JP2021046982A - ガス処理装置及びスクレイパ駆動装置 - Google Patents

ガス処理装置及びスクレイパ駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スクレイパを回転させるシャフトにアクチュエータで回転駆動する可撓性シャフトを用いた場合でも、排ガスの無害化処理を阻害しないようにする。【解決手段】シャフト本体22aの一端にはスクレイパ21が固設され、シャフト本体22aの一端付近はベアリング部22cに回転可能に保持されている。シャフト本体22aの他端は、可撓性シャフト22を撓ませることにより排ガス導入管の間を通され、排ガス導入管の外側側方で所定の距離離れた位置に配置されたロータリアクチュエータ23の出力軸にカップリング部22dを介して連結される。ロータリアクチュエータ23は、排ガスがガス処理室11で燃焼処理される間、常時、可撓性シャフト22を回転駆動し続ける。【選択図】図1

Description

本発明は、シリカ(SiO)粉体等の粉体の付着を防止するガス処理装置及びスクレイパ駆動装置に関する。
半導体、液晶、太陽電池、LED(Light Emitting Diode)等の製造装置では、CVD(Chemical Vapor Deposition)処理、エッチング処理等が行われるが、これらの処理ではプロセスチャンバ内においてプロセスガスが用いられる。また、プロセスチャンバ内等の洗浄にはクリーニングガスが用いられる。
これらのプロセスガス、クリーニングガスの排ガスには、例えばシラン(SiH)や、三フッ化窒素(NF)、四フッ化炭素(CF)などのフッ素系ガス等の有害なガスが含まれる。このためにプロセスチャンバに接続された真空ポンプの排気側に燃焼式のガス処理装置を設置して、プロセスチャンバから移送されてきた排ガスを燃焼分解することにより無害化処理して排出することがよく行われる。
この燃焼分解を行うと、シリカ(SiO)粉体、フッ化水素(HF)等が発生するが、シリカ(SiO)粉体等の粉体がガス処理装置のガス処理室の内壁や、排ガスをガス処理室内に導入する導入孔の出口付近に付着してしまう。このために、ガス処理装置にスクレイパ駆動装置を備えさせ、付着した粉体を掻き取るスクレイパを導入孔の出口付近に回転可能に配設する技術がある。この技術によると、シャフトがガス処理室のヘッド部に設けられた挿通孔に挿通され、スクレイパは、このシャフトの下端部に固設され、シャフトを回転させることによりスクレイパを回転させて付着した粉体を掻き取ることができる。
ガス処理室のヘッド部上には、排ガスをガス処理室へ導入するための排ガス導入管が立設されており、シャフトをアクチュエータで回転駆動する場合には、アクチュエータを配設するスペースが確保しづらいために、シャフトの上端に可撓性を有するシャフトを連結して用いる技術が特許文献1に開示されている。この技術では、可撓性シャフトを撓ませることによりアクチュエータを配置するスペースを確保することができる。
特開2015−161498号公報
しかしながら、上述したガス処理装置及びスクレイパ駆動装置では、可撓性シャフトにねじれが生じ、アクチュエータの出力軸の回転角と、スクレイパの回転角との間にずれが生じてしまう可能性がある。このためスクレイパが予め定めたホームポジションで停止することができずに、導入孔の出口を横断する位置で停止してしまい、ガス導入口である導入孔からガス処理室内への排ガスの導入を妨げてしまうおそれがあるという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、スクレイパを回転させるシャフトにアクチュエータで回転駆動する可撓性シャフトを用いた場合でも、排ガスの無害化処理を阻害しないガス処理装置及びスクレイパ駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るガス処理装置は、
ガス導入口とガス排出口を有し、前記ガス導入口を通して導入されたガスを燃焼処理又は加熱処理し前記ガス排出口から排出するガス処理室と、
前記ガス処理室のヘッド部に設けられた挿通孔に挿通され、回転自在に支持された可撓性シャフトと、
前記ガス処理室の内部空間において前記可撓性シャフトの一端に固設され、前記可撓性シャフトの回転により前記ガス処理室の内壁に沿って回転するスクレイパと、
前記可撓性シャフトの他端に連結され、前記可撓性シャフトを回転駆動するアクチュエータとを備え、
