JP6558921B2 - 空調制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建屋の複数の区域に設置された空気調和機(空調機)を集中制御する空調制御装置に関する。
オフィスビルなどの会議室に設置された空気調和機(空調機)を、会議室の利用予約に連動して運転制御する空調制御が行われている。例えば特許文献1に記載の空調機制御装置は、人体感知センサで会議室の使用状況を検知し、会議室を使用することになっていたスケジュールが変更されずに会議室が使用されない場合に、使用されていない部屋の空調を自動的に停止して、無駄な電力消費を削減する。
特許文献1の空調機制御装置は、スケジュールデータおよびパラメータに従って空調機を運転すると同時に、運転時間中における制御対象区画の使用状況を人体感知センサで監視する。そして、一定時間以上その区画が使用されていない場合には、空調機を停止する。停止した後もスケジュールの運転予定時間内は、人体感知センサで監視を続け、その区画の使用を確認したらスケジュールに合わせて空調機を起動する。
特開平5−248679号公報
しかしながら、特許文献1に記載の空調機制御装置は、会議室利用開始予定後、一定時間会議室に人がいることが確認されない場合にはじめて空調を停止するので、その間の消費電力を削減することができない。また、室内に人がいるかどうかを識別するためには新たに別途、人体感知センサを備える必要がある。複数の会議室を有するビルなどでは、人体感知センサの設置や保守のためのコストが大きくなるという課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、建屋に設置された空調機の消費電力をより効率的に削減することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る空調制御装置は、空調機が運転される単位の区域を複数有する建屋の、区域ごとに空調機の運転の開始および停止を含む制御を行う制御部と、建屋内で作業する作業者の建屋への入場および建屋からの退場を検出する入退場管理手段から、作業者ごとに建屋に在場するか不在であるかを示す在場情報を取得する在場情報取得部と、少なくとも1つの区域について、作業者のその区域を使用する開始予定時刻および終了予定時刻を含む予定情報を取得する予定情報取得部と、を備える。制御部は、少なくとも1つの区域について、予定情報および在場情報に基づいてその区域の空調機を制御し、開始予定時刻から終了予定時刻までの使用時間帯が重複するいずれかの作業者が開始予定時刻に建屋に在場の場合に、その区域の空調機の運転を開始し、使用時間帯が重複するすべての作業者が開始予定時刻に建屋に不在の場合に、その区域の空調機の状態を維持する。
本発明によれば、空調機が運転される単位の区域を複数有する建屋の、区域ごとに空調機の運転の開始および停止を行う場合に、建屋内で作業する作業者の在場情報、および作業者のその区域を使用する予定情報に基づいてその区域の空調機を制御し、開始予定時刻から終了予定時刻までの使用時間帯が重複するいずれかの作業者が開始予定時刻に建屋に在場の場合に、その区域の空調機の運転を開始し、使用時間帯が重複するすべての作業者が開始予定時刻に建屋に不在の場合に、その区域の空調機の状態を維持するので、建屋に設置された空調機の消費電力をより効率的に削減することができる。
本発明の実施の形態1に係る空調管理システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る空調制御装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る予定情報の例を示す図である。 実施の形態1に係る在場情報の例を示す図である。 実施の形態1に係る運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る運転停止制御の動作の一例を示すフローチャートである。 開始予定時刻に猶予時間を含める場合の運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。 開始予定時刻の前に予備運転を行う場合の運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る空調管理システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る空調管理システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態3に係る運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。 開始予定時刻の前に予備運転を行う場合の運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。 開始予定時刻の無人判定に猶予時間を設ける場合の運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。 使用時間帯で無人判定を行う場合の運転停止制御の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る設定情報の例を示す図である。 実施の形態4に係る運転制御の動作の一例を示すフローチャートである。 基準人口密度を含む場合の設定情報の例を示す図である。 区域の人口密度で温度を設定する場合の運転制御の動作の一例を示すフローチャートである。 運転開始時に温度を指令する運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空調管理システムの構成例を示すブロック図である。空調管理システムは、区域21および22を含む建屋1に設置される。空調管理システムは、空調制御装置10、空調機の室内機31、32、リモコン41、42、室外機5、スイッチングハブ6、端末7およびカードリーダ8から構成される。空調管理システムは、室外機5を除いて建屋1の内部に設置されている。室内機31およびリモコン41は区域21に、室内機32およびリモコン42は区域22にそれぞれ設置されている。図1には、区域21、22の2つしか示されていないが、建屋1には作業者が作業する2以上の区域がある。
区域21、22は、空調機が運転される単位である。区域21、22は、執務室、会議室、応接室、実験室、加工場、組立場、仕分け・配送の作業場など、建屋内の空調が行われる場所である。区域の間は壁で区切られているとは限らない。例えば、執務室が低いパーティションで仕切られて、仕切られた部分ごとに空調が運転される区域であってもよい。また、1つの区域が2つ以上の部屋を含む場合もあり得る。例えば、スタジオ室(実演室)とモニタ室のように一体で空調を制御する場合は、それらを合わせて1つの区域と見なせる。例えば、区域21は事務室であり、区域22は会議室である。
