JP7147989B2 - 空調制御装置および空調制御システム - Google Patents

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Description

本願は、空調機器を制御する空調制御装置および空調制御システムに関するものである。
従来、空調機器が設置された部屋を作業者が利用開始する利用開始時刻を予測し、その利用開始時刻に快適な室温となるよう、利用開始時刻の前から空調機器を稼働させる空調制御システムが知られている。
特許文献1の空調制御システムは、作業者の部屋の利用開始時刻を含む予定情報を取得し、利用開始時刻には部屋が設定温度に到達するよう空調機器を運転させる。
特許文献2の空調制御システムは、作業者の部屋への移動経路の情報と、作業者が経路を通過した情報を取得し、作業者の部屋への到着予測時刻を求めて、到着予測時刻に部屋が設定温度に到達するよう空調機器を運転させる。
特開2016-176644号公報 特開2012-109680号公報
上記のような空調制御システムは、作業者の予定開始時刻または到着予測時刻における在室人数に関わらず、予定開始時刻または到着予測時刻までに、室温が設定温度に到達するよう空調機器に予備運転をさせる。したがって、在室人数が少ない場合でも、空調機器の消費電力が在室人数が多い場合と同程度になり、エネルギー効率が悪いという課題があった。
本願は、上記のような課題を解決するためのもので、空調機器を効率的に稼働させることができる空調制御装置および空調制御システムを得ることを目的とする。
本願の空調制御装置および空調制御システムは、部屋に設置された空調機器に設定温度を指示する時刻である設定時刻の所定時間後の部屋の在室人数である予測在室人数を算出する予測在室人数算出部と、予測在室人数算出部が算出した予測在室人数に基づいて、予測在室人数が少ないほど空調機器の消費電力が小さくなるよう前記設定時刻に対応する設定温度を算出する設定温度算出部と、設定温度算出部が算出した設定温度を空調機器に指示する設定温度指示部と、予測在室人数算出部が予測在室人数を算出するために必要な情報を取得する予測用情報取得部と、備え、予測在室人数算出部は、予測用情報取得部が取得した情報に基づいて、予測在室人数を算出し、予測用情報取得部は、部屋の在室率が100%となる将来の時刻の情報を取得し、予測在室人数算出部は、予測用情報取得部が取得した在室率が100%となる時刻の情報から、0人から部屋の収容可能人数まで、時刻によって線形按分する値として予測在室人数を算出することを特徴とする。
本願に係る空調制御装置および空調制御システムは、設定温度が指示される設定時刻の所定時間後の部屋の在室人数である予測在室人数に基づいて、予測在室人数が少ないほど空調機器の消費電力が小さくなるよう前記設定時刻に対応する設定温度を算出し、その設定温度を空調機器に指示する。したがって空調機器のエネルギー効率の向上を図ることができる。
実施の形態1、3の空調制御システムの全体概略図 実施の形態1、3の空調制御装置の機能ブロック図 実施の形態の空調制御装置の動作を示すフローチャート 実施の形態の予測在室人数算出部が記憶する時刻tに対応する実際の時刻を示す表 実施の形態1の予測用情報取得部が取得した将来の時刻に対応する予定の在室人数の情報を示す表 実施の形態1の予測在室人数算出部が算出した設定時刻の所定時間後の予測在室人数を示す表 実施の形態1、3の設定温度算出部が設定温度の算出に用いる予測在室人数Pn+1に対応する設定温度Tを示す表 実施の形態1の設定温度算出部が算出した設定温度を示す表 実施の形態2の空調制御システムの全体概略図 実施の形態2の空調制御装置の機能ブロック図 実施の形態2の過去のある稼働日1日について入退室情報記憶部が記憶する情報 実施の形態2の予測用情報取得部が取得した稼働日当日および過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報を示す表 実施の形態2の予測在室人数算出部が算出した設定時刻の所定時間後の予測在室人数を示す表 実施の形態3の予測在室人数算出部が算出した設定時刻の所定時間後の予測在室人数を示す表 実施の形態3の設定温度算出部が算出した設定温度を示す表 実施の形態1から3の空調制御装置と入退室管理装置のハードウェア構成図
実施の形態1.
