JPH0533010U - Pc鋼線伸び量測定器 - Google Patents

Pc鋼線伸び量測定器

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JPH0533010U
JPH0533010U JP8131991U JP8131991U JPH0533010U JP H0533010 U JPH0533010 U JP H0533010U JP 8131991 U JP8131991 U JP 8131991U JP 8131991 U JP8131991 U JP 8131991U JP H0533010 U JPH0533010 U JP H0533010U
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JP
Japan
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scale
steel wire
protective pipe
measuring instrument
elongation
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Application number
JP8131991U
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English (en)
Inventor
清司 鈴木
哲之 井上
捷幾 本間
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PC鋼線の伸び量を正確かつ簡単に計測表示
できるようにすることである。 【構成】 保護パイプ1内にスケール15の移動量を計
測表示するディジタル式測長ユニット14を設け、上記
スケール15を保護パイプ1下端のスカート部2の方向
に付勢し、PC鋼線41の緊張前にスケール15の下端
をその先端に当てると共に測長ユニット14をリセット
し、緊張後に再びスケール15の下端をPC鋼線41に
当て、伸び量をディジタル表示させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はPC鋼線(鋼棒、鋼撚線及び鋼撚棒を含む。以下同じ)の伸び量測 定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
PC(プレストレスコンクリート)の品質管理のために、PC鋼線に引張り荷 重を加えた際の同鋼線の伸び量を測定することが従来から行われている。
【0003】 この場合に使用される従来の伸び量測定器は、保護パイプの先端にスカート部 を設け、その保護パイプの内部にスケールをスライド自在に収納し、そのスケー ルの先端を上記スカート部に臨ませた構成であり、主目盛を付したスケールを主 尺、副目盛を付した保護パイプを副尺とし、ノギスの要領でスケールの移動量を 読み取るようになっている。
【0004】 上記のノギス型伸び量測定器は、スカート部をPC鋼線の先端部に被せ、その 先端をスケールの下端に当て、そのときのスケールの突き出し寸法Aを測定し、 次にPC鋼線を緊張させ、これをロックして再びスケールの先端を当てる。その ときの突き出し寸法Bを測定し、BからAを差引く計算を行って伸び量を知るよ うになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のノギス型伸び量測定器は、PC鋼線を緊張させる前と後の寸法を、それ ぞれ副尺目盛と主尺目盛で読み取り、その読み取った寸法を記録又は記憶してお き、前後の寸法差を計算することにより伸び量を知るものであるから、目盛の読 み取り間違いや、計算間違いが生じる問題がある。
【0006】 そこで、この考案はディジタル式測長ユニットを組込むことにより、伸び量を 自動的に演算表示せしめることを第1の目的とする。
【0007】 また、上述のノギス型伸び量測定器は、伸び量の測定限界があり(例えば、2 70mmまで)それ以上の伸び量は測定できないという問題がある。
【0008】 そこで、この考案は上記の測定限界を大幅に拡張することを第2の目的とする 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の第1の目的を達成するために、この出願の第1の考案は保護パイプの下 端にスカート部を設け、上記保護パイプの内部にスケールを上下動自在に収納し 、そのスケールの下端部を上記スカート部に臨ませてなるPC鋼線伸び量測定器 において、上記保護パイプ内に上記スケールの移動量を計測表示するディジタル 式測長ユニットを設け、上記スケールを下向きに付勢した構成としたものである 。
【0010】 また、第2の目的を達成するための第2の考案は、上記第1の考案の構成に加 えて、スカート部内部に連結部を設け、拡張ゲージをその連結部に着脱自在に取 付けた構成としたものである。この場合の拡張ゲージも保護パイプとその先端に 設けたスカート部とからなる。
【0011】
【作用】
