JP2021083312A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】コンバインの穀粒搬送装置において、高さセンサーによる横搬送部の上下揺動位置(上下角度)の検出精度を高める。【解決手段】穀粒搬送装置6に、縦搬送部9と、中継搬送部10と、中継搬送部10の中心軸P2周りに上下に揺動可能に連結された横搬送部11と、横搬送部11の終端部の穀粒排出口とが設けられる。中心軸P2周りに上下に揺動可能に中継搬送部10に支持された第1昇降部材31と、第1昇降部材31と横搬送部11とに亘って取り付けられた第2昇降部材32と、第2昇降部材32に接続されて横搬送部11を中心軸P2周りに昇降操作する昇降シリンダ26と、第1昇降部材31又は第2昇降部材32の位置を検出することにより、横搬送部11の上下揺動位置を検出する高さセンサー28とが備えられる。【選択図】図4

Description

本発明は、穀粒を貯留するグレンタンクが備えられたコンバインにおいて、グレンタンクの穀粒の排出の構成に関する。
グレンタンクが備えられたコンバインでは、特許文献1に開示されているように、グレンタンクの穀粒を排出可能な穀粒搬送装置が備えられている。
穀粒搬送装置に、グレンタンクの下部に接続されて上下方向に沿って配置された縦搬送部と、縦搬送部の上部に水平方向に沿った状態で連結された中継搬送部と、中継搬送部の中心軸周りに上下に揺動可能に中継搬送部に連結された横搬送部と、横搬送部の終端部の穀粒排出口とが設けられている。
穀粒搬送装置において、横搬送部が昇降シリンダにより中継搬送部に対して上下に揺動操作されることにより、横搬送部が昇降操作される。
特開2016−106602号公報
穀粒搬送装置において、横搬送部が昇降シリンダにより昇降操作されるように構成される場合、横搬送部とコンバインの他の部分との接触を避ける為に、横搬送部の上下揺動位置(上下角度)を検出する高さセンサーを設ける必要がある。
本発明は、コンバインの穀粒搬送装置において、高さセンサーによる横搬送部の上下揺動位置(上下角度)の検出精度を向上させることを目的としている。
本発明のコンバインは、穀粒を貯留するグレンタンクと、前記グレンタンクの穀粒を排出可能な穀粒搬送装置とが備えられ、前記穀粒搬送装置に、前記グレンタンクの下部に接続されて上下方向に沿って配置された縦搬送部と、前記縦搬送部の上部に水平方向に沿った状態で連結された中継搬送部と、前記中継搬送部の中心軸周りに上下に揺動可能に前記中継搬送部に連結された横搬送部と、前記横搬送部の終端部に設けられた穀粒排出口とが設けられ、前記中心軸周りに上下に揺動可能に前記中継搬送部に支持された第1昇降部材と、前記第1昇降部材と前記横搬送部とに亘って取り付けられた第2昇降部材と、前記第2昇降部材に接続され、伸縮作動することにより前記横搬送部を前記中心軸周りに昇降操作する昇降シリンダと、前記第1昇降部材又は前記第2昇降部材の位置を検出することにより、前記横搬送部の上下揺動位置を検出する高さセンサーとが備えられている。
本発明によると、縦搬送部、中継搬送部及び横搬送部が設けられた穀粒搬送装置において、中継搬送部の中心軸周りに揺動可能に中継搬送部に支持された第1昇降部材、及び、第1昇降部材と横搬送部とに亘って取り付けられた第2昇降部材が設けられている。
昇降シリンダが第2昇降部材に接続されており、昇降シリンダが伸縮作動することにより、第2昇降部材を介して横搬送部が昇降操作される。
第1昇降部材及び第2昇降部材は、横搬送部と一体で上下に揺動するものであるので、本発明のように、第1昇降部材又は第2昇降部材の位置を検出することによって横搬送部の上下揺動位置を検出する高さセンサーを設けることにより、部品点数の増加を避けながら、高さセンサーにより横搬送部の上下揺動位置(上下角度)を直接的に検出することができるようになって、高さセンサーによる横搬送部の上下揺動位置(上下角度)の検出精度を向上させることができる。
本発明において、前記高さセンサーは、前記第1昇降部材の位置を検出することにより、前記横搬送部の上下揺動位置を検出すると好適である。
