JP2021054470A - カートン - Google Patents

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Abstract

【課題】開封時に側面部が切り離されることを防止できるカートンを提供する。【解決手段】カートン1は、対向配置された一対の主面部2、3を有する筒状の胴部1Bと、胴部1Bの軸方向の端部で一方の主面部2に連接し、当該端部を覆う内側側面部7A、7Bと、胴部1Bの軸方向の端部で他方の主面部3に連接し、内側側面部7A、7Bに重ねされる外側側面部8A、8Bと、主面部3と外側側面部8A、8Bとの境界線33上に複数の切目を有する主面部側引裂線9Aと、外側側面部8A、8Bに複数の切目を有し、主面部側引裂線9Aとともに引裂帯81を形成する側面部側引裂線9Bとを備え、主面部側引裂線9Aの最も引裂開始側の主面部側第1切目91は、外側側面部8A、8Bの引裂開始側の端縁83から離間して設けられ、側面部側引裂線9Bの最も引裂開始側の側面部側第1切目93は、外側側面部8A、8Bの引裂開始側の端縁83に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、カートンに関する。
従来、カートンに形成された引裂線によって、カートンを開封するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のカートンは、天面板(主面部)と、天面板に連接したシールエンド式メインフラップ(側面部)と、シールエンド式メインフラップに設けられたジッパー(引裂帯)とを備えている。ジッパーは、天面板とシールエンド式メインフラップとの境界線上に設けられた複数の切り込み(主面部側引裂線)と、シールエンド式メインフラップに設けられた複数の切り込み(側面部側引裂線)とで形成される。カートンを開封する際は、ジッパーを折り返すように引っ張ることで、ジッパーが切り込みに沿って切断される。
特開平9−124033号公報
しかしながら、上記したような従来のカートンでは、図6に示すように、主面部側引裂線MLの最も引裂開始側の切目MCが、側面部SSの引裂開始側の端縁EDに接続され、側面部側引裂線SLの最も引裂開始側の切目SCが、側面部SSの端縁EDから離間して設けられている。このため、開封時に引裂帯を引っ張っても、図7に示すように、側面部側引裂線SLが切断されず、主面部側引裂線MLのみが切断され、側面部SSがカートンから切り離されてしまう可能性がある。
本発明の目的は、開封時に側面部が切り離されてしまうことを防止できるカートンを提供することにある。
本発明のカートンは、互いに対向配置された一対の主面部を有する筒状の胴部と、前記胴部の軸方向の端部で一方の主面部に連接し、前記胴部の軸方向の端部を覆う内側側面部と、前記胴部の軸方向の端部で他方の主面部に連接し、前記内側側面部に外側から重ねて配置される外側側面部と、前記他方の主面部と前記外側側面部との境界線上に列をなす複数の切目を有する主面部側引裂線と、前記外側側面部に列をなす複数の切目を有し、前記主面部側引裂線とともに引裂帯を形成する側面部側引裂線とを備え、前記主面部側引裂線は、当該主面部側引裂線において最も引裂開始側に位置する主面部側第1切目を備え、前記側面部側引裂線は、当該側面部側引裂線において最も引裂開始側に位置する側面部側第1切目を備え、前記主面部側第1切目は、前記外側側面部の前記引裂開始側の端縁から離間して設けられ、前記側面部側第1切目は、前記外側側面部の前記引裂開始側の端縁に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、主面部側引裂線において最も引裂開始側に位置する主面部側第1切目が、外側側面部の引裂開始側の端縁から離間して設けられ、側面部側引裂線において最も引裂開始側に位置する側面部側第1切目が、外側側面部の引裂開始側の端縁に接続される。このため、引裂帯を引っ張ったときに、側面部側引裂線の切断を主面部側引裂線よりも先に開始できるので、側面部側引裂線を確実に切断することができ、開封時に側面部がカートンから切り離されてしまうことを防止できる。