上記の第1の考案に係る測定器は、PC鋼線を緊張する前にスカート部をPC コンクリートブロックの端面に当てると共に、スケールの下端をPC鋼線の先端 に当てる。この状態で測長ユニットの電源を投入すると共にリセットをかけて表 示部の数字をゼロにする。
【0012】 次に、PC鋼線を緊張させこれをロックしたのち、再び測定器を前記と同様に 当てると、スケールの移動量の差に応じた数値が表示部に表示される。
【0013】 第2の考案は、上記の第1の考案においてPC鋼線の伸び量が一定以上になっ た際に、スカート部内部の連結部に拡張ゲージを連結して、前記と同様にコンク リートブロックの端面に当て、そのときの伸び量を表示せしめ、その伸び量に拡 張ゲージの寸法を加算して全体の伸び量を知る。
【0014】
【実施例】
図1及び図2に示す実施例の測定器は、保護パイプ1の下端にスカート部2を 設けてなるケーシングを有する。保護パイプ1は、上部保護パイプ3、下部保護 パイプ4及び収納パイプ5から成る。上部保護パイプ3の下端に設けた上フラン ジ6と、下部保護パイプ4に上端に設けた下フランジ7との間に上記の収納パイ プ5が取付けられる。
【0015】 スカート部2は、下保護パイプ4にねじ結合されたスカートフランジ8と、そ のフランジ8にねじ結合された円筒形のスカート9とからなる。
【0016】 なお、必要に応じてスカートフランジ8の下面には連結筒10がビス11によ り固定される。この連結筒10の内径面には後述の拡張ゲージ45(図5)を連 結するための雌ねじ12が切られる。
【0017】 上記の収納パイプ5の内部において、上フランジ6と下フランジ7との間にわ たり取付板13が固定される。取付板13の表面側にはディジタル式測長ユニッ ト14が取付けられ、その測長ユニット14にスケール15がスライド自在に挿 通される。スケール15の下端はスカート部2の内部に臨み、その下端に取付金 具16を介してPC鋼線に対する接触部材としてのボルト17が固定される。
【0018】 上記の測長ユニット14は、静電容量式エンコーダを有し、スケール15の移 動による静電容量の変化を移動量に換算して表示部18にディジタル的に数値を 表示するものである。上記の表示部18に対向した収納パイプ5の一部に透明窓 19が設けられ(図3)、外部から読み取れるようになっている。
【0019】 上記の測長ユニット14は、リセットスイッチを兼用したオンスイッチ20、 オフスイッチ21及びデータホールドスイッチ22を有する。これらの各スイッ チ20、21、22に対応して、収納パイプ5にはオンスイッチボタン23、オ フスイッチボタン24及びホールドスイッチボタン25が設けられる。
【0020】 上記の測長ユニット14の両側において、取付板13の面にはスケール15を 挾んで一対のガイドローラ26、26’、27、27’が設けられ、これによっ てスケール15をスライド自在に案内する。また各一対のガイドローラ26、2 6’及び27、27’の支持軸間にスプリング28、29がかけ渡され、そのば ね力により各ガイドローラ26、26’及び27、27’の軸間距離を変え、ス ケール15に適当なブレーキをかけるようになっている。
【0021】 また、上記の取付板13の裏面側には2本のブラケット30、31(図2)が 上下に設けられ、各ブラケット30、31に回転ドラム32、33を取付け、各 回転ドラム32、33のまわりに巻き付けた定荷重板ばね34、35(例えば、 商品名「コンストンバネ」)を引き出し、その板ばね34、35の先端をスケー ル15の上端に固定したボルト・ナット36により取付けている。上記の定荷重 板ばね34、35は、スケール15に付与する付勢力の大きさに応じて1個又は 2個設けられる。
【0022】 前記の測長ユニット14から引出されたデータ出力用のリード線37はデータ 出力コネクタ38に接続され、その出力コネクタ38にプリンター39が接続さ れる。
【0023】 なお、図3の44は固定側定着具である。
【0024】 実施例のPC鋼線伸び量測定器は以上のごときものであり、次にその作用につ いて説明する。
【0025】 図4の(a)図に示すように、コンクリートブロック40の端面から突き出し たPC鋼線41に定着具42及びナット43を螺合する。この状態(緊張前の状 態)で、当該測定器のスカート部2の下端面を定着具42に当て、同時にスケー ル15の下端のボルト17をPC鋼線41の端面に当てる。ここで測長ユニット 14のオンスイッチボタン23を押すと、測長ユニット14に電源が投入される とともに表示がリセットされる。
【0026】 次に、(b)図のように測定器を離し、油圧ジャッキ等を使ってPC鋼線に矢 印方向の引張緊張をかけると、その張力の大きさに応じてPC鋼線に伸びが発生 する。その伸びが戻らないようナット43を定着具42に押し当てロックする。
【0027】 次に、(c)図のように、再び測定器のスカート部2を定着具42に当てると 共に、スケール15のボルト17をPC鋼線41の先端に当てる。そうすると、 PC鋼線41の伸び量だけスケール15が定荷重板ばね34、35の付勢力に対 抗して上方に移動するので、その移動量が測長ユニット14において計測され、 表示部18にディジタル表示される。測定器を外した後もその表示を保持する必 要がある場合は、ホールドスイッチボタン25を押す。またプリンター39にプ リントアウトする必要がある場合もホールドスイッチボタン25を押してプリン トアウトさせる。
