JP2021039665A - 長期使用製品監視システム、長期使用製品監視プログラム - Google Patents

長期使用製品監視システム、長期使用製品監視プログラム Download PDF

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利長 ▲高▼橋
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Abstract

【課題】顧客が手入力した紙媒体等の所有者票を回収した事実を証拠として残し、かつ、紙媒体に記載された情報と、当該情報に基づく電子データとの照合を容易に行う長期使用製品監視システムを提供する。【解決手段】製品の製造から予め定めた使用期間が経過した場合に、点検が必要である旨の通知を行う長期使用製品監視システムは、製品の販売又は設置時に、顧客が必要事項を記載した状態で回収される所有者票の画像データと、顧客の記載事項を転記したテキストデータとを関連付けて、製品毎に識別して経年製品管理データベース10DBに登録する登録部と、経年製品管理データベース10DBに登録されている製品を対象として、予め設定されている点検期間よりも前に設定した特定時期に到達する点検対象製品が有るか否かを監視する監視部と、監視部により特定時期に到達する点検対象製品が見つかった場合に、顧客に点検依頼を通知する通知部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、長期使用製品安全点検制度に対応する長期使用製品監視システム、長期使用製品監視プログラムに関するものである。
製品の経年劣化が主な原因となる重大な事故が発生し、経年劣化による重大事故の発生のおそれが高いものについて、経年劣化による製品事故を未然に防止するため、消費者による点検その他の保守を適切に支援する制度(長期使用製品安全点検制度)が2009年4月1日に施行され、それらに該当する特定保守製品が政令で定められた。経年劣化による重大事故発生のリスクは年々高まるものと推測され、特定される製品も多義に渡るものと想定される。
特許文献1には、家電製品等製品のマニュアル(取扱説明書、操作説明書)や保証書(保証期間)等の製品に関する製品情報を、製品の販売店側等で管理し、当該製品の購入者等の顧客が随時閲覧可能に構成された製品情報管理システムについて記載されている。
具体的には、顧客が購入した製品の品名、その属性を示す品番等の属性情報、購入日、購入製品情報および顧客の氏名、顧客毎に発行された顧客識別情報を含む顧客情報を顧客情報管理データベースに保存して顧客を会員として登録し、その保存情報を管理する顧客情報管理サーバと、顧客購入商品がリコールの対象であるとするリコール情報、顧客購入製品が危険な長期使用製品安全点検対象であると表示する長期使用製品危険表示情報および顧客購入製品と同種の製品に事故が発生したことを示す製品事故情報を含むリスク情報、顧客購入製品をリサイクルに出したときの価格等リサイクルに関するリサイクル情報および製品の修理や消耗品の購入先等の保守情報の少なくとも一つを、マニュアル管理サーバに与えるリスク情報等提供サーバとを備え、顧客情報管理サーバは、保証書の初期保証期間の終期を、製品の購入日と製品ごとの初期保証期間から算出し、その保証期間の終期を、その所定期間前に、前記顧客端末に送信する保証期間通知手段を具備していることが記載されている(特許文献1の請求項1、3、7参照)。
特許文献1では、製品を購入した顧客の負担が非常に少ないユーザフレンドリーで商品のリスクを低減できる。
また、特許文献2には、長期使用製品安全点検制度に関する技術が開示されている。
特許文献2には、2009年から施行された長期使用製品安全点検制度に係る法律には、製品の製造番号や製造月などが記載された製品ラベルを当該製品の使用者が目視確認できる位置に貼着すべきことが規定されていると記載されている。
具体的には、製品ラベルに、浴室乾燥機の「製造事業者・住所」、「製造年月」、「設計標準使用期間」、「点検期間」、「お問い合わせ連絡先」及び「製品品番」など、長期使用製品安全点検制度に係る法律に規定された事項が表示されている。
さらに、特許文献3には、紙媒体による文書と通信回線により配信可能な文書とを一元的に管理するとともに、情報の漏洩を起こりにくくすることが記載されている。
