JP2021045720A - スリットノズルおよび基板処理装置 - Google Patents

スリットノズルおよび基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021045720A
JP2021045720A JP2019170109A JP2019170109A JP2021045720A JP 2021045720 A JP2021045720 A JP 2021045720A JP 2019170109 A JP2019170109 A JP 2019170109A JP 2019170109 A JP2019170109 A JP 2019170109A JP 2021045720 A JP2021045720 A JP 2021045720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit nozzle
lip portion
substrate
longitudinal direction
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019170109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6869305B2 (ja
Inventor
裕滋 安陪
Hiroshige Abe
裕滋 安陪
明仁 塩田
Akihito Shioda
明仁 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2019170109A priority Critical patent/JP6869305B2/ja
Priority to CN202021265579.1U priority patent/CN214440464U/zh
Priority to TW109122794A priority patent/TWI746041B/zh
Priority to KR1020200093628A priority patent/KR102321818B1/ko
Publication of JP2021045720A publication Critical patent/JP2021045720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6869305B2 publication Critical patent/JP6869305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • B05C5/0258Coating heads with slot-shaped outlet flow controlled, e.g. by a valve
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/6715Apparatus for applying a liquid, a resin, an ink or the like

Abstract

【課題】スリット状の吐出口を有するスリットノズルおよびこれを備え基板に処理液を塗布する基板処理装置において、吐出口の開口寸法を従来よりもきめ細かく調整することのできる技術を提供する。【解決手段】本発明に係るスリットノズルは、第1リップ部に設けられた第1平坦面と第2リップ部に設けられた第2平坦面とがギャップを隔てて対向することでスリット状に開口する吐出口を形成するノズル本体と、吐出口の長手方向に沿って配列され、各々が第1リップ部を第2リップ部に対し接近および離間方向に変位させる複数の第1調整機構と、長手方向に沿って、かつ長手方向における配設位置を第1調整機構とは異ならせて配列され、各々が第2リップ部を第1リップ部に対し接近および離間方向に変位させる複数の第2調整機構とを備える。【選択図】図2

Description

この発明は、スリット状の吐出口を有するスリットノズルおよび当該スリットノズルを用いて基板に処理液を塗布する基板処理装置に関するものである。なお、上記基板には、半導体基板、フォトマスク用基板、液晶表示用基板、有機EL表示用基板、プラズマ表示用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置などの電子デバイス等の製造工程では、基板の表面に処理液を供給し、当該処理液を基板に塗布する基板処理装置が用いられている。基板処理装置は、基板を浮上させた状態で当該基板を搬送しながら処理液をスリットノズルに送給してスリットノズルの吐出口から基板の表面に吐出して基板のほぼ全体に処理液を塗布する。また、別の基板処理装置は、ステージ上で基板を吸着保持しながら、スリットノズルの吐出口から基板の表面に向けて吐出した状態でスリットノズルを基板に対して相対移動させて基板のほぼ全体に処理液を塗布する。
近年製品の高品質化に伴って、基板処理装置により塗布される処理液の膜厚の均一性を高めることが重要となっている。この目的のために、スリット状の吐出口における開口寸法を、スリットの長手方向に沿った位置ごとに個別に調整することを可能とするための構成が提案されている。例えば特許文献1には、2つの部材を組み合わせてそれらの間のギャップを吐出口とする構成における調整機構として、差動ねじを長手方向に複数配列した従来の構成(図8)と、一方部材を長手方向に分割して吐出口の中央部と端部とで独立したギャップ調整を可能とした発明に係る構成(図2)とが開示されている。
特開2008−246280号公報
