JP2021054111A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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亨 柴本
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Abstract

【課題】自動運転走行中にエンジンの始動及び停止が頻繁に繰り返されることを抑制しつつ、燃費の悪化を抑制できるハイブリッド車両の制御装置を提供する。【解決手段】手動運転走行中におけるエンジン停止判定値Pstopは、エンジン12の始動直後では所定のパワー値P1に設定され(ステップS34)、その始動からの経過時間Tが所定の継続時間Tref以上になると所定のパワー値P2(>P1)に設定される(ステップS38)。自動運転走行中におけるエンジン停止判定値Pstopは、手動運転走行中におけるエンジン12の始動直後に設定される所定のパワー値P1よりも大きい所定のパワー値P2に設定される(ステップS50)。これにより、自動運転走行中におけるヒステリシス(エンジン始動判定値Pstartとエンジン停止判定値Pstopとの差)は、手動運転走行中におけるエンジン12の始動直後のヒステリシスよりも小さく設定される。【選択図】図2

Description

本発明は、手動運転走行と自動運転走行とが可能なハイブリッド車両の制御装置に関する。
要求エンジンパワーにおけるエンジン始動判定値とエンジン停止判定値とを設定する場合にそれらエンジン始動判定値及びエンジン停止判定値がヒステリシスを有するように設定するハイブリッド車両の制御装置が知られている。例えば、特許文献1に記載されたハイブリッド車両の制御装置がそれである。特許文献1には、エンジンの始動と停止とが頻繁に繰り返されることを抑制しつつ、エンジンの運転状態が不必要に維持されることを回避してエンジンでの燃費の悪化を抑制するために、前記ヒステリシスをエンジンの始動からの経過時間が長くなると小さくなるように設定することが開示されている。
特開2009−137401号公報
ところで、少なくとも加速操作及び減速操作が自動で行われる自動運転走行中においては、車両の進行方向における状況(例えば、先行車の状況等)が事前に把握されて要求エンジンパワーが決定されるため、手動運転走行中に比べて要求エンジンパワーが一定に維持されやすい(要求エンジンパワーの変動量が小さくされやすい)。しかし、自動運転走行中における前記ヒステリシスの設定が手動運転走行中と同じにされると、エンジンを停止することが可能な状態であるにもかかわらずエンジンの運転状態が不必要に維持されてしまうおそれがある。これにより、自動運転走行中において本来実現可能なエンジンでの燃費に対してその燃費が悪化してしまうおそれがある。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、自動運転走行中においてエンジンの始動と停止とが頻繁に繰り返されることを抑制しつつエンジンでの燃費の悪化を抑制できるハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
本発明の要旨とするところは、手動運転走行と自動運転走行とが可能なハイブリッド車両の、制御装置において、(a)要求エンジンパワーにおけるエンジン始動判定値とエンジン停止判定値とを設定し、(b)前記エンジン始動判定値及び前記エンジン停止判定値はヒステリシスを有し、(c)前記手動運転走行中における前記エンジンの始動直後に設定される前記ヒステリシスよりも、前記自動運転走行中における前記ヒステリシスを小さく設定することにある。
本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、(a)要求エンジンパワーにおけるエンジン始動判定値とエンジン停止判定値とが設定され、(b)前記エンジン始動判定値及び前記エンジン停止判定値はヒステリシスを有し、(c)前記手動運転走行中における前記エンジンの始動直後に設定される前記ヒステリシスよりも、前記自動運転走行中における前記ヒステリシスが小さく設定される。手動運転走行中に比べて要求エンジンパワーが一定に維持されやすい自動運転走行中において設定されるヒステリシスが、手動運転走行中におけるエンジンの始動直後に設定されるヒステリシスよりも小さくされる。これにより、エンジンの運転状態が不必要に維持されることが回避され、エンジンでの燃費の悪化が抑制される。したがって、自動運転走行中においてエンジンの始動と停止とが頻繁に繰り返されることが抑制されつつエンジンでの燃費の悪化が抑制される。
