JPH09207577A - ドアトリム構造 - Google Patents

ドアトリム構造

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JPH09207577A
JPH09207577A JP8040419A JP4041996A JPH09207577A JP H09207577 A JPH09207577 A JP H09207577A JP 8040419 A JP8040419 A JP 8040419A JP 4041996 A JP4041996 A JP 4041996A JP H09207577 A JPH09207577 A JP H09207577A
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JP
Japan
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door trim
groove
resin core
impact
waist flange
Prior art date
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JP8040419A
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JP3160521B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Matsubuchi
善之 松渕
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃時に木目込み溝に所期した通りの割れが
発生せず、ドアトリムの衝撃吸収の効果が十分に得られ
ない。 【解決手段】 ウエストフランジ2を備えるドアトリム
本体1を樹脂芯材3とこの樹脂芯材3の表面に積層する
表皮材4とで構成し、前記樹脂芯材3に前記ドアトリム
本体1の側面からウエストフランジ2に達する木目込み
溝5を形成して前記表皮材4を木目込み処理すると共
に、この木目込み溝5の端末部5aにノッチ6を形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアトリム構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車の側面衝突時の衝撃を緩
和させる手段として、ドアトリムに衝撃吸収パッドが設
けられている。また、パッドのみで満足できないときは
芯材に薄肉部や溝を形成して、衝撃時にドアトリムの所
定箇所を破壊することにより、衝撃の吸収を図ることが
知られている。
【0003】図7及び図8に示すように、従来のドアト
リム本体1は、所望の曲面形状に成形された樹脂芯材3
と、この樹脂芯材3の表面に貼着一体化された表皮材4
や中接ぎシート8とから大略構成されており、ドアトリ
ム本体1に側面からウエストフランジ2まで見切りライ
ン7に沿って、樹脂芯材3側に木目込み溝5が形成され
ており、この木目込み溝5内には、表皮材4の端末が中
接ぎシート8の端末とともに木目込み処理されている。
また、ドアトリム本体1の芯材3の裏面側には複数の溝
9が形成されていると共に、複数の衝撃吸収パッド10
が貼着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ドアの構造によっては衝撃時に溝9の部
分だけが破壊されて、ドアトリム本体1の外周部迄割れ
が達せず、衝撃吸収の効果が十分に得られない場合があ
る。特に、内側に溝9を形成して外周部に木目込み溝5
構造を設けたドアトリム本体1においては、衝撃の応力
は木目込み溝5に集中し易いが、木目込み溝5の強度が
強固なために内側の溝9にまで力が及ばず、所期した通
りの割れが発生しない結果、十分な衝撃吸収の効果が得
られない虞がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、衝撃時に木目込み溝に割れが発生してドアトリムの
衝撃吸収の効果が十分に得られるドアトリム構造を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のドアトリム構造は、ウエストフランジを備え
るドアトリム本体を、樹脂芯材とこの樹脂芯材の表面に
積層する表皮材とで構成し、前記樹脂芯材に前記ドアト
リム本体の側面からウエストフランジに達する木目込み
溝を形成して前記表皮材を木目込み処理すると共に、こ
の木目込み溝の端末部にノッチを形成した構成を有して
いる。
【0007】ここで、ドアトリムは所望の曲面形状に成
形された樹脂芯材と、この樹脂芯材の表面に貼着一体化
された表皮材や中接ぎシートとから大略構成されてお
り、ドアトリム側面からウエストフランジまで見切りラ
インに沿って、樹脂芯材側に木目込み溝が形成されてお
り、この木目込み溝内には、表皮材の端末が中接ぎシー
トの端末とともに木目込み処理されている。
【0008】前記木目込み溝の端末部に形成するノッチ
は、U,V字形のノッチやスリットが適用可能である。
【0009】前記木目込み溝の端末部にノッチを形成し
たことにより、衝撃が加わったとき、このノッチを起点
として木目込み溝が破壊され易くなり、また、木目込み
溝の破壊に連続してウエストフランジにも破壊が伝播さ
れ、これによって、効果的に衝撃が吸収される。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下本発明の実施の一形態について、
図面を参照しながら説明する。図1はドアトリム構造の
