JP2021055602A - 内燃機関のオイル供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルポンプの可変動作を安定して行うことができる内燃機関のオイル供給装置を提供する。【解決手段】内燃機関のオイル供給装置は、内燃機関の動力に基づいてオイルを吐出するポンプ部と、制御油圧室を有し、制御油圧室に供給されるオイルの油圧が油圧閾値以上の場合に作動して、ポンプ部の吐出量を少なくする可変部と、を有するオイルポンプ装置と、制御油圧室に接続された油路に設けられ、通電に基づいて開状態になった場合に、制御油圧室へのオイルの供給を許可するソレノイドバルブと、内燃機関が低負荷状態であり且つ内燃機関の回転数が回転数閾値以上の場合に、ソレノイドバルブに通電する可変制御と、オイルの油圧が油圧閾値より小さい場合に、ソレノイドバルブに通電する固着抑制制御と、を実施する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、内燃機関のオイル供給装置に関する。
従来、オイルの吐出量を変えることができるオイルポンプを備えた内燃機関のオイル供給装置が知られている。特許文献1には、内燃機関に接続されたクランクシャフトの回転に基づいて駆動し、吐出口から吐出したオイルを内燃機関の構成部材に圧送するオイル供給装置が開示されている。
特許文献1に開示されたオイルポンプは、制御圧に応じて吐出量が変わる。このような制御圧は、ソレノイドバルブにより調整される。
特開2014−31739号公報
上述のようなオイル供給装置において、ソレノイドバルブが正常に動作しないと、オイルポンプの吐出量を変える可変動作を安定して行うことができない。
本開示の目的は、オイルポンプの可変動作を安定して行うことができる内燃機関のオイル供給装置を提供することである。
本開示の一態様に係る内燃機関のオイル供給装置は、
内燃機関の動力に基づいてオイルを吐出するポンプ部と、制御油圧室を有し、制御油圧室に供給されるオイルの油圧が油圧閾値以上の場合に作動して、ポンプ部の吐出量を少なくする可変部と、を有するオイルポンプ装置と、
制御油圧室に接続された油路に設けられ、通電に基づいて開状態になった場合に、制御油圧室へのオイルの供給を許可するソレノイドバルブと、
内燃機関が低負荷状態であり且つ内燃機関の回転数が回転数閾値以上の場合に、ソレノイドバルブに通電する可変制御と、油圧が油圧閾値より小さい場合に、ソレノイドバルブに通電する固着抑制制御と、を実施する制御部と、を備える。
本開示によれば、オイルポンプの可変動作を安定して行うことができる内燃機関のオイル供給装置を提供できる。
図1は、実施形態に係る内燃機関のオイル供給装置を模式的に示す図である。 図2は、実施形態に係る内燃機関のオイル供給装置が実施するオイル供給装置の可変制御を説明するためのフローチャートである。 図3は、実施形態に係る内燃機関のオイル供給装置が実施するソレノイドバルブの固着抑制制御を説明するためのフローチャートである。 図4Aは、参考例に係るオイル供給装置に関する、内燃機関の回転数とオイルの油圧との関係を示す線図である。 図4Bは、実施形態に係るオイル供給装置に関する、内燃機関の回転数とオイルの油圧との関係の一例を示す線図である。 図4Cは、実施形態に係るオイル供給装置に関する、内燃機関の回転数とオイルの油圧との関係の一例を示す線図である。 図4Dは、実施形態に係るオイル供給装置に関する、内燃機関の回転数とオイルの油圧との関係の一例を示す線図である。
以下、本開示に係る実施形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、後述の実施形態に係る内燃機関のオイル供給装置は、本開示に係る内燃機関のオイル供給装置の一例であり、本開示は後述の実施形態により限定されない。
[実施形態]
図1及び図2を参照して、本実施形態に係る内燃機関のオイル供給装置1について説明する。
図1は、オイル供給装置1の構成を説明するための模式図である。以下、オイル供給装置1の構造については、オイル供給装置1の特徴部分の説明に必要な構造のみを説明する。オイル供給装置1におけるその他の構造については、従来から知られている種々のオイル供給装置の構造と同様であってよい。
<オイル供給装置>
オイル供給装置1は、内燃機関Eに適用され、内燃機関Eの構成部材(例えば、ピストン)に潤滑又は冷却のためのオイルを供給する。
内燃機関Eは、例えば、トラック等に搭載されたディーゼルエンジン、又は、乗用車等に搭載されたガソリンエンジンである。内燃機関Eの構造は、従来から知られている種々の内燃機関の構造と同様であるため、詳しい説明は省略する。
オイル供給装置1は、可変式のオイルポンプ装置2、可変制御部3、及びオイルパン4を有する。このようなオイル供給装置1の各エレメント2〜4は、油路L1により接続されている。