本発明の実施例に係るハイブリッド用ECUが搭載されるハイブリッド車両の概略構成図であると共に、そのハイブリッド車両における各種制御のための制御機能の要部を表す機能ブロック図である。 ハイブリッド用ECUの制御作動の要部を説明するフローチャートの一例である。 図2に示すハイブリッド用ECUの制御作動が実行された場合のタイムチャートの一例である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の実施例に係るハイブリッド用ECU56が搭載されるハイブリッド車両10(以下、「車両10」と記す。)の概略構成図であると共に、車両10における各種制御のための制御機能の要部を表す機能ブロック図である。
車両10は、エンジン12、動力分配機構18、減速ギヤ機構20、第1回転機MG1、第2回転機MG2、ギヤ機構24、差動歯車装置26、及び駆動輪28を備える。動力分配機構18は、ダンパ16を介してエンジン12のクランクシャフト14に連結されている。第1回転機MG1は、動力分配機構18に動力伝達可能に連結されている。第2回転機MG2は、減速ギヤ機構20に動力伝達可能に連結されている。減速ギヤ機構20は、動力分配機構18に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸22に設けられている。リングギヤ軸22は、エンジン12及び第2回転機MG2から伝達された動力を、ギヤ機構24及び差動歯車装置26を介して左右の駆動輪28に伝達するように、駆動輪28に作動的に連結されている。
車両10は、エンジンECU50、回転機ECU52、バッテリECU54、ハイブリッド用ECU56、及び自動運転制御装置60を備える。エンジンECU50、回転機ECU52、バッテリECU54、ハイブリッド用ECU56、及び自動運転制御装置60は、それぞれ例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を実行する。なお、ECUは、Electronic control unit(電子制御装置)の意であり、各単語の頭文字を取って表記したものである。ハイブリッド用ECU56は、本発明における「制御装置」に相当する。
エンジン12は、車両10の走行用駆動力源であり、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の公知の内燃機関である。エンジン12は、「運転状態」「始動処理」「停止処理」「停止状態」の作動状態がエンジンECU50によって制御される。「運転状態」は、エンジン12が作動しており、走行用駆動力源としてエンジン12から動力が出力されている状態である。「停止状態」は、エンジン12が作動しておらず、走行用駆動力源としてエンジン12から動力が出力されていない状態である。「始動処理」は、エンジン12が「停止状態」から「運転状態」へ移行中の状態である。「停止処理」は、エンジン12が「運転状態」から「停止状態」へ移行中の状態である。
エンジンECU50は、エンジン12の作動状態を制御する電子制御装置である。エンジンECU50には、エンジン12を制御するために必要な信号(例えば、エンジン12で検出されたスロットル弁開度、エンジン回転速度についての検出信号など)が入力される。エンジンECU50からは、エンジン12を運転制御するための制御信号が出力される。
動力分配機構18は、サンギヤS1、キャリアCA1、及びリングギヤR1を備える公知のシングルピニオン型の遊星歯車装置である。動力分配機構18において、サンギヤS1が第1回転機MG1に連結され、キャリアCA1がダンパ16を介してエンジン12に連結され、リングギヤR1がリングギヤ軸22に連結されている。
減速ギヤ機構20は、サンギヤS2、キャリアCA2、及びリングギヤR2を備える公知のシングルピニオン型の遊星歯車装置である。減速ギヤ機構20において、サンギヤS2が第2回転機MG2に連結され、キャリアCA2が非回転部材であるケース30(トランスアクスルケース)に連結され、リングギヤR2がリングギヤR1と同様に、リングギヤ軸22に連結されている。
第1回転機MG1及び第2回転機MG2は、電動機(モータ)としての機能及び発電機(ジェネレータ)としての機能を有する回転電気機械であって、所謂モータジェネレータである。第1回転機MG1及び第2回転機MG2は、車両10の走行用駆動力源となり得る。
第1回転機MG1及び第2回転機MG2は、それぞれインバータ40,42を介してバッテリ44に接続されている。インバータ40,42とバッテリ44とを接続する電力ライン80は、各インバータ40,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、第1回転機MG1及び第2回転機MG2の一方の回転機で発電される電力を他の回転機で消費できるように構成されている。バッテリ44は、第1回転機MG1及び第2回転機MG2の少なくとも一方で発電された電力や不足する電力により充放電される。
