JP2008543725A - ヒドロキシアルキル置換イミダゾキノリン - Google Patents

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グレゴリー ジェイ. マルスツァレク,
カール ジェイ. マンスケ,
フィリップ ディー. ヘップナー,
グレゴリー ディー. ジュニア ランドクイスト,
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    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Abstract

2−の位置にヒドロキシメチルまたはヒドロキシエチル置換基を有する特定のイミダゾキノリン類、これらの化合物、中間体を含む薬剤組成物、これらの化合物の製造方法、ならびに動物の体内およびウイルス性疾患と腫瘍性疾患とを含む疾患の治療において、IFN−α生合成を選択的に誘発する免疫調節剤としてこれらの化合物を使用する方法が開示されている。本発明の2−(ヒドロキシアルキル)置換化合物により誘発されたTNF−αの量が、2−の位置にアルキルまたはアルキルエーテル置換基を有する密接に関連した類似体により誘発されたTNF−αの量より大幅に少なく、本発明の化合物はIFN−αの生合成を誘発する能力をなおも保持していることが発見された。

Description

(関連出願への相互参照)
本発明は、2005年2月23日に出願された米国仮特許出願第60/655380号(これは、参考として本明細書に援用される)への優先権を主張する。
(背景)
特定の化合物が、免疫反応調節剤(IRM:immune response modifiers)として有効であり、これらの化合物が種々の障害の治療において有効であることが判明している。しかし、サイトカイン生合成の誘発またはその他の手段により、免疫反応を調節する能力がある化合物については、今も関心が持たれ、必要とされている。
(発明の概要)
本発明は、好ましくは、動物の体内でインターフェロン(α)(IFN−α)の生合成を選択的に誘発する新種の化合物を提供する。この種の化合物は、次のような化学式I、IIおよびIIIの化合物であり、
Figure 2008543725
Figure 2008543725
式中、R、R、G、G、mおよびnは、下に規定されたとおりである。
驚いたことに、最近、本発明の2−(ヒドロキシアルキル)置換化合物により誘発されたTNF−αの量が、2−の位置にアルキルまたはアルキルエーテル置換基を有する密接に関連した類似体により誘発されたTNF−αの量より大幅に少なく、本発明の化合物はIFN−αの生合成を誘発する能力をなおも保持していることが発見された。例えば、下の図1−4を参照のこと。誘発されたTNF−αの量の低下は、広範囲のテスト濃度にわたり見られる。一部の実施形態では、本発明の化合物により誘発されたTNF−αの量は、2−の位置にアルキルまたはアルキルエーテル置換基を有する類似体により誘発されたTNF−αの量より少なくとも2倍低い。その他の実施形態では、本発明の化合物により誘発されたTNF−αの量は、2−の位置にアルキルまたはアルキルエーテル置換基を有する類似体により誘発されたTNF−αの量より少なくとも3倍低い。さらにその他の実施形態では、本発明の化合物により誘発されたTNF−αの量は、2−の位置にアルキルまたはアルキルエーテル置換基を有する類似体により誘発されたTNF−αの量より少なくとも4倍低い。
本明細書で使われている「TNF−αの量より大幅に少ない」は、本明細書に記載されたテスト方法を用いて測定した最大TNF−α反応が少なくとも2倍低下することを意味している。
化学式I、IIおよびIIIの化合物または塩類は、インターフェロン−αを選択的に誘発する能力があるので、免疫反応調節剤として特に有効であり、したがって、炎症促進性サイトカイン類(例えば、TNF−α)または炎症促進性サイトカイン類を比較的高いレベルで誘発する化合物よりも利点がある。
本明細書に記載したテスト方法によりテストした場合、IFN−αを誘発する有効最小濃度がTNF−αを誘発する有効最小濃度より低ければ、化合物はIFN−αを選択的に誘発すると言われている。一部の実施形態では、IFN−αを誘発する有効最小濃度はTNF−αを誘発する有効最小濃度より少なくとも3倍低い。一部の実施形態では、IFN−αを誘発する有効最小濃度はTNF−αを誘発する有効最小濃度より少なくとも6倍低い。その他の実施形態では、IFN−αを誘発する有効最小濃度はTNF−αを誘発する有効最小濃度より少なくとも9倍低い。一部の実施形態では、本明細書に記載したテスト方法によりテストした場合、本発明の化合物により誘発されたTNF−αの量は、このテスト方法のTNF−αのバックグラウンドレベルと同じか、そのレベル未満である。
本発明は、さらに、化学式I、IIおよび/またはIIIの化合物または塩類の有効量を含む組成物、および化学式I、IIおよび/またはIIIの化合物または塩の有効量または化学式I、IIおよび/またはIIIの化合物または塩の有効量を含む組成物を動物に投与することにより、動物の体内でIFN−αの生合成を選択的に誘発し、動物のウイルス性感染または疾患および/または動物の腫瘍性疾患を治療する方法を提供する。
さらに、これらの化合物の合成に有効な化学式I、II、およびIIIの化合物を合成する方法を提供する。
本明細書で使われている”1つの”、”前記”、”少なくとも1つ”、および”1つまたはそれ以上”は、置換え可能な用語として使われている。
用語”含む”およびその変形用語は、これらの用語が説明および特許請求の範囲で使われる場合限定を意味するものではない。
このような本発明の概要は、開示された各実施形態または本発明のあらゆる実施について説明しようとするものではない。この説明に続いて、実施形態をより詳しく説明する。説明の途中で何回か、実施例をリストにして示す。これらの実施例は、種々の組み合わせで使用することができる。各事例では、列挙されたリストは、単なる代表的グループであり、排他的リストとして解釈してはならない。
(本発明の実施形態の詳細な説明)
本発明は、次のような化学式I、IIおよびIIIの化合物、
Figure 2008543725
式中、R、R、G、G、mおよびnは、下に規定されたとおりであり、および薬学的に許容できるこれらの塩類を提供する。
1つの実施形態では、本発明は次のような化学式Iの化合物、
Figure 2008543725
式中、
mは0または1であり、
nは1または2であり、
RはC1−10アルキル、C1−10アルコキシ、ハロゲンおよびC1−10ハロアルキルからなる群から選択され、
は、
−X−Y−R
−X−R、および
−X−Het、
からなる群から選択され、
Xは、1つの−O−基が任意に割り込んだ、直鎖または分岐鎖アルキレンであり、
Yは、−S(O)0−2−および−N(R)−Q−からなる群から選択され、
は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、式中、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニル基は、非置換あるいはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群、並びにアルキルおよびアルケニルの場合オキソをさらに追加した群から独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基により置換することができ、
は、
Figure 2008543725
からなる群から選択され、
Hetは、テトラヒドロピラニルおよびテトラヒドロフラニルからなる群から選択され、
は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
はC2−7アルキレンであり、
は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、およびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
10はC3−8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−CH−、−S(O)0−2−および−N(Q−R)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R)−、−S(O)−、−C(R)−N(R)−、−S(O)−N(R)−、−C(R)−O−および−C(R)−S−からなる群から選択され、
aとbとは、a+b≦7であることを前提にし、独立して1から6までの整数であり、
Yが−S(O)0−2−である場合は、Xは−O−基を含むことができないことを前提にしている、化合物
または薬学的に許容できる該化合物の塩を提供する。
別の実施形態では、本発明は、プロドラッグである次のような化学式IIの化合物、
Figure 2008543725
式中、
は、
−C(O)−R’、
α−アミノアシル、
α−アミノアシル−α−アミノアシル、
−C(O)−O−R’、
−C(O)−N(R”)R’、
−C(=NY’)−R’、
CH(OH)−C(O)−OY’
CH(OC1−4アルキル)Y
CH、および
CH(CH)Y
からなる群から選択され、
R’およびR”は、R”は水素でもよいという前提で、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、ベンジル、および2−フェニルエチルからなる群から独立に選択され、これらの各々は非置換あるいはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−4アルキレニル、ヘテロアリール−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルコキシ、−O−C(O)−CH、−C(O)−O−CH、−C(O)−NH、−O−CH−C(O)−NH、−NHおよび−S(O)−NHからなる群から独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基により置換され、
α−アミノアシルは、ラセミ性アミノ酸、D−アミノ酸およびL−アミノ酸からなる群から選択されたα−アミノ酸から誘導されたα−アミノアシル基であり、
Y’は、水素、C1−6アルキルおよびベンジルからなる群から選択され、
は、C1−6アルキル、カルボキシ−C1−6アルキレニル、アミノ−C1−4アルキレニル、モノ−N−C1−6アルキルアミノ−C1−4アルキレニルおよびジ−N,N−C1−6アルキルアミノ−C1−4アルキレニルからなる群から選択され、
は、モノ−N−C1−6アルキルアミノ、ジ−N,N−C1−6アルキルアミノ、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−1−イルおよび4−C1−4アルキルピペラジン−1−イルからなる群から選択され、
mは0または1であり、
nは1または2であり、
Rは、C1−10アルキル、C1−10アルコキシ、ハロゲンおよびC1−10ハロアルキルからなる群から選択され、
は、
−X−Y−R
−X−R、および
−X−Het、
からなる群から選択され、
Xは、1つの−O−基が任意に割り込んだ、直鎖または分岐鎖アルキレンであり、
Yは、−S(O)0−2−および−N(R)−Q−からなる群から選択され、
は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、式中、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニル基は、非置換あるいはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群、並びにアルキルおよびアルケニルの場合オキソをさらに追加した群から独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基により独立に置換することができ、
は、
Figure 2008543725
からなる群から選択され、
Hetは、テトラヒドロピラニルおよびテトラヒドロフラニルからなる群から選択され、
は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
はC2−7アルキレンであり、
は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニルおよびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
10はC3−8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−CH−、−S(O)0−2−、および−N(Q−R)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R)−、−S(O)−、−C(R)−N(R)−、−S(O)−N(R)−、−C(R)−O−および−C(R)−S−からなる群から選択され、
aとbとは、a+b≦7であることを前提にし、独立して1から6までの整数であり、
Yが−S(O)0−2−である場合は、Xは−O−基を含むことができないことを前提にしている、化合物
または薬学的に許容できる該化合物の塩を提供する。
別の実施形態では、本発明は、プロドラッグである次のような化学式IIIの化合物、
Figure 2008543725
式中、
は、
−×2−C(O)−R’、
α−アミノアシル、
α−アミノアシル−α−アミノアシル、
−×2−C(O)−O−R’、および
−C(O)−N(R”)R’、
からなる群から選択され、
は、−CH−O−、−CH(CH)−O−、−C(CH−O−からなる群、および−X−C(O)−O−R’の場合は−CH−NH−をさらに追加した群から選択され、
R’およびR”は、R”は水素でもよいという前提で、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、ベンジル、および2−フェニルエチルからなる群から独立に選択され、これらの各々は非置換あるいはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−4アルキレニル、ヘテロアリール−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルコキシ、−O−C(O)−CH、−C(O)−O−CH、−C(O)−NH、−O−CH−C(O)−NH、−NHおよび−S(O)−NHからなる群から選択された、1つまたはそれ以上の置換基により独立に置換され、
α−アミノアシルは、ラセミ性アミノ酸、D−アミノ酸およびL−アミノ酸からなる群から選択されたα−アミノ酸から誘導されたα−アミノアシル基であり、
mは0または1であり、
nは1または2であり、
Rは、C1−10アルキル、C1−10アルコキシ、ハロゲンおよびC1−10ハロアルキルからなる群から選択され、
は、
−X−Y−R
−X−R、および
−X−Het、
からなる群から選択され、
Xは、1つの−O−基が任意に割り込んだ、直鎖または分岐鎖アルキレンであり、
Yは、−S(O)0−2−および−N(R)−Q−からなる群から選択され、
は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニル基は、非置換あるいはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群、並びにアルキルとアルケニルの場合オキソをさらに追加した群から選択された1つまたはそれ以上の置換基により独立に置換することができ、
は、
Figure 2008543725
からなる群から選択され、
Hetは、テトラヒドロピラニルおよびテトラヒドロフラニルからなる群から選択され、
は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
は、C2−7アルキレンであり、
は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニル、およびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
10は、C3−8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−CH−、−S(O)0−2−、および−N(Q−R)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R)−、−S(O)−、−C(R)−N(R)−、−S(O)−N(R)−、−C(R)−O−、および−C(R)−S−からなる群から選択され、
aとbとは、a+b≦7であることを前提にし、独立して1から6までの整数であり、
Yが−S(O)0−2−である場合は、Xは−O−基を含むことができないことを前提にしている、化合物
または薬学的に許容できる該化合物の塩を提供する。
特に明記しない限り、本明細書で使われている用語”アルキル”、”アルケニル”、”アルキニル”および接頭辞”alk−”は、直鎖および分岐鎖基の両方、および環状基、例えば、シクロアルキルおよびシクロアルケニルを含む。特に明記しない限り、これらの基は1〜20個の炭素原子を含み、アルケニル基は2〜20個の炭素原子を含み、およびアルキニル基は2〜20個の炭素原子を含む。一部の実施形態では、これらの基は、全部で、10個以下、8個以下、6個以下、4個以下の各炭素原子を有する。環状基は、単環式または多環式であり、3〜10個の環炭素原子を有するのが好ましい。代表的な環状基には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロプロピルメチル、シクロペンチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、アダマンチル、置換および非置換のボルニル、ノルボルニル、およびノルボルネニルがある。
特に明記しない限り、”アルキレン”、”アルケニレン”、および”アルキニレン”は、上で規定された”アルキル”、”アルケニル”、および”アルキニル”の2価形態である。用語”アルキレニル”、”アルケニレニル”、および”アルキニレニル”は、”アルキレン”、”アルケニレン”、および”アルキニレン”が、それぞれ、置換される場合に使われる。例えば、アリールアルキレニル基は、アリール基が結合するアルキレン基を含む。
用語”ハロアルキル”は、ペルフルオロ基を含む、1つまたはそれ以上のハロゲン原子により置換される基を含んでいる。これは、接頭辞”ハロ−”を含むその他の基についても言える。適切なハロアルキル基の例は、クロロメチル、クロロブチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチルなどである。
本明細書で使われている用語”アリール”は、炭素環状芳香族環または環状システムを含む。アリール基の例には、フェニル、ナフチル、ビフェニル、フルオレニルおよびインデニルがある。
特に明記しない限り、用語”ヘテロ原子”は、O、S、またはNの各原子を指している。
用語”ヘテロアリール”は、芳香族環または少なくとも1つの環内ヘテロ原子(例えば、O、S、N)を有する環状システムを含む。一部の実施形態では、用語”ヘテロアリール”には、2−12個の炭素原子、1−3個の環、1−4個のヘテロ原子、即ちヘテロ原子としてのO、S、Nを含む環または環状システムが含まれる。代表的なヘテロアリール基には、フリル、チエニル、ピリジル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、イソインドリル、トリアゾリル、ピロリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、トリアゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、カルバゾリル、ベンズオキサゾリル、ピリミジニル、ベンズイミダゾリル、キノキサリニル、ベンゾチアゾリル、ナフチリジニル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、プリニル、キナゾリニル、ピラジニル、1−オキシドピリジル、ピリダジニル、トリアジニル、テトラジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリルなどがある。
用語”複素環系”には、少なくとも1つの環内ヘテロ原子(例えば、O、S、N)を含む非芳香族環または環状システムが含まれ、上述のヘテロアリール基の完全飽和および部分不飽和誘導体のすべてが含まれる。一部の実施形態では、用語”複素環系”には、2−12個の炭素原子、1−3個の環、1−4個のヘテロ原子、即ちヘテロ原子としてのO、S、Nを含む環または環状システムが含まれる。代表的な複素環基には、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、1,1−ジオキソチオモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、チアゾリジニル、イミダゾリジニル、イソチアゾリジニル、テトラヒドロピラニル、キヌクリジニル、ホモピペリジニル(アゼパニル)、1,4−オキサゼパニル、ホモピペラジニル(ジアゼパニル)、1,3−ジオキソラニル、アジリジニル、アゼチジニル、ジヒドロイソキノリン−(1H)−イル、オクタヒドロイソキノリン−(1H)−イル、ジヒドロイソキノリン−(2H)−イル、オクタヒドロキノリン−(2H)−イル、ジヒドロ−1H−イミダゾリル、3−アザビシクロ[3.2.2]ノン−3−イルなどがある。