具体的には、文書識別データの入力を端末装置が受け付けて送信するとともに、前記文書識別データ、該文書識別データにより示される文書の格納箇所データ、及び該文書が通信回線により配信可能な文書であるか否かを示す判別データとを対応付けて格納している文書管理装置が、前記文書識別データを受信し、格納箇所データ及び判別データを検索して取得して、前記判別データが配信可能な文書でない場合には別設した格納箇所を認識させるべく出力する一方、前記媒体データが配信可能な文書であれば前記文書を格納する別設の格納箇所に向けて前記文書識別データを送信して、この格納箇所たる文書格納装置が文書識別データを受信して取得し、文書を前記端末装置に送信ないし紙媒体に出力するように構成した文書管理システムを用いる。
特開2011−086285号公報 特開2010−002140号公報 特開2004−246724号公報
長期使用製品安全点検制度の対象となる特定保守製品は、設計標準使用期間の終期を基点として、所定の点検期間に点検をする必要があり、製品販売時の初動の登録管理は重要な情報収集源となる。なお、点検期間とは、設計標準使用期間の終期を挟んで1年以上3年以内の幅をもって定める必要がある。点検期間の幅は、特定製造事業者等が定めることになっており、例えば、特定の業者が販売している特定保守製品においては、設計標準使用期間10年につき、製品製造後10年±1年を点検期間と定めている。
また、個々の製品毎に、長期間(例えば、点検時期)に亘って管理するため、データ量が膨大となり、当該データを確実に管理するデータ保持管理、並びに、点検対象の製品を所有している顧客に対して、点検時期に遅滞なく点検をするための通知管理等(点検期間が開始する6か月前から点検期間開始日までの間に、点検すべき旨の点検通知を発信)、長期間に亘って様々な管理が必要となる。特に、登録管理や通知管理においては、作業者の手作業を監視する必要がある。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2を含む従来技術では、長期使用製品安全点検のための一貫した管理体制は確立されていない。
また、製品販売時の初動の登録管理は、顧客から回収したはがき等の紙媒体に記載された情報を入力して、電子データとして保管するが、紙媒体を回収した事実や、入力情報の正誤について検証することができない。
なお、参考として、特許文献3には、紙媒体による文書と通信回線により配信可能な文書とを一元的に管理することは記載されているが、顧客から回収したはがきと、電子データとの照合については特に言及されていない。
本発明は、長期使用製品安全点検制度のための管理の下で、情報登録の情報源である、顧客が手入力した紙媒体等の所有者票を回収した事実を証拠として残すことができ、かつ、紙媒体に記載された情報と、当該情報に基づく電子データとの照合を容易に行うことができ長期使用製品監視システム、長期使用製品監視プログラムを得ることにある。
本発明に係る長期使用製品監視システムは、製品の製造から予め定めた使用期間が経過した場合に、点検が必要である旨の通知を行う長期使用製品監視システムであって、前記製品の販売又は設置時に、長期使用製品安全点検制度の主旨を説明した上で配布され、顧客が必要事項を記載した状態で回収される所有者票の画像データと、前記顧客の記載事項を転記したテキストデータとを関連付けて、前記製品毎に識別して経年製品管理データベースに登録する登録部と、前記経年製品管理データベースに登録されている前記製品を対象として、予め設定されている点検期間よりも前に設定した特定時期に到達する点検対象製品が有るか否かを監視する監視部と、前記監視部の監視により特定時期に到達する前記点検対象製品が見つかった場合に、前記所有者票に記載された項目に基づき抽出された前記顧客に対して点検依頼を通知する通知部と、を有している。
本発明によれば、製品が販売又は設置されると、登録部において、製品を所有していることを証明する所有者票(例えば、紙媒体)に記載された各項目に基づいて、当該製品毎に識別されて経年製品管理データベースに登録される。
経年製品管理データベースに登録された製品は、監視部により、予め設定されている点検期間よりも前に設定した特定時期に到達する点検対象製品を、一定期間(例えば、1か月)毎に監視する。
通知部では、監視部の監視により特定時期に到達する点検対象製品が見つかった場合に、前記所有者票に記載された項目に基づき抽出された顧客に対して点検依頼を通知する。