第1回転機MG1及び第2回転機MG2は、それぞれ回転機ECU52によってインバータ40,42が制御されることにより、第1回転機MG1から出力されるMG1トルクTg[Nm]及び第2回転機MG2から出力されるMG2トルクTm[Nm]が制御される。
回転機ECU52は、第1回転機MG1及び第2回転機MG2を制御する電子制御装置である。回転機ECU52には、第1回転機MG1及び第2回転機MG2を制御するために必要な信号(例えば、第1回転機MG1及び第2回転機MG2の回転子の回転位置についての検出信号など)が入力される。回転機ECU52からは、インバータ40,42へ第1回転機MG1及び第2回転機MG2を回転制御するための制御信号が出力される。
バッテリ44は、第1回転機MG1及び第2回転機MG2のそれぞれに対して電力を授受する。バッテリ44は、例えばリチウムイオン組電池やニッケル水素組電池などの充放電可能な2次電池である。第1回転機MG1及び第2回転機MG2は、車体に取り付けられる非回転部材であるケース30内に設けられている。
バッテリ44は、バッテリECU54によって制御される。バッテリECU54は、バッテリ44を制御する電子制御装置である。バッテリECU54には、バッテリ44を制御するために必要な信号(例えば、バッテリ44におけるバッテリ温度、バッテリ充放電電流、バッテリ電圧についての検出信号など)が入力される。バッテリECU54からは、バッテリ44の充放電を制御するための制御信号が出力される。
ハイブリッド用ECU56は、車両10の駆動系全体を制御する電子制御装置である。ハイブリッド用ECU56には、車両10に備えられた各種センサ等(例えば、アクセル開度センサ72、ブレーキ操作量センサ74、出力回転速度センサ76など)による検出値に基づく各種信号等(例えば、運転者による加速操作の大きさを表すアクセル操作量であるアクセル開度θacc[%]、運転者による減速操作の大きさを表すブレーキ操作量Brk[%]、車速Vに対応するリングギヤ軸22の回転速度である出力回転速度Nout[rpm]など)が、それぞれ入力される。ハイブリッド用ECU56は、エンジンECU50、回転機ECU52、バッテリECU54、及び自動運転制御装置60とそれぞれ接続されており、必要なデータや各種制御信号をやり取りする。
ここで、車両10において、要求エンジンパワーPe*[W]におけるエンジン12の始動の判定に用いるエンジン始動判定値Pstart[W]とエンジン12の停止の判定に用いるエンジン停止判定値Pstop[W]とについて説明する。なお、後述するように、エンジン12が停止状態にあって要求エンジンパワーPe*がエンジン始動判定値Pstart以上であると判定された場合には、エンジン12の始動処理が実行され、エンジン12が運転状態にあって要求エンジンパワーPe*がエンジン停止判定値Psop未満であると判定された場合には、エンジン12の停止処理が実行される。
例えば、エンジン始動判定値Pstartは、エンジン12を比較的効率的に運転できるパワー領域の下限値近傍のパワー値に設定される。一方、エンジン停止判定値Pstopは、頻繁なエンジン12の始動と停止とが発生しないように、エンジン始動判定値Pstartよりも低い値に設定される。このように、要求エンジンパワーPe*におけるエンジン始動判定値Pstartとエンジン停止判定値Pstopとが設定され、異なるパワー値とされているエンジン停止判定値Pstopがエンジン始動判定値Pstartよりも低く設定されている。本明細書では、異なるパワー値とされているエンジン始動判定値Pstartとエンジン停止判定値Pstopとの差をヒステリシスという。ヒステリシスが小さいと、エンジン12が効率的に運転できない状態が長時間にわたって継続されることが回避されるが、要求エンジンパワーPe*の変化に対してエンジン12の運転と停止とが比較的頻繁に発生してしまうおそれがある。一方、ヒステリシスが大きいと、要求エンジンパワーPe*の変化に対してエンジン12の運転と停止とが比較的頻繁に発生することが回避されるが、エンジン12が効率的に運転できない状態が長時間にわたって継続されるおそれがある。
車両10は、走行モードとして手動運転モードと自動運転モードとを有する。手動運転モードは、運転者による手動操作に基づいた走行方式であり、自動運転モードは、運転者による手動操作に基づかない自動運転システムによる走行方式である。なお、自動運転モードでは、少なくとも加速操作及び減速操作が運転者の手動操作によらず自動的に行われる。一方、手動運転モードでは、少なくとも加速操作及び減速操作が運転者の手動操作により行われる。手動運転走行は、手動運転モードによる車両10の走行であり、自動運転走行は、自動運転モードによる車両10の走行である。手動運転走行及び自動運転走行の切り替えは、例えば不図示の走行モード選択スイッチが運転者により選択されたことに基づいて、自動運転制御装置60にて行われる。