以下、本願の実施の形態1の空調制御システムについて説明する。なお、図面の説明においては、同一部分または相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、本願の実施の形態1にかかる空調制御システム1の全体構成を説明する。図1は実施の形態1の空調制御システム1の全体概略図である。
図1は、実施の形態1の空調制御システム1を、部屋2に適用した場合の図を示す。
作業者3A~3Dは部屋2内で作業を行う人である。部屋2の内部には、部屋2の室温および湿度などを調整する空調機器10が設置されている。空調機器10は部屋2の外部から空調制御装置100によって運転時の設定温度または運転の開始・停止等が制御されている。空調制御装置100は、空調機器10の内部に設けられてもよく、部屋2を備える建物の電気室に設置される空調機器10の起動と停止も制御することができる制御盤としてもよい。または、ネットワーク経由で建物全体の設備をコントロールできるソフトウェアがインストールされたパソコン等の情報端末としてもよい。空調制御装置100は、予定記憶装置200と接続されている。
予定記憶装置200は、部屋2内で作業を行う作業者3の在室人数の予定を記憶する装置である。具体的には将来の時刻に対応する在室人数を記憶する。予定記憶装置200は、情報を記憶することができるHDDまたはSDカード等の記憶媒体としても、他の建物に設置されたサーバとしてもよい。
続いて、図2を用いて本願の実施の形態1の空調制御システム1のより詳細な構成を説明する。図2は本願の実施の形態1の空調制御システム1の機能ブロック図である。図1にて図示しなかった構成を図2で示しているが、図1と図2は同じ空調制御システム1を示す。
空調制御装置100は、取得部110と、演算部120と、制御部130と、を備える。空調制御装置100はこれらの構成を以下で説明する用途以外に用いてもよい。また、空調制御装置100は図2には記載されていない構成を備えていてもよい。以下では空調制御装置100に関係する構成についてのみ説明する。
取得部110は演算部120が演算に用いる情報を取得する。取得部110は快適温度取得部111と、外気温取得部112と、予測用情報取得部113とを備える。
快適温度取得部111は、空調機器10の快適温度を情報入力端末12から取得する。快適温度とは、空調機器10の設定温度として設定される温度のうち、冷房運転時には最も低く、暖房運転時には最も高い温度である。この快適温度は空調機器10の情報入力端末12によって管理者が予め設定することができる。情報入力端末12は、空調制御装置100と通信できればよい。例えば、空調管理用PCまたは部屋2内のリモコンとしてもよい。なお、快適温度取得部111と情報入力端末12とを設けず、予め空調制御装置100に快適温度を記憶させる形態としてもよい。
外気温取得部112は、温度計11が測定した外気温を取得する。空調機器10の消費電力は、設定温度が外気温に近いほど小さくなることが一般的に知られている。したがって、外気温取得部112が、空調機器10が取り入れる外気の温度に近い温度の情報を取得することができれば、取得する情報は必ずしも外気温でなくてもよい。例えば、温度計11の代わりにインターネット接続により天気予報から気温を取得してもよい。
予測用情報取得部113は、空調機器10が設置された部屋2の設定温度を指示する時刻である設定時刻の所定時間後の在室人数である予測在室人数を算出するために必要な情報を取得する。実施の形態1の予測用情報取得部113は、設定時刻の所定時間後の在室人数である予測在室人数を算出するために必要な情報として予定記憶装置200から将来の時刻に対応する在室人数の予定を取得する。
演算部120は、予測在室人数算出部121と、設定温度算出部122とを備える。
予測在室人数算出部121は予測用情報取得部113が取得した将来の時刻に対応する在室人数の情報を用いて、ある設定時刻の所定時間後に部屋2に在室していると予測される作業者3の人数である予測在室人数を算出する。なお、実施の形態1では予測在室人数算出部121が算出する予測在室人数は、予測用情報取得部113が予定記憶装置200から取得した将来の時刻に対応する予定の在室人数と同じ人数であるとする。
設定温度算出部122は予測在室人数算出部121が算出した予測在室人数に基づいて、当該設定時刻に対応する設定温度を算出する。設定温度の算出方法は後述する。
制御部130は、空調機器10に設定温度を指示したり、運転開始と停止、または冷房と暖房の運転切り替えなどの制御をしたりする。制御部130は空調機器10に設定温度を指示する設定温度指示部131を備える。
設定温度指示部131は、設定温度算出部122が算出した設定温度を空調機器10に指示する。言い換えれば、設定温度指示部131は、設定温度算出部122によって算出された設定温度に対応する設定時刻が到来したときにその設定温度で運転するよう空調機器10に指示する制御信号を送る。空調機器10は、制御信号を受信すると、制御信号にて指示された設定時刻が到来したときに当該設定温度にて運転を開始する。
次に、本願の実施の形態1の空調制御装置100の動作について図3を用いて説明する。図3は本願の実施の形態1の空調制御装置100の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1の空調制御装置100は、空調機器10を稼働させる稼働日に図3のフローで示す動作をステップS101から開始する。図3のフローは空調機器10の運転開始と同時に開始させても、空調機器10を運転させる可能性がある時刻の開始時刻と同時に自動的に開始させてもよい。ステップS101では、予測在室人数算出部121が予測在室人数を算出する前の初期化動作を行う。この初期化動作により予測在室人数算出部121は記憶しているカウンタnの値を1に設定する。カウンタnとは説明の便宜のために用いる正の整数であり、必ずしも予測在室人数算出部121はカウンタnを用いなくてもよい。