斜視図、図2はその要部背面斜視図である。尚、従来例
で示した部品と同じ部品には同符号を付してある。
【0011】自動車のドアトリム本体1はウエストフラ
ンジ2を備え、所望の曲面形状に成形された樹脂芯材3
と、この樹脂芯材3の表面に貼着一体化された表皮材4
や中接ぎシート8とから大略構成されており、ドアトリ
ム本体1の側面からウエストフランジ2まで見切りライ
ン7に沿って、樹脂芯材3側に木目込み溝5が形成され
ており、この木目込み溝5内には、表皮材4の端末が中
接ぎシート8の端末とともに木目込み処理されている。
また、木目込み溝5の端末部5aにはV字形のノッチ6
が形成されている。
【0012】さらに、ドアトリム本体1の芯材3の裏面
側には複数の衝撃吸収パッド10が貼着されている。
【0013】平板部にかかる応力は平板部に形成された
溝部に集中し易いので、自動車の場合も側面衝突時のド
アトリム本体1にかかる衝撃の応力は木目込み溝5に集
中し易い。従って、この木目込み溝5の端末部5aにV
字形のノッチ6を形成することにより、衝撃時に木目込
み溝5がノッチ6を起点として破壊され易くなり、この
破壊と同時にウエストフランジ部2にも破壊が伝播され
て、所期した通りの衝撃力の吸収が安定して得られる。
【0014】また木目込み溝5部が割れることにより、
ドアトリム本体1に鋭利な割れ部が発生しないので、乗
員に対する悪影響が及ばず、より安全性が高まる。
【0015】側面衝突時の衝撃荷重Fとドアトリム本体
1の変形の状態を図4に示す。図4(a)は無荷重の状
態のドアトリム本体1の断面を示す。図4(b)は初期
荷重Fによる衝撃によってドアトリム本体1の内面が変
形して、衝撃吸収パッド10が押し潰された状態を示
す。図4(c)は荷重Fが最大になりドアトリム本体1
全体が大きく変形した状態を示す。この状態では木目込
み溝5に破壊が発生して衝撃を吸収していなければなら
ない。
【0016】また、図5、図6に示すように、木目込み
溝5の端末部5aにV字形のノッチ6を形成すると共
に、木目込み溝5の底部に薄肉部11を形成することに
より、衝撃時の木目込み溝5のノッチ6を起点として破
壊が容易になると共に、薄肉部11によって破壊の伝播
が促進され、衝撃吸収の効果が高められる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、ウエストフラン
ジを備えるドアトリム本体を、樹脂芯材とこの樹脂芯材
の表面に積層する表皮材とで構成し、前記樹脂芯材に前
記ドアトリム本体の側面からウエストフランジに達する
木目込み溝を形成して前記表皮材を木目込み処理すると
共に、この木目込み溝の端末部にノッチを形成すること
により、衝撃時に木目込み溝部分が破壊され易くなり、
この破壊と同時にウエストフランジ部にも破壊が伝播さ
れる。これにより、衝撃吸収の効果が十分に得られるド
アトリム構造を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるドアトリム構造
の斜視図である。
【図2】同ドアトリム構造の背面斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】(a)同ドアトリム構造の作用説明図(衝撃
前)である。 (b)同ドアトリム構造の作用説明図(初期衝撃時)で
ある。 (c)同ドアトリム構造の作用説明図(最大衝撃時)で
ある。
【図5】本発明の他のドアトリム構造の背面斜視図であ
る。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図7】従来のドアトリム構造の背面斜視図である。
【図8】図7のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム本体 2 ウエストフランジ 3 樹脂芯材 4 表皮材 5 木目込み溝 6 ノッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエストフランジを備えるドアトリム本
    体を、樹脂芯材とこの樹脂芯材の表面に積層する表皮材
    とで構成し、前記樹脂芯材に前記ドアトリム本体の側面
    からウエストフランジに達する木目込み溝を形成して前
    記表皮材を木目込み処理すると共に、この木目込み溝の
    端末部にノッチを形成したことを特徴とするドアトリム
    構造。
JP04041996A 1996-02-02 1996-02-02 ドアトリム構造 Expired - Fee Related JP3160521B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016094127A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 三菱自動車工業株式会社 車両の乗員保護構造
JP2020029222A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 トヨタ紡織株式会社 ドアトリムおよびドアトリムの製造方法
JP2021046178A (ja) * 2019-09-20 2021-03-25 株式会社Subaru 車両の車室構造

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JP2021046178A (ja) * 2019-09-20 2021-03-25 株式会社Subaru 車両の車室構造

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