JP7372798B2 - 車両の車室構造 - Google Patents
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Description
また、押圧パッドを設けるものでは、座席シートの下部に大きな押圧パッドを設けなければならないばかりでなく、車両の床面(アンダーフロア)そのものに傾斜面を設ける必要があり、構造の変更が大規模なものとなってしまう。
なお、本実施の形態においては、上および下の定義を、車両の上下方向を基準としたものとする。例えば、車両の上下方向で上方を、単に上方、車両の上下方向で下方を、単に下方という。また、上部、下部、上端、下端等も同様である。
図1は、本発明の実施の形態における車室構造を備えた車両の一例を示す側面図である。また、図2は、本発明の実施の形態における車室構造を備えた車両の一例を示す断面図である。また、図3は、本発明の実施の形態における側突時の車室構造の変化の一例を示す模式図である。
図1、図2に示すように、車両1の車体サイドには、フロントドア10およびリアドア20が設けられている。また、車両1の下部にはアンダーフロア3が設けられ、上部にはルーフ4が設けられている。そして、アンダーフロア3、ルーフ4、フロントドア10、リアドア20等で車室が形成される。
なお、本発明の車両の車室構造における特徴的な構造は、フロントドア10およびリアドア20、並びに、左右で同様のものなので、以下の説明では、車両1の右側のフロントドア10および右側フロントの座席シート30について、説明する。
座席シート30は、車両1に乗車した乗員Pが着座するものである。また、座席シート30は、乗員Pの臀部から大腿部を支えるシートクッション31(座部)と、リクライニング可能に設けられたシートバック32(背もたれ部)と、乗員Pの頭部を支えるヘッドレスト33(ヘッド部)と、シート台座部34と、を備えている。
シート台座部34は、アンダーフロア3に設置され、上部にシートクッション31を、後部上方にシートバック32が設けられている。
詳しくは、シート台座部34は、アンダーフロア3に固定された図示しないシートスライド装置に固定されており、シートスライド装置により車両1の前後方向に移動可能に設置されている。なお、シート台座部34は、シートスライド装置によって通常時は所定の位置に固定されており、シートスライド装置の解除レバーの操作により車両1の前後方向に移動可能となっている。
また、シート台座部34は、後方にシートバック32が取り付けられている。シートバック32は、図示しないリクライニング装置によって角度調整が可能に、シート台座部34に取り付けられている。
フロントドア10は、アウタパネル11と、インナパネル12と、インナトリム13と、を備えている。また、インナパネル12とインナトリム13とは、係合部14により係合されている。
また、アウタパネル11およびインナパネル12は、車室の側壁部を構成する側壁パネルを形成する。また、アウタパネル11とインナパネル12との間には、ウインドガラス15を昇降可能に収納する空間が設けられるとともに、ウインドガラス15の昇降機構(図示せず)等が配設されている。
また、インナパネル12とインナトリム13との間には、衝撃吸収体(図示せず)が配設されている。
アウタパネル11は、車両1の外側に設けられ、外壁を成すものである。また、アウタパネル11は、外部からの衝撃を直接受け、吸収するようになっている。
インナパネル12は、アウタパネル11に対して、車両1の内側に設けられ、内壁を成すものである。
また、インナパネル12に、衝撃入力により当該インナパネル12の変形を誘発するパネル屈曲部を設けてもよい。このパネル屈曲部は、一般的な車高の車両に設けられるバンパの上部の高さ(例えば、180mm)よりも低い位置に設ける。また、パネル屈曲部12aは、上記バンパの下部の高さ(例えば、100mm)よりも高い位置に設ける。
インナトリム13は、インナパネル12と係合される内装部材であり、インナパネル12よりも車室内側に設けられ、内部に衝撃吸収体が設けられている。
また、インナトリム13に、衝撃入力により当該インナトリム13の変形を誘発するトリム屈曲部を設けてもよい。このトリム屈曲部は、一般的な車高の車両に設けられるバンパの上部の高さよりも高い位置に設ける。したがって、インナパネル12にパネル屈曲部を設け、インナトリム13にトリム屈曲部を設けた場合には、インナトリム13のトリム屈曲部は、インナパネル12のパネル屈曲部よりも高い位置に設けられる。
係合部14は、インナパネル12と、インナトリム13と、を係合するものである。また、係合部14は、一般的な車高の車両に設けられるバンパの上部の高さ(例えば、180mm)よりも高い位置に設けられる。
