JP2021082205A - 作業現場用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物内の作業現場で用いられる場合に利便性の向上を図ることができる作業現場用表示装置を提供する。【解決手段】表示装置10は、ディスプレイ部11とそのディスプレイ部11の表示制御を行う制御装置12とを備える。制御装置12は、制御部15と記憶部16とを有する。記憶部16は、建物内で作業する各作業者ごとに建物への入退場に関する入退場情報を記憶する入退場情報データベース16bを有する。制御部15は、建物に入場又は退場する作業者を特定し、その特定された作業者が建物に入場するのか又は退場するのかを入力するための入退場入力画面をディスプレイ部11に表示させる。そして、制御部15は、入退場入力画面に入力された入場又は退場の情報に基づき、入退場情報データベース16bに記憶された上記特定された作業者の入退場情報を更新する。【選択図】 図2

Description

本発明は、施工途中の建物において、その建物内の作業現場で用いられる作業現場用表示装置に関する。
特許文献1には、建物の施工現場で作業を行う作業者により用いられる作業現場用の表示装置(デジタルサイネージ)が開示されている。この表示装置には、作業者に向けた各種情報が表示されるようになっている。表示装置は屋外に設置され、屋外で作業する作業者にとって視認性の向上が図られている。
特開2019−82924号公報
建物の施工現場で行う施工作業には、建物内に作業者が入って行う作業がある。かかる作業としては、壁や天井にクロスを張る作業や、床にフローリングを敷く作業等がある。ここで、上記特許文献1の表示装置は、屋外で作業を行う作業者を対象としたものである。そのため、この表示装置を建物内で作業する作業者が用いる場合、利便性の面で難があると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、建物内の作業現場で用いられる場合に利便性の向上を図ることができる作業現場用表示装置を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の作業現場用表示装置は、施工途中の建物においてその建物内の作業現場で用いられるものであり、ディスプレイ部とそのディスプレイ部の表示制御を行う制御装置とを備える作業現場用表示装置であって、前記制御装置は、前記建物内で作業する各作業者ごとに前記建物への入退場に関する入退場情報を記憶する入退場情報記憶手段と、前記建物に入場又は退場する前記作業者を特定する作業者特定手段と、前記特定された作業者が前記建物に入場するのか又は退場するのかを入力するための入退場入力画面を前記ディスプレイ部に表示させる入退場入力画面表示手段と、前記入退場入力画面に入力された入場又は退場の情報に基づき、前記入退場情報記憶手段に記憶された前記特定された作業者の前記入退場情報を更新する入退場情報更新手段と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、建物内で作業を行う各作業者の入退場管理を表示装置を用いて行うことができる。これにより、建物内の作業現場で表示装置が用いられる場合において利便性の向上を図ることができる。
第2の発明の作業現場用表示装置は、第1の発明において、前記制御装置は、前記作業者ごとに作業の進捗状況に関する作業進捗情報を記憶する作業進捗情報記憶手段と、前記作業者が作業の進捗状況を入力するための進捗状況入力画面を前記ディスプレイ部に表示させる進捗状況入力画面表示手段と、前記進捗状況入力画面に入力された当該作業者の作業進捗状況に基づき、前記作業進捗情報記憶手段に記憶された当該作業者の前記作業進捗情報を更新する作業進捗情報更新手段と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、各作業者により行われる作業の進捗管理を表示装置を用いて一括して行うことができる。この場合、各作業者の作業管理を行う管理者にとっては各作業者の進捗管理を紙等で行う手間を省くことができるため、利便性の向上を図ることができる。