電子デバイスの微細化や材料の効率的利用等の見地から、塗布の均一性に関してこれまで以上に高い水準が求められるようになってきている。このため、吐出口の長手方向にわたる全域において、従来よりも細かい開口寸法の調整が必要となっている。しかしながら、上記従来技術はこのような要求に対応することができなかった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、スリット状の吐出口を有するスリットノズルおよびこれを備え基板に処理液を塗布する基板処理装置において、吐出口の開口寸法を従来よりもきめ細かく調整することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明に係るスリットノズルの一の態様は、上記目的を達成するため、第1リップ部および第2リップ部を有し、前記第1リップ部に設けられた第1平坦面と前記第2リップ部に設けられた第2平坦面とがギャップを隔てて対向することで、前記第1平坦面に平行な方向を長手方向としてスリット状に開口する吐出口を形成するノズル本体と、前記長手方向に沿って配列され、各々が前記第1リップ部を前記第2リップ部に対し接近および離間方向に変位させる複数の第1調整機構と、前記長手方向に沿って、かつ前記長手方向における配設位置を前記第1調整機構とは異ならせて配列され、各々が前記第2リップ部を前記第1リップ部に対し接近および離間方向に変位させる複数の第2調整機構とを備えている。
前述の特許文献1に記載の技術では、吐出口を挟んで対向する2つのリップ部のうち一方のみに調整機構が設けられているが、本発明では、2つのリップ部それぞれに独立した調整機構が設けられている。
このように構成された発明では、第1調整機構が第1リップ部を第2リップ部に対して変位させる機能を有する一方、第2調整機構が第2リップ部を第1リップ部に対して変位させる機能を有している。このように第1リップ部と第2リップ部とが互いに接近・離間方向に変位することで吐出口の開口寸法が調整される。第1調整機構および第2調整機構がそれぞれ吐出口の長手方向に複数配列されることで、同方向における吐出口の各位置で個別に開口寸法を調整することができる。
ここで、このように長手方向に複数の調整機構を配列した構成では、よりきめ細かな開口寸法の調整を可能にするためには、第1および第2調整機構それぞれの配列ピッチを小さくすることが考えられる。しかしながら、機械的な寸法上の制約や、近接配置される調整機構間で発生する相互干渉等の問題から、配列ピッチの短縮には限界がある。
本発明では、対向する第1リップ部と第2リップ部とのそれぞれに調整機構を配置し、しかも、第1リップ部に設けられる第1調整機構と第2リップ部に設けられる第2調整機構との間で、長手方向における配設位置を互いに異ならせている。このため、例えば隣り合う2つの第1調整機構では調整しきれない部分の開口寸法を、長手方向においてそれらの間に位置する第2調整機構により調整することが可能となる。このように、第1調整機構と第2調整機構とによる相補的な開口寸法の調整が可能であることから、本発明では一方のリップ部のみに調整機構を設けた従来技術に比べて、よりきめ細かい開口寸法の調整が可能である。
以上のように、本発明によれば、ノズル本体において互いに対向して吐出口を形成する第1リップ部と第2リップ部とのそれぞれに調整機構を設け、しかも、それらの配設位置を、吐出口の長手方向において互いに異ならせている。このため、吐出口の開口寸法について従来よりもきめ細かい調整が可能となる。
本発明に係る基板処理装置の一実施形態である塗布装置を示す図である。 スリットノズルの第1実施形態の主要構成を示す分解組立図である。 スリットノズルの三面図である。 スリットノズルの断面図である。 本発明に係るスリットノズルの第2ないし第5実施形態を示す図である。
<塗布装置の全体構成>
図1は本発明に係る基板処理装置の一実施形態である塗布装置の全体構成を模式的に示す図である。この塗布装置1は、図1の左手側から右手側に向けて水平姿勢で搬送される基板Sの表面Sfに塗布液を塗布するスリットコータである。例えば、ガラス基板や半導体基板等各種の基板Sの表面Sfに、レジスト膜の材料を含む塗布液、電極材料を含む塗布液等、各種の処理液を塗布し均一な塗布膜を形成する目的に、この塗布装置1を好適に利用することができる。
なお、以下の各図において装置各部の配置関係を明確にするために、図1に示すように右手系XYZ直交座標を設定する。基板Sの搬送方向を「X方向」とし、図1の左手側から右手側に向かう水平方向を「+X方向」と称し、逆方向を「−X方向」と称する。また、X方向と直交する水平方向Yのうち、装置の正面側(図において手前側)を「−Y方向」と称するとともに、装置の背面側を「+Y方向」と称する。さらに、鉛直方向Zにおける上方向および下方向をそれぞれ「+Z方向」および「−Z方向」と称する。
まず図1を用いてこの塗布装置1の構成および動作の概要を説明し、その後で本発明の技術的特徴を備えるスリットノズルの詳細な構造および開口寸法の調整動作について説明する。塗布装置1では、基板Sの搬送方向Dt、つまり(+X方向)に沿って、入力コンベア100、入力移載部2、浮上ステージ部3、出力移載部4、出力コンベア110がこの順に近接して配置されており、以下に詳述するように、これらにより略水平方向に延びる基板Sの搬送経路が形成されている。
処理対象である基板Sは図1の左手側から入力コンベア100に搬入される。入力コンベア100は、コロコンベア101と、これを回転駆動する回転駆動機構102とを備えており、コロコンベア101の回転により基板Sは水平姿勢で下流側、つまり(+X)方向に搬送される。入力移載部2は、コロコンベア21と、これを回転駆動する機能および昇降させる機能を有する回転・昇降駆動機構22とを備えている。コロコンベア21が回転することで、基板Sはさらに(+X)方向に搬送される。また、コロコンベア21が昇降することで基板Sの鉛直方向位置が変更される。このように構成された入力移載部2により、基板Sは入力コンベア100から浮上ステージ部3に移載される。
