JP2021081293A - 磁気センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】外部から印加される応力による出力の変動を抑制することのできる磁気センサを提供する。【解決手段】磁気抵抗効果素子を含む磁気センサチップと、磁気センサチップを一体的に封止する封止部と、磁気抵抗効果素子は、外部磁場に応じて磁化方向が変化可能なフリー層と、磁化方向が固定されているピンド層とを含み、封止部は、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有し、第1面側からの平面視における封止部の形状は、略四角形であり、略四角形は、互いに略平行である第1辺及び第2辺と、第1辺及び第2辺に交差し、互いに略平行である第3辺及び第4辺とを有し、封止部の第1面側からの平面視において、磁気抵抗効果素子に外部磁場が印加されていない状態におけるピンド層の磁化方向は、第1辺上に任意に設定される複数の点を用いて最小二乗法によって求められる近似直線に対して傾斜している。【選択図】図6

Description

本発明は、磁気センサに関する。
巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)、トンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)、異方性磁気抵抗効果素子(AMR素子)等の磁気抵抗効果素子(MR素子)は、磁気センサの分野で応用されている。例えば、GMR素子やTMR素子は、磁化方向が固定されたピンド層と、外部磁場に応じて磁化方向が変化するフリー層とを含んでいる。磁気抵抗効果素子に印加される外部磁場の強度が変化すると、フリー層の磁化方向が変化し、ピンド層の磁化方向とフリー層の磁化方向とにより形成される角度が変化する。この角度の変化により、磁気抵抗効果素子の抵抗値が変化し、その抵抗値の変化によって外部磁場の強度の変化を検出することができる。
このような磁気抵抗効果素子を利用した磁気センサは、例えば、磁気抵抗効果素子を備えた磁気センサチップと、この磁気センサチップを保護するために封止する封止部とを少なくとも有し、例えば、電流センサ、角度センサ等として使用される。
特開2009−162499号公報
磁気センサチップが封止部により封止された構造を有する磁気センサにおいて、当該磁気センサの製造中や製造後、磁気センサチップに対し磁気センサの外部から応力が印加されることがある。外部磁場が磁気抵抗効果素子に印加されていないとき、フリー層の磁化は、バイアス磁石によって一定の方向に向いているが、応力を受けると、逆磁歪効果によってフリー層の磁化方向が変化してしまうことがある。外部磁場が印加されていないときにおけるフリー層の磁化方向が所定の方向から変化してしまうと、外部磁場が印加されたときにおける磁気抵抗効果素子の抵抗値の変化、すなわち外部磁場が印加されたときの磁気センサの出力に影響を及ぼすおそれがある。例えば、磁気抵抗効果素子を有する磁気センサを用いた電流センサでは、磁気センサチップに応力が印加された状態で検出される電流値は誤差を含むものとなり、このような電流センサは検出対象である電流値等を高精度で安定して検出することが要求される用途に使用できないという問題がある。
また、TMR型の磁気抵抗効果素子は、GMR型やAMR型の磁気抵抗効果素子に比べてMR比が高く、格段に優れた出力特性を有するが、磁気センサチップに印加される外部応力に対しても敏感であるため、磁気センサの出力が大きく影響されるおそれがある。
磁気センサチップに印加される外部応力は予測困難であるし、仮に予測できたとしても当該外部応力を制御することは困難である。したがって、磁気センサの検出精度を確保するために、磁気センサは、外部応力によって出力を大きく変動させ難い構造を有することが望まれる。
本発明は、上述のような実情を鑑みてなされたものであり、外部から印加される応力による出力の変動を抑制することのできる磁気センサを提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明は、磁気抵抗効果素子を含む磁気センサチップと、前記磁気センサチップを一体的に封止する封止部とを有し、前記磁気抵抗効果素子は、外部磁場に応じて磁化方向が変化可能なフリー層と、磁化方向が固定されているピンド層とを含み、前記封止部は、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有し、前記第1面側からの平面視における前記封止部の形状は、略四角形であり、前記略四角形は、互いに略平行である第1辺及び第2辺と、前記第1辺及び前記第2辺に交差し、互いに略平行である第3辺及び第4辺とを有し、前記封止部の前記第1面側からの平面視において前記磁気抵抗効果素子に前記外部磁場が印加されていない状態における前記ピンド層の前記磁化方向は、前記第1辺上に任意に設定される複数の点を用いて最小二乗法によって求められる近似直線に対して傾斜していることを特徴とする磁気センサが提供する。
前記磁気抵抗効果素子に前記外部磁場が印加されていない状態における前記ピンド層の前記磁化方向が、前記近似直線に対して10〜80°の角度で傾斜していてもよい。
前記磁気センサチップの平面視における形状は、互いに略平行である第1辺及び第2辺と、前記第1辺及び前記第2辺に交差し、互いに略平行である第3辺及び第4辺とを有する略四角形であり、前記磁気センサチップの前記第1辺と前記近似直線とは略平行であり、前記封止部の前記第1面側から前記磁気センサチップを見たときに、前記磁気抵抗効果素子に前記外部磁場が印加されていない状態における前記ピンド層の前記磁化方向は、前記磁気センサチップの前記第1辺に対して傾斜していてもよい。