第3の発明の作業現場用表示装置は、第2の発明において、前記制御装置は、前記作業者特定手段により特定された作業者により前記入退場入力画面に入力された入場又は退場の情報に基づき、当該作業者が前記建物に入場するのか又は前記建物から退場するのか判定する入退場判定手段を有しており、前記進捗状況入力画面表示手段は、前記入退場判定手段により当該作業者が退場すると判定された場合に、前記進捗状況入力画面を前記ディスプレイ部に表示させることを特徴とする。
上記構成によれば、作業者が建物から退出するタイミングで進捗状況入力画面がディスプレイ部に表示されるため、作業者に作業の進捗状況についての入力を確実に行わせることができる。
第4の発明の作業現場用表示装置は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記制御装置は、前記作業者特定手段により特定された作業者により前記入退場入力画面に入力された入場又は退場の情報に基づき、当該作業者が前記建物に入場するのか又は前記建物から退場するのか判定する入退場判定手段と、前記入退場判定手段により前記作業者が退場すると判定された場合に、前記入退場情報記憶手段に記憶された前記各作業者の前記入退場情報に基づき、退場する前記作業者が前記建物から最後に退場する最終退場者であるか否かを判定する最終退場者判定手段と、前記最終退場者判定手段により前記作業者が最終退場者であると判定された場合に、その旨を前記ディスプレイ部に表示させる最終退場者表示手段と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、表示装置の入退場管理機能を用いて建物から退場する作業者が最終退場者であるか否かが判定され、最終退場者である場合にはその旨がディスプレイ部に表示される。これにより、作業者が最終退場者となった場合に、その作業者に建物内の戸締まりや消灯等を確実に行わせることができる。
第5の発明の作業現場用表示装置は、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記建物に設けられた玄関ドアの内側に取り付けられることを特徴とする。
上記構成によれば、表示装置が玄関ドアの内側に取り付けられるようになっているため、表示装置を用いて入退場管理を行うにあたり好都合な構成となっている。また、工場で玄関ドアに表示装置を取り付け、その取付状態で表示装置を現場に出荷することができる。この場合、現場で表示装置を建物に取り付ける手間を不要とすることができるため、現場での作業負担を軽減することができる。
表示装置が玄関に設けられた状態を示す正面図。 表示装置を含んで構成される表示システムの全体構成を示す図。 ディスプレイ部に各種画面が表示された状態を示す図。 入退場処理の流れを示すフローチャート。 退場時処理の流れを示すフローチャート。 最終退場者である旨の表示を示す図。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、施工途中の建物において、その建物内の作業現場で用いられる作業現場用表示装置について具体化している。以下、作業現場用表示装置について説明を行う。
本実施形態では、作業現場用表示装置10(以下、表示装置10という)が施工途中の建物30における玄関31内に設けられるものとなっている。図1には、表示装置10が玄関31に設けられた状態が示されている。図1に示すように、玄関31には玄関ドア32が設けられており、その玄関ドア32には表示装置10が取り付けられている。表示装置10は、ディスプレイ部11を有して構成され、全体として矩形板状とされている。表示装置10は、玄関ドア32の内側(屋内側)に取り付けられ、例えば玄関ドア32における上側部分に取り付けられている。
表示装置10は、製造工場において玄関ドア32に取り付けられるようになっている。そのため、表示装置10は玄関ドア32に取り付けられた状態で製造工場から建物30へ出荷されるようになっている。
また、本実施形態では、建物30が直方体状をなす複数の建物ユニットからなるユニット式建物となっている。各建物ユニットは製造工場で製造され、それら製造された各建物ユニットが製造工場から施工現場へ出荷されるようになっている。この場合、製造工場では、各建物ユニットのうちいずれかの建物ユニットに玄関ドア32が取り付けられ、その玄関ドア32に表示装置10が取り付けられる。したがって、表示装置10は建物ユニットに取り付けられた状態で出荷されるようになっている。