本発明のカートンにおいて、前記主面部側第1切目は、前記境界線上に延設された直線部と、前記直線部から前記外側側面部の前記引裂開始側の端縁に向けて傾斜する方向に延びる誘導部とを備えていることが好ましい。
主面部と外側側面部との境界線が外側側面部の引裂開始側の端縁と交わる点は、開封時に応力が集中しやすいため、当該交点と主面部側第1切目との間隔が狭いと、主面部側引裂線が切断されやすくなる。
本発明によれば、主面部側第1切目は、境界線上に延設された直線部から外側側面部の引裂開始側の端縁に向けて傾斜する方向に延びる誘導部を備えている。このため、境界線と外側側面部の端縁との交点に対する主面部側第1切目の間隔を確保しつつ、主面部側第1切目を外側側面部の端縁に近付けることができる。したがって、主面部側引裂線の切断が側面部側引裂線よりも先に開始されることを防止しながら、主面部側引裂線の切断しやすさを確保することができる。
本発明のカートンにおいて、前記主面部側第1切目は、前記境界線上における前記外側側面部の前記引裂開始側の端縁から離間した位置を始点として、前記境界線上に延設された直線形状とされていることが好ましい。
本発明によれば、主面部側第1切目は、主面部と外側側面部との境界線上で外側側面部の端縁から離間した位置を始点する直線形状とされているため、主面部側第1切目を簡易な形状としつつ、開封時に側面部がカートンから切り離されてしまうことを防止できる。
本発明の第1実施形態に係るカートンの斜視図。 図1のカートンの展開図。 図2の部分拡大図。 本発明の第2実施形態に係るカートンの展開図。 図4の部分拡大図。 従来のカートンの展開図。 従来のカートンの斜視図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
なお、以下の記載において方向を表す場合、カートン1を図1に示すように置いた状態を基準とする。また、幅方向とは、カートン1の各側面部において一方の主面部としての第1主面部2と、他方の主面部としての第2主面部3との対向方向に直交する方向をいう。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係るカートン1を示す斜視図である。図2は、カートン1の展開図(カートン形成用パネル(カートンブランクとも称する)1Aの平面図)である。
図1において、カートン1は、筒状の胴部1Bの軸方向の端部を内側側面部としての内側第3側面部7A、7Bと、外側側面部としての外側第3側面部8A、8Bとを折り込んで塞いだ箱体であり、内部にチーズ、バター等の食品を収容可能となっている。カートン1は、図2に示すように、板紙素材で形成されたカートン形成用パネル1Aから組み立てられる。
図1および図2において、カートン1は、第1主面部2、第2主面部3、内側第1側面部4(図2参照)、外側第1側面部5、第2側面部6、内側第3側面部7A、7B、外側第3側面部8A、8B、主面部側引裂線9A、および側面部側引裂線9Bを備えている。
胴部1Bは、第1主面部2、第2主面部3、内側第1側面部4、外側第1側面部5、および第2側面部6で構成される。
第1主面部2は、平面視略長方形状に形成されている。第1主面部2は、横折れ線21を介して内側第1側面部4に、横折れ線22を介して第2側面部6に、横折れ線23を介して内側第3側面部7A、7Bにそれぞれ連接されている。
第2主面部3は、平面視略長方形状に形成され、第1主面部2に対向して配置される。第2主面部3は、横折れ線31を介して外側第1側面部5に連接され、横折れ線32を介して第2側面部6に連接され、横折れ線33を介して外側第3側面部8A、8Bに連接されている。
内側第1側面部4および外側第1側面部5は、カートン1の一方の長辺側の側面部分であり、互いに重なって配置される。
外側第1側面部5は、内側第1側面部4に外側から重ねて配置される。外側第1側面部5は、フラップ51、52(図2参照)を備えている。