前記磁気センサチップの平面視における形状は、互いに略平行である第1辺及び第2辺と、前記第1辺及び前記第2辺に交差し、互いに略平行である第3辺及び第4辺とを有する略四角形であり、前記封止部の前記第1面側から前記磁気センサチップを見たときに、前記磁気抵抗効果素子に前記外部磁場が印加されていない状態における前記ピンド層の前記磁化方向は、前記磁気センサチップの前記第1辺に対して略平行又は略直交しており、前記磁気センサチップの前記第1辺は、前記近似直線に対して傾斜していてもよい。
前記磁気センサチップは、複数の前記磁気抵抗効果素子を含み、前記複数の磁気抵抗効果素子に前記外部磁場が印加されていない状態における前記各磁気抵抗効果素子の前記フリー層の前記磁化方向は、互いに一致していてもよく、前記磁気抵抗効果素子は、GMR素子又はTMR素子であってもよく、前記封止部は、樹脂により構成されていてもよい。
本発明によれば、外部から印加される応力による出力の変動を抑制することのできる磁気センサを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る磁気センサの側面視における概略構成を示す端面図である。 図2は、図1に示す磁気センサの封止部の第1面側からの平面視における内部構造の概略構成を示す端面図である。 図3Aは、本発明の一実施形態に係る磁気センサの概略構成を示す回路図である。 図3Bは、図3Aに示す磁気センサの出力の測定結果を示すグラフである。 図3Cは、図3Aに示す磁気センサに45°方向の応力が印加している状態における概略構成を示す回路図である。 図3Dは、図3Cに示す磁気センサの出力の測定結果を示すグラフである。 図4Aは、本発明の一実施形態に係る磁気センサの磁気抵抗効果素子の概略構成を示す斜視図である。 図4Bは、図4Aに示す磁気抵抗効果素子をフリー層側から見たときの平面図である。 図5Aは、外部磁場が印加されていない状態におけるフリー層の磁化を概念的に示す模式図である。 図5Bは、外部磁場が印加されていない状態におけるピンド層の磁化を概念的に示す模式図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る磁気センサのピンド層の磁化方向と封止部及び磁気センサチップとの位置関係を示す平面図である。 図7は、本発明の他の実施形態に係る磁気センサのピンド層の磁化方向と封止部及び磁気センサチップとの位置関係を示す平面図である。 図8Aは、磁気センサのピンド層を0°、10°、20°、30°、45°にそれぞれ傾斜させたときの出力電圧V1おける外部応力の印加角度と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図8Bは、磁気センサのピンド層を0°、10°、20°、30°、45°にそれぞれ傾斜させたときの出力電圧V2おける外部応力の印加角度と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図8Cは、磁気センサのピンド層を0°、10°、20°、30°、45°にそれぞれ傾斜させたときの出力電圧(V1−V2)おける外部応力の印加角度と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図9Aは、磁気センサのピンド層を90°、80°、70°、60°、45°にそれぞれ傾斜させたときの出力電圧V1における外部応力の印加角度と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図9Bは、磁気センサのピンド層を90°、80°、70°、60°、45°にそれぞれ傾斜させたときの出力電圧V2における外部応力の印加角度と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図9Cは、磁気センサのピンド層を90°、80°、70°、60°、45°にそれぞれ傾斜させたときの出力電圧(V1−V2)における外部応力の印加角度と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図10Aは、本発明の磁気センサを備える電流センサの概略構成を示す端面図である。 図10Bは、図10Aに示す電流センサのA−A線に沿った断面図である。 図11は、本発明の他の実施形態に係る磁気センサの磁気抵抗効果素子の概略構成を示す斜視図である。 図12Aは、磁気センサを基板に固定した側面図である。 図12Bは、基板の裏面側に対しプレートを押し付けたときの側面図である。 図12Cは、近似直線に対して45°の角度でプレートを基板に押し付けたときの上視図である。 図13Aは、0°の角度で外部応力を印加したときの実施例1における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図13Bは、45°の角度で外部応力を印加したときの実施例1における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図13Cは、90°の角度で外部応力を印加したときの実施例1における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図14Aは、0°の角度で外部応力を印加したときの実施例2における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図14Bは、45°の角度で外部応力を印加したときの実施例2における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図14Cは、90°の角度で外部応力を印加したときの実施例2における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図15Aは、比較例1の磁気センサの第1面側からの平面視における端面図である。 図15Bは、比較例2の磁気センサの第1面側からの平面視における端面図である。 