浮上ステージ部3は、基板の搬送方向Dtに沿って3分割された平板状のステージを備える。すなわち、浮上ステージ部3は入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33を備えており、これらの各ステージの表面は互いに同一平面の一部をなしている。入口浮上ステージ31および出口浮上ステージ33のそれぞれの表面には浮上制御機構35から供給される圧縮空気を噴出する噴出孔がマトリクス状に多数設けられており、噴出される気流から付与される浮力により基板Sが浮上する。こうして基板Sの裏面Sbがステージ表面から離間した状態で水平姿勢に支持される。基板Sの裏面Sbとステージ表面との距離、つまり浮上量は、例えば10マイクロメートルないし500マイクロメートルとすることができる。
一方、塗布ステージ32の表面では、圧縮空気を噴出する噴出孔と、基板Sの裏面Sbとステージ表面との間の空気を吸引する吸引孔とが交互に配置されている。浮上制御機構35が噴出孔からの圧縮空気の噴出量と吸引孔からの吸引量とを制御することにより、基板Sの裏面Sbと塗布ステージ32の表面との距離が精密に制御される。これにより、塗布ステージ32の上方を通過する基板Sの表面Sfの鉛直方向位置が規定値に制御される。浮上ステージ部3の具体的構成としては、例えば特許第5346643号に記載のものを適用可能である。なお、塗布ステージ32での浮上量については後で詳述するセンサ61、62による検出結果に基づいて制御ユニット9により算出され、また気流制御によって高精度に調整可能となっている。
なお、入口浮上ステージ31には、図には現れていないリフトピンが配設されており、浮上ステージ部3にはこのリフトピンを昇降させるリフトピン駆動機構34が設けられている。
入力移載部2を介して浮上ステージ部3に搬入される基板Sは、コロコンベア21の回転により(+X)方向への推進力を付与されて、入口浮上ステージ31上に搬送される。入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33は基板Sを浮上状態に支持するが、基板Sを水平方向に移動させる機能を有していない。浮上ステージ部3における基板Sの搬送は、入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33の下方に配置された基板搬送部5により行われる。
基板搬送部5は、基板Sの下面周縁部に部分的に当接することで基板Sを下方から支持するチャック機構51と、チャック機構51上端の吸着部材に設けられた吸着パッド(図示省略)に負圧を与えて基板Sを吸着保持させる機能およびチャック機構51をX方向に往復走行させる機能を有する吸着・走行制御機構52とを備えている。チャック機構51が基板Sを保持した状態では、基板Sの裏面Sbは浮上ステージ部3の各ステージの表面よりも高い位置に位置している。したがって、基板Sは、チャック機構51により周縁部を吸着保持されつつ、浮上ステージ部3から付与される浮力により全体として水平姿勢を維持する。なお、チャック機構51により基板Sの裏面Sbを部分的に保持した段階で基板Sの表面の鉛直方向位置を検出するために板厚測定用のセンサ61がコロコンベア21の近傍に配置されている。このセンサ61の直下位置に基板Sを保持していない状態のチャック(図示省略)が位置することで、センサ61は吸着部材の表面、つまり吸着面の鉛直方向位置を検出可能となっている。
入力移載部2から浮上ステージ部3に搬入された基板Sをチャック機構51が保持し、この状態でチャック機構51が(+X)方向に移動することで、基板Sが入口浮上ステージ31の上方から塗布ステージ32の上方を経由して出口浮上ステージ33の上方へ搬送される。搬送された基板Sは、出口浮上ステージ33の(+X)側に配置された出力移載部4に受け渡される。
出力移載部4は、コロコンベア41と、これを回転駆動する機能および昇降させる機能を有する回転・昇降駆動機構42とを備えている。コロコンベア41が回転することで、基板Sに(+X)方向への推進力が付与され、基板Sは搬送方向Dtに沿ってさらに搬送される。また、コロコンベア41が昇降することで基板Sの鉛直方向位置が変更される。出力移載部4により、基板Sは出口浮上ステージ33の上方から出力コンベア110に移載される。
出力コンベア110は、コロコンベア111と、これを回転駆動する回転駆動機構112とを備えており、コロコンベア111の回転により基板Sはさらに(+X)方向に搬送され、最終的に塗布装置1外へと払い出される。なお、入力コンベア100および出力コンベア110は塗布装置1の構成の一部として設けられてもよいが、塗布装置1とは別体のものであってもよい。また例えば、塗布装置1の上流側に設けられる別ユニットの基板払い出し機構が入力コンベア100として用いられてもよい。また、塗布装置1の下流側に設けられる別ユニットの基板受け入れ機構が出力コンベア110として用いられてもよい。
このようにして搬送される基板Sの搬送経路上に、基板Sの表面Sfに塗布液を塗布するための塗布機構7が配置される。塗布機構7はスリットノズル71を有している。また、図示を省略するが、スリットノズル71には位置決め機構が接続されており、位置決め機構によりスリットノズル71は塗布ステージ32の上方の塗布位置(図1中で実線で示される位置)やメンテナンス位置に位置決めされる。さらに、スリットノズル71には、塗布液供給機構8が接続されており、塗布液供給機構8から塗布液が供給され、ノズル下部に下向きに開口する吐出口から塗布液が吐出される。なお、スリットノズル71については後で詳述する。