尚、オイル供給装置1の構造は、図示の構造に限定されない。図示は省略するが、オイル供給装置1は、例えば、オイルポンプ装置2から吐出されたオイルの通路であるメインギャラリ、オイルをろ過するためのオイルフィルタ、オイルを冷却するためのオイルクーラ、及び内燃機関の構成部材にオイルを供給するための供給部(ノズル等)を有してよい。
先ず、オイル供給装置1におけるオイルの流れについて簡単に説明する。オイルパン4内のオイルは、油路L1の油路要素L11を通って、オイルポンプ装置2に流入する。オイルポンプ装置2に流入したオイルは、オイルポンプ装置2で昇圧され、オイルポンプ装置2から油路L1の油路要素L12に吐出される。
オイルポンプ装置2から油路要素L12に吐出されたオイルは、内燃機関Eの構成部材(例えば、ピストン)に圧送される。
又、オイルポンプ装置2から油路要素L12に吐出されたオイルの一部は、油路要素L12から分岐して油路要素L13に流入する。可変制御部3のソレノイドバルブ31が閉じた状態(以下、単に「閉状態」と称する。)において、油路要素L13に流入したオイルは、ソレノイドバルブ31により止められる。
一方、ソレノイドバルブ31が開いた状態(以下、単に「開状態」と称する。)において、油路要素L13に流入したオイルは、ソレノイドバルブ31を通って、油路L1の油路要素L14に流入する。そして、油路要素L14に流入したオイルは、可変部22(後述)の制御油圧室221に流入する。オイルポンプ装置2は、制御油圧室221内のオイルの油圧に基づいて作動し、オイルポンプ装置2から吐出されるオイルの吐出量を変える。以下、オイル供給装置1の具体的構成について説明する。
<オイルポンプ装置>
オイルポンプ装置2は、例えば、吐出量を変えることができる可変式のベーンポンプである。オイルポンプ装置2は、内燃機関Eの動力に基づいて駆動する。具体的には、オイルポンプ装置2は、内燃機関Eに接続されたクランクシャフト(不図示)に接続され、クランクシャフトの回転によって駆動される。
オイルポンプ装置2の吐出量は、オイルポンプ装置2の駆動軸212(後述)が1回転した場合に、オイルポンプ装置2から吐出されるオイルの容量である。本実施形態のオイルポンプ装置2は、吐出量を、第一吐出量と、この第一吐出量よりも小さい第二吐出量との間で切り換えることができる。
このようなオイルポンプ装置2は、ポンプ部21と、可変部22と、を有する。
<ポンプ部>
ポンプ部21は、ハウジング211と、駆動軸212と、ロータ213と、複数のベーン214と、カムリング215と、を有する。
ハウジング211は、筒状の収容部211aを有する。収容部211aには、ポンプ部21を構成する各エレメント212〜215等が収容されている。
ハウジング211は、吸入口211b、吐出口211c、及び導入口211dを有する。
吸入口211bは、ポンプ室216(後述)に供給されるオイルの入り口である。吸入口211bには、油路要素L11が接続されている。油路要素L11は、第一端部(上流側の端部)がオイルパン4に接続され、第二端部(下流側の端部)が吸入口211bに接続されている。
吐出口211cは、ポンプ室216から吐出されるオイルの出口である。吐出口211cには、油路要素L12の第一端部(下流側の端部)が接続されている。
導入口211dは、制御油圧室221(後述)に供給されるオイルの入り口である。導入口211dには、油路要素L14が接続されている。油路要素L14の第一端部(上流側の端部)は、ソレノイドバルブ31(後述)の第二ポート312に接続されている。油路要素L14の第二端部(下流側の端部)は、導入口211dに接続されている。
駆動軸212は、ハウジング211の軸支持部(不図示)により、回転自在に支持されている。駆動軸212は、クランクシャフトに接続されており、クランクシャフトの回転によって、回転する。
ロータ213は、駆動軸212の外周面に固定されている。ロータ213は、駆動軸212とともに回転する。具体的には、ロータ213は、中心孔(不図示)を有する筒状部材である。ロータ213の中止孔には、駆動軸212が挿通されている。
又、ロータ213は、外周面に、円周方向において等間隔に設けられたスリット213aを有する。スリット213aはそれぞれ、ロータ213の軸方向に延在している。このようなスリット213aはそれぞれ、ベーン214を支持している。
ベーン214はそれぞれ、板状部材であり、ロータ213のスリット213aに対して、ロータ213の径方向に移動可能な状態で支持されている。つまり、ベーン214はそれぞれ、ロータ213の外周面からの突出量が変更可能に構成されている。