図16Aは、0°の角度で外部応力を印加したときの比較例1における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図16Bは、45°の角度で外部応力を印加したときの比較例1における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図16Cは、90°の角度で外部応力を印加したときの比較例1における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図17Aは、0°の角度で外部応力を印加したときの比較例2における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図17Bは、45°の角度で外部応力を印加したときの比較例2における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。 図17Cは、90°の角度で外部応力を印加したときの比較例3における変位と電圧オフセットとの関係を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら本発明の磁気センサの一実施形態について説明する。
本実施形態に係る磁気センサを説明するにあたり、必要に応じ、いくつかの図面中、「X方向、Y方向及びZ方向」を規定している。ここで、X方向は磁気抵抗効果素子のピンド層の磁化方向に一致する。Y方向はX方向に直交する方向であり、外部磁場が印加されていない状態におけるフリー層の磁化方向に一致する。Z方向はX方向及びY方向に直交する方向であり、磁気抵抗効果素子の多層膜の積層方向に一致する。なお、各図面におけるX、Y、Z方向を示す矢印の向きを+X方向、+Y方向、+Z方向、矢印の向きと反対側の向きを−X方向、−Y方向、−Z方向ということがある。
図1は、本実施形態に係る磁気センサの側面視においる概略構成を示す端面図であり、図2は、図1に示す磁気センサの封止部の第1面側からの平面視における内部構造の概略構成を示す端面図である。
図1及び図2に示すように、磁気センサ1は、磁気センサチップ2と、この磁気センサチップ2を一体的に封止する封止部3とを有する。封止部3は、第1面3a及び当該第1面3aに対向する第2面3bを有し、第1面3a側からの平面視における封止部3の形状は、互いに略平行である第1辺31及び第2辺32と、第1辺31及び第2辺32に交差し、互いに略平行である第3辺33及び第4辺34を有する略四角形であり、好ましくは、封止部3は、第1面3a及び当該第1面3aに対向する第2面3bを有し、第1面3a側からの平面視における封止部3の形状は、互いに略平行である第1辺31及び第2辺32と、第1辺31及び第2辺32に略直交し、互いに略平行である第3辺33及び第4辺34を有する略方形状である。
磁気センサチップ2は、平面視において互いに略平行である第1辺21及び第2辺22と、第1辺21及び第2辺22に交差し、互いに略平行である第3辺23及び第4辺24を有する略四角形であり、好ましくは、磁気センサチップ2は、平面視において互いに略平行である第1辺21及び第2辺22と、第1辺21及び第2辺22に略直交し、互いに略平行である第3辺23及び第4辺24を有する略方形状である。また、磁気センサチップ2は、磁気抵抗効果素子を備える。磁気抵抗効果素子としては、例えば、巨大磁気抵抗効果(GMR)型の磁気抵抗効果素子やトンネル磁気抵抗効果(TMR)型の磁気抵抗効果素子を用いることができる。
なお、本実施形態において、略平行及び略直交、並びに略四角形及び略方形状とは、磁気センサチップ2や封止部3等の製造時における製造誤差等を含む概念である。略平行とは、封止部3の第1辺31を伸ばした延長線と第2辺32を伸ばした延長線とにより形成される角度が3°以下となるように2つの延長線が交差してもよいし、略直交とは、第1辺31及び第3辺33により形成される角度、又は第1辺31を伸ばした延長線及び第3辺33を伸ばした延長線により形成される角度が89〜91°の範囲内であってもよい。また、略四角形及び略方形状とは、第1面3a側からの平面視において封止部3の第1面3aが、角の丸められた四角形、角の丸められた正方形、角の丸められた長方形、又は角部にC面取り加工が施されている四角形、角部にC面取り加工が施されている正方形、角部にC面取り加工が施されている長方形等であってもよい。さらに、略平行とは、磁気センサチップ2の第1辺21を伸ばした延長線と第2辺32を伸ばした延長線とにより形成される角度が3°以下となるように2つの延長線が交差していてもよいし、略直交とは、第1辺21及び第3辺23により形成される角度、又は第1辺21を伸ばした延長線及び第3辺23を伸ばした延長線により形成される角度が89〜91°の範囲内であってもよい。さらにまた、略四角形及び略方形状とは、平面視において磁気センサチップ2が、角の丸められた四角形、角の丸められた正方形、角の丸められた長方形、又は角部にC面取り加工が施されている四角形、角部にC面取り加工が施されている正方形、角部にC面取り加工が施されている長方形等であってもよい。
磁気センサ1が有する封止部3は、磁気センサチップ2を一体的に封止して保護することができるものであればよく、例えば樹脂により構成されていてもよい。封止部3は、磁気センサ1に外部からの応力が印加されたときに、当該応力に対する緩衝作用を示すことで、磁気センサチップ2に印加される応力による影響を低減することができる。この封止部3を構成し得る樹脂の弾性率は、例えば0.1〜50GPa程度あればよい。封止部3を構成し得る樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、ABS樹脂等が挙げられる。封止部3の寸法は、磁気センサチップ2を一体的に封止することができる限りにおいて特に制限されるものではなく、用途等に応じて適宜設定され得る。
本実施形態に係る磁気センサ1は、磁気センサチップ2を搭載する搭載面を有するダイパッド4と、ダイパッド4の周囲に配置されている複数のリード線5と、磁気センサチップ2の端子及びリード線5を電気的に接続する配線部6とを備えていてもよい。ダイパッド4は、銅等の導電材料により構成されていればよい。磁気センサチップ2は、導電性ペースト、絶縁性ペースト、ダイアタッチフィルム(DAF)等の接着剤(図示省略)を介してダイパッド4の搭載面に固定されていればよい。配線部6は、金線等のボンディングワイヤ等により構成されていればよい。
