JP6328902B2 - 空調システム - Google Patents
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Description
即ち、例えば、ある人により設定された空調目標温度が、空調エリアに在席している他の人の好みの温度であるとは限らず、又、省エネルギー性を向上し得る温度であるとは限らない。
又、事業所の事務所等、存在人数が変動し易い空調エリアに設置された場合は、存在人数が変動して空調負荷が変動すると、温度検出手段の検出温度が空調目標温度になるように空調手段の作動が制御されるにしても、空調が効き過ぎる状態や空調が不足し過ぎる状態になる虞があり、快適性と省エネルギー性とを両立させることができなくなる場合があった。
このような例は、朝、男女が出社して在席するが、その後、男性が出払って主に女性が残る形態となる事務所でよく起こる。
第1特徴構成は、
機器側設定温度を設定するための温度設定範囲が、予め設定され、
前記空調エリアに存在する人の人数を検知する人数検知手段が設けられ、
前記制御手段が、前記人数検知手段の検知情報に基づいて前記人数の変化を検知すると、当該検知情報に基づいて、所定の設定時間幅毎における、前記空調エリアに存在する人の人数の増減の大小を示す人数変化度合いを求めると共に、求めた人数変化度合いと前記温度検出手段の検出温度とに基づいて、前記機器側設定温度を、前記温度設定範囲内において、前記空調手段の消費エネルギーを少なくする条件で設定して、前記温度検出手段の検出温度が当該機器側設定温度になるように、前記空調手段の作動を制御するように構成されており、
前記制御手段が、前記人数検知手段の検知情報に基づいて、前記設定時間幅における前記人数の平均である全体平均人数、及び、前記設定時間幅における当該設定時間幅が終了する側における一部の後期部分の前記人数の平均である後期部分平均人数を求めて、それら全体平均人数及び後期部分平均人数に基づいて、前記人数の変化を検知すると共に、前記人数変化度合いを求めるように構成されている点にある。
ちなみに、温度設定範囲は、空調手段により空調されている状態で、大半の人が快適感を感じ、且つ、空調手段の消費エネルギーを極力少なくし得る範囲に設定される。
又、冷房が効き過ぎの傾向にある場合は、機器側設定温度が現在の空調目標温度又は機器側設定温度よりも高くなるように設定され、逆に、冷房が不足し過ぎの傾向にある場合は、機器側設定温度が現在の空調目標温度又は機器側設定温度よりも低くなるように設定される。
又、暖房が効き過ぎの傾向にある場合は、機器側設定温度が現在の空調目標温度又は機器側設定温度よりも低くなるように設定され、逆に、暖房が不足し過ぎの傾向にある場合は、機器側設定温度が現在の空調目標温度又は機器側設定温度よりも高くなるように設定される。
要するに、空調を消費エネルギーを極力少なくする状態で実現するのに、空調エリアの存在人数が変化すると、空調の効き過ぎや不足し過ぎを十分抑制する状態で、空調手段の運転が可能になるように、機器側設定温度を設定することができる。
従って、快適性と省エネルギー性とを両立させるように運転し得る空調システムを提供することができる。
つまり、機器側設定温度が新たに設定されるのに伴って、温度検出手段の検出温度が新たに設定された機器側設定温度になるように空調手段の作動が制御されるが、温度検出手段の検出温度が新たに設定された機器側設定温度又はそれに近い温度になって、空調手段による空調エリアの空調が安定状態になるには、ある程度時間がかかる。
そこで、設定時間幅として、機器側設定温度が新たに設定されてから、空調エリアの空調が安定状態に達するのに要する時間以上に設定する。そして、その設定時間幅毎に存在人数の変化を検知するようにすることで、空調エリアの空調が安定状態になった状態での温度検出手段の検出温度に基づいて、機器側設定温度を設定することができるので、快適性と省エネルギー性との両立が可能に空調手段を運転できるように、機器側設定温度をより一層適切に設定することができる。
従って、快適性と省エネルギー性とをより一層的確に両立させるように、空調システムを運転することができる。
つまり、存在人数の変化の検知や人数変化度合いの導出において、比較的短い時間での存在人数の増減が影響されるのを十分に抑制することができるので、快適性と省エネルギー性との両立が可能に空調手段を運転できるように、機器側設定温度を更に適切に設定することができる。
従って、快適性と省エネルギー性とを更に的確に両立させるように、空調システムを運転することができる。