カムリング215は、筒状部材であり、ロータ213の外周面を囲むように設けられている。カムリング215は、ロータ213の中心軸に対して偏心可能な状態で、ハウジング211に支持されている。カムリング215のロータ213に対する偏心量は、制御油圧室221に供給されるオイルの油圧に基づいて変わる。
カムリング215は、外周面の一部に、板状のフランジ部215aを有する。カムリング215の内周面とロータ213の外周面との間には、ベーン214により区切られた複数のポンプ室216が設けられている。
ポンプ室216はそれぞれ、カムリング215のロータ213に対する偏心量に応じて、容積が変わる。ポンプ室216の容積が変わると、ポンプ部21の吐出量が変わる。
オイルパン4から吸い上げられたオイルは、吸入口211bを通って、ポンプ室216に供給される。又、ポンプ室216内のオイルは、吐出口211cを通って、油路要素L12に吐出される。
<可変部>
可変部22は、可変制御部3(後述)の制御下で、ポンプ部21の吐出量を変える。可変部22は、制御油圧室221及びスプリング222を有する。
制御油圧室221は、ハウジング211の内面とカムリング215の外周面とにより囲まれた空間である。ソレノイドバルブ31の第二ポート312から吐出されたオイルは、油路要素L14及び導入口211dを通って、制御油圧室221に供給される。
スプリング222は、コイルスプリングであり、ハウジング211の内面とカムリング215のフランジ部215aとの間に設けられている。
スプリング222は、カムリング215を第一方向に常時付勢している。このようなスプリング222は、制御油圧室221に供給されたオイルの油圧が、油圧閾値以上の場合に収縮する。
スプリング222が収縮すると、カムリング215のロータ213に対する偏心量が変わって、ポンプ室216の容積が変わる。本実施形態の場合、スプリング222が収縮すると、ポンプ室216の容積が小さくなる。この結果、ポンプ部21の吐出量が少なくなる。
尚、オイルポンプ装置の構造は、上述の構造に限定されない。オイルポンプ装置は、従来から知られている種々の可変式のオイルポンプ装置であってよい。
<可変制御部>
可変制御部3は、可変部22(具体的には、制御油圧室221)へのオイルの供給状態を制御する。可変制御部3は、ソレノイドバルブ31及び制御部32を有する。
<ソレノイドバルブ>
ソレノイドバルブ31は、制御部32(後述)の制御下で、閉状態と開状態とを切り換える。ソレノイドバルブ31は、通電された状態(以下、「通電状態」と称する。)において、第一ポート311と第二ポート312とを、オイルの流通を可能な状態に接続する。ソレノイドバルブ31の通電状態(換言すれば、第一ポート311と第二ポート312とが接続された状態)は、ソレノイドバルブ31の開状態に対応する。
又、ソレノイドバルブ31は、通電されていない状態(以下、「非通電状態」と称する。)において、第一ポート311と第二ポート312とを遮断する。ソレノイドバルブ31の非通電状態(第一ポート311と第二ポート312とが遮断された状態)は、ソレノイドバルブ31の閉状態に対応する。
このようなソレノイドバルブ31は、オイルポンプ装置2の吐出口211cとオイルポンプ装置2の導入口211dとを接続する油路に設けられている。
具体的には、ソレノイドバルブ31は、油路要素L13と油路要素L14との間に設けられている。油路要素L13の第一端部(上流側の端部)は、油路要素L12に接続されている。油路要素L13の第二端部(下流側の端部)は、ソレノイドバルブ31の第一ポート311に接続されている。
油路要素L14の第一端部(上流側の端部)は、ソレノイドバルブ31の第二ポート312に接続されている。油路要素L14の第二端部(下流側の端部)は、オイルポンプ装置2の導入口211dに接続されている。
尚、ソレノイドバルブの構造は、上述の構造に限定されない。ソレノイドバルブとして、従来から知られている種々のソレノイドバルブを採用できる。
<制御部>
制御部32は、オイル供給装置1の制御を行うもので、公知のCPU、ROM、RAM、入力ポート、及び出力ポート等を備えている。制御部32は、電送線5を介して、ソレノイドバルブ31に接続されている。尚、制御部32は、車両の各種制御を行う制御装置であってもよいし、オイル供給装置1専用に設けられた制御装置であってもよい。
具体的には、制御部32は、ソレノイドバルブ31への通電状態を制御することにより、ソレノイドバルブ31の開閉状態を切り換える。制御部32の具体的な機能については、オイルポンプ装置の可変制御の説明において詳述する。
<オイルポンプ装置の可変制御及び固着抑制制御について>
以下、図2及び図3を参照して、本実施形態に係るオイル供給装置1が実施するオイルポンプ装置の可変制御及び固着抑制制御について説明する。
