JP2017129035A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017129035A
JP2017129035A JP2016007652A JP2016007652A JP2017129035A JP 2017129035 A JP2017129035 A JP 2017129035A JP 2016007652 A JP2016007652 A JP 2016007652A JP 2016007652 A JP2016007652 A JP 2016007652A JP 2017129035 A JP2017129035 A JP 2017129035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
radiator
cooling device
fluid
heat exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016007652A
Other languages
English (en)
Inventor
光 平柳
Hikaru Hirayanagi
光 平柳
下野園 均
Hitoshi Shimonosono
均 下野園
則行 大川
Noriyuki Okawa
則行 大川
翔 古野
Sho Furuno
翔 古野
回谷 雄一
Yuichi Kaitani
雄一 回谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2016007652A priority Critical patent/JP2017129035A/ja
Publication of JP2017129035A publication Critical patent/JP2017129035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】車両の運転状況に応じて変化する流体の温度と給気の温度とに応じて、流体や給気の温度を適切に制御することができる冷却装置を提供する。【解決手段】第1の熱交換部13と第2の熱交換部15とを備え、原動機17への給気19を冷却する熱交換器3と、原動機17を冷却する流体を冷却する第1の放熱器5と、原動機17と第1の放熱器5とを接続している第1の管路7と、第1の管路7から分岐して第1の熱交換部13に接続しているバイパス管路9と、第1の熱交換部13を流れる流体の流量を制御する制御機構11とを有する冷却装置1である。【選択図】図1

Description

本発明は、冷却装置に係り、特に、高温水側熱交換部と低温水側熱交換部とを用いて原動機への給気を冷却するものに関する。
従来、過給機付きの原動機に使用される冷却装置として、高温側熱交換器(高温水側熱交換部)と低温側熱交換器(低温水側熱交換部)とを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記従来の冷却装置では、高温側熱交換器は、ラジエータによって冷却される第1冷却水が流れる高温側冷却流路に設けられており、低温側熱交換器は、サブラジエータによって冷却される第2冷却水が流れる低温側冷却流路に設けられている。
サブラジエータによって冷却された第2冷却水はラジエータによって冷却される第1冷却水の温度より低温になっている。
そして、過給後の吸気(原動機への給気)を高温側熱交換器の第1冷却水によって冷却し、この冷却された吸気を低温側熱交換器の第2冷却水によって冷却している。
特開2010−249129号公報
しかし、従来の冷却装置では、原動機(たとえば、過給機や原動機が搭載されている車両)の運転状況に応じて変化する流体(冷却水)の温度と給気の温度とに応じて、流体や給気の温度を適切に制御すべき点で改善の余地がある。
本発明は、上記改善点に鑑みてなされたものであり、車両の運転状況に応じて変化する流体の温度と給気の温度とに応じて、流体や給気の温度を適切に制御することができる冷却装置を提供することを目的とする。
本発明は、第1の熱交換部と第2の熱交換部とを備え、原動機への給気を冷却する熱交換器と、第1の放熱器と、前記原動機と前記第1の放熱器とを接続している第1の管路と、前記第1の管路から分岐して前記第1の熱交換部に接続しているバイパス管路と、前記第1の熱交換部を流れる流体の流量を制御する制御機構とを有する冷却装置である。
本発明によれば、車両の運転状況に応じて変化する流体の温度と給気の温度とに応じて、流体や給気の温度を適切に制御することができる冷却装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る冷却装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る冷却装置における給気および流体の温度と、制御パターンとの関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却装置における制御パターンを示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却装置の動作を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却装置の動作を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却装置の動作を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却装置の動作を示す図である。