前記アクチュエータは、前記可撓性シャフトが撓むことにより、前記挿通孔の中心軸線の延長線上から離れた位置に配置され、前記ガスが燃焼処理又は加熱処理される間、前記可撓性シャフトを回転駆動することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るガス処理装置は、
ガス導入口とガス排出口を有し、前記ガス導入口を通して導入されたガスを燃焼処理又は加熱処理し前記ガス排出口から排出するガス処理室と、
前記ガス処理室のヘッド部に設けられた挿通孔に挿通され、回転自在に支持された非可撓性シャフトと、
一端が前記非可撓性シャフトの上端と連結された回転自在な可撓性シャフトと、
前記ガス処理室の内部空間において前記非可撓性シャフトの下端に固設され、前記非可撓性シャフトの回転により前記ガス処理室の内壁に沿って回転するスクレイパと、
前記可撓性シャフトの他端に連結され、前記可撓性シャフトを回転駆動するアクチュエータとを備え、
前記アクチュエータは、前記可撓性シャフトが撓むことにより、前記挿通孔の中心軸線の延長線上から離れた位置に配置され、前記ガスが燃焼処理又は加熱処理される間、前記可撓性シャフトを回転駆動することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るスクレイパ駆動装置は、
ガス導入口とガス排出口を有し、前記ガス導入口を通して導入されたガスを燃焼処理又は加熱処理し前記ガス排出口から排出するガス処理室を備えたガス処理装置に用いられ、
前記ガス処理室のヘッド部に設けられた挿通孔に挿通され、回転自在に支持された可撓性シャフトと、
前記可撓性シャフトの一端に連結され、前記可撓性シャフトを回転駆動するアクチュエータとを有し、
前記ガス処理室の内部空間において前記可撓性シャフトの他端に固設されたスクレイパを前記可撓性シャフトの回転により前記ガス処理室の内壁に沿って回転駆動するスクレイパ駆動装置であって、
前記アクチュエータは、前記可撓性シャフトが撓むことにより、前記挿通孔の中心軸線の延長線上から離れた位置に配置され、前記ガスが燃焼処理又は加熱処理される間、前記可撓性シャフトを回転駆動することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るスクレイパ駆動装置は、
ガス導入口とガス排出口を有し、前記ガス導入口を通して導入されたガスを燃焼処理又は加熱処理し前記ガス排出口から排出するガス処理室を備えたガス処理装置に用いられ、
前記ガス処理室のヘッド部に設けられた挿通孔に挿通され、回転自在に支持された非可撓性シャフトと、
一端が前記非可撓性シャフトの上端と連結された回転自在な可撓性シャフトと、
前記可撓性シャフトの他端に連結され、前記可撓性シャフトを回転駆動するアクチュエータとを有し、
前記ガス処理室の内部空間において前記非可撓性シャフトの下端に固設されたスクレイパを前記非可撓性シャフトの回転により前記ガス処理室の内壁に沿って回転駆動するスクレイパ駆動装置であって、
前記アクチュエータは、前記可撓性シャフトが撓むことにより、前記挿通孔の中心軸線の延長線上から離れた位置に配置され、前記ガスが燃焼処理又は加熱処理される間、前記可撓性シャフトを回転駆動することを特徴とする。
本発明によれば、スクレイパを回転させるシャフトにアクチュエータで回転駆動する可撓性シャフトを用いた場合でも、排ガスの無害化処理を阻害しないガス処理装置及びスクレイパ駆動装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るガス処理装置の断面図である。 本発明の実施形態に係るガス処理装置の一部省略側面図である。 図1のA−A矢視断面図である。
本発明の実施の形態に係るガス処理装置及びスクレイパ駆動装置について、以下図面を参照して説明する。なお、本実施形態のガス処理装置1は、4本の排ガス導入管を有しているが、図2において前方の2本の排ガス導入管等の記載を省略する。また、図3は、図1のA−A矢視断面図であるとともに、図1には記載されていない排ガス導入管を含めた装置全体の断面図である。ガス処理装置1は、排ガス導入管路10Eと、4本の排ガス導入管10A〜10Dと、ヘッド部11a、燃焼部11b及び排ガス導出部11cから構成されるガス処理室11と、冷却部14と、排気管路15とを有している。また、ガス処理装置1は、スクレイパ21と、スクレイパ21を回転させる回転シャフトである可撓性シャフト(フレキシブルシャフト)22と、可撓性シャフトを回転駆動する空気圧式のロータリアクチュエータ23とを有している。
排ガス導入管10A〜10Dは、排ガス導入管路10Eから移送された排ガスをガス処理室11内へと導入する。なお、排ガス導入管路10Eは、図示しないドライ真空ポンプと接続されている。4本の排ガス導入管10A〜10Dは、図3に示すように、基台部16を介して、平面視において円形状のガス処理室11のヘッド部11a上に立設されている。