図2は、オイル供給装置1が実施するオイルポンプの可変制御(以下、単に「可変制御」と称する。)を示すフローチャートである。又、図3は、オイル供給装置1が実施する固着抑制制御(以下、単に「固着抑制制御」と称する。)を示すフローチャートである。図2及び図3に示す動作は、制御部32により実施される。
先ず、本実施形態に係るオイルポンプ装置の可変制御の概要について説明する。図2に示すオイルポンプ装置の可変制御は、内燃機関Eの稼働状態において、繰り返し実施される。内燃機関Eが始動すると、内燃機関Eに接続されたクランクシャフトが回転する。そして、クランクシャフトの回転に基づいて、オイルポンプ装置2が駆動する。
オイルポンプ装置2の駆動状態において、オイルポンプ装置2から吐出されたオイルは、内燃機関Eの構成部材(例えば、ピストン)に圧送される。
オイルポンプ装置2の駆動状態において、可変部22が作動していない場合、オイルポンプ装置2から吐出されるオイルの吐出量は、第一吐出量である。オイルポンプ装置2において、可変部22が作動していない状態(つまり、オイルポンプ装置2が可変してない状態)を、オイルポンプ装置2の非可変状態とも称する。
一方、オイルポンプ装置2の駆動状態において、可変部22が作動している場合、オイルポンプ装置2から吐出されるオイルの吐出量は、第一吐出量よりも少ない第二吐出量である。オイルポンプ装置2において、可変部22が作動している状態(つまり、オイルポンプ装置2が可変している状態)を、オイルポンプ装置2の可変状態とも称する。
制御部32は、内燃機関Eの負荷に関する情報、及び、オイルの油温に関する情報に基づいて、可変部22を制御する。制御部32により実施される上述の制御が、オイル供給装置の可変制御である。以下、図2及び図3を参照して、オイルポンプ装置の可変制御及び固着抑制制御の具体的な処理を説明する。
図2のステップS101において、制御部32は、内燃機関Eの負荷状態を判定するために、内燃機関Eの負荷に関する情報を取得する。内燃機関Eの負荷に関する情報は、車両に設けられたセンサの検出値であってよい。
内燃機関Eの負荷に関する情報は、例えば、内燃機関Eの燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射装置(不図示)の噴射量に関する情報(以下、「燃料噴射量に関する情報」と称する。)であってよい。又、内燃機関Eの負荷に関する情報は、例えば、内燃機関Eのスロットルバルブの開度に関する情報、又は、アクセル開度に関する情報であってもよい。
ステップS102において、制御部32は、取得した内燃機関Eの負荷に関する情報に基づいて、内燃機関Eが、低負荷状態であるか否かを判定する。
具体的には、内燃機関Eの負荷に関する情報が燃料噴射量に関する情報の場合、制御部32は、ステップS102において、燃料噴射量が、噴射量閾値以下であるか否かを判定する。
燃料噴射量が噴射量閾値以下の場合、制御部32は、内燃機関Eが、低負荷状態であると判定する。一方、燃料噴射量が噴射量閾値より大きい場合、制御部32は、内燃機関Eが、低負荷状態ではないと判定する。尚、燃料噴射量が噴射量閾値より大きい状態を、内燃機関Eの高負荷状態とも称する。
内燃機関Eが低負荷状態である場合(ステップS102において“YES”)、制御部32は、制御処理をステップS103に移行する。
一方、内燃機関Eが低負荷状態ではない場合(ステップS102において“NO”)、制御部32は、制御処理をステップS110に移行する。
ステップS103において、制御部32は、オイルの温度に関する情報を取得する。オイルの温度に関する情報は、車両に設けられたセンサの検出値であってよい。つまり、制御部32は、センサから、オイルの温度に関する情報を取得する。
オイルの温度に関する情報は、オイルの温度に限らず、オイルの温度と相関関係がある情報であればよい。例えば、温度に関する情報は、水温センサにより取得した、エンジンを冷却するための冷却水の温度であってよい。又、温度に関する情報は、冷却水の温度を換算して得たオイルの温度であってもよい。
ステップS104において、制御部32は、取得したオイルの温度に関する情報に基づいて、オイルが、低温状態であるか否かを判定する。
具体的には、制御部32は、ステップS104において、オイルの温度に関する情報が示す温度(例えば、オイルの温度、冷却水の温度)が、温度閾値以下であるか否かを判定する。
オイルの温度に関する情報が示す温度が温度閾値以下の場合、制御部32は、オイルが低温状態であると判定する。
一方、オイルの温度に関する情報が示す温度が温度閾値より大きい場合、制御部32は、オイルが、低温状態ではないと判定する。尚、オイルの温度に関する情報が示す温度が温度閾値より大きい状態を、オイルの非低温状態とも称する。非低温状態は、第一温度(第一温度閾値とも称する。)より高く且つ第二温度(第二温度閾値とも称する。)以下に対応する第一高温状態と、第二温度より高い第二高温状態と、に区分けされてよい。