空調制御装置10は、建屋1の区域21、22ごとに空調機の運転の開始および停止を含む制御を行う。空調制御装置10、室内機31、32、リモコン41、42および室外機5は、専用線でバス接続されている。空調制御装置10、端末7およびカードリーダ8は、スイッチングハブ6を介してLAN(Local Area Network)で接続されている。図1では、端末7は区域21に配置されているが、端末7の位置は1つの区域21に限らない。端末7は、例えば無線LANで接続されて移動可能であってもよい。カードリーダ8は、建屋1の入出口に設置されている。図1では1つのカードリーダ8が示されているが、入出口のドアの内側と外側にそれぞれ1つづつカードリーダ8が配置されていてもよい。
図2は、実施の形態1に係る空調制御装置の構成例を示すブロック図である。空調制御装置10は、制御部11、入出力制御部12、入出力I/F13、LAN通信部14、制御信号通信部15および記憶部16から構成される。記憶部16は、予定情報17、在場情報18および設定情報19を記憶する。記憶部16は、設定情報19を記憶していなくてもよい。
記憶部16は、例えば、ハードディスク、スタティックRAMまたはフラッシュメモリなどの不揮発メモリで構成される。入出力I/F13は、例えば、液晶タッチパネルまたはディスプレイとキーボードなど、入力機能と表示機能を備える。
LAN通信部14は、スイッチングハブ6を介してLANで接続される端末7およびカードリーダ8と情報の送受信を行う。制御信号通信部15は、専用線でバス接続される室内機31、32、リモコン41、42および室外機5との制御信号の送受信を行う。
空調制御装置10は、少なくとも1つの区域、例えば会議室である区域22について、作業者のその区域22を使用する開始予定時刻および終了予定時刻を含む予定情報17を取得する。空調制御装置10は、建屋1内で作業する作業者の建屋1への入場および建屋1からの退場を検出し、作業者ごとに建屋1に在場するか不在であるかを示す在場情報18を生成する。そして、少なくとも1つの区域22について、予定情報17および在場情報18に基づいてその区域22の空調機32を制御する。
建屋1の作業者は、例えば、端末7または入出力I/F13を用いて、区域21、22を使用する開始予定時刻および終了予定時刻を含む予定情報17を、空調制御装置10に登録する。予定情報17は、作業者の名称(識別符号)、使用する区域、開始予定時刻および終了予定時刻を要素とするデータである。空調制御装置10の入出力I/F13、LAN通信部14、入出力制御部12、制御部11および記憶部16は、予定管理部を構成する。
図3は、実施の形態1に係る予定情報の例を示す図である。図3では、作業者「山田太郎」と「田中一郎」が、9時から10時までA会議室を使用することが示されている。また、作業者「中村次郎」は、10時半から12時までB会議室を使用することが示されている。おそらく、図示されない他の作業者が、10時半から12時に少なくとも一部重複する時間にB会議室を使用するスケジュールが登録されている。
図3の例では、「山田太郎」と「田中一郎」がA会議室を使用する時間帯は同じであるが、1つの区域の使用時間帯は、その区域を使用する作業者ごとの開始予定時刻から終了予定時刻までがすべて重複するとは限らない。ある作業者は他の作業者の使用時間の途中からまたは途中まで、使用時間が重複することがあり得る。
作業者がスケジュールを設定する際は、各作業者は端末7を使用して、スケジュールデータを入力することができる。端末7で入力されたスケジュールデータは、LANを介して空調制御装置10のLAN通信部14に送信される。入出力制御部12は、LAN通信部14で受信したスケジュールデータを制御部11に送る。そして制御部11は、受け取ったスケジュールデータから予定情報を生成して記憶部16に予定情報17として記憶する。すなわち、空調制御装置10は、端末7およびスイッチングハブ6を介して、予定情報17を取得する。予定情報17を閲覧する際は、記憶部16に記憶されている予定情報17を制御部11が読み出し、入出力制御部12およびLAN通信部14を通じLANを介して端末7に送信する。端末7は受信した予定情報17を表示する。予定情報17の入力および閲覧は、端末7とLANを用いなくても、空調制御装置10の入出力I/F13を使用して行うことも可能である。
作業者が建屋1に入場してから退場するまでその作業者は建屋1に在場し、作業者が建屋1を退場してから再び入場するまでその作業者は建屋1に不在である。作業者の入退場を検出するには、例えば、以下のようにする。IDをカードリーダ8に読み込ませなければ、ドアが開かないようにしておく。作業者は建屋1に入場するとき、例えば所持しているIDカードをドアの外のカードリーダ8にかざしてIDを読み込ませる。また、退場するときIDカードをドアの内側のカードリーダ8にかざしてIDを読み込ませる。
あるいは、入出口に外側のドアと内側のドアを設けて、それらの間にカードリーダ8が配置されてもよい。外側のドアを開けてカードリーダ8にIDを読み込ませると、外側のドアが閉まって内側のドアが開き、内側のドアを開けてカードリーダ8にIDを読み込ませれば、内側のドアが閉まって外側のドアが開くようにすれば、入退場を検出することができる。いずれにしても、作業者は、IDカードをカードリーダ8にかざしてIDを読み込ませなければ、建屋1の入退場ができない。
カードリーダ8が読み取った作業者のIDと入場、または退場の情報は、LANを介して空調制御装置10のLAN通信部14に送信され、入出力制御部12を介して、制御部11に送られる。制御部11は受け取ったデータが入場であればそのIDの作業者を在場、退場であれば不在とする在場情報18を生成して、記憶部16に記憶する。また、在場情報18を閲覧する際は、制御部11が記憶部16に格納されている在場情報18を読み出し、入出力制御部12、LAN通信部14を通じLANを介して端末7に送信する。端末7は、受信した在場情報18を表示する。入出力I/F13、LAN通信部14、入出力制御部12、制御部11および記憶部16は、在場情報管理部を構成する。在場情報18の閲覧には、端末7およびLANを用いなくても、空調制御装置10の入出力I/F13を使用して行うことも可能である。
図4は、実施の形態1に係る在場情報の例を示す図である。図4に示されるように、作業者ごとに在場か不在かの状態が示されている。例えば、「中村次郎」は不在であり、「「木村花子」は在場であることが示されている。
作業者を識別してその入退場を検出するためには、IDカードとカードリーダ8には限らない。例えば、入退場するときに、作業者にIDとパスワードを入力させて認証したり、指紋、光彩または静脈などの生体情報を利用して、作業者を認証してもよい。あるいは、カメラで撮影した顔や姿勢の画像から、作業者を認識してもよい。
空調制御装置10は、空調機である室内機31、室内機32および室外機5の制御を専用線バスを通して行う。制御部11は、予定情報17および在場情報18を参照し、それらの情報に基づいて空調機の運転開始および運転停止を含む制御を行い、区域21および区域22の空調を実施する。
