JP2008256303A - ガスクーラ - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却パイプの内面に付着するダストを除去又はその付着を防止することができるガスクーラを提供すること。
【解決手段】高温ガスを流通させる冷却パイプ2を外筒3内に鉛直に配備し、前記高温ガスを冷却する冷却媒体を冷却パイプ2と外筒3との空間に流通させるようにしたガスクーラ1において、冷却パイプ2の内部に索状体10を垂下する。
【選択図】図1
【解決手段】高温ガスを流通させる冷却パイプ2を外筒3内に鉛直に配備し、前記高温ガスを冷却する冷却媒体を冷却パイプ2と外筒3との空間に流通させるようにしたガスクーラ1において、冷却パイプ2の内部に索状体10を垂下する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガスクーラに関し、特に多管式のガスクーラの冷却パイプの内面に付着するダストを除去又はその付着を防止するガスクーラに関するものである。
従来、ガスクーラは、電気炉、高炉、キューポラ、溶解炉などから排出される高温ガスを集塵機に導入する前に所定の温度まで冷却するために汎用されている。
具体的には、図4〜図5に示すように、電気炉8などから排出される高温ガスを、ダクトを介して、給気口6からガスクーラ1’内に導入し、内部で冷却し、所定の温度に冷却されたガスを、排気口7から集塵機9に送るようにしている。
このガスクーラ1’は、仕切り板4によって外筒3の内部を区分し、冷却室5を形成するとともに、冷却室5内に多数の高温ガスを流通させる冷却パイプ2を配設する。
そして、気体又は液体の冷却媒体、例えば、工場用水などの冷却媒体を、冷却媒体導入口WIを介して、冷却室5内に導入し、冷却パイプ2の外表面と接触させることによって熱交換を行い、冷却媒体導出口WOから導出させる。
これによって、高温ガスを所定の温度まで冷却し、集塵機の濾布が高温ガスによって焼失する等の不具合を防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、図4〜図5に示すように、電気炉8などから排出される高温ガスを、ダクトを介して、給気口6からガスクーラ1’内に導入し、内部で冷却し、所定の温度に冷却されたガスを、排気口7から集塵機9に送るようにしている。
このガスクーラ1’は、仕切り板4によって外筒3の内部を区分し、冷却室5を形成するとともに、冷却室5内に多数の高温ガスを流通させる冷却パイプ2を配設する。
そして、気体又は液体の冷却媒体、例えば、工場用水などの冷却媒体を、冷却媒体導入口WIを介して、冷却室5内に導入し、冷却パイプ2の外表面と接触させることによって熱交換を行い、冷却媒体導出口WOから導出させる。
これによって、高温ガスを所定の温度まで冷却し、集塵機の濾布が高温ガスによって焼失する等の不具合を防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このガスクーラ1’の冷却パイプ2は、内部を通過する高温ガスのダストが付着し、目詰まりを起こしやすく、定期的に冷却パイプ2内の掃除を行う必要がある。
この場合、ガス発生源の種類によってはガス内の水分が増加し、ダスト付着の進行が早く、冷却パイプ2内の掃除の頻度が上がるという問題があった。
特開2004−218851号公報
この場合、ガス発生源の種類によってはガス内の水分が増加し、ダスト付着の進行が早く、冷却パイプ2内の掃除の頻度が上がるという問題があった。
本発明は、上記従来のガスクーラの有する問題点に鑑み、冷却パイプの内面に付着するダストを除去又はその付着を防止することができるガスクーラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のガスクーラは、高温ガスを流通させる冷却パイプを外筒内に鉛直に配備し、前記高温ガスを冷却する冷却媒体を冷却パイプと外筒との空間に流通させるようにしたガスクーラにおいて、冷却パイプの内部に索状体を垂下したことを特徴とする。
この場合において、索状体を、鎖状に連結したチェーンとすることができる。
さらに、この場合において、索状体を振動又は回転させる駆動機構を配設することができる。
本発明のガスクーラによれば、冷却パイプの内部に索状体を垂下するようにしたから、冷却パイプ内を通過する高温ガスの流速によって索状体が揺れることによって鎖状に連結した冷却パイプ内面に付着するダストを除去又はその付着を防止することができるガスクーラを提供することができる。
また、索状体を鎖状に連結したチェーンとするときは、冷却パイプの内面にダストが付着し、そのダストが索状体にまで到達したときでも、鎖状に連結したチェーンは、チェーン内の空間とチェーン同士の連結部分における90度のズレにより生じる空間とによって冷却パイプ内を完全に閉塞することがない。
さらに、索状体を振動又は回転させる駆動機構を配設するときは、強制的に索状体を振動又は回転させることができ、冷却パイプ内へのダストの付着をより確実に防止することができる。
以下、本発明のガスクーラの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1に、本発明のガスクーラの第1実施例を示す。
なお、従来と同様の構造については同一の符号、一連の符号を付し、説明を省略する。