図3Aは、本実施形態に係る磁気センサの概略構成を示す回路図である。磁気センサ1は、第1の磁気抵抗効果素子11、第2の磁気抵抗効果素子12、第3の磁気抵抗効果素子13及び第4の磁気抵抗効果素子14を有し、第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14がブリッジ回路(ホイートストンブリッジ)で相互に接続されている。第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14は、第1の磁気抵抗効果素子11と第2の磁気抵抗効果素子12との組、及び第3の磁気抵抗効果素子13と第4の磁気抵抗効果素子14との組の2つの組に分割され、それぞれの組内の磁気抵抗効果素子どうしは直列接続されている。第1の磁気抵抗効果素子11と第4の磁気抵抗効果素子14とは電源電圧Vccに接続され、第2の磁気抵抗効果素子12と第3の磁気抵抗効果素子とは接地(GND)されている。第1の磁気抵抗効果素子11と第2の磁気抵抗効果素子12との間の出力電圧が中点電圧V1として取り出され、第3の磁気抵抗効果素子13と第4の磁気抵抗効果素子14との間の出力電圧が中点電圧V2として取り出される。したがって、第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14の電気抵抗をそれぞれR1〜R4とすると、中点電圧V1及びV2はそれぞれ下式(1),(2)によって求めることができる。
Figure 2021081293
Figure 2021081293
本実施形態においては、第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14のそれぞれが単一の磁気抵抗効果素子で構成されている態様を例に挙げて説明するが、第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14のそれぞれが複数の磁気抵抗効果素子で構成されていてもよいし、第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14のそれぞれは、直列に接続された複数の磁気抵抗効果素子で構成されていてもよい。
第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14は互いに同一の構造を有しているため、第1の磁気抵抗効果素子11を例に挙げて説明する。図4Aは、本実施形態に係る磁気センサの磁気抵抗効果素子(第1の磁気抵抗効果素子11)の概略構成を示す斜視図である。第1の磁気抵抗効果素子11は、平面視で略長方形状の多層膜40と、当該多層膜40の長手方向の両端に位置し、多層膜40を挟む一対のバイアス磁石47とを有している。多層膜40は一般的なスピンバルブ型の膜構成を有している。多層膜40は反強磁性層41とピンド層42とスペーサ層45とフリー層46とを含み、これらの層はこの順で積層されている。多層膜40はその積層方向において一対の電極層(図示せず)に挟まれており、電極層から多層膜40に対し積層方向のセンス電流が流れるように構成されている。本実施形態においては、多層膜40の平面視における形状は略長方形形状であるが、略正方形状であってもよい。なお、略長方形状、略正方形状には、長方形、正方形の他、角の丸められた長方形、角の丸められた正方形等が含まれる。また、本実施形態において、第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14は、多層膜40を挟む一対のバイアス磁石47を有しているが、これに限定されるものではなく、例えば多層膜40が磁気形状異方性を利用した楕円を含む長円形状や長方形状である場合には、バイアス磁石47有していなくてもよい。
フリー層46は、外部磁場に応じて磁化方向が変化する磁性層であり、例えばNiFe、CoFe、CoFeB、CoFeNi、CoMnSi、CoMnGe、FeO(Fe酸化物)等により構成され得る。ピンド層42は反強磁性層41との交換結合によって外部磁場に対して磁化方向が固定された強磁性層であり、フリー層46と同様の磁性材料により構成され得る。反強磁性層41は、例えば、Pt、Ru、Rh、Pd、Ni、Cu、Ir、Cr及びFeのグループの中から選ばれる少なくとも1種の元素とMnとを含む反強磁性材料により構成され得る。反強磁性材料におけるMnの含有量は、例えば35〜95原子%程度であればよい。スペーサ層45はフリー層46とピンド層42との間に位置し、磁気抵抗効果を奏する非磁性層である。スペーサ層45は、Cu等の非磁性金属からなる非磁性導電層、またはAl等の非磁性絶縁体からなるトンネルバリア層である。スペーサ層45が非磁性導電層である場合、第1の磁気抵抗効果素子11は巨大磁気抵抗効果(GMR)素子として機能し、スペーサ層45がトンネルバリア層である場合、第1の磁気抵抗効果素子11はトンネル磁気抵抗効果(TMR)素子として機能する。磁気抵抗効果率が大きく、ブリッジ回路の出力電圧を大きくすることができるという点では、第1の磁気抵抗効果素子11はTMR素子であることがより好ましい。
図4Bは、図4Aに示す磁気抵抗効果素子(第1の磁気抵抗効果素子11)をフリー層46側から見たときの概略構成を示す平面図である。図5Aは、外部磁場が印加されていない状態におけるフリー層46の磁化を概念的に示す模式図である。図5Bは、外部磁場が印加されていない状態におけるピンド層42の磁化を概念的に示す模式図である。なお、図5A及び図5Bの矢印は磁化方向を模式的に示している。