ステップS101の後ステップS102に進み、予測在室人数算出部121が現在の時刻が設定時刻である時刻tとなったか否かを判断する。ここで時刻tについて説明する。図4は時刻tに対応する実際の時刻を示す表である。図4では時刻tは空調機器10を稼働させる可能性がある実際の開始時刻から終了時刻まで、15分間隔で時刻t~tとして定義されている。したがって、終了時刻22:00は実際はt55であるが説明の便宜上、時刻tと示す。なお、時刻tは空調制御装置100の電源を入れた時刻としても、空調機器の電源を入れた時刻としてもよいが、時刻tは予測在室人数を予測在室人数算出部121が算出可能である時刻とする。時刻tも同様に空調制御装置100の電源を切る時刻としても、空調機器の電源を切る時刻としてもよいが、時刻tは予測在室人数算出部121が算出可能である時刻とする。実施の形態1では時刻tを開始時刻8:30、時刻tを終了時刻22:00とする。予測在室人数算出部121は、図4に示す時刻tに対応する実際の時刻の情報を記憶する。
ステップS101の後の、最初のステップS102ではカウンタnは1であり、ステップS102では時刻t、すなわち空調機器10を稼働させる開始時刻8:30となったか否かを予測在室人数算出部121が判断する。
ステップS102にて予測在室人数算出部121が現在の時刻が時刻tとなったと判断すると、ステップS103に進み、将来の時刻tn+1における、予測在室人数Pn+1を予測在室人数算出部121が算出する。カウンタnが1のときはステップS103では時刻t、つまり8:45における予測在室人数Pを算出する。
ここで、予測在室人数算出部121がステップS103にて予測在室人数を算出する方法を説明する。まず、予測用情報取得部113が取得した情報を図5に示す。図5は実施の形態1の予測用情報取得部113が予定記憶装置200から取得した、将来の時刻に対応する予定の在室人数の情報を示す表である。図5によれば、例えば時刻tにおける予定の在室人数は0人であり、時刻tにおける予定の在室人数は6人である。
続いて、予測用情報取得部113が取得した情報に基づいて予測在室人数算出部121が算出した予測在室人数を図6に示す。図6は実施の形態1の予測在室人数算出部121が時刻tに算出した将来の時刻tn+1に対応する予測在室人数Pn+1を示す表である。実施の形態1の予測在室人数算出部121は、設定時刻の所定時間後の予測在室人数を、予測用情報取得部113が取得した予定の在室人数と同じ人数として算出する。図6によれば、例えばカウンタnが1のとき、時刻は8:30であり、時刻8:45における予測在室人数Pを時刻8:45における予定の在室人数と同じ数である0人と算出する。カウンタnが3のとき、時刻は9:00であり、時刻9:15における予測在室人数Pを、時刻9:15における予定の在室人数と同じ数である6人として算出する。
なお、予測用情報取得部113が予定の在室人数以外の情報、例えば当日の欠席者数または過去の在室人数等の追加の情報を取得できる場合には、予測在室人数算出部121は予定の在室人数を、これらの追加の情報に基づいて加減して算出してもよい。
ステップS103の後、ステップS104に進み、設定温度算出部122が予測在室人数算出部121が算出した予測在室人数Pn+1に基づいて、設定時刻tにおける空調機器10の設定温度Tを算出する。ここで、設定温度算出部122による設定温度の算出方法を図7を用いて説明する。
図7は設定温度算出部122が設定温度の算出に用いる予測在室人数Pn+1に対応する設定温度Tを示す表である。設定温度算出部122は、快適温度取得部111が取得した快適温度から外気温取得部112が取得した外気温までの温度の範囲で、予測在室人数が少ないほど空調機器10の消費電力が小さくなるよう、設定温度を算出する。
図7は快適温度が25℃、外気温が32℃であり、空調機器10が冷房運転をする場合の在室人数Pn+1に対応する設定温度Tを示す。図7では設定温度Tの上限値を外気温から所定のオフセット値を減算した値としている。ここでは所定のオフセット値は2℃であるとし、設定温度Tの上限値は外気温32℃から2℃を減算した30℃としている。また、設定温度Tの下限値は快適温度としている。設定温度算出部122は、外気温または快適温度が更新されると図7の表を更新する。
なお、図7に示す予測在室人数Pn+1に対応する設定温度Tは部屋毎に変えてもよい。例えば、オフセット値を部屋2の情報によって変更し、VIP(Very Important Person)がいるような役員エリアでは、設定温度が快適温度に近い値として設定されるよう図7の表を変更することで、役員エリアにて優先的に空調機器10を稼働させることができる。
また、図7では予測在室人数に対応する設定温度を定義したが、在室率に対応する設定温度を定義してもよい。在室率は、予測在室人数を部屋2の収容可能人数で割ることで算出することができる。部屋毎に設定を変える場合、または在室率を用いる場合は、空調制御装置100が、部屋の情報を記憶または取得できるようにする。部屋2の収容可能人数は建物、エリア、部屋ごとに予め設定され、例えば、部屋の席数に設定される。ただし、これに限定されず、建物、エリア、部屋の少なくともいずれかの面積から求めるようにしても良い。
また、設定温度算出部122は設定温度の算出のために図7のような、予測在室人数Pn+1に対応する設定温度Tを示す表を用いる代わりに、予測在室人数Pn+1と設定温度Tの関係式から設定温度Tを算出してもよい。図7で示す予測在室人数Pn+1と設定温度Tの関係式は部屋の収容可能人数Pmaxを用いて下記数式1でも同様に算出することができる。
Figure 0007147989000001
上記数式1は、予測在室人数Pn+1が収容可能人数Pmax以下である場合に用いる。予測在室人数Pn+1が収容可能人数Pmaxより大きくなる場合は、設定温度算出部122は上記数式1を用いずに、設定温度を快適温度の値として算出する。なお、予測在室人数Pn+1と設定温度Tの関係を示す関係式も図7同様に部屋毎に変更してもよい。
