JP7267067B2 - カートン - Google Patents
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Description
なお、以下の記載において方向を表す場合、カートン1を図1に示すように置いた状態を基準とする。
図1は、本実施形態に係るカートン1を示す斜視図である。図2は、カートン1の展開図(カートン形成用パネル(カートンブランクとも称する)1Aの平面図)である。
図1において、カートン1は、個別包装された板状のチョコレート等の単数もしくは複数の食品FD(図3参照)を並べて収容可能な箱体であり、図2に示すように、板紙素材で形成されたカートン形成用パネル1Aから組み立てられる。
第1側面部21は、開封方向Dの一方側に設けられている。
第1側面部22は、開封方向Dの他方側に設けられ、当該他方側で開封面部7に連接している。
本体部23Aは、底面部3と第2張出部5とに連接している。
フラップ23Bは、本体部23Aから胴部2の周方向の一方側に延設され、第1側面部21に貼付される。
フラップ23Cは、本体部23Aから胴部2の周方向の他方側に延設され、第1側面部22に貼付される。
開封用切込線41は、開封方向Dに直交する方向に延びる第1破断線41Aと、第1破断線41Aから開封方向Dに向かって次第に拡開するように延びる一対の第2破断線41Bとで構成される。第1破断線41Aおよび第2破断線41Bは、開封面部7に形成された切目が断続して列をなすいわゆるミシン目とされている。第2破断線41Bは、第1張出部4における開封方向Dに直交する方向の両端まで延びている。
切断部42は、第1張出部4の開封用切込線41で囲まれた部分であり、カートン1の開封時に開封面部7によって引き上げられ、開封用切込線41に沿って切断される。
折曲線81は、直線形状とされ、例えば、タブ8に直線状にエンボス加工が施されて形成される。
第1切断線91は、組立図(図1)および展開図(図2)において、開封面部7に対するタブ8の突出方向と反対方向に凸となる曲線に切断され、開封面部7を開封前の位置にしたときに、頂点がタブ8の折曲線81よりも開封面部7側に位置するように形成されている。本実施形態の場合、第1切断線91は、湾曲線形状に形成されている。
案内面部92は、第1切断線91で囲まれた領域によって形成され、タブ8を第1切断線91側に案内する。
第2切断線93は、第1切断線91の頂点から第1切断線91で囲まれた領域に向かって延設され、案内面部92を分割している。
折曲線94は、第1切断線91の一端から他端に向かって延設され、案内面部92を折曲可能に設けられている。折曲線94は、直線形状とされ、例えば、第1張出部4に直線状にエンボス加工が施されて形成される。
カートン1を開封する際は、タブ8を把持して引き上げつつ、当該タブ8を開封方向Dに引っ張る。これにより、図3に示すように、切断部42が開封面部7によって引き上げられて開封用切込線41に沿って切断され、開口10と、開口10に連通する側面開口11とが形成される。
カートン1を再封する際は、図4に示すように、開封面部7を開封前の位置に戻し、タブ8を差込部9に差し込む。この際、タブ8は、第1切断線91で囲まれた案内面部92を押圧しながら、案内面部92によって第1切断線91に向けて案内される。そして、図5に示すように、タブ8が差込部9に差し込まれると、タブ8による案内面部92の押圧力が急激に減少し、案内面部92がその反力で元の位置に戻ってタブ8を打突する。これにより、クリック音が発生するため、カートン1が再封されたことを認識することができる。また、タブ8が差込部9に係止され、開封面部7を閉じた状態を維持することができる。
また、差込部9にタブ8を差し込んで再封する構成であり、タブ8や差込部9からなる再封部が見えるので、再封方法を容易に把握することができる。
したがって、差込部9にタブ8を差し込んで再封する構成で再封されたことを認識させることができ、再封方法を容易に把握することができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、胴部2は、平面視略長方形の筒状のものに限られず、例えば、平面視略三角形、正方形や菱形等の長方形以外の四角形、五角以上の多角形の筒状のものや、平面視略真円形、楕円形、長円形等の筒状のものでもよい。
開封用切込線41は、破断線で構成される場合に限定されず、例えば、第1張出部4を部分的に変質させた変質部で構成してもよいし、第1張出部4を部分的に薄肉にした薄肉部で構成してもよい。この場合、変質部や薄肉部は、破断線のように断続的に連なって並ぶように設けられてもよいし、連続する1本の線状に設けられてもよい。
切断部42の形状は、実施形態のものに限定されず、例えば、平面視略三角形であってもよいし、正方形、長方形、菱形等の四角形であってもよいし、五角以上の多角形であってもよい。
折曲線81は、例えば、タブ8を部分的に変質させた変質部や、タブ8を部分的に薄肉にした薄肉部で構成してもよいし、破断線で構成してもよい。
タブ8および差込部9は、複数設けられてもよく、例えば、開封面部7の先端部の位置に複数設けられてもよいし、開封面部7の開封方向Dに直行する両方の端部の位置に設けられてもよい。
第1切断線91の形状は、実施形態のものに限定されず、例えば、V字状、矩形状等の折曲線形状とされていてもよい。
第2切断線93は、第1切断線91上の頂点以外の位置から延設されてもよいし、第1切断線91上の頂点またはそれ以外の1点から複数延設されてもよいし、第1切断線91上の異なる複数の位置から複数延設されてもよい。
折曲線94は、例えば、第1張出部4を部分的に変質させた変質部や、第1張出部4を部分的に薄肉にした薄肉部で構成してもよいし、破断線で構成してもよい。
Claims (3)
- 食品用のカートンであって、
筒状の胴部と、
前記胴部の軸方向の一端部を塞ぐ底面部と、
前記胴部の軸方向の他端部を開封可能に設けられた開封面部と、
前記開封面部に設けられたタブと、
前記タブが差し込まれる差込部とを備え、
前記タブは、当該タブを前記開封面部に対して折曲可能な折曲線を備え、
前記差込部は、
前記タブの突出方向と反対方向に凸となる曲線に切断され、前記開封面部を開封前の位置にしたときに、頂点が前記折曲線よりも前記開封面部側に位置する第1切断線と、
前記第1切断線で囲まれた領域によって形成され、前記タブを前記第1切断線側に案内する案内面部とを備えていることを特徴とするカートン。 - 前記差込部は、前記第1切断線の前記頂点から前記第1切断線で囲まれた領域に向かって延設され、前記案内面部を分割する第2切断線を備えていることを特徴とする請求項1に記載のカートン。
- 前記差込部は、前記案内面部を折曲可能な折曲線を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカートン。
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ID=72715709
Family Applications (1)
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2019
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