前記制御手段は、前記温度検出手段の検出温度が、前記温度設定範囲から、前記空調手段の消費エネルギーが多い要因側に外れているときに、前記空調エリアの空調負荷が大きくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、前記人数変化度合いが小さいほど前記消費エネルギーが少なくなる条件で設定し、前記空調負荷が小さくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、前記人数変化度合いが大きいほど前記消費エネルギーが少なくなる側に設定するように構成されている点にある。
そして、増加する側への存在人数の変化が検知された場合は、冷房負荷が大きくなるものの、増加人数が少ないほど冷房負荷の増加度合いが小さいので、機器側設定温度が、温度設定範囲内で、増加人数が少ないほど高くなる(空調手段の消費エネルギーが少なくなる)条件で、現在の空調目標温度よりも高い温度に設定される。逆に、減少する側への存在人数の変化が検知された場合は、冷房負荷が小さくなり、しかも、減少人数が多いほど冷房負荷の減少度合いが大きくなるので、機器側設定温度が、温度設定範囲内で、減少人数が多いほど高くなる(空調手段の消費エネルギーが少なくなる)条件で、現在の空調目標温度よりも高い温度に設定される。
そして、減少する側への存在人数の変化が検知された場合は、暖房負荷が大きくなるものの、減少人数が少ないほど暖房負荷の増加度合が小さいので、機器側設定温度が、温度設定範囲内で、減少人数が少ないほど低くなる(空調手段の消費エネルギーが少なくなる)条件で、現在の空調目標温度よりも低い温度に設定される。逆に、増加する側への存在人数の変化が検知された場合は、暖房負荷が小さくなり、しかも、増加人数が多いほど暖房負荷の減少度合いが大きくなるので、機器側設定温度が、温度設定範囲内で、増加人数が多いほど低くなる条件(空調手段の消費エネルギーが少なくなる)で、現在の空調目標温度よりも低い温度に設定される。
従って、温度検出手段の検出温度が温度設定範囲から空調手段の消費エネルギーが多い要因側に外れていて、特に、省エネルギー性の面で劣る場合に、快適性を極力維持しながら、省エネルギー性を向上するように運転することができる。
前記制御手段は、前記温度検出手段の検出温度が、前記温度設定範囲から、前記空調手段の消費エネルギーが少ない要因側に外れているときに、前記空調エリアの空調負荷が大きくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、前記人数変化度合いが小さいほど前記消費エネルギーが少なくなる条件で設定し、前記空調負荷が小さくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、前記人数変化度合いが大きいほど前記消費エネルギーが少なくなる側に設定するように構成されている点にある。
そして、増加する側への存在人数の変化が検知された場合は、冷房負荷が大きくなるが、増加人数が少ないほど冷房負荷の増加度合いが小さいので、機器側設定温度が、温度設定範囲内で、増加人数が少ないほど高くなる(空調手段の消費エネルギーが少なくなる)条件で、現在の空調目標温度よりも低い温度に設定される。逆に、減少する側への存在人数の変化が検知された場合は、冷房負荷が小さくなり、しかも、減少人数が多いほど冷房負荷の減少度合いが大きくなるので、機器側設定温度が、温度設定範囲内で、減少人数が多いほど高くなる(空調手段の消費エネルギーが少なくなる)条件で、現在の空調目標温度よりも低い温度に設定される。
そして、減少する側への存在人数の変化が検知された場合は、暖房負荷が大きくなるものの、減少人数が少ないほど暖房負荷の増加度合いが小さいので、機器側設定温度が、温度設定範囲内で、減少人数が少ないほど低くなる(空調手段の消費エネルギーが少なくなる)条件で、現在の空調目標温度よりも高い温度に設定される。逆に、増加する側への存在人数の変化が検知された場合は、暖房負荷が小さくなり、しかも、増加人数が多いほど暖房負荷の減少度合いが大きくなるので、機器側設定温度が、温度設定範囲内で、増加人数が多いほど低くなる(空調手段の消費エネルギーが少なくなる)条件で、現在の空調目標温度よりも高い温度に設定される。
従って、温度検出手段の検出温度が温度設定範囲から空調手段の消費エネルギーが少ない要因側に外れていて、特に、快適性の面で劣る場合に、省エネルギー性を極力維持しながら、快適性を向上するように運転することができる。
前記制御手段は、