自動運転モードでは、自動運転制御装置60は、例えばナビゲーションシステムに予め記憶しておいた地図データ、車両10の現在位置、車両10の周辺情報(他車両の位置や進行方向等)、及び車両10の車速Vや加速度Acc[m/sec2]等に基づいて、運転者により設定された目標ルートに沿う車両10の走行計画を作成する、即ち、車両10の進路を決定する。
自動運転制御装置60は、車両10の進路および前述の地図データに基づいて車両10がこれから走行する道路の傾斜角度を取得し、現在の車速Vおよび車両10がこれから走行する道路の傾斜角度に応じて、将来のエンジン12、第1回転機MG1、及び第2回転機MG2のそれぞれに要求される駆動力を決定する。このように、自動運転制御装置60は、走行計画から将来のエンジン12、第1回転機MG1、及び第2回転機MG2の作動状態の変化を予測するようになっており、それらの実際の作動状態の変化に先行してエンジン12、第1回転機MG1、及び第2回転機MG2の制御指令値を準備する。
自動運転制御装置60は、前述の制御指令値を逐次ハイブリッド用ECU56に出力する。ハイブリッド用ECU56は、エンジン12、第1回転機MG1、及び第2回転機MG2の実際の作動状態が予測通りになるように、自動運転制御装置60から入力された制御指令値を用いてエンジン12、第1回転機MG1、及び第2回転機MG2の作動状態を自動的に制御する。
ハイブリッド用ECU56は、要求駆動力算出部56a、走行方式判定部56b、作動状態判定部56c、判定値設定部56d、運転停止判定部56e、及び駆動力制御部56fを機能的に備える。
要求駆動力算出部56aは、要求エンジンパワーPe*を算出する。手動運転走行中においては、要求駆動力算出部56aは、例えば予め実験的に或いは設計的に求められて記憶された(すなわち予め定められた)アクセル開度θacc及び車速Vと要求駆動力Pw*[W]との関係(例えば、駆動力マップ)に、実際のアクセル開度θacc及び車速Vを適用することで、要求駆動力Pw*を算出する。要求駆動力算出部56aは、算出された要求駆動力Pw*を実現するものとして要求エンジンパワーPe*を算出する。自動運転走行中においては、要求駆動力算出部56aは、例えば自動運転制御装置60から入力された前述の制御指令値を用いてエンジン12に要求される要求エンジンパワーPe*を算出する。
走行方式判定部56bは、自動運転走行中であるか否かを判定する。例えば、自動運転走行中であるか否かは、自動運転制御装置60から入力される自動運転走行中であるか否かを表す信号が用いられて判定される。自動運転走行中においてハイブリッド用ECU56は、自動運転制御装置60から入力された前述の制御指令値を用いてエンジンECU50、回転機ECU52、及びバッテリECU54を介してエンジン12、第1回転機MG1、及び第2回転機MG2に対して自動運転走行用の制御を実行する。手動運転走行中においてハイブリッド用ECU56は、例えば運転者によって手動操作されたアクセル開度θacc及び車速Vに基づいて要求駆動力Pw*を実現するようにエンジンECU50、回転機ECU52、及びバッテリECU54を介してエンジン12、第1回転機MG1、及び第2回転機MG2に対して手動運転走行用の制御を実行する。
作動状態判定部56cは、エンジン12の作動状態が運転中であるか否かを判定する。例えば、エンジン12が「運転状態」にある場合には、運転中であると判定され、エンジン12が「始動処理」「停止処理」「停止状態」にある場合には、運転中ではないと判定される。
判定値設定部56dは、エンジン始動判定値Pstartを所定のパワー値P3に設定する。所定のパワー値P3は、例えばエンジン12を比較的効率的に運転できるパワー領域の下限値近傍の値として予め実験的に或いは設計的に求められて記憶されたものである。
判定値設定部56dは、自動運転中であるか否か、エンジン12が運転中であるか否か、及びエンジン12の始動からの経過時間T[sec]が所定の継続時間Tref[sec]未満であるか否か、に基づいてエンジン停止判定値Pstopを設定する。
走行方式判定部56bにより自動運転中ではない(手動運転中である)と判定され、且つ、作動状態判定部56cによりエンジン12が運転中ではないと判定された場合には、判定値設定部56dは、エンジン停止判定値Pstopを所定のパワー値P1に設定する。所定のパワー値P1は、例えば頻繁なエンジン12の始動と停止とが発生しないようにヒステリシスを大きくした予め実験的に或いは設計的に求められて記憶されたエンジン始動判定値Pstartよりも低い値である。
走行方式判定部56bにより手動運転中であると判定され、作動状態判定部56cによりエンジン12が運転中であると判定され、且つ、エンジン12の始動からの経過時間Tが所定の継続時間Tref以上であると判定された場合には、判定値設定部56dは、エンジン停止判定値Pstopを所定のパワー値P2(>P1)に設定する。所定のパワー値P2は、例えばエンジン12が効率的に運転できない状態が長時間にわたって継続されることが回避されるようにヒステリシスを小さくした予め実験的に或いは設計的に求められて記憶された所定のパワー値P1と所定のパワー値P3との間にある値である。