【0028】 一方、PC鋼線41の伸び量が一定の測定限界を越えた場合は、図5に示すよ うに、拡張ゲージ45を使用する。拡張ゲージ45は、保護パイプ46の下端に スカート部47を設け、保護パイプ46の上端に雄ねじ48を形成するとともに 、その雄ねじ48の下部にストッパー用つば49を設けたものである。保護パイ プ46の長さは、種々の伸び量に対処できるよう数種類のものが予め作成される 。
【0029】 上記の拡張ゲージ45を使用する場合は、図5に示すように、前述の連結筒1 0を取付け、その雌ねじ12に雄ねじ48を嵌め、つば49がスカート部2の下 面に接触するまでねじ込んで固定する。そのうえで、図4の(c)図の要領で緊 張後のPC鋼線41の伸び量を測定する。この場合の伸び量は、表示部18に表 示される数値に、拡張ゲージ45の長さを加えたものになる。
【0030】
【考案の効果】
以上のように、この考案の伸び量測定装置は、スケールを下向きに付勢してお り、またスケールの移動量をディジタル式測長ユニットで自動的に計測し、ディ ジタル表示するようにしているので、スケールの先端部を緊張後のPC鋼棒の先 端に当てるだけ伸び量が自動的に数値で表示され、また必要に応じてプリントア ウトできる便利さがあり、また計算の誤りや読み取りの誤りがない利点がある。
【0031】 更に、伸び量が大きい場合は拡張ゲージを用いることにより、測定範囲を拡大 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の一部省略縦断正面図
【図2】同上の一部省略縦断側面図
【図3】同上の使用時の一部省略断面図
【図4】(a)緊張前の部分断面図 (b)緊張時の部分断面図 (c)緊張後の部分断面図
【図5】拡張ゲージを用いた場合の一部省略断面図
【符号の説明】
1 保護パイプ 2 スカート部 3 上保護パイプ 4 下保護パイプ 5 収納パイプ 6 上フランジ 7 下フランジ 8 スカートフランジ 9 スカート 10 連結筒 11 ビス 12 雌ねじ 13 取付板 14 測長ユニット 15 スケール 16 取付金具 17 ボルト 18 表示部 19 透明窓 20 オンスイッチ 21 オフスイッチ 22 データホールドスイッチ 23 オンスイッチボタン 24 オフスイッチボタン 25 ホールドスイッチボタン 26、26’ ガイドローラ 27、27’ ガイドローラ 28、29 スプリング 30、31 ブラケット 32、33 回転ドラム 34、35 定荷重板ばね 36 ボルト・ナット 37 リード線 38 出力コネクタ 39 プリンター 40 コンクリートブロック 41 PC鋼線 42 定着具 43 セット用ナット 44 固定側定着具 45 拡張ゲージ 46 保護パイプ 47 スカート部 48 雄ねじ 49 つば
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 本間 捷幾 伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友電気工 業株式会社伊丹製作所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護パイプの下端にスカート部を設け、
    上記保護パイプの内部にスケールを上下動自在に収納
    し、そのスケールの下端部を上記スカート部に臨ませて
    なるPC鋼線伸び量測定器において、上記保護パイプ内
    に上記スケールの移動量を計測表示するディジタル式測
    長ユニットを設け、上記スケールを下向きに付勢したこ
    とを特徴とするPC鋼線伸び量測定器。
  2. 【請求項2】 上記スカート部内部に連結部を設け、保
    護パイプとその先端に設けたスカート部とからなる拡張
    ゲージを上記の連結部に着脱自在に取付けたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載のPC鋼線
    伸び量測定器。
JP8131991U 1991-10-07 1991-10-07 Pc鋼線伸び量測定器 Pending JPH0533010U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006021226A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Shinko Kiki Kk ナットやボルトセット不良の検出機能付き下部電極ユニット
KR20200121812A (ko) * 2018-01-19 2020-10-26 이-롱게이션, 엘엘씨 필드 신장 측정을 수행하기 위한 방법 및 장치
JP2021047080A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 住友電気工業株式会社 変位測定装置、変位測定方法、緊張管理図作成方法

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