オイルが低温状態である場合(ステップS104において“YES”)、制御部32は、制御処理をステップS105に移行する。
一方、オイルが低温状態ではない場合(ステップS104において“NO”)、制御部32は、制御処理をステップS106に移行する。
ステップS105において、制御部32は、回転数閾値を第一回転数とする。このように制御部32は、内燃機関Eが低負荷状態であり且つオイルが低温状態である場合、回転数閾値の値を第一回転数とする。
一方、ステップS106において、制御部32は、回転数閾値を第二回転数とする。第二回転数は、第一回転数よりも大きい。尚、制御部32は、内燃機関Eが始動した時点で、回転数閾値に予め第二回転数を設定してもよい。
このように制御部32は、内燃機関Eが低負荷状態であり且つオイルが非低温状態の場合に、回転数閾値を第二回転数とする。そして、制御部32は、制御処理を、ステップS107に移行する。
尚、図示は省略するが、ステップS106を実施する前に、制御部32は、オイルの状態が第二高温状態に該当するか否かを判定する処理を実施してもよい。そして、制御部32は、オイルの状態が第二高温状態に該当する場合、制御処理をステップS110に移行してよい。
つまり、制御部32は、オイルの状態が第二高温状態に該当する場合、オイルポンプ装置2を可変させないように制御する。制御部32は、オイルの状態が第二高温状態に該当しない場合(つまり、オイルの状態が第一高温状態に該当する場合)、制御処理をステップS106に移行してよい。
ステップS107において、制御部32は、内燃機関Eの回転数(例えば、クランクシャフトの回転数)に関する情報を取得する。内燃機関Eの回転数に関する情報は、車両に設けられたセンサの検出値であってよい。つまり、制御部32は、センサから、内燃機関Eの回転数に関する情報を取得する。
ステップS108において、制御部32は、取得した内燃機関Eの回転数に関する情報に基づいて、内燃機関Eの回転数が、回転数閾値以上であるか否かを判定する。
内燃機関Eの回転数が回転数閾値以上である場合(ステップS108において“YES”)、制御部32は、制御処理をステップS109に移行する。
一方、内燃機関Eの回転数が回転数閾値より小さい場合(ステップS108において“NO”)、制御部32は、制御処理をステップS110に移行する。
ステップS109において、制御部32は、ソレノイドバルブ31に通電して、ソレノイドバルブ31を開状態とする。ソレノイドバルブ31の開状態において、ポンプ部21から吐出されたオイルの一部は、ソレノイドバルブ31及び導入口211dを通って、制御油圧室221に流入する。
制御油圧室221に流入したオイルの油圧が、油圧閾値以上の場合、可変部22が作動する。可変部22が作動すると、スプリング222が収縮してカムリング215のロータ213に対する偏心量が変わる。
この結果、ポンプ室216の容積が小さくなり、ポンプ部21から吐出されるオイルの吐出量が少なくなる。つまり、オイルポンプ装置2は、可変状態である。オイルポンプ装置2の可変状態において、ポンプ部21から吐出されるオイルの吐出量は、第二吐出量である。
一方、制御油圧室221に流入したオイルの油圧が、油圧閾値未満の場合、可変部22は作動しない。この結果、ポンプ室216の容積は変わらず、ポンプ部21から吐出されるオイルの吐出量も変わらない。つまり、オイルポンプ装置2は、非可変状態である。オイルポンプ装置2の非可変状態において、ポンプ部21から吐出されるオイルの吐出量は、第一吐出量である。
尚、ステップS109において、既にソレノイドバルブ31が開状態である場合には、制御部32は、ソレノイドバルブ31の開状態を維持する。一方、ステップS109において、ソレノイドバルブ31が閉状態である場合には、制御部32は、ソレノイドバルブ31に通電して、ソレノイドバルブ31を開状態とする。
ステップS110において、制御部32は、ソレノイドバルブ31に通電せず、ソレノイドバルブ31を閉状態とする。尚、ステップS110において、既にソレノイドバルブ31が閉状態である場合には、制御部32は、ソレノイドバルブ31の閉状態を維持する。一方、ステップS110において、ソレノイドバルブ31が開状態である場合には、制御部32は、ソレノイドバルブ31への通電を停止して、ソレノイドバルブ31を閉状態とする。
ソレノイドバルブ31の閉状態において、ポンプ部21から吐出されたオイルは、制御油圧室221に流入しないため、可変部22は作動しない。よって、ポンプ部21から吐出されるオイルの吐出量は、第一吐出量である。
ステップS111において、制御部32は、ソレノイドバルブ31の固着を抑制するための固着抑制制御を実施する。
