JP2021076081A - 車両の冷却水システム - Google Patents
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Abstract
Description
<第1実施形態>
はじめに、第1実施形態の車両の流体回路システムについて説明する。図1に示されるように、本実施形態の車両10は、内燃機関11と、過給機20とを備えている。過給機20は、互いに連結されたコンプレッサホイール21とタービンホイール22とを備えている。コンプレッサホイール21は内燃機関11の吸気通路110に配置されている。タービンホイール22は内燃機関11の排気通路111に配置されている。過給機20では、内燃機関11から排気通路111に排出される排気がタービンホイール22を通過することにより、タービンホイール22が回転する。このタービンホイール22の回転に伴ってコンプレッサホイール21が回転することにより、吸気通路110を流れる空気が圧縮される。コンプレッサホイール21により圧縮された空気、いわゆる過給吸気が内燃機関11に供給されることにより、内燃機関11の出力を高めることが可能となっている。
次に、図1を参照して、高温側冷却水回路30及び低温側冷却水回路40について具体的に説明する。
低温側冷却水回路40は、低温側熱交換部41の他、低温側ポンプ42と、低温側ラジエータ43とを有している。低温側熱交換部41、低温側ポンプ42、及び低温側ラジエータ43は低温側環状流路W20により環状に接続されている。低温側環状流路W20には、水や冷媒等からなる冷却水が循環している。なお、冷媒としてはLLC等を用いることが可能である。
図3に示されるように、冷却水システム70は、吸気温センサ51と、制御装置52とを更に備えている。本実施形態では、制御装置52が制御部に相当する。
制御装置52は、CPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。制御装置52は、メモリに予め記録されているプログラムを実行することにより、冷却水システム70を統括的に制御する。具体的には、制御装置52は、吸気温センサ51により検出される過給吸気の温度に基づいて多方弁33、オン・オフ弁34、及び低温側ポンプ42を制御することにより、過給吸気を冷却する吸気冷却制御、及び過給吸気を暖気する吸気暖気制御を実行する。
(吸気冷却制御)
制御装置52は、吸気温センサ51により検出される過給吸気の温度が所定温度以上である場合には、吸気冷却制御を実行する。この際、制御装置52は、多方弁33の第1ポート33aを閉状態にし、第2ポート33b及び第3ポート33cを開状態にする。また、制御装置52は、オン・オフ弁34を開状態にするとともに、低温側ポンプ42を駆動させる。これにより、冷却水システム70には、図4に実線で示されるような流路が形成される。なお、図4において、破線で示される流路は、冷却水が流れていない流路を示している。
高温側冷却水回路30では、内燃機関11と冷却水との間で熱交換が行われることにより内燃機関11が冷却される。また、高温側熱交換部31では、その内部を流れる冷却水と、吸気通路110を流れる過給吸気との間で熱交換が行われることにより、過給吸気の粗熱を冷却水が吸収して、過給吸気が冷却される。
制御装置52は、吸気温センサ51により検出される過給吸気の温度が所定温度未満である場合には、吸気暖気制御を実行する。この際、制御装置52は、多方弁33の第1ポート33a及び第3ポート33cを開状態にし、第2ポート33bを閉状態にする。また、制御装置52は、オン・オフ弁34を閉状態にするとともに、低温側ポンプ42を停止させる。これにより、冷却水システム70には、図5に実線で示されるような流路が形成される。なお、図5において、破線で示される流路は、冷却水が流れていない流路を示している。
なお、吸気暖気制御時には低温側ポンプ42が停止しているため、吸気は低温側熱交換部41において低温側冷却水回路40の冷却水と熱交換を行い難い。すなわち、高温側熱交換部31において暖気された吸気が低温側冷却水回路40の冷却水により再冷却され難くなっている。
(1)高温側冷却水回路30が図4に示される状態である場合には、高温側熱交換部31及び内燃機関11に対して冷却水が並列に流れるため、図5に示されるように冷却水の流れに対して高温側熱交換部31が内燃機関11の下流側に配置されている場合と比較すると、より温度の低い冷却水を高温側熱交換部31に流すことが可能となる。よって、より的確に吸気を冷却することが可能となる。また、高温側熱交換部31には、水圧が高く、且つ水温の低い冷却水が流入するため、冷却水の沸騰に対するロバスト性を向上させることもできる。
(2)高温側ポンプ32は、高温側冷却水回路30が図4に示される状態であるとき、高温側熱交換部31とは別の熱交換器に冷却水を通過させることなく、内燃機関11及び高温側熱交換部31に冷却水を供給する。これにより、より的確に内燃機関11及び過給吸気を冷却することが可能となる。
次に、第1実施形態の冷却水システム70の変形例について説明する。