フリー層46はバイアス磁石47のバイアス磁場によって、平面視における長手方向と略平行な初期磁化方向D1に磁化されている。フリー層46の初期磁化方向D1はバイアス磁石47の磁化方向D2と略平行である。ピンド層42は短手方向と略平行な磁化方向D3に磁化されている。フリー層46の感磁方向である短手方向に外部磁場が印加されると、フリー層46の磁化は外部磁場の強さに応じて図4Bにおいて時計回り又は反時計回りに回転する。これによってピンド層42の磁化方向D3とフリー層46の磁化方向との間の相対角度が変化し、センス電流に対する電気抵抗が変化する。
図3Aに示すように、第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14のフリー層46の初期磁化方向D1はフリー層46の長手方向である。第1の磁気抵抗効果素子11及び第3の磁気抵抗効果素子13のピンド層42の磁化方向D3はピンド層42の短手方向であり、第2の磁気抵抗効果素子12及び第4の磁気抵抗効果素子14のピンド層42の磁化方向D3は、第1の磁気抵抗効果素子11及び第3の磁気抵抗効果素子13のピンド層42の磁化方向D3に対して反平行である。したがって、第1の磁気抵抗効果素子11及び第3の磁気抵抗効果素子13のピンド層42の磁化方向D3の外部磁場が印加されると、第1の磁気抵抗効果素子11及び第3の磁気抵抗効果素子13の電気抵抗が減少し、第2の磁気抵抗効果素子12及び第4の磁気抵抗効果素子14の電気抵抗が増加する。これによって、図3Bに示すように、中点電圧V1が増加し、中点電圧V2が低下する。一方で、第2の磁気抵抗効果素子12及び第4の磁気抵抗効果素子14のピンド層42の磁化方向D3の外部磁場が印加された場合は、中点電圧V1が低下し、中点電圧V2が増加する。中点電圧V1と中点電圧V2との差分(V1−V2)を検出することで、中点電圧V1及び中点電圧V2を検出する場合と比べて2倍の感度が得られる。また、図3Bにおいて中点電圧V1及び中点電圧V2が同一方向(例えば、図3Bのグラフにおける上側)にシフト(オフセット)したとしても、中点電圧V1及び中点電圧V2の差分(V1−V2)を検出することでオフセットの影響を排除することができる。
第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14に所定の方向の応力が印加されると、フリー層46の初期磁化方向D1は逆磁歪効果によって回転する。図3Cは、第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14のフリー層46の長手方向に対して45°の角度で引張応力Sが掛かっている状態を示す模式図である。逆磁歪効果は磁歪定数の正負及び応力が引張応力Sであるか圧縮応力であるかによって、異なる方向に作用する。引張応力が掛かるフリー層46の磁歪定数が正の場合、及び圧縮応力が掛かるフリー層46の磁歪定数が負の場合、フリー層46の初期磁化方向D1は応力と平行となる方向に回転する。引張応力Sが掛かるフリー層46の磁歪定数が負の場合、及び圧縮応力が掛かるフリー層46の磁歪定数が正の場合、フリー層46の初期磁化方向D1は応力と直交する方向に回転する。図3Cに示すように、45°の角度で引張応力Sが印加されると、フリー層46の磁歪定数が負となり、第1の磁気抵抗効果素子11及び第3の磁気抵抗効果素子13のフリー層46の初期磁化方向D1は、ピンド層42の磁化方向D3の向きに回転するため、第1の磁気抵抗効果素子11及び第3の磁気抵抗効果素子13の電気抵抗は減少する。第2の磁気抵抗効果素子12及び第4の磁気抵抗効果素子14のフリー層44の初期磁化方向D1は、ピンド層42の磁化方向D3と反対方向に回転するため、第2の磁気抵抗効果素子及び第4の磁気抵抗効果素子14の電気抵抗は増加する。これによって、図3Dに示すように、中点電圧V1が増加するとともに中点電圧V2が低下し、中点電圧V1及び中点電圧V2の差分(V1−V2)が増加する。つまり、外部応力によって、外部磁場が印加されていないときの磁気センサ1の出力である上記差分(V1−V2)はゼロからオフセットする。出力(上記差分V1−V2)のオフセットは磁気センサ1の検出精度に影響を与えるおそれがある。
外部応力は、例えば磁気センサチップ2を樹脂で封入する際に封止用の樹脂等から受ける力によって生じ得る。封止部3に磁気センサチップ2が封止された磁気センサ1を基板等に取り付け、モジュール化する際の工程(例えばはんだ工程)においても応力が生じ得る。当該モジュールが製品に組み込まれる際の工程(例えばネジ止め工程)においても応力が生じることがあり、製品としての使用中にも、例えば温度変化による熱応力が生じることがある。これらの応力は予測及び測定が困難であり、制御することも困難である。したがって、本質的には磁気センサ1の出力(上記差分V1−V2)が外部応力によって影響を受けにくいことが望まれる。
図6は、本実施形態に係る磁気センサのピンド層42の磁化方向と封止部3及び磁気センサチップ2との位置関係を示す平面図である。図6に示すように、本実施形態に係る磁気センサ1において、ピンド層42の磁化方向は、封止部3の第1辺31上に任意に設定される複数の点を用いて最小二乗法により求められる近似直線7に対して傾斜している。これにより、磁気センサ1の応力感度を低減することができ、オフセット特性を改善できるという効果が奏される。なお、本実施形態においては、近似直線7を求めるために第1辺31上の任意の複数の点を設定したが、これに限定されるものではなく、第1辺31、第2辺32、第3辺33、及び第4辺34のうちの1つの辺上に任意に複数の点を設定して近似直線7を求めればよい。
本実施形態に係る磁気センサ1において、第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14のピンド層42の長手方向を磁気センサチップ2の第1辺21に対して傾斜させ、磁気センサチップ2の第1辺21と、封止部3の第1辺31上に任意に設定される複数の点を用いて最小二乗法により求められる上記近似直線7とを略平行とすることで、ピンド層42の磁化方向を上記近似直線7に対して傾斜させてもよい(図6参照)。本実施形態においては、図6に示す態様に限定されるものではなく、第1〜第4の磁気抵抗効果素子11〜14のピンド層42の長手方向又は短手方向と磁気センサチップ2の第1辺21とを略平行とし、磁気センサチップ2の第1辺21を、封止部3の第1辺31上に任意に設定される複数の点を用いて最小二乗法により求められる上記近似直線7に対して傾斜させることで、ピンド層42の磁化方向を上記近似直線7に対して傾斜させてもよい(図7参照)。