ここで、本発明では、例えば、画像読取部により、製品を所有していることを証明する所有者票上の画像を読み取り(画像データ)、登録部では、顧客の記載事項を転記したテキストデータを前記製品毎に識別して経年製品管理データベースに登録する際に、画像データと関連付けて、経年製品管理データベースに登録する。
これにより、情報登録の情報源である、顧客が手入力した紙媒体(所有者票)を回収した事実を証拠として残すことができ、かつ、紙媒体(所有者票)に記載された情報(画像データ)と、当該情報を転記したテキストデータとの照合を容易に行うことができる。
本発明に係る長期使用製品監視プログラムは、コンピュータを、上記の長期使用製品監視システムの前記登録部、前記監視部、及び前記通知部として動作させる、ことを特徴としている。
以上説明した如く本発明では、長期使用製品安全点検制度のための管理の下で、情報登録の情報源である、顧客が手入力した紙媒体等の所有者票を回収した事実を証拠として残すことができ、かつ、紙媒体に記載された情報と、当該情報に基づく電子データとの照合を容易に行うことができるという効果を奏する。
本実施の形態に係る長期使用製品監視システムの概略図である。 (A)は長期使用製品安全点検の対象となる製品(所有者票16)を抽出するための条件を図式化したタイムチャート、(B)は図2(A)に示す時間軸の8年から9年までの期間の拡大図である。 本実施の形態に係る長期使用製品監視制御装置で実行される長期使用製品監視制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る長期使用製品安全点検対象製品の受付、及び点検実施通知のための作業手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る所有者票の正面図である。 本実施の形態に係る長期使用製品安全点検実施の案内通知として利用される郵便はがきの正面図である。 所有者票に記載事項を入力するための、コンピュータ画面上のデータ入力画面の正面図である。 データ入力画面へのデータ入力時の入力制限一覧表画像の正面図である。 本実施の形態に係る、所有者票から転記されたテキストデータを保存するためのテキストデータファイルの正面図である。 発送回数に対するコスト及び作業効率の関係を示す特性曲線であり、実線は発送回数−コスト特性曲線、点線は発送回数−作業効率特性曲線である。
図1は、本実施の形態に係る長期使用製品監視を実行するためのシステム概略図である。
長期使用製品監視システムは、長期使用製品監視制御装置10を備えている。長期使用製品監視制御装置10は、提携店12及び直営店14と連携し、長期使用製品を所有する顧客の情報が記載された所有者票16(図5参照)を集約する。
提携店12では、お客様13Aとして、個人所有者及びアパートやマンション等を管理する管理会社を対象として、長期使用製品安全点検制度対象の製品を販売したときに、長期使用製品安全点検制度(図1では、単に「制度」と記載)についてお客様へ説明し、所有者票16(図5参照)を回収する。
なお、販売した製品には、自社製品であり自社が管理すべき製品(自社該当品)と自社製品ではなく自社で管理が不要な製品(非該当品)とが混在しているため、提携店12では、これらを分類し、自社該当品の所有者票16を長期使用製品監視制御装置10へ送り、非該当品のメーカー18毎に存在する所有者票を当該メーカー18に送出する。なお、提携店12以外(例えば、製品を製造するメーカー等、製品の管理責任を持つ会社、すなわち、本実施の形態では「自社」に相当する。)が所有者票16を管理(受け取り、登録)する場合もある。
直営店14では、集合住宅オーナー及びデベロッパー等13Bを対象として、長期使用製品安全点検制度対象の製品を販売したときに、長期使用製品安全点検制度(図1では、単に「制度」と記載)について集合住宅オーナー及びデベロッパー等へ説明し、所有者票16(図5参照)を回収する。
なお、販売した製品には、自社該当品と非該当品とが混在しているため、直営店では、これらを分類し、自社該当品の所有者票16を長期使用製品監視制御装置10へ送り、非該当品のメーカー18毎に存在する所有者票を当該メーカー18に送出する。
以下、提携店12が応対するお客様13Aと、直営店14が応対する集合住宅オーナー及びデベロッパー等13Bを総称して、「顧客13」という。
長期使用製品監視制御装置10では、回収した所有者票16に基づいて、1件毎に監視始期を設定し、長期使用製品安全点検時期まで管理する。管理する対象は膨大であり、かつ、時間軸に沿って長期間(10年)監視する必要がある。このため、長期使用製品監視制御装置10は、経年製品管理データベース10DBに全ての監視対象の情報を格納し、基本的には、月単位で全件の監視対象にアクセスし、通知対象(所有者票16)を抽出するようにしている。