続いて、表示装置10の構成について図2に基づいて説明する。なお、図2は、表示装置10を含んで構成される表示システムの全体構成を示す図である。
図2に示すように、表示装置10は、ディスプレイ部11と、そのディスプレイ部11の表示制御を行う制御装置12とを備える。ディスプレイ部11は、タッチパネル式のディスプレイとなっており、タッチ操作により各種情報を入力することが可能となっている。
制御装置12はディスプレイ部11と接続され、ディスプレイ部11と一体化されて設けられている。制御装置12は、制御部15と記憶部16とを有する。制御部15は、ディスプレイ部11の表示制御等、各種処理を行うものである。また、記憶部16は、制御部15による処理に必要な各種情報を記憶するものである。なお、制御装置12はディスプレイ部11と別体で設けられていてもよい。
記憶部16には、複数のデータベース16a〜16cが構築されている。これらのデータベース16a〜16cのうち、顔画像データベース16aには、建物30内で作業を行う各作業者Sの顔画像が予め登録顔画像として記憶(登録)されている。また、入退場情報データベース16bには、各作業者Sごとに作業者Sが建物30に入場したか退場したかに関する入退場情報が記憶されている。この入退場情報により建物30内にどの作業者Sがいるか常時把握することが可能となっている。なお、入退場情報データベース16bが入退場情報記憶手段に相当する。
作業進捗情報データベース16cには、各作業者Sごとに作業者Sが建物30内で行う作業の進捗状況に関する作業進捗情報が記憶されている。また、作業進捗情報データベース16cには、各作業者Sが建物30内で行う作業の内容に関する作業内容情報が記憶(登録)されている。作業内容情報としては、作業者Sが行う作業の工種(工程)や作業量、予定日数等の情報が記憶されている。なお、作業進捗情報データベース16cが作業進捗情報記憶手段に相当する。
また、記憶部16には、各データベース16a〜16cに記憶されている各種情報の他に、建物30に関する情報である邸別情報が予め記憶(登録)されている。邸別情報としては、お客様氏名や建物30の引き渡し予定日、その他キーデートとなる日程等が記憶されている。また、邸別情報は、工場から表示装置10が出荷される出荷前に記憶部16に予め登録されるようになっている。
制御装置12は、インターネット等の通信網18を介して管理者端末19と接続されている。管理者端末19は、作業者Sの作業管理を行う管理者により用いられるもので、パソコン(PC)からなる。管理者は管理者端末19により制御装置12にアクセスし、作業進捗情報データベース16cに記憶されている各作業者Sの作業進捗情報を取得することが可能となっている。これにより、管理者は各作業者Sの作業進捗状況を一括して把握することが可能となっている。
制御装置12には、騒音計測機21と振動計測機22とが接続されている。騒音計測機21は、建物30内で発生した騒音を計測するものであり、振動計測機22は、建物30で発生した振動を計測するものである。騒音計測機21及び振動計測機22で計測された騒音値及び振動値は逐次制御装置12の制御部15に入力される。
制御部15は、各計測機21,22から入力される建物30の騒音値及び振動値をディスプレイ部11に表示する。図3には、ディスプレイ部11に各種画面25〜29が表示された状態が示されている。図3に示すように、制御部15は、ディスプレイ部11に建物30の騒音値及び振動値を示した騒音・振動表示画面25を表示する。これにより、建物30内で作業する作業者Sは建物30内の騒音値及び振動値を常時把握することが可能となっている。また、制御部15は、建物30内の騒音値又は振動値が基準値を上回った場合、管理者端末19に対して基準値を上回った旨の警告を通知する。なお、この通知は、管理者の携帯する携帯通信端末に行ってもよい。
制御部15は、邸別(つまり建物30)の注意事項等の特記事項を示した特記事項画面26をディスプレイ部11に表示する。図3の例では、特記事項画面26に「下がり天井の位置要注意」である旨の特記事項が表示されている。特記事項は管理者により管理者端末19を用いて登録され、その登録された特記事項が特記事項画面26に表示されるようになっている。なお、特記事項は管理者により管理者端末19を用いて随時変更されるようになっている。
