JP2021046455A5 - - Google Patents

Claims (27)

1. 必要とする対象において皮膚T細胞リンパ腫（CTCL）を処置または改善するための薬学的組成物であって、該対象の少なくとも1つのCTCL病変へ、局所的に投与されるように用いられる薬学的組成物であり、
   治療的有効量の4-アミノ-α,α-ジメチル-2-エトキシメチル-1H-イミダゾ[4,5-c]キノリン-1-エタノール(レシキモド)またはその薬学的に許容される塩を含み、
   レシキモドが、投与の8週間後に該対象の末梢血におけるCD80陽性の骨髄樹状細胞のパーセンテージを、投与前の該対象の末梢血におけるCD80陽性の骨髄樹状細胞のパーセンテージと比較して少なくとも約60％増大させ、かつ、
   該投与が、組成物が適用された少なくとも1つのCTCL病変、および組成物が適用されなかった少なくとも1つのCTCL病変の、少なくとも部分的な除去を結果としてもたらす、薬学的組成物。
2. 組成物がゲルを含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
3. 組成物が約0.01％（w/w）レシキモド〜約0.5％（w/w）レシキモドを含む、請求項1または2に記載の薬学的組成物。
4. 組成物が約0.03％（w/w）レシキモド〜約0.06％（w/w）レシキモドを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
5. 投与が、対象における全CTCL病変の50％またはそれより多くの除去を結果としてもたらす、請求項1〜4のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
6. 対象に投与されるレシキモドの量が、約1μg/kg〜約10 mg/kgである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
7. 対象に投与されるレシキモドの量が、約100 ng/病変〜約1 mg/病変である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
8. 組成物が、少なくとも1日に1回、少なくとも1週に1回、または少なくとも1か月に1回の頻度で対象に投与されるように用いられる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
9. 組成物が、少なくとも1日、少なくとも1週間、少なくとも1か月間、または少なくとも1年間の持続期間にわたって繰り返し対象に投与されるように用いられる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
10. 投与が、対象において全身の細胞媒介性抗腫瘍免疫応答を活性化する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
11. 投与が、対象における少なくとも1つの病変において活性化NK細胞または活性化T細胞の浸潤を誘導する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
12. 投与が、対象における少なくとも1つの病変においてグランザイムまたはIFN-αのレベルの増大を結果としてもたらす、請求項1〜11のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
13. 投与が、対象の血液において循環骨髄樹状細胞または循環NK細胞を活性化する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
14. 組成物が、第1の処置期間中および第2の処置期間中に対象に投与されるように用いられ、かつ該第1の処置期間と該第2の処置期間とが、非処置期間によって隔てられている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
15. 組成物が、第1の処置期間中に少なくとも1日に1回、少なくとも1週に1回、または少なくとも1か月に1回の頻度で対象に投与されるように用いられる、請求項14に記載の薬学的組成物。
16. 組成物が、第2の処置期間中に少なくとも1日に1回、少なくとも1週に1回、または少なくとも1か月に1回の頻度で対象に投与されるように用いられる、請求項14に記載の薬学的組成物。
17. 第1の処置期間が、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、少なくとも約4週間、少なくとも約5週間、少なくとも約6週間、少なくとも約7週間、または少なくとも約8週間である、請求項14に記載の薬学的組成物。
18. 第2の処置期間が、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、少なくとも約4週間、少なくとも約5週間、少なくとも約6週間、少なくとも約7週間、または少なくとも約8週間である、請求項14に記載の薬学的組成物。
19. 第1の処置期間と第2の処置期間とを隔てる非処置期間が、少なくとも約1週間、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、または少なくとも約4週間である、請求項14に記載の薬学的組成物。
20. 対象が哺乳動物である、請求項1〜19のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
21. 哺乳動物がヒトである、請求項20に記載の薬学的組成物。
22. CTCLを患っている対象において細胞媒介性免疫応答を増大させるための薬学的組成物であって、該対象の少なくとも1つのCTCL病変へ、局所的に投与されるように用いられる薬学的組成物であり、
    治療的有効量の4-アミノ-α,α-ジメチル-2-エトキシメチル-1H-イミダゾ[4,5-c]キノリン-1-エタノールまたはその薬学的に許容される塩(レシキモド)を含み、
    レシキモドが、投与の8週間後に該対象の末梢血におけるCD80陽性の骨髄樹状細胞のパーセンテージを、投与前の該対象の末梢血におけるCD80陽性の骨髄樹状細胞のパーセンテージと比較して少なくとも約60％増大させ、かつ、
    該投与が、組成物が適用された少なくとも1つのCTCL病変、および組成物が適用されなかった少なくとも1つのCTCL病変の、少なくとも部分的な除去を結果としてもたらす、薬学的組成物。
23. 組成物が約0.01％（w/w）レシキモド〜約0.5％（w/w）レシキモドを含む、請求項22に記載の薬学的組成物。
24. 組成物が、少なくとも1日に1回、少なくとも1週に1回、または少なくとも1か月に1回の頻度で対象に投与されるように用いられる、請求項22〜23のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
25. 組成物が、第1の処置期間中および第2の処置期間中に対象に投与されるように用いられ、かつ該第1の処置期間および該第2の処置期間が、非処置期間によって隔てられている、請求項22〜24のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
26. 対象が哺乳動物である、請求項22〜25のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
27. 哺乳動物がヒトである、請求項26に記載の薬学的組成物。