また、排ガス導入管10Aと排ガス導入管10Dは、図2に示すように、上端部において逆U字状の配管10Fで連結され、排ガス導入管10Bと排ガス導入管10Cも、上端において図示しない逆U字状の配管で連結されている。これらの連結に用いられた逆U字状の配管同士も図1に示す配管10Gにより連結されている。この配管10Gは排ガス導入管路10Eと接続されている。
ガス処理室11のヘッド部11a、燃焼部11b及び排ガス導出部11cは上からこの順にフランジ結合されている。ヘッド部11aには、4つの貫通孔である導入孔111aが形成されており、これらの4つの導入孔111aは、基台部16を介して排ガス導入管10A〜10Dとそれぞれ連通している。導入孔111aはガス処理室11のガス導入口の役割を果たす。導入孔111aを通じて排ガス導入管10A〜10Dからの排ガスが燃焼部11bへと導入される。
また、ヘッド部11aの底部には凹部112aが形成されており、凹部112a内をスクレイパ21が回転可能に配設される。ヘッド部11aの内壁の中央付近には貫通孔である可撓性シャフト挿通孔113aが形成されている。なお、図1では、ヘッド部11aについて、導入孔111a及び可撓性シャフト挿通孔113aが明確になる断面を表している。
排ガスを燃焼分解する燃焼部11bは円筒状に形成されている。燃焼部11bの外周面には、燃焼部11b内に燃料及び空気を供給するための燃料及び空気供給管17が設けられている。また、燃焼部11bの上部には燃焼のための種火となる図示しないパイロットバーナが設けられている。燃焼部11bでは、導入された排ガスがパイロットバーナにより着火され、燃料及び空気供給管17から供給される燃料及び空気により燃焼分解される。
排ガス導出部11cは逆円錐状に形成されており、下端面が排気管路15に接続されている。また、排ガス導出部11cの下側の開口は、ガス処理室11のガス排出口であり、このガス排出口付近には冷却部14が設けられている。排ガス導出部11cは、燃焼部11bで燃焼分解によって生じた排ガスを排気管路15へと導く。冷却部14では、熱分解によって生じた排ガスに冷却水が噴霧される。これにより熱分解によって生じた排ガスは冷却されて、排気管路15から水とともに排出される。
スクレイパ21は、ヘッド部11aの導入孔111aの出口付近などに付着したシリカ(SiO)粉体等の粉体を掻き取る。スクレイパ21は1枚の矩形板状の部材により形成され、短辺側の一端部が可撓性シャフト22の後述するインナーシャフト22aの一端に固設される。スクレイパ21は、可撓性シャフト22の回転により、凹部112aを構成する内壁に沿って回転する。スクレイパ21の長辺の長さは、ヘッド部11aの凹部112aの半径と略同じなので、スクレイパ21が回転することにより、4つの導入孔111aの出口付近に付着した粉体は満遍なく掻き取られる。なお、凹部112aには図示しない温度計が設けられるので、温度計が回転の妨げにならないようにスクレイパ21には温度計の位置に合わせて切欠部21aが形成されている。
可撓性シャフト22は、シャフト本体22aと、シャフト本体22aを被覆するチューブ22bと、ベアリング部22cと、カップリング部22dとを有している。ガス処理室11の内部空間において、シャフト本体22aの一端にはスクレイパ21が固設され、シャフト本体22aの一端付近はベアリング部22cに回転自在に支持されている。このベアリング部22cはヘッド部11a中央の可撓性シャフト挿通孔113aに嵌合され、シャフト本体22aが可撓性シャフト挿通孔113aに挿通されることになる。
シャフト本体22aの他端は、可撓性シャフト22を撓ませることにより排ガス導入管10A〜10Dの間を通され、排ガス導入管10A〜10Dの外側側方で所定の距離離れた位置に配置されたロータリアクチュエータ23の図示しない出力軸にカップリング部22dを介して連結されている。
空気圧式のロータリアクチュエータ23は、回転駆動する可撓性シャフト22を介して、スクレイパ21を一方向に連続回転、または、180度往復回転させる。空気圧式のロータリアクチュエータ23は、演算処理等を行うCPU(Central Processing Unit)や、制御するためのプログラムや制御情報が格納されているメモリなどを備えた図示しない制御部により制御される。可撓性シャフト22、ロータリアクチュエータ23及び上述した制御部により、スクレイパ21を回転駆動するスクレイパ駆動装置が構成される。
