JP2021047080A - 変位測定装置、変位測定方法、緊張管理図作成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
支持部材と、
前記緊張材の固定端の変位を測定する変位計と、を含み、
前記支持部材は、変位計支持部と、前記支持部材を、前記緊張材の前記固定端側を把持する定着具に設置する設置部と、を備え、
前記変位計は、前記変位計支持部に設置されている変位測定装置を提供する。
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。以下の説明では、同一または対応する要素には同一の符号を付し、それらについて同じ説明は繰り返さない。
支持部材と、
前記緊張材の固定端の変位を測定する変位計と、を含み、
前記支持部材は、変位計支持部と、前記支持部材を、前記緊張材の前記固定端側を把持する定着具に設置する設置部と、を備え、
前記変位計は、前記変位計支持部に設置できる。
コンクリート構造物に圧縮力を加える緊張材の変位を測定する変位測定装置であって、
支持部材と、
前記緊張材の固定端側を把持する定着具のオスコーンの変位を測定する変位計と、を含み、
前記支持部材は、変位計支持部と、前記支持部材を、前記定着具に設置する設置部と、を備え、
前記変位計は、前記変位計支持部に設置できる。
前記貫通孔は、前記変位計支持部側に配置された第1開口部と、前記第1開口部の反対側に配置され、前記緊張材の前記固定端を挿入する第2開口部と、を備えていても良い。
前記磁石は、前記定着具と対向する面に溝を備えており、
前記溝は、前記変位計支持部と、前記設置部との配列方向に沿って形成されていてもよい。
変位測定装置を、前記緊張材の固定端側を把持する定着具に設置する設置工程と、
前記緊張材の緊張端側から、前記緊張材を牽引する牽引工程と、
前記牽引工程による、前記緊張材の前記固定端の変位量を、前記変位測定装置で測定する固定端変位測定工程と、を有し、
前記変位測定装置は、支持部材と、変位計と、を含み、
前記支持部材は、変位計支持部と、前記支持部材を、前記定着具に設置する設置部と、を備え、前記変位計は、前記変位計支持部に設置されており、
前記設置工程では、前記設置部により、前記変位測定装置を、前記定着具に設置し、
前記固定端変位測定工程では、前記変位計により、前記固定端の変位を測定することができる。
変位測定装置を、前記緊張材の固定端側を把持する定着具に設置する設置工程と、
前記緊張材の緊張端側から、前記緊張材を牽引する牽引工程と、
前記牽引工程による、前記緊張材の前記固定端の変位量を、前記変位測定装置で測定する固定端変位測定工程と、
前記牽引工程による、前記緊張材の前記緊張端の変位量を測定する緊張端変位測定工程と、
前記牽引工程で、前記緊張端側から前記緊張材を牽引する際に用いたジャッキにオイルを供給するポンプの油圧を測定し、前記緊張材に導入した緊張力を算出する緊張力算出工程と、
前記固定端変位測定工程で測定した前記固定端の変位量、および前記緊張端変位測定工程で測定した前記緊張端の変位量から算出した前記緊張材の伸び量と、前記緊張力算出工程で算出した前記緊張材に導入した緊張力と、を用いて緊張管理図を作成する作図工程とを有し、
前記変位測定装置は、支持部材と、変位計と、を含み、
前記支持部材は、変位計支持部と、前記支持部材を、前記定着具に設置する設置部と、を備え、前記変位計は、前記変位計支持部に設置されており、
前記設置工程では、前記設置部により、前記変位測定装置を、前記定着具に設置し、
前記固定端変位測定工程では、前記変位計により、前記固定端の変位を測定することができる。
本開示の一実施形態(以下「本実施形態」と記す)に係る変位測定装置、変位測定方法、緊張管理図作成方法の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許の請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以下、本実施形態に係る変位測定装置について図1〜図7に基づき説明する。
(緊張作業について)
本実施形態の変位測定装置を説明する前に、本実施形態の変位測定装置により変位を測定する緊張材の固定端や、緊張作業について、図1、図2を用いて説明する。
(変位測定装置)
図3〜図7を用いて、本実施形態の変位測定装置について説明する。図3は、本実施形態の変位測定装置30の斜視図であり、図4は、図3に示した本実施形態の変位測定装置30を、緊張材の固定端へ設置した状態図である。図4は、緊張材の中心軸を通る面での断面図を示している。図4中、本実施形態の変位測定装置30を設置する、緊張材12等の部材については図1を用いて既に説明したため、同じ番号を付して説明を省略する。図5、図6は、本実施形態の変位測定装置の他の構成例の斜視図となる。図7はキャップの説明図となる。