制御部15は、作業者Sに注意を促す(本日の)注意事項を示した注意事項画面27をディスプレイ部11に表示する。図3の例では、注意事項画面27に熱中症に関する注意事項が示されている。記憶部16には、複数種類の注意事項が予め記憶(登録)されている。それらの注意事項は気温や天候、曜日等といった注意すべき要素と対応付けして記憶されている。例えば、熱中症に関する注意事項の場合、気温35度以上という温度情報(注意すべき要素)と対応付けして記憶されている。この場合、気温が35度以上になると、制御部15が注意事項画面27に熱中症に関する注意事項を示す。
表示装置10には、作業者Sの顔を撮影する顔認証用のカメラ13が内蔵されている。カメラ13は、作業者Sが建物30に入退場する際、その作業者Sの顔を撮影するために用いられる。本表示装置10では、このカメラ13により撮影された作業者Sの顔画像を基に、各作業者Sの入退場管理を行うものとなっている。作業者Sは建物30に入退場する際、このカメラ13の前に顔をかざしてカメラ13により顔の撮影を行うようになっている。例えば、表示装置10にはカメラ13に顔をかざしたことを検知するセンサが設けられ、そのセンサによる検知があった場合にカメラ13による顔の撮影が行われるようになっている。
次に、制御装置12の制御部15により実行される入退場処理について図4に示すフローチャートに基づき説明する。なお、本処理は、所定の周期で繰り返し実行される。
図4に示すように、まずステップS11では、建物30に入退場(入場又は退場)する作業者Sの顔がカメラ13により撮影されたか否かを判定する。この判定は、カメラ13より、撮影された顔画像が入力されたか否かに基づき行われる。作業者Sの顔がカメラ13により撮影された場合にはステップS12に進み、撮影されていない場合には本処理を終了する。
ステップS12では、カメラ13により撮影された作業者Sの顔画像に基づき、その作業者Sを特定する作業者特定処理を行う(作業者特定手段に相当)。この処理では、撮影された作業者Sの顔画像と、顔画像データベース16aに記憶された各作業者Sの登録顔画像とを対比することで、作業者Sを特定する。以下、この特定された作業者Sを作業者Saという。
ステップS13では、作業者Saが建物30に入場するのか又は退場するのかを入力するための入退場入力画面28(図3参照)をディスプレイ部11に表示する(入退場入力画面表示手段に相当)。入退場入力画面28には、入場ボタン28aと退場ボタン28bとが表示されている。作業者Saは建物30に入場する際は入場ボタン28aをタッチ操作し、建物30から退場する際は退場ボタン28bをタッチ操作する。また、入退場入力画面28には、さらに作業者Saの氏名と顔画像28cとが表示される。この場合、作業者Saの顔画像28cは、顔画像データベース16aに記憶された作業者Saの登録顔画像が読み出されて表示される。
ステップS14では、作業者Saにより入場ボタン28a又は退場ボタン28bが操作されたか否かを判定する。操作された場合には、その操作に応じて入場又は退場の情報が入力される。この場合、ステップS15に進む。一方、操作されていない場合には、操作されるまで繰り返し本判定を行う。
ステップS15では、作業者Sにより入力された入場又は退場の情報に基づき、入退場情報データベース16bに記憶されている、作業者Saの入退場情報を更新する(入退場情報更新手段に相当)。
ステップS16では、作業者Sにより入力された入場又は退場の情報に基づき、作業者Saが建物30に入場するのか又は建物30から退場するのかを判定する(入退場判定手段に相当)。作業者Saが建物30に入場する場合には本処理を終了し、作業者Saが建物30から退場する場合にはステップS17に進む。
ステップS17では、退場時処理を行う。以下、退場時処理について図5に示すフローチャートに基づき説明する。なお、退場時処理が終了した後、本処理(入退場処理)を終了する。