スリットノズル71には、図1に示すように、基板Sの浮上高さを非接触で検知するための浮上高さ検出センサ62が設置されている。この浮上高さ検出センサ62によって、浮上した基板Sと、塗布ステージ32のステージ面の表面との離間距離を測定することが可能であり、その検出値に伴って、制御ユニット9を介して、スリットノズル71が下降する位置を調整することができる。なお、浮上高さ検出センサ62としては、光学式センサや、超音波式センサなどを用いることができる。
スリットノズル71に対して所定のメンテナンスを行うために、図1に示すように、塗布機構7にはノズル洗浄待機ユニット72が設けられている。ノズル洗浄待機ユニット72は、主にローラ721、洗浄部722、ローラバット723などを有している。そして、スリットノズル71がメンテナンス位置に位置決めされた状態で、これらによってノズル洗浄および液だまり形成を行い、スリットノズル71の吐出口を次の塗布処理に適した状態に整える。
この他、塗布装置1には、装置各部の動作を制御するための制御ユニット9が設けられている。制御ユニット9は、所定のプログラムや各種レシピなどを記憶する記憶部、当該プログラムを実行することで装置各部に所定の動作を実行させるCPUなどの演算処理部、液晶パネルなどの表示部およびキーボードなどの入力部を有している。
次に、図2ないし図4を参照しつつ、スリットノズル71の構成および吐出口の開口寸法の調整方法などについて詳述する。なお、ここでいう開口寸法の調整とは、開口寸法が一定あるいは予め定められた規定値となることを目指す調整ではなく、吐出の結果として基板Sの表面に形成される塗布膜の厚さを均一にすることを目指す調整である。
<第1実施形態>
図2は図1の塗布装置で使用されるスリットノズルの第1実施形態の主要構成を模式的に示す分解組立図であり、図3は当該スリットノズルの三面図である。スリットノズル71は、第1本体部711、第2本体部712、第1側板713および第2側板714を有している。一点鎖線矢印で示すように、第1本体部711と第2本体部712とがX方向に対向する状態で結合され、その結合体の(−Y)側端面に第1側板713が、また(+Y)側端面に第2側板714がそれぞれ結合されてノズル本体710が構成される。
これらの各部材は、例えばステンレス鋼やアルミニウム等の金属ブロックから削り出されたものである。なお、ノズル本体710を構成する各部材は例えばボルトのような適宜の固結部材で固結されることによって互いに結合されるが、そのような結合構造は公知である。そこで、図面を見やすくするため、ここでは固定ボルトやこれを挿通するためのねじ穴等、固結に関わる構成の記載を省略するものとする。
第1本体部711の第2本体部712と対向する側の主面、つまり(+X)側の主面のうち下半分は、XZ平面と平行な平坦面711aとなるように仕上げられている。以下では、この平坦面711aを「第1平坦面」と称する。第1本体部711の第2本体部712と対向する側の主面のうち上半分も、XZ平面と平行な平坦面711bとなるように仕上げられている。また、第1本体部711の下部は下向きに突出して第1リップ部711cを形成している。平坦面711a,711bは、Y方向を長手方向とする略半円柱形状の溝711dによって隔てられている。この溝711dは、塗布液の流路におけるマニホールドとして機能するものである。
一方、第2本体部712の第1本体部711と対向する側の主面、つまり(−X)側の主面は、XZ平面と平行な単一の平坦面712aとなっている。以下では、この平坦面712aを「第2平坦面」と称する。また、第2本体部712の下部は下向きに突出して第2リップ部712cを形成している。平坦面711bと、第2平坦面712aのうち上半分とが密着するように、第1本体部711と第2本体部712とが結合される。
第1平坦面711aは、平坦面711bより僅かに(−X)側に後退している。このため、第1本体部711と第2本体部712とが結合された状態では、第1平坦面711aと第2平坦面712aとは、微小なギャップを隔てて平行に対向することとなる。このギャップ部分がマニホールドからの塗布液の流路となり、その下端が基板Sの表面Sfに向けて下向きに開口する吐出口715として機能する。吐出口715は、Y方向を長手方向とし、X方向における開口寸法が微小なスリット状の開口である。
第1本体部711の主面のうち第1平坦面711aとは反対側の主面711eには、Y方向に沿って延びる深溝711fが設けられている。深溝711fの深さは、例えばX方向における第1本体部711の厚みの半分以上である。深溝711fは、Y方向において第1本体部711の全域にわたり一様な断面形状で設けられている。このため、第1本体部711のうち、深溝711fより下部は、Y方向に一様な断面形状を有し(−X)方向に突出する第1突出部711gとなっている。同様に、第2本体部712の主面のうち第2平坦面712aとは反対側の主面712eには、Y方向に沿って延びる深溝712fが設けられている。したがって、第2本体部712のうち、深溝712fより下部は、Y方向に一様な断面形状を有し(+X)方向に突出する第2突出部712gとなっている。
第1突出部711gおよび第2突出部712gの下面には、これらを上下方向に貫通するねじ穴711h、712hが設けられている。ねじ穴711hは、第1突出部711gの下面にY方向に沿って複数設けられている。また、ねじ穴712hは、第2突出部712gの下面にY方向に沿って複数設けられている。各ねじ穴711h、712hには、後述するように吐出口715のX方向の開口寸法を調整するための調整ねじ716が取り付けられる。調整ねじ716は、深溝711f、712fを跨いでその上端は深溝711f、712fの上面まで到達している。
調整ねじ716は例えば差動ねじである。差動ねじを用いて吐出口の開口寸法を調整する方法の原理については、例えば特開平09−131561号公報に記載されており、本実施形態でも同様の原理を用いることができるので、ここでは詳しい説明を省略する。