本発明の実施形態に係る冷却装置1は、たとえば、自動車等の車両に搭載(設置)されて使用されるものであり、図1で示すように、熱交換器3と第1の放熱器5と第1の管路7とバイパス管路9と制御機構11とを備えて構成されている。
熱交換器3は、第1の熱交換部(HTCAC)13と第2の熱交換部(LTCAC)15とを備えて構成されている。
そして、熱交換器3(第1の熱交換部13、第2の熱交換部15)が、原動機(内燃機関;エンジン)17への給気(原動機での燃料の燃焼に使用される吸気)19を冷却するように構成されている。
なお、第1の熱交換部13を、CAC高温水側熱交換部や高段側熱交換部と呼び、第2の熱交換部15を、CAC低温水側熱交換部や低段側熱交換部と呼ぶ場合がある。
また、給気19として、ターボチャジャーもしくはスーパーチャージャーで圧縮された空気を例として掲げることができるが、給気19が、EGR(排気再循環)によって原動機17に供給される給気であってもよいし、EGRによって原動機17に供給される給気を含んでいる空気であってもよい。
第1の放熱器(たとえば、メインラジエータ)5は、原動機17を冷却する流体(第1の流体;たとえば、クーラント液)を冷却するようになっている。第1の管路7は、原動機17とメインラジエータ5とを接続している。
原動機17とメインラジエータ5と第1の管路7とで、クーラント液が流れる環状の流路(第1の環状流路)21が形成されている。そして、クーラント液の温度が高くなった場合、原動機17で温められたクーラント液が第1の環状流路21を循環するようになっている。
すなわち、第1の管路7の一方の部位(第1の管路の第1の部位)23を通りメインラジエータ5に至って冷却されたクーラント液が、第1の管路7の他方の部位(第1の管路の第2の部位)25を通り原動機17に至って、原動機17を冷却するようになっている。
バイパス管路(バイパス回路)9は、第1の管路7から分岐して第1の熱交換部13に接続されている。そして、メインラジエータ5と第1の熱交換部13とは、原動機17から見ると、第1の管路7とバイパス管路9とによって並列に接続されている。
さらに説明すると、バイパス管路9の一方の部位(バイパス管路の第1の部位)27の一端が第1の管路7の第1の部位23の途中に接続されており、バイパス管路9の第1の部位27の他端が第1の熱交換部13に接続されており、バイパス管路9の他方の部位(バイパス管路の第2の部位)29の一端が第1の熱交換部13に接続されており、バイパス管路9の第2の部位29の他端が第1の管路7の第2の部位25の途中に接続されている。
これにより、原動機17と第1の熱交換部13とバイパス管路9と第1の管路7(第1の管路7の原動機17側の部位)とで、クーラント液が流れる別の環状の流路(第2の環状流路)31が形成されている。
制御機構11は、第1の熱交換部13を流れるクーラント液の流量を、たとえば、制御弁33を用いて制御するようになっている。
制御弁33は、バイパス管路9の第1の部位27の途中に設けられているが、バイパス管路9の第2の部位29の途中に設けられていてもよい。
そして、制御弁33によって、第1の熱交換部13へのクーラント液の流れをオン・オフするようになっている。すなわち、第1の熱交換部13をクーラント液が流れるようにするか、もしくは、第1の熱交換部13をクーラント液が流れないようにしている。
なお、制御弁33によって、第1の熱交換部13へのクーラント液の流れをオン・オフするだけでなく、制御弁33の弁の開度を適宜な中途の状態に変更して、第1の熱交換部13に流れるクーラント液の流量を適宜な中途の値にするような制御をするように構成されていてもよい。
また、冷却装置1には、第2の放熱器(たとえば、サブラジエータ)35と第2の管路37とが設けられている。第2の管路37は、サブラジエータ35と熱交換器3の第2の熱交換部15とを接続している。
すなわち、サブラジエータ35と第2の熱交換部15と第2の管路37とで、第2の流体(たとえば、冷却水)が流れる環状の流路(第3の環状流路)39が形成されている。そして、第2の熱交換部15で温められた冷却水が、第2の管路37の一方の部位(第2の管路の第1の部位)41を通りサブラジエータ35に至って冷却され、サブラジエータ35で冷却された冷却水が第2の管路37の他方の部位(第2の管路の第2の部位)43を通り第2の熱交換部15に至って、給気19を冷却するようになっている。
制御機構11は、制御部45とこの制御部45によって制御される制御弁33とを備えて構成されている。そして、給気(ターボチャジャーもしくはスーパーチャージャーで圧縮されて温度が上昇している空気)19の温度Ta(図2参照)とメインラジエータ5で冷却されるクーラント液(原動機17を冷却することで温度が上昇しているクーラント液)の温度Tc(図2参照)とに応じて(基づいて)、制御部45で制御弁33を作動するように構成されている(第1の熱交換部13を流れるクーラント液の流れをオン・オフし、もしくは、流量を変更するように構成されている)。