前記温度検出手段の検出温度が、前記温度設定範囲内における前記消費エネルギーが少ない要因側のときに、前記空調エリアの空調負荷が大きくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、前記人数変化度合いが大きいほど前記消費エネルギーが多くなる側になる条件で、現在の前記空調目標温度又は前記機器側設定温度に対して、前記消費エネルギーが多くなる側になるように設定し、
前記温度検出手段の検出温度が、前記温度設定範囲内における前記消費エネルギーが多い要因側のときに、前記空調負荷が小さくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、現在の前記空調目標温度又は前記機器側設定温度に対して、前記消費エネルギーが少なくなる側になるように設定すべく構成されている点にある。
又、温度検出手段の検出温度が温度設定範囲内における低温側(消費エネルギーが多い要因側)のときに、減少する側へ存在人数の変化が検知された場合は、冷房負荷が小さくなるので、機器側設定温度が、現在の空調目標温度又は機器側設定温度に対して、高温側(消費エネルギーが少なくなる側)になるように設定される。
又、温度検出手段の検出温度が温度設定範囲内における高温側(消費エネルギーが多い要因側)のときに、増加する側への存在人数の変化が検知された場合は、暖房負荷が小さくなるので、機器側設定温度が、現在の空調目標温度又は機器側設定温度に対して、低温側(消費エネルギーが少なくなる側)になるように設定される。
従って、温度検出手段の検出温度が温度設定範囲内における消費エネルギーが少ない要因側のときには、省エネルギー性を極力維持しながら、快適性を向上するように運転することができ、温度検出手段の検出温度が温度設定範囲内における消費エネルギーが多い要因側のときには、快適性を極力維持しながら、省エネルギー性を向上するように運転することができる。
前記制御手段が、前記機器側設定温度を設定して、当該機器側設定温度に基づく前記空調手段の作動の制御を実行しているときに、前記目標温度設定手段により前記空調目標温度が設定されると、当該空調目標温度に基づく前記空調手段の作動の制御に復帰するように構成されている点にある。
つまり、空調エリアの温度が機器側設定温度になるように調整されているときに、空調エリアにいる人が快適性をもっと向上したいときには、目標温度設定手段を操作して、空調エリアを空調する温度を変更することができるので、使い勝手をより一層向上することができる。
前記空調手段が、室外機と室内機とを備えたヒートポンプ式に構成され、
複数の前記室内機が、複数の前記空調エリアに1台ずつ配設され、
複数の前記空調エリアの夫々に、前記温度検出手段、前記目標温度設定手段及び前記人数検知手段が、各空調エリアの前記室内機に対応付けて配設され、
前記制御手段が、複数の前記室内機夫々の作動の制御を、各室内機に対応する前記温度検出手段の検出情報、前記目標温度設定手段の設定情報及び前記人数検知手段の検知情報に基づいて行うように構成されている点にある。
又、複数の空調エリアの夫々について、存在人数の変化の有無が検知され、存在人数の変化が検知された空調エリア夫々について、人数変化度合いが求められると共に、機器側設定温度が設定される。そして、機器側設定温度が設定された空調エリアの室内機の夫々が、夫々に対応する温度検出手段の検出温度が夫々に対応する機器側設定温度になるように、作動が制御される。
従って、複数の空調エリアを空調対象とする場合に、複数の空調エリア夫々について、快適性と省エネルギー性とを両立させるように運転することができる。
図1に示すように、空調システムは、空調エリアEを空調するガスエンジン駆動型ヒートポンプ式の空調手段(以下、ガスヒートポンプと略記する場合がある)A、空調システムの運転を制御する制御部1(制御手段に相当する)、及び、制御部1に各種制御情報を指令する操作部B等を備えて構成されている。
そして、各膨張弁7により、各室内機Uiの室内側熱交換器8に対する冷媒の循環の断続及び循環量の調整が可能に構成されて、各室内機Ui毎に、運転の断続並びに空調能力の調整が可能に構成されている。
図1に示すように、この空調システムには、空調エリアEの温度を検出する温度センサ21(温度検出手段に相当する)と、空調エリアEを空調する空調目標温度を人為的に設定する温度設定スイッチ23(目標温度設定手段に相当する)とが設けられ、制御部1が、温度センサ21の検出温度が空調目標温度になるように、ガスヒートポンプAの作動を制御すべく構成されている。
各手元リモコン22には、前述した温度設定スイッチ23が設けられ、メインリモコン24には、図示を省略するが、空調システムの運転の開始及び停止を指令する運転スイッチ、空調システムの運転モードを冷房運転、暖房運転等に設定する運転モード設定スイッチ等が設けられている。