フラップ51は、外側第1側面部5の幅方向の一端部に、フラップ52は、外側第1側面部5の幅方向の他端部にそれぞれ設けられ、いずれも幅方向に延設されている。
第2側面部6は、カートン1の他方の長辺側の側面部分であり、内側第1側面部4に対向して配置される。第2側面部6は、フラップ61、62(図2参照)を備えている。
フラップ61は、第2側面部6の幅方向の一端部に設けられ、幅方向に延設されている。
フラップ62は、第2側面部6の幅方向の他端部に設けられ、幅方向に延設されている。フラップ62には、第1主面部2側に切欠部62Aが設けられている。
内側第3側面部7A、7Bおよび外側第3側面部8A、8Bは、カートン1の短辺側の側面部分であり、一方の短辺側に内側第3側面部7Aおよび外側第3側面部8Aが配置され、他方の短辺側に内側第3側面部7Bおよび外側第3側面部8Bが配置される。なお、内側第3側面部7A、7Bは、互いに線対称に形成され、同じ構成を有しているため、内側第3側面部7Aについて説明し、内側第3側面部7Bの説明を省略する。また、外側第3側面部8A、8Bは、互いに線対称に形成され、同じ構成を有しているため、外側第3側面部8Aについて説明し、外側第3側面部8Bの説明を省略する。
内側第3側面部7Aは、胴部1Bの軸方向の端部で第1主面部2に連接し、胴部1Bの当該端部を覆う。内側第3側面部7Aは、フラップ71および切欠部72(図2参照)を備えている。
フラップ71は、内側第3側面部7Aの第1主面部2とは反対側に設けられている。
切欠部72は、内側第3側面部7Aにおける幅方向の一方の端部に設けられている。
外側第3側面部8Aは、胴部1Bの軸方向の端部で第2主面部3に連接するとともに、その角部が第2主面部3および外側第1側面部5に接続され、内側第3側面部7Aに外側から重ねて配置される。外側第3側面部8Aは、引裂帯81、切欠部82、および端縁83を備えている。
引裂帯81は、外側第3側面部8Aの一部で構成され、第2主面部3との境界線である横折れ線33に沿って設けられている。引裂帯81は、タブ81Aを備えている。
タブ81Aは、引裂帯81の引裂開始側の端部に設けられ、当該端部から第2主面部3とは反対側(第1主面部2側)に突出した形状とされている。
切欠部82は、外側第3側面部8Aにおける幅方向のタブ81A側の端部に設けられ、当該端部がタブ81Aに沿って切り欠かれた形状とされている。
端縁83は、外側第3側面部8Aの引裂開始側の縁であり、第2主面部3、外側第1側面部5、および外側第3側面部8Aの交点P1から第1主面部2に向かって延設されている。なお、外側第3側面部8Bの端縁83は、第2主面部3、第2側面部6、および外側第3側面部8Bの交点P2から第1主面部2に向かって延設されている。
主面部側引裂線9Aは、主面部側第1切目としての第1切目91と、複数の主面部側第2切目としての第2切目92とを備え、横折れ線33上に第1切目91、第2切目92が順に列をなしている。
側面部側引裂線9Bは、外側第3側面部8A、8Bに設けられ、主面部側引裂線9Aとともに引裂帯81を構成する。側面部側引裂線9Bは、側面部側第1切目としての第3切目93と、側面部側第2切目としての第4切目94と、複数の側面部側第3切目としての第5切目95とを備え、外側第3側面部8A、8Bに第3切目93、第4切目94、第5切目95が順に列をなしている。
図3において、第1切目91は、主面部側引裂線9Aにおいて最も引裂開始側に位置し、外側第3側面部8A、8Bの引裂開始側の端縁83から離間して設けられている。第1切目91は、直線部91Aおよび誘導部91Bを備えている。
直線部91Aは、横折れ線33上に延設されている。
誘導部91Bは、第1誘導部91Cおよび第2誘導部91Dを備え、直線部91Aから外側第3側面部8A、8Bの端縁83に向けて傾斜する方向に延びている。誘導部91Bが直線部91Aの延長線に対して、すなわち横折れ線33に対して成す角度θ1は、0度より大きく45度より小さいことが好ましい。角度θ1は、誘導部91Bの両端を結ぶ直線Lと横折れ線33(直線部91Aの延長線)とで規定される。