本変形例の冷却水システム70では、2温式熱交換モジュール50が、図6に示されるプレート部材500により構成されている。図6に示されるように、このプレート部材500では、図2に示されるプレート部材500と高温側流路501の形状が異なっている。
次に、冷却水システム70の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の冷却水システム70との相違点を中心に説明する。
図7に示されるように、本実施形態の冷却水システム70は、オン・オフ弁34及びサーモスタット35に代えて、多方弁37が用いられている。多方弁37は、高温側環状流路W10における内燃機関11と高温側ラジエータ36との間に配置されている。多方弁37にはバイパス流路W11が接続されている。多方弁37は、高温側環状流路W10における分岐流路W12との接続部分よりも下流側の部分に繋がる第1ポート37aと、バイパス流路W11に繋がる第2ポート37bと、高温側ラジエータ36に繋がる第3ポート37cとを有している。多方弁37は、各ポート37a〜37cの開閉状態を切り替えることにより、高温側環状流路W10及びバイパス流路W11の接続状態を切り替える。本実施形態では、多方弁37がラジエータ用流路切替弁に相当する。
以上説明した本実施形態の冷却水システム70によれば、以下の(7)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
次に、冷却水システム70の第3実施形態について説明する。以下、第2実施形態の冷却水システム70との相違点を中心に説明する。
図9に示されるように、本実施形態の冷却水システム70では、分岐流路W12の一端部が多方弁37に接続されている。多方弁37は、分岐流路W12に繋がる第4ポート37dを更に備えている。
(8)高温側熱交換部31と内燃機関11との合流部分が多方弁37に設けられているため、多方弁37により流路を開閉することで、吸気冷却制御と吸気暖気制御とを切り替える際に発生する逆流現象に伴うタイムラグを抑制することができる。よって、応答性を向上させることができる。また、高温側環状流路W10と分岐流路W12とを接続する場合、その接続部分に分岐管が必要となるが、そのような分岐管が本実施形態の冷却水システム70では不要であるため、コストを低減することもできる。
次に、冷却水システム70の第4実施形態について説明する。以下、第3実施形態の冷却水システム70との相違点を中心に説明する。
図11に示されるように、本実施形態の高温側冷却水回路30には、高温側環状流路W10における高温側ポンプ32の下流側の部分と上流側の部分とを接続するように分岐流路W14が形成されている。分岐流路W14にはオン・オフ弁38及び高温側熱交換部31が設けられている。
分岐流路W14における高温側環状流路W10との接続部分から分岐流路W15との接続部分までの部分を流路部分W140とするとき、オン・オフ弁38は流路部分W140に配置されている。オン・オフ弁38は電磁弁である。オン・オフ弁38が開状態であるとき、高温側ポンプ32から高温側熱交換部31への冷却水の流れが許容される。オン・オフ弁38が閉状態であるとき、高温側ポンプ32から高温側熱交換部31への冷却水の流れが遮断される。
具体的には、制御装置52は、吸気冷却制御時において、多方弁37の第1ポート37aを開状態にし、第4ポート37dを閉状態にする。また、制御装置52は、水温センサ53により検出される冷却水の温度に基づいて第2ポート37b及び第3ポート37cのいずれか一方を開状態にし、いずれか他方を閉状態にする。さらに、制御装置52はオン・オフ弁38を開状態にする。これにより、高温側冷却水回路30には、図11に実線で示されるような流路が形成される。なお、図11は、第2ポート37bが閉状態であって、且つ第3ポート37cが開状態である場合を例示している。この場合、高温側ポンプ32から吐出される冷却水が、高温側環状流路W10を介して内燃機関11に流入するとともに、分岐流路W14の流路部分W140を通じて高温側熱交換部31にも流入する。高温側ポンプ32では、第1高温側タンク空間S11から冷却水が流入するとともに、第2高温側タンク空間S12から冷却水が排出される。高温側熱交換部31を通過した冷却水は分岐流路W14を通じて高温側ポンプ32の上流側に戻される。このように、吸気冷却制御時には、冷却水の流れに対して高温側熱交換部31が内燃機関11と並列に配置される。
(9)吸気冷却制御時及び吸気暖気制御時のいずれの場合であっても、高温側熱交換部31では第1高温側タンク空間S11から第2高温側タンク空間S12に向かって冷却水が流れる。すなわち、高温側熱交換部31では、吸気冷却制御時と吸気暖気制御時とで冷却水の流れ方向が反転する現象が生じることがない。そのため、冷却水の流れ方向が反転することにより高温側熱交換部31の内部で発生する熱歪みを抑制することができるとともに、高温側熱交換部31の内部を流れる冷却水の通水抵抗の変化を抑制することができる。