制御機構11の制御部45は、CPU47とメモリ49とを備えて構成されている。また、冷却装置1には、流体温度センサー51と給気温度センサー53とが設けられている。
流体温度センサー51は、たとえば、第1の管路7の第1の部位23で原動機17の近傍に設けられており、原動機17から出てきたクーラント液の温度を検出するようになっている。給気温度センサー53は、たとえば、給気19の流れ方向で、第1の熱交換部13の直前に設けられており、第1の熱交換部13に入る直前の給気19の温度を測定するようになっている。
そして、流体温度センサー51と給気温度センサー53とで測定した温度に応じ、予めメモリ49に格納されている動作プログラムンに基づいて作動するCPU47の制御の下、制御弁33が動作するようになっている。
また、冷却装置1では、バイパス管路9が、原動機17を冷却するクーラント液の温度に応じて開閉するサーモバルブ(サーモスタット)55を介して第1の管路7に接続されている。
さらに説明すると、サーモバルブ55は、第1の管路7の第2の部位25の途中に設けられている。また、サーモバルブ55には、バイパス管路9の第2の部位29の他端が接続されている。すなわち、バイパス管路9の第2の部位29の他端は、サーモバルブ55を介して第1の管路7の第2の部位25の途中に接続されている。
そして、サーモバルブ55は、原動機17を冷却するクーラント液の温度が所定の値よりも低いときは、メインラジエータ5にクーラント液が流れることを阻止し、原動機17を冷却するクーラント液の温度が所定の値よりも高いときは、メインラジエータ5にクーラント液が流れるようにしている。
なお、サーモバルブ55が、原動機17を冷却するクーラント液の温度に応じて、メインラジエータ5に流れるクーラント液の量を変化させる構成であってもよい。すなわち、原動機17を冷却するクーラント液の温度が高くなるにしたがって、メインラジエータ5に流れるクーラント液の量を次第に増やし、原動機17を冷却するクーラント液の温度が低くなるにしたがって、メインラジエータ5に流れるクーラント液の量を次第に減らす構成であってもよい。
また、制御機構11の制御弁33として、たとえば、二方弁が採用されており、この二方弁を用いて、第1の熱交換部13を流れるクーラント液の流量を制御するように構成されている。
また、冷却装置1には、第1の熱交換部13と並列に第3の管路57が設けられている。第3の管路57の一方の端は、バイパス管路9の第1の部位27の途中(制御弁33と第1の管路7の第1の部位23の一端との間の部位)で第1の部位23に接続されている。また、第3の管路57の他方の端は、第1の管路7の第2の部位25の途中(サーモバルブ55でもよい)に接続されている。
さらに、冷却装置1には、たとえば、原動機17によって直接駆動するポンプ59と、たとえば、モータによって駆動するポンプ61とが設けられている。ポンプ59が駆動することで、第1の管路7やバイパス管路9や第3の管路57等にクーラント液(第1の流体)が流れ、ポンプ61が駆動することで、第2の管路37等に冷却水(第2の流体)が流れるようになっている。
ここで、冷却装置1についてさらに詳しく説明する。
原動機17には、クーラント液を入れるためのポート17Aと、クーラント液が出てくるポート17Bとが設けられている。第1の熱交換部13には、クーラント液を入れるためのポート13Aと、クーラント液が出てくるポート13Bとが設けられている。制御弁33には、クーラント液を入れるためのポート33Aと、クーラント液を出すポート33Bとが設けられている。メインラジエータ5には、クーラント液を入れるためのポート5Aと、クーラント液が出てくるポート5Bとが設けられている。サーモバルブ55には、クーラント液を入れるための1つ目のポート55Aと、クーラント液を入れるための2つ目のポート55Bと、クーラント液が出てくるポート55Cとが設けられている。
第1の管路7の第1の部位23は、ポート17Bとポート5Aとをつないでいる。第1の管路7の第2の部位25の途中にサーモバルブ55が設けられており、第1の管路7の第2の部位25は、ポート5Bとポート55Aとをつないでおり、ポート55Cとポート17Aとをつないでいる。ポンプ59は、ポート55Cとポート17Aとをつないでいる第1の管路7の第2の部位25の途中に設けられている。
バイパス管路9の第1の部位27の途中には、制御弁33が設けられており、バイパス管路9の第1の部位27は、ポート17Bとポート33Aとをつないでおり、ポート33Bとポート13Aとをつないでいる。バイパス管路9の第2の部位29は、ポート13Bとポート55Bとをつないでいる。
ポート17Bとポート33Aとをつないでいるバイパス管路9の第1の部位27の途中には、分岐点27Aが設けられており、第3の管路57は、分岐点27Aとポート55Bとをつないでいる。
第2の熱交換部15には、冷却水を入れるためのポート15Aと、冷却水が出てくるポート15Bとが設けられている。サブラジエータ35には、冷却水を入れるためのポート35Aと、冷却水が出てくるポート35Bとが設けられている。