図8は実施の形態1における設定温度算出部122が算出する設定温度を示す表である。例えば、カウンタnが1の時は、将来の時刻t、つまり8:45の予測在室人数は0人であり、予測在室人数0人に対応する設定温度は図7によると30℃である。したがって設定温度算出部122は、設定温度Tを30℃と算出する。カウンタnが3の時は、将来の時刻t、つまり9:15の予測在室人数は6人であり、予測在室人数6人に対応する設定温度は図7によると27℃である。したがって設定温度算出部122は、設定温度Tを27℃と算出する。
ステップS104の後、ステップS105に進み、ステップS104にて設定温度算出部122が算出した設定温度Tで運転するよう空調機器10に指示する制御信号を送る。
ステップS105の後、ステップS106に進み予測在室人数算出部121がカウンタnに1を加算する。ステップS106のあと、ステップS107に進み、予測在室人数算出部121が時刻tn+1が稼働終了時刻か否かを確認する。カウンタnがx-1の場合、時刻tは稼働終了時刻の22:00であるので、空調制御装置100による設定温度の制御動作を終了し、時刻tとなるまで、ステップS104にて算出した設定温度Tx-1にて空調機器10を運転させる。その後、空調機器10に運転を停止するよう制御部130が指示をしてもよい。
カウンタnがx-1未満である場合にはステップS102に戻り、カウンタnがx-1になるまでステップS102からステップS107の動作を繰り返す。
以上の動作により、空調制御システム1および空調制御装置100は、設定時刻の所定時間後の部屋の在室人数である予測在室人数に基づいて、予測在室人数が少ないほど、空調機器10の消費電力が小さくなるよう設定時刻に空調機器10に指示する設定温度を算出する。したがって空調機器のエネルギー効率の向上を図ることができる。
実施の形態1では、空調機器10が冷房運転の場合で説明したが、暖房運転を行うものとしても構わない。暖房運転時に設定温度算出部122が設定温度の算出のために用いる予測在室人数Pn+1と収容可能人数Pmaxと設定温度Tの関係式の例を下記数式2で示す。
Figure 0007147989000002
上記数式2は、快適温度が30℃、外気温が23℃、所定のオフセット値が2℃である場合の、暖房運転時に設定温度算出部122が設定温度の算出に用いる関係式である。設定温度Tの下限値は外気温23℃から2℃を加算した25℃としている。また、設定温度Tの上限値は快適温度としている。上記数式2は、予測在室人数Pn+1が収容可能人数Pmax以下である場合に用いる。予測在室人数Pn+1が収容可能人数Pmaxより大きくなる場合は、設定温度算出部122は上記数式2を用いずに、設定温度を快適温度の値として算出する。上記数式2を用いることで設定温度算出部122は、暖房運転時に予測在室人数が少ないほど空調機器10の消費電力が小さくなる設定温度を算出することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2の空調制御システム1について説明する。実施の形態1の空調制御システム1は、予測在室人数を算出するために、予定記憶装置200から将来の時刻に対応する在室人数の予定を取得した。実施の形態2の空調制御システム1は、予測在室人数を算出するために、入退室管理装置300から稼働日当日および過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報を取得する。なお、図面の説明においては、同一部分または相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、実施の形態2の全体構成を説明する。図9は実施の形態2の空調制御システム1の全体概略図である。
図9は、実施の形態2の空調制御システム1を、部屋2に適用した場合の図を示す。実施の形態2の空調制御システム1は、空調制御装置100と入退室管理装置300とを備える。部屋2はゲート30で作業者3A~3Dの入退室を管理している。部屋2の外の作業者3Aはゲート30に設置された入室側のカードリーダ31Aに作業者3Aの識別情報を記憶させたカードを読み取らせて部屋2に入室する。部屋2の内部の作業者3B、3Bが部屋2から退室する場合は、退室側のカードリーダ31Bにカードを読み取らせて部屋2から退室する。作業者3の識別情報とは作業者3を識別するために一意に割り振られた情報であり社員ナンバーまたは氏名等である。カードリーダ31の代わりにタグ、またはそれらの機能を搭載した携帯端末から、作業者3の識別情報を読み取る装置を設置してもよい。入退室管理装置300はカードリーダ31が読み取った情報を取得し、作業者3の入室時刻を記録するとともに、ゲート30を解放するよう制御する。
なお、ゲート30およびカードリーダ31は部屋2の出入口に限らず、建物、エリアの出入口に設置してもよい。
続いて、図10を用いて本願の実施の形態2の空調制御システム1のより詳細な構成を説明する。図10は本願の実施の形態2の空調制御システム1の機能ブロック図である。図9にて図示しなかった構成を図10で示しているが、図9と図10は同じ空調制御システム1を示す。
まず入退室管理装置300について説明する。入退室管理装置300は、取得部310と、記憶部320と、制御部330と、を備える。入退室管理装置300はこれらの構成を以下で説明する用途以外に用いてもよい。また、入退室管理装置300は図10には記載されていない構成を備えていてもよい。
取得部310は部屋情報取得部311と、入退室情報取得部312とを備える。
部屋情報取得部311は、部屋2の収容可能人数を取得する。収容可能人数とは部屋2が収容することができる最大の作業者3の人数である。この収容可能人数は情報入力端末32によって管理者が予め設定することができる。情報入力端末32は、入退室管理装置300と通信できればよい。例えば、入退室管理用のPC(Personal Computer)または施設の情報を管理するサーバとしてもよい。なお、情報入力端末32を設けず、予め記憶部320に収容可能人数を記憶させておき、記憶部320に記憶した収容可能人数を部屋情報取得部311が取得してもよい。
