコンピュータ2に送信する(St.65)。
それ以降の手順は、図7のSt.43以下の手順と同様である。即ち、t2時間内に正常信号を受信したときは(St.67でyes)、St.60に戻って、次の再起動時刻を待つ。また、t2時間内に正常信号を受信しなかった場合は(St.67でno)、第2段階の再起動処理が行われ(St.68〜72)、それでも正常に復帰しないとき(St.72でno)は第3段階の再起動処理が行われる(St.73〜78)。
このように、定時の再起動は、高齢者が活動している可能性がある場合、在室センサ9の出力が安定するのを待って行われる。
(第3の実施形態)
コンピュータ2の再起動処理が行われた場合、その処理に要した数分間は見守りの空白期間になる。この空白期間の問題を解決し、実質的に見守りが途切れないようにするため、この見守りシステムでは、再起動で正常状態に復帰した後、再起動処理期間での高齢者の状態変化を検証する。
図9は、このときのコンピュータ2の処理手順を示している。
再起動で正常状態に復帰した場合(図9のSt.19、St.24、St.29)、コンピュータ2の行動認識部27は、再起動直前の正常時に保存された在室センサデータと、再起動直後の正常時に保存された在室センサデータとを外部メモリ104から読出して、それらの差分を算出する(St.81)。次いで、その差分値と閾値とを比較する(St.82)。
差分値が閾値より小さければ(St.83でno)、高齢者の異常行動は無かったと判断し、コンピュータ3に再起動を知らせるリセット情報だけを送信する(St.85)。
また、差分値が閾値より大きければ(St.83でyes)、再起動期間中に高齢者の異常行動が有ったと判断し、コンピュータ3にリセット情報と異常発生情報とを送信する(St.85)。
この処理で、再起動による見守りの空白期間を埋めることができる。
なお、ここに示したものは、一例であって、本発明は、それだけに限定されるものではない。
ここでは、コンピュータ2やディスプレイ4等を、鏡台を模した箱に収容する場合について示したが、それらをフォトフレームや戸棚、仏壇等の日常品に偽装した筐体に収容しても良い。
本発明の見守りシステムは、安定した動作を長期間に渡って続けることが可能であり、高齢者が一人で暮らしている生活環境や、高齢者が単身で入居している施設等において広く用いることができる。
1 ネットワーク
2 コンピュータ
3 コンピュータ
4 ディスプレイ
5 ディスプレイ
6 カメラ・マイク・スピーカ
7 カメラ・マイク・スピーカ
8 動作監視ユニット
9 在室センサ
10 ボタンスイッチ
11 介護サービス会社コンピュータ
21 制御部
22 メモリ
23 時計部
24 自己診断部
25 リセット部
26 在室センサデータ記録部
27 行動認識部
28 通信部
29 スイッチ部
31 制御部
32 メモリ
33 時計部
34 通信部
81 電源制御部
82 動作監視制御部
83 時計部
84 在室センサ検知情報送出部
85 ボタンスイッチ検出部
101 電源元スイッチ
102 スイッチ駆動部
103 電源
104 外部メモリ

Claims (15)

  1. 見守られる対象者の側に第1の端末装置が設置され、前記対象者を見守る支援者が、ネットワークを介して前記第1の端末装置と接続する第2の端末装置により見守りを実行する見守りシステムであって、
    前記第1の端末装置及び第2の端末装置は、双方向映像音声コミュニケーションを実施するためのコンピュータ、ディスプレイ、カメラ、マイクロフォン及びスピーカを備え、
    前記第1の端末装置は、さらに、内蔵する前記コンピュータの動作を監視する動作監視ユニットを備え、
    前記第1の端末装置のコンピュータは、一定の周期で自己診断を実施し、自己診断の結果が正常であるとき、正常を示す正常信号を前記動作監視ユニットに送信し、
    前記動作監視ユニットは、前記コンピュータから前記正常信号が前記一定の周期で送られて来ないとき、前記コンピュータに再起動を指示し、
    前記コンピュータが、前記指示に従って再起動を行う、
    ことを特徴とする見守りシステム。
  2. 請求項1に記載の見守りシステムであって、前記第1の端末装置は、さらに、ボタンスイッチを有し、該ボタンスイッチが前記対象者によって押されたとき、前記動作監視ユニットが、前記ボタンスイッチの押されたことを前記第1の端末装置のコンピュータに伝える見守りシステム。