そして、第2の管路37の第1の部位41がポート15Bとポート35Aとをつないでおり、第2の管路37の第2の部位43がポート35Bとポート15Aとをつないでいる。なお、ポンプ61は、第2の管路37の第1の部位41の途中に設けられている。
ここで、制御機構11の制御弁33やサーモバルブ55の作動条件と作動形態とについて詳しく説明する。
まず、上記作動条件を図2に示す。図2の横軸は、原動機17等を冷却するクーラント液(第1の流体)の温度Tcを示しており、図2の縦軸は、給気(CAC入口の吸気)19の温度Taを示している。図2に示す半直線L1は、温度Tcと温度Taとがお互いに等しい場合を示している。図2に示す半直線L2は、クーラント液の温度Tcが閾値(たとえば、85℃)Ttである場合を示している。
図2の横軸と縦軸とで表される領域は、半直線L1と半直線L2とによって、A領域とB領域とC領域とD領域とに分けられる。
A領域では、メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttよりも低く、かつ、給気19の温度Taがメインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcよりも高くなっている。
B領域では、メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttよりも低く、かつ、給気19の温度Taがメインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcよりも低くなっている。
C領域では、メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttよりも高く、かつ、給気19の温度Taがメインラジエータ5で冷却されるクーラント液Tcの温度よりも高くなっている。
D領域では、メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttよりも高く、かつ、給気19の温度Taがメインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcよりも低くなっている。
メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcと給気19の温度Taとが、A領域、B領域、C領域、D領域のいずれに属しているかに応じて、制御弁33やサーモバルブ55が、図3に示す形態で作動するようになっている。
メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcと給気19の温度Taとが、A領域に属している場合には、パターンAで制御弁33やサーモバルブ55が作動するようになっている。パターンAでは、サーモバルブ55が閉じており、制御弁33が開いている。サーモバルブ55が閉じている状態では、サーモバルブ55のポート55Aが閉じており、サーモバルブ55のポート55Bとポート55Cとが開いており、制御弁33のポート33Aとポート33Bとが開いている。そして、図4に矢印A4で示すようなクーラント液の流れが起こっている。これにより、第1の熱交換部13にクーラント液が流れるようになっている。
メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcと給気19の温度Taとが、B領域に属している場合には、パターンBで制御弁33やサーモバルブ55が作動するようになっている。パターンBでは、サーモバルブ55が閉じており、制御弁33が閉じている。サーモバルブ55が閉じている状態では、サーモバルブ55のポート55Aが閉じており、サーモバルブ55のポート55Bとポート55Cとが開いており、制御弁33のポート33Aとポート33Bとが閉じている。そして、図5に矢印A5で示すようなクーラント液の流れが起こっている。これにより、第1の熱交換部13へのクーラント液の流れが阻止されるようになっている。
メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcと給気19の温度Taとが、C領域に属している場合には、パターンCで制御弁33やサーモバルブ55が作動するようになっている。パターンCでは、サーモバルブ55が開いており、制御弁33が開いている。サーモバルブ55が開いている状態では、サーモバルブ55の各ポート55A,55B,55Cが開いており、制御弁33のポート33Aとポート33Bとが開いている。そして、図6に矢印A6で示すようなクーラント液の流れが起こっている。これにより、メインラジエータ5と第1の熱交換部13とにクーラント液が流れるようになっている。
メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcと給気19の温度Taとが、D領域に属している場合には、パターンDで制御弁33やサーモバルブ55が作動するようになっている。パターンDでは、サーモバルブ55が開いており、制御弁33が閉じている。サーモバルブ55が開いている状態では、サーモバルブ55の各ポート55A,55B,55Cが開いており、制御弁33のポート33Aとポート33Bとが閉じている。そして、図7に矢印A7で示すようなクーラント液の流れが起こっている。これにより、メインラジエータ5をクーラント液が流れ、第1の熱交換部13へのクーラント液の流れが阻止されるようになっている。