本発明によると、高さセンサーにより第1昇降部材の位置が検出される。第1昇降部材は、中継搬送部の中心軸周りに上下に揺動可能であるので、高さセンサーにより第1昇降部材の位置(上下角度)を検出することにより、横搬送部の上下揺動位置を無理なく検出することができる。
本発明において、上下方向に沿って揺動可能なアーム部が、前記高さセンサーに設けられ、前記アーム部が、前記第1昇降部材に接続され、前記第1昇降部材の揺動に伴なって前記アーム部が揺動することにより、前記第1昇降部材の位置が前記高さセンサーにより検出されると好適である。
本発明によると、第1昇降部材の揺動がアーム部を介して高さセンサーに伝達されて、高さセンサーにより第1昇降部材の位置(上下角度)が検出されるのであり、第1昇降部材の長さとアーム部の長さとの比に基づいて、第1昇降部材の揺動が拡大又は圧縮されて高さセンサーに伝達される。
本発明によると、第1昇降部材の揺動がそのまま高さセンサーに伝達されるようにするのではなく、第1昇降部材の長さとアーム部の長さとの比を適切な値に設定することにより、第1昇降部材の揺動が、高さセンサーにとって無理なく検出が行える適正な範囲に変換されて、高さセンサーに伝達されるようにすることができるのであり、これによって高さセンサーの検出精度を向上させることができる。
本発明において、前記第1昇降部材が、前記中継搬送部における前記横搬送部の反対側の部分に支持され、前記高さセンサーが、平面視で、前記第1昇降部材に対して前記横搬送部側の位置に配置されていると好適である。
本発明によると、平面視で、中継搬送部の一方の部分に横搬送部が配置され、中継搬送部の他方の部分に第1昇降部材が配置されるのであり、高さセンサーが、平面視で、第1昇降部材に対して横搬送部側の位置に配置されて、第1昇降部材と横搬送部との間に配置される状態となる。
これにより、高さセンサーがコンパクトに配置されるのであり、高さセンサーとコンバインの他の部分との接触の可能性が抑えられて、高さセンサーの破損を避けるという面で有利である。
本発明において、前記第1昇降部材が、上下方向に沿った縦面部と、前記縦面部の上部から前記横搬送部に向く横方向に延びた上面部と、前記縦面部の下部から前記横搬送部に向く横方向に延びた下面部とを有する断面溝型形状に形成され、前記アーム部の端部における前記第1昇降部材との接続部分が、前記第1昇降部材の延び方向から視て、前記上面部と前記下面部との間に配置されていると好適である。
本発明によると、第1昇降部材が、縦面部、上面部及び下面部を有する断面溝型形状に形成されているので、第1昇降部材の強度を向上させることができる。
本発明によると、高さセンサーのアーム部の端部において第1昇降部材に接続される接続部分が、第1昇降部材の延び方向から視て、第1昇降部材の上面部と下面部との間に配置されており、高さセンサーのアーム部の接続部分が第1昇降部材により囲まれた状態となっているので、アーム部の破損を避けるという面で有利である。
本発明において、前記アーム部の接続部分が前記上面部又は前記下面部に接触するように、前記アーム部が前記上面部又は前記下面部に向けて付勢され、前記第1昇降部材の揺動に伴なって、前記アーム部の接続部分が前記上面部又は前記下面部を摺動しながら、前記アーム部が揺動すると好適である。
高さセンサーのアーム部の接続部分が第1昇降部材に接続される場合、高さセンサーの位置と第1昇降部材の位置との違いや、第1昇降部材の長さと高さセンサーのアーム部の長さとの違い等により、高さセンサーのアーム部の接続部分の軌跡と第1昇降部材の軌跡とが、異なるものになることがある。
本発明によると、高さセンサーのアーム部が、第1昇降部材の上面部(下面部)に向けて付勢されており、高さセンサーのアーム部の接続部分が、第1昇降部材の上面部(下面部)に接触している。
この状態で第1昇降部材が揺動すると、高さセンサーのアーム部が、第1昇降部材に追従するように揺動するのであり、高さセンサーのアーム部の接続部分が第1昇降部材の上面部(下面部)に沿って摺動することにより、高さセンサーのアーム部の接続部分の軌跡と第1昇降部材の軌跡との差が吸収される。
本発明によると、高さセンサーのアーム部の接続部分の軌跡と第1昇降部材の軌跡との差が無理なく吸収されながら、第1昇降部材の揺動が、高さセンサーのアーム部を介して高さセンサーに伝達されるようになって、高さセンサーの検出精度を向上させることができる。