走行方式判定部56bにより手動運転中であると判定され、作動状態判定部56cによりエンジン12が運転中であると判定され、且つ、エンジン12の始動からの経過時間Tが所定の継続時間Tref未満であると判定された場合には、判定値設定部56dは、エンジン停止判定値Pstopを経過時間Tに応じた所定のパワー値f(T)(P1<f(T)<P2)に設定する。所定のパワー値f(T)は、例えば経過時間T=0の場合には所定のパワー値P1となり且つ経過時間T=Trefの場合には所定のパワー値P2となるように、経過時間Tが長くなるのに従って大きくされる。
このように、手動運転走行中におけるエンジン停止判定値Pstopが、エンジン12の始動からの経過時間Tが長くなると高くなるように設定される。すなわち、手動運転走行中では、エンジン12が始動した直後はヒステリシスが大きく設定されてエンジン12を停止し難くすることにより短時間のうちにエンジン12の始動と停止とが繰り返されないようにする一方、エンジン12が始動してから比較的長い時間が経過したときにはヒステリシスが小さく設定されてエンジン12を停止しやすくすることによりエンジン12の運転状態が長時間にわたって効率の悪い領域で継続されことが抑制される。これにより、エンジン12での燃費の悪化が抑制される。
走行方式判定部56bにより自動運転中であると判定された場合には、判定値設定部56dは、エンジン停止判定値Pstopを所定のパワー値P2に設定する。
このように、自動運転走行中では、手動運転走行中とは異なりエンジン12の始動からの経過時間Tにかかわらず、エンジン停止判定値Pstopはヒステリシスが小さい所定のパワー値P2に設定される。判定値設定部56dは、手動運転走行中におけるエンジン12の始動直後に設定するヒステリシス(=P3−P1)よりも、自動運転走行中におけるヒステリシス(=P3−P2)を小さく設定する。手動運転走行中では、運転者の手動操作に応じて要求エンジンパワーPe*が変動させられるが、自動運転走行中では、走行計画に基づいて目標とする走行状態に向けて要求エンジンパワーPe*を一定に制御することが可能である。すなわち、手動運転走行中に比べて自動運転走行中の方が、要求エンジンパワーPe*の変動量を小さくなるように制御しやすい。
運転停止判定部56eは、エンジン停止判定値Pstop又はエンジン始動判定値Pstartと要求エンジンパワーPe*とを比較する。
走行方式判定部56bにより自動運転中であると判定され、且つ、作動状態判定部56cによりエンジン12が運転中であると判定された場合には、運転停止判定部56eは、要求エンジンパワーPe*がエンジン停止判定値Pstop未満であるか否かを判定する。
走行方式判定部56bにより手動運転中であると判定され、且つ、作動状態判定部56cによりエンジン12が運転中であると判定された場合には、運転停止判定部56eは、要求エンジンパワーPe*がエンジン停止判定値Pstop未満であるか否かを判定する。
運転停止判定部56eにより要求エンジンパワーPe*がエンジン停止判定値Pstop未満であると判定された場合には、駆動力制御部56fはエンジン12の停止処理を実行する。
運転停止判定部56eにより要求エンジンパワーPe*がエンジン停止判定値Pstop未満ではない(すなわち要求エンジンパワーPe*がエンジン停止判定値Pstop以上である)と判定された場合には、駆動力制御部56fはエンジン12の運転状態を継続させる。
走行方式判定部56bにより自動運転中であると判定され、且つ、作動状態判定部56cによりエンジン12が運転中ではないと判定された場合には、運転停止判定部56eは、要求エンジンパワーPe*がエンジン始動判定値Pstart以上であるか否かを判定する。
走行方式判定部56bにより手動運転中であると判定され、且つ、作動状態判定部56cによりエンジン12が運転中ではないと判定された場合には、運転停止判定部56eは、要求エンジンパワーPe*がエンジン始動判定値Pstart以上であるか否かを判定する。
運転停止判定部56eにより要求エンジンパワーPe*がエンジン始動判定値Pstart以上であると判定された場合には、駆動力制御部56fはエンジン12の始動処理を実行する。
運転停止判定部56eにより要求エンジンパワーPe*がエンジン始動判定値Pstart以上ではない(すなわち要求エンジンパワーPe*がエンジン始動判定値Pstart未満である)と判定された場合には、駆動力制御部56fはエンジン12の停止状態を継続させる。
駆動力制御部56fは、エンジン12が始動処理、運転状態の継続、停止処理、及び停止状態の継続のいずれが実行されても、要求駆動力Pw*が駆動輪28に伝達されるようにエンジン12、第1回転機MG1、及び第2回転機MG2を制御する。