次に、冷却装置1の動作について説明する。
原動機17が稼働していることで、給気19は、第1の熱交換部13と第2の熱交換部15とをこの順に通過する。
制御部45の制御の下、クーラント液の温度Tcを流体温度センサー51で検出し、給気19の温度Taを、給気温度センサー53で検出することで、制御弁33の作動条件を求める。
そして、この求めた結果、作動条件がA領域に属している場合には、Aパターンの制御を行う。すなわち、サーモバルブ55が制御部45の制御によらずオフし(閉じ)、制御弁33が制御部45の制御でオンし(開き)、メインラジエータ5にクーラント液を流さず、第1の熱交換部13と第3の管路57とにクーラント液を流す(図4参照)。
また、作動条件がB領域に属している場合には、Bパターンの制御を行う。すなわち、サーモバルブ55をオフし(閉じ)、制御弁33をオフし(閉じ)、メインラジエータ5と第1の熱交換部13とにクーラント液を流さず、第3の管路57にクーラント液を流す(図5参照)。
作動条件がC領域に属している場合には、Cパターンの制御を行う。すなわち、サーモバルブ55をオンし(開き)、制御弁33をオンし(開き)、メインラジエータ5と第1の熱交換部13と第3の管路57とにクーラント液を流す(図6参照)。
作動条件がD領域に属している場合には、Dパターンの制御を行う。すなわち、サーモバルブ55をオンし(開き)、制御弁33をオフし(閉じ)、第1の熱交換部13にクーラント液を流さず、メインラジエータ5と第3の管路57とにクーラント液を流す(図7参照)。
なお、上記制御は、所定の短い時間間隔をおいて、クーラント液の温度Tcと給気19の温度Taとを測定してなされる。したがって、短い時間間隔で、制御のパターンが変更される場合がある。また、サブラジエータ35等に冷却水(第2の流体)を流すポンプ61は、駆動したままでもよいが、流体温度センサー51と給気温度センサー53との検出結果に応じて、ポンプ61を適宜オン・オフしてもよい。
また、上記説明では、クーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttと等しいとき(半直線L2上に存在するとき)、および、給気19の温度Taがクーラント液の温度Tcと等しいとき(半直線L1上の存在するとき)、A領域〜D領域のうちのいずれで制御をするのか示していないが、半直線L1,L2に隣接しているA領域〜D領域のうちのいずれかの領域の制御をすればよい。
すなわち、メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttと等しく、かつ、給気19の温度Taがクーラント液の温度Tcと等しいときには、A領域またはB領域またはC領域またはD領域の制御をすればよい。
また、クーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttよりも低く、かつ、給気19の温度Taがクーラント液の温度Tcと等しいときには、A領域またはB領域の制御をすればよい。
冷却装置1によれば、制御機構11によって第1の熱交換部13を流れるクーラント液の流量を制御することができるので、車両の運転状況に応じて変化するクーラント液の温度Tcと給気19の温度Taとに応じて、クーラント液や給気19の温度を適切に制御することができる。
また、冷却装置1によれば、サブラジエータ35によって第2の熱交換部15の冷却水が冷却されるので、給気19をより低温に冷却することができる。
また、冷却装置1によれば、制御機構11が制御部45とこの制御部45によって制御される制御弁33とを備えて構成されており、給気19の温度Taとクーラント液の温度Tcとに応じて制御弁33が作動するように構成されているので、車両の運転状況に対してより的確にクーラント液や給気19の温度を制御することができる。
また、冷却装置1によれば、バイパス管路9が、原動機17を冷却するクーラント液の温度Tcに応じて開閉するサーモバルブ55を介して第1の管路7に接続されているので、メインラジエータ5に流れるクーラント液の量や第1の熱交換部13に流れるクーラント液の量を、クーラント液の温度に合わせて適切に調整することができる。
たとえば、クーラント液の温度が高いときには、クーラント液をメインラジエータ5に多く流してクーラント液の温度を速く低下させて適切な値にすることができるとともに、クーラント液の温度が低いときには、クーラント液をメインラジエータ5に流すことなくクーラント液の温度を適切な温度まで速く上げることができる。また、クーラント液を第1の熱交換部13に流すことで給気19の温度を低下させることができる。
また、冷却装置1によれば、制御機構11によって、メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttよりも低く、かつ、給気19の温度Taがメインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcよりも高いとき(A領域のとき)に、第1の熱交換部13にクーラント液を滞留させることなく第1の熱交換部13にクーラント液を流すように構成されているので、車両が冷間暖機運転をしているとき等に、車両を急加速する等することで、給気19の温度が急激に上昇しても、第1の熱交換部13でクーラント液の沸騰や圧力上昇を抑えることができる。