用語”複素環”は、ニ環式および三環式複素環システムを含む。この種の環状システムは、縮合および/または架橋環およびスピロ環を含む。縮合環は、飽和または部分飽和環に加えて、芳香族環、例えば、ベンゼン環を含む。スピロ環は、1つのスピロ原子により連結された2つの環と2つのスピロ原子により連結された3つの環とを含む。
”複素環”が、窒素原子を含むときは、複素環基の結合点はこの窒素原子になる。
用語”アリーレン”、”ヘテロアリーレン”、および”ヘテロサイクリレン”は、上で規定された”アリール”、”ヘテロアリール”、および”ヘテロシクリル(複素環)”の2価形態である。用語”アリレニル”、”ヘテロアリレニル”、および”ヘテロサイクリレニル”は、”アリーレン”、”ヘテロアリーレン”および”ヘテロサイクリレン”が、それぞれ、置換されたときに使われる。例えば、アルキルアリレニル基は、アルキル基が結合するアリーレン基を含む。
1つの基(または置換基または変えられる基)が、本明細書で説明したいずれかの化学式において一度より多く存在するときは、各基(または置換基または変えられる基)は、明記されているか否か、独立に選択される。例えば、化学式−N(R)−C(O)−N(R)−では、各R基は、独立に選択される。
本発明は、異性体(例えば、ジアステレオマおよび光学異性体)、塩、溶媒和物、多形体などを含むこれらの薬学的に許容できる形態のいずれかとして本明細書に記載された化合物を含む。特に、1つの化合物が光学的に活性であるならば、本発明は、特に、この化合物の光学異性体の各々並びにこれらの光学異性体のラセミ混合物を含む。用語”化合物”は、明記されていようとかなろうと(時々、”塩”は明記されているが)、この種の形態をすべて含むことは理解されるはずである。
用語”プロドラッグ”は、生体内で変換して、上で述べた塩、溶媒和物、多形、または異性体等の形態をすべて含む免疫反応修飾化合物を生じることができる化合物を意味する。プロドラッグ自身は、上で述べた塩、溶媒和物、多形体、または異性体等の形態をすべて含む免疫反応修飾化合物である。変換は、化学的(例えば、血液中における加溶媒分解または加水分解)または酵素による生体内変換などの種々のメカニズムにより起こり得る。プロドラッグの使用については、T.Higuchi and W.Stella,”Pro−drugs as Novel Delivery Systems,”Vol.14 of the A.C.S.Symposium Series,およびin Bioreversible Carriers in Drug Design,ed.Edward B.Roche,American Pharmaceutical Association and Pergamon Press,1987により論じられている。
本明細書に提示されたあらゆる化合物について、そのすべての実施形態における次のような多様な基(例えば、Y、X、R、Q、G、G、n、など)の各々は、これらのあらゆる実施形態におけるその他の多様な基の1つまたはそれ以上の基と組み合わせることができ、当業者には分かるように、本明細書に記載された化学式のいずれか1つと関連づけることができる。多様な基の得られる組み合わせの各々は、本発明の1つの実施形態である。
化学式I、IIまたはIIIの特定の実施形態では、nは1である。
化学式I、IIまたはIIIの特定の実施形態では、nは2である。
上の実施形態のいずれか1つを含む、化学式I、IIまたはIIIの特定の実施形態では、mは0である。
上の実施形態のいずれか1つを含む、化学式I、IIまたはIIIの特定の実施形態では、Rは−X−Y−Rであり、式中Xは1つの−O−基が割り込んでいる直鎖または分岐鎖C1−6アルキレンであり、Yは、−N(R)−C(O)−、−N(R)−S(O)−、−N(R)−C(O)−N(R)−、および−S(O)−からなる群から選択され、式中Rは水素とメチルとから選択され、RはC1−6アルキル、イソキノリニル、N−メチルイミダゾリル、ピリジニル、キノリニル、フェニルおよびクロロ、シアノ、フルオロ、ヒドロキシおよびメチルからなる群から選択された置換基により置換されたフェニルからなる群から選択され、この場合、Yが−S(O)−である場合Xは−O−基を含むことができないことを前提にしている。これら特定の実施形態並びに上の実施形態のいずれか1つでは、Rは、2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]エチル、4−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]ブチル、2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−{[(1−メチルエチル)カルボニル]アミノ}エチル、4−{[(1−メチルエチル)カルボニル]アミノ}ブチル、2−メチル−2−{[(1−メチルエチル)カルボニル]アミノ}プロピル、2−[(メチルスルホニル)アミノ]エチル、4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−メチル−2−{[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)プロピル、および2、2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロピルからなる群から選択される。
上の実施形態のいずれか1つを含む、化学式I、IIまたはIIIの特定の実施形態では、Rは−X−Y−Rであり、式中Xは1つの−O−基が割り込んでいる直鎖または分岐鎖C1−8アルキレンであり、Yは−N(R)−C(O)−、−N(R)−S(O)−、−N(R)−C(O)−N(R)−、および−S(O)−からなる群から選択され、式中Rは水素、メチル、ベンジル、またはピリジン−3−イルメチルであり、R8aは水素、メチル、またはエチルであり、RはC1−7アルキル、ハロC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、フェニル、ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、2−フェニルエテニル、フェニルシクロプロピル、ピリジニル、チエニル、N−メチルイミダゾリル、3,5−ジメチルイソキサゾリルからなる群から選択され、ここで、ベンジルは非置換あるいはメチル基により置換され、フェニルは非置換あるいはメチル、フルオロ、クロロ、シアノ、ヒドロキシおよびジメチルアミノからなる群からそれぞれ選択された1つまたは2つの置換基により置換され、この場合、Yが−S(O)−である場合Xは−O−基を含むことができないことを前提にしている。これら特定の実施形態では、Yは、−N(R)−C(O)−、−N(R)−S(O)−、−N(R)−C(O)−N(R)−からなる群から選択される。これら特定の実施形態では、R8aは水素である。一方、これら特定の実施形態では、R8aはメチルである。これら特定の実施形態では、Rは水素である。一方、これら特定の実施形態では、Rはベンジルである。一方、これら特定の実施形態では、Rはピリジン−3−イルメチルである。一方、これら特定の実施形態では、Yは−S(O)−である。これら特定の実施形態では、XはC1−6アルキレンである。
が−X−Y−Rである場合を除いて、上の実施形態のいずれか1つを含む、化学式I、IIまたはIIIの特定の実施形態では、Rは−X−Rであり、式中Xは直鎖または分岐鎖C1−6アルキレンであり、R
Figure 2008543725
である。これら特定の実施形態では、R
Figure 2008543725
である。これら特定の実施形態では、Rは水素、メチル、またはピリジン−3−イルメチルであり、Aは−O−、CHまたは−N(CH)−であり、aは1または2、bは2である。これら特定の実施形態では、Rは、4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル、4−[(4−モルホリンカルボニル)アミノ]ブチル、および2−[(4−モルホリンカルボニル)アミノ]エチルからなる群から選択される。
が−X−Y−Rまたは−X−Rである場合を除いて、上の実施形態のいずれか1つを含む、化学式I、IIまたはIIIの特定の実施形態では、RはC1−4アルキレン−Hetである。これら特定の実施形態、並びにHetが存在する上の実施形態のいずれか1つでは、Hetは、テトラヒドロピラニルとテトラヒドロフラニルからなる群から選択される。これら特定の実施形態、並びにHetが存在する上の実施形態のいずれか1つでは、Rはテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチルである。
特定の実施形態、例えば、化学式Iの実施形態では、本発明は、N−[4−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドおよびN−{4−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル}メタンスルホンアミドまたは薬学的に許容できるこれらの塩からなる群から選択された化合物を提供する。
特定の実施形態、例えば、化学式Iの実施形態では、本発明は、N−{2−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)1,1−ジメチルエチル]メタンスルホンアミドまたは薬学的に許容できるこれらの塩を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、化学式I、II、IIIまたは上の実施形態のいずれか1つの治療上有効量の化合物または塩および薬学的に許容できる担体を含む薬剤組成物を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、化学式I、II、IIIまたは上の実施形態のいずれか1つの有効量の化合物または塩または上の薬剤組成物を動物に投与することを含む、動物の体内でIFN−αの生合成を選択的に誘発する方法を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、化学式I、II、IIIまたは上の実施形態のいずれか1つの有効量の化合物または塩または上の薬剤組成物を動物に投与することを含む、治療を必要とする動物のウイルス性疾患を治療する方法を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、化学式I、II、IIIまたは上の実施形態のいずれか1つの有効量の化合物または塩または上の薬剤組成物を動物に投与することを含む、治療を必要とする動物の腫瘍性疾患を治療する方法を提供する。
上の方法の特定の実施形態では、化合物または塩または薬剤組成物は全身的に投与される。
特定の実施形態では、RはC1−10アルキル、C1−10アルコキシ、ハロゲン、およびC1−10ハロアルキルからなる群から選択される。
特定の実施形態では、Rは−X−Y−R、−X−R、および−X−Hetからなる群から選択される。
特定の実施形態では、Rは−X−Y−Rである。
特定の実施形態では、Rは−X−Y−Rであり、式中Xは1つの−O−基が割り込んでいる直鎖または分岐鎖C1−8アルキレンであり、Yは−N(R)−C(O)−、−N(R)−S(O)−、−N(R)−C(O)−N(R)−、および−S(O)−からなる群から選択され、式中Rは水素およびメチルから選択され、さらにRはC1−6アルキル、イソキノリニル、N−メチルイミダゾリル、ピリジニル、キノリニル、フェニルおよびクロロ、シアノ、フルオロ、ヒドロキシおよびメチルからなる群から選択された置換基により置換されたフェニルからなる群から選択される。
特定の実施形態では、Rは、2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]エチル、4−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]ブチル、2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−{[(1−メチルエチル)カルボニル]アミノ}エチル、4−{[(1−メチルエチル)カルボニル]アミノ}ブチル、2−メチル−2−{[(1−メチルエチル)カルボニル]アミノ}プロピル、2−[(メチルスルホニル)アミノ]エチル、4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−メチル−2−{[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)プロピル、および2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロピルからなる群から選択される。
特定の実施形態では、Rは−X−Rである。
特定の実施形態では、Rは−X−Rであり、式中Xは直鎖または分岐鎖C1−6アルキレンであり、R
Figure 2008543725
である。
特定の実施形態では、Rは、4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル、4−[(4−モルホリンカルボニル)アミノ]ブチルおよび2−[(4−モルホリンカルボニル)アミノ]エチルからなる群から選択される。
特定の実施形態では、Rは−X−Hetである。
特定の実施形態では、Rは−C1−4アルキレン−Hetである。
特定の実施形態では、Rはテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチルである。
特定の実施形態では、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルケニル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルケニルからなる群から選択され、式中、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルケニル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルケニル基は、非置換あるいはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群、並びにアルキルとアルケニルの場合は、オキソをさらに追加した群から独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基により置換することができる。
特定の実施形態では、RはC1−6アルキル、イソキノリニル、N−メチルイミダゾリル、ピリジニル、キノリニル、フェニル、およびクロロ、シアノ、フルオロ、ヒドロキシ、メチルからなる群から選択された置換基により置換されたフェニルからなる群から選択される。
特定の実施形態では、RはC1−7アルキル、ハロC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、フェニル、ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、2−フェニルエテニル、フェニルシクロプロピル、ピリジニル、チエニル、N−メチルイミダゾリル、3,5−ジメチルイソキサゾリルからなる群から選択され、ここで、ベンジルは非置換あるいはメチル基により置換され、フェニルは非置換あるいはメチル、フルオロ、クロロ、シアノ、ヒドロキシ、およびジメチルアミノからなる群から独立に選択された1つまたは2つの置換基により置換される。
特定の実施形態では、RはC1−7アルキルである。
特定の実施形態では、RはC1−4アルキルである。
特定の実施形態では、Rは、非置換あるいはメチル、フルオロ、クロロ、シアノ、ヒドロキシ、およびジメチルアミノからなる群から独立に選択された1つまたは2つの置換基により置換されるフェニルである。
特定の実施形態では、Rは、
Figure 2008543725
からなる群から選択される。
特定の実施形態では、Rは、
Figure 2008543725
である。
特定の実施形態では、R
Figure 2008543725
である。
特定の実施形態では、Rは、=Oと=Sからなる群から選択される。
特定の実施形態では、Rは=Oである。
特定の実施形態では、Rは=Sである。
特定の実施形態では、RはC2−7アルキレンである。
特定の実施形態では、RはC2−4アルキレンである。
特定の実施形態では、Rは、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニルおよびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択される。
特定の実施形態では、Rは、水素、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシC1−4アルキレニルである。
特定の実施形態では、Rはアリールアルキレニルである。
特定の実施形態では、Rはベンジルである。
特定の実施形態では、Rはヘテロアリールアルキレニルである。
特定の実施形態では、Rはピリジン−3−イルメチルである。
特定の実施形態では、Rは水素またはC1−4アルキルである。
特定の実施形態では、Rは水素とメチルとから選択される。
特定の実施形態では、Rは水素である。
特定の実施形態では、R10はC3−8アルキレンである。
特定の実施形態では、R10はC4−6アルキレンである。
特定の実施形態では、Aは、−O−、−C(O)−、CH、−S(O)0−2−および−N(Q−R)−からなる群から選択される。
特定の実施形態では、Aは、−O−、CHまたは−N(Q−R)−である。
特定の実施形態では、Aは、−O−、CH、−S−または−S(O)−である。
特定の実施形態では、Aは−O−または−S(O)−である。
特定の実施形態では、Aは−O−である。
特定の実施形態では、AはCHである。
特定の実施形態では、Aは−N(Q−R)−である。
特定の実施形態では、Aは−N(CH)−である。
化学式IIの上の実施形態のいずれか1つを含む特定の実施形態では、Gは、−C(O)−R’、α−アミノアシル、α−アミノアシル−α−アミノアシル、−C(O)−O−R’、−C(O)−N(R”)R’、−C(=NY’)−R’、CH(OH)−C(O)−OY’、CH(OC1−4アルキル)Y、CH、およびCH(CH)Yからなる群から独立に選択され、R’およびR”は、それぞれ、R”は水素でもよいという前提で、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、ベンジル、および2−フェニルエチルからなる群から選択され、これらの各々は非置換あるいはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−4アルキレニル、ヘテロアリール−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルコキシ、−O−C(O)−CH、−C(O)−O−CH、−C(O)−NH、−O−CH−C(O)−NH、−NHおよび−S(O)−NHからなる群から独立に選択された、1つまたはそれ以上の置換基により置換され、α−アミノアシルは、ラセミ性アミノ酸、D−アミノ酸およびL−アミノ酸からなる群から選択されたα−アミノ酸から導かれたα−アミノアシル基であり、Y’は、水素、C1−6アルキル、およびベンジルからなる群から選択され、Yは、C1−6アルキル、カルボキシ−C1−6アルキレニル、アミノ−C1−4アルキレニル、モノ−N−C1−6アルキルアミノ−C1−4アルキレニル、およびジ−N,N−C1−6アルキルアミノ−C1−4アルキレニルからなる群から選択され、Yは、モノ−N−C1−6アルキルアミノ、ジ−N,N−C1−6アルキルアミノ、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、および4−C1−4アルキルピペラジン−1−イルからなる群から選択される。
化学式IIの上の実施形態のいずれか1つを含む特定の実施形態では、Gは、−C(O)−R’、α−アミノアシル、および−C(O)−O−R’からなる群から選択される。これら特定の実施形態では、R’は1〜10個の炭素原子を含む。これら特定の実施形態では、α−アミノアシルは、全部で2個から11個までの炭素原子を含むラセミ性のD−およびL−アミノ酸からなる群から選択されたα−アミノ酸から導かれたα−C2−11アミノアシル基であり、O、S、およびNからなる群から選択された1つまたはそれ以上のヘテロ原子を含むこともできる。