可撓性シャフト22は、回転方向においても弾性を有し剛性が低いため、ロータリアクチュエータ23から回転駆動トルクが伝達されると、スクレイパ21から粉体を掻き取る時に生じる負荷トルクも回転駆動トルクと逆向きに伝達されるので、ねじれを生じる。そして、粉体の量や付着状況によって、回転駆動トルクと負荷トルクの大きさが変動し、このねじれの量も変動する。
もし粉体の掻き取りを終えたとしてスクレイパ21の回転を停止させようとする場合には、排ガスの良好な無害化処理を阻害しないように、スクレイパ21が導入孔111aの出口を横断せず、塞がない位置に停止させる必要がある。ロータリアクチュエータ23を停止すると、可撓性シャフト22は、回転駆動トルクと負荷トルクが伝達されなくなるとともに、ねじれの無い状態に戻ろうとする復元トルクを生じ、この復元トルクによってスクレイパ21は回転する。この回転量は、ねじれの量、すなわち掻き取れず残留した粉体の量や付着状況によって変動するため、スクレイパ21を必ず導入孔111aの出口を横断せず、塞がない位置に停止させることは困難である。
また、スクレイパ21の回転位置を検出するセンサーを設けて、その検出結果に基づいて、ロータリアクチュエータ23を正転及び反転させることで、スクレイパ21の回転位置を調整するフィードバック制御系を構成しても、ロータリアクチュエータ23とセンサーが検出するスクレイパ21の回転位置の間に可撓性シャフト22が介在することで、制御系がNon-Colocation(ノンコロケーション)状態となり、スクレイパ21の回転にチャタリングや発振といった振動現象が発生し、スクレイパ21を導入孔111aの出口を横断せず、塞がない位置に停止させることは困難である。
上述した理由により、ロータリアクチュエータ23は、排ガスがガス処理室11で燃焼処理される間、常時、可撓性シャフト22を回転駆動し続け、スクレイパ21を停止させないことが本発明の最大の特徴である。
このように本実施の形態では、スクレイパ21が固設されるシャフトに可撓性シャフト22を用いることにより、ロータリアクチュエータ23を排ガス導入管10A〜10Dの外側側方で所定の距離離れた位置に配置できるようにしたので、ロータリアクチュエータ23の配設を容易に行うことができるとともに、ねじれが生じ得る可撓性シャフト22を用いても、排ガスが燃焼処理される間、常時、ロータリアクチュエータ23が可撓性シャフト22を回転駆動し続けるようにしたので、スクレイパ21が導入孔111aの出口を横断したり、塞ぐ位置に留まることがなくなり、排ガスの良好な無害化処理が阻害されることを防止できる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、燃焼して排ガスを分解する燃焼式のガス処理装置の例について説明したが、加熱して排ガスを分解する加熱式のガス処理装置でも本発明を適用することは可能である。
また、上記実施の形態では、スクレイパ21が固設されるシャフトに可撓性シャフト22のみを用いる例について説明したが、非可撓性シャフトに可撓性シャフトを連結して用いるようにしてもよい。具体的には、ガス処理室11のヘッド部11aの中央に設けられた挿通孔に、非可撓性シャフトを回転自在に支持する軸受を嵌合して、非可撓性シャフトを挿通孔に挿通させる。この非可撓性シャフトの下端部にスクレイパ21を固設して、上端部をカップリングにより回転自在な可撓性シャフトの一端と連結させる。可撓性シャフトを撓ませることにより、可撓性シャフトの他端と連結されたロータリアクチュエータ23の配置位置を調整する。この場合にも、ロータリアクチュエータ23は、排ガスがガス処理室11で燃焼処理される間、常時、非可撓性シャフトに連結された可撓性シャフトを回転駆動し続けるようにする。この場合には、非可撓性シャフト、可撓性シャフト22、ロータリアクチュエータ23及び上述した制御部により、スクレイパ21を回転駆動するスクレイパ駆動装置が構成される。
また、上記実施の形態では、空気圧式のロータリアクチュエータ23を用いる例について説明したが、代わりに例えばモータなどのアクチュエータを用いることはもちろん可能である。
また、上記実施の形態では、4本の排ガス導入管10A〜10Dを有するガス処理装置の例について説明したが、排ガス導入管の数は特に限定されることはなく、装置上にアクチュエータを配設するスペースの確保がしづらい環境であれば本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態では、排ガス導入管10A〜10Dの外側側方で所定の距離離れた位置にロータリアクチュエータ23を配置する例について説明したが、ロータリアクチュエータ23を配置する位置は、可撓性シャフト22が撓むことにより、可撓性シャフト挿通孔113aの中心軸線の延長線上から離れた位置であればよく、ロータリアクチュエータ23を配置可能なスペースを適宜考慮して決定すればよい。