図8A〜Cは、図6に示す磁気センサ1の近似直線7に対してピンド層42の磁化方向を0°、10°、20°、30°、45°方向にそれぞれ傾斜させたときの外部応力に対する出力電圧V1及びV2、並びに出力の差分(V1−V2)の変化を示すグラフである。近似直線7に対してピンド層42が0°方向、すなわち略平行な状態における磁気センサ1は、45°方向の外部応力が印加すると、出力V1の電圧オフセットはマイナス方向に増加し(図8A参照)、出力V2の電圧オフセットはプラス方向に増加する(図8B参照)。このため、出力の差分(V1−V2)の電圧オフセットはマイナス方向に増加するため(図8C参照)、外部応力の影響を大きく受ける。近似直線7に対してピンド層42の磁化方向を10°、20°、30°とそれぞれ傾斜させた磁気センサ1では、ピンド層42の磁化方向の角度が大きくなるにつれて出力の差分(V1−V2)のマイナス方向の増加量を低減することができる(図8C参照)。さらに、近似直線7に対してピンド層42の磁化方向を45°の角度に傾斜させた磁気センサ1では、出力V1がプラス方向に増加し(図8A参照)、V2がマイナス方向に増加するため(図8B参照)、出力の差分(V1−V2)の電圧オフセットはほぼ完全に抑制されている。
図9A〜Cは、図6に示す磁気センサ1の近似直線7に対してピンド層42の磁化方向を90°、80°、70°、60°、45°方向にそれぞれ傾斜させたときの外部応力に対する出力電圧V1及びV2、並びに出力の差分(V1−V2)の変化を示すグラフである。近似直線7に対してピンド層42が90°方向、すなわち略直交な状態における磁気センサ1は、45°方向の外部応力が印加すると、出力V1の電圧オフセットはプラス方向に増加し(図9A参照)、出力V2の電圧オフセットはマイナス方向に増加する(図9B参照)。このため、出力の差分(V1−V2)の電圧オフセットはプラス方向に増加するため(図9C参照)、外部応力の影響を大きく受ける。近似直線7に対してピンド層42の磁化方向を80°、70°、60°とそれぞれ傾斜させた磁気センサ1では、ピンド層42の磁化方向の角度が大きくなるにつれて出力の差分(V1−V2)のプラス方向の増加量を低減することができる(図9C参照)。さらに、近似直線7に対してピンド層42の磁化方向を45°の角度に傾斜させた磁気センサ1では、出力の差分(V1−V2)の電圧オフセットはほぼ完全に抑制されている。
図8A〜C及び図9A〜Cに示すように、磁気抵抗効果素子に外部磁場が印加されていない状態において近似直線7に対してピンド層42の磁化方向を傾斜させることで、応力感度を低減でき、電圧オフセットの変動を小さくすることができる。ピンド層42の傾斜角度は、電圧オフセットの変動を小さくすることが可能な範囲であれば特に限定されるものではなく、近似直線7に対して、特に10〜80°の範囲で傾斜していることが好ましい。
以上説明した磁気センサ1は例えば電流センサに用いることができる。図10Aは磁気センサ1を備える電流センサの概略端面図であり、図10Bは、図10AのA−A線に沿った断面図である。磁気センサ1は電流線102の近傍に設置され、印加される信号磁場Bsの変化に応じて磁気抵抗変化を発生させる。電流センサ101は。磁場強度を調整する第1の軟磁性体103及び第2の軟磁性体104と、磁気センサ1の近傍に設けられたソレノイド型のフィードバックコイル105とを有している。
フィードバックコイル105は信号磁場Bsをキャンセルする磁場Bcを発生させる。フィードバックコイル105は、磁気センサ1と第2の軟磁性体104の周りを螺旋状に巻き回している。図10Aにおいて紙面手前から奥側に、図10Bにおいて左から右に、電流iが電流線102を流れている。この電流iによって、図10Aにおいて時計回りの外部磁場Boが誘起される。外部磁場Boは第1の軟磁性体103で減衰され、第2の軟磁性体104で増幅され、信号磁場Bsとして磁気センサ1に左向きに印加される。磁気センサ1は信号磁場Bsに相当する電圧信号を出力し、電圧信号がフィードバックコイル105に入力される。フィードバックコイル105には、フィードバック電流Fiが流れ、フィードバック電流Fiは信号磁場Bsをキャンセルするキャンセル磁場Bcを発生させる。信号磁場Bsとキャンセル磁場Bcとは絶対値が同じで方向が逆向きであるため、信号磁場Bsはキャンセル磁場Bcと相殺され、磁気センサ1に印加される磁場は実質的にゼロとなる。フィードバック電流Fiは抵抗(図示せず)によって電圧に変換され電圧値として出力される。電圧値はフィードバック電流Fi及びキャンセル磁場Bc、並びに信号磁場Bsに比例するため、電圧値から電流線102を流れる電流を得ることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。従って、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上記実施形態において、磁気抵抗効果素子を構成する多層膜40は反強磁性層41とピンド層42とスペーサ層45とフリー層46とを含むものを例に挙げて説明したが、この態様に限定されるものではなく、例えば、ピンド層42とスペーサ層45との間に、非磁性中間層43とレファレンス層44と含むものであってもよい(図11参照)。レファレンス層44はピンド層42とスペーサ層45との間に挟まれた強磁性層であり、Ru、Rh等の非磁性中間層43を介してピンド層42と磁気的に結合、より具体的にはピンド層42と反強磁性結合している。したがって、レファレンス層44とピンド層42とはいずれも外部磁場に対して磁化方向が固定されており、その磁化方向は互いに反平行の向きとなる。これによって、レファレンス層44の磁化方向が安定化するとともに、レファレンス層44から放出される磁場がピンド層42から放出される磁場によって打ち消され、外部への漏れ磁場を抑制することができる。この場合において、レファレンス層44の磁化方向が近似直線7に対して傾斜していればよい。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、下記の実施例等により何ら限定されるものではない。