化学式IIIの上の実施形態のいずれか1つを含む特定の実施形態では、Gは、−X−C(O)−R’、α−アミノアシル、α−アミノアシル−α−アミノアシル、−X−C(O)−O−R’および−C(O)−N(R”)R’からなる群から選択される。これら特定の実施形態では、は、結合、−CH−O−、−CH(CH)−O−、−C(CH−O−からなる群から選択され、−X−C(O)−O−R’、−CH−NH−の場合、R’およびR”は、それぞれ、R”は水素でもよいという前提で、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、ベンジル、および2−フェニルエチルからなる群から独立に選択され、これらの各々は非置換あるいはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−4アルキレニル、ヘテロアリール−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルコキシ、−O−C(O)−CH、−C(O)−O−CH、−C(O)−NH、−O−CH−C(O)−NH、−NH、および−S(O)−NHからなる群から選択された、独立に、1つまたはそれ以上の置換基により置換され、さらにα−アミノアシルは、ラセミ性アミノ酸、D−アミノ酸およびL−アミノ酸からなる群から選択されたα−アミノ酸から導かれたα−アミノアシル基である。
化学式IIIの上の実施形態のいずれか1つを含む特定の実施形態では、Gは、−C(O)−R’およびα−アミノアシルからなる群から選択され、式中R’は、C1−6アルキルまたは非置換あるいはハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−4アルキレニル、ヘテロアリール−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルコキシ、−O−C(O)−CH、−C(O)−O−CH、−C(O)−NH、−O−CH−C(O)−NH、−NHおよび−S(O)−NHからなる群から、独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基により置換されたフェニルである。
化学式IIIの上の実施形態のいずれか1つを含む特定の実施形態では、Gは、α−アミノ−C2−5アルカノイル、C2−6アルカノイル、C1−6アルコキシカルボニルおよびC1−6アルキルカルバモイルからなる群から選択される。
α−アミノアシル基を含む上の実施形態のいずれか1つを含む特定の実施形態では、α−アミノアシルは、ラセミ性アミノ酸、D−アミノ酸およびL−アミノ酸からなる群から選択された天然に存在するα−アミノ酸から導かれたα−アミノアシル基である。
α−アミノアシル基を含む上の実施形態のいずれか1つを含む特定の実施形態では、α−アミノアシルは、たんぱく質中に存在するα−アミノ酸から導かれたα−アミノアシル基であり、このアミノ酸はラセミ性アミノ酸、D−アミノ酸およびL−アミノ酸からなる群から選択される。
特定の実施形態では、化学式II(その実施形態のいずれか1つを含む)のヒドロキシ基の水素原子は、Gにより置換され、Gは上の実施形態のいずれか1つに規定されたとおりである。
特定の実施形態では、Hetは、テトラヒドロピラニルとテトラヒドロフラニルとからなる群から選択される。
特定の実施形態では、Hetはテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルである。
特定の実施形態では、Qは、結合、−C(R)−、−S(O)−、−C(R)−N(R)−、−S(O)−N(R)−、−C(R)−O−および−C(R)−S−からなる群から選択される。
特定の実施形態では、Qは、結合、−C(R)−、−S(O)−および−C(R)−N(R)−からなる群から選択される。
特定の実施形態では、Qは、−C(O)−、−S(O)−および−C(O)−N(R)−からなる群から選択される。これら特定の実施形態では、Rは水素かメチルである。
特定の実施形態では、Qは−C(O)−である。
特定の実施形態では、Qは−S(O)−である。
特定の実施形態では、Qは−C(R)−N(R)−である。
特定の実施形態では、Qは−C(O)−N(R)−であり、Rは水素かメチルである。
特定の実施形態では、Xは、1つの−O−基が任意に割り込んでいる直鎖または分岐鎖である。
特定の実施形態では、Xは、1つの−O−基が割り込んでいる直鎖または分岐鎖C1−6アルキレンである。
特定の実施形態では、Xは直鎖または分岐鎖C1−8アルキレンである。
特定の実施形態では、Xは直鎖または分岐鎖C1−6アルキレンである。
特定の実施形態では、Xは直鎖または分岐鎖C1−4アルキレンである。
特定の実施形態では、Xはエチレンである。
特定の実施形態では、Xはプロピレンである。
特定の実施形態では、Xはブチレンである。
特定の実施形態では、Xは−CH−C(CH−である。
特定の実施形態では、Xは、Yが−S(O)0−2−である場合Xは−O−基を含まないという前提で、−S(O)0−2−および−N(R)−Q−からなる群から選択される。
特定の実施形態では、Yは、Yが−S(O)0−2−である場合Xは−O−基を含まないという前提で、−N(R)−C(O)−、−N(R)−S(O)−、−N(R)−S(O)−N(R8a)−および−S(O)−からなる群から選択される。これら特定の実施形態では、Rは水素とメチルとから選択される。
特定の実施形態では、Yは、−N(R)−C(O)−、−N(R)−S(O)−、−N(R)−S(O)−N(R8a)−、−N(R)−C(O)−N(R8a)−および−S(O)−からなる群から選択される。
特定の実施形態では、Yは、−N(R)−C(O)−、−N(R)−S(O)−、−N(R)−S(O)−N(R8a)−からなる群から選択される。
特定の実施形態では、Yは−S(O)−である。
特定の実施形態では、a+b≦7以下であるという前提で、aとbとは、それぞれ、1から6までの整数である。
特定の実施形態では、aとbとは、それぞれ、1〜3である。
特定の実施形態では、aとbとは、それぞれ、2である。
特定の実施形態では、aは1、2または3、bは2である。
特定の実施形態では、aは1または2、bは2である。
特定の実施形態では、nは1または2である。
特定の実施形態では、nは1である。
特定の実施形態では、nは2である。
特定の実施形態では、mは0または1である。
特定の実施形態では、mは0である。
特定の実施形態では、mは1である。
化合物の調製
本発明の化合物は、化学技術分野、特に本明細書の説明に照らして、周知のプロセスに類似したプロセスを含む合成ルートにより合成することができる。出発物質は、一般に、Aldrich Chemicals(Milwaukee,Wisconsin,USA)などの市販品を利用できるか、または当業者に周知の方法(例えば、Louis F.Fieser and Mary Fieser,Reagents for Organic Synthesis,v.1−19,Wiley,New York,(1967−1999 ed.);Alan R.Katritsky,Otto Meth−Cohn,Charles W.Rees,Comprehensive Organic Functional Group Transformations,v.1−6,Pergamon Press,Oxford,England,(1995);Barry M.Trost and Ian Fleming,Comprehensive Organic Synthesis,v.1−8,Pergamon Press,Oxford,England,(1991);または補遺を含むBeilsteins Handbuch der organischen Chemie,4,Aufl.Ed.Springer−Verlag,Berlin,Germany(the Beilsteinオンライン・データベースを介して利用することもできる)に記載の方法)を用いて容易に調製することができる。
説明するために、下に示した反応スキームにより、本発明の化合物並びに重要な中間体を合成する可能性のあるルートを提示する。個々の反応ステップのより詳細な説明については、実施例のセクションを参照のこと。当業者は、その他の合成ルートも本発明の化合物の合成に使えることを認識しているであろう。これらの反応スキームでは特定の出発物質および試薬が使われ、論議されているが、その他の出発物質および試薬で置換えて、種々の誘導体および/または反応条件を容易に提供することができる。さらに、下で説明した方法により調製した多くの化合物が、当業者には周知の普通の方法を用いたこの開示に照らして、さらに、修飾することができる。
これらの化合物の本発明の調製では、時々、中間体にあるその他の官能基を反応させながら、特定の官能基を保護する必要がある。このような特定の官能基を保護する必要性は、個々の官能基の特性および反応ステップの条件により変動する。適切なアミノ保護基には、アセチル、トリフルオロアセチル、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル、および9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)がある。適切なヒドロキシ保護基には、アセチルおよびtert−ブチルジメチルシリル基などのシリル基がある。保護基およびこれらの利用に関する一般的説明としては、T.W.Greene and P.G.M.Wuts,Protective Groups Organic Synthesis,John Wiley&Sons,New York,USA,1991を参照のこと。
分離および精製の普通の方法および技術を用いて、本発明の化合物、並びにこれに関連した種々の中間体を単離することができる。この種の技術には、例えば、すべての型のクロマトグラフィ(高速液体クロマトグラフィ(HPLC)、シリガゲルなどの普通の吸着剤を用いたカラム・クロマトグラフィ、および薄層クロマトグラフィ)、再結晶、および微分(即ち、液体−液体)抽出技術がある。
一部の実施形態では、本発明の化合物は、反応スキームIにより調製することができ、式中R、R、m、およびnは、上で規定されたとおりであり、アルキルはメチルまたはエチルである。
反応スキームIでは、化学式Xのエーテル置換1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンが開裂して、化学式Iのヒドロキシアルキル置換1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンを生じる。この反応は、ジクロロメタンなどの適切な溶媒と化学式Xとの溶液または懸濁液に、環境温度または環境より低い温度、例えば、0℃にてジクロロメタンなどの適切な溶媒と三臭化ホウ素との溶液を加えて行われる。生成物またはこれらの薬学的に許容できる塩は、普通の方法を用いて単離することができる。
化学式Xの化合物は多数知られており、その他は周知の合成方法を用いて調製することができる。例えば、米国特許第6,069,149、6,331,539、6,451,810、6,541,485、6,756,382、6,677,349、6,573,273、6,664,264、6,664,265、6,677,347、6,660,735、6,683,088、および6,667,312号およびこれらの特許で引用された文献を参照のこと。
反応スキームI
Figure 2008543725
一部の実施形態では、本発明の化合物は、反応スキームIIにより調製することができ、式中R、Gおよびnは上で規定されたとおりである。化学式Iの化合物は、上に記載した方法により調製することができる。化学式Iの化合物のアミノ基は、普通の方法によりアミド、カーバメート、尿素、アミジン、または別の加水分解可能な基などの官能基に転換することができる。この型の化合物は、C(O)−R’、α−アミノアシル、α−アミノアシル−α−アミノアシル、−C(O)−O−R’、−C(O)−N(R”)R’、−C(=NY’)−R’、CH(OH)−C(O)−OY’、CH(OC1−4アルキル)Y、CHおよびCH(CH)Yなどの基を有するアミノ基中の水素原子の置換により作ることができ、式中、R’およびR”は、独立に、R”は水素でもよいという前提で、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、ベンジルおよび2−フェニルエチルからなる群から独立に選択され、これらの各々は非置換あるいはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−4アルキレニル、ヘテロアリール−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルコキシ、−O−C(O)−CH、−C(O)−O−CH、−C(O)−NH、−O−CH−C(O)−NH、−NH、および−S(O)−NHからなる群から独立に選択された、1つまたはそれ以上の置換基により置換され、各α−アミノアシルは、ラセミ性アミノ酸、D−アミノ酸およびL−アミノ酸からなる群から選択されたα−アミノ酸から導かれたα−アミノアシル基であり、Y’は、水素、C1−6アルキル、およびベンジルからなる群から選択され、Yは、C1−6アルキル、カルボキシ−C1−6アルキレニル、アミノ−C1−4アルキレニル、モノ−N−C1−6アルキルアミノ−C1−4アルキレニル、およびジ−N,N−C1−6アルキルアミノ−C1−4アルキレニルからなる群から選択され、Yは、モノ−N−C1−6アルキルアミノ、ジ−N,N−C1−6アルキルアミノ、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、および4−C1−4アルキルピペラジン−1−イルからなる群から選択される。化学式IIの化合物の中で特に有用な化合物は、1〜10個の炭素原子を含むカルボン酸から導かれたアミド、アミノ酸から導かれたアミド、1〜10個の炭素原子を含むカーバメートである。この反応は、環境温度において、ジクロロメタンなどの適切な溶媒中でトリエチルアミンなどの塩基の存在下、クロロギ酸エチルまたは塩化アセチルなどのクロロギ酸エステルまたは酸塩化物と化学式Iの化合物とを反応させることにより行うことができる。
一方、化学式Iの化合物内のヒドロキシ基は、普通の方法で、tert−ブチルジメチルシリル基などの適切なシリル基を用いて保護することができる。G基は、普通の方法を用い、次いで、酸性条件下でヒドロキシ保護基を取り除き
化学式IIの化合物を生じることにより得られる。
反応スキームII
Figure 2008543725
一部の実施形態では、本発明の化合物は、反応スキームIIIにより調製することができ、式中R、Gおよびnは上で規定されたとおりである。化学式Iの化合物は、上に記載した方法により調製することができる。化学式Iの化合物のアルコール基の水素原子は、−X−C(O)−R’、α−アミノアシル、α−アミノアシル−α−アミノアシル、−X−C(O)−O−R’、−C(O)−N(R”)R’などの基を用いて普通の方法により置換することができ、式中Xは結合、−CH−O−、−CH(CH)−O−、−C(CH−O−からなる群から選択され、−X−C(O)−O−R’、−CH−NH−の場合、R’およびR”は、独立に、R”は水素でもよいという前提で、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、ベンジル、および2−フェニルエチルからなる群から独立に選択され、これらの各々は非置換あるいはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−4アルキレニル、ヘテロアリール−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルコキシ、−O−C(O)−CH、−C(O)−O−CH、−C(O)−NH、−O−CH−C(O)−NH、−NHおよび−S(O)−NHからなる群から独立に選択された、1つまたはそれ以上の置換基により置換され、各α−アミノアシルは、ラセミ性アミノ酸、D−アミノ酸およびL−アミノ酸からなる群から選択されたα−アミノ酸から導かれたα−アミノアシル基である。化学式IIIの特に有用な化合物は、1〜6個の炭素原子を含むカルボン酸から作られたエステル、非置換あるいは置換された安息香酸エステル、または天然に存在するアミノ酸から作られたエステルである。例えば、この反応は、テトラヒドロフランなどの適切な溶媒中で化学式Iの化合物の溶液または懸濁液に、トリフェニルホスフィンとカルボン酸とを添加し、次いで、ジイソプロピル・アゾジカルボキシレートを少しずつ添加することにより、Mitsunobu反応条件下で化学式Iの化合物をカルボン酸またはアミノ酸と処理することにより行うことができる。この反応は、環境温度より低い、例えば、0℃で行うことができる。
反応スキームIII
Figure 2008543725
一部の実施形態では、本発明の化合物は、下の実施例に記載した合成方法を用いて調製することもできる。
薬剤組成物および生物活性
本発明の薬剤組成物は、薬学的に許容できる担体とともに、上に記載した治療上の有効量の化合物または塩を含む。
”治療上の有効量”と”有効量”という用語は、サイトカインの誘発、免疫調節、抗腫瘍活性および/または抗ウイルス活性などの治療効果または予防効果を誘発するのに十分な量の化合物または塩を意味する。サイトカインの誘発は、IFN−αの生合成の選択的誘発を含む。本発明の薬剤組成物の正確な量は、化合物または塩の物理学的並びに化学的特性、担体の特性、対象とする投与方式などの当業者には周知の要因により変動する。
一部の実施形態では、本発明の組成物は、十分な活性成分またはプロドラッグを含み、キログラムあたり約100ナノグラム(ng/kg)〜キログラムあたり約50ミリグラム(mg/kg)、好ましくはキログラムあたり約10マイクログラム(μg/kg)〜約5mg/kgの化合物または塩という用量を被験者に与えることになる。
その他の実施形態では、本発明の組成物は、例えば、Duboisの方法により計算した約0.01mg/m〜約5.0mg/mの用量を与えるのに十分な活性成分またはプロドラッグを含んでいる。Duboisの方法では、被験者の体表面積は被験者の体重を用いて、即ち、m=(体重(kg)0.425×身長(cm)0.725)×0.007184、計算するが、一部の実施形態ではこの方法はこの範囲外の用量の化合物または塩または組成物を投与して行われる可能性がある。これら一部の実施形態では、この方法は、被験者に約0.1mg/m〜約2.0mg/mの用量、または約0.4mg/m〜約1.2mg/mの用量を与えるのに十分な化合物を投与する。
錠剤、トローチ剤、カプセル、非経口投与形態(例えば、静脈内投与形態)、シロップ、クリーム、軟膏、エアロゾル投与形態、経皮貼付、経粘膜貼付などの種々の投与形態が使われる。これらの投与形態は、薬学的に許容できる担体と添加剤とを用い普通の方法により調製することができる。この普通の方法は、一般に、活性成分を担体と一体化するステップを含む。
本発明の化合物または塩は、治療計画において単一の治療剤として投与することができ、あるいは本明細書で記載された化合物または塩は、互いに、または追加の免疫反応修飾剤、抗ウイルス剤、抗生物質、抗体、たんぱく質、ペプチド、オリゴヌクレオチドなどを含むその他の活性剤と併用して投与することができる。
本発明の化合物または塩は、下で説明するテストにより行われた実験において特定のサイトカインの産生を誘発することが証明されている。これらの結果は、これらの化合物または塩が、いろいろな方法で免疫反応を調節するのに役立ち、これらを多様な障害の処置において有効なものにすることを示している。本発明の化合物または塩は、インターフェロン−αを選択的に誘発する能力があるので、免疫反応修飾剤として特に有効であり、したがって、炎症促進性サイトカイン(例えば、TNF−α)も誘発する化合物、または炎症促進性サイトカインを高いレベルで誘発する化合物よりも優れている。インターフェロン−αおよび炎症促進性サイトカインは特定の状態を処置する場合に有益であるが、選択的に誘発されたインターフェロン−αは、患者が比較的容易に耐えられると考えられている。何故ならば、かなり低いレベルの炎症促進性サイトカインは、患者が受ける副作用を軽くすることができるからである。例えば、被験者が、かなり高いレベルの炎症促進性サイトカインを誘発する化合物を用いて疾患(例えば、C型肝炎、転移癌)を処置されるならば、この疾患を処置する間に、この化合物は重篤および/または広範な炎症、組織破壊、または嘔吐などの副作用も生じることがあるので、被験者はこの処置を受けられないようになるか、いやいやながら受けることになる。一方、被験者が、選択的にインターフェロン−αを誘発する化合物で処置を受けるならば、この化合物はTNF−αなどの炎症促進性サイトカインからの不利な副作用によるリスクは少なく、疾患を処置することができる。したがって、状態を処置する能力を維持し、不利な副作用を低減することにより、選択的にIFN−αを誘発する化合物は、TNF−αなどの比較的高いレベルにおいて炎症促進性サイトカインも誘発する化合物よりも優れている。
本発明の化合物または塩のIFN−αの生合成を選択的に誘発する能力は、全身投与する場合に特に有利になる。何故なら、例えば広範な炎症を含む不利な副作用が低減または排除さえされる可能性があるからである。本発明の化合物は、経口または静脈内投与を含むが、これらに限定されない多数の方法で全身に投与される。