図3下部の下面図に示すように、第1本体部711と第2本体部712との間で、調整ねじ716の配設位置がY方向に異なっている。具体的には、Y方向において、第1本体部711側の調整ねじ716が第2本体部712側で隣り合う2つの調整ねじ716,716の間に位置するように、各ねじ穴711h、712hが配置されている。したがって、スリットノズル71を下面側から見たとき、各調整ねじ716はY方向に沿っていわゆる千鳥配置となっている。
なお、図面を見やすくするため、図2および図3では調整ねじ716の配設数を実際より少なく記載している。すなわち、実際の装置においては、これらの図よりも細かい配列ピッチで調整ねじ716が配置されている。ただしその場合でも、上記した千鳥配置の位置関係は維持される。
図4はスリットノズルの断面図である。より詳しくは、図4(a)は図3のA−A線断面図、図4(b)は図3のB−B線断面図である。図4(a)に示すように、図3のA−A線断面においては第1本体部711に調整ねじ716が取り付けられている。図に矢印で示すように、調整ねじ716が回転して本体部に対するねじ込み量が変化すると、これに伴って第1突出部711gが弾性変形により上下方向に変位し、深溝711fの開口幅が変化する。第1突出部711gの変位により、第1リップ部711cはX方向に変位する。この変位は、当該断面の位置における吐出口715の開口寸法を増減させることになる。一方、この位置では、第2本体部712には調整ねじ716が設けられておらず、したがって第2リップ部712cを変位させる機能はない。
図4(b)に示すように、図3のB−B線断面においては第2本体部712に調整ねじ716が取り付けられている。上記と同様に、調整ねじ716が回転すると、これに伴って第2突出部712gが弾性変形により上下方向に変位し、第2リップ部712cはX方向に変位する。この変位は、当該断面の位置における吐出口715の開口寸法を増減させる。この位置では、第1本体部711には調整ねじ716が設けられておらず、したがって第1リップ部711cを変位させる機能はない。
このように、Y方向に延びる吐出口715においては、第1本体部711に調整ねじ716が設けられた位置の近傍では第1リップ部711cの変位により開口寸法が調整される一方、第2本体部712に調整ねじ716が設けられた位置の近傍では第2リップ部712cの変位により開口寸法が調整される。
そのため、前述の特許文献1に記載の従来技術のように、第1本体部711または第2本体部712の一方のみに調整ねじを配置した構成と比較して、よりきめ細かく開口寸法の調整を行うことが可能となる。すなわち、第1本体部711および第2本体部712にそれぞれ調整ねじ716を配列し、しかもそれらを千鳥配置とした構成により、いずれか一方のみに調整ねじを配置した場合に比べて調整の「分解能」を2倍に向上させることが可能である。なお第1本体部711および第2本体部712の両方に調整ねじ716を配列する場合であっても、その配設位置がY方向において同じである場合にはこのような分解能の向上効果は得られず、むしろ調整作業が面倒になるだけである。
もちろん、一方の本体部のみに調整ねじを配列する構成でもその配列ピッチを細かくすれば、調整の分解能を高めることは可能である。しかしながら、ねじ穴の穿設、ねじ穴への調整ねじの取り付けおよび各調整ねじの調整における作業性等を考えたとき、配列ピッチを細かくすることには機械的な寸法上の限界がある。また、剛性の高い素材で形成された部材を調整ねじにより弾性変形させることで開口寸法を調整するという原理上、隣り合う調整ねじによる調整が互いに干渉して微調整が難しくなることも予想される。このように、第1、第2本体部の一方のみに調整ねじを配置するには種々の制約条件がある。
本実施形態のように第1本体部711と第2本体部712とのそれぞれに調整ねじ716を配置し、しかも両者の間で調整ねじ716が千鳥配置となるようにすることで、必要とされる調整の分解能に対し、より大きい配列ピッチで調整ねじ716を配置することが可能となる。このため上記のような機械的制約は軽減される。また、同じ制約条件の範囲であれば、より高い分解能を得ることができる。
なお、上記した第1実施形態のスリットノズル71においては、第1本体部711および第2本体部712に一定の配列ピッチで調整ねじ716が配置されている。しかしながら、以下に他の実施形態として示すように、調整ねじの配列ピッチを不均等なものとしてもよい。以下の説明においては、他の実施形態との対比をわかりやすくするために、既出の構成と同一の、または軽微な差異があるものの相当する機能を有する構成については同一の符号を付すものとする。
<第2ないし第5実施形態>
図5は本発明に係るスリットノズルの第2ないし第5実施形態を示す図である。より具体的には、図5(a)は第2実施形態のスリットノズル71Aの、図5(b)は第3実施形態のスリットノズル71Bの、図5(c)は第4実施形態のスリットノズル71Cの、図5(d)は第5実施形態のスリットノズル71Dの、それぞれ下面図である。
図5(a)に示す第2実施形態のスリットノズル71Aでは、吐出口715のY方向における中央領域Rcでは比較的粗い配列ピッチで調整ねじ716が配置される一方、吐出口715のY方向における端部領域Rpではより細かい配列ピッチで調整ねじ716が配置される。スリットノズルを用いた塗布では、形成される塗布膜の中央部では比較的一様な膜を得やすいが、辺縁部においては、高粘度の塗布液の盛り上がりや低粘度の塗布液の外側への流出等に起因する塗布膜の乱れが生じやすい。このような乱れを抑えるために、長手方向における吐出口715の端部近傍では、中央部よりも細かい分解能で調整を行うことができるのが望ましい。第2実施形態のスリットノズル71Bは、このような要求に応えることのできるものである。