先ず、固着抑制制御を実施する理由について説明する。本実施形態に係るオイル供給装置1において、オイルポンプ装置2が可変する条件(以下、「オイルポンプ装置の可変条件」と称する。)は、内燃機関Eの回転数が回転数閾値以上、且つ、制御油圧室221内のオイルの油圧が油圧閾値以上である。
このようなオイル供給装置1は、内燃機関Eの回転数が回転数閾値以上の場合に、ソレノイドバルブ31が開状態となり、制御油圧室221にオイルが供給される。そして、制御油圧室221内のオイルの油圧が、油圧閾値以上の場合に、可変部22が作動してオイルポンプ装置2が可変する。
例えば、内燃機関Eの回転数が回転数閾値よりも低い状態が長時間続くと、ソレノイドバルブ31が固着する可能性がある。ソレノイドバルブ31が固着すると、ソレノイドバルブ31が正常に動作しない可能性がある。そこで、本実施形態に係るオイル供給装置1は、内燃機関Eの回転数が回転数閾値よりも低い状態でソレノイドバルブ31に通電することにより、ソレノイドバルブ31の固着を抑制するように構成されている。以下、図3を参照して、固着抑制制御について説明する。
先ず、ステップS1111において、制御部32は、オイルの油圧に関する情報を取得する。オイルの油圧に関する情報は、車両に設けられた油圧センサの検出値であってよい。
例えば、油圧センサは、制御油圧室221に供給されるオイルが通路油路(具体的には、油路要素L12又は油路要素L13)に設けられてよい。或いは、油圧センサは、オイル供給装置1において、制御油圧室221に供給されるオイルの油圧と等しい油圧のオイルが流れる部分(例えば、メインギャラリー)に設けられてよい。
ステップS1112において、制御部32は、取得した油圧に関する情報に基づいて、オイルの状態が、低圧状態に該当するか否かを判定する。
具体的には、制御部32は、ステップS1112において、オイルの油圧が、油圧閾値未満であるか否かを判定する。上述の通り、油圧閾値は、可変部22が作動するために必要な油圧である。よって、オイルの低圧状態とは、オイルの油圧が、可変部22が作動するために必要な油圧よりも低い状態と捉えてよい。尚、オイルの油圧が油圧閾値以上の状態を、オイルの非低圧状態とも称する。
オイルの状態が低圧状態に該当する場合(ステップS1112において“YES”)、制御部32は、制御処理をステップS1113に移行する。
一方、オイルの状態が低圧状態に該当しない場合(ステップS1112において“NO”)、制御部32は、固着抑制制御を終了する。
ステップS1113において、制御部32は、ソレノイドバルブ31に通電して、ソレノイドバルブ31を開状態とする。尚、制御部32は、ソレノイドバルブ31への通電を開始してから所定時間が経過した後、ソレノイドバルブ31への通電を停止してよい。
このように制御部32は、オイルの低圧状態において、ソレノイドバルブ31に通電することにより、ソレノイドバルブ31を開状態とする。ステップS1113においてソレノイドバルブ31を開状態としても、オイルが低圧状態であるため、オイルポンプ装置2は可変状態にならない。
<変形例1>
固着抑制制御の変形例1について説明する。制御部32は、ソレノイドバルブ31が前回通電されてからの経過時間(積算時間)を取得してよい。そして、制御部32は、取得した経過時間(積算時間)が時間閾値以上の場合、固着抑制制御を実施してもよい。このような経過時間(積算時間)は、内燃機関EのON状態においてソレノイドバルブ31が通電されていない時間と、内燃機関EのOFF状態においてソレノイドバルブ31が通電されていない時間との積算であってよい。
例えば、制御部32は、取得した積算時間が時間閾値以上であるか否かの判定を、図2のステップS110とステップS111との間で実施してよい。そして、制御部32は、取得した積算時間が時間閾値以上の場合、ステップS111の固着抑制処理をスキップしてよい。
或いは、制御部32は、取得した積算時間が時間閾値以上であるか否かの判定を、図3のステップS1112とステップS1113との間で実施してもよい。そして、制御部32は、取得した積算時間が時間閾値以上の場合、ステップS1113の制御処理をスキップしてよい。
このように、変形例1に係る固着抑制制御の場合、ソレノイドバルブ31を開状態にするタイミングを、ソレノイドバルブ31が通電されていない積算時間に基づいて決定する。よって、固着抑制制御においてソレノイドバルブ31を開状態にする処理が、徒に繰り返されることがない。
<変形例2>
次に、固着抑制制御の変形例2について説明する。制御部32は、オイルの状態が、既述の第二高温状態に該当しない場合に、固着抑制制御を実施してもよい。換言すれば、制御部32は、オイルの状態が、第二高温状態に該当する場合、固着抑制制御を実施しなくてもよい。