入退室情報取得部312は、カードリーダ31が読み取った作業者3の識別情報と、識別情報を取得した時刻と入退室の情報を取得して入退室情報記憶部322に送る。なお、時刻はカードリーダ31から取得しても、入退室管理装置300内の時計から取得してもよい。入退室の情報とは、作業者3が部屋2に入室と退室のどちらを行ったかという情報である。入室と退室は、例えば、カードリーダ31に作業者3の進行方向を検知するセンサを設け、作業者3が入室する方向と退室する方向のどちらの方向に進んだかを検知することで判別してもよい。または、入室側と退室側でカードリーダ31をそれぞれ設けておき、どちら側のカードリーダ31を作業者3が用いたかによって判別してもよい。
入室側と退室側でカードリーダ31をそれぞれ設けておく場合、カードリーダ31は、カードリーダ31の識別情報を付加して入退室情報記憶部322に情報を送ることで、作業者3の入室と退室を識別できる。
記憶部320は部屋情報記憶部321と、入退室情報記憶部322とを備える。
部屋情報記憶部321は、部屋情報取得部311が取得した部屋2の収容可能人数を記憶する。なお、情報入力端末32を設けない場合は、部屋情報記憶部321に予め収容可能人数を記憶させておく。
入退室情報記憶部322は、少なくとも入退室情報取得部312が取得した、作業者3の識別情報と、識別情報を取得した時刻と、入退室の情報とを対応付けて記憶する。この際、在室人数と、在室率とを記憶してもよい。
入退室情報記憶部322に在室人数を記憶させる方法を説明する。まず、入退室情報記憶部322に部屋2に作業者3がいないときの在室人数0人と記憶させておく。作業者3がいないときとは、例えば全ての作業者3の作業時間外である。その後、入退室情報記憶部322は、入退室情報取得部312から作業者3が入室した旨の情報を取得する度に記憶している在室人数を1カウントアップさせ、作業者3が退室したという情報を取得する度に記憶している在室人数を1カウントダウンさせる。
ここで、部屋2に適用された入退室情報記憶部322が記憶する情報を図11を用いて説明する。図11は過去のある稼働日1日について入退室情報記憶部322が記憶する情報の例である。作業者3の識別情報は、作業者3Aは0001、作業者3Bは0002のように、作業者3に対して一意の数字で設定されている。カードリーダ31Aの識別情報は、入室側のカードリーダ31Aの識別情報が0001、退室側のカードリーダ31Bの識別情報が0002のようにカードリーダ31に対して一意の数字で設定されている。なお、部屋2の収容可能人数は10人として、部屋情報記憶部321が記憶している。
入退室情報記憶部322が記憶する時刻8:45における情報は、作業者3の識別情報が0001で、カードリーダ31の識別情報が0001である。この情報は作業者3Aのカードを入室側のカードリーダ31Aが読み取ったことを示す。したがって、入退室情報記憶部322は、記憶する在室人数を0から1にカウントアップする。時刻8:50における情報は、作業者3の識別情報が0002で、カードリーダ31の識別情報が0001である。この情報は作業者3Bのカードを入室側のカードリーダ31Aが読み取ったことを示す。したがって、入退室情報記憶部322は、記憶する在室人数を1から2にカウントアップする。時刻9:05における情報は、作業者3の識別情報が0003で、カードリーダ31の識別情報が0001である。この情報は作業者3Cのカードを入室側のカードリーダ31Aが読み取ったことを示す。したがって、入退室情報記憶部322は、記憶する在室人数を2から3にカウントアップする。時刻8:50における情報は、作業者3の識別情報が0002で、カードリーダ31の識別情報が0001である。この情報は作業者3Dのカードを入室側のカードリーダ31Aが読み取ったことを示す。したがって、入退室情報記憶部322は、記憶する在室人数を3から4にカウントアップする。
このように、カードリーダ31の識別情報が0001であり、作業者3のカードを入室側のカードリーダ31Aが読み取った場合、入退室情報記憶部322は記憶する在室人数を1ずつカウントアップする。
入退室情報記憶部322が記憶する時刻17:00における情報は、作業者3の識別情報が0001で、カードリーダ31の識別情報が0002である。この情報は作業者3Aのカードを退室側のカードリーダ31Bが読み取ったことを示す。したがって、入退室情報記憶部322は、記憶する在室人数を4から3にカウントダウンする。時刻17:15における情報は、作業者3の識別情報が0003で、カードリーダ31の識別情報が0002である。この情報は作業者3Cのカードを退室側のカードリーダ31Bが読み取ったことを示す。したがって、入退室情報記憶部322は、記憶する在室人数を3から2にカウントダウンする。時刻18:15における情報は、作業者3の識別情報が0002で、カードリーダ31の識別情報が0002である。この情報は作業者3Bのカードを退室側のカードリーダ31Bが読み取ったことを示す。したがって、入退室情報記憶部322は、記憶する在室人数を2から1にカウントダウンする。時刻18:50における情報は、作業者3の識別情報が0001で、カードリーダ31の識別情報が0002である。この情報は作業者3Aのカードを退室側のカードリーダ31Bが読み取ったことを示す。したがって、入退室情報記憶部322は、記憶する在室人数を4から3にカウントダウンする。
なお、入退室情報記憶部322は、入退室情報取得部312から作業者3の識別情報を取得する度に、必ずしも記憶する在室人数をカウントアップまたはカウントダウンしなくてもよい。たとえば、入退室情報取得部312から、作業者3Aの識別情報と対応付けられた入室側のカードリーダ31Aの識別情報を取得した後、作業者3Aの識別情報と対応付けられた退室側のカードリーダ31Bの識別情報とを取得する前に、再度作業者3Aの識別情報と対応付けられた入室側のカードリーダ31Aの識別情報を取得した場合は、作業者3Aが誤ってカードリーダ31Aに複数回カードを読み取らせたと想定される。このような場合には、入退室情報記憶部322は、在室人数を2回カウントアップせずに、1回のみカウントアップさせてもよい。