生合成が本発明の化合物または塩により誘発されるサイトカインには、IFN−α、IP−10、MCP−1および種々のその他のサイトカインがある。一部の例では、相当低いレベルにおけるものではあるが、TNF−α、IL−12などのサイトカインが誘発される。その他の効果の中で、これらおよびその他のサイトカインはウイルスの産生と腫瘍細胞の増殖を抑制することができ、ウイルス性疾患および腫瘍性疾患の治療において、これらの化合物および塩を有効なものにする。したがって、本発明は本発明の化合物または塩の有効量を動物に投与することからなる、動物の体内でサイトカイン生合成を誘発する方法を提供する。サイトカインを誘発させるためにこの化合物または塩が投与される動物には、下に記載した疾患、例えば、ウイルス性疾患または腫瘍性疾患があり、この化合物または塩の投与は治療処置になる。一方、この化合物または塩は動物が病気にかかる前に動物に投与することができるので、この化合物または塩の投与は予防処置になる可能性がある。
サイトカインの産生を誘発する能力の他に、本発明の化合物または塩は、先天性免疫反応のその他の態様にも影響を及ぼすことができる。例えば、これらの化合物または塩は、樹枝状細胞の成熟またはBリンパ球の増殖と分化とをもたらす。
疾患の予防処置であろうと、治療処置であろうと、先天的免疫性を生じようと、後天的免疫性を生じようと、この化合物または塩または組成物は、単独または例えばワクチン・アジュバントにおけるように1つまたはそれ以上の活性成分と併用して投与される。その他の成分とともに投与した場合、この化合物または塩または組成物およびその他の成分または複数の成分は、別々に投与されるが、溶液中では一緒であるが独立に、またはコロイド状懸濁液においては一緒に且つ、(a)共有結合または(b)非共有結合で、互いに結びついている。
本明細書で確認された化合物または塩または組成物が、処置として使われる状態には、
(a)例えば、アデノウイルス、ヘルペスウイルス(例えば、HSV−I、HSV−II、CMVまたはVZV)、ポックス・ウイルス(例えば、痘瘡または牛痘、または伝染性軟属腫などのオルトポックスウイルス)、ピコナ・ウイルス(例えば、リノ・ウイルスまたはエンテロ・ウイルス)、オルトミクス・ウイルス(例えば、インフルエンザ・ウイルス)、パラミクス・ウイルス(例えば、パラインフルエンザ・ウイルス、ムンプス・ウイルス、麻疹ウイルス、呼吸器合胞体ウイルス(RSV))、コロナウイルス(例えば、SARS)、パノバウイルス(例えば、生殖器ゆうぜい、尋常性ゆうぜい、足底ゆうぜいを生じるものなどのパピロマウイルス)、肝炎ウイルス(例えば、B型肝炎ウイルス)、フラビ・ウイルス(例えば、C型肝炎ウイルスまたはデング熱ウイルス)、またはレトロウイルス(例えば、HIVなどのレンチウイルス)による感染から生じる疾患などのウイルス性疾患、
(b)エシェリキア、エンテロバクター、サルモネラ、スタヒロカッカス、シゲラ、リステリア、アエロバクター、ヘリコバクター、クレブシエラ、プロテウス、シュードモナス、ストレプトカッカス、クラミジア、マイコプラズマ、ニューモカッカス、ナイセリア、クロストリジウム、バシラス、コリネバクテリウム、マイクバクテリウム、カムヒロバクター、ビブリオ、セラチア、プロビデンシア、クロモバクテリウム、ブルセラ、エルシニア、ヘモフィルス、またはボルデテラの各属の細菌による感染から生じる疾患などの細菌性疾患、
(c)カンジダ症、アスペルギルス症、ヒストプラスマ症、クリプトコックス髄膜炎を含むがこれらに限定されないクラミジア、真菌病、またはマラリア、ニューモシスティス・カリニ肺炎、リーシュマニア症、クリストスポリジウム症、トキソプラズマ症、トリパノソーマ感染症を含むがこれらに限定されない寄生虫症などのその他の疾患、
(d)急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞性リンパ腫、B細胞リンパ腫、ヘアリー細胞白血病、およびその他の癌を含むがこれらに限定されない白血病、上皮内新生組織形成、子宮頚部形成異常、光線角化症、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、腎細胞癌、カポジ肉腫、メラノーマなどの腫瘍性疾患、
(e)アトピー性皮膚炎または湿疹、好酸球増加症、ぜんそく、アレルギー、アレルギー性鼻炎、オーメン症候群などのT2を介したアトピー性疾患、
(f)全身性エリテマトーデス、本態性血小板血症、多発性硬化症、円板状ループス、円形脱毛症などの自己免疫疾患、
(g)ケロイド形成の抑制、その他の型の瘢痕化(例えば、慢性創傷を含む増強創傷治癒)などの創傷修復に関連した疾患、があるがこれらに限定されない。
さらに、本明細書で確認された化合物または塩は、例えば、生きているウイルス、細菌または寄生虫の各免疫原、不活性化されたウイルス、腫瘍誘導、原生動物、微生物誘導、菌類または細菌の各免疫原、類毒素、毒素、自己抗原、多糖類、たんぱく質、糖たんぱく質、ペプチド、細胞ワクチン、DNAワクチン、自系ワクチン、組み換えたんぱく質などの体液性反応および/または細胞を介した免疫反応を高める何らかの物質とともに使用する場合、並びに例えば、BCG、コレラ、疫病、腸チフス、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、A型インフルエンザ、B型インフルエンザ、パラインフルエンザ、ポリオ、狂犬病、はしか、おたふく風邪、風疹、黄熱病、破傷風、ジフテリア、ヘモフィラス・インフルエンザb、結核、髄膜炎菌性と肺炎球菌との各ワクチン、アデノウイルス、HIV、水疱瘡、サイトメガロ・ウイルス、デング熱、猫の白血病、家禽ペスト、HSV−1およびHSV−2、豚コレラ、日本脳炎、呼吸器合胞体ウイルス、ロタウイルス、パピロマ・ウイルス、黄熱病、およびアルツハイマー病に関連して使用する場合にワクチン・アジュバントとして有効である。
本明細書で確認された化合物または塩は、免疫機能障害を有する患者において特に役立つ。例えば、これらの化合物または塩は、例えば、移植患者、癌患者およびHIV患者において、細胞を介した免疫性の抑制後に起きる日和見感染および腫瘍を処置する場合に使用することができる。
したがって、上の疾患または疾患型の1つまたはそれ以上、例えば、ウイルス性疾患または腫瘍性疾患は、治療上有効量の本発明の化合物または塩を動物に投与することによりこれを必要とする動物(この疾患を有する)を処置することができる。
動物は、本明細書に記載した化合物または塩の有効量を、ワクチン・アジュバントとして投与することにより予防接種をすることもできる。1つの実施形態では、本明細書に記載した化合物または塩の有効量を、ワクチン・アジュバントとして投与することにより動物に予防接種する方法になる。
サイトカインの生合成を誘発するのに有効な化合物または塩の量は、樹枝細胞およびB細胞などの1つまたはそれ以上の型の細胞が、例えば、IFN−α、IP−10およびMCP−1などの1つまたはそれ以上のサイトカインの量が、この種のサイトカインのバックグラウンド・レベルを超えて増加する(誘発する)まで産生するのに十分な量である。正確な量は、当業者には周知の要因により変動し、約100ng/kg〜約50mg/kg、好ましくは約10μg/kg〜約5mg/kgの用量になると見込まれる。その他の実施形態では、この量は、例えば、約0.01mg/m〜約5.0mg/mになると見込まれる(上に記載したDuboisの方法により計算した)が、一部の実施形態ではサイトカイン生合成の誘発は、この範囲外の用量の化合物または塩を投与してなされる。これらの実施形態の一部では、この方法は、約0.1mg/m〜約2.0mg/mの用量、例えば、約0.4mg/m〜約1.2mg/mの用量を被験者に投与する。
本発明は、本発明の有効量の化合物または塩または組成物を動物に投与することを含む、動物のウイルス性感染を処置する方法および動物のウイルス性感染を処置する方法を含み、サイトカイン生合成の誘発、特にIFN−αの選択的誘発に反応し、疾患を処置する方法を提供する。ウイルス性感染を処置または抑制するのに有効な量は、ウイルス性病変、ウイルス量、ウイルス産生速度、および未処置対照動物に比較した死亡率などのウイルス感染の徴候の1つまたはそれ以上の低減を生じる量である。このような処置に有効である正確な量は、当業者には周知の要因により変動するが、約100ng/kg〜約50mg/kg、好ましくは約10μg/kg〜約5mg/kgの用量になると見込まれる。腫瘍性状態を処置するのに有効な化合物または塩の量は、腫瘍サイズまたは腫瘍病巣の数の低減を生じる量である。さらに、正確な量は、当業者には周知の要因により変動するが、約100ng/kg〜約50mg/kg、好ましくは約10μg/kg〜約5mg/kgの用量になると見込まれる。その他の実施形態では、この量は、例えば、約0.01mg/m〜約5.0mg/mになると見込まれる(上に記載したDuboisの方法により計算した)が、一部の実施形態ではサイトカイン生合成の誘発は、この範囲外の用量の化合物または塩を投与してなされる。これらの実施形態の一部では、この方法は、約0.1mg/m〜約2.0mg/mの用量、例えば、約0.4mg/m〜約1.2mg/mの用量を被験者に投与する。
本明細書に詳細に記載した処方および使用に加えて、本発明の化合物に対して適切なその他の処方、使用、および投与は、例えば、国際公開第03/077944および02/036592号、米国特許第6,245,776号、および米国特許出願公開第2003/0139364、2003/185835、2004/0258698、2004/0265351、2004/076653、および2005/0009858号に記載されている。
本発明の目的および利点は、以下の実施例でさらに詳細に説明するが、これらの実施例に記載された特定の物質およびそれらの量、並びにその他の条件と細部とは、本発明を不当に限定していると解釈すべきではない。
以下の実施例では、普通の高速フラッシュ・クロマトグラフィ(分取HPLC)は、COMBIFLASHシステム(Teledyne Isco,Inc.,Lincoln,Nebraska,USAから入手できる自動高速フラッシュ精製装置)またはHORIZON HPFCシステム(Biotage,Inc,Charlottesville,Varginia,USAから入手できる自動高速フラッシュ精製装置)を用いて実施した。各精製に用いた溶離液は実施例に示している。一部のクロマトグラフィ分離では、溶離液の極性成分として、容積比で80/18/2のクロロホルム/メタノール/濃水酸化アンモニウム(CMA)からなる溶媒混合物を用いた。これらの分離では、CMAを指定された比率でクロロホルムと混合した。
実施例1
N−{3−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−4−メチルベンゼンスルホンアミド
Figure 2008543725
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−4−メチルベンゼンスルホンアミド(1.0g,2.2mmol;米国特許第6,677,349号,実施例253)の冷却した(0℃)ジクロロメタン(20mL)懸濁液に、三臭化ホウ素(ジクロロメタン中1M溶液を5.50mL)を滴加した。この反応混合物を0℃で3時間撹拌した。この反応混合物にメタノールを加えて急冷した。塩化水素酸(6Nの溶液を約10mL)を添加し、混合物を50℃で1晩撹拌した。この混合物を水(50mL)と酢酸エチル(100mL)とで希釈し、次いで固体の水酸化ナトリウムを加えてpHを中性にした。各層を分離し、酢酸エチル(×2)で抽出した。1つにした有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮し、黄色の固体を得た。この物質を分取HPLCにより精製し(COMBIFLASHシステム、まず1%の水酸化アンモニウムと0〜5%グラジエントのメタノールとを含むジクロロメタン溶液で、次いで、1%の水酸化アンモニウムと5〜10%グラジエントのメタノールとを含むジクロロメタン溶液で溶離し)白色固体を得た。この物質を熱したアセトニトリル中に懸濁し、冷却し、次いで上澄みの溶媒を静かに取り出した。得られた物質は真空下で乾燥し、約200mgのN−{3−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−4−メチルベンゼンスルホンアミドを白色固体として得た。融点231−232℃。C2225S・0.20CHOの元素分析:理論値C59.79%,H5.85%,N15.70%;実測値C59.44%,H5.89%,N15.52%。
実施例2
N−{3−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}イソキノリン−3−カルボキサミド
Figure 2008543725
N−{3−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}イソキノリン−3−カルボキサミド(1.0g,2.2mmol;米国特許第6,756,382号,実施例192)の冷却した(0℃)ジクロロメタン(20mL)懸濁液に、三臭化ホウ素(ジクロロメタン中1M溶液を5.50mL)を滴加した。この反応混合物は0℃で45分撹拌し、次いで環境温度まで加熱した。5時間後、反応混合物は減圧下で濃縮し、残留物を翌週まで放置した。残留物はメタノール(20mL)で希釈し、次いで50℃に加熱した。塩化水素酸(6Nの溶液を約10mL)を添加し、混合物を約2.5時間撹拌した。この混合物に水酸化ナトリウム水溶液を加えて塩基性にし、次いで酢酸エチル(×2)で抽出した。1つに集めた抽出液は硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮し、黄色の固体を得た。この物質は分取HPLCにより精製し(COMBIFLASHシステム、まず1%の水酸化アンモニウムと0〜5%グラジエントのメタノールとを含むジクロロメタン溶液で、次いで、1%の水酸化アンモニウムと5〜10%グラジエントのメタノールとを含むジクロロメタン溶液で溶離し)白色固体を得た。この物質を熱したアセトニトリル中に懸濁させ、冷却し、次いで上澄みの溶媒を静かに取り出した。得られた物質は真空下で乾燥し、約400mgのN−{3−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}イソキノリン−3−カルボキサミドを白色固体として得た。融点245−246℃。C2524の元素分析:理論値C67.73%,H5.59%,N18.80%;実測値C67.38%,H5.54%,N18.84%。
実施例3
N−{4−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}メタンスルホンアミド
Figure 2008543725
パートA
tert−ブチルN−{4−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]ブチル}カーバメート(38g,115mmol,米国特許第6,541,485号,実施例2,パートB)の冷却(氷水浴)ピリジン溶液に、塩化3−メトキシプロピオニル(15.4g,126mmol)を20分かけて滴加した。この反応混合物を4時間撹拌し、次いで翌週まで環境温度に放置した。ピリジン塩化水素(3.9g,34mmol)を添加し、反応混合物は1晩加熱還流させた。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物はジクロロメタン(250mL)と重炭酸ナトリウム水溶液(250mL)とで希釈した。各層を分離し、分液ロートを少量のメタノールですすぎ、壁に付いている残留物を除去した。一緒に集めた有機層を、減圧下で濃縮した。残留物は、分取HPLCにより精製し(COMBIFLASHシステム、まず1%の水酸化アンモニウムと0〜5%の範囲の勾配をつけたメタノールとを含むジクロロメタン溶液で、次いで、1%の水酸化アンモニウムと5〜10%グラジエントのメタノールとを含むジクロロメタン溶液で溶離し)、18gのtert−ブチルN−{4−[2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}カーバメートを得た。
パートB
パートAからの物質(18g,45/2mmol)のジクロロメタン(170mL)溶液に、3−クロロパーオキシ安息香酸(20gの77%)を一度に加えた。2時間後、濃水酸化アンモニウム(150mL)を添加し、反応混合物を各相がよく混ざるまで撹拌した。塩化パラ−トルエンスルホニル(10.6g,54mmol)を、少量のジクロロエタンとともに一度に加えた。反応混合物を環境温度で1晩撹拌し、次いで、水とジクロロメタンとで希釈した。各層を分離し、水層をジクロロメタン(×2)で抽出した。一体とした有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、次いで、減圧下で濃縮し23gのtert−ブチルN−{4−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}カーバメートを赤いタール状物質として得た。
パートC
パートBからの物質をジオキサン(4M溶液を325mL)中で塩化水素酸溶液と混合し、環境温度で3時間撹拌した。反応混合物は減圧下で濃縮した。残留物はメタノール(30mL)に溶解し、6Mの水酸化ナトリウムをpHが約9になるまで撹拌しながら添加した。ジクロロメチンと酢酸エチルとで抽出しようとしたが、成功しなかった。有機層と水層とを減圧下で濃縮し、混合して暗いオレンジ色の固体を得た。この物質は分取HPLCにより精製し(COMBIFLASHシステム、まず1%の水酸化アンモニウムと0〜8%グラジエントのメタノールとを含むジクロロメタン溶液で、次いで、1%の水酸化アンモニウムと9〜35%グラジエントのメタノールとを含むジクロロメタン溶液で溶離し)10.65gの1−(4−アミノブチル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンをオレンジ色の固体として得た。
パートD
パートCからの物質の一部(4.7g,15mmol)とピリジン(50mL)との混合物にトリエチルアミン(10.5mL,75.0mmol)を添加した。反応混合物を数分間撹拌し、次いで塩化メタンスルホニル(1.27mL,16.5mmol)を滴加した。反応混合物は環境温度で2時間、次いで50℃で2時間撹拌した。塩化メタンスルホニル(0.5当量)を追加添加し、反応混合物を50℃で2時間撹拌した。塩化メタンスルホニルの別の一部(0.25当量)を添加し、反応混合物は環境温度で1晩撹拌した。反応混合物はジクロロメタンと水とで希釈した。各層を分離し、水層はジクロロメタン(×3)で抽出した。一体とした有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、次いで、減圧下で濃縮し5gのN−{4−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}メタンスルホンアミドを赤い油として得た。
パートE
パートDからの物質の一部(3.5g,約8.9mmol)とジクロロメタン(50mL)との冷却した(氷水浴)混合物に、三臭化ホウ素(ジクロロメタン中1M溶液を22.4mL)を徐々に添加した。添加完了後、氷水浴を取り除き、反応混合物を環境温度で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物はメタノールに溶解し、次いで塩化水素酸(6M溶液の50mL)と混合した。混合物を50℃で2時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残留物はアンモニアのメタノール溶液(7M溶液の約50mL)と混合し酸を中和し、次いで濃縮した。この操作を3度繰り返した。粗製品を分取HPLC(COMBIFLASHシステム、1%の水酸化アンモニウムと0〜10%グラジエントのメタノールとを含むジクロロメタン溶液で溶離し)により精製した。生成物を熱したアセトニトリルとともに撹拌し、1晩放置し、ろ過により単離し、アセトニトリルで洗浄し、真空オーブン中で乾燥し、1.1gのN−{4−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}メタンスルホンアミド、融点206−208℃を得た。C1723Sの元素分析:理論値C54.09%,H6.14%,N18.55%;実測値C53.83%,H6.29%,N18.29%。
実施例4
1−(2−アミノ−2−メチルプロピル)(2−ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン
Figure 2008543725
パートA
窒素雰囲気下、2,4−ジクロロ−3−ニトロキノリン(10.0g,41.1mmol)の無水1−メチル−2−ピロリドン(40mL)溶液に、トリエチルアミン(6.6mL,47mmol)を徐々に添加した。反応混合物は氷水浴を用いて0℃に冷却した。1,2−ジアミノ−2−メチルプロパン(4.1g,47.3mmol)の無水1−メチル−2−ピロリドン(5mL)溶液を、反応混合物の温度を4℃未満に保ちながら、15分間で滴加した。添加完了後、氷水浴を取り除き、反応混合物を環境温度で4時間撹拌した。激しく撹拌している温水(300mL)中に、反応混合物を徐々に注いだ。得られた懸濁液を1時間撹拌し、次いで氷を加えて13℃に冷却した。ろ過により固体を単離し、ろ液が透明になるまで氷水で洗浄し、12.1gのN−(2−クロロ−3−ニトロキノリン−4−イル)−2−メチルプロパン−1,2−ジアミンを湿った黄色の固体として得た。