1 ガス処理装置
10A,10B,10C,10D 排ガス導入管
10E 排ガス導入管路
10F,10G 配管
11 ガス処理室
11a ヘッド部
111a 導入孔
112a 凹部
113a 可撓性シャフト挿通孔
11b 燃焼部
11c 排ガス導出部
15 排気管路
21 スクレイパ
22 可撓性シャフト(フレキシブルシャフト)
22a シャフト本体
22b チューブ
22c ベアリング部
22d カップリング部
23 ロータリアクチュエータ

Claims (4)

  1. ガス導入口とガス排出口を有し、前記ガス導入口を通して導入されたガスを燃焼処理又は加熱処理し前記ガス排出口から排出するガス処理室と、
    前記ガス処理室のヘッド部に設けられた挿通孔に挿通され、回転自在に支持された可撓性シャフトと、
    前記ガス処理室の内部空間において前記可撓性シャフトの一端に固設され、前記可撓性シャフトの回転により前記ガス処理室の内壁に沿って回転するスクレイパと、
    前記可撓性シャフトの他端に連結され、前記可撓性シャフトを回転駆動するアクチュエータとを備え、
    前記アクチュエータは、前記可撓性シャフトが撓むことにより、前記挿通孔の中心軸線の延長線上から離れた位置に配置され、前記ガスが燃焼処理又は加熱処理される間、前記可撓性シャフトを回転駆動することを特徴とするガス処理装置。
  2. ガス導入口とガス排出口を有し、前記ガス導入口を通して導入されたガスを燃焼処理又は加熱処理し前記ガス排出口から排出するガス処理室と、
    前記ガス処理室のヘッド部に設けられた挿通孔に挿通され、回転自在に支持された非可撓性シャフトと、
    一端が前記非可撓性シャフトの上端と連結された回転自在な可撓性シャフトと、
    前記ガス処理室の内部空間において前記非可撓性シャフトの下端に固設され、前記非可撓性シャフトの回転により前記ガス処理室の内壁に沿って回転するスクレイパと、
    前記可撓性シャフトの他端に連結され、前記可撓性シャフトを回転駆動するアクチュエータとを備え、
    前記アクチュエータは、前記可撓性シャフトが撓むことにより、前記挿通孔の中心軸線の延長線上から離れた位置に配置され、前記ガスが燃焼処理又は加熱処理される間、前記可撓性シャフトを回転駆動することを特徴とするガス処理装置。
  3. ガス導入口とガス排出口を有し、前記ガス導入口を通して導入されたガスを燃焼処理又は加熱処理し前記ガス排出口から排出するガス処理室を備えたガス処理装置に用いられ、
    前記ガス処理室のヘッド部に設けられた挿通孔に挿通され、回転自在に支持された可撓性シャフトと、
    前記可撓性シャフトの一端に連結され、前記可撓性シャフトを回転駆動するアクチュエータとを有し、
    前記ガス処理室の内部空間において前記可撓性シャフトの他端に固設されたスクレイパを前記可撓性シャフトの回転により前記ガス処理室の内壁に沿って回転駆動するスクレイパ駆動装置であって、
    前記アクチュエータは、前記可撓性シャフトが撓むことにより、前記挿通孔の中心軸線の延長線上から離れた位置に配置され、前記ガスが燃焼処理又は加熱処理される間、前記可撓性シャフトを回転駆動することを特徴とするスクレイパ駆動装置。
  4. ガス導入口とガス排出口を有し、前記ガス導入口を通して導入されたガスを燃焼処理又は加熱処理し前記ガス排出口から排出するガス処理室を備えたガス処理装置に用いられ、
    前記ガス処理室のヘッド部に設けられた挿通孔に挿通され、回転自在に支持された非可撓性シャフトと、
    一端が前記非可撓性シャフトの上端と連結された回転自在な可撓性シャフトと、
    前記可撓性シャフトの他端に連結され、前記可撓性シャフトを回転駆動するアクチュエータとを有し、
    前記ガス処理室の内部空間において前記非可撓性シャフトの下端に固設されたスクレイパを前記非可撓性シャフトの回転により前記ガス処理室の内壁に沿って回転駆動するスクレイパ駆動装置であって、
    前記アクチュエータは、前記可撓性シャフトが撓むことにより、前記挿通孔の中心軸線の延長線上から離れた位置に配置され、前記ガスが燃焼処理又は加熱処理される間、前記可撓性シャフトを回転駆動することを特徴とするスクレイパ駆動装置。
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