次に、冷却水システム70の第5実施形態について説明する。以下、第3実施形態の冷却水システム70との相違点を中心に説明する。
図13に示されるように、車両10には、NOxの抑制等を目的として、排気通路111を流れる排気の一部を吸気通路110に戻す、いわゆる排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)システム60が搭載されているものがある。EGRシステム60は、吸気通路110と排気通路111とを連結するEGR通路61と、EGR通路61を流れる排気を冷却するEGRクーラ62とを備えている。排気通路111を流れる排気はEGR通路61を通じて吸気通路110に戻される。以下では、EGR通路61を通じて吸気通路110に戻される排気を「EGRガス」と称する。EGRクーラ62は、EGR通路61を流れるEGRガスと冷却水との間で熱交換を行うことによりEGRガスを冷却する。本実施形態では、EGRクーラ62が冷却部に相当する。
(10)図13及び図14に示されるようなEGRシステム60では、内燃機関11で燃焼後の水蒸気を多量に含む排気が吸気通路110に戻されるため、吸気冷却時に発生する凝縮水によるトラブル、例えば吸気通路110を形成する吸気管のウォータハンマや腐食等が発生し易い課題を抱えている。この点、本実施形態の冷却水システム70では、吸気暖気制御の実行により吸気を急速に暖気することができるため、凝縮水の発生に対するロバスト性を向上させることができる。また、凝縮水の発生に対するロバスト性が向上することにより、結果としてEGRガスを吸気通路110に戻すことが可能な吸気の温度領域を拡大することができるため、より的確に車両10の燃費を改善したり、NOx量を低減したりすることができる。
次に、冷却水システム70の第6実施形態について説明する。以下、第5実施形態の冷却水システム70との相違点を中心に説明する。
本実施形態の高温側冷却水回路30では、分岐流路W15の一端部が高温側熱交換部31に接続されている。これにより、EGRクーラ62は、冷却水の流れに対して高温側熱交換部31と直列に配置されている。なお、多方弁37には第4ポート37dが設けられていない。
(11)本実施形態の冷却水システム70は、図15に示されるように、吸気冷却制御時に高温側熱交換部31を通過後の冷却水がEGRクーラ62に流入する構成を有している。これにより、図13に示されるように内燃機関11を通過後の冷却水がEGRクーラ62に流入する構成と比較すると、本実施形態の冷却水システム70の構成の方が、より低温の冷却水がEGRクーラ62に供給されるため、EGRクーラ62の冷却性能を向上させることができる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・吸気冷却制御と吸気暖気制御は必ずしも厳格に層別されている必要はない。例えば吸気暖気制御の実行の際にも過給吸気の粗熱取りは可能であり、燃費や制御性を鑑みて柔軟に対応することが可能である。
・本開示に記載の制御装置52及びその制御方法は、コンピュータプログラムにより具体化された1つ又は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された1つ又は複数の専用コンピュータにより、実現されてもよい。本開示に記載の制御装置52及びその制御方法は、1つ又は複数の専用ハードウェア論理回路を含むプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。本開示に記載の制御装置52及びその制御方法は、1つ又は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと1つ又は複数のハードウェア論理回路を含むプロセッサとの組み合わせにより構成された1つ又は複数の専用コンピュータにより、実現されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。専用ハードウェア論理回路及びハードウェア論理回路は、複数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により実現されてもよい。
11:内燃機関
30:高温側冷却水回路(第1冷却水回路)
31:高温側熱交換部(第1熱交換部)
32:高温側ポン(第1冷却水回路用ポンプ)
33:多方弁(熱交換部用流路切替弁)
36:高温側ラジエータ
37:多方弁(ラジエータ用流路切替弁)
40:低温側冷却水回路(第2冷却水回路)
41:低温側熱交換部(第2熱交換部)
42:低温側ポンプ(第2冷却水回路用ポンプ)
52:制御装置(制御部)
62:EGRクーラ(冷却部)
70:冷却水システム
110:吸気通路
501:高温側流路(冷却水流路)
Claims (12)
- 車両の内燃機関(11)の吸気通路(110)に配置される第1熱交換部(31)及び第2熱交換部(41)を有し、前記第1熱交換部及び前記第2熱交換部のそれぞれを流れる冷却水と前記吸気通路を流れる吸気との間で熱交換が行われる車両の冷却水システムであって、