パートB
パートAからの物質(41.1mmol)のテトラヒドロフラン(96mL)溶液に、水酸化ナトリウムの溶液(45mLの水に1.8gの固体水酸化ナトリウムを溶解した)を徐々に加えた。重炭酸ジ−tert−ブチル(10.8g,49.4mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を、15分かけて滴加した。反応溶液は環境温度で撹拌した。6時間後、10%水酸化ナトリウム(2mL)と追加の重炭酸ジ−tert−ブチル(1.5g)とを添加し、反応溶液は環境温度で1晩撹拌した。各層を分離し、テトラヒドロフランを減圧下で除去して混合物を得た。混合物を水(200mL)で希釈し、次いでジクロロメタン(2×100mL)で抽出した。有機層を一体にし、炭酸ナトリウム水溶液(2×150mL)と食塩水(100mL)とで逐次的に洗浄し、硫酸ナトリウムおよび硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮した。残留物は65℃で15分間ヘプタン(75mL)を用いて砕いて粉末にし、次いで熱時ろ過した。単離した固体をヘプタン(20mL)で洗浄し、13.2gのtert−ブチルN−{2−[(2−クロロ−3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カーバメートを黄色の固体粉末として得た。
パートC
Parr容器に、5%Pt/C(0.5g)とアセトニトリル(10mL)とを入れた。パートBからの物質のアセトニトリル(450mL)溶液を加えた。容器を水素圧(40psi,2.8x10Pa)の下で5時間Parr振とう機上に置いた。反応混合物を、CELITEフィルター助剤の層を通してろ過し、触媒を除去した。ろ液は、次のステップに送った。
パートD
パートCからのtert−ブチルN−{2−[3−アミノ−2−クロロキノリン−4−イル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カーバメートのアセトニトリル溶液を氷水浴を用いて5℃まで冷却した。塩化アセトキシアセチル(4.8g,35.1mmol)のアセトニトリル(20mL)溶液を、反応混合物の温度を5℃に維持できるような速度で滴加した。添加が完了した後、氷水浴を取り除き、反応混合物は環境温度で5時間撹拌した。反応混合物は減圧下で濃縮し、16.7gのN−{2−[3−アセトキシアセチルアミノ−2−クロロキノリン−4−イル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カーバメート塩化水素を黄色の粉末として得た。
パートE
パートDからの物質(15.7g)とアンモニアのメタノール溶液(7N溶液を235mL)との混合物を2等分し、圧力容器に入れた。容器を密封し、160℃で20時間加熱し、次いで環境温度まで冷却し1晩放置した。反応混合物をろ過し、単離された固体は水で洗浄し、真空オーブン内60℃で1晩乾燥し、6.0gの黄褐色の粉末を得た。一部(1g)を活性炭で処理し、エタノール(75mL)から再結晶し、0.5gの1−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンを融点248−250℃の白色顆粒状固体として得た。C1519Oの元素分析:理論値C63.14%,H6.71%,N24.54%;実測値C63.13%,H6.81%,N24.64%。
実施例5
N−[2−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−1,1−ジメチルエチル]シクロヘキサンカルボキサミド
Figure 2008543725
1−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(2.0g,7.0mmol)の1−メチル−2−ピロリドン(30mL)溶液を−20℃まで冷却した。トリエチルアミン(1.1mL,7.7mmol)を単一部分として加えた。塩化シクロヘキサンカルボニル(1.03g,7.0mmol)の冷却(−5℃)した1−メチル−2−ピロリドン(2mL)溶液を、反応混合物を−20℃に保持しながら、20分かけて滴加した。反応混合物を環境温度で1晩撹拌した。追加の塩化シクロヘキサンカルボニル(0.1g)を添加し、反応混合物を2時間撹拌した。激しく撹拌しながら反応混合物を水の中に注いだ。得られた沈殿をろ過により単離し、象牙色の粉末を得た。高速液体クロマトグラフィおよびNMRにより分析し、この粉末は所望の生成物と塩化シクロヘキサンカルボニルと所望の生成物のヒドロキシ基との反応により形成されたエステルとの混合物であることが判明した。
粉末をエタノール(25mL)に溶解し、水酸化ナトリウム(0.21g)と水(25mL)との溶液と一体とし、次いで50℃で3時間加熱した。減圧下でエタノールを除去し、ろ過により固体を単離すると、1.2gの淡黄褐色の粉末が得られた。アセトニトリル(100mL)、水(2mL)およびエタノール(25mL)の混合物に、この粉末を溶解した。溶液を1晩放置し、次いで容積が5mLになるまで濃縮すると白色ペーストが得られた。ペーストを70℃の温かいアセトニトリルを用いて30分間粉砕し、還流するまで加熱し、環境温度まで冷却させた。ろ過により得られた固体を単離すると、1.05gのN−[2−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−1,1−ジメチルエチル]シクロヘキサンカルボキサミドが淡黄色の粉末として得られた。融点248−250℃。C2229の元素分析:理論値C66.81%,H7.39%,N17.71%;実測値C66.56%,H7.60%,N17.82%。
実施例6
N−{2−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミド
Figure 2008543725
パートA
−(2−クロロ−3−ニトロキノリン−4−イル)−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン(41.42g,0.141mol)の冷却した(氷水浴)ジクロロメタン(約500mL)溶液に、トリエチルアミン(39.3mL,0.282mol)を加えた。窒素雰囲気下でメタンスルホン酸無水物(29.47g,0.169mol)のジクロロメタン(100mL)溶液を、45分かけて反応混合物にカニューレを介して加えた。添加完了後、氷水浴を除去し、反応混合物は環境温度で1晩撹拌した。反応混合物は、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で2度、次いで食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムと硫酸マグネシウムの混合物上で乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮して46.22gのオレンジ色の固体を得た。この物質をトルエン(約1L)から再結晶し、高真空下60℃で乾燥し、33.09gのN−{2−[(2−クロロ−3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミドを得た。
パートB
水素化するための容器に5%Pt/C(4.14g)とN−{2−[(2−クロロ−3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミド(54.59g,0.147mol)のアセトニトリル(1800mL)溶液を入れた。容器を水素加圧(48psi,3.3×10Pa)下に1晩置いた。触媒の追加部分(4.25g)を添加し、容器を水素加圧(48psi,3.3×10Pa)下に4時間置いた。反応混合物は、CELITEフィルター助剤の層をとおしてろ過し、ろ過ケーキを洗浄液が透明になるまでフレッシュなアセトニトリルですすいだ。
パートC
窒素雰囲気下で、BパートからのN−{2−[(3−アミノ−2−クロロキノリン−4−イル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミド(0.147mol)のアセトニトリル(2.2L)溶液に、塩化3−メトキシプロピオニル(17.6mL,0.162mol)を滴加した。反応混合物は翌週まで環境温度で撹拌した。得られた沈殿をろ過により単離し、少量のアセトニトリルですすぎ、次いで高真空下60℃で乾燥し、55.84gのN−{2−クロロ−4−[2−(メタンスルホニルアミノ)−2−メチルプロピル]キノリン−3−イル}−3−メトキシプロピオンアミドを得た。
パートD
Parr容器に、25.0gのN−{2−クロロ−4−[2−(メタンスルホニルアミノ)−2−メチルプロピル]アミノキノリン−3−イル}−3−メトキシプロピオンアミドとアンモニアのメタノール溶液(7N溶液を300mL)とを入れた。第2の容器に、30.21gのN−{2−クロロ−4−[2−(メタンスルホニルアミノ)−2−メチルプロピル]キノリン−3−イル}−3−メトキシプロピオンアミドとアンモニアのメタノール溶液(7N溶液を400mL)とを入れた。両容器を密封し、次いで170℃で14時間加熱した。反応混合物を一体とし、減圧下で溶媒を除去した。残留物は、ジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム水溶液とに分配された。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液と食塩水の順番で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮し、38.16gのN−{2−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミドを白くない泡状物質として得た。
パートE
N−{2−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミド(0.55g,1.40mmol)のジクロロメタン(20mL)冷却(0℃)溶液に、窒素雰囲気下で三臭化ホウ素(ジクロロメタン中1M溶液の3.5mL)を滴加した。反応物を環境温度へ1晩温めた。反応物はメタノール(10mL)で急冷し、減圧下で溶媒を除去した。残留物は塩素化水素酸(6N)に溶解し、50℃で約2.5時間撹拌し、次いで、環境温度まで冷却させた。反応混合物は水酸化アンモニウムを用いてpH11に調節し、次いでジクロロメタン(x10)で抽出した。一体にした有機層は食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮して0.47gの白色固体を得た。この物質は分取HPLC(HORIZON HPFCシステム、30−50%グラジエントのCMAクロロホルム溶液をカラム容積の15倍用い、続いてカラム容積の5倍の50%CMAクロロホルム溶液を用いて溶離し)により精製し、次いで高真空下で250mgのN−{2−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミドを白色固体として得た。融点209−212℃。
Figure 2008543725
1723Sの元素分析:理論値C54.09%,H6.14%,N18.55%;実測値C53.76%,H6.02%,N18.32%。
実施例7
N−[2−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−1,1−ジメチルエチル]メタンスルホンアミド
Figure 2008543725
パートA
圧力容器に、N−{2−[(2−クロロ−3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミド(5g,13mmol)のアセトニトリル(150mL)溶液を入れた。触媒(0.5gの5%Pt/C)を入れ、容器を水素加圧下(50psi,3.4x10Pa)に2時間置いた。反応混合物はCELITEろ過助剤の層を通してろ過した。
パートB
パートAからのN−{2−[(3−アミノ−2−クロロキノリン−4−イル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミドのアセトニトリル溶液を氷水浴で冷却した。塩化アセトキシアセチル(1.5mL,14mmol)を、5分かけて添加した。反応混合物は3時間撹拌した。ろ過により沈殿を単離し、アセトニトリルですすぎ、粗製N−{2−クロロ−4−[2−(メタンスルホニルアミノ)−2−メチルプロピル]キノリン−3−イル}アセトキシアセトアミド塩化水素を得た。
パートC
パートBからの物質のエタノール(60mL)中懸濁液に、水酸化ナトリウム(0.8g)の水(15mL)溶液を加えると、固体はすべて溶解した。反応混合物を60℃で1晩加熱し、次いで減圧下で濃縮した。残留物は水(50mL)に溶解し、塩化ナトリウム(10g)を加え、クロロホルム(3×100mL)で抽出した。抽出物を減圧下で濃縮し、約4gの粗製N−[2−(4−クロロ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−1,1−ジメチルエチル]メタンスルホンアミドを得た。
パートD
パートCからの物質を、アンモニアのメタノール溶液(7N溶液を50mL)と混合し、150℃で10時間加熱した。反応混合物は、環境温度まで冷却した。ろ過により沈殿を単離し、メタノール(20mL)ですすぎ、水(50mL)でスラリー状にして、ろ過により単離し、水(20mL)で洗浄し、乾燥して、2,7gの褐色の結晶性固体を得た。この物質はメタノール(50mL)と混合し、50℃で1晩加熱し、次いでろ過により単離し、2.3gのN−[2−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−1,1−ジメチルエチル]メタンスルホンアミドを得た。融点262−265℃。C1621Sの元素分析:理論値C52.88%,H5.82%,N19.27%;実測値C52.64%,H5.95%,N19.50%。
実施例8−72
パートA
1−(4−アミノブチル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(73mg)の、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(5当量)を含むN,N−ジメチルアセタミド(1mL)の溶液を入れた試験管に、下の表1から選択した試薬(1.1当量)を加えた。試験管は、振とう機に1晩装着した。真空遠心分離により溶媒を除去した。反応混合物は、次の手順により固体支持液−液抽出により分離した。各試料は、クロロホルム(1mL)に溶解し、脱イオン水(600μL)と平衡にある珪藻土に20分間浸透させた。10分後、クロロホルム(500μL)を加え、生成物を珪藻土から収集プレートのくぼみに溶離させた。さらに10分後、追加のクロロホルム(500μL)を用いてこのプロセスを繰り返した。次いで、真空遠心分離により溶媒を除去した。
パートB
残留物(試験管内の)はジクロロメタン(1mL)と混合し、混合物を超音波で分解し、固体を溶解させた。溶液を冷却し(0℃)、次いで三臭化ホウ素(1Mのヘプタン溶液を400μL)と混合した。混合物を5分間振とうし、氷水浴に30分間漬け、次いで1晩振とうした。真空遠心分離により溶媒を除去した。残留物は、メタノール(1mL)と塩化水素酸(6Nの溶液を500μL)とで希釈した。混合物は30分間振とうし、次いで真空遠心分離により溶媒を除去した。これらの化合物は、Waters FractionLynx自動精製システムを用いて分取高速液体クロマトグラフィ(分取HPLC)により精製した。分取HPLCの各画分は、Waters LC/TOF−MSを用いて分析し、適切な画分は、遠心力を作用させて蒸発させ、所望の化合物のトリフルオロアセテート塩を得た。逆相分取液体クロマトグラフィは、5−95%の範囲のBからの非直線的勾配溶離を用いて行い、ここで、Aは0.05%トリフルオロ酢酸/水であり、Bは0.05%トリフルオロ酢酸/アセトニトリルである。各画分は、質量選択的制御により集めた。下の表1には、各実施例で用いた試薬、得られた化合物の構造式、および単離されたトリフルオロアセテート塩の測定された正確な質量値を示している。
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
実施例73−110
パートA
tert−ブチル3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピルカーバメート(5g,米国特許第6,573,273号,実施例148)と塩化水素酸のジオキサン溶液(4M溶液を100mL)とを混合し、環境温度で4時間撹拌した。反応混合物は、減圧下で濃縮した。残留物はメタノール(30mL)に溶解した。pHは、6Mの水酸化ナトリウムを用いてpH8に調節した。この溶液は、ジクロロメタン、酢酸エチル、トリエチルアミンおよび食塩水を用いて希釈した。有機層を減圧下で濃縮するとオレンジ色の固体が得られた。この物質は分取HPLCにより精製し(COMBIFLASHシステム、まず1%の水酸化アンモニウムと0〜10%グラジエントのメタノールとを含むジクロロメタン溶液で、次いで、1%の水酸化アンモニウムと9〜30%グラジエントのメタノールとを含むジクロロメタン溶液で溶離し)1.58gの1−(3−アミノプロピル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンを黄色の固体として得た。
パートB
1−(3−アミノプロピル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンのN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.5当量)を含むクロロホルム(1mL)溶液を入れた試験管に、下の表2から選択された試薬(1.1当量)を添加した。試験管は、振とう機に1晩装着した。反応混合物は、次の手順により固体支持液−液抽出により分離した。各試料は、クロロホルム(1mL)に溶解し、脱イオン水(600μL)と平衡にある珪藻土に20分間浸透させた。10分後、クロロホルム(500μL)を加え、生成物を珪藻土から収集プレートのくぼみに溶離させた。さらに10分後、追加のクロロホルム(500μL)を用いてこのプロセスを繰り返した。次いで、真空遠心分離により溶媒を除去した。
パートC
エーテルは開裂され、得られた生成物は実施例8−72のパートBの方法を用いて精製した。下の表2には、各実施例で用いた試薬、得られた化合物の構造式、および単離されたトリフルオロアセテート塩の測定された正確な質量値を示している。
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
実施例111−140
化学式Xaの化合物(約25mg)の冷却した(0℃)のジクロロメタン(1mL)溶液を入れた試験管に、三臭化ホウ素(1Mのヘプタン溶液を400μL)を添加した。試験管を振とうして管内に渦流をつくり、0℃に0.5時間保持し、次いで環境温度で1晩振とうした。反応混合物は、メタノール(1mL)と塩化水素酸(6Nの溶液を250μL)とで希釈し、次いで真空遠心分離により溶媒を除去した。これらの化合物は、実施例8−72に記載した分取HPLCにより精製した。表3には、出発物質の構造式、出発物質に関する文献、得られた化合物の構造式、および単離されたトリフルオロアセテート塩の測定された正確な質量値を示している。
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
具体的な例は挙げられていないが、この化合物は開示された合成ルートを用いて簡単に調製することができる。

実施例141
N−{3−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−2−メチルプロピオンアミド
Figure 2008543725
パートA
1−(3−アミノプロピル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン・ジ塩化水素(6g,16mmol)は、トリエチルアミン(11.2mL,80mmol)およびピリジン(100mL)と混合した。塩化イソブチル(1.9g,18mmol)を滴加し、反応混合物は環境温度で1時間撹拌した。反応混合物は飽和重炭酸ナトリウム水溶液と混合し、ジクロロメタン(3×200mL)で抽出した。集めた有機層は、硫酸マグネシウム上で乾燥し、CELITEろ過助剤の層を通してろ過し、次いで減圧下で濃縮して6.2gのN−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−2−メチルプロピオンアミドを褐色の固体として得た。
パートB
