JP2021042191A - (±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル結晶及び調製方法 - Google Patents

(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル結晶及び調製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱安定性が高く、溶媒残りが少なく、色度が低く、嵩密度が高く、製品粉末が均一で、純度が高い等の利点を有するビナフチル結晶及びその調製方法の提供。【解決手段】最大溶融吸熱ピークが119〜123℃である(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル結晶であり、これは生成した(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルを撹拌装置が設けられたオーブンの中で真空研磨して、乾燥温度が85℃〜100℃であり、乾燥時間が18〜36hで乾燥することにより調製できる。【選択図】図1

Description

本発明は、光電材料技術分野に関し、具体的には光電材料モノマー(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル結晶及び調製方法に関する。
(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルは、光電子材料の重要なモノマーであり、これを原料として合成したポリエステルやポリカーボネートなどの樹脂は、屈折率が高く、熱安定性が高く、透明性に優れているなどの優れた性質を有している。そのため、近年、光学レンズや光学フイルムなどの光電材料における重要な用途が広く注目されている。
Figure 2021042191
(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルの合成方法は、非特許文献で報告されており、一般的にはクロルエタノールをヒドロキシエチル化試薬とし、水酸化ナトリウム又は炭酸ナトリウム等の塩基の存在下で、エタノール等の溶媒で(±)−1,1'−ビ−(2−ナフトール)を反応させて得られ、該方法は反応時間が長く、収率が低く、融点が低く、純度が高くないなどの欠点あり、同時に用いられるクロルエタノールは毒性が大きい。
非特許文献において調製された(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルの融点はそれぞれ以下のとおりである。100〜102℃(非特許文献1)、105〜106℃(非特許文献2)、108℃(非特許文献3)、112〜114℃(非特許文献4)、112〜113℃ (非特許文献5,特許文献1,特許文献2)。
特許文献3は、炭酸エチレンをヒドロキシエチル化試薬として使用し、水酸化ナトリウムを塩基とし、170℃で(±)−1,1’−ビ−(2−ナフトール)と反応して(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルを生成し、該方法は反応温度が高く、副反応が多く、生成物の色度が悪い。近年、特許文献4(ファミリー特許は特許文献5)も、炭酸ビニレンをヒドロキシエチル化試薬とし、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムを塩基とし、110℃のトルエン溶媒の中で(±)−1,1’−ビ−(2−ナフトール)をヒドロキシエチル化して(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルを生成させる。該特許はまず母液を製造し、種結晶を母液に投入して結晶化を促進し、又は、例えばアセトン、メタノール、ヘキサン等の不良溶媒を加えて晶析を行い、A、B、Cという三種類の結晶を得て、熱分析の最大溶融吸収ピークはそれぞれ114〜116℃、109〜112℃、106〜108℃である。実際、この三種類の結晶の融点は先に述べた非特許文献の融点と同じであり、該方法は一定量の重合体の副生成物を生成する可能性があり、それにより後処理の結晶過程が冗長で複雑になり、工業生産に不利である。
仏国特許出願公開第2264813号明細書 米国特許第4001279号明細書 特開2011−153248号公報 特許第6484465号公報 中国特許出願公開第106170469号明細書
Turkish Journal of Chemistry, 38(2), (2014), p.317〜327 Tetrahedron,69(49), (2013), p.10662-10668 Organic and Biomolecular Chemistry,10(47),(2012), p.9383-9392 Tetrahedron,36(17),(1980), p.2521−2523 Journal of Organic Chemistry,42,(1977),p.4173-4182
本出願の先行特許出願である中国特許出願第201710275608.9号明細書において、高品質の(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルを得るために、発明者らは研究や試験を繰り返して行い、反応ボトルに(±)−1,1'−ビ−(2−ナフトール)、炭酸エチレン、塩、又は有機塩基、反応促進剤N,N−ジメチルアセトアミド又はN,N−ジメチルホルムアミドとベンゼン系溶媒を加え、原料が完全に溶解するまで温度を上昇させてから6時間反応させ、反応終了後にベンゼン系溶媒を追加し、中性になるまで洗浄する。析出した固体を冷却し、得られた固体を80〜100℃で6〜12時間乾燥し、得られた製品の溶融吸熱ピークは105〜116℃である。