制御部11は、例えば1つの区域22について、開始予定時刻から終了予定時刻までの使用時間帯が重複するいずれかの作業者が開始予定時刻に建屋1に在場の場合に、その区域22の空調機32の運転を開始し、使用時間帯が重複するすべての作業者が開始予定時刻に建屋1に不在の場合に、その区域22の空調機32の状態を維持する。
ここで、使用時間帯が重複するとは、その区域を使用する開始予定時刻から終了予定時刻まで連続して重複することを言う。ある作業者Aの開始予定時刻の前にその区域の開始予定時刻が設定され、作業者Aの開始予定時刻の後に終了予定時刻が設定されている作業者Bは、作業者Aの開始予定時刻からいずれか早い方の終了予定時刻まで、作業者Aと使用時間帯が重複する。制御部11は1つの区域について、作業者の開始予定時刻が到来するごとに、その開始予定時刻から始まる使用時間帯が重複する作業者のうち、いずれかの作業者がその時点で建屋1に在場であればその区域の空調機の運転を開始する。すなわち、開始予定時刻と終了予定時刻ごとに使用時間帯を区切って、開始予定時刻ごとに重複する作業者が建屋1に在場か不在かを調べて、使用時間帯が重複するいずれかの作業者が開始予定時刻に建屋1に在場の場合に、その区域の空調機の運転を開始する。そして、使用時間帯が重複するすべての作業者が建屋1に不在の場合は、その区域の空調機の状態を維持する。
ここで、空調機の運転を開始することは、空調機が運転中の場合に運転を継続することを含む。空調機の状態を維持するとは、空調機が運転状態であれば運転を継続し、停止状態であればそのまま停止状態を継続することである。
空調制御装置10の制御部11は、ある区域の空調の運転を開始した後に、その区域の連続する作業時間帯で最後の終了予定時刻に、その区域の空調機の運転を停止する。また、ある区域の空調機の運転を開始した後に、使用時間帯が重複するすべての作業者が建屋1に不在になった場合に、その区域の空調機の運転を停止する。ここで、空調機の運転を停止することは、空調機が停止状態の場合にそのまま停止状態を継続することを含む。
例えば、ある区域について、作業者AおよびCの同じ開始予定時刻、作業者Bの開始予定時刻、作業者Aの終了予定時刻、作業者BおよびCの同じ終了予定時刻の時間順であり、その他の重複する作業者はいない場合を想定する。制御部11は、作業者AおよびCの開始予定時刻に、作業者AおよびCが共に建屋1に不在であるか否かを調べ、作業者AまたはCが建屋1に在場であれば、その区域の空調機の運転を開始する。作業者AおよびCが建屋1に不在であれば、その区域の空調機の状態を維持する。次に、作業者Bの開始予定時刻に、作業者A、B、Cのいずれかが建屋1に在場の場合は、その区域の空調機の運転を開始する。すでに運転を開始している場合は、運転状態を継続する。
同じ想定で制御部11は、最後の終了予定時刻である作業者BおよびCの同じ終了予定時刻に、その区域の空調機の運転を停止する。作業者AおよびCの開始予定時刻から作業者Bの開始予定時刻までに、作業者AおよびCが共に建屋1に不在になった場合は、そのときにその区域の空調機の運転を停止する。作業者Bの開始予定時刻から作業者Aの終了予定時刻までに、作業者A、BおよびCが共に建屋1に不在になった場合は、そのときにその区域の空調機の運転を停止する。そして、作業者Aの終了予定時刻から作業者BおよびCの終了予定時刻までに、作業者BおよびCが共に建屋1に不在になった場合は、そのときにその区域の空調機の運転を停止する。
図5は、実施の形態1に係る運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、建屋1のある1つの区域についてその区域の空調機の運転開始制御の動作を示す。制御部11は、その区域の開始予定時刻が到来するまで待機する(ステップS10;N)。開始予定時刻になったら(ステップS10;Y)、その開始予定時刻から始まる使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在であるかどうかを調べる(ステップS11)。使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場であれば(ステップS11;N)、その区域の空調機に運転開始指令を送信して運転を開始する(ステップS12)。使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在の場合は(ステップS11;Y)、その区域の空調機に何も送信せず状態を維持する。
ここで、空調機は運転状態のときにさらに運転開始指令を受けた場合に、何も変化しないことを想定している。例えば、運転開始指令と運転停止指令が同じ指令コードであって、受信するごとに運転状態と停止状態が入れ替わるような場合には、ステップS12は、その空調機の状態を調べ、停止状態なら運転を開始し、運転状態なら何も送信しないという動作に分解される。
図6は、実施の形態1に係る運転停止制御の動作の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、建屋1のある1つの区域についてその区域の空調機の運転停止制御の動作を示す。運転停止制御は、その区域の空調機の運転が開始されたときに起動される。制御部11は、その区域が使用時間帯になるまで待機する(ステップS20;N)。図5の運転開始制御で運転が開始されていれば、すでに使用時間帯である。制御部11は、使用時間帯であれば(ステップS20;Y)、その区域の連続する作業時間帯で最後の終了予定時刻になるまで(ステップS21;N)、その作業時間帯が重複するすべての作業者が建屋1に不在かどうかを調べ(ステップS22)、全員不在になった場合に(ステップS22;Y)、その区域の空調機の運転を停止する(ステップS23)。全員不在でなければ(ステップS22;N)、ステップS21に戻る。その区域の連続する作業時間帯で最後の終了予定時刻になったら(ステップS21;Y)、その区域の空調機の運転を停止する(ステップS23)。
ここで、空調機が停止状態のときにさらに運転停止指令を受けた場合に、空調機は何も変化しないことを想定している。例えば、運転開始指令と運転停止指令が同じ指令コードであって、受信するごとに運転状態と停止状態が入れ替わるような場合には、ステップS23は、その空調機の状態を調べ、運転状態なら運転を停止し、停止状態なら何も送信しないという動作に分解される。
以上説明したように、実施の形態1の空調制御装置10は、建屋内で作業する作業者の在場情報18、および作業者のある区域を使用する予定情報17に基づいてその区域の空調機を制御する。実施の形態1の空調制御装置10によれば、建屋1の区域ごとに作業者が居るか否かを検出しなくても、建屋1全体の入退場を検出するだけで、建屋に設置された空調機の消費電力をより効率的に削減することができる。空調制御装置10は、上述のような制御を建屋1のすべての区域について行うとは限らない。上述の制御を行うのは、予定情報17が生成される対象の区域に限られる。