図2は、ハイブリッド用ECU56の制御作動の要部を説明するフローチャートの一例である。図2のフローチャートは、所定時間α(例えば、数[ms])毎に繰り返し実行される。
まず、要求駆動力算出部56aの機能に対応するステップS10において、要求エンジンパワーPe*が算出される。そしてステップS20が実行される。
走行方式判定部56bの機能に対応するステップS20において、自動運転中であるか否かが判定される。ステップS20の判定が肯定された場合、ステップS50が実行される。ステップS20の判定が否定された場合、ステップS30が実行される。
作動状態判定部56cの機能に対応するステップS30において、エンジン12が運転中であるか否かが判定される。ステップS30の判定が肯定された場合、ステップS32が実行される。ステップS30の判定が否定された場合、ステップS34が実行される。
判定値設定部56dの機能に対応するステップS32において、エンジン12の始動からの経過時間Tが所定の継続時間Tref未満であるか否かが判定される。ステップS32の判定が肯定された場合、ステップS40が実行される。ステップS32の判定が否定された場合、ステップS38が実行される。
判定値設定部56dの機能に対応するステップS34において、エンジン停止判定値Pstopとして所定のパワー値P1が設定される。そしてステップS36が実行される。
判定値設定部56dの機能に対応するステップS36において、エンジン12の始動からの経過時間Tがリセットされる(零値とされる)。そしてステップS70が実行される。
判定値設定部56dの機能に対応するステップS38において、エンジン停止判定値Pstopとして所定のパワー値P2が設定される。そしてステップS42が実行される。
判定値設定部56dの機能に対応するステップS40において、エンジン停止判定値Pstopとして所定のパワー値f(T)が設定される。そしてステップS42が実行される。
判定値設定部56dの機能に対応するステップS42において、エンジン12の始動からの経過時間Tが所定時間αだけ加算される。そしてステップS60が実行される。
判定値設定部56dの機能に対応するステップS50において、エンジン停止判定値Pstopとして所定のパワー値P2が設定される。そしてステップS52が実行される。
作動状態判定部56cの機能に対応するステップS52において、エンジン12が運転中であるか否かが判定される。ステップS52の判定が肯定された場合、ステップS60が実行される。ステップS52の判定が否定された場合、ステップS70が実行される。
運転停止判定部56eの機能に対応するステップS60において、要求エンジンパワーPe*がエンジン停止判定値Pstop未満であるか否かが判定される。ステップS60の判定が肯定された場合、ステップS62が実行される。ステップS60の判定が否定された場合、ステップS64が実行される。
駆動力制御部56fの機能に対応するステップS62において、エンジン12の停止処理が実行される。そしてステップS80が実行される。
駆動力制御部56fの機能に対応するステップS64において、エンジン12の運転状態が継続される。そしてステップS80が実行される。
運転停止判定部56eの機能に対応するステップS70において、要求エンジンパワーPe*がエンジン始動判定値Pstart以上であるか否かが判定される。ステップS70の判定が肯定された場合、ステップS72が実行される。ステップS70の判定が否定された場合、ステップS74が実行される。
駆動力制御部56fの機能に対応するステップS72において、エンジン12の始動処理が実行される。そしてステップS80が実行される。
駆動力制御部56fの機能に対応するステップS74において、エンジン12の停止状態が継続される。そしてステップS80が実行される。
駆動力制御部56fの機能に対応するステップS80において、要求駆動力Pw*が駆動輪28に伝達されるように、第1回転機MG1から出力されるMG1トルクTg及び第2回転機MG2から出力されるMG2トルクTmのそれぞれのトルク目標値が算出される。算出されたトルク目標値は回転機ECU52へ送信され、回転機ECU52によってMG1トルクTg及びMG2トルクTmがそれぞれのトルク目標値となるように第1回転機MG1及び第2回転機MG2が回転制御される。そしてリターンとなる。
図3は、図2に示すハイブリッド用ECU56の制御作動が実行された場合のタイムチャートの一例である。
図3において、横軸は時間t[sec]であり、縦軸の上段にはエンジン12の作動状態が示され、下段には要求エンジンパワーPe*が示されている。図3の下段において、自動運転走行中における要求エンジンパワーPe*の推移の一例が太い実線で示され、手動運転走行中における要求エンジンパワーPe*の推移の一例が太い破線で示されている。なお、自動運転走行中及び手動運転走行中におけるそれぞれの要求エンジンパワーPe*の推移は、車両10の進路や車両10の周辺情報等が同一条件である場合の例示である。