本発明において、前記高さセンサーが、水平方向に沿った方向から視て、前記中継搬送部の上部と前記中心軸との間に配置されていると好適である。
本発明によると、穀粒搬送装置において、高さセンサーが比較的高い位置に配置され、中継搬送部よりも上側に出ない状態となるので、高さセンサーとコンバインの他の部分との接触の可能性が抑えられて、高さセンサーの破損を避けるという面で有利である。
本発明において、前記高さセンサーが、ステーを介して前記中継搬送部に支持されていると好適である。
本発明によると、高さセンサーがステーを介して中継搬送部に安定して支持されることにより、高さセンサーの位置が安定するので、高さセンサーの検出精度を向上させることができる。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 穀粒搬送装置における中継搬送部の付近の右側面図である。 穀粒搬送装置における中継搬送部の付近の平面図である。 穀粒搬送装置における高さセンサーの付近の正面図である。 穀粒搬送装置における高さセンサーの付近の縦断右側面図である。 穀粒搬送装置におけるライトの付近の縦断右側面図である。 穀粒搬送装置におけるライトの付近の横断平面図である。 穀粒搬送装置の旋回状態及び昇降状態を示す概略図である。
図1〜図9に、普通型のコンバインが示されており、図1〜図9において、Fは前方向を示し、Bは後方向を示し、Uは上方向を示し、Dは下方向を示し、Rは右方向を示し、Lは左方向を示している。
(コンバインの全体構成)
図1及び図2に示すように、右及び左のクローラ型式の走行装置2により、機体1が支持されており、運転部3が、機体1の前部の右部に設けられている。脱穀装置4が機体1の後部の左部に設けられ、グレンタンク5及び穀粒搬送装置6が機体1の後部の右部に設けられている。フィーダ7が、脱穀装置4の前部に連結されて前側に延出され、刈取部8がフィーダ7の前部に連結されている。
以上の構成により、機体1の進行に伴って圃場の作物が、刈取部8に導入されて収穫され、作物が、フィーダ7を通って搬送されて脱穀装置4に供給され、脱穀装置4において脱穀処理される。脱穀装置4で脱穀処理されて回収された穀粒が、グレンタンク5に貯留されるのであり、グレンタンク5が満杯になると、穀粒搬送装置6によりグレンタンク5の穀粒を排出することができる。
(穀粒搬送装置の構成)
図1及び図2に示すように、穀粒搬送装置6に、縦搬送部9、中継搬送部10、横搬送部11、穀粒排出口12及び支持ケース13等が設けられている。
支持ケース13が、グレンタンク5の後部の下部に連結されて、上下方向に沿った軸芯P1周りに回転可能に機体1の後部に支持されている。縦搬送部9の下部が、軸芯P1周りに回転可能に支持ケース13に取り付けられている。
上下方向に沿った支持フレーム14が機体1の後部に連結されている。縦搬送部9は、支持フレーム14の上部及び下部に連結されたリング状の支持部材15,16に、軸芯P1周りに回転可能に支持されている。縦搬送部9の上部が、グレンタンク5の後部の上部に連結されたリング状の支持部材17に、軸芯P1周りに回転可能に支持されている。
以上の構成により、縦搬送部9が、支持ケース13を介してグレンタンク5の下部に接続されて、上下方向に沿って配置されており、縦搬送部9及び支持ケース13が軸芯P1周りに回転可能に支持されている。
図1,2,3,4に示すように、中継搬送部10に、第1部分21と第2部分22とが設けられている。第1部分21は、アングル状に構成されて、縦搬送部9の上部に連結されている。第2部分22は、アングル状に構成されて、水平方向に沿った中心軸P2周りに上下に揺動可能に第1部分21の横部に取り付けられている。中心軸P2は、第1部分21の上下方向での中央位置に配置され、第1部分21の幅方向での中央位置に配置されている。
以上の構成により、中継搬送部10(第1部分21及び第2部分22)が、縦搬送部9の上部に水平方向に沿った状態で連結されている。
横搬送部11が、中継搬送部10の第2部分22に連結されており、中継搬送部10の中心軸P2周りに上下に揺動可能に中継搬送部10に連結された状態となっている。穀粒排出口12が、横搬送部11の終端部に下向きに設けられている。