パートAからの物質は、ジクロロメタン(40mL)と混合し、均一になるまで撹拌し、次いで氷水浴で冷却した。三臭化ホウ素(1Mのジクロロメタン溶液を40mL)を徐々に添加した。氷水浴は取り除き、反応混合物は環境温度で1晩撹拌した。反応混合物は、減圧下で濃縮した。残留物は、メタノール(50mL)および塩化水素(6Nの溶液を50mL)と混合し、50℃で2時間加熱した。溶液は、水酸化ナトリウム(6M)を用いてpH9に調節し、まず酢酸エチル(3×100mL)、次いでジクロロメタンで抽出した。有機層は硫酸マグネシウム上で乾燥し、CELITEろ過助剤の層を通してろ過し、次いで減圧下で濃縮した。残留物は、分取HPLC(HORIZON HPFCシステム、ジクロロメタン中0−10%の範囲の勾配があるメタノールを用いて溶離)により精製し、アセトニトリルから再結晶し、次いで真空オーブン中で乾燥して208mgのN−{3−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−2−メチルプロピオンアミドを白くない固体として得た。融点196−198℃。C1925の元素分析:理論値C64.20%,H7.09%,N19.70%;実測値C63.99%,H7.28%,N19.63%。
実施例142
1−[2−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−1,1−ジメチルエチル]−3−(1−メチルエチル)尿素
Figure 2008543725
パートA
窒素雰囲気下で、1,2−ジアミノ−2−メチルプロパン(52.20mL,503.3mmol)、トリエチルアミン(131.8mL,958.8mmol)およびジクロロメタン(1.0L)の溶液は、氷水浴で冷却し、4−クロロ−3−ニトロキノリン(100.0g,479.4mmol)を5分かけて少しずつ添加した。反応混合物は0℃で2時間撹拌し、徐々に環境温度まで温めた。16時間後、反応混合物は減圧下で濃縮した。残留物は、水(500mL)とともに1時間砕いて粉末にした。得られた固体はろ過により単離し、真空デシケータ中で1晩乾燥し、124.6gのN−(3−ニトロキノリン−1−イル)−2−メチルプロパン−1,2−ジアミンを黄色の結晶性固体として得た。
パートB
窒素雰囲気下で、N−(3−ニトロキノリン−1−イル)−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン(60.0g,231mmol)のジクロロメタン(1.0L)懸濁液を氷水浴で冷却した。イソプロピルイソシアネート(23.8mL,242mmol)を10分かけて滴加した。反応物は、室温まで徐々に温めた。17時間後、イソプロピルイソシアネート(約2mL)を追加した。さらに3時間後、イソプロピルイソシアネート(1mL)を追加した。2時間後、反応混合物は濃縮して79.8gの1−{1,1−ジメチル−2−[(3−ニトロキノリン−1−イル)アミノ]エチル}−3−(1−メチルエチル)尿素を鮮黄色の固体として得た。
パートC
圧力容器に、パートBからの物質、5%Pt/C(4.24g)およびアセトニトリル(1.5L)を装入した。混合物は20時間水素加圧下に置き、次いでCELITEろ過助剤の層を通してろ過した。ろ過ケーキはアセトニトリルですすいだ。ろ液は減圧下で濃縮した。残留物はトルエン(750mL)に溶解し、次いで減圧下で濃縮し、残留水を除去した。トルエン濃縮を繰り返した。残留物はジクロロメタン(約1L)に溶解し、減圧下で濃縮し、次いで高真空下で乾燥して66.4gの1−{1,1−ジメチル−2−[(3−ニトロキノリン−1−イル)アミノ]エチル}−3−(1−メチルエチル)尿素をオレンジ色の泡状物質として得た。
パートD
窒素雰囲気下で、1−{1,1−ジメチル−2−[(3−ニトロキノリン−1−イル)アミノ]エチル}−3−(1−メチルエチル)尿素(66.0g,209mmol)とトリエチルアミン(32.1mL,230mmol)とのジクロロメタン(1.0L)溶液は氷水浴で冷却した。塩化エトキシアセチル(23.6mL,291mmol)は、10分かけて滴加した。反応混合物は環境温度まで徐々に温め、そのまま1晩保持した。反応混合物は減圧下で濃縮した。残留物は、1−ブタノール(800mL)およびトリエチルアミン(87mL,627mmol)と混合し、140℃で3時間加熱した。反応混合物は、環境温度まで冷却し、次いで減圧下で濃縮して淡褐色の泡状物質を得た。この物質は、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、98/2/0.5のクロロホルム/メタノール/水酸化アンモニウムの溶液で溶離する)により精製し、29.36gの1−[2−(2−エトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−1,1−ジメチルエチル]−3−(1−メチルエチル)尿素を淡黄色の泡状物質として得た。
パートE
パートDからの物質のクロロホルム(350mL)冷却溶液に、3−クロロパーオキシ安息香酸(26.33gの60%,91.56mmol)を5分間かけて少しずつ加えた。反応混合物は、環境温度へ徐々に温めた。2時間後、反応混合物は氷水浴中で冷却し、激しく撹拌して均質化しながら、水酸化アンモニウム(100mL)を加えた。塩化パラ−トルエンスルホニル(15.27g,80.12mmol)は、10分かけて少しずつ加えた。氷水浴を取り除き、反応混合物を30分間撹拌した。反応混合物は、水(100mL)とクロロホルム(250mL)とで希釈した。各層は分離した。有機層は、10%炭酸ナトリウム(200mL)と水(200mL)とで洗浄した。集めた水層は、クロロホルム(100mL)で逆抽出した。集めた有機層は、食塩水(200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮して淡褐色の泡状物質を得た。泡状物質は、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、95/5のクロロホルム/メタノールで溶離)により精製し、次いでアセトニトリルから再結晶し、3.75gの1−[2−(4−アミノ−2−エトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−1,1−ジメチルエチル]−3−(1−メチルエチル)尿素を白くない固体として得た。
パートF
窒素雰囲気下で、1−[2−(4−アミノ−2−エトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−1,1−ジメチルエチル]−3−(1−メチルエチル)尿素(1.19g,2.99mmol)のジクロロメタン(30mL)懸濁液は、氷水浴で冷却した。三臭化ホウ素(1Mのジクロロメタン溶液を7.47mL)を加えた。反応混合物は、環境温度まで徐々に温め、次いで18時間撹拌した。三臭化ホウ素(2当量)を追加した。2時間後、反応混合物は、ジクロロメタン(10mL)とアセトニトリル(10mL)とで希釈し、さらに16時間撹拌し、メタノール(25mL)で急冷し、次いで減圧下で濃縮してオレンジ色の泡状物質を得た。泡状物質は、塩化水素(6Nの溶液を25mL)に溶解し、50℃で2時間加熱した。この溶液は、50%水酸化ナトリウムで中和した。得られたゴム状沈殿は、クロロホルム(3×15mL)で抽出した。集めた有機層は食塩水(15mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮して白くない固体を得た。この物質は、分取HPLC(HORIZON HPFCシステム、クロロホルム中15−50%グラジエントのCMAを用いて溶離)により精製し、次いでアセトニトリルから再結晶し、335gの1−[2−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)−1,1−ジメチルエチル]−3−(1−メチルエチル)尿素を白色結晶性固体として得た。融点196−199℃。
Figure 2008543725
MS(APCI)m/z371(M+H);C1926の元素分析:理論値C60.72%,H7.13%,N22.36%;実測値C60.44%,H7.42%,N22.52%。
実施例143
{4−アミノ−1−[2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロピル]−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル}メタノール
Figure 2008543725
1−[2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロピル]−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(0.4g,1.02mmol)のジクロロメタン(5mL)懸濁液に、三臭化ホウ素(1Mのジクロロメタン溶液を5.1mL)を加えた。添加すると発熱が認められ、混合物はふじ色に変わった。環境温度で20時間撹拌後、残りの出発物質は三臭化ホウ素(1Mのジクロロメタン溶液を2.5mL)を追加して消費した。反応物は塩酸(1N,20mL)で急冷し、均質な混合物を得た。各層は分離し、水層はジクロロメタン(20mL)で洗浄した。水酸化ナトリウム水溶液(50%)を加えて水層のpHを12に調節すると、溶液から固体が沈殿した。これを18時間撹拌し、ろ過して集めた固体を水で洗浄した。粗製品をシリカゲルのクロマトグラフィ(CMAを用いて溶離)により精製し、白色粉末を得た。粉末は、メタノール(20mL)を用いて砕いてすりつぶした。ろ過により固体を単離し、メタノールで洗浄し、65℃で4時間乾燥すると、150mgの{4−アミノ−1−[2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロピル]−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル}メタノールを白色粉末として得た。融点230−232℃。C1722Sの元素分析:理論値C56.33%,H6.12%,N15.46%;実測値C56.33%,H6.31%,N15.27%。
実施例144
N−{2−[4−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]エチル」−N−イソプロピル尿素
Figure 2008543725
N−{2−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]エチル」−N−イソプロピル尿素(400mg,1.1mmol)のジクロロメタン(50mL)撹拌溶液は、隔膜で密封し、窒素ガスでパージした。溶液は氷水浴で冷却し、三臭化ホウ素(1.0Mのジクロロメタン溶液を2.2mL)をシリンジにより加えた。得られた混合物は、環境温度に温めながら2時間撹拌した。混合物は、氷水浴中で0℃に冷却し、第2部分の三臭化ホウ素(1.0M,5.5mL)を加えた。反応物は、環境温度に温めながら18時間撹拌した。塩酸(6N,10ml)を加え、混合物は1時間撹拌した。各層は分離し、水層はpHが14に達するまで固体の水酸化ナトリウムを徐々に加えて中和すると、細かい沈殿が形成された。水性混合物はクロロホルム(2×50mL)で抽出し、ろ過した。得られた固体(ろ過ケーキ)は、有機抽出物、メタノール(50mL)およびシリカゲル(5g)と混合した。シリカに吸収された粗製品は、HORIZON HPFCシステム(シリカ・カートリッジ、2.6L以上のクロロホルム中で0−35%のCMAを用いて溶離)を用いたクロマトグラフィにより精製し、次いでアセトニトリルから再結晶し、170mgのN−{2−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]エチル}−N−イソプロピル尿素を白くない固体として得た。融点240℃超。
Figure 2008543725
MS(APCI)m/z343(M+H);C1722の元素分析:理論値C59.63%,H6.48%,N24.54%;実測値C59.64%,H6,59%,N24.58%。
実施例145
N−{4−[4−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}シクロペンタンカルボキサミド
Figure 2008543725
N−{4−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}シクロペンタンカルボキサミド(2.4g,5.8mmol)のジクロロメタン(25mL)冷却(氷水浴)懸濁液に、三臭化ホウ素(2.5当量,1Mのジクロロメタン溶液を14.6mL)を滴加した。反応混合物は環境温度へ徐々に温め、次いで6日間撹拌した。三臭化ホウ素(5当量,29mmol,29mL)を追加し、出発物質が消費されるまで、反応物は環境において撹拌した。反応物はメタノール(100mL)で徐々に冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残留物は、6M塩化水素酸(100mL)と混合し、50℃に加熱し、2時間撹拌した。得られた溶液は冷却(氷水浴)し、次いで6Mの水性水酸化ナトリウムを添加し、遊離塩基(pH9)にした。塩基性水溶液中に褐色のゴム状固体が形成された。デカンテーションにより固体から水性液体を分離し、アセトニトリル(30mL)を加えた。形成された白い沈殿は、ろ過により単離した。白い沈殿は、熱したアセトニトリルを用いて砕いて粉末にし、冷却し、ろ過により単離し、エーテルで洗浄し、真空下で乾燥して、N−{4−[4−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}シクロペンタンカルボキサミド(0.48g)を細かい白色固体として得た。融点183−186℃。MS(ESI)m/z382(M+H);C2127の元素分析:理論値C65.35%,H7.18%,N18.14%;実測値C65.06%,H6.90%,N18.13%。
実施例146
N−[4−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]イソブチルアミド
Figure 2008543725
N−[4−(4−アミノ−2−エトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]イソブチルアミド(2.4g,6.2mmol)のジクロロメタン(25mL)冷却(氷水浴)懸濁液に、三臭化ホウ素(2.5当量,1Mのジクロロメタン溶液を15.6mL)を滴加した。反応混合物は、環境温度へ徐々に温め、次いで1日間撹拌した。混合物に、追加の三臭化ホウ素(5当量,31mmol,31mL)を添加した。反応物は、メタノール(100mL)で徐々に冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残留物は、6M塩化水素酸(100mL)と混合し、50℃へ加熱し、2時間撹拌した。得られた溶液は冷却(氷水浴)し、次いで6Mの水性水酸化ナトリウムを添加し、遊離塩基(pH9)にした。塩基性水溶液中に褐色のゴム状固体が形成された。得られた固体は、ジクロロメタン(6×50mL)で抽出した。集めた抽出物は、食塩水(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮した。この物質は、分取HPLC(Analogix Separation System,Biotage Si40+Mカラム,1%の水酸化アンモニウムを含むジクロロメタン中0−20%グラジエントのメタノールで溶離)により精製して淡褐色の固体を得た。固体は、熱したアセトニトリルを用いて砕いて粉末にし、冷却し、ろ過により単離し、エーテルで洗浄し、真空下で乾燥し、N−[4−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]イソブチルアミド(0.049g)を白色固体として得た。融点222−224℃。MS(ESI)m/z356(M+H);C1925・0.25HBr・0.10HOの元素分析:理論値C60.46%,H6.80%,N18.55%;実測値C60.26%,H6.64%,N18.43%。
実施例147
N−[4−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド
Figure 2008543725
N−[4−(4−アミノ−2−エトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド(3g,7.92mmol)のジクロロメタン(20mL)冷却(氷水浴)懸濁液に、三臭化ホウ素(2.5当量,1Mのジクロロメタン溶液を20mL)を滴加した。反応混合物は、環境温度へ徐々に温め、次いで4時間撹拌した。混合物に、追加の三臭化ホウ素(2mL)を添加し、混合物は3時間撹拌した。反応物は、メタノール(20mL)で徐々に冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残留物は、6M塩化水素酸(50mL)と混合し、50℃へ加熱し、2時間撹拌した。得られた溶液は、減圧下でスラリーになるまで濃縮し、スラリーを冷却(氷水浴)し、次いで7Mアンモニアのメタノール溶液(40mL)を添加した。混合物は減圧下で濃縮し、7Mアンモニアのメタノール溶液(40mL)の添加を2回以上繰り返した。濃縮した褐色のスラッジ状の物質は、分取HPLC(ISCO Combiflash Separation System,Biotage Si40+Mカラム,1%の水酸化アンモニウムを含むジクロロメタン中勾配をつけたメタノールで溶離)により精製して淡褐色の固体を得た。固体は、熱したアセトニトリルを用いて砕いて粉末にし、冷却し、ろ過により単離し、エーテルで洗浄し、真空下で乾燥し、N−[4−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド(0.1g)をベージュ色の細かい固体として得た。融点216−219℃。MS(ESI)m/z364(M+H);C162123Sの元素分析:理論値C52.88%,H5.82%,N19.27%;実測値C52.62%,H5.71%,N19.02%。
実施例148
(4−アミノ−1−{4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチルN−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−L−バリネート
Figure 2008543725
N−[4−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド(2.1g,5.8mmol)のTHF撹拌懸濁液に、トリフェニルホスフィン(1.5当量,8.7mmol,2.2g)と、続いてCBZ−L−バリン(1.5当量,8.7mmol,2.3g)を添加した。懸濁液は5分間撹拌し、その後氷水浴で冷却した。この反応混合物に、ジイソプロピル・アゾジカルボキシレート(DIAD,1.8当量,10.4mmol,2.0mL)を添加し、反応物を室温まで温め、1晩撹拌した。減圧下で溶媒を蒸発させ、粗製固体は、分取HPLC(ISCO Combiflash Separation System,Biotage Si40+Mカラム,1%の水酸化アンモニウムを含むジクロロメタン中0−8%グラジエントのメタノールで溶離)により精製して固体を得た。固体はジエチルエーテル中で加熱し、ろ過して(4−アミノ−1−{4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチルN−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−L−バリネート(2g)をベージュ色の固体として得た。融点99−100℃。MS(ESI)m/z597(M+H);C2936Sの元素分析:理論値C58.37%,H6.08%,N14.08%;実測値C57.98%,H6.31%,N13.82%。
実施例149
(4−アミノ−1−{4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチルL−バリネート
Figure 2008543725
水素化処理を行う容器に、(4−アミノ−1−{4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチルN−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−L−バリネート(1.5g,2.5mmol)を装入し、続いてメタノール(30mL)、THF(15mL)、水(5mL)および濃HCl(5mL)の混合物を装入した。これにPd/C(90mg)を加え、水素化を40psi(2.8x10Pa)にて1晩行った。反応混合物に濃HCl(5mL)とPd/C(90mg)とを添加し、反応物は40psi(2.8x10Pa)にて1晩水素化した。反応物はCELITEろ過助剤の層を通してろ過し、ろ液を蒸発させて透明なオイルを得た。生成物は、分取HPLC(ISCO Combiflash Separation System,Biotage Si40+Mカラム,1%の水酸化アンモニウムを含むジクロロメタン中0−8%グラジエントのメタノールで溶離)により単離し、(4−アミノ−1−{4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチルL−バリネート(0.495g)を白くない固体として得た。融点161−163℃。MS(ESI)m/z463(M+H);C2130Sの元素分析:理論値C54.53%,H6.54%,N18.17%;実測値C53.96%,H6.62%,N17.85%,デルタC=0.57。