つまり、複数の空調エリアEの夫々に、温度設定スイッチ23が各空調エリアEの室内機Uiに対応付けて配設されていることになる。
そして、制御部1が、複数の室内機Ui夫々の作動の制御を、各室内機Uiに対応する温度センサ21の検出情報、手元リモコン22の温度設定スイッチ23の設定情報及び人数検知手段Dの検知情報に基づいて行うように構成されている。ちなみに、各室内機Uiの作動の制御は、膨張弁7による室内側熱交換器8への冷媒の循環の断続及び循環量の調整、並びに、室内側送風機9の送風量の調整により行う。
そして、本願に係る空調システムでは、原則として、これら冷房時及び暖房時夫々の温度設定範囲で省エネルギーを達成しながら空調を行うことを目的としている。
尚、冷房時温度設定用情報S1及び暖房時温度設定用情報S2のいずれも、人数変化度合いとしては、存在人数の増減数により設定され、存在人数の増加数が3人より少ない増数小と、増加数が3人以上の増数大と、存在人数の減少数が3人より少ない減数小と、減少数が3人以上の減数大との4段階に設定されている。
制御部1は、メインリモコン24の運転スイッチにより運転の開始が指令されると、運転モード設定スイッチにて設定されている運転モードにて、室外機Ueの運転を開始すると共に、全ての室内機Uiの作動を開始し、更に、各室内機Uiに対応する温度センサ21の検出温度が各室内機Uiに対応する温度設定スイッチ23にて設定されている空調目標温度になるように、各室内機Uiの作動を制御する。
ちなみに、四方弁を運転モードに応じた状態に切り換えると共に、ガスエンジン及び室外側送風機を作動させることにより、室外機Ueの運転を開始する。又、膨張弁7を開弁すると共に室内側送風機9を作動させることにより、室内機Uiの作動を開始し、以降は、温度センサ21の検出温度と目標空調温度との偏差に応じて、膨張弁7により冷媒の循環量を調整すると共に、室内側送風機9の送風量を調整することにより、温度センサ21の検出温度が目標空調温度になるように、室内機Uiの作動を制御する。
又、制御部1は、要停止対象に設定して強制停止している室内機Uiに対応する人数検知手段Dにより、人の存在が検知されると、直ちに、当該室内機Uiの作動を再開して、当該室内機Uiに対応する温度センサ21の検出温度が、当該室内機Uiに対応する温度設定スイッチ23にて設定されている空調目標温度になるように、当該室内機Uiの作動を制御する。
つまり、制御部1が、機器側設定温度を設定して、当該機器側設定温度に基づくガスヒートポンプAの作動の制御を実行しているときに、温度設定スイッチ23により空調目標温度が設定されると、当該空調目標温度に基づくガスヒートポンプAの作動の制御に復帰するように構成されていることになる。
制御部1は、機器側設定温度設定制御では、人数検知手段Dの検知情報に基づいて存在人数の変化を検知すると共に、その検知結果に基づいて機器側設定温度を設定するための機器側設定温度設定処理(図5に示すフローチャートにおけるステップ#2〜11の処理)を、所定の設定時間幅Hs毎に行う。
制御部1は、メインリモコン24の運転スイッチにより運転の開始が指令されると、タイマーをスタートして(ステップ#1,2)、機器側設定温度設定処理を開始する。
機器側設定温度設定処理では、読み込み周期毎の読み込みタイミングで、各人数検知手段Dの検知データ(即ち、存在人数)を読み込むと共に、各空調エリアEに対応付けて記憶する(ステップ#3〜5)。
又、制御部1が、人数検知手段Dの検知情報に基づいて、設定時間幅Hsにおける存在人数の平均である全体平均人数、及び、設定時間幅Hsにおける当該設定時間幅Hsが終了する側における一部の後期部分Hkの存在人数の平均である後期部分平均人数を求めて、それら全体平均人数及び後期部分平均人数に基づいて、存在人数の変化を検知すると共に、人数変化度合いを求めるように構成されていることになる。
尚、以下の説明では、空調システムによる各空調エリアEの空調が安定状態に達していて、温度センサ21の検出温度Tが、その温度センサ21が対応する室内機Uiについて設定されている空調目標温度又は機器側設定温度に略等しい状態になっているとする。
尚、冷房運転では、空調エリアEの存在人数が多くなるほど、空調負荷が大きくなる。
又、ガスヒートポンプAの消費エネルギーが多いほど、室内機Uiの冷房能力が大きくなり、空調エリアEの温度が低下して、温度センサ21の検出温度Tが低下する。
