JP2021046178A - 車両の車室構造 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、前記トリム屈曲部の近傍かつ上方に設けられている前記係合部は、少なくとも上下方向で他の前記係合部よりも強固に係合されている、ようにしてもよい。
なお、本実施の形態においては、上および下の定義を、車両の上下方向を基準としたものとする。例えば、車両の上下方向で上方を、単に上方、車両の上下方向で下方を、単に下方という。また、上部、下部、上端、下端等も同様である。
図1は、本発明の実施の形態における車室構造を備えた車両の一例を示す側面図である。また、図2は、本発明の実施の形態における車室構造を備えた車両の一例を示す断面図である。また、図3は、本発明の実施の形態における側突時の車室構造の変化の一例を示す模式図である。
図1、図2に示すように、車両1の車体サイドには、フロントドア10およびリアドア20が設けられている。また、車両1の下部にはアンダーフロア3が設けられ、上部にはルーフ4が設けられている。そして、アンダーフロア3、ルーフ4、フロントドア10、リアドア20等で車室が形成される。
なお、本発明の車両の車室構造における特徴的な構造は、フロントドア10およびリアドア20、並びに、左右で同様のものなので、以下の説明では、車両1の右側のフロントドア10および右側フロントの座席シート30について、説明する。
座席シート30は、車両1に乗車した乗員Pが着座するものである。また、座席シート30は、乗員Pの臀部から大腿部を支えるシートクッション31(座部)と、リクライニング可能に設けられたシートバック32(背もたれ部)と、乗員Pの頭部を支えるヘッドレスト33(ヘッド部)と、を備えている。
また、シートクッション31は、シートクッション31の外側が上方に移動可能となっている。または、車両1の中央側を中心に上方へ回転可能となっている。
フロントドア10は、アウタパネル11と、インナパネル12と、インナトリム13と、を備えている。また、インナパネル12とインナトリム13とは、係合部14により係合されている。
また、アウタパネル11およびインナパネル12は、車室の側壁部を構成する側壁パネルを形成する。また、アウタパネル11とインナパネル12との間には、ウインドガラス15を昇降可能に収納する空間が設けられるとともに、ウインドガラス15の昇降機構(図示せず)等が配設されている。
また、インナパネル12とインナトリム13との間には、衝撃吸収体(図示せず)が配設されている。
アウタパネル11は、車両1の外側に設けられ、外壁を成すものである。また、アウタパネル11は、外部からの衝撃を直接受け、吸収するようになっている。
インナパネル12は、アウタパネル11に対して、車両1の内側に設けられ、内壁を成すものである。また、インナパネル12には、衝撃入力により、当該インナパネル12の変形を誘発するパネル屈曲部12aが設けられている。
なお、脆弱部としては、丸穴や矩形穴などの切欠き穴に限らず、切欠き溝等であってもよい。
インナトリム13は、インナパネル12と係合される内装部材であり、インナパネル12よりも車室内側に設けられ、内部に衝撃吸収体が設けられている。また、インナトリム13には、衝撃入力により、当該インナトリム13の変形を誘発するトリム屈曲部13aが設けられている。
また、インナトリム13の上端部と下端部は、インナパネル12に簡易接続されている。特に、インナトリム13の下端部の接続は、インナトリム13の剛性よりも弱く、側突などの衝撃では容易に外れやすくなっている。
図3は、他車両60が車両1に側突した場合の車両1の車室構造の変化を示す模式図である。
これにより、座席シート30のシートクッション31に着座していた乗員Pは、車両1の内側に移動され、他車両60の直接的な衝撃から回避、または、衝撃が緩和される。
次に、インナパネル12にパネル屈曲部を2箇所設けた場合の車両の車室構造について、説明する。
図4は、第2の実施の形態における車室構造を備えた車両の一例を示す概略断面図である。また、図5は、第2の実施の形態における側突時の車室構造の変化の一例を示す模式図である。
インナパネル12は、第1の実施の形態のインナパネル12と同様であり、アウタパネル11に対して、車両1の内側に設けられ、内壁を成すものである。また、インナパネル12には、パネル屈曲部12aに加え、衝撃入力により当該インナパネル12の変形を誘発する逆折パネル屈曲部12bが設けられている。