実施の形態1では、開始予定時刻における在場情報18をその一時点だけで判断していたが、開始予定時刻に猶予時間を設けてもよい。例えば、開始予定時刻に使用時間帯が重複する作業者の全員が不在の場合に、運転を開始せずに開始制御を終了するのでなく、猶予時間が経過するまで、使用時間帯が重複する作業者のいずれかが在場になるのを待機する。猶予時間は、例えば、記憶部16の設定情報19に記憶されている。
図7は、開始予定時刻に猶予時間を含める場合の運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。制御部11は、その区域の開始予定時刻が到来することを待機し(ステップS10;N)、開始予定時刻になったら(ステップS10;Y)、使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場であれば(ステップS11;N)、その区域の空調機に運転開始指令を送信して運転を開始する(ステップS12)。ここまでは、図5のフローチャートと同様である。
開始予定時刻になったのち(ステップS10;Y)、使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在の場合は(ステップS11;Y)、開始予定時刻から猶予時間が経過するまで、使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在であるかどうかを調べる(ステップS13;N,ステップS11)。猶予時間が経過する前に(ステップS13;N)、使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場になれば(ステップS11;N)、その区域の空調機に運転開始指令を送信して運転を開始する(ステップS12)。使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在のまま(ステップS11;Y)、猶予時間を経過したとき(ステップS13;Y)、制御部11はその区域の空調機の運転を停止する(ステップS14)。運転開始のステップS12と運転停止のステップS14については、図5および図6と同様である。図7の運転開始制御の後に、図6と同様に運転停止制御を行うことができる。
図7の動作によれば、開始予定時刻に猶予時間が設けられるので、猶予時間に使用時間帯が重複する作業者のだれかが在場になれば、使用予定の区域の空調機が運転される。例えば開始予定時刻に一時的に使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1の外に出ていた場合などに、使用予定の区域の空調が開始されなくなるのを防止できる。また、猶予時間が経過しても使用時間帯が重複する作業者全員が不在の場合に、空調機の運転を停止するので、無駄に電力が消費されない。
図7の運転開始制御で、猶予時間は0以上任意である。猶予時間が0である場合は、開始予定時刻に使用時間帯が重複する作業者全員が不在のときに、その区域の空調機の運転を停止することになる。これは、図5の動作で、全員不在のときに空調機の状態を維持する代わりに、空調機の運転を停止するという変形である。猶予時間は、区域によらず建屋1で一律であってもよいし、区域ごとに変えてもよい。また、例えば、その区域を使用する作業者の人数に応じて、猶予時間を変えてもよい。
開始予定時刻に運転を開始するのでなく、開始予定時刻の予備時間前から運転を開始することもできる。開始予定時刻の予備時間前から運転を開始するのは、開始予定時刻に使用予定区域の室温が設定温度に到達しているようにするためである。開始予定時刻の前に行う運転を予備運転という。予備時間は、例えば、記憶部16の設定情報19に記憶されている。
図8は、開始予定時刻の前に予備運転を行う場合の運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。制御部11は、1つの区域について、その区域の開始予定時刻の予備時間前になるのを待機する(ステップS30;N)。開始予定時刻の予備時間前になったら(ステップS30;Y)、その開始予定時刻から始まる使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在であるかどうか調べる(ステップS31)。使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在の場合は(ステップS31;Y)、開始予定時刻になるまで(ステップS32;N)、使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場になるのを待機する(ステップS31;Y,ステップS32;N)。開始予定時刻までに、使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場になれば(ステップS31;N)、その区域の空調機に運転開始指令を送信して運転を開始する(ステップS34)。
使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在のまま(ステップS31;Y)、開始予定時刻になったら(ステップS32;Y)、再度その開始予定時刻から始まる使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在であるかどうかを調べる(ステップS33)。使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場であれば(ステップS33;N)、その区域の空調機に運転開始指令を送信して運転を開始する(ステップS34)。使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在の場合は(ステップS33;Y)、その区域の空調機に何も送信せず状態を維持する。運転開始のステップS34については、図5と同様である。図8の運転開始制御の後に、図6と同様に運転停止制御を行うことができる。
図8の動作によれば、開始予定時刻の予備時間前から開始予定時刻になるまでに、その開始予定時刻から始まる使用時間帯が重複するいずれかの作業者が建屋1に在場であれば、その区域の空調機の予備運転を行う。予備運転を行うことによって、開始予定時刻に使用予定区域の室温を設定温度に近づけることができる。また、予備時間に使用時間が重複する作業者全員が建屋1に不在の場合に、予備運転を行わないので、無駄に電力が消費されない。
予備時間は、建屋1で一律に決めてもよいし、区域ごとに予備時間を変えてもよい。また、季節または室温と設定温度の差に応じて予備時間を変化させてもよい。例えば、室温と設定温度の差が大きければ予備時間を長く、差が小さければ予備時間を短くしてもよい。