図5に示すように、退場時処理では、まずステップS21において、作業者Saが作業の進捗状況を入力するための進捗状況入力画面29(図3)をディスプレイ部11に表示させる(進捗状況入力画面表示手段に相当)。進捗状況入力画面29には、作業者Saの作業内容情報が表示される。この場合、作業進捗情報データベース16cに記憶された作業者Saの作業内容情報を読み出し、その読み出した作業内容情報を進捗状況入力画面29に表示する。図3の例では、作業内容情報として、作業者Saの行う作業の工種情報が表示されている。
また、進捗状況入力画面29には、作業者Saが本日行った作業の進捗量(作業量)を作業進捗状況として入力する入力欄が表示されている。図3の例では、進捗状況入力画面29に表示された工種の作業についての進捗量を入力欄に入力するようになっている。作業者Saはこの入力欄にタッチ操作により本日行った作業の進捗量を入力する。
ステップS22では、作業者Saにより作業の進捗量が入力されたか否かを判定する。入力された場合にはステップS23に進み、入力されていない場合には入力されるまで繰り返し本判定を行う。
ステップS23では、進捗状況入力画面29に入力された作業者Saの作業進捗量に基づき、作業進捗情報データベース16cに記憶された作業者Saの作業進捗情報を更新する(作業進捗情報更新手段に相当)。
ステップS24では、入退場情報データベース16bに記憶された各作業者Sの入退場情報に基づき、作業者Saが建物30から最後に退場する最終退場者であるか否かを判定する(最終退場者判定手段に相当)。この場合、作業者Sa以外のすべての作業者Sの入退場情報がいずれも退場の情報となっている場合には、作業者Saが最終退場者であると判定される。一方、作業者Sa以外の各作業者Sのうちいずれかの作業者Sの入退場情報が入場の情報となっている場合には、作業者Saが最終退場者でないと判定される。かかる判定の結果、作業者Saが最終退場者である場合にはステップS25に進み、最終退場者でない場合には本処理を終了する。
ステップS25では、作業者Saが最終退場者である旨をディスプレイ部11に表示させる(最終退場者表示手段に相当)。この場合、例えば図6に示すように、ディスプレイ部11には、作業者Saが最終退場者である旨に加え、その最終退場者に対して注意を喚起する注意喚起表示(戸締まり、消灯の実施等)が表示される。その後、本処理を終了する。以上が、退場時処理についての説明である。
表示装置10(制御装置12)によるその他の機能について説明すると、入退場情報データベース16bには、各作業者Sごとに建物30への入退場の履歴に関する入退場履歴情報が記憶されるようになっている。制御部15は、入退場情報データベース16bに記憶された各作業者Sの入退場履歴情報に基づき、各作業者Sの出勤簿を作成する機能を有している。これにより、管理者は作成された出勤簿を後日プリンタ等に出力し、作業者Sの出勤状況の確認をすることが可能となっている。
制御部15は、作業進捗情報データベース16cに記憶された各作業者Sの作業進捗情報に基づき、各作業者の作業工程表を作成する機能を有している。これにより、管理者は作成された作業工程表をプリンタ等に出力し、各作業者Sの作業進捗等を一括して確認することが可能となっている。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
カメラ13により撮影された入退場(入場又は退場)する作業者Sの顔画像に基づき、入退場する作業者Sが誰であるかを特定し、その特定した作業者Saが建物30に入場するのか退場するのかを入力するための入退場入力画面28をディスプレイ部11に表示させるようにした。そして、入退場入力画面28に入力された入場又は退場の情報に基づき、入退場情報データベース16bに記憶された作業者Saの入退場情報を更新するようにした。この場合、建物30内で作業を行う各作業者Sの入退場管理を表示装置10を用いて行うことができる。これにより、建物30内の作業現場で表示装置10が用いられる場合において利便性の向上を図ることができる。
作業者Sが作業の進捗状況を入力するための進捗状況入力画面29をディスプレイ部11に表示させ、その進捗状況入力画面29に入力された作業進捗状況に基づき、作業進捗情報データベース16cに記憶された当該作業者Sの作業進捗情報を更新するようにした。この場合、各作業者Sにより行われる作業の進捗管理を表示装置10を用いて一括して行うことができる。これにより、作業管理を行う管理者にとっては各作業者Sの進捗管理を紙などで行う手間を省くことができるため、利便性の向上を図ることができる。