言い換えれば、比較的均一性を得やすい中央領域Rcにおいて調整ねじ716の配列ピッチを大きくすることで、部品点数および調整工数の削減を図ることができ、装置コストおよびランニングコストの軽減にも寄与することが可能である。
図5(b)に示す第3実施形態のスリットノズル71Bでは、同様の観点から、中央領域Rcでは第2本体部712のみに調整ねじ716を配置し、第1本体部711ではこれが省かれている。こうすることで、実用上は塗布膜の均一性を保ちつつ、部品点数および調整工数をさらに削減することが可能である。なお、第2本体部712側の調整ねじを省いてももちろん構わない。
上記各実施形態では、スリットノズルの長手方向(Y方向)において単一の吐出口が設けられている。しかしながら、この種の塗布装置では、吐出口を長手方向において複数に分割し、複数の塗布膜を同時に形成するような利用形態も存在する。図5(c)に示す第4実施形態のスリットノズル71C、第5実施形態のスリットノズル71Dは、このようなニーズに対応するものである。
これらのスリットノズル71C、71Dでは、下面にY方向に複数に分割された吐出口715a、715bが設けられている。このような場合に調整ねじをどのように配置するかという点において、これらの実施形態は相違している。
図5(c)に示す第4実施形態のスリットノズル71Cでは、調整ねじ716は第2実施形態のスリットノズル71Aと同様の配置となっている。上記したように塗布膜の乱れはその端部において生じやすいが、これが例えばノズル、基板、搬送系等の機械的要因によるものであれば、吐出口としては端部であってもノズルの中央部Rcに近い側では塗布膜の乱れは軽微であると考えられる。この点を考慮して、第4実施形態のスリットノズル71Cではノズルの中央領域Rcで粗く、端部領域Rpで細かい配列ピッチが採用されている。
一方、例えばノズル内の流路における滞留など塗布液の流通に起因して生じる塗布膜の乱れのように、機械的にはノズルの中央に近い吐出口715a、715bの端部でも塗布膜の乱れが生じることがあり得る。この点を考慮して、図5(d)に示す第5実施形態のスリットノズル71Dでは、それぞれの吐出口715a、715bの中央領域Rca、Rcbで粗く、端部領域Rpa、Rpbで細かくなるような配列ピッチが採用されている。
このように、目的に応じて、また装置や塗布液の特性に応じて、調整ねじ716の配列ピッチを適宜設定し開口寸法の調整を行うことで、より効率よく均一な塗布膜を得ることのできる塗布条件を実現することが可能となる。なお、予め一定ピッチで多数配列された調整ねじの一部を無効化することによっても、実効的な配列ピッチを不均等とすることが可能である。例えば一部の調整ねじを取り外す、あるいは固定することにより、これを無効化することができる。
<その他>
以上説明したように、上記各実施形態においては、第1本体部711に設けられたねじ穴711h、調整ねじ716等が一体として本発明の「第1調整機構」として機能している。また、第2本体部712に設けられたねじ穴712h、調整ねじ716等が一体として本発明の「第2調整機構」として機能している。また、深溝711f、712fが本発明の「溝」に相当している。
また、上記実施形態の塗布装置1は本発明の「基板処理装置」に相当するものであり、入力コンベア100、入力移載部2、浮上ステージ部3、出力移載部4、出力コンベア110、基板搬送部5等が一体として本発明の「相対移動機構」を構成している。また、塗布液供給機構8が、本発明の「処理液供給部」として機能している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では第1本体部711、第2本体部712の側面に深溝711f、712fを設け、下方から取り付けられた調整ねじ716により吐出口715の開口寸法を調整している。しかしながら、これに限定されず、他の方式で開口寸法を調整する構成であってもよい。例えば、ノズルの下面に深溝を設け、水平方向に設けた調整ねじでノズルを弾性変形させ開口寸法を増減するようにしてもよい。
また例えば、上記実施形態では、調整ねじとして、開口寸法を広げる方向および狭める方向のいずれに対しても能動的に作用する差動ねじを用いているが、例えば予め広めに設定された開口寸法を縮める、あるいは逆に予め狭く設定された開口寸法を広げるというように一方向のみの調整機能を有する調整ねじによっても、適切な開口寸法の調整は可能である。
また、上記実施形態ではスリットノズル71の下方で基板Sを搬送することでスリットノズル71と基板Sとの相対移動が実現されている。しかしながら、これらの相対移動の実現方法は上記に限定されない。例えばステージ上に保持された基板に対しスリットノズルが走査移動する構成においても、本発明は有効に機能する。また、基板の搬送形式は上記のような浮上式のものに限定されず、例えばローラ搬送、ベルト搬送、移動ステージによる搬送など各種のものを適用可能である。
また、上記実施形態のスリットノズル71は、第1本体部711の第1平坦面711aを他の平坦面711bに対して後退させ、つまり第1本体部の第2本体部との対向面に段差を設けることで塗布液の流路およびスリット状の吐出口となるギャップを形成している。これに代えて、例えば2つの部材の間にシム等の薄いスペーサを挟み込むことによってギャップが実現されてもよい。
また、上記実施形態における調整ねじ716の配列は、第1本体部711において隣り合う2つの調整ねじ716の中間に相当する位置に、第1本体部712の調整ねじ1つが設けられる構成となっている。しかしながら、この位置がちょうど中間である必要は必ずしもなく、いずれかの方向にずれた位置となっていてもよい。また、例えば第1本体部711における2つの調整ねじの間に、第2本体部における調整ねじが2以上配置されていてもよい。また、本発明は、一部の調整ねじにおいて第1本体部と第2本体部との間でのY方向位置が一致する構成を排除するものではない。