図7の猶予時間と図8の予備時間を合わせて設けることもできる。その場合、例えば、図8のステップS33に図7のステップS13およびステップS14をつなげて実行すればよい。その場合でも、運転開始制御の後に、図6と同様に運転停止制御を行うことができる。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る空調管理システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態2では、空調管理システムにおいて、空調制御装置10がスイッチングハブ6を介して取得した予定情報と在場情報に基づいて、少なくとも1つの区域22の空調機32を制御する。図9の空調管理システムでは、実施の形態1の構成に加えて、スケジュール管理装置170および入退場管理装置180がスイッチングハブ6を介してLANで接続されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
図9では、スケジュール管理装置170および入退場管理装置180の位置を規定していない。スケジュール管理装置170および入退場管理装置180の位置は、区域21または区域22であってもよいし、それ以外の例えば作業者が立ち入れない区域であってもよい。また、スケジュール管理装置170と入退場管理装置180の位置は、同じ区域であってもよいし、別の区域であってもよく、スイッチングハブ6が図示しないネットワークに接続されて、建屋1以外の区域であってもよい。
建屋1の作業者は、例えば、端末7またはスケジュール管理装置170の図示しない入出力I/Fを用いて、区域21、22を使用する開始予定時刻および終了予定時刻を含む予定情報17bを、スケジュール管理装置170に登録する。空調制御装置10のLAN通信部14、入出力制御部12、制御部11および記憶部16は、予定情報取得部を構成する。すなわち、空調制御装置10は、スケジュール管理装置170から予定情報17bを取得して、記憶部16に記憶する。
記憶部16に記憶する条件は、予定情報17bに変更があるごとにスケジュール管理装置170から空調制御装置10に通知される構成でもよいし、空調制御装置10が定期的にスケジュール管理装置170からダウンロードする構成でもよい。また、予定情報17を記憶部16に記憶せず、制御部11が予定情報17を参照するタイミングでスケジュール管理装置170から取得する構成としてもよい。
カードリーダ8が読み取った作業者のIDと入場、または退場の情報は、LANを介して入退場管理装置180に送信され、入退場管理装置180は、受け取ったデータが入場であればそのIDの作業者を在場、退場であれば不在とする在場情報18bを生成する。空調制御装置10のLAN通信部14、入出力制御部12、制御部11および記憶部16は、在場情報取得部を構成する。すなわち、空調制御装置10は、入退場管理装置180から在場情報18bを取得して、記憶部16に記憶する。
記憶部16に記憶する条件は、在場情報18bに変更があるごとに入退場管理装置180から空調制御装置10に通知される構成でもよいし、空調制御装置10が定期的に入退場管理装置180からダウンロードする構成でもよい。また、在場情報18を記憶部16に記憶せず、制御部11が在場情報18を参照するタイミングで入退場管理装置180から取得する構成としてもよい。
実施の形態2の空調制御装置10では、予定情報17bおよび在場情報18bの両方を空調制御装置10以外の装置で生成する構成を説明したが、予定情報17bおよび在場情報18bのいずれか一方のみを空調制御装置10以外の装置で生成する構成としてもよい。
実施の形態2の空調制御装置10によれば、予定管理と入退場管理を空調制御と異なる装置で実現することで、いずれか一部の装置を交換する際に、それ以外の装置をそのまま流用することができ、システムの拡張、追加を容易に行うことが可能になる。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係る空調管理システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態3では、空調管理システムにおいて、建屋1の少なくとも一部の区域にそれぞれ人体検知部を設けて、得られた人体検出結果を加味した空調の運転開始および運転停止を含む制御を行う。図10の空調管理システムでは、実施の形態1の構成に加えて、人体検知部91、92を備える。その他の構成は実施の形態1と同様である。
実施の形態3で人体検知部91、92を設ける区域は、実施の形態1の空調制御を行う対象の区域に含まれる。図10では、区域21、22にそれぞれ1つの人体検知部91、92が示されている。人体検知部91、92は、区域にそれぞれ1つずつとは限らない。区域の広さに応じて、人体検知部を2以上設けてもよい。1つの区域に複数の人体検知部を設ける場合、その区域に人が居るか否かは、人が居ることについては複数の人体検知部の論理和、人が居ないことについては論理積で判定する。
人体検知部91、92は、対象物の温度を非接触で測定できる赤外線センサを有しており、部屋の内部に人体が存在するか否かを検出する。人体検知部91、92は、専用線のバスを介して人体検知結果を空調制御装置10に送信する。人体検知部91、92は、室内に室内機31、32とは別に設置された構成としてもよいし、室内機31、32に組み込んで一体化した構成としてもよい。また、人体検知部91、92としてカメラを用い、カメラで撮像した画像を解析して人体検出を行うようにしてもよい。なお、人体検知部91、92がスイッチングハブ6を介してLANで空調制御装置10と接続され、人体検知部91、92がLANを介して人体検知結果を空調制御装置10に送信する構成としてもよい。また、実施の形態2で述べたと同様に、予定情報および在場情報のいずれか一方または両方を、空調制御装置10以外の装置で生成する構成としてもよい。
空調制御装置10は、1つの区域について、その区域の予定情報、在場情報およびその区域に人が居るか否かを組み合わせた条件で、その区域の空調機の運転を開始するか停止するかまたは状態を維持するかを決定する。例えば、図5の運転開始制御で、その区域の使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在かどうかに加えて、その区域が無人であるか否かによって、空調機の運転を開始したり、空調機の状態を維持したりする。
図11は、実施の形態3に係る運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。運転開始制御の対象の区域について、その区域の使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在かどうかを判定するステップS41までは、図5の動作と同じである。開始予定時刻にその区域の使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在の場合は(ステップS41;Y)、その区域の空調機の状態を維持する。