また、冷却装置1によれば、制御機構11によって、メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttよりも高く、かつ、給気19の温度Taがメインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcよりも低いとき(D領域のとき)に、第1の熱交換部13へのクーラント液の流れを阻止するように構成されているので、原動機17が高負荷運転した直後であって車両停車しているとき(たとえば、原動機17がアイドル状態であるとき)等に、高負荷運転で高温になったクーラント液により、冷却すべき吸気(原動機17への給気19)を第1の熱交換部13で暖める(暖め過ぎてしまう)おそれを回避することができる。
また、冷却装置1によれば、制御機構11によって、メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttよりも低く、かつ、給気19の温度Taがメインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcよりも低いとき(B領域のとき)に、第1の熱交換部13へのクーラント液の流れを阻止するように構成されているので、車両が冷間暖機運転をしているとき等に、クーラント液の温度Tcを閾値Ttまで速く上昇させることができ冷間暖機運転の時間が短縮される。
また、冷却装置1によれば、制御機構11によって、メインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcが所定の閾値Ttよりも高く、かつ、給気19の温度Taがメインラジエータ5で冷却されるクーラント液の温度Tcよりも高いとき(C領域のとき)に、メインラジエータ5と第1の熱交換部13とにクーラント液を流すように構成されているので、クーラント液と給気19とを確実に冷却することができる。
1 冷却装置
3 熱交換器
5 第1の放熱器(メインラジエータ)
7 第1の管路
9 バイパス管路
11 制御機構
13 第1の熱交換部
15 第2の熱交換部
17 原動機(エンジン)
19 給気(原動機での燃料の燃焼に使用される吸気)
33 制御弁
35 第2の放熱器(サブラジエータ)
37 第2の管路
45 制御部
55 サーモバルブ
57 第3の管路
Ta 給気の温度
Tc 第1の流体の温度
Tt 閾値(第1の流体の温度の閾値)

Claims (8)

  1. 第1の熱交換部と第2の熱交換部とを備え、原動機への給気を冷却する熱交換器と、
    第1の放熱器と、
    前記原動機と前記第1の放熱器とを接続している第1の管路と、
    前記第1の管路から分岐して前記第1の熱交換部に接続しているバイパス管路と、
    前記第1の熱交換部を流れる流体の流量を制御する制御機構と、
    を有することを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1に記載の冷却装置において、
    第2の放熱器と、
    前記第2の放熱器と前記第2の熱交換部とを接続している第2の管路と、
    を有することを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の冷却装置において、
    前記制御機構は、制御部とこの制御部によって制御される制御弁とを備えて構成されており、前記給気の温度と前記第1の放熱器で冷却される流体の温度とに応じて前記制御部で前記制御弁を作動するように構成されていることを特徴とする冷却装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の冷却装置において、
    前記バイパス管路は、前記原動機を冷却する流体の温度に応じて開閉するサーモバルブを介して前記第1の管路に接続されていることを特徴とする冷却装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の冷却装置において、
    前記制御機構は、二方弁を用いて、前記第1の熱交換部を流れる流体の流量を制御するように構成されていることを特徴とする冷却装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の冷却装置において、
    前記制御機構は、前記第1の放熱器で冷却される流体の温度が所定の閾値よりも低く、かつ、前記給気の温度が前記第1の放熱器で冷却される流体の温度よりも高いときには、前記第1の熱交換部に流体を流し、前記第1の放熱器で冷却される流体の温度が所定の閾値よりも高く、かつ、前記給気の温度が前記第1の放熱器で冷却される流体の温度よりも低いときには、前記第1の熱交換部への流体の流れを阻止するように構成されていることを特徴とする冷却装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の冷却装置において、