  3. 請求項2に記載の見守りシステムであって、前記支援者が前記第2の端末装置を操作して前記対象者を呼び出したとき、前記第1の端末装置のコンピュータは、双方向映像音声コミュニケーションの処理を開始し、それに応じて前記ボタンスイッチを押した前記対象者の映像及び音声を前記第2の端末装置に送信する見守りシステム。
  4. 請求項2に記載の見守りシステムであって、前記対象者が前記支援者を呼び出すために前記ボタンスイッチを押したとき、前記第1の端末装置のコンピュータは、前記第2の端末装置への通知を行い、それに応じて前記支援者が前記第2の端末装置を操作した場合に、双方向映像音声コミュニケーションの処理を開始する見守りシステム。
  5. 請求項2から4のいずれかに記載の見守りシステムであって、前記第1の端末装置の少なくとも前記コンピュータ、ディスプレイ及び動作監視ユニットが、日常品を模した筐体の内部に収容され、前記ボタンスイッチが、前記筐体の外部に露出している見守りシステム。
  6. 請求項5に記載の見守りシステムであって、前記筐体が、該筐体の外から前記ディスプレイの表示の視認を可能にするハーフミラーを備えた鏡台である見守りシステム。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の見守りシステムであって、前記第1の端末装置は、さらに、前記対象者の室内での状態を検知する在室センサを有し、前記在室センサの検知データが前記動作監視ユニットを介して前記第1の端末装置のコンピュータに送られ、前記コンピュータが、前記検知データを解析して前記対象者の前記室内での状態を識別する見守りシステム。
  8. 請求項7に記載の見守りシステムであって、前記第1の端末装置のコンピュータは、前記検知データを解析して前記対象者の異常を識別したとき、前記第2の端末装置に異常発生を通知する見守りシステム。
  9. 請求項7に記載の見守りシステムであって、前記動作監視ユニットは、予め定められた時刻に、前記第1の端末装置のコンピュータに前記対象者の前記室内での状態を問い合わせ、前記対象者の前記室内での変化が見られない状態のとき、前記コンピュータに再起動を指示し、前記コンピュータが、前記指示に従って再起動を行う見守りシステム。
  10. 請求項1または9に記載の見守りシステムであって、前記動作監視ユニットは、再起動を指示した前記第1の端末装置のコンピュータから所定時間が経過しても前記正常信号が送られて来ないとき、前記コンピュータに強制シャットダウンを指示し、該指示に従って強制シャットダウンを実行した前記コンピュータに対して、所定時間後に、再起動を指示する見守りシステム。
  11. 請求項10に記載の見守りシステムであって、前記動作監視ユニットは、前記強制シャットダウンの後に再起動を指示した前記第1の端末装置のコンピュータから所定時間が経過しても前記正常信号が送られて来ないとき、前記第1の端末装置のコンピュータ及びディスプレイへの電源供給を遮断する電源制御を行い、所定時間後に、前記電源供給を再開して前記コンピュータに再起動を指示する見守りシステム。
  12. 請求項1に記載の見守りシステムであって、前記第1の端末装置のコンピュータは、前記動作監視ユニットに送信する前記正常信号の一定数ごとの正常信号を前記第2の端末装置にも送信し、前記第2の端末装置は、前記正常信号が所定時間受信できないとき、前記第1の端末装置の異常を前記支援者に通知する見守りシステム。
  13. 請求項1、9、10または11に記載の見守りシステムであって、前記第1の端末装置のコンピュータは、再起動により正常状態に復帰したとき、前記第2の端末装置に再起動した旨を通知する見守りシステム。
  14. 請求項7に記載の見守りシステムであって、前記第1の端末装置のコンピュータは、前記動作監視ユニットの指示で再起動した場合、前記再起動前に保存した前記在室センサの検知データと前記再起動後に取得した前記在室センサの検知データとを比較して前記再起動の間に前記対象者の異常があったか否かを識別し、前記対象者の異常を識別したとき、前記第2の端末装置に、再起動した旨と前記再起動の間に前記対象者に異常が発生した旨を通知する見守りシステム。
  15. 請求項1に記載の見守りシステムであって、前記第2の端末装置がスマートフォンまたはタブレット端末である見守りシステム。
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