実施例150
[4−アミノ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メタノール
Figure 2008543725
パートA
窒素雰囲気下で、粗製4−クロロ−3−ニトロキノリン(13.10g,62.81mmol)とテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチルアミン塩化水素(10.0g,65.95mmol)との混合物に、THF(90mL)とトリエチルアミン(17.5mL,125.6mmol)とを順次添加した。反応混合物は、45℃の油浴に1時間浸漬し、次いで減圧下で濃縮した。残留物は、THF(30mL)と水(200mL)とで希釈した。THFは減圧下で除去した。固体はろ過により単離し、乾燥して16.3gの3−ニトロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)キノリン−4−アミンを淡黄色の固体として得た。
パートB
3−ニトロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)キノリン−4−アミン(2.50g)、炭素担持10%パラジウム(0.25g)およびエタノール(40mL)の混合物は、水素加圧下でParr装置に入れた。反応が完了した後、混合物はCELITEろ過剤の層を通してろ過してろ過した。ろ過ケーキは、エタノールで洗浄した。ろ液は減圧下で濃縮し、2.23gのN−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)キノリン−3,4−ジアミンを黄橙色の油として得た。
パートC
塩化クロロアセチル(12mL,151mmol)をジクロロメタン(30mL)に溶解し、得られた溶液を、N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)キノリン−3,4−ジアミン(35.3g,137mmol)のジクロロメタン(300mL)溶液に撹拌しながら20分かけて漏斗から添加した。得られた溶液は、窒素雰囲気下環境温度で24時間撹拌し、さらに24時間40℃に加熱した。混合物は、環境温度へ冷却し、ジクロロメタン(150mL)で希釈し、分液漏斗に移した。有機層は、水(2×200mL)と食塩水(2×200mL)とで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して38.2gの2−(クロロエチル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)キノリンを淡褐色の固体として得た。
パートD
2−(クロロエチル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)キノリン(3.0g,9.50mmol)のジクロロメタン(60mL)溶液に、3−クロロパーオキシ安息香酸(mCPBA)(3.8gの77%純物質,14.2mmol)を撹拌しながら添加した。15.5時間後、水酸化アンモニウム(12mL)と塩化p−トルエンスルホニル(2.2g,11.4mmol)とを撹拌しながらこの溶液に順次添加し、2相混合物を環境温度で3時間撹拌した。反応物は水(50mL)で希釈し、次いで分液漏斗に移した。水層はジクロロメタン(3×100mL)で抽出し、集めた有機画分は硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物は、HORIZON HPFCシステム(シリカ・カートリッジ、ジクロロメタン中で3−20%のメタノールを用いて溶離)を用いたカラム・クロマトグラフィにより精製し、1.6gの2−(クロロメチル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)キノリン−4−アミンを黄色の固体として得た。
パートE
2−(クロロメチル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)キノリン−4−アミン(0.55g,1.66mmol)の溶液に、酢酸カリウム(0.41g,4.16mmol)とヨウ化カリウム(0.28g,1.66mmol)とを撹拌しながら添加し、得られた懸濁液は50℃へ加熱した。17時間後、懸濁液は環境温度まで冷却し、減圧下で濃縮した。残留物は、メタノール(10mL)および水(5mL)に懸濁させ、水酸化リチウム1水和物(0.35g,8.31mmol)を一度に添加した。得られた溶液は環境温度で18時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残留物は、水(20mL)で希釈し、塩化水素酸(6N水溶液)で中和した。水層は、ジクロロメタン(2×50mL)および酢酸エチル(50mL)で抽出した。集めた有機画分は、濃縮すると黄色の固体が得られ、これをアセトニトリルから再結晶した。結晶は、ろ過により単離され、真空オーブン中65℃で乾燥すると、0.20gの[4−アミノ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メタノールを白くない固体として得た。融点239−241℃。C1720・0.2HOの元素分析:理論値C64.62%,H6.51%,N17.73%;実測値C64.45%,H6.69%,N17.62%。
実施例151−229
パートA
下の表から選んだ試薬(1.1当量)を入れた試験管に、1−(4−アミノブチル)−2−メトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(30mg,1当量,塩化3−メトキシプロピオニルの代わりに塩化メトキシアセチルを用いて実施例3の一般的方法により調製した)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2当量)とのN,N−ジメチルアセタミド(1mL)溶液を加えた。反応混合物は1晩振とうし、次いで水(100μL)で冷却した。溶媒は、真空遠心分離により除去した。残留物は、次のような手順により固体支持液−液抽出により精製した。試料は、クロロホルム(1mL)に溶解し、次いで1Mの水酸化ナトリウム(600μL)と平衡にある珪藻土に約20分間浸透させた。10分後、クロロホルム(500μL)を添加し、珪藻土から生成物を収集プレートのくぼみに溶離した。さらに10分後、追加のクロロホルム(500μL)を用いてこのプロセスを繰り返した。溶媒は、真空遠心分離により除去した。
パートB
残留物(試験管内の)は、ジクロロメタン(500μL)と混合し、試験管を振とうして固体を溶解する。溶液を冷却(0℃)し、次いで三臭化ホウ素(1Mのジクロロメタン溶液を400μL)と混合した。混合物は5分間振とうし、30分間冷却し、次いで環境温度で64時間振とうした。さらに、ジクロロメタン(500μL)と三臭化ホウ素(1Mのジクロロメタン溶液を400μL)とを加え、混合物を1晩振とうした。溶媒は、真空遠心分離により除去した。残留物は、メタノール(500μL)と塩化水素酸(6Nの溶液を500μL)で希釈した。溶媒は、真空遠心分離により除去した。これらの化合物は、実施例8−72に記載の方法により精製した。下の表には、各実施例で用いた試薬、得られた化合物の構造式、および単離されたトリフルオロアセテート塩の測定された正確な質量値を示している。
Figure 2008543725
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実施例230−245
パートA
1−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−2−メトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(31mg,1当量,塩化3−メトキシプロピオニルの代わりに塩化メトキシアセチル、tert−ブチルN−{2−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]ブチル}カーバメートの代わりにtert−ブチルN−{2−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カーバメートを用いて実施例3の一般的方法により調製した)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2当量)とのN,N−ジメチルアセタミド(1mL)溶液を試験管に入れた。下の表から選んだ試薬(1.1当量)を添加し、反応混合物を1晩振とうした。反応物は、濃縮した水酸化アンモニウム(100μL)で急冷し、溶媒は、真空遠心分離により除去した。
パートB
残留物(試験管内の)は、ジクロロメタン(1mL)と混合し、試験管を振とうして固体を溶解した。溶液を冷却(0℃)し、次いで三臭化ホウ素(1Mのジクロロメタン溶液を400μL)と混合した。反応物は約0℃に20分間保持した。メタノール(1mL)と塩化水素酸(6Nの溶液を500μL)とを加え、約30分間振とうした。溶媒は、真空遠心分離により除去した。これらの化合物は、実施例8−72に記載の方法により精製した。下の表には、各実施例で用いた試薬、得られた化合物の構造式、および単離されたトリフルオロアセテート塩の測定された正確な質量値を示している。
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
実施例246−257
パートA
1−(4−アミノブチル)−2−メトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(10.0g,33.4mmol)を含む丸底フラスコに、メタノール(160mL)と酢酸(40mL)とを順次加えた。反応物は5分間撹拌し、ピリジン3−カルボキサルデヒド(5.4g,50.1mmol)を添加し、反応物は環境温度で1晩撹拌した。得られたイミンに、シアノボロハイドライドナトリウム(1MのTHF溶液を33.4mL,33.4mmol)を、小分けし10分かけて添加した。45分後、溶媒を蒸発させて油を得た。油に飽和重炭酸ナトリウム水溶液(200mL)を加え、水層は、酢酸エチル(200mL)とジクロロメタン(200mL)とで洗浄した。生成物は、20%メタノール(2×100mL)ジクロロメタン溶液で水層から抽出した。有機層は混合し、溶媒を蒸発させて粗製2−メトキシメチル−1−{4−[(ピリジン−3−イルメチル)アミノ]ブチル}−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(約2g)を得た。水層は、再び20%メタノール(2×100mL)ジクロロメタン溶液で水層から抽出した。有機層は混合し、溶媒を蒸発させて粗製2−メトキシメチル−1−{4−[(ピリジン−3−イルメチル)アミノ]ブチル}−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(約2g)を得た。
パートB
下の表から選択した試薬(1.1当量)を含む試験管に、2−メトキシメチル−1−{4−[(ピリジン−3−イルメチル)アミノ]ブチル}−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(40mg,1当量)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2当量)とのN,N−ジメチルアセタミド(1mL)溶液を添加した。反応混合物は4時間振とうし、次いで水(50μL)で急冷した。溶媒は、真空遠心分離により除去した。残留物は、次のような手順により固体支持液−液抽出により精製した。試料は、クロロホルム(1mL)に溶解し、次いで1Mの水酸化ナトリウム(600μL)と平衡にある珪藻土に約20分間浸透させた。10分後、クロロホルム(500μL)を添加し、珪藻土から生成物を収集プレートのくぼみに溶離した。さらに10分後、追加のクロロホルム(500μL)を用いてこのプロセスを繰り返した。溶媒は、真空遠心分離により除去した。
パートC
残留物(試験管内の)は、ジクロロメタン(500μL)と混合し、試験管を振とうして固体を溶解した。溶液を冷却(0℃)し、次いで三臭化ホウ素(1Mのジクロロメタン溶液を400μL)と混合した。混合物は10分間振とうし、30分間冷却し、環境温度で1晩振とうした。次いで、溶媒は真空遠心分離により除去した。残留物は、メタノール(500μL)と塩化水素酸(6Nの溶液を500μL)とで希釈し、混合物は約30分間振とうした。溶媒は、真空遠心分離により除去した。これらの化合物は、実施例8−72に記載の方法により精製した。下の表には、各実施例で用いた試薬、得られた化合物の構造式、および単離されたトリフルオロアセテート塩の測定された正確な質量を示している。
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
実施例258−322
下の表の化合物は、2−メトキシメチル−1−{4−[(ピリジン−3−イルメチル)アミノ]ブチル}−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンの代わりに1−(4−ベンジルアミノブチル)−2−エトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンを用いて実施例246−257のパートBおよびCの方法により調製し、精製した。1−(4−ベンジルアミノブチル)−2−エトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンは、ピリジン−3−カルボサアルデヒドの代わりにベンズアルデヒド、1−(4−アミノブチル)−2−メトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンの代わりに1−(4−アミノブチル)−2−エトキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンを用いて実施例246−257のパートAの一般的方法により調製した。下の表には、各実施例で用いた試薬、得られた化合物の構造式、および単離されたトリフルオロアセテート塩の測定された正確な質量値を示している。
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
実施例323−329
下の表の化合物は、実施例111−140の一般的方法により調製した。表は、エーテル出発物質の文献、得られる化合物の構造式、および単離されたトリフルオロアセテート塩の実測した正確な質量値を示している。
Figure 2008543725
Figure 2008543725
具体的な例は挙げられていないが、開示された合成方法を用いると、この化合物は容易に調製することができる。
代表的化合物
上の実施例に記載された、化合物の一部を含む代表的化合物は、次のような化学式Ib並びに次のような置換基nとRとを有し、式中、表の各行は本発明の特定の実施形態を表すために化学式Ibに合致している。
Figure 2008543725
Figure 2008543725
ヒト細胞におけるサイトカイン誘発
サイトカイン誘発を見極めるために、人工のヒト血液細胞システムが使われる。活性は、”Cytokine Induction by the Immunomodulators Imiquimod and S−27609”,Journal of Leukocyte Biology,58,365−372(September,1995)にTesterman et.al.により記載されたインターフェロン(α)および腫瘍壊死因子(α)(それぞれ、IFN−αおよびTNF−α)の測定に基づいている。
血液細胞の培養調製
健康なヒトであるドナーからの全血は、静脈穿刺によりEDTAを含むバクテナー管またはシリンジ内に集める。末梢血単核細胞(PBMC)は、HISTOPAQUE−1077(Sigma,St.Louis,MO)またはFicoll−Paque Plus(Amersham Biosciences Piscataway,NJ)を用いた密度勾配遠心分離により全血から分離される。血液は、Dulbeccoのホスフェート緩衝生理食塩水(DPBS)またはHankのバランス溶液(HBSS)と1:1に希釈する。代わりに、全血は、密度勾配媒体を含むAccuspin(Sigma)またはLeucoSep(GreinerBio−One,Inc.,Longwood,FL)遠心フリット管に入れる。PBMC層を集め、DPBSまたはHBSSで2度洗浄し、RPMIコンプリート中に4×10細胞/mLにて再懸濁する。PBMC懸濁液は、テスト化合物を含む等容積のRPMIコンプリート媒体を含む平底無菌培養プレートの96のくぼみに加える。
化合物の調製
これらの化合物は、ジメチルスルホキサイド(DMSO)に溶解する。DMSO濃度は、培養くぼみに添加する場合最終濃度は1%を超えてはならない。これらの化合物は、一般に、30−0.014μMの濃度範囲でテストする。対照には、媒体のみの細胞試料、DMSOのみ(化合物なし)の細胞試料、および標準化合物を入れた細胞試料がある。
培養
テスト化合物の溶液は、RPMIコンプリートを含む第1のくぼみに60μMにて添加し、くぼみで連続して3倍に希釈する。次いで、くぼみに等容積のPBMC懸濁液が添加され、テスト化合物の濃度を所望の範囲(通常、30−0.014μM)にする。PBMC懸濁液の最終濃度は2×10細胞/mLである。プレートは無菌のプラスチックのふたでカバーし、やさしく混合し、次いで5%二酸化炭素雰囲気中37℃で18−24時間培養する。
分離
培養に続いて、これらのプレートは、4℃、1000rpm(約200xg)において10分間遠心分離する。細胞を含まない培養液の上澄みを除去し、無菌のポリプロピレン管に移した。試料は−30〜−70℃の範囲に保持した。試料は、IFN−αはELISAにより、TNF−αはIGEN/Veris試験により分析した。
インターフェロン(α)および腫瘍壊死因子(α)の分析
IFN−α濃度は、PBL Biomedical Labolatories,Piscataway,NJからのヒトマルチサブタイプ比色分析サンドイッチELISA(カタログ番号41105)を用いて測定する。結果は、pg/mL単位で示す。
TNF−α濃度は、ORIGEN Mシリーズの免疫学的検定により測定し、以前はIGEN International,Gaithesburg.MDとして知られた、BioVeries Corp.からのIGEN M−8アナライザで読み取る。免疫学的検定は、Biosource International,Camarillo,CAからのヒトTNF−α捕獲および検出抗体ペア(カタログ番号AHC3419およびAHC3712)を用いる。結果は、pg/mL単位で示す。
試験データおよび分析
全体では、この検定のデータ出力は、化合物濃度(x軸)の関数としてのTNF−αおよびIFN−αの濃度値(y軸)からなる。
データの分析には、2つのステップがある。まず、平均DMSO(DMSO対照くぼみ)または実験のバックグラウンド(通常、IFN−αの場合20pg/mL、TNF−αの場合40pg/mL)が比較的大きい場合は各読み取り値から差し引く。バックグラウンドを差し引くと負の値になるならば、読み取り値は”*”と報告し、検出値が信頼できないことになる。次の計算および統計では、”*”はゼロとして処理される。第2に、すべてのバックグラウンドを差し引いた値は、実験ごとの変動を低減するために単一の調節比を乗じる。調節比は、新しい実験における標準化合物の面積を、過去61の実験に基づく標準化合物の見込まれた面積により割り算された値(未調節読み取り値)である。これは、用量−反応曲線の形を変えることなく、新しいデータの読み取り値(y値)の拡大縮小をもたらす。使われる標準化合物は、2−[4−アミノ−2−エトキシメチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−α,α−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]エタノール水和物(米国特許第5,352,784号の実施例91)であり、見込み面積は、過去61の実験からの平均用量値の和である。
最小有効濃度は、特定の実験および化合物に関わるバックグラウンドを差し引き、標準値により調節した結果に基づいて計算する。最小有効濃度(μモル)は、テストしたサイトカインに関わる固定サイトカイン濃度(通常、IFN−αの場合20pg/mL、TNF−αの場合40pg/mL)を越えた反応を誘発するテスト化合物の最低濃度である。最大反応(pg/mL)は、用量反応曲線において得られた最大反応である。
本発明の化合物および近接した類似体がサイトカイン生合成を誘発する能力について、上に記載したテスト方法を用いてテストした。用いた類似体は下の表に示している。
Figure 2008543725
この化合物は、具体的に例示されていないが、引用文献で開示された合成方法を用いて容易に調製することができる。