以上の動作により、入退室情報記憶部322に、稼働日当日および過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報を記憶させることができる。在室率は、入退室情報記憶部322が、部屋情報記憶部321から取得した部屋の収容可能人数を取得し、在室人数を収容可能人数10人で割った値を記憶する。
制御部330は、ゲート制御部331を備える。ゲート制御部331はゲート30の解放、施錠を制御する。
次に、空調制御装置100について説明する。実施の形態2の空調制御装置100は、実施の形態1の空調制御装置100と構成上の差異はない。ただし、予測用情報取得部113が取得する予測在室人数を算出するために必要な情報が異なる。実施の形態1の空調制御システム1の予測用情報取得部113は、予定記憶装置200から将来の時刻に対応する在室人数の予定を取得した。実施の形態2の空調制御システム1の予測用情報取得部113は、予測在室人数を算出するために必要な情報として、入退室管理装置300の入退室情報記憶部322から稼働日当日および過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報を取得する。
次に、本願の実施の形態2の空調制御装置100の動作について説明する。本願の実施の形態2の空調制御装置100の動作は、図3で示した実施の形態1の空調制御装置100の動作と同様である。ただし、ステップS103での予測在室人数算出部121による予測在室人数の算出方法が異なる。
ここで、実施の形態2の予測在室人数算出部121がステップS103にて予測在室人数を算出する方法を説明する。まず、予測用情報取得部113が入退室情報記憶部322から取得した稼働日当日および過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報を図12に示す。図12は実施の形態2の予測用情報取得部113が入退室情報記憶部322から取得した稼働日当日および過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報を示す表である。なお、図11で示した過去の稼働日について入退室情報記憶部322が記憶する情報と、在室人数などの情報は異なる。
入退室情報記憶部322から取得する過去の稼働日の在室人数は、過去の稼働日の時刻tに対応する在室人数の平均値である。入退室情報記憶部322から取得する稼働日当日の在室人数は、稼働日当日の時刻tの在室人数である。図12によれば、例えば時刻tにおける過去の稼働日の在室人数は0人であり、当日の稼働日の在室人数も0人である。しかし、稼働日当日の時刻tの在室人数は、過去の稼働日の時刻tに対応する在室人数の平均値と異なる場合もある。例えば、時刻tにおける過去の稼働日の在室人数は2人だが、当日の稼働日の在室人数は4人である。
なお、過去の稼働日の在室人数の情報を取得するとき、直近の数日分の時刻に対応する在室人数の情報を取得してもよい。または、直近の数日分よりも長期間の過去の在室人数の情報を用い、稼働日と季節、月、曜日のいずれかが一致する過去の稼働日の在室人数の情報を用いてもよい。これにより、稼働日当日と同じ傾向の過去の稼働日の在室人数の情報を用い、より正確に予測在室人数を算出することができる。正確に予測在室人数を算出することができれば、空調機器10の消費電力を効率化できる。
続いて、予測用情報取得部113が取得した情報に基づいて、予測在室人数算出部121が算出した予測在室人数を図13に示す。図13は実施の形態2の予測在室人数算出部121が算出した将来の時刻tn+1に対応する予測在室人数Pn+1を示す表である。実施の形態2の予測在室人数算出部121は、設定時刻の所定時間後の予測在室人数を、予測用情報取得部113が取得した、稼働日当日および過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報に基づいて算出する。図13によれば、例えばカウンタnが1のとき、時刻tにおける過去の稼働日の在室人数は0人であり、当日の稼働日の在室人数も0人である。したがって、予測在室人数算出部121は、予測在室人数Pを0人と算出する。しかし、カウンタnが2のとき、時刻tにおける当日の稼働日の在室人数は4人となった。したがって、予測在室人数算出部121は、予測在室人数を過去の稼働日の時刻tの在室人数2人ではなく、4人と算出する。
予測在室人数稼働日当日および過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報から設定時刻の所定時間後の在室人数を予測するプログラムを予測在室人数算出部121に備えさせることで、設定時刻の所定時間後の予測在室人数を、稼働日当日および過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報から算出することができる。
ステップS103以外の空調制御装置100のステップS101からステップS107の動作は、実施の形態1の空調制御装置100の動作と同様である。
以上の動作により、空調制御システム1および空調制御装置100は、ある設定時刻の所定時間後の部屋の在室人数である予測在室人数に基づいて、予測在室人数が少ないほど空調機器10の消費電力が小さくなるよう当該設定時刻に対応する設定温度を算出し、この算出された設定温度を空調機器10に指示する。したがって空調機器のエネルギー効率の向上を図ることができる。さらに、実施の形態2では、実施の形態1のように将来の時刻に対応する在室人数の予定が取得できない場合でも、予測用情報取得部113によって過去の稼働日と当日の稼働日の在室人数の情報を取得することで、予測在室人数算出部121が予測在室人数を算出することができる。
実施の形態3.