本発明の第一目的は、新規な結晶形・新たな融点の(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル結晶を提供することであり、第二目的は、前記ビナフチル結晶の調製方法を提供することである。
技術的解決手段として本発明の(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル結晶の最大溶融吸熱ピークは119〜123℃である。
好ましくは、前記ビナフチル結晶の回折角2θ値及び相対強度(%)が4.7±0.2(11), 9.4±0.2(100), 9.9±0.2(16), 10.7±0.2(22), 11.2±0.2(11),12.5±0.2(17),14.4±0.2(26),15.0±0.2(16),16.1±0.2(37),16.5±0.2(23),16.9±0.2(16),18.3±0.2(96), 19.1±0.2(92), 20.2±0.2(80), 20.4±0.2(75),20.6±0.2(80), 21.6±0.2(24),22.4±0.2(64),23.3±0.2(29),23.7±0.2(45),24.7±0.2(77),25.5±0.2(40),28.0±0.2(25),29.5±0.2(13),30.2±0.2(14),32.5±0.2(16),34.0±0.2(16)である時にピークを有する。
本発明のビナフチル結晶の調製方法は、(±)−1,1'−ビ−(2−ナフトール)と炭酸ビニレンを原料として、溶媒、触媒及び反応促進剤の中で反応して生成物(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルを得て、前記生成物をオーブンの中で真空研磨して乾し、前記オーブン内に撹拌装置が設けられる。乾燥温度が85℃〜100℃であり、乾燥時間が18〜36hである。
好ましくは、前記撹拌装置は螺旋型撹拌装置である。
好ましくは、前記乾燥温度は90℃〜95℃である。
好ましくは、前記乾燥時間は24〜30hである。
好ましくは、前記オーブンはステンレスオーブンである。
好ましくは、前記触媒は炭酸カリウム又は炭酸ナトリウムである。
好ましくは、反応促進剤はN,N-ジメチルアセトアミド又はN,N−ジメチルホルムアミドである。
好ましくは、前記(±)−1,1'−ビ−(2−ナフトール)、炭酸ビニレン、触媒、反応促進剤のモル比は1:2.1〜3.0:0.1〜0.5:0.3〜1.0である。
好ましくは、前記溶媒はトルエンである。
好ましくは,反応温度は90〜130℃であり、反応時間は6時間である。
本発明はHPLC(高速液体クロマトグラフ)の分析により前記生成物の含有量が0.1%より小さい場合、反応を停止し、トルエン溶媒を添加して水で中性になるまで洗浄し、有機相を分離し、析出した固体を冷却し、濾過する。
従来技術に比べ、本発明は次のような顕著な効果を有する。
(1)本発明は新規な融点新規な結晶型の(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチル結晶を提供する。最大溶融吸熱ピークが119〜123℃であり、熱安定性が高く、溶媒残りが少なく、色度が低く、嵩密度が高く、製品の粉末が均一であり、純度が高い等の利点を有し、製品の色度が低いため、高品質のポリエステル及びポリカーボネート等の光電性材料製品の製造に非常に適する。
(2)本発明は撹拌装置が設けられた真空乾燥ボックスを採用し、生成物(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルは、乾燥すると同時に撹拌し、良好な旋回効果を有し、溶剤がより排出しやすく、製品中の残留溶媒がより低い。同時に、生成物は乾燥過程でプレス摩擦を受け、意外に新規な融点新規な結晶形のビナフチル結晶が得られる。また、撹拌装置が設けられた真空乾燥ボックスの密封性がよく、乾燥過程の空気の影響を大幅に低減させ、得られた製品の色がよい。
(3)本発明は調製方法が簡単で、晶析過程に種結晶を加える必要がなく、晶析過程に厳密に温度を制御する必要がなく、母液を予め調製する必要がなく、生産効率を大幅に向上させ、工業生産に有利である。
実施例1において調製した(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析DSCスペクトルである。 実施例1において調製した(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析TGAスペクトルである。 実施例1において調製した(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルのX−線粉末回折スペクトルである。 実施例2において調製した(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析DSCスペクトルである。 実施例2において調製した(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析TGAスペクトルである。 実施例3において調製した(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析DSCスペクトルである。 実施例3において調製した(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析TGAスペクトルである。 