なお、従来と同様の構造については同一の符号、一連の符号を付し、説明を省略する。
このガスクーラ1は、従来と同様、高温ガスを流通させる冷却パイプ2を内部に多数配備し、冷却パイプ2の外周面に冷却媒体(以下、「冷却水」を例に説明する。)を接触させて冷却パイプ2内の高温ガスを冷却するもので、冷却パイプ2の内部に索状体10を垂下するようにしている。
索状体10は、金属製の紐状部材等を利用することができ、特に限定されるものではないが、本実施例においては、鎖状に連結されるチェーンを使用する。
鎖状に連結されているチェーンを使用することで、チェーン内の空間とチェーン同士の連結部分における90度のズレにより生じる空間とによって、ダストによって冷却パイプ内が完全に閉塞されることがない。
鎖状に連結されているチェーンを使用することで、チェーン内の空間とチェーン同士の連結部分における90度のズレにより生じる空間とによって、ダストによって冷却パイプ内が完全に閉塞されることがない。
そして、索状体10は、冷却パイプ2を越え、給気口6に連なる給気室6aまで垂れ下がるように配設し、給気室6aに突出した索状体10の下端部分10aに給気口6から導入される高温ガスが当たり、索状体10が冷却パイプ2内で揺れ動くことによって冷却パイプ2の内面に索状体10の表面が擦れ、冷却パイプ2の内面に付着するダストを除去又はその付着を防止するようにしている。
しかして、従来例と同様(図4参照)、本発明のガスクーラ1も電気炉などから排出される高温ガスを、ダクトを介して、給気口6から外筒3内に導入し、冷却室5内に配設する冷却パイプ2を通過する際に冷却し、所定の温度に冷却されたガスを、排気口7から集塵機に送るようにしている。
この際、ガスクーラ1内に導入される高温ガスが冷却パイプ2の内面に付着しても、高温ガスの風圧によって揺れ動く索状体10が冷却パイプ2の内面に擦れ当たり、付着したダストを容易に除去することができる。
この際、ガスクーラ1内に導入される高温ガスが冷却パイプ2の内面に付着しても、高温ガスの風圧によって揺れ動く索状体10が冷却パイプ2の内面に擦れ当たり、付着したダストを容易に除去することができる。
次に、図2に、本発明のガスクーラの第2実施例を示す。
このガスクーラ1は、外筒3が立方体の場合に適した索状体10を振動させるための駆動機構20を配設するようにしている。
このガスクーラ1は、外筒3が立方体の場合に適した索状体10を振動させるための駆動機構20を配設するようにしている。
この駆動機構20は、排気口7側の仕切り板4より上部の外筒3の側壁3bから列毎に配設した冷却パイプ2の中心から所定量ずらした位置に回動自在に配設する回動軸23と、索状体10の近傍で前記回動軸23から延設したL字状の打撃バー24とからなり、打撃バー24を図2(c)に示すような位置関係で配設することによって回動軸23の回転に伴って索状体10に当接と離間とを繰り返すように構成されている。
回動軸23は、図2(b)に示すように、1の回動軸23にのみモータMを配設し、他の回動軸23は端部にギヤやプーリを配設し、伝動部材Cを介して回動させるように構成するほか、1の回動軸23毎にモータMを配設するようにしても構わない。
そして、ガスクーラ1の運転中適宜タイミングで駆動機構20のモータMを回転させ、回動軸23を回転させることによって、打撃バー24を索状体10に当接させて索状体10を強制的に振動させ、索状体10が冷却パイプ2内で揺れ動くことによって冷却パイプ2の内面に索状体10の表面が擦れ、冷却パイプ2の内面に付着するダストを除去又はその付着を防止するようにしている。
次に、図3に、本発明のガスクーラの第3実施例を示す。
このガスクーラ1は、実施例2と同様に、外筒3が立方体の場合に適した索状体10を回転又は振動させるための駆動機構20を配設するようにしている。
このガスクーラ1は、実施例2と同様に、外筒3が立方体の場合に適した索状体10を回転又は振動させるための駆動機構20を配設するようにしている。
この駆動機構20は、図3(a)に示すように、排気口7側の仕切り板4より上部の外筒3の側壁3bから列毎の冷却パイプ2の中心に合わせた位置に配設する供給管26と、各冷却パイプ2の中心位置の上部で供給管26に配設するエアモータ25と、各供給管26に圧縮気体を供給するアキュームレータAとからなり、エアモータ25の回動部分に索状体10を取り付けることによって索状体10を回転させるようにしている。
そして、ガスクーラ1の運転中適宜タイミングでアキュームレータAから圧縮気体を供給することによってエアモータ25を回転させ、索状体10を回転させ、索状体10が冷却パイプ2内で揺れ動くことによって冷却パイプ2の内面に索状体10の表面が擦れ、冷却パイプ2の内面に付着するダストを除去又はその付着を防止するようにしている。
この場合、エアモータ25を電動モータとし、供給管26内に電気配線を施すことによって索状体10を回転させるように構成しても構わない。
また、図3(b)に示すように、索状体10を外筒3の天板3aに配設する回転体27に取り付け、回転体27をモータMによって回転するように構成しても構わない。
この場合、1の回転体27にのみモータMを配設し、他の回転体27は端部にギヤやプーリを配設し、伝動部材Cを介して回動させるように構成するほか、1回転体27毎にモータMを配設するようにしてもよく、この場合には外筒3が円筒形状の場合にも容易に適用することができる。