実施の形態1および実施の形態2では、予測在室人数算出部121が予測在室人数を、将来の時刻に対応する在室人数の予定または、稼働日当日および過去の稼働日の時刻に対応する在室人数を用いて算出した。実施の形態3では、予測在室人数算出部121が予測在室人数を在室率が100%となる将来の時刻の情報を用いて算出する。
実施の形態3の空調制御システム1の全体概略図は実施の形態1で示した図1と同様とする。実施の形態3の空調制御装置の機能ブロック図は実施の形態1で示した図2と同様とする。実施の形態3の空調制御装置の動作を示すフローチャートは実施の形態1で示した図3と同様とする。ただし、ステップS103での予測在室人数算出部121による予測在室人数の算出方法が異なる。
ここで、実施の形態3の予測在室人数算出部121がステップS103にて予測在室人数を算出する方法を説明する。まず、予測用情報取得部113は在室率が100%となる将来の時刻の情報を予定記憶装置200から取得する。予測用情報取得部113は、在室率が100%となる将来の時刻の情報を、予定記憶装置200に記憶された作業者3の将来の時刻に対応する予定から、作業者3全員が部屋2にて作業する時刻を探して取得する。なお、在室率が100%となる将来の時刻の情報を予定記憶装置200から取得する代わりに、作業者3全員が部屋2にいる時刻または時間帯を定める作業者3の就業規則から取得しても、または入退室管理装置300の入退室情報記憶部322が記憶する過去の稼働日の在室人数の情報から作業者3全員が部屋2にて作業する可能性が高い時刻から取得してもよい。予定記憶装置200に記憶された在室率が100%となる将来の時刻の情報は実施の形態3では10:00~17:00であるとする。したがって予測用情報取得部113は在室率が100%となる時刻は10:00~17:00であるという情報を取得する。ここで、実施の形態3の部屋2の収容可能人数は10人とし、在室率が100%のときの在室人数は10人とする。
続いて、予測在室人数算出部121が予測在室人数を算出する方法を説明する。予測在室人数算出部121は、予測用情報取得部113から在室率が100%となる時刻の情報を取得する。予測在室人数算出部121は、在室率が0%である時刻から在室率が100%となる時刻までの時間帯と、在室率が100%である時刻の終了時刻から在室率が0%となる時刻までの時間帯の在室人数を、0人から部屋2の収容可能人数を時刻で線形按分した値であるとして算出する。
時刻で線形按分した値とは、開始時刻tから在室率が100%となる時刻まで時間帯では時間帯を一定の時間単位で分割したとき、その時間単位毎に単調増加する値である。また、在室率が100%である時刻の終了時刻から終了時刻tとなるまで時間帯では、時間帯を一定の時間単位で分割したとき、時間単位毎に単調減少する値である。在室率が100%となる時刻は10:00~17:00であるという情報から、予測在室人数算出部121が算出した将来の時刻tn+1に対応する予測在室人数Pn+1を示す表を図14に示す。なお、実施の形態3では開始時刻tを8:30、終了時刻tを18:15とする。図14では、予測在室人数算出部121は、時間単位15分毎に時間帯を区切り、予測在室人数は0人から10人まで15分ごとに2人ずつ変動する値として算出する。
ステップS103以外の空調制御装置100のステップS101からステップS107の動作は、実施の形態1、2の空調制御装置100の動作と同様である。
図15は実施の形態3の設定温度算出部122が算出した設定温度を示す表である。設定温度算出部122は実施の形態1で示した図7の予測在室人数Pn+1に対応する設定温度Tを示す表を用いて算出した。
以上の動作により、空調制御システム1および空調制御装置100は、設定時刻の所定時間後の部屋の在室人数である予測在室人数に基づいて、予測在室人数が少ないほど、空調機器10の消費電力が小さくなるよう設定時刻に空調機器10に指示する設定温度を算出する。したがって空調機器のエネルギー効率の向上を図ることができる。さらに、実施の形態3では、予測用情報取得部113によって在室率が100%となる将来の時刻の情報さえ取得することができれば、予測在室人数算出部121が予測在室人数を算出することができるため、予測用情報取得部113が取得すべき情報量が少なくてすみ、情報の通信コストおよび情報を記憶するコスト等を削減することができる。
以下、図16を用いて実施の形態1から3に係る空調制御装置100と入退室管理装置300のハードウェア構成について説明する。図16は、実施の形態1から3の空調制御装置100と入退室管理装置300のハードウェア構成図である。空調制御装置100と入退室管理装置300は入力装置901、出力装置902、記憶装置903、及び処理装置904を備える。
入力装置901は、空調制御装置100の取得部110と入退室管理装置300の取得部が備える、情報が入力されるインターフェースである。このネットワークはLANケーブルまたは同軸ケーブル等の有線通信ネットワークでも、無線通信技術を用いた無線通信ネットワークでもよい。
出力装置902は、空調制御装置100の制御部130と入退室管理装置300の制御部330が備える、制御の信号または情報を出力するインターフェースである。このネットワークはLANケーブルまたは同軸ケーブル等の有線通信ネットワークでも、無線通信技術を用いた無線通信ネットワークでもよい。
記憶装置903は、入退室管理装置300の記憶部320が備える、ワーキングメモリなどに該当し、部屋2の情報と入退室の情報を記憶する装置である。例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー等の不揮発性または揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク等が該当する。