(1)支持部材
支持部材31は、変位測定装置30の一方の端部である第1端部31A側に配置された変位計支持部311と、第1端部31Aと反対側の端部である第2端部31B側に配置された設置部312とを備えることができる。
(2)変位計
本実施形態の変位測定装置30は、変位計32を有することができる。
[変位測定方法]
次に、本実施形態の変位測定方法について説明する。
上記支持部材は、変位計支持部と、支持部材を、緊張材の固定端側を把持する定着具に設置する設置部と、を備え、変位計は、変位計支持部に設置しておくことができる。
(設置工程)
設置工程S1では、緊張材の固定端側を把持する定着具に変位測定装置を設置できる。既述の変位測定装置は、変位計支持部および設置部を備えた支持部材と、変位計支持部に設置された変位計とを含んでいる。そして、設置部により、支持部材や支持部材を含む変位測定装置を緊張材の固定端側を把持する定着具に設置できる。
牽引工程S2では、図1を用いて説明したように、緊張材12の長手方向において、固定端121とは反対側に位置する緊張端122側をジャッキ16により引っ張り、緊張材12に緊張力を導入できる。
(固定端変位測定工程)
牽引工程S2で、緊張材12を牽引し、緊張力を導入することで、緊張材12の固定端121の位置が変位する。このため、固定端変位測定工程S3では、変位測定装置30の変位計32を用いて、固定端の変位量を測定できる。
[緊張管理図作成方法]
次に、本実施形態の緊張管理図作成方法について説明する。本実施形態の緊張管理図作成方法は、コンクリート構造物に圧縮力を加える緊張材の緊張端側を牽引した際の、緊張材の伸び量と、前記緊張材に導入した緊張力とを用いて緊張管理図を作成する緊張管理図作成方法に関する。
緊張材の緊張端側から、緊張材を牽引する牽引工程。
牽引工程による、緊張材の固定端の変位量を、変位測定装置で測定する固定端変位測定工程。
牽引工程による、緊張端の変位量を測定する緊張端変位測定工程。
牽引工程で、緊張端側から緊張材を牽引する際に用いたジャッキにオイルを供給するポンプの油圧を測定し、緊張材に導入した緊張力を算出する緊張力算出工程。
固定端変位測定工程で測定した固定端の変位量、および緊張端変位測定工程で測定した緊張端の変位量から算出した緊張材の伸び量と、緊張力算出工程で算出した緊張材に導入した緊張力と、を用いて緊張管理図を作成する作図工程。
上記支持部材は、変位計支持部と、支持部材を、緊張材の固定端側を把持する定着具に設置する設置部と、を備え、変位計は、変位計支持部に設置しておくことができる。
(緊張端変位測定工程)
緊張端変位測定工程S4では、牽引工程S2による、緊張端の変位量を測定できる。
(緊張力算出工程)
緊張力算出工程S5では、牽引工程S2で、緊張端側から緊張材を牽引する際に用いたジャッキにオイルを供給するポンプの油圧を測定することができる。そして、測定したポンプの油圧から、緊張材に導入した緊張力を算出できる。
(作図工程)
作図工程S6では、緊張管理図を作図することができる。
12 緊張材
121 固定端
122 緊張端
13 シース
14 支圧プレート
15 定着具
151 メスコーン
151A 貫通孔(第2貫通孔)
152 オスコーン
1521、1522、1523 オスコーン部材
152A 貫通孔(第3貫通孔)
16 ジャッキ
161 本体部
162 作動部
17 ポンプ
171 油圧ホース
30、50、60 変位測定装置
31、51、61 支持部材
31A、51A、61A 第1端部
31B、51B、61B 第2端部
311、511、611 変位計支持部
312、512、612 設置部
3121A、5121A 第1開口部
3121B、5121B 第2開口部
3121、5121 貫通孔(第1貫通孔)
6121 磁石
6122 溝
32 変位計
321 表示部
322 インターフェース
33 固定機構
34、54 第3開口部
35、55、65 調整機構
551 第1スリット
552 第2スリット
71 キャップ
711 凹部
71A 一方の端部
71B 他方の端部
71C 側面
73 キャップ固定部材
731 穴
D15 最大径
D3121 直径
S0 キャップ設置工程
S1 設置工程
S2 牽引工程
S3 固定端変位測定工程
S4 緊張端変位測定工程
S5 緊張力算出工程
S6 作図工程
S7 緊張力判定工程
L1 上限線
L2 下限線
P1 プロット
Claims (13)
- コンクリート構造物に圧縮力を加える緊張材の変位を測定する変位測定装置であって、
支持部材と、
前記緊張材の固定端の変位を測定する変位計と、を含み、