例えば、制御部32は、オイルの状態が第二高温状態に該当するか否かの判定を、図2のステップS110とステップS111との間で実施してよい。具体的には、制御部32は、オイルの温度が、既述の第二温度閾値より高いか否かを判定する。
或いは、制御部32は、オイルの状態が第二高温状態に該当するか否かの判定を、図3のステップS1112とステップS1113との間で実施してよい。そして、制御部32は、オイルの状態が第二高温状態に該当する場合、ステップS1113の制御処理をスキップしてよい。
オイルが第二高温状態の場合、内燃機関Eの構成部材に多くのオイルを供給して構成部材を冷却する必要がある。そこで、制御部32は、オイルが第二高温状態の場合、固着抑制制御においてソレノイドバルブ31を開状態とする処理をスキップする。この結果、オイルの油圧が上昇したとしても、可変部22が作動して、オイルポンプ装置2の吐出量が減ることはない。よって、オイルの第二高温状態において、内燃機関Eの構成部材を効率よく冷却できる。
尚、本実施形態に係るオイル供給装置の場合、内燃機関Eの高負荷状態において、ソレノイドバルブ31が開状態になる状況がある。具体的には、ソレノイドバルブの固着抑制制御において、オイルが低圧状態の場合、内燃機関Eの高負荷状態において、ソレノイドバルブ31が開状態になる。但し、オイルが低圧状態であるため、可変部22は作動しない。よって、内燃機関Eの高負荷状態において、オイルポンプ装置2が可変状態となることはない。
又、本実施形態に係るオイル供給装置の可変制御の場合、内燃機関Eの低負荷状態、且つ、内燃機関Eの回転数が回転数閾値(第一回転数又は第二回転数)より小さい場合に、ソレノイドバルブ31が開状態になる状況がある。
具体的には、固着抑制制御において、オイルが低圧状態の場合、内燃機関Eが低負荷状態であり且つ内燃機関Eの回転数が回転数閾値(第一回転数又は第二回転数)より小さくても、ソレノイドバルブ31が開状態になる。但し、オイルが低圧状態であるため、可変部22は作動しない。よって、内燃機関Eが低負荷状態であり且つ内燃機関Eの回転数が回転数閾値(第一回転数又は第二回転数)より小さい場合には、オイルポンプ装置2が可変状態となることはない。
<本実施形態の作用・効果>
以上のように、本実施形態に係るオイル供給装置1の場合、上述のようなソレノイドバルブの固着抑制制御を実施することにより、ソレノイドバルブの固着を抑制できる。この結果、オイルポンプ装置2の可変動作を安定して行うことができる。
又、本実施形態に係るオイル供給装置1の場合、内燃機関Eが要求するオイルの油量が少ない内燃機関Eの低負荷状態において、適切なタイミングで、オイルポンプ装置2を可変状態とすることにより、オイルポンプ装置2の吐出量を少なくできる。この結果、オイルポンプ装置2における駆動ロスが小さくなり、内燃機関の燃費性能が向上する。
又、オイルが低温状態の場合に、適切なタイミングで可変部22を作動させることができる。この結果、可変部22の作動に基づいて生じる内燃機関Eのトルクショックを軽減できる。
この理由について、図4A〜図4Dを参照して説明する。図4Aは、参考例に係るオイル供給装置に関して、内燃機関Eの低負荷状態且つオイルの低温状態において、可変部が作動した場合の、内燃機関Eの回転数と、ポンプ部21から吐出されるオイルの油圧との関係を示す線図である。尚、参考例に係るオイル供給装置は、本実施形態のオイルポンプ装置の可変制御が実施されないオイル供給装置と捉えてよい。
図4B〜図4Dは、本実施形態に係るオイル供給装置1に関する、内燃機関Eの回転数と、ポンプ部21から吐出されるオイルの油圧との関係を示す線図である。
具体的には、図4Bは、内燃機関Eが要求するオイルの油量が少ない内燃機関Eの低負荷状態且つオイルの低温状態において、可変部22が作動した場合の、内燃機関Eの回転数と、ポンプ部21から吐出されるオイルの油圧との関係を示す線図である。
図4Cは、内燃機関Eが要求するオイルの油量が多い内燃機関Eの高負荷状態、且つ、オイルの非低温状態において、可変部22が作動しない場合の、内燃機関Eの回転数と、ポンプ部21から吐出されるオイルの油圧との関係を示す線図である。
図4Dは、内燃機関Eが要求するオイルの油量が多い内燃機関Eの低負荷状態且つオイルの非低温状態において、可変部22が作動した場合の、内燃機関Eの回転数と、ポンプ部21から吐出されるオイルの油圧との関係を示す線図である。
ここで、本実施形態に係るオイル供給装置1及び参考例に係るオイル供給装置は何れも、可変部22は、制御油圧室221内のオイルの油圧がP1以上になると作動する。
又、制御油圧室221内のオイルの油圧は、ポンプ部21から吐出されるオイルの油圧と等しい。又、参考例に係るオイル供給装置の場合、ソレノイドバルブ31が開状態となる回転数閾値は、第一回転数(つまり、回転数N1)である。