図7及び図8に示すように、横搬送部11の端部に、防水型式のライト18が下向きに取り付けられ、ライト18を覆う合成樹脂製のカバー19が取り付けられている。金属製の棒状部材が平面視でチャンネル状に折り曲げられて構成されたガード部材20が、横搬送部11の端部に取り付けられており、カバー19の下辺部の内面に沿うように配置されている。
図1及び図2に示すように、穀粒搬送装置6において、縦搬送部9、中継搬送部10(第1部分21及び第2部分22)、横搬送部11の内部に、螺旋状の搬送体(図示せず)が配置されている。搬送体が回転駆動されることにより、グレンタンク5の穀粒が、支持ケース13の内部から縦搬送部9、中継搬送部10(第1部分21及び第2部分22)、横搬送部11の内部を通って搬送されて、穀粒排出口12から排出される。
(穀粒搬送装置の旋回の構成)
図1及び図2に示すように、支持フレーム14及び支持部材15に対して縦搬送部9を軸芯P1周りに回転駆動可能な電動モータ23が、支持部材15に設けられている。
図1及び図2に示す状態で、電動モータ23により縦搬送部9が軸芯P1周りに回転駆動されることにより、穀粒搬送装置6(縦搬送部9、中継搬送部10(第1部分21及び第2部分22)、横搬送部11、穀粒排出口12)が旋回操作される。
電動モータ23の停止状態において、グレンタンク5及び支持ケース13が、軸芯P1(縦搬送部9)周りに揺動操作されることによって、グレンタンク5が機体1から離れる右側に移動操作される。これにより、脱穀装置4におけるグレンタンク5側の部分や、グレンタンク5における脱穀装置4側の部分のメンテナンス作業を行うことができる。
(穀粒搬送装置の昇降の構成)
図1,2,3,4に示すように、中継搬送部10の第1部分21における横搬送部11の反対側のボス部21aに、第1昇降部材31が、中心軸P2周りに上下に揺動可能に支持されている。
図3,4,5,6に示すように、第1昇降部材31は、上下方向に沿った縦面部31aと、縦面部31aの上部から横搬送部11に向く横方向に延びた上面部31bと、縦面部31aの下部から横搬送部11に向く横方向に延びた下面部31cとを有する断面溝型形状に形成されている。
図1,2,3,4に示すように、横搬送部11にブラケット24が連結されており、第1昇降部材31の端部とブラケット24とに亘って、丸棒状の第2昇降部材32が連結されており、第2昇降部材32が第1昇降部材31と横搬送部11とに亘って取り付けられている。横搬送部11、中継搬送部10の第2部分22、第1昇降部材31及び第2昇降部材32が、一体で、中心軸P2周りに上下に揺動可能な状態となっている。
中継搬送部10の第1部分21に、ブラケット25が連結されており、ブラケット25はグレンタンク5から上側に十分に離れている。昇降シリンダ26が、ブラケット25と第2昇降部材32とに亘って接続されており、平面視で第1昇降部材31と横搬送部11との間に配置されている。
以上の構成により、昇降シリンダ26が伸縮作動することにより、第2昇降部材32を介して、横搬送部11、中継搬送部10の第2部分22及び第1昇降部材31が、一体で中心軸P2周りに昇降操作される。
(穀粒搬送装置の旋回操作及び昇降操作)
作業者が操作可能な右旋回スイッチ(図示せず)、左旋回スイッチ(図示せず)、上昇スイッチ(図示せず)、下降スイッチ(図示せず)が、運転部3に設けられている。右旋回スイッチが操作されると、前述の(穀粒搬送装置の旋回の構成)に記載のように、電動モータ23により穀粒搬送装置6が右に旋回操作されるのであり、左旋回スイッチが操作されると、電動モータ23により穀粒搬送装置6が右に旋回操作される。
上昇スイッチが操作されると、前述の(穀粒搬送装置の昇降の構成)に記載のように、昇降シリンダ26が伸長作動して、横搬送部11が上昇操作されるのであり、下降スイッチが操作されると、昇降シリンダ26が収縮作動して、横搬送部11が下降操作される。
図2に示すように、運転部3の左方において、脱穀装置4の前部の上部に、受け台30が設けられている。穀粒搬送装置6を使用しない状態では、横搬送部11が受け台30に乗せられた格納位置A1(図9参照)に、穀粒搬送装置6に置いておく。