前記支持部材は、変位計支持部と、前記支持部材を、前記緊張材の前記固定端側を把持する定着具に設置する設置部と、を備え、
前記変位計は、前記変位計支持部に設置されている変位測定装置。 - コンクリート構造物に圧縮力を加える緊張材の変位を測定する変位測定装置であって、
支持部材と、
前記緊張材の固定端側を把持する定着具のオスコーンの変位を測定する変位計と、を含み、
前記支持部材は、変位計支持部と、前記支持部材を、前記定着具に設置する設置部と、を備え、
前記変位計は、前記変位計支持部に設置されている変位測定装置。 - 前記設置部は、貫通孔を備えており、
前記貫通孔は、前記変位計支持部側に配置された第1開口部と、前記第1開口部の反対側に配置され、前記緊張材の前記固定端を挿入する第2開口部と、を備える請求項1または請求項2に記載の変位測定装置。 - 前記設置部は、前記支持部材を、前記定着具に固定する固定機構をさらに備える請求項3に記載の変位測定装置。
- 前記設置部は、外側面の少なくとも一部に第3開口部を備え、前記第3開口部は前記貫通孔に接続している請求項3または請求項4に記載の変位測定装置。
- 前記設置部は、磁石を備えており、
前記磁石は、前記定着具と対向する面に溝を備えており、
前記溝は、前記変位計支持部と、前記設置部との配列方向に沿って形成されている請求項1または請求項2に記載の変位測定装置。 - 前記支持部材は、前記変位計と、前記設置部との間の距離を調整する調整機構をさらに有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の変位測定装置。
- 前記変位計が、レーザー変位計または差動トランス型変位計である請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の変位測定装置。
- 前記変位計が、測定した変位量を表示する表示部を有する請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の変位測定装置。
- 前記変位計が、測定した変位量のデータを外部機器に出力するインターフェースを有する請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の変位測定装置。
- コンクリート構造物に圧縮力を加える緊張材の変位を測定する変位測定方法であって、
変位測定装置を、前記緊張材の固定端側を把持する定着具に設置する設置工程と、
前記緊張材の緊張端側から、前記緊張材を牽引する牽引工程と、
前記牽引工程による、前記緊張材の前記固定端の変位量を、前記変位測定装置で測定する固定端変位測定工程と、を有し、
前記変位測定装置は、支持部材と、変位計と、を含み、
前記支持部材は、変位計支持部と、前記支持部材を、前記定着具に設置する設置部と、を備え、前記変位計は、前記変位計支持部に設置されており、
前記設置工程では、前記設置部により、前記変位測定装置を、前記定着具に設置し、
前記固定端変位測定工程では、前記変位計により、前記固定端の変位を測定する変位測定方法。 - 前記設置工程の前に、前記緊張材の前記固定端を覆うキャップを、前記緊張材に設置するキャップ設置工程をさらに有する請求項11に記載の変位測定方法。
- コンクリート構造物に圧縮力を加える緊張材の緊張端側を牽引した際の、前記緊張材の伸び量と、前記緊張材に導入した緊張力とを用いて緊張管理図を作成する緊張管理図作成方法であって、
変位測定装置を、前記緊張材の固定端側を把持する定着具に設置する設置工程と、
前記緊張材の緊張端側から、前記緊張材を牽引する牽引工程と、
前記牽引工程による、前記緊張材の前記固定端の変位量を、前記変位測定装置で測定する固定端変位測定工程と、
前記牽引工程による、前記緊張材の前記緊張端の変位量を測定する緊張端変位測定工程と、
前記牽引工程で、前記緊張端側から前記緊張材を牽引する際に用いたジャッキにオイルを供給するポンプの油圧を測定し、前記緊張材に導入した緊張力を算出する緊張力算出工程と、
前記固定端変位測定工程で測定した前記固定端の変位量、および前記緊張端変位測定工程で測定した前記緊張端の変位量から算出した前記緊張材の伸び量と、前記緊張力算出工程で算出した前記緊張材に導入した緊張力と、を用いて緊張管理図を作成する作図工程とを有し、
前記変位測定装置は、支持部材と、変位計と、を含み、
前記支持部材は、変位計支持部と、前記支持部材を、前記定着具に設置する設置部と、を備え、前記変位計は、前記変位計支持部に設置されており、
前記設置工程では、前記設置部により、前記変位測定装置を、前記定着具に設置し、
前記固定端変位測定工程では、前記変位計により、前記固定端の変位を測定する緊張管理図作成方法。
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