一方、本実施形態に係るオイル供給装置1の場合、内燃機関Eの低負荷状態且つオイルの低温状態において、ソレノイドバルブ31が開状態となる回転数閾値は、第二回転数(つまり、回転数N2)である。
又、本実施形態に係るオイル供給装置1の場合、内燃機関Eの低負荷状態且つオイルの非低温状態において、ソレノイドバルブ31が開状態となる回転数閾値は、第一回転数(つまり、回転数N1)である。
低温状態におけるオイルの粘度は、高温状態におけるオイルの粘度よりも高いため、低温状態における油圧の立ち上がり速度(図4A参照)は、高温状態における油圧の立ち上がり速度(図4D参照)よりも早い。
図4Aの場合、回転数N2において、制御油圧室221内のオイルの油圧がP1となる。ただし、制御油圧室221内のオイルの油圧がP1であっても、ソレノイドバルブ31が閉状態であるため、オイルは、制御油圧室221に供給されない。このため、回転数N2において、可変部22は作動しない。
図4Aの場合、内燃機関Eの回転数N1において、ソレノイドバルブ31が開状態となり、オイルが、制御油圧室221に供給される。この結果、可変部22が作動して、オイルポンプ装置2の吐出量が減る。その結果、図4Aに示すように、オイルの油圧がP2からP1まで減少する。このようなオイルの油圧の変動に起因して、内燃機関Eにトルクショックが発生する。
一方、本実施形態に係るオイル供給装置1の場合、内燃機関Eの低負荷状態且つオイルの低温状態において、図4Bに示すように、回転数N2において、制御油圧室221内のオイルの油圧がP1となり、且つ、ソレノイドバルブ31が開状態となる。この結果、回転数N2において、可変部22が作動する。図4Bに示すように、ポンプ部21の吐出量が減っても、オイルの油圧がP1から大きく変動しない。よって、オイルの油圧の変動に起因する、内燃機関Eのトルクショックの発生が抑えられる。
又、本実施形態に係るオイル供給装置1の場合、内燃機関Eの低負荷状態且つオイルの高温状態において、図4に示すように、回転数N1において、制御油圧室221内のオイルの油圧がP1となり、且つ、ソレノイドバルブ31が開状態となる。この結果、回転数N1において、可変部22が作動する。図4Cに示すように、ポンプ部21の吐出量が減っても、オイルの油圧がP1から大きく変動しない。よって、オイルの油圧の変動に起因する、内燃機関Eのトルクショックの発生が抑えられる。
本開示に係るオイルの供給装置は、ディーゼルエンジンに限らず、ガソリンエンジンなど種々の内燃機関に適用できる。
1 オイル供給装置
2 オイルポンプ装置
21 ポンプ部
211 ハウジング
211a 収容部
211b 吸入口
211c 吐出口
211d 導入口
212 駆動軸
213 ロータ
213a スリット
214 ベーン
215 カムリング
215a フランジ部
216 ポンプ室
22 可変部
221 制御油圧室
222 スプリング
3 可変制御部
31 ソレノイドバルブ
311 第一ポート
312 第二ポート
32 制御部
4 オイルパン
5 電送線
L1 油路
L11、L12、L13、L14 油路要素
E 内燃機関

Claims (5)

  1. 内燃機関の動力に基づいてオイルを吐出するポンプ部と、制御油圧室を有し、前記制御油圧室に供給される前記オイルの油圧が油圧閾値以上の場合に作動して、前記ポンプ部の吐出量を少なくする可変部と、を有するオイルポンプ装置と、
    前記制御油圧室に接続された油路に設けられ、通電に基づいて開状態になった場合に、前記制御油圧室への前記オイルの供給を許可するソレノイドバルブと、
    前記内燃機関が低負荷状態であり且つ前記内燃機関の回転数が回転数閾値以上の場合に、前記ソレノイドバルブに通電する可変制御と、前記油圧が前記油圧閾値より小さい場合に、前記ソレノイドバルブに通電する固着抑制制御と、を実施する制御部と、を備える
    内燃機関のオイル供給装置。
  2. 前記制御部は、前記油圧が前記油圧閾値より小さく、且つ、前記内燃機関の回転数が前記回転数閾値未満の場合に、前記固着抑制制御を実施する、請求項1に記載の内燃機関のオイル供給装置。
  3. 前記制御部は、前記油圧が前記油圧閾値より小さく、且つ、前記内燃機関が高負荷状態の場合に、前記固着抑制制御を実施する、請求項1に記載の内燃機関のオイル供給装置。
  4. 前記制御部は、前記油圧が前記油圧閾値より小さく、且つ、前記ソレノイドバルブが前回通電されてからの経過時間が、時間閾値以上の場合、前記固着抑制制御を実施する、請求項1〜3の何れか一項に記載の内燃機関のオイル供給装置。
  5. 前記制御部は、前記油圧が前記油圧閾値より小さく、且つ、前記オイルの温度が温度閾値より低い場合、前記固着抑制制御を実施する、請求項1〜4の何れか一項に記載の内燃機関のオイル供給装置。
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