自動運転走行中では、要求エンジンパワーPe*において設定されるエンジン始動判定値Pstart及びエンジン停止判定値Pstopは、それぞれ所定のパワー値P3及び所定のパワー値P2である。すなわち、自動運転走行中におけるエンジン始動判定値Pstart及びエンジン停止判定値Pstopのヒステリシスは、どの期間においても所定のパワー値P3と所定のパワー値P2との差(=P3−P2)である。
手動運転走行中では、要求エンジンパワーPe*におけるエンジン始動判定値Pstart及びエンジン停止判定値Pstopは、それぞれ以下のように設定されている。要求エンジンパワーPe*において設定されるエンジン始動判定値Pstartは、所定のパワー値P3とされている。後述するように、手動運転走行中では時刻t1においてエンジン12の始動処理が開始され、時刻t2においてエンジン12が始動される。時刻t2以前では、要求エンジンパワーPe*において設定されるエンジン停止判定値Pstopは、所定のパワー値P1とされている。時刻t2から時刻t4までの期間(エンジン12の始動から所定の継続時間Tref内の期間)では、要求エンジンパワーPe*において設定されるエンジン停止判定値Pstopは、一定の増加レート{=(P2−P1)/Tref}で次第に大きくなるように設定されている。時刻t4以降では、要求エンジンパワーPe*において設定されるエンジン停止判定値Pstopは、所定のパワー値P2とされている。
手動運転走行中におけるエンジン始動判定値Pstart及びエンジン停止判定値Pstopのヒステリシスは、時刻t2以前では所定のパワー値P3と所定のパワー値P1との差(=P3−P1)であり、時刻t2から時刻t4までの期間では一定の減少レート{=(P2−P1)/Tref}で次第に小さくなり、時刻t4以降では所定のパワー値P3と所定のパワー値P2との差(=P3−P2)である。エンジン12の始動直後(すなわち時刻t2)におけるヒステリシスは、所定のパワー値P3と所定のパワー値P1との差(=P3−P1)であり、エンジン12の始動から所定の継続時間Trefが経過した後(すなわち時刻t4以降)におけるヒステリシスは、所定のパワー値P3と所定のパワー値P2との差(=P3−P2)である。
ここから、手動運転走行中のタイムチャート(破線)について説明する。
時刻t1以前では、エンジン12は停止状態となっている。要求エンジンパワーPe*はエンジン始動判定値Pstart未満であるため、エンジン12の停止状態が継続されている。
例えば、時刻t1の少し前に運転者によりアクセルペダルが踏増操作されたことによって時刻t1において、要求エンジンパワーPe*がエンジン始動判定値Pstart以上となる。そのため、時刻t1から時刻t2(>t1)までの期間では、エンジン12に対して始動処理が実行される。エンジン12に対する始動処理が完了する時刻t2において、エンジン12が始動される。
エンジン12の始動処理が開始された時刻t1以降、要求エンジンパワーPe*がエンジン停止判定値Pstop未満となることはないため、エンジン12の運転状態が継続される。
ところで、エンジン停止判定値Pstopが自動運転走行中と同じように所定のパワー値P2に設定されていれば、時刻t3において要求エンジンパワーPe*がエンジン停止判定値Pstop未満となってエンジン12の停止処理が開始される。しかし、手動運転走行中においてはエンジン12の始動と停止とが頻繁に繰り返されることを抑制するためにヒステリシスが大きくされており、時刻t3ではエンジン12の停止処理は実行されない。
ここから、自動運転走行中のタイムチャート(実線)について説明する。
時刻t1以前では、エンジン12は停止状態となっている。要求エンジンパワーPe*は図3に示す全期間にわたってエンジン始動判定値Pstart未満であるため、エンジン12の停止状態が継続されている。自動運転走行中における要求エンジンパワーPe*は、手動運転走行中における要求エンジンパワーPe*に比べてその変動量が小さくなっている(手動運転走行中における要求エンジンパワーPe*の増加量や減少量よりも自動運転走行中の増加量や減少量が小さくなっている)。そのため、自動運転走行中では、エンジン12が始動処理されることは無く、エンジン12の停止状態が継続される。