(横搬送部の上下揺動位置の検出の構成)
図3,4,5,6に示すように、中継搬送部10の第1部分21において、平面視で第2昇降部材32側の部分に、ステー27が連結されており、ステー27が第1昇降部材31に向けて延出されている。
ポテンショメータ型式の高さセンサー28が、ステー27に取り付けられており、高さセンサー28がステー27を介して中継搬送部10(第1部分21)に支持されている。
高さセンサー28が、水平方向に沿った方向から視て、中継搬送部10(第1部分21)の上部と中心軸P2との間に配置されている(図3参照)。
高さセンサー28が、平面視で、第1昇降部材31に対して横搬送部11側の位置に配置されて、第1昇降部材31と横搬送部11との間に配置された状態となっている(図4参照)。
高さセンサー28の検出軸28aが、ステー27から第1昇降部材31に向いて突出するように、高さセンサー28が配置されており、高さセンサー28の検出軸28aは、中心軸P2と平行な軸芯P3周りに正逆に回転可能である。
アーム部29が、高さセンサー28の検出軸28aに連結されて、高さセンサー28の検出軸28aから中心軸P2に向けて延出されており、高さセンサー28の検出軸28aの正逆の回転により、アーム部29が上下方向に沿って揺動可能な状態となっている。
アーム部29の端部に、丸棒状の接続ピン29a(接続部分に相当)が連結されて、接続ピン29aがアーム部29から、中心軸P2及び軸芯P3と平行な状態で、第1昇降部材31に向けて延出されている。アーム部29の接続ピン29aが、第1昇降部材31の延び方向から視て、第1昇降部材31の上面部31bと下面部31cとの間に配置されている(図5参照)。
高さセンサー28の内部に設けられたバネ等の付勢部材(図示せず)により、高さセンサー28の検出軸28aが図6の反時計方向に付勢されている。これにより、アーム部29が付勢部材によって下方に付勢されており、アーム部29の接続ピン29aが第1昇降部材31の下面部31cの上面に接触するように、アーム部29が第1昇降部材31の下面部31cに向けて付勢されて、アーム部29が第1昇降部材31に接続された状態となっている。
(高さセンサーによる横搬送部の上下揺動位置の検出)
前述の(横搬送部の上下揺動位置の検出の構成)により、横搬送部11の上下揺動位置が、以下の説明のように高さセンサー28により検出される。
図6の実線に示す状態で、横搬送部11(第1昇降部材31)が停止していたとする。この状態で、高さセンサー28の付勢部材により、アーム部29が第1昇降部材31の下面部31cに向けて付勢されて、アーム部29の接続ピン29aが第1昇降部材31の下面部31cの上面に接触している。
横搬送部11が上昇操作されることにより、図6の実線から二点鎖線に示すように、第1昇降部材31が上側に揺動すると、アーム部29の接続ピン29aが第1昇降部材31の下面部31cに沿って摺動すながら、第1昇降部材31の下面部31cにより、アーム部29の接続ピン29aが高さセンサー28の付勢部材に抗して押し上げられて、アーム部29が第1昇降部材31に追従して上側に揺動する。
横搬送部11が下降操作されることにより、図6の二点鎖線から実線に示すように、第1昇降部材31が下側に揺動すると、アーム部29の接続ピン29aが第1昇降部材31の下面部31cに沿って摺動すながら、高さセンサー28の付勢部材により、アーム部29の接続ピン29aが第1昇降部材31の下面部31cから離れないように、アーム部29が第1昇降部材31に追従して下側に揺動する。
第1昇降部材31の揺動に対して、アーム部29の接続ピン29aが第1昇降部材31の下面部31cに沿って摺動することにより、アーム部29の接続ピン29aの軌跡と第1昇降部材31の軌跡との差が吸収される。
以上のように、第1昇降部材31の揺動に伴なって、アーム部29が揺動することにより、第1昇降部材31の位置(上下角度)がアーム部29を介して高さセンサー28に伝達されて、第1昇降部材31の位置(上下角度)が高さセンサー28により検出される。
高さセンサー28は、第1昇降部材31の位置(上下角度)を検出することにより、横搬送部11の上下揺動位置を検出する。