作業者Sが建物30から退場するとの判定がされた場合に、進捗状況入力画面29をディスプレイ部11に表示させるようにした。この場合、作業者Sが建物30から退出するタイミングで進捗状況入力画面29がディスプレイ部11に表示されるため、作業者Sに作業の進捗状況についての入力を確実に行わせることができる。
作業者Sが建物30から退場するとの判定がされた場合に、入退場情報データベース16bに記憶された各作業者Sの入退場情報に基づき、退場する作業者Sが建物30からの最終退場者であるか否かを判定し、最終退場者であると判定された場合にその旨をディスプレイ部11に表示させるようにした。この場合、作業者Sが最終退場者となった場合には、その作業者Sに建物30内の戸締まりや消灯等を確実に行わせることが可能となる。
表示装置10を玄関ドア32の内側に取り付けるようにしたため、表示装置10を用いて入退場管理を行うにあたり好都合な構成となっている。また、工場で玄関ドア32に表示装置10を取り付け、その取付状態で表示装置10を現場に出荷するようにしたため、現場で表示装置10を玄関ドア32に取り付ける手間を不要とすることができる。そのため、現場での作業負担を軽減することができる。
邸別(建物30)の注意事項等の特記事項を示した特記事項画面26をディスプレイ部11に表示させるようにしたため、作業者Sに対して建物30内で作業を行うにあたり注意すべき点を周知させることができる。また、特記事項画面26に建物30に入居する入居者の顔画像を表示させてもよい。この場合、作業者Sは愛着をもって作業に当たることができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では、カメラ13により撮影された作業者Sの顔画像に基づき、建物30に入退場(入場又は退場)する作業者Sを特定するようにしたが、入退場する作業者Sを特定するための手段は必ずしもこれに限らない。例えば、記憶部16に各作業者Sの氏名を記録した作業者名簿を記憶しておき、作業者Sが建物30に入退場する際に、制御部15により上記作業者名簿をディスプレイ部11に表示させるようにすることが考えられる。この場合、表示装置10に作業者Sが近づいたことを検知するセンサを設けておき、そのセンサによる検知があった場合に制御部15により作業者名簿をディスプレイ部11に表示させることが考えられる。そして、ディスプレイ部11に表示される作業者名簿は、作業者Sがタッチ操作により自らの氏名を選択できるようにし、タッチ操作により選択された氏名に基づき、入退場する作業者Sを特定するようにすることが考えられる(作業者特定手段に相当)。
・上記実施形態では、作業者Sが建物30から退場することが判定された場合に、進捗状況入力画面29をディスプレイ部11に表示させるようにしたが、進捗状況入力画面29は必ずしも作業者Sが退場するタイミングで表示させる必要はない。例えば、ディスプレイ部11に進捗状況入力画面29を表示させるための操作部を設けておき、その操作部が作業者Sにより操作されたことに基づき進捗状況入力画面29をディスプレイ部11に表示せるようにしてもよい。この場合、作業者Sが進捗状況を入力したいタイミングで入力することが可能となる。
・上記実施形態では、表示装置10を玄関ドア32に取り付けたが、表示装置10を玄関31において玄関ドア32以外の場所に取り付けてもよい。例えば、表示装置10を玄関31の壁面に取り付けることが考えられる。また、表示装置10は必ずしも玄関31に設置する必要はなく、居室やキッチン等、玄関31以外の部屋に設置してもよい。
また、上記実施形態では、表示装置10を玄関ドア32に工場で取り付け建物30に出荷するようにしたが、表示装置10を単品の状態で建物30に出荷し、出荷後、表示装置10を現場で玄関ドア32に取り付けるようにしてもよい。