使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場の場合(ステップS41;N)、その区域に人が居れば(無人でなければ。ステップS42;N)、その区域の空調機に運転開始指令を送信して運転を開始する(ステップS43)。その区域が無人であれば(ステップS42;Y)、その区域の空調機に何も送信せず状態を維持する。運転開始のステップS43については、図5と同様である。図11の運転開始制御の後に、図6と同様に運転停止制御を行うことができる。
図11の運転開始制御によれば、たとえ使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場であっても、その区域が無人であれば空調機の運転を開始しない。その結果、例えば、ある区域を使用する予定情報が変更されないままその区域が使用されない場合に、無駄に空調機の運転が開始されるのを防止できる。
図12は、開始予定時刻の前に予備運転を行う場合の運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。図12の動作は、図8の運転開始制御に人体検知部の人体検出結果を組み合わせる例である。開始予定時刻になった(ステップS53;Y)後の、再度その開始予定時刻から始まる使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在であるかどうかを調べるステップS54までは、図8の動作と同じである。ただし、予備時間に使用時間帯が重複する作業者のいずれかが在場で空調機の運転を開始した場合でも、その区域に人が居るか否かを開始予定時刻の後に判定するために、ステップS52を開始予定時刻判定(ステップS53)の前に置いている。開始予定時刻になったとき(ステップS53;Y)、使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在の場合(ステップS54;Y)、その区域の空調機に何も送信せず状態を維持する。
一方、使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場であっても(ステップS54;N)、その区域が無人であれば(ステップS55;Y)、その区域の空調機の運転を停止する(ステップS58)。そして、使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場で(ステップS54;N)、その区域に人が居る場合に(ステップS55;N)、その区域の空調機に運転開始指令を送信して運転を開始する(ステップS56)。運転開始のステップS52およびステップS56と運転停止のステップS58については、図5および図6と同様である。図12の運転開始制御の後に、図6と同様に運転停止制御を行うことができる。
図12の運転開始制御では、予備運転を含む運転開始制御を行う場合でも、開始予定時刻にその区域の人体検知結果を用いて、その区域が無人ならば空調機の運転を停止する。その結果、例えば、ある区域を使用する予定情報が変更されないままその区域が使用されない場合に、無駄に電力が消費されない。
図13は、開始予定時刻の無人判定に猶予時間を設ける場合の運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。図13の動作は、図12の無人判定に猶予時間を設ける例である。図13のステップS55までは、図12のステップS55までと同様である。開始予定時刻になったとき(ステップS53;Y)、使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在の場合(ステップS54;Y)、その区域の空調機に何も送信せず状態を維持する。
開始予定時刻になったのち(ステップS53;Y)、使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場の場合は(ステップS54;Y)、開始予定時刻から猶予時間が経過するまで、その区域が無人かどうかを調べる(ステップS55)。猶予時間が経過する前に(ステップS57;N)、その区域に人が居ることを検知すれば(ステップS55;N)、その区域の空調機に運転開始指令を送信して運転を開始する(ステップS56)。その区域が無人のまま(ステップS55;Y)、猶予時間を経過したとき(ステップS57;Y)、制御部11はその区域の空調機の運転を停止する(ステップS58)。運転開始のステップS56と運転停止のステップS58については、図5および図6と同様である。図7の運転開始制御の後に、図6と同様に運転停止制御を行うことができる。
図13の運転開始制御では、開始予定時刻を過ぎても猶予時間が経過するまでに作業者の誰かがその区域に現れれば、運転を停止しない。例えば使用時間帯が重複する作業者全員が開始予定時刻に遅れる場合などに、使用予定の区域の空調が停止されるのを防止できる。また、猶予時間が経過してもその区域が無人の場合に、空調機の運転を停止するので、無駄に電力が消費されない。
図14は、使用時間帯で無人判定を行う場合の運転停止制御の動作の一例を示すフローチャートである。図14の動作は、図6の運転停止制御に人体検知部の人体検出結果を組み合わせる例である。図14のステップS62までは、図6のステップS22までと同様である。最後の終了予定時刻になるまでに(ステップS61;N)、使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在になった場合に(ステップS62;Y)、その区域の空調機の運転を停止する(ステップS65)。また、最後の終了予定時刻になったときにも(ステップS61;Y)、その区域の空調機の運転を停止する(ステップS65)。
最後の終了予定時刻になるまでに(ステップS61;N)、その作業時間帯が重複するすべての作業者のいずれかが建屋1に在場であっても(ステップS62;N)、その区域が無人であれば(ステップS63;Y)、無人になったときから基準時間が経過するまで(ステップS64;N)その区域が無人かどうか観察する(ステップS63;Y,ステップS64;N)。無人であることを検出してから基準時間が経過するまでに、人が居ることを検知した場合は(ステップS64;N、ステップS63;N)、ステップS61に戻って、最後の終了予定時刻になるまで全員不在と区域無人の判定(ステップS62、ステップS63)を繰り返す。その区域が無人のまま基準時間が経過した場合(ステップS64;Y)、その区域の空調機の運転を停止する(ステップS65)。運転停止のステップS65については、図6と同様である。
図14の運転停止制御によれば、ある区域の空調機が停止されないままその区域が無人になった場合でも、空調機を基準時間内に停止させることができるので、無駄に電力が消費されるのを防止できる。
実施の形態3の空調制御装置によれば、人体検出結果を用いて判定を行うことで、対象の区域に人がいない時には空調を実施しないという制御を自動で行うことができ、電力消費のさらなる削減が可能になる。
実施の形態4.