さらに、上記実施形態では、基板Sの表面Sfに塗布液を供給する塗布装置1に対して本発明を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、スリットノズルに処理液を送給することで当該スリットノズルから基板の表面に処理液を供給しながらスリットノズルに対して相対的に移動させて所定の処理を施す基板処理技術全般に適用可能である。
この発明は、スリット状の吐出口を有するスリットノズルおよび当該スリットノズルを用いて基板に処理液を塗布する基板処理装置全般に適用可能である。
1 塗布装置(基板処理装置)
2 入力移載部(相対移動機構)
3 浮上ステージ部(相対移動機構)
4 出力移載部(相対移動機構)
5 基板搬送部(相対移動機構)
8 塗布液供給機構(処理液供給部)
71,71A〜71D スリットノズル
100 入力コンベア(相対移動機構)
110 出力コンベア
710 ノズル本体
711 第1本体部(ノズル本体)
711a 第1平坦面
711c 第1リップ部
711f,712f 深溝(溝)
711h ねじ穴(第1調整機構)
712 第2本体部(ノズル本体)
712a 第2平坦面
712c 第2リップ部
712h ねじ穴(第2調整機構)
715 吐出口
716 調整ねじ(第1調整機構,第2調整機構)

Claims (9)

  1. 第1リップ部および第2リップ部を有し、前記第1リップ部に設けられた第1平坦面と前記第2リップ部に設けられた第2平坦面とがギャップを隔てて対向することで、前記第1平坦面に平行な方向を長手方向としてスリット状に開口する吐出口を形成するノズル本体と、
    前記長手方向に沿って配列され、各々が前記第1リップ部を前記第2リップ部に対し接近および離間方向に変位させる複数の第1調整機構と、
    前記長手方向に沿って、かつ前記長手方向における配設位置を前記第1調整機構とは異ならせて配列され、各々が前記第2リップ部を前記第1リップ部に対し接近および離間方向に変位させる複数の第2調整機構と
    を備えるスリットノズル。
  2. 前記第1リップ部では、前記第1平坦面と反対側の表面に前記長手方向に沿って延びる溝が設けられており、当該溝よりも前記吐出口側の前記第1リップ部を前記第1調整機構が変位させ、
    前記第2リップ部では、前記第2平坦面と反対側の表面に前記長手方向に沿って延びる溝が設けられており、当該溝よりも前記吐出口側の前記第2リップ部を前記第2調整機構が変位させる、請求項1に記載のスリットノズル。
  3. 前記第1調整機構および前記第2調整機構の各々は、前記溝を跨いで前記ノズル本体に設けられて、ねじ込み量の増減により前記溝の幅を変化させる調整ねじを有する請求項2に記載のスリットノズル。
  4. 前記調整ねじが差動ねじである請求項3に記載のスリットノズル。
  5. 前記第1リップ部を有する第1本体部と、前記第2リップ部を有する第2本体部とが結合されて前記ノズル本体を構成する請求項1ないし4のいずれかに記載のスリットノズル。
  6. 前記第1調整機構および前記第2調整機構の少なくとも一方では、前記長手方向における配列ピッチが不均等である請求項1ないし5のいずれかに記載のスリットノズル。
  7. 前記長手方向における前記ノズル本体の中央部よりも、前記長手方向における前記中央部より外側において前記配列ピッチが小さい請求項6に記載のスリットノズル。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のスリットノズルと、
    前記スリットノズルの前記吐出口と対向させて基板を配置するとともに、前記スリットノズルと前記基板とを前記長手方向と交わる方向に相対移動させる相対移動機構と、
    前記スリットノズルに処理液を供給する処理液供給部と
    を備え、前記吐出口から吐出した前記処理液を前記基板の表面に塗布する基板処理装置。
  9. 前記基板の表面に、前記処理液による一様な塗布膜を形成する請求項8に記載の基板処理装置。
JP2019170109A 2019-09-19 2019-09-19 スリットノズルおよび基板処理装置 Active JP6869305B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019170109A JP6869305B2 (ja) 2019-09-19 2019-09-19 スリットノズルおよび基板処理装置
CN202021265579.1U CN214440464U (zh) 2019-09-19 2020-07-02 狭缝喷嘴以及基板处理装置
TW109122794A TWI746041B (zh) 2019-09-19 2020-07-06 狹縫噴嘴以及基板處理裝置
KR1020200093628A KR102321818B1 (ko) 2019-09-19 2020-07-28 슬릿 노즐 및 기판 처리 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019170109A JP6869305B2 (ja) 2019-09-19 2019-09-19 スリットノズルおよび基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021045720A true JP2021045720A (ja) 2021-03-25