第1誘導部91Cは、横折れ線33に向かって凸となる湾曲線状とされ、直線部91Aの引裂開始側で直線部91Aから側面部側引裂線9Bに向かう。
第2誘導部91Dは、側面部側引裂線9Bに向かって凸となる湾曲線状とされ、第1誘導部91Cから外側第3側面部8A、8Bの端縁83に向かう。
第2切目92は、主面部側引裂線9Aにおいて、外側第3側面部8A、8Bの引裂開始側の端縁83から第1切目91に続いて配置されている。第2切目92は、直線部92Aおよび傾斜部92Bを備えている。
直線部92Aは、横折れ線33と平行に設けられ、第1切目91の直線部91Aの延長線上に延設されている。
傾斜部92Bは、直線部92Aの引裂開始側で直線部92Aから側面部側引裂線9Bに向かって傾斜している。
第3切目93は、側面部側引裂線9Bにおいて最も引裂開始側に位置し、外側第3側面部8A、8Bの引裂開始側の端縁83に接続されている。第3切目93は、導入部93Aおよび傾斜部93Bを備えている。
導入部93Aは、外側第3側面部8A、8Bの端縁83から横折れ線33と平行に延設されている。
傾斜部93Bは、導入部93Aから主面部側引裂線9Aに向かって傾斜している。傾斜部93Bが導入部93Aの延長線に対して成す角度θ2は、横折れ線33に対する誘導部91Bの角度θ1と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
第4切目94は、側面部側引裂線9Bにおいて、外側第3側面部8A、8Bの端縁83から第3切目93に続いて配置されている。第4切目94は、直線部94Aおよび傾斜部94Bを備えている。
直線部94Aは、横折れ線33と平行に延設されている。
傾斜部94Bは、直線部94Aの引裂開始側で直線部94Aから第3切目93に向かって傾斜し、第3切目93の傾斜部93Bの延長線上に延設されている。
第5切目95は、側面部側引裂線9Bにおいて、外側第3側面部8A、8Bの端縁83から第4切目94に続いて配置されている。第5切目95は、直線部95Aおよび傾斜部95Bを備えている。
直線部95Aは、横折れ線33と平行に設けられ、第4切目94の直線部94Aの延長線上に延設されている。
傾斜部95Bは、引裂開始側で直線部95Aから主面部側引裂線9Aに向かって傾斜している。
以上のカートン1の開封について説明する。
図1において、カートン1を開封する際は、引裂帯81のタブ81Aを把持し、当該タブ81Aを引裂帯81が折り返されるように引っ張る。この際、第2主面部3と外側第3側面部8A、8Bとの境界線である横折れ線33が、外側第3側面部8A、8Bの端縁83と交わる点である交点P1、P2の近傍に応力が集中する。このため、第1切目91が外側第3側面部8A、8Bの端縁83に接続されていると、主面部側引裂線9Aの切断が側面部側引裂線9Bよりも先に開始され、外側第3側面部8A、8Bがカートン1から切り離されてしまう可能性がある。この場合、外側第3側面部8A、8Bに賞味期限、原材料、取扱い上の注意点等の重要な情報が記載されていると、これらの情報が後々確認できなくなってしまう。そこで、第1切目91を外側第3側面部8A、8Bの端縁83から離間して設けることで、主面部側引裂線9Aの切断が直ぐに開始されないようにしている。
一方、側面部側引裂線9Bの第3切目93は、外側第3側面部8A、8Bの端縁83に接続されているため、引裂帯81を引っ張った際に、第3切目93をきっかけとして側面部側引裂線9Bの切断が速やかに開始される。このため、主面部側引裂線9Aの切断が開始されるよりも先に側面部側引裂線9Bの切断が開始され、図1中二点鎖線で示すように、引裂帯81が主面部側引裂線9Aおよび側面部側引裂線9Bに沿って確実に切断される。したがって、開封時に外側第3側面部8A、8Bがカートン1から切り離されてしまうことを防止できる。