実施の形態4の空調制御装置は、区域の空調の設定温度を用いてその区域の空調機の運転を制御する。例えば、区域の設定温度を、その区域の使用時間帯が重複する作業者の人数に応じて変化させて、その区域の空調機に設定温度を指令する。区域の設定温度は、空調制御装置10の記憶部16に、設定情報19の一部として記憶される。
図15は、本発明の実施の形態4に係る設定情報の例を示す図である。図15の例では、少なくとも予定情報で作業者が開始予定時刻と終了予定時刻を設定する区域ごとに、その区域の設定温度と基準人数が決められている。設定温度は、全ての区域で同じであってもよいし区域ごとに異なっていてもよい。設定温度は、季節ごとに定められてもよい。または、外気温に応じて定められてもよい。
空調制御装置10の制御部11は、予定情報17を参照して、1つの区域についてある使用時間帯において、そのときの同時使用人数を集計し、同時使用人数が図15の基準人数を超えている場合に、その区域の設定温度を定められた値だけ下げて、その区域の空調機に指令する。
図16は、実施の形態4に係る運転制御の動作の一例を示すフローチャートである。制御部11は、ある区域について、その区域の使用時間帯になるまで待機する(ステップS70;N)。その区域の使用時間帯になったら(ステップS70;Y)、その区域の使用時間帯が重複する作業者の人数を集計する(ステップS71)。そして、その区域の設定温度と基準人数を参照し、その区域の同時使用人数が基準人数を超えている場合に(ステップS72;Y)、設定温度を定められた値だけ下げて、その区域の空調機に変更した設定温度を指令する(ステップS73)。同時使用人数が基準人数を超えていなければ(ステップS72;N)、空調機の設定温度を変更しない。
終了予定時刻まで、予定情報17で作業者予定数に変化があるかどうか調べ(ステップS74;N,ステップS75;N)、作業者予定数に変化があれば(ステップS74;Y)、ステップS71に戻って、同時使用人数集計から繰り返す。作業者予定数が変化するのは、使用時間帯において最後の終了予定時刻までに開始予定時刻または終了予定時刻が設定されている場合である。
制御部11は、終了予定時刻になったら(ステップS75;Y)、ステップS70に戻って、次の使用時間帯になるまで待機する。運転開始は、例えば図5、図7、図8または図11〜図13の運転開始制御で行われる。そして、運転停止は、例えば図6または図14の運転停止制御で行われる。
なお、図16のステップS72で同時使用人数が基準人数を超えていない場合に、参照した設定温度をそのまま空調機に指令してもよい。同時使用人数が基準人数を超えて設定温度を下げた後に、同時使用人数が基準人数以下になった場合でも、適切に設定温度を元にもどし、消費電力を削減できる。
図17は、基準人口密度を含む場合の設定情報の例を示す図である。ある区域の温度を制御するのに、その区域の人口密度で設定温度を変えてもよい。図17の例では、区域ごとに設定温度、広さおよび基準人口密度が定められている。これらのデータは、図15と同じく、空調制御装置10の記憶部16に、設定情報19の一部として記憶される。基準人口密度は区域、例えば部屋、の容積に応じて定められてもよい。
空調制御装置10の制御部11は、予定情報17を参照して、1つの区域についてある使用時間帯において、そのときの同時使用人数を集計し、図17の「広さ」を参照して人口密度を計算する。その区域の人口密度が図17の基準人口密度を超えている場合に、その区域の設定温度を定められた値だけ下げて、その区域の空調機に指令する。
図18は、区域の人口密度で温度を設定する場合の運転制御の動作の一例を示すフローチャートである。制御部11は、ある区域について、その区域の使用時間帯になるまで待機する(ステップS80;N)。その区域の使用時間帯になったら(ステップS80;Y)、その区域の使用時間帯が重複する作業者の人数を集計し、その区域の広さを参照して人口密度を計算する(ステップS81)。そして、その区域の設定温度と基準人口密度を参照し、その区域の人口密度が基準人口密度を超えている場合に(ステップS82;Y)、設定温度を定められた値だけ下げて、その区域の空調機に変更した設定温度を指令する(ステップS83)。その区域の人口密度が基準人口密度を超えていなければ(ステップS82;N)、空調機の設定温度を変更しない。
終了予定時刻まで、予定情報17で作業者予定数に変化があるかどうか調べ(ステップS84;N,ステップS85;N)、作業者予定数に変化があれば(ステップS84;Y)、ステップS81に戻って、人口密度の計算から繰り返す。終了予定時刻になったら(ステップS85;Y)、ステップS80に戻って、次の使用時間帯になるまで待機する。この場合にも、運転開始は、例えば図5、図7、図8または図11〜図13の運転開始制御で行われ、運転停止は、例えば図6または図14の運転停止制御で行われる。
なお、図18のステップS82で人口密度が基準人口密度を超えていない場合に、参照した設定温度をそのまま空調機に指令してもよい。人口密度が基準人口密度を超えて設定温度を下げた後に、人口密度が基準人口密度以下になった場合でも、適切に設定温度を元にもどし、消費電力を削減できる。
区域内にいる人数が多ければ室温が上昇しやすい。実施の形態4の空調制御装置によれば、同時使用人数が基準人数を超える場合、または、人口密度が基準人口密度を超える場合に、設定温度を下方修正して空調を行うことで、冷房であればより快適な温度での運転が可能であり、暖房であれば電力消費を削減しての運転が可能である。
図3に示される予定情報の例では、作業者、使用する区域、開始予定時刻および終了予定時刻が設定されている。予定情報に使用する区域の設定温度を追加してもよい。その場合、その使用時間帯は指定された設定温度で空調機の運転を行う。
図19は、運転開始時に温度を指令する運転開始制御の動作の一例を示すフローチャートである。図19は、図5の運転開始制御に温度指令を追加した動作である。ステップS90からステップS92までは、図5のステップS10〜ステップS12と同じである。
制御部11は、その区域の開始予定時刻に(ステップS90;Y)、使用時間帯が重複する作業者のいずれかが建屋1に在場であれば(ステップS91;N)、その区域の空調機に運転開始指令を送信して運転を開始し(ステップS92)、予定情報17の設定温度を参照してその設定温度で空調機に温度指令する(ステップS93)。使用時間帯が重複する作業者全員が建屋1に不在の場合は(ステップS91;Y)、その区域の空調機に何も送信せず状態を維持する。
図19の運転開始制御によれば、空調機の運転を開始するときに、予定情報17に設定された設定温度で運転することが可能となる。予定情報17に、温度だけではなく、湿度や風速等のその他の設定パラメータを追加することも可能である。これにより、スケジュールを登録する際に空調の設定を同時に行うことが可能になる。