従って、温度センサ21の検出温度Tが冷房時の温度設定範囲よりも低い状態は、温度センサ21の検出温度Tが、冷房時の温度設定範囲から、ガスヒートポンプAの消費エネルギーが多い要因側に外れている状態に相当する。
又、温度センサ21の検出温度Tが冷房時の温度設定範囲内における高温側である状態は、温度センサ21の検出温度Tが冷房時の温度設定範囲内における消費エネルギーが少ない要因側である状態に相当し、温度センサ21の検出温度Tが冷房時の温度設定範囲内における低温側である状態は、温度センサ21の検出温度Tが冷房時の温度設定範囲内における消費エネルギーが多い要因側である状態に相当する。
又、温度センサ21の検出温度Tが冷房時の温度設定範囲よりも高い状態は、温度センサ21の検出温度Tが、冷房時の温度設定範囲から、ガスヒートポンプAの消費エネルギーが少ない要因側に外れている状態に相当する。
つまり、温度センサ21の検出温度Tが冷房時の温度設定範囲の高温側のときに、存在人数が増加した場合は、機器側設定温度を、現在の空調目標温度又は機器側設定温度よりも低く、且つ、存在人数の増数が大きくなるほど低くなるように設定することになる。
尚、暖房運転では、空調エリアEの存在人数が少なくなるほど、空調負荷が大きくなる。
又、ガスヒートポンプAの消費エネルギーが多いほど、室内機Uiの暖房能力が大きくなり、空調エリアEの温度が上昇して、温度センサ21の検出温度Tが上昇する。
従って、温度センサ21の検出温度Tが暖房時の温度設定範囲よりも高い状態は、温度センサ21の検出温度Tが、暖房時の温度設定範囲から、ガスヒートポンプAの消費エネルギーが多い要因側に外れている状態に相当する。
又、温度センサ21の検出温度Tが暖房時の温度設定範囲内における低温側である状態は、温度センサ21の検出温度Tが暖房時の温度設定範囲内における消費エネルギーが少ない要因側である状態に相当し、温度センサ21の検出温度Tが暖房時の温度設定範囲内における高温側である状態は、温度センサ21の検出温度Tが暖房時の温度設定範囲内における消費エネルギーが多い要因側である状態に相当する。
又、温度センサ21の検出温度Tが暖房時の温度設定範囲よりも低い状態は、温度センサ21の検出温度Tが、暖房時の温度設定範囲から、ガスヒートポンプAの消費エネルギーが少ない要因側に外れている状態に相当する。
但し、温度センサ21の検出温度Tが25℃よりも高いときに、存在人数が増加した場合は、増数小であるとき、増数大であるとき共に、22℃に設定する。
尚、温度センサ21の検出温度Tが21℃<T<22℃のとき(温度センサ21の検出温度Tが暖房時の温度設定範囲内の略中央のときに相当する)も、機器側設定温度を、温度センサ21の検出温度Tが20℃≦T≦21℃のときと同様に設定する。
次に別実施形態を説明する。
(イ) 制御部1により存在人数の変化の検知を行うタイミングは、上記の実施形態のように、人数検知手段Dの検知データの読み込み周期よりも長い設定時間幅Hs毎に限定されるものではない。例えば、人数検知手段Dの検知データを読み込み周期毎に読み込んで、人数検知手段Dの検知データを読み込む毎に、存在人数の変化の検知を行うように構成しても良い。
存在人数の増加率=(後期部分平均人数−全体平均人数)/全体平均人数
存在人数の減少率=(全体平均人数−後期部分平均人数)/全体平均人数
尚、図6に示すテーブルにおいて、T>28℃のときのデータ以外は、図3に示すテーブルのデータと同様である。
尚、図7に示すテーブルにおいて、T>23℃のとき、及び、22℃≦T≦23℃のときのデータ以外は、図4に示すテーブルのデータと同様である。
又、冷房時の温度設定範囲及び暖房時の温度設定範囲に加えて、中間期の温度設定範囲を設定すると共に、その中間期の温度設定範囲に対応して、人数変化度合いと温度センサ21の検出温度Tとに基づいて機器側設定温度を設定するために、中間期温度設定用情報を設定しても良い。
又、室内機Ui及び室外機Ueを夫々1台ずつ備えるように、空調システムを構成しても良い。
21 温度センサ(温度検出手段)
23 温度設定スイッチ(目標温度設定手段)
A ガスヒートポンプ(空調手段)
D 人数検知手段
E 空調エリア
Hk 後期部分
Hs 設定時間幅
Ue 室外機
Ui 室内機
Claims (6)
- 空調エリアを空調する空調手段と、前記空調エリアの温度を検出する温度検出手段と、前記空調エリアを空調する空調目標温度を人為的に設定する目標温度設定手段と、前記温度検出手段の検出温度が前記空調目標温度になるように、前記空調手段の作動を制御する制御手段とが設けられた空調システムであって、
機器側設定温度を設定するための温度設定範囲が、予め設定され、