高さセンサー28の位置を側面視で第1昇降部材31の延び方向に沿って変更したり、アーム部29の長さを変更することにより、第1昇降部材31の長さ(第1昇降部材31の下面部31cにおいてアーム部29の接続ピン29aが接触する部分と中心軸P2との間の長さ)を変更することができる。
これにより、第1昇降部材31の長さ(第1昇降部材31の下面部31cにおいてアーム部29の接続ピン29aが接触する部分と中心軸P2との間の長さ)とアーム部29の長さとの比を、適切な値に設定することによって、第1昇降部材31の揺動が、高さセンサー28にとって無理なく検出が行える適正な範囲に変換されて、高さセンサー28に伝達されるようにすることができる。
(穀粒搬送装置の旋回操作及び昇降操作における制御)
前述の(穀粒搬送装置の旋回の構成)に記載のように、電動モータ23により穀粒搬送装置6が軸芯P1周りに旋回操作される場合、縦搬送部9における軸芯P1周りでの位置を検出して、穀粒搬送装置6の旋回位置を検出する旋回位置センサー(図示せず)が設けられている。
前述の(高さセンサーによる横搬送部の上下揺動位置の検出)に記載のように、高さセンサー28により横搬送部11の上下揺動位置が検出される。
作業者が右旋回スイッチ及び左旋回スイッチ、上昇スイッチ及び下降スイッチを操作して、穀粒搬送装置6を格納位置A1に移動させる場合、旋回位置センサー及び高さセンサー28の検出に基づいて、以下の説明のような操作が行われる。
図9に示すように、作業者が左旋回スイッチの操作により穀粒搬送装置6を左に旋回操作して、横搬送部11が運転部3に対して右側から接近した場合(行程B1)、横搬送部11が運転部3から少し右側に離れた位置A2に達すると、穀粒搬送装置6が自動的に停止操作されて、警報が作動する。作業者は上昇スイッチを操作して、横搬送部11を上昇操作する(行程B2)。
横搬送部11が運転部3よりも高い位置A3に達すると、警報が停止するので、作業者は左旋回スイッチを操作して、穀粒搬送装置6を左に旋回操作する(行程B3)。横搬送部11が格納位置A1の上方の位置A4に達すると、穀粒搬送装置6が自動的に停止操作されて、警報が数回作動して停止する。作業者は下降スイッチを操作して、横搬送部11を下降操作して、穀粒搬送装置6を格納位置A1に移動させる(行程B4)。
作業者が右旋回スイッチの操作により穀粒搬送装置6を右に旋回操作して、横搬送部11が運転部3に対して左側から接近した場合(行程B5)、横搬送部11が格納位置A1の上方の位置A5に達すると、穀粒搬送装置6が自動的に停止操作されて、警報が数回作動して停止する。作業者は下降スイッチを操作して、横搬送部11を下降操作して、穀粒搬送装置6を格納位置A1に移動させる(行程B6)。
(発明の実施の第1別形態)
アーム部29が高さセンサー28の検出軸28aから中心軸P2の反対側に向けて延出され、付勢部材により高さセンサー28の検出軸28aが図6の時計方向に付勢されて、アーム部29の接続ピン29aが第1昇降部材31の下面部31cの上面に接触するように構成されてもよい。
アーム部29が高さセンサー28の検出軸28aから中心軸P2に向けて延出され、付勢部材により高さセンサー28の検出軸28aが図6の時計方向に付勢されて、アーム部29の接続ピン29aが第1昇降部材31の上面部31bの下面に接触するように構成されてもよい。
アーム部29が高さセンサー28の検出軸28aから中心軸P2の反対側に向けて延出されて、付勢部材により高さセンサー28の検出軸28aが図6の反時計方向に付勢されて、アーム部29の接続ピン29aが第1昇降部材31の上面部31bの下面に接触するように構成されてもよい。
付勢部材が、高さセンサー28の外部に設けられて、アーム部29に接続されるように構成されてもよい。
(発明の実施の第2別形態)
第1昇降部材31の縦面部31aに、第1昇降部材31の延出方向に沿った長孔(図示せず)が開口され、この長孔にアーム部29の接続ピン29aが挿入されて、アーム部29が第1昇降部材31に接続されるように構成されてもよい。
この構成によると、付勢部材が不要になる。
この構成によると、高さセンサー28が、平面視で、第1昇降部材31に対して横搬送部11の反対側に配置されるように構成することができる。