図3は、他車両60が車両1に側突した場合の車両1の車室構造の変化を示す模式図である。
これにより、座席シート30のシートクッション31に着座していた乗員Pは、車両1の内側に移動され、他車両60の直接的な衝撃から回避、または、衝撃が緩和される。
次に、シート台座部34の側部34aに、予め傾斜が設けられている場合の車両の車室構造について、説明する。
図4(A)は、第2の実施の形態における車室構造を備えた車両の一例を示す概略断面図である。
シート台座部34は、第1の実施の形態と同様に、アンダーフロア3に設置され、上部にシートクッション31を、後部上方にシートバック32が設けられている。
なお、図4(B)に示すように、シート台座部34の傾斜部34dは、円弧状に設けられていてもよい。
第1の実施の形態と同様に、他車両60が車両1の右のフロントドア10に衝突すると、他車両60のバンパが、アウタパネル11およびインナパネル12を変形させる。そして、インナパネル12の変形は、インナパネル12と係合部14で係合されたインナトリム13を変形させ、インナトリム13の下方部が、インナトリム13の係合部14との係合箇所を中心として、円弧状に上方に回転される。
これにより、座席シート30のシートクッション31に着座していた乗員Pは、車両1の内側に移動され、他車両60の直接的な衝撃から回避、または、衝撃が緩和される。
上記第1の実施の形態では、シート台座部34の側部34aの下方に屈曲部34bを設けて、屈曲部34bの上方が傾斜する傾斜部34cとなるように構成したが、他の構成であってもよい。
すなわち、座席シート30において、シート台座部34の側部34aに上方が車両1の内側へ傾斜する傾斜部34cを形成するようにしたが、シート台座部34の側部34aが変形し、インナトリム13をシートクッション31の下部まで到達させる、ようにするものであればよい。
Claims (5)
- 車両の車室構造において、
車室の側壁部を構成する側壁パネルと、
前記側壁パネルと係合される内装部材であるインナトリムと、
シート台座部と移動可能な座部を有する乗員が着座する座席シートと、
を備え、
前記インナトリムは、前記側壁パネルへの衝撃入力により、車両の内側および上方に移動し、
前記シート台座部は、前記インナトリムが側部に接触した際に、当該側部に、上方が車両の内側へ傾斜する傾斜部を形成する、
ことを特徴とする車両の車室構造。 - 前記側壁パネルと前記インナトリムとを係合する係合部と、
を備え、
前記シート台座部は、前記係合部を中心とし、前記係合部と前記インナトリムの下端部を結ぶ線を半径とする円弧と交差する位置に、前記座部の前記側部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両の車室構造。 - 前記シート台座部の前記側部は、前記インナトリムの下部との接触点より下方に、屈曲部を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の車両の車室構造。 - 前記シート台座部は、前記座部の前記側部に前記傾斜部が予め形成されている、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の車室構造。 - 車両の車室構造において、
車室の側壁部を構成する側壁パネルと、
前記側壁パネルと係合される内装部材であるインナトリムと、
移動可能な座部を有する乗員が着座する座席シートと、
前記側壁パネルと前記インナトリムとを係合する係合部と、
を備え、
前記インナトリムは、前記側壁パネルへの衝撃入力により、車両の内側および上方に移動し、
前記座席シートは、前記係合部を中心とし、前記係合部と前記インナトリムの下端部を結ぶ線を半径とする円弧と交差する位置に、前記座部の側方を有し、
前記座席シートは、前記インナトリムが前記座部の側部に接触した際に、当該側部に、上方が車両の内側へ傾斜する傾斜部を形成する、
ことを特徴とする車両の車室構造。
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JP2017100503A (ja) | 2015-11-30 | 2017-06-08 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用シート構造 |
JP2018176804A (ja) | 2017-04-04 | 2018-11-15 | トヨタ紡織株式会社 | ドアトリム |
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