処理装置904は、空調制御装置100の演算部120が備える。処理装置904は専用のハードウェアであっても、記憶装置903に記録されるプログラムを実行するCPU(CentralprocessingUnit)であってもよい。
処理装置904が専用のハードウェアである場合、処理装置904は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサー、並列プログラム化したプロセッサー、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
処理装置904がCPUの場合、空調制御装置100の演算部120の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、記憶装置903に記録される。処理装置904は記憶装置903に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。
なお、空調制御装置100の演算部120の各機能は、一部をハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
例えば、予測在室人数算出部121は専用のハードウェアとし、設定温度算出部122は記憶装置903に記録されたプログラムとして記述してその機能を実現してもよい。
このように、処理装置904はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上のようにして、本発明の空調制御装置および空調制御システムによれば、予測される在室人数が少ない程外気温に近く、予測される在室人数が多い場合は設定温度に近く空調制御を行うことにより、空調の消費電力を削減することができる空調制御システムを得ることができる。
1 空調制御システム
2 部屋
3、3A~3D 作業者
10 空調機器
12 情報入力端末
30 ゲート
31、31A、31B カードリーダ
32 情報入力端末
100 空調制御装置
110 取得部
111 快適温度取得部
112 外気温取得部
113 予測用情報取得部
120 演算部
121 予測在室人数算出部
122 設定温度算出部
130 制御部
131 設定温度指示部
200 予定記憶装置
300 入退室管理装置
310 取得部
311 部屋情報取得部
312 入退室情報取得部
320 記憶部
321 部屋情報記憶部
322 入退室情報記憶部
330 制御部
331 ゲート制御部
901 入力装置
902 出力装置
903 記憶装置
904 処理装置

Claims (7)

  1. 部屋に設置された空調機器に設定温度を指示する時刻である設定時刻の所定時間後の前記部屋の在室人数である予測在室人数を算出する予測在室人数算出部と、
    前記予測在室人数算出部が算出した前記予測在室人数に基づいて、前記予測在室人数が少ないほど前記空調機器の消費電力が小さくなるよう前記設定時刻に対応する設定温度を算出する設定温度算出部と、
    前記設定温度算出部が算出した設定温度を前記空調機器に指示する設定温度指示部と、
    前記予測在室人数算出部が前記予測在室人数を算出するために必要な情報を取得する予測用情報取得部と、備え、
    前記予測在室人数算出部は、前記予測用情報取得部が取得した情報に基づいて、前記予測在室人数を算出し、
    前記予測用情報取得部は、前記部屋の在室率が100%となる将来の時刻の情報を取得し、
    前記予測在室人数算出部は、前記予測用情報取得部が取得した前記在室率が100%となる時刻の情報から、0人から前記部屋の収容可能人数まで、時刻によって線形按分する値として前記予測在室人数を算出する
    ことを特徴とする空調制御装置。
  2. 前記設定温度算出部は、前記予測在室人数算出部が算出した前記予測在室人数が少ないほど外気温に近い温度となるよう前記設定温度を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置。
  3. 前記予測用情報取得部は、将来の時刻に対応する在室人数の予定を取得する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の空調制御装置。
  4. 前記予測用情報取得部は、前記空調機器を稼働させる稼働日当日の時刻に対応する在室人数の情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空調制御装置。
  5. 前記予測用情報取得部は、過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報を取得する
    ことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の空調制御装置。
  6. 前記予測在室人数算出部は、前記予測用情報取得部が取得した前記過去の稼働日の時刻に対応する在室人数の情報のうち、季節、月、曜日のいずれかが稼働日当日と一致する過去の稼働日の情報を用いて前記予測在室人数を算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の空調制御装置。
  7. 請求項からのいずれか1項に記載の空調制御装置と、
    前記部屋への入退室を管理する入退室管理装置と、
    を備え、
    前記予測用情報取得部は、前記入退室管理装置から前記予測在室人数算出部が前記予測在室人数を算出するために必要な情報を取得する
    ことを特徴とする空調制御システム。
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