JP6869305B2 JP6869305B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=74877211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019170109A Active JP6869305B2 (ja) 2019-09-19 2019-09-19 スリットノズルおよび基板処理装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6869305B2 (ja)
KR (1) KR102321818B1 (ja)
CN (1) CN214440464U (ja)
TW (1) TWI746041B (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06142588A (ja) * 1992-11-12 1994-05-24 Mitsubishi Kasei Corp 塗布ダイ
JP2011249305A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Samsung Sdi Co Ltd 活物質コーティング装置およびこれを用いたコーティング方法
JP2013166262A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Japan Steel Works Ltd:The 押出成形用tダイおよび押出成形機
JP2017060910A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 日本電気株式会社 塗布装置、塗布方法及び計測方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69121425T2 (de) * 1991-09-27 1997-01-23 Du Pont Zusammengesetzte beschichtung unterschiedlicher dicke mit einem farbgradienten quer zur bahnrichtung
JP3629334B2 (ja) * 1996-04-09 2005-03-16 大日本スクリーン製造株式会社 塗布装置
JP4592450B2 (ja) * 2005-03-07 2010-12-01 大日本印刷株式会社 ダイヘッド及びスリットギャップ調整方法
JP6316144B2 (ja) * 2014-09-02 2018-04-25 株式会社Screenホールディングス 現像液吐出ノズルおよび現像処理装置
WO2018143342A1 (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 塗工ダイ、塗工装置、塗工方法及び二次電池の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06142588A (ja) * 1992-11-12 1994-05-24 Mitsubishi Kasei Corp 塗布ダイ
JP2011249305A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Samsung Sdi Co Ltd 活物質コーティング装置およびこれを用いたコーティング方法
JP2013166262A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Japan Steel Works Ltd:The 押出成形用tダイおよび押出成形機
JP2017060910A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 日本電気株式会社 塗布装置、塗布方法及び計測方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW202112453A (zh) 2021-04-01
TWI746041B (zh) 2021-11-11
CN214440464U (zh) 2021-10-22
KR102321818B1 (ko) 2021-11-03
KR20210033884A (ko) 2021-03-29
JP6869305B2 (ja) 2021-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN215390401U (zh) 狭缝喷嘴以及基板处理装置
JP6869305B2 (ja) スリットノズルおよび基板処理装置
CN108701635B (zh) 基板浮起输送装置
JP6831406B2 (ja) 塗布装置および塗布方法
JP6768755B2 (ja) スリットノズルおよび基板処理装置
KR102535156B1 (ko) 슬릿 노즐 및 기판 처리 장치
JP7245763B2 (ja) スリットノズルおよび基板処理装置
JP7330233B2 (ja) スリットノズル、スリットノズルの調整方法および基板処理装置
JP7311446B2 (ja) スリットノズルおよび基板処理装置
JP7257976B2 (ja) スリットノズルおよび基板処理装置
TWI834952B (zh) 狹縫噴嘴以及基板處理裝置
CN220111470U (zh) 狭缝喷嘴以及基板处理装置
JP2008068224A (ja) スリットノズル、基板処理装置、および基板処理方法
WO2023042740A1 (ja) 基板塗布装置および基板塗布方法
WO2023042739A1 (ja) スリットノズルおよび基板処理装置
JP2024030264A (ja) 塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6869305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250