この場合、1の回転体27にのみモータMを配設し、他の回転体27は端部にギヤやプーリを配設し、伝動部材Cを介して回動させるように構成するほか、1回転体27毎にモータMを配設するようにしてもよく、この場合には外筒3が円筒形状の場合にも容易に適用することができる。
また、図3(c)に示すように、索状体10の頂部からワイヤー等を延設し、外筒3の天板3aに配設した回動部材28に取り付け、索状体10を上下に揺するようにすることもできる。
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1実施例と同様である。
以上、本発明のガスクーラについて、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明のガスクーラは、冷却パイプ内に垂下した索状体によって冷却パイプの内面に付着するダストを除去又はその付着を防止することができるという特性を有していることから、水分が多く含まれる高温ガスを冷却する用途に好適に用いることができる。
また、適用対象も、新設のガスクーラのほか、既設のガスクーラに対しても索状体を配設することによって簡易に適用することができる。
また、適用対象も、新設のガスクーラのほか、既設のガスクーラに対しても索状体を配設することによって簡易に適用することができる。
1 ガスクーラ
2 冷却パイプ
3 外筒
10 索状体
20 駆動機構
2 冷却パイプ
3 外筒
10 索状体
20 駆動機構
Claims (3)
- 高温ガスを流通させる冷却パイプを外筒内に鉛直に配備し、前記高温ガスを冷却する冷却媒体を冷却パイプと外筒との空間に流通させるようにしたガスクーラにおいて、冷却パイプの内部に索状体を垂下したことを特徴とするガスクーラ。
- 索状体を、鎖状に連結したチェーンとしたことを特徴とする請求項1記載のガスクーラ。
- 索状体を振動又は回転させる駆動機構を配設したことを特徴とする請求項1又は2記載のガスクーラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007100282A JP2008256303A (ja) | 2007-04-06 | 2007-04-06 | ガスクーラ |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2008256303A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010095419A1 (ja) | 2009-02-23 | 2010-08-26 | 三菱重工業株式会社 | ガスクーラ |
JP2019516939A (ja) * | 2016-05-16 | 2019-06-20 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | セルフクリーニング式熱交換アセンブリ |
JP2021038874A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 株式会社Hino−Tec | ダスト除去装置及びダスト除去装置付きチューブ式熱交換器 |
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2007
- 2007-04-06 JP JP2007100282A patent/JP2008256303A/ja active Pending
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WO2010095419A1 (ja) | 2009-02-23 | 2010-08-26 | 三菱重工業株式会社 | ガスクーラ |
US9939209B2 (en) | 2009-02-23 | 2018-04-10 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Gas cooler |
JP2019516939A (ja) * | 2016-05-16 | 2019-06-20 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | セルフクリーニング式熱交換アセンブリ |
JP2021038874A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 株式会社Hino−Tec | ダスト除去装置及びダスト除去装置付きチューブ式熱交換器 |
JP7182789B2 (ja) | 2019-09-02 | 2022-12-05 | 株式会社Hino-Tec | ダスト除去装置及びダスト除去装置付きチューブ式熱交換器 |
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A977 | Report on retrieval |
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A02 | Decision of refusal |
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