比較例1において調製した(±)-2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析DSCスペクトルである。 比較例1において調製した(±)-2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析TGAスペクトルである。 比較例2において調製した(±)-2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析DSCスペクトルである。 比較例3において調製した(±)-2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析DSCスペクトルである。 比較例4において調製した(±)-2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析DSCスペクトルである。 比較例5において調製した(±)-2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの熱分析DSCスペクトルである。
以下は図面を参照して本発明の技術的解決手段をさらに説明する。
先行特許出願である中国特許出願第201710275608.9号明細書においては一般的な乾燥方式を採用し、80〜100℃で6〜12時間乾燥し、(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの溶融吸熱ピークが105〜116℃であるものが得られる。しかし、本出願は撹拌装置が設置されたオーブンを採用し、乾燥温度を制御し、特定の乾燥時間で、負圧で研磨して乾燥する技術を採用し、調製して得られた高純度の新結晶型製品の、熱分析DSCスペクトルの最大溶融吸熱ピークが119〜123℃(図1に示す)であり、すべての先行特許文献および非特許文献のいずれよりも融点が高い。図3のX−線粉末回折スペクトル及び表1中の回折角とピーク相対強度は先行特許文献と著しく異なるため、新しい結晶型である。
撹拌乾燥過程において、乾燥温度が85℃に達しないと、最大溶融吸収ピークが119-123℃の結晶(比較例2、図10に示す)を得ることができない。乾燥時間が18時間未満の場合、最大溶融吸収ピークが119〜123℃の結晶が得られない(比較例4、図12に示す)。
本発明の採用した分析方法は以下のとおりである。
(1)純度測定方法(HPLC)は、装置LC-15C(島津製作所)であり、シリンダー型は、Kromasil100-5 C18 150× 4.6mmで、移動相はアセトニトリル/水で、流速は1mL/minで、検出波長は260nmで、注入量は、2ulで、ポンプモードは、二元高圧勾配である。
(2)熱分析方法は、Pyris1熱分析計(Perkin Elemer社製)で測定し、DSC加熱範囲45〜300℃で、10℃/分で、TGA加熱範囲25〜500℃,10℃/分である。
(3)X-線粉末回折スペクトルは、X' TRA X−線回折装置(スイスARL社製)で測定し、銅ターゲット、連続走査型で測定する。スキャン範囲(2θ)は2°〜40°で、スキャンステップ0.02°で、スキャン速度2.5°/分である。
(4)核磁気共鳴スペクトルは、Bruker AM 500 MHz(Germany)核磁気共鳴測定 (CDSOCDは溶媒であり、TMSは内部標準)である。
(5)色度分析は、Transmission colar meter TZ6000色度計(日本電色工業株式会社)用いて測定する。サンプル10gを20gのDMFに入れ、攪拌して溶解した後に測定する。
(6)嵩密度(bulk density)検出は、100mLのメスを取り、体積が100cmであるサンプル(崩した状態)を添加し、サンプルの質量は、サンプルの質量/100が即ち嵩密度(g/cm)である。
(実施例1)
1000mL四口フラスコの中に、(±)−1,1'−ビ−(2−ナフトール)114.4g(0.4mol)、200gトルエン、16g N,N−ジメチルアセトアミド、7.6g炭酸カリウム及び炭酸ビニレン88g(1mol)を加える。100℃で6時間反応した後、HPLC分析を経て(±)−2,2'−ビス−(2-ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの含有量が0.1%より小さい場合、反応を停止する。トルエンを追加し、水で中性になるまで洗浄し、析出した固体を冷却し、1000mL螺旋撹拌のオーブン中に入れ、真空条件で研磨して乾燥し、乾燥温度が90℃であり、乾燥時間が24時間であり、(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチル127.24gを得て、収率が84.93%であり、高速液体クロマトグラフ (HPLC)の分析純度が99.6%であり、最大溶融吸熱ピークが120.86℃(図1に示す)で、溶液色度が3 APHAで、YI値が0.50である。TGA熱分析290℃程度の損失重量が0.1%であり、溶媒残りが非常に少ないことを示す(図2に示す)。嵩密度は0.56g/cmHNMR (CDSOCD)δは、3.86(t,4H),4.03(t,4H)、6.90(d,2H)、7.23(d,2H)、7.34(dd,2H)、7.60(dd,2H)、7.92(d,2H)、8.06(d,2H)、4.58(s,2H, DOを加え消える)。Cu-Kα線のX−粉末回折スペクトル(XRPD)を用いて、特徴回折角2θ()値及び相対強度(%)を分析する。詳しくは、図3と表1を参照する。
Figure 2021042191
Figure 2021042191
(実施例2)