1 建屋、5 室外機、6 スイッチングハブ、7 端末、8 カードリーダ、10 空調制御装置、11 制御部、12 入出力制御部、13 入出力I/F、14 LAN通信部、15 制御信号通信部、16 記憶部、17,17b 予定情報、18,18b 在場情報、19 設定情報、21,22 区域、31,32 室内機、41,42 リモコン、91,92 人体検知部、170 スケジュール管理装置、180 入退場管理装置。

Claims (12)

  1. 空調機が運転される単位の区域を複数有する建屋の、前記区域ごとに前記空調機の運転の開始および停止を含む制御を行う制御部と、
    前記建屋内で作業する作業者の前記建屋への入場および前記建屋からの退場を検出する入退場管理手段から、前記作業者ごとに前記建屋に在場するか不在であるかを示す在場情報を取得する在場情報取得部と、
    少なくとも1つの前記区域について、前記作業者のその区域を使用する開始予定時刻および終了予定時刻を含む予定情報を取得する予定情報取得部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、前記予定情報および前記在場情報に基づいてその区域の空調機を制御し、
    前記開始予定時刻から前記終了予定時刻までの使用時間帯が重複するいずれかの前記作業者が前記開始予定時刻に前記建屋に在場の場合に、その区域の空調機の運転を開始し、前記使用時間帯が重複するすべての前記作業者が前記開始予定時刻に前記建屋に不在の場合に、その区域の空調機の状態を維持する、空調制御装置。
  2. 空調機が運転される単位の区域を複数有する建屋の、前記区域ごとに前記空調機の運転の開始および停止を含む制御を行う制御部と、
    前記建屋内で作業する作業者の前記建屋への入場および前記建屋からの退場を検出する入退場管理手段から、前記作業者ごとに前記建屋に在場するか不在であるかを示す在場情報を取得する在場情報取得部と、
    少なくとも1つの前記区域について、前記作業者のその区域を使用する開始予定時刻および終了予定時刻を含む予定情報を取得する予定情報取得部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、前記予定情報および前記在場情報に基づいてその区域の空調機を制御し、
    前記開始予定時刻から猶予時間が経過するまでに、前記開始予定時刻から前記終了予定時刻までの使用時間帯が重複するいずれかの前記作業者が前記建屋に在場になった場合に、その区域の空調機の運転を開始し、前記開始予定時刻から猶予時間が経過するまで、前記使用時間帯が重複するすべての前記作業者が前記建屋に不在の場合に、その区域の空調機の運転を停止する、空調制御装置。
  3. 前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、前記開始予定時刻の予備時間前から前記開始予定時刻までの間に、前記使用時間帯が重複するいずれかの前記作業者が前記建屋に在場になった場合に、その区域の空調機の運転を開始する、請求項またはに記載の空調制御装置。
  4. 前記少なくとも1つの区域について、その区域に人が居るか否かを検知する検知部を備え、
    前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、前記開始予定時刻にその区域が無人であることを前記検知部で検知した場合に、その区域の空調機の状態を維持する、請求項1または2に記載の空調制御装置。
  5. 前記少なくとも1つの区域について、その区域に人が居るか否かを検知する検知部を備え、
    前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、前記開始予定時刻にその区域が無人であることを前記検知部で検知した場合に、その区域の空調機の運転を停止する、請求項に記載の空調制御装置。
  6. 前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、前記開始予定時刻から猶予時間が経過するまでその区域が無人であることを前記検知部で検知した場合に、その区域の空調機の運転を停止する、請求項に記載の空調制御装置。
  7. 前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、その区域の前記開始予定時刻から前記終了予定時刻までの使用時間帯が重複する前記作業者の、連続する使用時間帯の最も遅い終了予定時刻に、その区域の空調機の運転を停止する、請求項1からのいずれか1項に記載の空調制御装置。
  8. 前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、その区域の前記開始予定時刻から前記終了予定時刻までの使用時間帯に、該使用時間帯が重複するすべての前記作業者が前記建屋に不在になった場合に、その区域の空調機の運転を停止する、請求項1からのいずれか1項に記載の空調制御装置。
  9. 前記少なくとも1つの区域について、その区域に人が居るか否かを検知する検知部を備え、
    前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、その区域の前記開始予定時刻から前記終了予定時刻までの使用時間帯に基準時間以上連続してその区域が無人であることを検知した場合に、その区域の空調機の運転を停止する、請求項1からのいずれか1項に記載の空調制御装置。
  10. 前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、その区域の前記開始予定時刻から前記終了予定時刻までの使用時間帯におけるその区域の同時使用人数を集計し、同時使用人数が基準を超える場合にその区域の空調の設定温度を下げて、その区域の空調機の運転を制御する、請求項1からのいずれか1項に記載の空調制御装置。
  11. 前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、その区域の前記開始予定時刻から前記終了予定時刻までの使用時間帯におけるその区域の同時使用人数を集計し、その区域の人口密度が基準を超える場合にその区域の空調の設定温度を下げて、その区域の空調機の運転を制御する、請求項1からのいずれか1項に記載の空調制御装置。
  12. 前記予定情報は空調の設定温度を含み、
    前記制御部は、前記少なくとも1つの区域について、その区域の空調の設定温度に基づいてその区域の空調機の運転を制御する、請求項1から1のいずれか1項に記載の空調制御装置。
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