〔実施例1〕
図6に示す構成を有し、近似直線7に対するピンド層42の磁化方向が45°である磁気センサ1を準備し、当該磁気センサ1に引張応力S(図3C参照)が印加された状態における磁気センサ1の出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)の変化を測定した。磁気センサ1に引張応力Sが印加された状態は、以下に説明する模擬的な荷重負荷方法により実現された。
図12A〜12Cは、磁気センサへの模擬的な荷重付加方法を説明する図である。まず、リード線5のはんだ付けにより磁気センサ1を基板51に固定する(図12A参照)。次に、基板51の裏面(磁気センサ1が固定された面の反対側の面)側に対しプレート52を+Z方向に押し付ける(図12B参照)。基板51は表面(磁気センサ1が固定された面)側が凸になるように湾曲するため、リード線5は外側に広がるように変形する。これによってリード線5を通じて磁気センサ1に引張応力Sを印加することができる。図12Cは、図12Bの+Z方向側からの平面視における近似直線7に対して45°の角度でプレート52を基板51に押し付けたときの上視図であり、これにより図3Cに示す引張応力S(近似直線7に対して45°の角度の引張応力S)の印加が実現されたことになる。
実施例1においては、近似直線7に対して0°、45°及び90°の角度でプレート52を基板51に押し付け、基板51の+Z方向変位量Dを変化させたときの出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)の変化を計測した。結果を図13A〜13Cに示す。図13A〜13Cに示すグラフにおいて、横軸は変位量D(mm)を表し、縦軸は電圧オフセット(mV/V)を表す。電圧オフセットは、引張応力Sが印加されていない状態における磁気センサ1の出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)と、引張応力Sが印加された状態における磁気センサ1の出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)との差分として求められる。
〔実施例2〕
実施例1と同様の荷重付加方法(図12A〜12C参照)を用いて、図7に示す構成を有し、近似直線7に対する磁気センサチップ2の第1辺21の傾斜角度が45°である磁気センサ1に対して0°、45°及び90°の角度で基板51にプレート52を押し付けることで引張応力Sを印加し、基板51の+Z方向変位量Dを変化させたときの出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)の変化を計測した。結果を図14A〜14Cに示す。図14A〜14Cに示すグラフにおいて、横軸は変位量D(mm)を表し、縦軸は電圧オフセット(mV/V)を表す。電圧オフセットは、引張応力Sが印加されていない状態における磁気センサ1の出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)と、引張応力Sが印加された状態における磁気センサ1の出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)との差分として求められる。
〔比較例1〕
図15Aに示す構成の磁気センサ1′を準備した。図15Aは、比較例1の磁気センサ1′の平面図である。図15Aに示す磁気センサ1′においては、封止部3′の第1面3a′側からの平面視において、封止部3′が有する第1辺31′上に任意に設定した複数の点を用いて最小二乗法により求められる近似直線7′に対してピンド層42′の磁化方向は略直交である。
実施例1と同様の荷重付加方法(図12A〜12C参照)により、図15Aに示す構成を有する磁気センサ1′に対して0°、45°及び90°の角度で基板51にプレート52を押し付けることで引張応力Sを印加し、基板51の+Z方向変位量Dを変化させたときの出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)の変化を計測した。結果を図16A〜16Cに示す。図16A〜16Cに示すグラフにおいて、横軸は変位量D(mm)を表し、縦軸は電圧オフセット(mV/V)を表す。電圧オフセットは、引張応力Sが印加されていない状態における磁気センサ1′の出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)と、引張応力Sが印加された状態における磁気センサ1′の出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)との差分として求められる。
〔比較例2〕
図15Bに示す構成の磁気センサ1′を準備した。図15Bは、比較例2の磁気センサ1′の平面図である。図15Bに示す磁気センサ1′においては、封止部3′の第1面3a′側から磁気センサチップ2′を見たときに、磁気抵抗効果素子に外部磁場が印加されていない状態におけるピンド層42′の磁化方向は、磁気センサチップ2′の第1辺21′に対して略平行である。
実施例1と同様の荷重付加方法(図12A〜12C参照)により、図15Bに示す構成を有する磁気センサ1′に対して0°、45°及び90°の角度で基板51にプレート52を押し付けることで引張応力Sを印加し、基板51の+Z方向変位量Dを変化させたときの出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)の変化を計測した。結果を図17A〜17Cに示す。図17A〜17Cに示すグラフにおいて、横軸は変位量D(mm)を表し、縦軸は電圧オフセット(mV/V)を表す。電圧オフセットは、引張応力Sが印加されていない状態における磁気センサ1′の出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)と、引張応力Sが印加された状態における磁気センサ1′の出力V1,V2及び出力の差分(V1−V2)との差分として求められる。