本実施例によれば、(a)要求エンジンパワーPe*におけるエンジン始動判定値Pstartとエンジン停止判定値Pstopとが設定され、(b)エンジン始動判定値Pstart及びエンジン停止判定値Pstopはヒステリシスを有し、(c)手動運転走行中におけるエンジン停止判定値Pstopが、エンジン12の始動からの経過時間Tが長くなると高くなるように設定され、(d)手動運転走行中においてエンジン12の始動直後にエンジン停止判定値Pstopとして設定される所定のパワー値P1よりも、自動運転走行中においてエンジン停止判定値Pstopとして設定される所定のパワー値P2の方が高く設定される。手動運転走行中に比べて要求エンジンパワーPe*が一定に維持されやすい自動運転走行中において、設定されるエンジン停止判定値Pstop(所定のパワー値P2)が、手動運転走行中におけるエンジン12の始動直後に設定されるエンジン停止判定値Pstop(所定のパワー値P1)よりも大きくされる。これにより、エンジン12の運転状態が不必要に維持されることが回避され、エンジン12での燃費の悪化が抑制される。したがって、自動運転走行中においてエンジン12の始動と停止とが頻繁に繰り返されることが抑制されつつエンジン12での燃費の悪化が抑制される。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
前述の実施例では、手動運転走行中におけるエンジン始動判定値Pstart及びエンジン停止判定値Pstopのヒステリシスは、エンジン12の始動からの経過時間Tの長さに応じて次第に小さくなるように設定されていたが、この態様に限らない。例えば、手動運転走行中におけるヒステリシスはエンジン12の始動から所定の継続時間Trefが経過した時に急激に小さくなるように、すなわち階段状に変化するように設定される構成であっても良い。このような構成であっても、手動運転走行中においてエンジン12の始動と停止とが頻繁に繰り返されることが抑制されつつエンジン12での燃費の悪化が抑制され、且つ、手動運転走行中に比べて自動運転走行中におけるエンジン12での燃費の悪化がさらに抑制される。また、例えば、手動運転走行中におけるヒステリシスは、エンジン12の始動からの経過時間Tにかかわらず、一定値である所定のパワー値P1に設定される構成であっても良い。このような構成であっても、手動運転走行中におけるエンジン12の始動直後に設定されるヒステリシス(=P3−P1)よりも、自動運転走行中におけるヒステリシス(=P3−P2)が小さく設定されることで、自動運転走行中においてエンジン12の始動と停止とが頻繁に繰り返されることが抑制されつつ手動運転走行中に比べてエンジン12での燃費の悪化がさらに抑制される。
前述の実施例では、手動運転走行中及び自動運転走行中のいずれも、エンジン始動判定値Pstartは所定のパワー値P3(一定値)であったが、この態様に限らない。例えば、エンジン始動判定値Pstartは、エンジン12の停止直後には高くされ、エンジン12の停止からの経過時間Tの長さに応じて次第に低くなるように設定され、エンジン12の停止からの経過時間Tが所定の継続時間Tref以後は低くされた一定値が維持されるように設定されても良い。
前述の実施例では、自動運転走行中におけるヒステリシスは、手動運転走行中におけるエンジン12の始動からの経過時間Tが所定の継続時間Trefを経過した場合と同じ(=P3−P2)であったが、この態様に限らない。例えば、自動運転走行中及び手動運転走行中におけるエンジン始動判定値Pstartが同じ所定のパワー値P3に設定され、自動運転走行中におけるエンジン停止判定値Pstopが所定のパワー値P2よりも高い値に設定されることで、自動運転走行中におけるヒステリシスが常時手動運転走行中におけるヒステリシスをよりも小さくされても良い。
前述の実施例では、エンジン制御用、回転機制御用、バッテリ制御用、車両10の駆動系全体の制御用、及び自動運転制御用として、それぞれエンジンECU50、回転機ECU52、バッテリECU54、ハイブリッド用ECU56、及び自動運転制御装置60が備えられていたが、この態様に限らない。これらのうち一部又は全部は、必要に応じて機能的に1つの電子制御装置にまとめられて構成されても良い。
なお、上述したのはあくまでも本発明の実施例であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:ハイブリッド車両
12:エンジン
56:ハイブリッド用ECU(制御装置)
Pe*:要求エンジンパワー
Pstart:エンジン始動判定値
Pstop:エンジン停止判定値
T:経過時間

Claims (1)

  1. 手動運転走行と自動運転走行とが可能なハイブリッド車両の、制御装置において、
    要求エンジンパワーにおけるエンジン始動判定値とエンジン停止判定値とを設定し、
    前記エンジン始動判定値及び前記エンジン停止判定値はヒステリシスを有し、
    前記手動運転走行中における前記エンジンの始動直後に設定される前記ヒステリシスよりも、前記自動運転走行中における前記ヒステリシスを小さく設定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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