・各作業者Sごとに作業者Sに関する各種情報(作業者情報)を記憶する作業者情報データベースを設けてもよい。この場合、例えば、作業者情報として、作業者Sが苦手な環境に関する苦手環境情報を記憶することが考えられる。苦手環境情報としては、例えば作業者Sが騒音に弱い、高温多湿に弱いといった情報を記憶することが考えられる。この場合、制御部15は、建物30内の環境情報(騒音、振動、温度、湿度等)を取得するようにし、その取得した環境情報と作業者データベースに記憶された作業者Sの苦手環境情報とに基づき、建物30内が作業者Sの苦手な環境になっているか否かを判定するようにする。そして、その判定により、作業者Sの苦手な環境になっている場合には、ディスプレイ部11にその旨を表示するとともに、その苦手な環境に対する対策内容を表示するようにする。対策内容としては、例えば、騒音が苦手な作業者Sに対しては耳栓を装着する旨の対策を表示することが考えられる。
10…表示装置、11…ディスプレイ部、12…制御装置、15…制御部、16b…入退場情報記憶手段としての入退場情報データベース、16c…作業進捗情報記憶手段としての作業進捗情報データベース、28…入退場入力画面、29…進捗状況入力画面、30…建物、32…玄関ドア。

Claims (5)

  1. 施工途中の建物においてその建物内の作業現場で用いられるものであり、ディスプレイ部とそのディスプレイ部の表示制御を行う制御装置とを備える作業現場用表示装置であって、
    前記制御装置は、
    前記建物内で作業する各作業者ごとに前記建物への入退場に関する入退場情報を記憶する入退場情報記憶手段と、
    前記建物に入場又は退場する前記作業者を特定する作業者特定手段と、
    前記特定された作業者が前記建物に入場するのか又は退場するのかを入力するための入退場入力画面を前記ディスプレイ部に表示させる入退場入力画面表示手段と、
    前記入退場入力画面に入力された入場又は退場の情報に基づき、前記入退場情報記憶手段に記憶された前記特定された作業者の前記入退場情報を更新する入退場情報更新手段と、を有することを特徴とする作業現場用表示装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記作業者ごとに作業の進捗状況に関する作業進捗情報を記憶する作業進捗情報記憶手段と、
    前記作業者が作業の進捗状況を入力するための進捗状況入力画面を前記ディスプレイ部に表示させる進捗状況入力画面表示手段と、
    前記進捗状況入力画面に入力された当該作業者の作業進捗状況に基づき、前記作業進捗情報記憶手段に記憶された当該作業者の前記作業進捗情報を更新する作業進捗情報更新手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の作業現場用表示装置。
  3. 前記制御装置は、前記作業者特定手段により特定された作業者により前記入退場入力画面に入力された入場又は退場の情報に基づき、当該作業者が前記建物に入場するのか又は前記建物から退場するのか判定する入退場判定手段を有しており、
    前記進捗状況入力画面表示手段は、前記入退場判定手段により当該作業者が退場すると判定された場合に、前記進捗状況入力画面を前記ディスプレイ部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の作業現場用表示装置。
  4. 前記制御装置は、
    前記作業者特定手段により特定された作業者により前記入退場入力画面に入力された入場又は退場の情報に基づき、当該作業者が前記建物に入場するのか又は前記建物から退場するのか判定する入退場判定手段と、
    前記入退場判定手段により前記作業者が退場すると判定された場合に、前記入退場情報記憶手段に記憶された前記各作業者の前記入退場情報に基づき、退場する前記作業者が前記建物から最後に退場する最終退場者であるか否かを判定する最終退場者判定手段と、
    前記最終退場者判定手段により前記作業者が最終退場者であると判定された場合に、その旨を前記ディスプレイ部に表示させる最終退場者表示手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の作業現場用表示装置。
  5. 前記建物に設けられた玄関ドアの内側に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の作業現場用表示装置。
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