実施例6と7との化合物、密接に関連したいくつかの類似体は、上に記載したテスト方法を用いてテストした。実施例6、類似体2、類似体3および類似体5のIFN−α用量反応曲線は、図1に示している。実施例6、類似体2、類似体3および類似体5のTNF−α用量反応曲線は、図2に示している。実施例7、類似体1、類似体2および類似体4のIFN−α用量反応曲線は、図3に示している。実施例7、類似体1、類似体2および類似体4のTNF−α用量反応曲線は、図4に示している。IFN−αを誘発する最小有効濃度、TNF−αを誘発する最小有効濃度、IFN−αの最大反応、およびTNF−αの最大反応は、下の表5に示し、ここで、#は化合物をテストした個々の実験の番号である。化合物を1回より多くの実験でテストした場合は、表に示した値は平均値である。
Figure 2008543725
実験上のバックグラウンドが40pg/mL未満のTNF−α
本発明の化合物および近接した類似体がサイトカイン生合成を誘発する能力について、上に記載したテスト方法を用いてテストした。IFN−αを誘発する最小有効濃度、TNF−αを誘発する最小有効濃度、IFN−αの最大反応、およびTNF−αの最大反応は、下の表5に示し、ここで、#は化合物をテストした個々の実験の番号である。化合物を1回より多くの実験でテストした場合は、表に示した値は平均値である。
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
Figure 2008543725
TNFの実験上のバックグラウンドが40mg/mL未満であることを意味している。
類似体1−11、17−33、68、72および77は、米国特許第6,331,539および6,677,349号に具体的に挙げられているか、これらの特許で開示された合成方法を用いて容易に調製できる。
類似体12−16、40−42、46−50、56、57、62、63、66および67は、米国特許第6,541,485および6,573,273号に具体的に挙げられているか、これらの特許で開示された合成方法を用いて容易に調製できる。
類似体32−35および83は、米国特許第6,664,264号に具体的に挙げられているか、この特許で開示された合成方法を用いて容易に調製できる。
類似体36−39は、米国特許第6,683,088号に具体的に挙げられているか、この特許で開示された合成方法を用いて容易に調製できる。
類似体43−45、58、59、70および73は、米国特許第6,069,149および6,677,349号に具体的に挙げられているか、これらの特許で開示された合成方法を用いて容易に調製できる。
類似体52−55、60、61、64、65、69、71、74、75、78および82は、米国特許第6,451,810および6,756,382号に具体的に挙げられているか、これらの特許で開示された合成方法を用いて容易に調製できる。
類似体79−81は、米国特許第6,664,265号に具体的に挙げられているか、この特許で開示された合成方法を用いて容易に調製できる。
本発明の完全な開示、特許文書、およびこれらで引用された刊行物は、あたかも各々が個別に組み込まれるように、引用によりその全体が組み込まれる。本発明に対する種々の変形形態および修正は、本発明の範囲と意図を外れていないことは、当業者には明らかである。本発明では、例として挙げた実施形態および本明細書に記載された実施例により過度に限定する意図はなく、この種の実施例と実施形態とは、本明細書に記載された特許請求の範囲によってのみ限定される本発明の範囲内の実施例および実施形態のみが提示されていることは明らかである。
図1は、実施例6、類似体2、類似体3および類似体5のIFN−α用量反応曲線(下の表5に示した値に対応している)を示している。 図2は、実施例6、類似体2、類似体3および類似体5のTNF−α用量反応曲線(下の表5に示した値に対応している)を示している。 図3は、実施例7、類似体1、類似体2および類似体4のIFN−α用量反応曲線(下の表5に示した値に対応している)を示している。 図4は、実施例7、類似体1、類似体2および類似体4のTNF−α用量反応曲線(下の表5に示した値に対応している)を示している。

Claims (20)

  1. 化学式Iの化合物であって、
    Figure 2008543725
    式中、
    mは0または1であり、
    nは1または2であり、
    RはC1−10アルキル、C1−10アルコキシ、ハロゲンおよびC1−10ハロアルキルからなる群から選択され、
    は、
    −X−Y−R
    −X−R、および
    −X−Het、
    からなる群から選択され、
    Xは、1つの−O−基が任意に割り込んだ、直鎖または分岐鎖アルキレンであり、
    Yは、−S(O)0−2−および−N(R)−Q−からなる群から選択され、
    は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、該アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニル基は、非置換あるいはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群、並びにアルキルおよびアルケニルの場合オキソをさらに追加した群から独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基により置換することができ、
    は、
    Figure 2008543725
    からなる群から選択され、
    Hetは、テトラヒドロピラニルおよびテトラヒドロフラニルからなる群から選択され、
    は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
    はC2−7アルキレンであり、
    は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニルおよびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
    10はC3−8アルキレンであり、
    Aは、−O−、−C(O)−、−CH−、−S(O)0−2−および−N(Q−R)−からなる群から選択され、
    Qは、結合、−C(R)−、−S(O)−、−C(R)−N(R)−、−S(O)−N(R)−、−C(R)−O−および−C(R)−S−からなる群から選択され、
    aとbとは、a+b≦7であることを前提にし、独立して1から6までの整数であり、
    Yが−S(O)0−2−である場合は、Xは−O−基を含むことができない、
    化合物、または薬学的に許容できるその塩。
  2. 化学式IIの化合物であって、
    Figure 2008543725
    式中、
    は、
    −C(O)−R’、
    α−アミノアシル、
    α−アミノアシル−α−アミノアシル、
    −C(O)−O−R’、
    −C(O)−N(R”)R’、
    −C(=NY’)−R’、
    −CH(OH)−C(O)−OY’
    −CH(OC1−4アルキル)Y
    −CH、および
    −CH(CH)Y
    からなる群から選択され、
    R’およびR”は、R”も水素でもよいという前提で、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、ベンジルおよび2−フェニルエチルからなる群から独立に選択され、これらの各々は非置換あるいはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−4アルキレニル、ヘテロアリール−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルコキシ、−O−C(O)−CH、−C(O)−O−CH、−C(O)−NH、−O−CH−C(O)−NH、−NH、および−S(O)−NHからなる群から独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基により置換されてもよく、
    α−アミノアシルは、ラセミ性アミノ酸、D−アミノ酸およびL−アミノ酸からなる群から選択されたアミノ酸から誘導されたα−アミノアシル基であり、
    Y’は、水素、C1−6アルキルおよびベンジルからなる群から選択され、
    は、C1−6アルキル、カルボキシ−C1−6アルキレニル、アミノ−C1−4アルキレニル、モノ−N−C1−6アルキルアミノ−C1−4アルキレニルおよびジ−N,N−C1−6アルキルアミノ−C1−4アルキレニルからなる群から選択され、
    は、モノ−N−C1−6アルキルアミノ、ジ−N,N−C1−6アルキルアミノ、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−1−イルおよび4−C1−4アルキルピペラジン−1−イルからなる群から選択され、
    mは0または1であり、
    nは1または2であり、
    Rは、C1−10アルキル、C1−10アルコキシ、ハロゲンおよびC1−10ハロアルキルからなる群から選択され、
    は、
    −X−Y−R
    −X−R、および
    −X−Het、
    からなる群から選択され、
    Xは、1つの−O−基が任意に割り込んだ、直鎖または分岐鎖アルキレンであり、
    Yは、−S(O)0−2−および−N(R)−Q−からなる群から選択され、
    は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、該アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキレニル基は、非置換あるいはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群、並びにアルキルおよびアルケニルの場合オキソをさらに追加した群から独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基により置換することができ、
    は、
    Figure 2008543725
    からなる群から選択され、
    Hetは、テトラヒドロピラニルおよびテトラヒドロフラニルからなる群から選択され、
    は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
    はC2−7アルキレンであり、
    は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニルおよびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
    10はC3−8アルキレンであり、
    Aは、−O−、−C(O)−、−CH−、−S(O)0−2−、および−N(Q−R)−からなる群から選択され、
    Qは、結合、−C(R)−、−S(O)−、−C(R)−N(R)−、−S(O)−N(R)−、−C(R)−O−、および−C(R)−S−からなる群から選択され、
    aとbとは、a+b≦7であることを前提にし、独立して1から6までの整数であり、
    Yが−S(O)0−2−である場合は、Xは−O−基を含むことができない、
    化合物、または薬学的に許容できるその塩。
  3. 化学式IIIの化合物であって、
    Figure 2008543725
    式中、
    は、
    −X−C(O)−R’、
    α−アミノアシル、
    α−アミノアシル−α−アミノアシル、
    −X−C(O)−O−R’、
    −C(O)−N(R”)R’、および
    −S(O)−R’
    からなる群から選択され、
    は結合、−CH−O−、−CH(CH)−O−、−C(CH−O−からなる群、および−X−C(O)−O−R’の場合、−CH−NH−をさらに追加した群から選択され、
    R’およびR”は、R”も水素でもよいという前提で、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、ベンジルおよび2−フェニルエチルからなる群から独立に選択され、これらの各々は非置換あるいはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−4アルキレニル、ヘテロアリール−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルキレニル、ハロ−C1−4アルコキシ、−O−C(O)−CH、−C(O)−O−CH、−C(O)−NH、−O−CH−C(O)−NH、−NHおよび−S(O)−NHからなる群から独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基により置換されてもよく、
    α−アミノアシルは、ラセミ性アミノ酸、D−アミノ酸およびL−アミノ酸からなる群から選択されたα−アミノ酸から誘導されたα−アミノアシル基であり、
    mは0または1であり、
    nは1または2であり、
    Rは、C1−10アルキル、C1−10アルコキシ、ハロゲンおよびC1−10ハロアルキルからなる群から選択され、
    は、
    −X−Y−R
    −X−R、および
    −X−Het、
    からなる群から選択され、
    Xは、1つの−O−基が任意に割り込んだ、直鎖または分岐鎖アルキレンであり、
    Yは、−S(O)0−2−および−N(R)−Q−からなる群から選択され、
    は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、該アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニル基は、非置換あるいはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群、並びにアルキルおよびアルケニルの場合オキソをさらに追加した群から独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基により置換することができ、
    は、
    Figure 2008543725
    からなる群から選択され、
    Hetは、テトラヒドロピラニルおよびテトラヒドロフラニルからなる群から選択され、
    は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
    はC2−7アルキレンであり、
    は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、アリールアルキレニルおよびヘテロアリールアルキレニルからなる群から選択され、
    10はC3−8アルキレンであり、
    Aは、−O−、−C(O)−、−CH−、−S(O)0−2−、および−N(Q−R)−からなる群から選択され、
    Qは、結合、−C(R)−、−S(O)−、−C(R)−N(R)−、−S(O)−N(R)−、−C(R)−O−および−C(R)−S−からなる群から選択され、
    aとbとは、a+b≦7であることを前提に、独立して1から6までの整数であり、
    Yが−S(O)0−2−である場合は、Xは−O−基を含むことができない、
    化合物または薬学的に許容できるその塩。
  4. 請求項1、2および3のいずれか1つの化合物または塩であって、nが1である化合物または塩。
  5. 請求項1、2および3のいずれか1つの化合物または塩であって、nが2である化合物または塩。
  6. 請求項1から5までのいずれか1つの化合物または塩であって、mが0である化合物または塩。
  7. 請求項1から6までのいずれか1つの化合物または塩であって、Rが、−X−Y−Rであり、Xは1つの−O−基が割り込んでもよい、直鎖または分岐鎖C1−6アルキレンであり、Yは−N(R)−C(O)−、−N(R)−S(O)−、−N(R)−C(O)−N(R)−および−S(O)−からなる群から選択され、式中Rは水素とメチルとから選択され、RはC1−6アルキル、イソキノリニル、N−メチルイミダゾリル、ピリジニル、キノリニル、フェニル、並びにクロロ、シアノ、フルオロ、ヒドロキシ、およびメチルからなる群から選択される置換基により置換されたフェニルからなる群から選択される化合物または塩。
  8. 請求項1から7までのいずれか1つの化合物または塩であって、Rが、2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]エチル、4−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]ブチル、2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、2−{[(1−メチルエチル)カルボニル]アミノ}エチル、4−{[(1−メチルエチル)カルボニル]アミノ}ブチル、2−メチル−2−{[(1−メチルエチル)カルボニル]アミノ}プロピル、2−[(メチルスルホニル)アミノ]エチル、4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−メチル−2−({[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)プロピル、および2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロピルからなる群から選択される化合物または塩。
  9. 請求項1から6までのいずれか1つの化合物または塩であって、Rは−X−Y−Rであり、Xは1つの−O−基が割り込んでもよい、直鎖または分岐鎖C1−8アルキレンであり、Yは−N(R)−C(O)−、−N(R)−S(O)−、−N(R)−C(O)−N(R8a)−および−S(O)−からなる群から選択され、Rは水素、メチル、ベンジルまたはピリジン−3−イルメチルであり、R8aは水素、メチルまたはエチルであり、RはC1−7アルキル、ハロC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、フェニル、ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、2−フェニルエテニル、フェニルシクロプロピル、ピリジニル、チエニル、N−メチルイミダゾリル、3,5−ジメチルイソキサゾリルからなる群より選択され、ベンジルは非置換あるいはメチル基により置換され、フェニルは、非置換あるいはメチル、フルオロ、クロロ、シアノ、ヒドロキシおよびジメチルアミノからなる群から独立に選択される1つまたは2つの置換基により置換される、化合物または塩。
  10. 請求項1から6までのいずれか1つの化合物または塩であって、Rが−X−Rであり、XはC1−6アルキレンであり、R
    Figure 2008543725
    である化合物または塩。
  11. 請求項1から6までまたは10のいずれか1つの化合物または塩であって、Rが、4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル、4−[(4−モルホリンカルボニル)アミノ]ブチルおよび2−[(4−モルホリンカルボニル)アミノ]エチルからなる群から選択される化合物または塩。
  12. 請求項1から6までのいずれか1つの化合物または塩であって、Rが−C1−4アルキレニル−Hetである化合物または塩。
  13. 請求項1から6までまたは12のいずれか1つの化合物または塩であって、Rが、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチルである化合物または塩。
  14. N−[4−(4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドとN−{4−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル]}メタンスルホンアミドからなる群から選択される化合物または薬学的に許容できるその塩。
  15. N−{2−[4−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミドまたは薬学的に許容できるその塩。
  16. 請求項1から15までのいずれか1つの治療上有効量の化合物または塩および薬学的に許容できる担体を含む薬剤組成物。
  17. 動物においてIFN−αの生合成を選択的に誘発する方法であって、治療上有効量の請求項1から15までのいずれか1つの化合物または塩、あるいは請求項16の薬剤組成物を該動物に投与することを含む方法。
  18. 処置を必要とする動物のウイルス性疾患を処置する方法であって、治療上有効量の請求項1から15までのいずれか一項に記載の化合物または塩、あるいは請求項16に記載の薬剤組成物を該動物に投与することを含む方法。
  19. 処置を必要とする動物の腫瘍性疾患を処置する方法であって、治療上有効量の請求項1から15までのいずれか一項に記載の化合物または塩、あるいは請求項16に記載の薬剤組成物を該動物に投与することを含む方法。
  20. 請求項17、18または19のいずれか一項に記載の方法であって、前記化合物または塩または薬剤組成物が全身に投与される方法。
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