比較例1及び比較例2の磁気センサにおいて、0°及び90°の角度で引張応力Sを印加したときにおける電圧オフセットの変動が小さいが(図16A、図16C、図17A、図17C参照)、45°の角度で引張応力Sを印加したときには、変位量Dが増加するにしたがって、電圧オフセットが大きくなることが確認できた(図16B及び図17B参照)。一方、実施例1の磁気センサにおいては、0°及び90°の角度で引張応力Sを印加したときにおける電圧オフセットの変動は、比較例1及び比較例2と同様に小さいが(図13A、図13C参照)、45°の角度で引張応力Sを印加したときには、比較例1及び比較例2よりも電圧オフセットの変動が抑制されていることが確認できた(図13B参照)。
また、実施例2の磁気センサにおいて、0°及び45°の角度で引張応力Sを印加したときに、比較例1及び比較例2よりも電圧オフセットの変動が抑制されていることが確認できた(図14A、14B参照)。一方、90°の角度で引張応力Sを印加したときには、変位量Dが増加するに従い、電圧オフセットが大きくなることが確認できる(図14C参照)。このことから、磁気センサの用途等に応じて外部応力の印加される方向(角度)が既知である場合には、それに応じて磁気センサチップ2の磁気センサ1内における配置を最適化することができるということができる。なお、90°の角度で引張応力Sを印加したときに電圧オフセットが大きくなるのは、印加される引張応力Sに対して磁気センサチップ2が有する第1辺21、第2辺22、第3辺23、及び第4辺24が45°の角度に傾斜していることで、磁気センサチップ2に印加される引張応力Sによる影響が大きくなり、電圧オフセットが大きくなるものと推察される。
1…磁気センサ
2…磁気センサチップ
21…第1辺
3…封止部
31…第1辺
7…近似直線
11〜14…第1〜第4の磁気抵抗効果素子
41…反強磁性層
42…ピンド層
43…スペーサ層
46…フリー層
47…バイアス磁石

Claims (7)

  1. 磁気抵抗効果素子を含む磁気センサチップと、
    前記磁気センサチップを一体的に封止する封止部とを有し、
    前記磁気抵抗効果素子は、外部磁場に応じて磁化方向が変化可能なフリー層と、磁化方向が固定されているピンド層とを含み、
    前記封止部は、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有し、
    前記第1面側からの平面視における前記封止部の形状は、略四角形であり、
    前記略四角形は、互いに略平行である第1辺及び第2辺と、前記第1辺及び前記第2辺に交差し、互いに略平行である第3辺及び第4辺とを有し、
    前記封止部の前記第1面側からの平面視において、前記磁気抵抗効果素子に前記外部磁場が印加されていない状態における前記ピンド層の前記磁化方向は、前記第1辺上に任意に設定される複数の点を用いて最小二乗法によって求められる近似直線に対して傾斜していることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記磁気抵抗効果素子に前記外部磁場が印加されていない状態における前記ピンド層の前記磁化方向が、前記近似直線に対して10〜80°の角度で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記磁気センサチップの平面視における形状は、互いに略平行である第1辺及び第2辺と、前記第1辺及び前記第2辺に交差し、互いに略平行である第3辺及び第4辺とを有する略四角形であり、
    前記磁気センサチップの前記第1辺と前記近似直線とは略平行であり、
    前記封止部の前記第1面側から前記磁気センサチップを見たときに、前記磁気抵抗効果素子に前記外部磁場が印加されていない状態における前記ピンド層の前記磁化方向は、前記磁気センサチップの前記第1辺に対して傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気センサ。
  4. 前記磁気センサチップの平面視における形状は、互いに略平行である第1辺及び第2辺と、前記第1辺及び前記第2辺に交差し、互いに略平行である第3辺及び第4辺とを有する略四角形であり、
    前記封止部の前記第1面側から前記磁気センサチップを見たときに、前記磁気抵抗効果素子に前記外部磁場が印加されていない状態における前記ピンド層の前記磁化方向は、前記磁気センサチップの前記第1辺に対して略平行又は略直交しており、前記磁気センサチップの前記第1辺は、前記近似直線に対して傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気センサ。
  5. 前記磁気センサチップは、複数の前記磁気抵抗効果素子を含み、
    前記複数の磁気抵抗効果素子に前記外部磁場が印加されていない状態における前記各磁気抵抗効果素子の前記フリー層の前記磁化方向は、互いに一致していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の磁気センサ。
  6. 前記磁気抵抗効果素子は、GMR素子又はTMR素子であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の磁気センサ。
  7. 前記封止部は、樹脂により構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の磁気センサ。
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