前記第1熱交換部及び前記内燃機関に冷却水を循環させる第1冷却水回路(30)と、
前記第1熱交換部よりも低温の冷却水を前記第2熱交換部に循環させる第2冷却水回路(40)と、を備え、
前記第1冷却水回路は、
冷却水の流れに対して前記第1熱交換部が前記内燃機関と並列に配置される第1循環状態と、
冷却水の流れに対して前記第1熱交換部が前記内燃機関の下流に直列に配置される第2循環状態と、に切り替え可能である
車両の冷却水システム。 - 前記第1冷却水回路は、
前記第1冷却水回路が前記第1循環状態であるときに前記第1熱交換部及び前記内燃機関に冷却水を供給するとともに、前記第1冷却水回路が前記第2循環状態であるときに前記内燃機関に冷却水を供給する第1冷却水回路用ポンプ(32)を更に備え、
前記第1冷却水回路用ポンプは、
前記第1冷却水回路が前記第1循環状態に設定されているときに、前記第1熱交換部とは別の熱交換器に冷却水を通過させることなく、前記第1熱交換部及び前記内燃機関に冷却水を供給する
請求項1に記載の車両の冷却水システム。 - 前記第1冷却水回路は、
前記第1冷却水回路用ポンプの下流側の部分と前記第1熱交換部とを接続する第1流路と、前記第1冷却水回路用ポンプの上流側の部分と前記第1熱交換部とを接続する第2流路とを切り替え可能な熱交換部用流路切替弁(33)と、
前記熱交換部用流路切替弁を制御する制御部(52)と、を備え、
前記制御部は、
前記第1冷却水回路が前記第1循環状態であるときに、前記第1流路が形成されるように前記熱交換部用流路切替弁を制御し、
前記第1冷却水回路が前記第2循環状態であるときに、前記第2流路が形成されるように前記熱交換部用流路切替弁を制御する
請求項1又は2に記載の車両の冷却水システム。 - 前記第1冷却水回路は、
冷却水と空気との間の熱交換により冷却水を冷却するラジエータ(36)と、
前記内燃機関を通過した冷却水を前記ラジエータを経由させて前記内燃機関及び前記第1熱交換部に流入させるラジエータ通過流路と、前記内燃機関を通過した冷却水を前記ラジエータを経由させずに前記内燃機関及び前記第1熱交換部に流入させるラジエータ迂回流路とを切り替え可能なラジエータ用流路切替弁(37)と、
冷却水の温度に基づいて前記ラジエータ用流路切替弁を制御する制御部(52)と、を備える
請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両の冷却水システム。 - 前記第1冷却水回路が前記第1循環状態である場合、前記内燃機関を通過した冷却水と、前記第1熱交換部を通過した冷却水とが、前記ラジエータ用流路切替弁において合流し、
前記第1冷却水回路が前記第2循環状態である場合、前記内燃機関を通過した冷却水が前記ラジエータ用流路切替弁を通過して前記第1熱交換部に流入する
請求項4に記載の車両の冷却水システム。 - 前記第1冷却水回路は、
前記第1循環状態に設定されている場合と、前記第2循環状態に設定されている場合とで、前記第1熱交換部における冷却水の流れ方向が反転する
請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両の冷却水システム。 - 前記第1冷却水回路は、
車両の排気通路から前記吸気通路に戻される排気を冷却水により冷却する冷却部(62)を更に備える
請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両の冷却水システム。 - 前記冷却部は、
冷却水の流れに対して前記第1熱交換部と直列に配置されている
請求項7に記載の車両の冷却水システム。 - 前記第2冷却水回路は、
前記第2熱交換部に冷却水を循環させる第2冷却水回路用ポンプ(42)を更に備え、
前記第2冷却水回路用ポンプは、
前記第1冷却水回路が前記第1循環状態であるときに駆動状態となり、
前記第1冷却水回路が前記第2循環状態であるときに非駆動状態となる
請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両の冷却水システム。 - 前記第1熱交換部は、
吸気の流れ方向に対して直交するように冷却水が流れる冷却水流路(501)を有する
請求項1〜9のいずれか一項に記載の車両の冷却水システム。 - 前記第1熱交換部は、
冷却水が流れ、且つ冷却水の流れ方向が少なくとも一回転向するように形成される冷却水流路を有する
請求項1〜10のいずれか一項に記載の車両の冷却水システム。 - 車両の内燃機関(11)の吸気通路(110)に配置される熱交換部(31)を有し、前記熱交換部を流れる冷却水と前記吸気通路を流れる吸気との間で熱交換が行われる車両の冷却水システムであって、
前記熱交換部及び前記内燃機関に冷却水を循環させる冷却水回路(30)を備え、
前記冷却水回路は、
冷却水の流れに対して前記熱交換部が前記内燃機関と並列に配置される第1循環状態と、
冷却水の流れに対して前記熱交換部が前記内燃機関の下流に直列に配置される第2循環状態と、に切り替え可能である
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