長期使用製品監視制御装置10は、長期使用製品安全点検時期を10年とした場合、当該10年よりも以前に、顧客13に、長期使用製品安全点検時期であることを通知する。通知は、郵便はがき20(図6参照)を用いて、「点検のご案内」として、顧客13へ通知する。
ところで、郵便はがき20をお客様に送り、その回答が遅延すると、長期使用製品安全点検時期内に、顧客13から了承を得た上で行うことになっている点検業務を遂行することができない。
そこで、本実施の形態では、郵便はがき20の発送から顧客13からの回答の期間を考慮して、通知対象(所有者票16)を抽出する特定期間を、予め定めた条件で設定するようにした。
図2(A)は、本発明の点検対象製品である、長期使用製品安全点検の対象となる製品(所有者票16)を抽出するための条件を図式化したタイムチャートである。
図2(A)の太線Aは時間軸であり、長期使用製品安全点検対象となる製品の製造年月を始期とする10年を、基準点Bで示している。
ここで、長期使用製品安全点検期間は、基準点Bの前後1年とし、当該期間内で、製品を所有する現場へ出向き、長期使用製品安全点検のための業務を遂行する必要がある。
このため、顧客13への通知は、この点検期間が開始する6ヶ月前から点検期間開始日までの間に、通知を発信することが定められている。
そこで、点検期間の始期、すなわち、長期使用製品安全点検対象となる製品の製造年月を始期から数えて9年が経過した時点(点検期間が開始するとき)を基準として、それ以前の6ヶ月を通知期間として設定した。
ところで、6ヶ月の通知期間では、長期使用製品監視制御装置10における監視インタバルを1ヶ月単位として監視(1ヶ月毎に通知期間内となる製品(所有者票16)を抽出)すると、通知期間の6ヶ月分の通知件数が抽出される。
一方、点検開始から一定期間遡って通知すると、顧客13が点検業務遂行日を失念する可能性がある。また、通知期間と点検期間との間に一定の猶予がないと、通知作業の遅滞を招く可能性がある。
そこで、本実施の形態では、通知期間の始期後の一定期間aと、通知期間の終期前の一定期間bとを設定し、通知期間の始期後の一定期間aから通知期間の終期前の一定期間bまでの期間を特定期間とし、この特定期間に該当する製品(所有者票16)を通知対象の抽出条件とした。なお、一例として、一定期間aは3ヶ月、一定期間bは1ヶ月とした。
上記一定期間a及び一定期間bの設定による特定期間の始まりは、長期使用製品安全点検対象となる製品の製造年月から8年9ヶ月が経過した時点(図2(B)の矢印c参照)となる。一方、特定の期間の終わりは、長期使用製品安全点検対象となる製品の製造年月から8年11ヶ月が経過した時点(図2(B)の矢印d参照)となる。従って、特定期間の範囲は、2ヶ月間となる。なお、製造年月とは、製造日を問わないことを意味しており、例えば、1月1日〜1月31日は全て製造年月が1月となる。境界(締め)の日にちは月末に限らず、任意に設定すればよい。
以下に、本実施の形態の作用を、図3の制御フローチャート、及び図4の作業フローチャートに従い説明する。
(長期使用製品安全点検監視制御)
図3は、長期使用製品安全点検監視制御の流れを示したものである。
ステップ100では所有者票16の受付に基づく、長期使用製品の新規登録があったか否かを判断する。
このステップ100で肯定判定されると、ステップ102へ移行して、当該長期使用製品を経年監視処理の対象として追加し、ステップ104へ移行する。なお、ステップ100で否定判定された場合は、ステップ104へ移行する。
ステップ104では、定期監視時期か否かを判断する。本実施の形態では、1ヶ月毎に監視を実行する。ステップ104で否定判定された場合は、監視時期ではないと判断し、ステップ100へ戻る。
また、ステップ104で肯定判定された場合は、監視時期であると判断し、ステップ106へ移行して特定期間(図2(A)参照)に属する長期使用製品を検索し、ステップ108へ移行する。このとき、図2(A)に示す一定期間a及びbの設定により、検索される数は、基準である6ヶ月の期間よりも減少する。
ステップ108では、ステップ106での検索の結果、特定期間に属する長期使用製品(対象製品)が存在するか否かを判断する。このステップ108で否定判定された場合は、対象製品は無いと判断し、ステップ100へ戻る。