以上のような実施形態によれば、主面部側引裂線9Aにおいて最も引裂開始側に位置する第1切目91が、外側第3側面部8A、8Bの引裂開始側の端縁83から離間して設けられ、側面部側引裂線9Bにおいて最も引裂開始側に位置する第3切目93が、外側第3側面部8A、8Bの端縁83に接続される。このため、引裂帯81を引っ張ったときに、側面部側引裂線9Bの切断を主面部側引裂線9Aよりも先に開始できるので、側面部側引裂線9Bを確実に切断することができ、開封時に外側第3側面部8A、8Bがカートン1から切り離されてしまうことを防止できる。
また、第1切目91は、横折れ線33上に延設された直線部91Aから外側第3側面部8A、8Bの引裂開始側の端縁83に向けて傾斜する方向に延びる誘導部91Bを備えている。このため、横折れ線33と外側第3側面部8A、8Bの端縁83との交点P1、P2に対する第1切目91の間隔を確保しつつ、第1切目91を外側第3側面部8A、8Bの端縁83に近付けることができる。したがって、主面部側引裂線9Aの切断が側面部側引裂線9Bよりも先に開始されることを防止しながら、主面部側引裂線9Aの切断しやすさを確保することができる。
また、第1切目91は、横折れ線33上に延設された直線部91Aから、横折れ線33に向かって凸となる湾曲線形状の第1誘導部91Cで側面部側引裂線9Bに向かった後、側面部側引裂線9Bに向かって凸となる湾曲線状の第2誘導部91Dで外側第3側面部8A、8Bの端縁83に向かう。これにより、第1切目91が第1誘導部91Cから直線部91Aまで曲線で緩やかに繋がるため、開封時に誘導部91Bから直線部91Aに移らずに第2主面部3まで切断されてしまうことを防止できる。
[第2実施形態]
本実施形態のカートン1は、図4および図5に示すように、引裂帯81、主面部側引裂線9A、および側面部側引裂線9Bの形状が第1実施形態と相違する。
図4および図5において、引裂帯81は、その長さ方向に直交する短寸幅寸法が長さ方向にわたって略一定とされ、タブ81Bが第2主面部3とは反対側に突出しない形状とされている。
主面部側引裂線9Aは、主面部側第1切目としての第1切目91Eと、複数の第2切目92とを備えている。
側面部側引裂線9Bは、第3切目93と、第4切目94Cと、複数の第5切目95とを備えている。
第1切目91Eは、横折れ線33上における外側第3側面部8A、8Bの引裂開始側の端縁83から離間した位置を始点として、横折れ線33上に延設された直線形状とされている。
第3切目93は、導入部93Aおよび傾斜部93Bを備えている。
傾斜部93Bが導入部93Aの延長線に対して成す角度θ2(図5参照)は、0度より大きく65度より小さいことが好ましい。
第4切目94Cは、直線部94Dおよび傾斜部94Eを備えている。
直線部94Dは、第3切目93の導入部93Aの延長線上に延設され、横折れ線33と平行に設けられている。
傾斜部94Eは、直線部94Dの引裂開始側で直線部94Dから主面部側引裂線9Aに向かって傾斜している。
第5切目95は、直線部95Aが第4切目94の直線部94Aの延長線上に延設される位置に配置されている。すなわち、第3切目93の導入部93A、第4切目94Cの直線部94D、および第5切目95の直線部95Aは、同一線上に延設されている。
以上のような実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、第1切目91は、第2主面部3と外側第3側面部8A、8Bとの境界線である横折れ線33上で、外側第3側面部8A、8Bの端縁83から離間した位置を始点する直線形状とされているため、第1切目91を簡易な形状としつつ、開封時に外側第3側面部8A、8Bがカートン1から切り離されてしまうことを防止できる。
[変形例]
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、カートン1は、食品用として好適であるが、これに限定されるものではない。
第1主面部2および第2主面部3は、平面視略長方形のものに限られず、例えば、平面視略三角形、正方形や菱形等の長方形以外の四角形、五角以上の多角形や、平面視略楕円形、長円形でもよい。