前記空調エリアに存在する人の人数を検知する人数検知手段が設けられ、
前記制御手段が、前記人数検知手段の検知情報に基づいて前記人数の変化を検知すると、当該検知情報に基づいて、所定の設定時間幅毎における、前記空調エリアに存在する人の人数の増減の大小を示す人数変化度合いを求めると共に、求めた人数変化度合いと前記温度検出手段の検出温度とに基づいて、前記機器側設定温度を、前記温度設定範囲内において、前記空調手段の消費エネルギーを少なくする条件で設定して、前記温度検出手段の検出温度が当該機器側設定温度になるように、前記空調手段の作動を制御するように構成されており、
前記制御手段が、前記人数検知手段の検知情報に基づいて、前記設定時間幅における前記人数の平均である全体平均人数、及び、前記設定時間幅における当該設定時間幅が終了する側における一部の後期部分の前記人数の平均である後期部分平均人数を求めて、それら全体平均人数及び後期部分平均人数に基づいて、前記人数の変化を検知すると共に、前記人数変化度合いを求めるように構成されている空調システム。 - 前記制御手段は、前記温度検出手段の検出温度が、前記温度設定範囲から、前記空調手段の消費エネルギーが多い要因側に外れているときに、前記空調エリアの空調負荷が大きくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、前記人数変化度合いが小さいほど前記消費エネルギーが少なくなる条件で設定し、前記空調負荷が小さくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、前記人数変化度合いが大きいほど前記消費エネルギーが少なくなる側に設定するように構成されている請求項1に記載の空調システム。
- 前記制御手段は、前記温度検出手段の検出温度が、前記温度設定範囲から、前記空調手段の消費エネルギーが少ない要因側に外れているときに、前記空調エリアの空調負荷が大きくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、前記人数変化度合いが小さいほど前記消費エネルギーが少なくなる条件で設定し、前記空調負荷が小さくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、前記人数変化度合いが大きいほど前記消費エネルギーが少なくなる側に設定するように構成されている請求項1又は2に記載の空調システム。
- 前記制御手段は、
前記温度検出手段の検出温度が、前記温度設定範囲内における前記消費エネルギーが少ない要因側のときに、前記空調エリアの空調負荷が大きくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、前記人数変化度合いが大きいほど前記消費エネルギーが多くなる側になる条件で、現在の前記空調目標温度又は前記機器側設定温度に対して、前記消費エネルギーが多くなる側になるように設定し、
前記温度検出手段の検出温度が、前記温度設定範囲内における前記消費エネルギーが多い要因側のときに、前記空調負荷が小さくなる方向への前記人数の変化を検知した場合は、前記機器側設定温度を、現在の前記空調目標温度又は前記機器側設定温度に対して、前記消費エネルギーが少なくなる側になるように設定すべく構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調システム。 - 前記制御手段が、前記機器側設定温度を設定して、当該機器側設定温度に基づく前記空調手段の作動の制御を実行しているときに、前記目標温度設定手段により前記空調目標温度が設定されると、当該空調目標温度に基づく前記空調手段の作動の制御に復帰するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調システム。
- 前記空調手段が、室外機と室内機とを備えたヒートポンプ式に構成され、
複数の前記室内機が、複数の前記空調エリアに1台ずつ配設され、
複数の前記空調エリアの夫々に、前記温度検出手段、前記目標温度設定手段及び前記人数検知手段が、各空調エリアの前記室内機に対応付けて配設され、
前記制御手段が、複数の前記室内機夫々の作動の制御を、各室内機に対応する前記温度検出手段の検出情報、前記目標温度設定手段の設定情報及び前記人数検知手段の検知情報に基づいて行うように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の空調システム。
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