    前記制御機構は、前記第1の放熱器で冷却される流体の温度が所定の閾値よりも低く、かつ、前記給気の温度が前記第1の放熱器で冷却される流体の温度よりも低いときには、前記第1の熱交換部への流体の流れを阻止し、前記第1の放熱器で冷却される流体の温度が所定の閾値よりも高く、かつ、前記給気の温度が前記第1の放熱器で冷却される流体の温度よりも高いときには、前記第1の熱交換部に流体を流すように構成されていることを特徴とする冷却装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の冷却装置において、
    前記第1の熱交換部と並列に、第3の管路が設けられていることを特徴とする冷却装置。
JP2016007652A 2016-01-19 2016-01-19 冷却装置 Pending JP2017129035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016007652A JP2017129035A (ja) 2016-01-19 2016-01-19 冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016007652A JP2017129035A (ja) 2016-01-19 2016-01-19 冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017129035A true JP2017129035A (ja) 2017-07-27

Family

ID=59394636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016007652A Pending JP2017129035A (ja) 2016-01-19 2016-01-19 冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017129035A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021076081A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 株式会社デンソー 車両の冷却水システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021076081A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 株式会社デンソー 車両の冷却水システム
WO2021095375A1 (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 株式会社デンソー 車両の冷却水システム
JP7347138B2 (ja) 2019-11-11 2023-09-20 株式会社デンソー 車両の冷却水システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4802811B2 (ja) エンジンの冷却水回路
US10161361B2 (en) Method for operating a coolant circuit
JP5993759B2 (ja) エンジンの吸気冷却装置
US9726068B2 (en) Cooling device for internal combustion engine and control method for cooling device
JP4571897B2 (ja) Egrクーラの冷却水回路
JP5223389B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP6306529B2 (ja) 車両用内燃機関の冷却装置及び制御方法
JP2013024110A (ja) エンジン冷却装置
JP2014009617A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2016000971A (ja) 過給機付き内燃機関システム
US9957926B2 (en) Cooling system provided with intercooler and control method thereof
JP6007128B2 (ja) 排気再循環装置の冷却装置
JP2008530429A (ja) 内燃機関の再循環ガスの熱制御装置
JP2013238121A (ja) エンジン冷却装置
JP5490987B2 (ja) エンジンの冷却装置
JP2017129035A (ja) 冷却装置
JP2016050545A (ja) 車両の冷却システム
JP2013024083A (ja) エンジンの冷却回路
JP2013113118A (ja) エンジン冷却装置
JP6111983B2 (ja) 吸気制御装置
JP2011185245A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2017129034A (ja) 冷却装置
CN108291472B (zh) 引擎冷却装置
JP5918474B2 (ja) Egr装置
JP2017133361A (ja) 冷却装置