3000mL四口フラスコの中に、(±)−1,1'−ビ−(2−ナフトール)343.2g(1.2mol)、600gトルエン、48g N,N−ジメチルアセトアミド、22.8g炭酸カリウム及び炭酸ビニレン704g(3mol)を加える。100℃で6時間反応した後、HPLC分析を経て(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチルの含有量が0.1%より小さい場合、反応を停止する。トルエンを追加し、水で中性になるまで洗浄し、析出した固体を冷却し、1000mL螺旋撹拌のオーブン中に入れ、真空条件で研磨して乾燥し、乾燥温度が85℃であり、乾燥時間が18時間であり、(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチル391.73gを得て、収率が87.19%であり、高速液体クロマトグラフ (HPLC)の分析純度が99.6% であり、最大溶融吸熱ピークが120.66℃(図4に示す)であり、溶液色度が4 APHAで、YI値が0.57である。TGA熱分析290℃程度の損失重量が0.11%(図5に示す)であり、XRPD分析スペクトルは図3と一致し、嵩密度が0.58g/cmである。
(実施例3)
実施例1のような合成方法により得られる(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルは、1000mL螺旋撹拌のオーブン中に入れ、真空条件で研磨して乾燥し、乾燥温度が100℃で、乾燥時間が36時間であり、 (±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチル126.37gを得て、収率が84.44%であり、高速液体クロマトグラフ (HPLC)の分析純度が99.6% であり、最大溶融吸熱ピークが120.87℃(図6に示す)であり、色度が5 APHAで、YI値が0.66である。TGA熱分析290℃程度の損失重量が0.08%(図7に示す)であり、XRPD分析スペクトルは図3と一致し、嵩密度が0.59g/cmである。
(比較例1)
実施例1のような合成方法により得られる(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル163gは、真空乾燥ボックス(撹拌せず)の中で、乾燥温度が90℃であり、乾燥時間が24時間であり、(±)−2,2'−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1'−ビナフチル123.24gを得て、収率が82.29%であり、高速液体クロマトグラフ (HPLC)の分析純度が99.5%であり、最大溶融吸熱ピークが 108.27℃(図8に示す)であり、溶液色度が12 APHAで、YI値が1.8である。TGA熱分析290℃程度の損失重量が0.45% (図9に示す)であり、嵩密度が0.43g/cmである。
(比較例2)
実施例1のような合成方法により得られる(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル165gは、1000mL撹拌付きのステンレスオーブン中に入れ、真空条件で研磨して乾燥し、乾燥温度が80℃であり、乾燥時間が24時間であり、(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル122.26gを得て、収率が81.64%であり、高速液体クロマトグラフ (HPLC)の分析純度が99.4%であり、最大溶融吸熱ピークが108.91℃(図10に示す)であり、溶液色度が16 APHAで、YI値が2.0であり、嵩密度が0.45g/cmである。
(比較例3)
1000mL四口フラスコの中に、 (±)−1,1'−ビ−(2−ナフトール)114.4g(0.4mol)、100gトルエン、7.5g 炭酸カリウム及び炭酸ビニレン88g(1mol)を加え、100℃で12時間反応し、 HPLC分析して(±)−1,1'−ビ−(2−ナフトール)の含有量が0.1%より小さい場合、反応を停止させる。トルエンを追加し、水で中性になるまで洗浄し、析出した固体を冷却し、トルエンを用いて再結晶を行い、固体を得て、1000mL撹拌付きのステンレスオーブン中に入れ、真空条件で研磨して乾燥し、乾燥温度が70℃であり、乾燥時間が24時間であり、(±)-2,2'-ビス-(2-ヒドロキシエトキシ)-1,1'-ビナフチル114.89gを得て、収率が76.72%であり、高速液体クロマトグラフ (HPLC)の分析純度が99.2%であり、最大溶融吸熱ピークが114.94℃(図11に示す)であり、溶液色度が16 APHAで、YI値が2.0である。嵩密度が0.42g/cmである。
(比較例4)
実施例1のような合成方法により得られる(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル170gは、1000mL螺旋撹拌のオーブン中に入れ、真空条件で研磨して乾燥し、乾燥温度が90℃であり、乾燥時間が15時間であり、(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル126.46gを得て、収率が84.47%であり、高速液体クロマトグラフ (HPLC)の分析純度が99.5%であり、最大溶融吸熱ピーク が108.52℃であり、また、118.53℃の所で溶融吸収ピークが現れる(図12 に示す)。
(比較例5)