また、ステップ108で肯定判定された場合は、対象製品が有ると判断し、ステップ110へ移行して、全対象製品に関する登録情報を抽出し、次いで、ステップ112へ移行して、案内通知の発送を指示し、ステップ100へ戻る。
以上、図3のフローチャートは、基本的には、無限ループで常に実行される処理であるが、タイマ等を用いて、1時間に1回、1日1回、或いは1週間に1回等のインタバルを設け、定期的に動作させるようにしてもよい。所有者票16の登録受付数の推移に応じて、インタバルを変更してもよい。
(長期使用製品安全点検対象製品の受付及び点検実施通知のための作業フロー)
図4は、長期使用製品安全点検監視作業の流れを示したものである。
ステップ150では、長期使用製品安全点検監視作業の作業種を選別する。ステップ150で作業種が所有者票受付の場合は、ステップ152へ移行する。一方、ステップ150で作業種が長期使用製品安全点検実施の案内通知対象抽出作業の場合は、ステップ172へ移行する。
(所有者票受付作業)
ステップ152では、製品販売時に、長期使用製品安全点検制度の説明を実行し、次いで、ステップ154へ移行して、顧客13に所有者票16(図5参照)への必要事項の記入を要請し、ステップ156へ移行する。
ステップ156では、所有者票16を回収する。回収は、現場で受領してもよいし、後日、顧客13の投函によって回収してもよい。
次のステップ158では、所有者票16の画像登録を実行する。すなわち、図5に示される所有者票16は、往復はがきであり、顧客13が手書きで必要事項を記入している。必要なのは情報であるため、必要事項を転記すればよいが、本実施の形態では、所有者票16自体を画像として残すようにした。すなわち、所有者票16をスキャナで読み取り、画像データファイルを生成する。
次のステップ160では、所有者票16に記載された事項を、例えば、コンピュータ画面上のデータ入力画面22(図7参照)の各項目欄にデータ入力を行う。データ入力は、オペレータによるキー入力、OCR等、入力形態は限定されない。このデータ入力画面22にデータ入力されることで、情報が経年製品管理データベース10DBに格納されることになる。
ところで、データ入力画面22へのデータ入力の際、経年製品管理データベース10DBに格納され、自動的に経年状況を監視することになるため、入力には所定の属性や文字数の制限が設定される。図8は、データ入力画面22へのデータ入力時の入力制限一覧表24が示されている。
入力制限一覧表24は、項目欄、属性欄、及び文字数欄に分類され、メーカー名、品名等の項目に対して、それぞれ属性(半角英数字、半角数字、全角等)と、文字数(3文字から256文字)が設定されている。
データ入力画面22へのデータ入力は、この入力制限一覧表24に従って入力される。
図4に示される如く、次のステップ162では、ステップ158で生成した画像データファイルと、ステップ160で入力したテキストデータファイル26(図9参照)とを関連つけ、次いで、ステップ164へ移行して、テキストデータファイル(及び画像データファイル)を長期使用製品安全点検対象として、経年製品管理データベース10DBに格納され、登録する。
次のステップ166では、登録対象を経年監視処理へ追加し、経年管理を開始して、このルーチンは終了する。
(長期使用製品安全点検実施の案内通知対象抽出作業)
長期使用製品安全点検実施の案内通知対象抽出作業は、図2(A)に示す特定期間内に該当する通知対象(所有者票)が抽出された場合に実行される。
一方、ステップ150の判定が、長期使用製品安全点検実施の案内通知対象抽出の場合は、ステップ172へ移行して、発送期限内での最大通知分割数(発送回数)を特定する。
次のステップ174では、発送回数と発送にかかる費用(コスト)との関係を示す発送回数−コスト特性曲線を生成する。図10の実線で示される如く、発送回数が増えれば増えるほど、その分コストがかさむ(費用が高くなる)ことがわかる。
次のステップ176では、発送回数と作業効率との関係を示す発送回数−作業効率特性曲線を生成する。図10の点線で示される如く、発送回数が増えれば増えるほど、作業効率が向上することがわかる。すなわち、発送回数を増やすと作業効率が良好になるが、コストがかさむ、一方、発送回数を減らすとコストは下がるが、作業効率が悪化する。
次のステップ178では、特性曲線(図10の実線及び点線)に基づき、発送回数を決定する。例えば、双方の特性曲線の交点の位置の発送回数とすることで、コストと作業効率の両立を図ることができる。