(発明の実施の第3別形態)
アーム部29が高さセンサー28の検出軸28aから中心軸P2の反対側に向けて延出され、アーム部29が第2昇降部材32に接続されてもよい。高さセンサー28により、第2昇降部材32の位置が検出されて、横搬送部11の上下揺動位置が検出される。
この構成では、アーム部29の延出方向に沿った長孔(図示せず)がアーム部29に開口され、この長孔に第2昇降部材32が挿入されるように構成すればよい。
本発明は、普通型のコンバインばかりではなく、自脱型のコンバインにも適用できる。
5 グレンタンク
6 穀粒搬送装置
9 縦搬送部
10 中継搬送部
11 横搬送部
12 穀粒排出口
26 昇降シリンダ
27 ステー
28 高さセンサー
29 アーム部
29a 接続ピン(接続部分)
31 第1昇降部材
31a 縦面部
31b 上面部
31c 下面部
32 第2昇降部材
P2 中心軸

Claims (8)

  1. 穀粒を貯留するグレンタンクと、
    前記グレンタンクの穀粒を排出可能な穀粒搬送装置とが備えられ、
    前記穀粒搬送装置に、前記グレンタンクの下部に接続されて上下方向に沿って配置された縦搬送部と、前記縦搬送部の上部に水平方向に沿った状態で連結された中継搬送部と、前記中継搬送部の中心軸周りに上下に揺動可能に前記中継搬送部に連結された横搬送部と、前記横搬送部の終端部に設けられた穀粒排出口とが設けられ、
    前記中心軸周りに上下に揺動可能に前記中継搬送部に支持された第1昇降部材と、
    前記第1昇降部材と前記横搬送部とに亘って取り付けられた第2昇降部材と、
    前記第2昇降部材に接続され、伸縮作動することにより前記横搬送部を前記中心軸周りに昇降操作する昇降シリンダと、
    前記第1昇降部材又は前記第2昇降部材の位置を検出することにより、前記横搬送部の上下揺動位置を検出する高さセンサーとが備えられているコンバイン。
  2. 前記高さセンサーは、前記第1昇降部材の位置を検出することにより、前記横搬送部の上下揺動位置を検出する請求項1に記載のコンバイン。
  3. 上下方向に沿って揺動可能なアーム部が、前記高さセンサーに設けられ、
    前記アーム部が、前記第1昇降部材に接続され、
    前記第1昇降部材の揺動に伴なって前記アーム部が揺動することにより、前記第1昇降部材の位置が前記高さセンサーにより検出される請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記第1昇降部材が、前記中継搬送部における前記横搬送部の反対側の部分に支持され、
    前記高さセンサーが、平面視で、前記第1昇降部材に対して前記横搬送部側の位置に配置されている請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記第1昇降部材が、上下方向に沿った縦面部と、前記縦面部の上部から前記横搬送部に向く横方向に延びた上面部と、前記縦面部の下部から前記横搬送部に向く横方向に延びた下面部とを有する断面溝型形状に形成され、
    前記アーム部の端部における前記第1昇降部材との接続部分が、前記第1昇降部材の延び方向から視て、前記上面部と前記下面部との間に配置されている請求項4に記載のコバイン。
  6. 前記アーム部の接続部分が前記上面部又は前記下面部に接触するように、前記アーム部が前記上面部又は前記下面部に向けて付勢され、
    前記第1昇降部材の揺動に伴なって、前記アーム部の接続部分が前記上面部又は前記下面部を摺動しながら、前記アーム部が揺動する請求項5に記載のコンバイン。
  7. 前記高さセンサーが、水平方向に沿った方向から視て、前記中継搬送部の上部と前記中心軸との間に配置されている請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載のコンバイン。
  8. 前記高さセンサーが、ステーを介して前記中継搬送部に支持されている請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載のコンバイン。
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