横折れ線21〜23、31、32は、例えば、横折れ線21、22、31、32を部分的に変質させた変質部で構成してもよいし、横折れ線21、22、31、32を薄肉にした薄肉部で構成してもよい。この場合、変質部や薄肉部は、断続的に設けられてもよいし、連続する1本の線状に設けられてもよい。
内側第1側面部4は、幅方向の一方側または両側に延設されたフラップを備えていてもよい。この場合、外側第1側面部5は、フラップ51、52の一方または両方を備えていなくてもよい。
側面部側引裂線9Bは、主面部側引裂線9Aと平行に延設されていなくてもよい。
タブ81Bは、第2主面部3とは反対側に突出する形状とされてもよい。また、タブ81A、81Bの先端縁の形状は、実施形態のものに限定されず、例えば、U字状、V字状、円弧状、多角形状とされてもよい。
第2切目92は、傾斜部92Bが湾曲線状に形成されてもよい。
第3切目93は、導入部93Aと傾斜部93Bとを備えた折曲線状に形成されていなくてもよく、外側第3側面部8A、8Bの端縁83から第4切目94に向かって湾曲した湾曲線状に形成されてもよい。
第4切目94は、直線部94Aと傾斜部94Bとを備えた折曲線状に形成されていなくてもよく、第3切目93の延長線上から第5切目95に向かって湾曲した湾曲線状に形成されてもよいし、傾斜部94Bが湾曲線状に形成されてもよい。
第4切目94Cは、傾斜部94Eが湾曲線状に形成されてもよい。
第5切目95は、傾斜部95Bが湾曲線状に形成されてもよい。
1…カートン、1B…胴部、2…第1主面部(一方の主面部)、3…第2主面部(他方の主面部)、7A、7B…内側第3側面部(内側側面部)、8A、8B…外側第3側面部(外側側面部)、9A…主面部側引裂線、9B…側面部側引裂線、33…横折れ線(境界線)、81…引裂帯、83…端縁、91…第1切目(主面部側第1切目)、91A…直線部、91B…誘導部、91C…第1誘導部、91D…第2誘導部、92…第2切目(切目)、93…第3切目(側面部側第1切目)、94…第4切目(切目)、95…第5切目(切目)。

Claims (4)

  1. 互いに対向配置された一対の主面部を有する筒状の胴部と、
    前記胴部の軸方向の端部で一方の主面部に連接し、前記胴部の軸方向の端部を覆う内側側面部と、
    前記胴部の軸方向の端部で他方の主面部に連接し、前記内側側面部に外側から重ねて配置される外側側面部と、
    前記他方の主面部と前記外側側面部との境界線上に列をなす複数の切目を有する主面部側引裂線と、
    前記外側側面部に列をなす複数の切目を有し、前記主面部側引裂線とともに引裂帯を形成する側面部側引裂線とを備え、
    前記主面部側引裂線は、当該主面部側引裂線において最も引裂開始側に位置する主面部側第1切目を備え、
    前記側面部側引裂線は、当該側面部側引裂線において最も引裂開始側に位置する側面部側第1切目を備え、
    前記主面部側第1切目は、前記外側側面部の前記引裂開始側の端縁から離間して設けられ、
    前記側面部側第1切目は、前記外側側面部の前記引裂開始側の端縁に接続されていることを特徴とするカートン。
  2. 前記主面部側第1切目は、
    前記境界線上に延設された直線部と、
    前記直線部から前記外側側面部の前記引裂開始側の端縁に向けて傾斜する方向に延びる誘導部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のカートン。
  3. 前記主面部側第1切目は、前記境界線上における前記外側側面部の前記引裂開始側の端縁から離間した位置を始点として、前記境界線上に延設された直線形状とされていることを特徴とする請求項1に記載のカートン。
  4. 食品用であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカートン。
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