なお、目安として、8000件の通知対象があった場合、発送回数を2回に分けて、4000件ずつ発送する。
次のステップ180では、通知対象を通知管轄部門ヘ報告し、次いで、ステップ182で、各通知管轄部門において確認及び訂正処理を行い、ステップ184へ移行して、所定の発送日に分割して、長期使用製品安全点検実施の案内通知として郵便はがき20(図6参照)を発送し、このルーチンは終了する。
以上説明したように本実施の形態では、長期使用製品安全点検対象の製品の販売から長期に亘って、系統的に監視し、遅滞なく、かつ漏れなく、長期使用製品安全点検実施の案内通知を発送することができる。
以下に、図4のフローチャートによって処理される長期使用製品安全点検制度の処理の一例を時系列に記載する。
(1) 販売時に本制度を説明し、所有者票16への必要事項の記入を要求
(2) 顧客13から所有者票16を回収
(3) 所有者票をデータ化(PDF等の画像データファイル)
(4) 所有者票の記載事項をデータ入力(転記)→OCR可
・ 必要項目の未入力→エラー表示
・ 各項目の入力形式制限(属性、文字数)
・ 入力形式チェック→エラー表示
(5) データ入力後、登録
(6) 所有者票画像(PDF)の登録(アップロード)/後でも可
(7) 経年監視
・ 月単位で監視
・ 点検の標準期間を10年±1年(点検期間開始「9年」〜点検期間終了「11年」)とする。
(8) 通知対象の抽出
・ 点検期間開始の6ヶ月前以降から点検期間開始までの期間中に、通知年月日を設定する。
・ 通知年月日(特定期間)→点検期間開始から2ヶ月以上遡ると顧客13が点検依頼を失念し、点検開始から1ヶ月以内では印刷トラブルや郵送トラブルに対応できないため、通知期間(6ヶ月)の始期から、3ヶ月経過後から5ヶ月経過後までの2ヶ月を特定期間に設定し、特定期間に該当する通知対象を抽出する。なお、この特定期間は、製造年月を始期として計算すると、製造年月から8年9ヶ月が経過した時点(図2(B)の矢印c参照)から8年11ヶ月が経過した時点(図2(B)の矢印d参照)までの2ヶ月間となる。
(9) 通知対象を通知管轄部門へ報告
・ 通知対象確認→訂正処理
(10) 通知(郵便はがき20を発送)
・ 分割して発送
・通知対象の件数が増えれば増えるほど発送を分割する必要があり、発送作業が煩雑となる(作業性)。
・発送回数を分割すればするほど、コストアップにつながる(コスト)。
・現状では、同日通知対象件数が8000件程度であり、該当月で4000件ずつ、2回に分けて発送
なお、本実施の形態では、紙媒体である所有者票16の回収は、現場で受領、又は後日顧客13による投函としたが(図4のステップ156参照)、ネットワークを介して、電子データ(顧客がスキャナを用いて読み取った、所有者票16に表示された画像のスキャンデータ等)として回収するようにしてもよい。
10 長期使用製品監視制御装置(監視部、通知部)
10DB 経年製品管理データベース(登録部)
12 提携店
14 直営店
16 所有者票
18 各メーカー
20 郵便はがき
22 データ入力画面
24 入力制限一覧表
26 テキストデータファイル

Claims (2)

  1. 製品の製造から予め定めた使用期間が経過した場合に、点検が必要である旨の通知を行う長期使用製品監視システムであって、
    前記製品の販売又は設置時に、長期使用製品安全点検制度の主旨を説明した上で配布され、顧客が必要事項を記載した状態で回収される所有者票の画像データと、前記顧客の記載事項を転記したテキストデータとを関連付けて、前記製品毎に識別して経年製品管理データベースに登録する登録部と、
    前記経年製品管理データベースに登録されている前記製品を対象として、予め設定されている点検期間よりも前に設定した特定時期に到達する点検対象製品が有るか否かを監視する監視部と、
    前記監視部の監視により特定時期に到達する前記点検対象製品が見つかった場合に、前記所有者票に記載された項目に基づき抽出された前記顧客に対して点検依頼を通知する通知部と、
    を有する長期使用製品監視システム。
  2. コンピュータを、
    請求項1記載の長期使用製品監視システムの前記登録部、前記監視部、及び前記通知部として動作させる、
    長期使用製品監視プログラム。
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