実施例1のような合成方法により得られる(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル167gは、1000mL撹拌のステンレスオーブン中に入れ、真空条件で研磨して乾燥し、乾燥温度が105℃であり、乾燥時間が24時間であり、オーブン内で(±)−2,2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルを溶融して無色透明な液体になる。冷却後、無色透明なガラスフレーク状固体115.27gを得て、収率が77%であり、高速液体クロマトグラフ (HPLC)の分析純度が99.5%であり、最大溶融吸熱ピークが113.54℃(図13に示す)である。
(付記)
(付記1)
ビナフチル結晶の最大溶融吸熱ピークは119〜123℃である、
ことを特徴とする(±)−2, 2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル結晶。
(付記2)
前記ビナフチル結晶の回折角2θ値及び相対強度(%)は、 4.7±0.2(11), 9.4±0.2(100), 9.9±0.2(16), 10.7±0.2(22), 11.2±0.2(11),12.5±0.2(17),14.4±0.2(26),15.0±0.2(16),16.1±0.2(37),16.5±0.2(23),16.9±0.2(16),18.3±0.2(96), 19.1±0.2(92), 20.2±0.2(80), 20.4±0.2(75),20.6±0.2(80), 21.6±0.2(24),22.4±0.2(64),23.3±0.2(29),23.7±0.2(45),24.7±0.2(77), 25.5±0.2(40), 28.0±0.2(25),29.5±0.2(13),30.2±0.2(14),32.5±0.2(16)及び34.0±0.2(16) である時にピークを有する、
ことを特徴とする付記1に記載のビナフチル結晶。
(付記3)
付記1に記載のビナフチル結晶を、調製する方法であって、
(±)−1,1'−ビ−(2−ナフトール)と炭酸ビニレンを原料として、溶媒、触媒及び反応促進剤の中で反応して生成物(±)−2, 2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルを得て、前記生成物をオーブンの中で真空研磨して乾燥し、前記オーブン内に撹拌装置が設けられ、乾燥温度が85℃〜100℃であり、乾燥時間が18〜36hである、
ことを特徴とするビナフチル結晶の調製方法。
(付記4)
前記撹拌装置は螺旋撹拌装置である、
ことを特徴とする付記3に記載の調製方法。
(付記5)
前記乾燥温度は90℃〜95℃である、
ことを特徴とする付記3に記載の調製方法。
(付記6)
前記乾燥時間は24〜30hである、
ことを特徴とする付記3に記載の調製方法。
(付記7)
前記オーブンはステンレスオーブンである、
ことを特徴とする付記3に記載の調製方法。

Claims (7)

  1. ビナフチル結晶の最大溶融吸熱ピークは119〜123℃である、
    ことを特徴とする(±)−2, 2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチル結晶。
  2. 前記ビナフチル結晶の回折角2θ値及び相対強度(%)は、 4.7±0.2(11), 9.4±0.2(100), 9.9±0.2(16), 10.7±0.2(22), 11.2±0.2(11),12.5±0.2(17),14.4±0.2(26),15.0±0.2(16),16.1±0.2(37),16.5±0.2(23),16.9±0.2(16),18.3±0.2(96), 19.1±0.2(92), 20.2±0.2(80), 20.4±0.2(75),20.6±0.2(80), 21.6±0.2(24),22.4±0.2(64),23.3±0.2(29),23.7±0.2(45),24.7±0.2(77), 25.5±0.2(40), 28.0±0.2(25),29.5±0.2(13),30.2±0.2(14),32.5±0.2(16)及び34.0±0.2(16) である時にピークを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のビナフチル結晶。
  3. 請求項1に記載のビナフチル結晶を、調製する方法であって、
    (±)−1,1'−ビ−(2−ナフトール)と炭酸ビニレンを原料として、溶媒、触媒及び反応促進剤の中で反応して生成物(±)−2, 2’−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,1’−ビナフチルを得て、前記生成物をオーブンの中で真空研磨して乾燥し、前記オーブン内に撹拌装置が設けられ、乾燥温度が85℃〜100℃であり、乾燥時間が18〜36hである、
    ことを特徴とするビナフチル結晶の調製方法。
  4. 前記撹拌装置は螺旋撹拌装置である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の調製方法。
  5. 前記乾燥温度は90℃〜95℃である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の調製方法。
  6. 前記乾燥時間は24〜30hである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の調製方法。
  7. 前記オーブンはステンレスオーブンである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の調製方法。
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