逆折パネル屈曲部12bは、一般的な車高の車両に設けられるバンパの上部の高さよりも高い位置に設けられる。また、逆折パネル屈曲部12bは、インナトリム13のトリム屈曲部13aよりも低い位置に設けられる。
すなわち、逆折パネル屈曲部12bは、インナパネル12のパネル屈曲部12aよりも高く、インナトリム13のトリム屈曲部13aよりも低い位置に設けられている。
なお、脆弱部としては、丸穴や矩形穴などの切欠き穴に限らず、切欠き溝等であってもよい。
また、係合部14bは、係合部14aよりも弱い力で、インナパネル12の上端部とインナトリム13の上端部とを接続している。また、係合部14cは、係合部14aよりも弱い力で、インナパネル12の下端部とインナトリム13の下端部とを接続している。すなわち、係合部14aによる係合は、係合部14bや係合部14cの係合よりも強固に係合されている。また、係合部14bや係合部14cの係合は、インナトリム13の剛性よりも弱くなっている。
このため、車両1に側突などの衝撃が加わると、係合部14aによる係合は保たれるが、係合部14b、14cによる係合は外れやすく、特に、係合部14aよりも下方への衝撃では、係合部14cは、係合部14aよりも必ず先に外れることとなる。
なお、係合部を、インナパネル12およびインナトリム13の上端部、下端部以外にも、設けるようにしてもよい。この場合も、係合部14aによる係合は、他の係合部による係合よりも強固に係合される。
図5に示すように、第1の実施の形態と同様に、他車両60が車両1の右のフロントドア10に衝突する場合、まず、他車両60のバンパが、アウタパネル11に当接し、アウタパネル11を車両1の内側に変形させる。そして、アウタパネル11の変形により、インナパネル12を変形させる。
さらに、折れ曲がったインナトリム13の下方部は、インナパネル12のパネル屈曲部12aに、車両1の内側により押し込まれる。一方、係合部14cによる係合は、係合部14aの係合よりも弱く、また、インナトリム13の剛性よりも弱いため、インナトリム13の下端部は、インナパネル12の下端部から外れる。これにより、インナトリム13の下方部は、トリム屈曲部13aを中心に内側上方に回転されることとなる。
これにより、座席シート30のシートクッション31に着座していた乗員Pは、車両1の内側に移動され、他車両60の直接的な衝撃から回避、または、衝撃が緩和される。
なお、本実施の形態において、シートクッション31は、本願の座部を構成する。
Claims (5)
- 車両の車室構造において、
車室の側壁部を構成する側壁パネルと、
前記側壁パネルと係合される内装部材であるインナトリムと、
を備え、
前記側壁パネルは、前記側壁パネルへの衝撃入力により、当該側壁パネルの変形を誘発するパネル屈曲部を有し、
前記インナトリムは、前記側壁パネルへの衝撃入力により、当該インナトリムの変形を誘発するトリム屈曲部を、前記パネル屈曲部に対して車両の上下方向で上方に有している、
ことを特徴とする車両の車室構造。 - 座部が移動可能で、乗員が着座する座席シートと、
を備え、
前記インナトリムは、前記トリム屈曲部から当該インナトリムの下端部までの距離が、前記トリム屈曲部から前記座席シートの座部の下端部までの距離よりも長くなる位置に前記トリム屈曲部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両の車室構造。 - 前記側壁パネルと前記インナトリムとを係合する複数の係合部と、
を備え、
前記係合部の内の少なくとも一つは、前記トリム屈曲部の近傍かつ上方に設けられている、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の車室構造。 - 前記トリム屈曲部の近傍かつ上方に設けられている前記係合部は、少なくとも上下方向で他の前記係合部よりも強固に係合されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の車両の車室構造。 - 前記側壁パネルは、前記パネル屈曲部よりも上方、かつ、前記トリム屈曲部よりも下方に、前記側壁パネルの変形を誘発する逆折パネル屈曲部を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両の車室構造。
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