JP2021033871A - 紙幣処理装置及び紙幣処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】紙幣処理装置における紙幣収納部の紙幣収納枚数の管理を容易にする。【解決手段】搬送ジャムの発生等により搬送部が搬送を停止したことを制御部が検知した後、認識部で記番号を認識された紙幣のうち紙幣収納部が紙幣を収納したことを検知する検知部で検知されていない紙幣の記番号を制御部が特定して表示部に表示させ、表示部が表示する記番号のうち搬送を停止した搬送部から取り出された紙幣の記番号に対応する記番号を選択部で操作者に選択させ、記憶部が記憶するカウント値(検知部が検知した回数)を、操作者が選択部から選択しなかった記番号の数分だけ制御部で増加させる紙幣処理装置により、上記課題を解決する。【選択図】 図9B

Description

本発明は、紙幣処理装置及び紙幣処理システムに関する。
紙幣処理装置は、紙幣の入出金処理等を行う装置であり、例えば、窓口用現金入出金機(TCR:Teller Cash Recycler)が挙げられる。
入金処理において、紙幣処理装置は、入金部から投入され搬送部へ搬送された紙幣を認識部で認識した後に紙幣収納部へ収納する。紙幣収納部には紙幣の通過を検知する検知部が設けられており、検知部が紙幣の通過を検知した回数は、紙幣収納部に収納された紙幣の枚数が適切であるかを確認するためのカウント値として記憶される。ここで、入金処理の最中に搬送ジャム等が発生した場合、搬送部の搬送が停止し、操作者は搬送部に残留している紙幣を抜き取る。このとき、検知部付近の紙幣は当該検知部を通過して紙幣収納部に収納されることがある。ここで、搬送部の搬送が完全に停止するまでは少し時間がかかるため、例えば、搬送部の搬送停止時に検知部付近の紙幣と比較して搬送速度の速い搬送紙幣が追いつき検知部付近で紙幣が重なると、当該重った紙幣のうち後続紙幣が検知部で検知されずに紙幣収納部へ収納されてしまうことがある。この場合、カウント値と紙幣収納部が実際に収納している紙幣の枚数が一致しない。
そこで、特許文献1では、搬送部に残留している紙幣の記番号を出力するようにしている。操作者が搬送部に残留している紙幣を取り出したとき、取り出した紙幣の中に出力された記番号に対応する紙幣が見つからない場合は、紙幣収納部において検知部で検知されていない紙幣が収納されていることが分かる。したがって、操作者は紙幣収納部から当該紙幣を探して取り出すことで、カウント値と紙幣収納部が実際に収納している紙幣の枚数を合わせることができる。
特開2014−109963号公報
しかしながら、操作者が紙幣収納部から紙幣を取り出すことでカウント値と紙幣収納部が実際に収納している紙幣の枚数とを一致させる場合、紙幣収納部にアクセスする権限の無い操作者は、紙幣収納部から紙幣を取り出すことができない。また、紙幣収納部にアクセスする権限のある操作者であっても、紙幣収納部から紙幣を取り出す手間が生じる。したがって、紙幣処理装置における紙幣収納部の紙幣収納枚数の管理を容易にすることが望まれている。
上記課題を解決するため、本発明の紙幣処理装置は、紙幣が投入される入金部と、紙幣の記番号を認識する認識部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、前記入金部から前記認識部へ紙幣を搬送し、前記認識部から前記紙幣収納部へ紙幣を搬送する搬送部と、前記紙幣収納部に配され、前記紙幣収納部が紙幣を収納したことを紙幣の通過により検知する検知部と、前記認識部が認識した紙幣の記番号を前記認識部が認識した順に記憶するとともに、前記検知部が検知した回数であるカウント値を記憶する記憶部と、前記認識部で認識された記番号を表示する表示部と、前記表示部が表示する記番号のうち搬送を停止した前記搬送部から取り出された紙幣の記番号に対応する記番号を操作者に選択させる選択部と、前記搬送部が搬送を停止したことを検知した後、前記認識部で認識された紙幣のうち前記検知部で検知されていない紙幣の記番号を、前記記憶部が記憶した記番号から前記カウント値の数分だけ先に記憶した順に除くことで特定し、前記表示部に表示させるとともに、前記記憶部が記憶する前記カウント値を、操作者が前記選択部から選択しなかった記番号の数分だけ増加させる制御部とを有する。
また、上記課題を解決するため、本発明の紙幣処理装置は、紙幣が投入される入金部と、紙幣の記番号を認識する認識部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、前記入金部から前記認識部へ紙幣を搬送し、前記認識部から前記紙幣収納部へ紙幣を搬送する搬送部と、前記紙幣収納部に配され、前記紙幣収納部が紙幣を収納したことを紙幣の通過により検知する検知部と、前記認識部が認識した紙幣の記番号を前記認識部が認識した順に記憶するとともに、前記検知部が検知した回数であるカウント値を記憶する記憶部と、前記認識部で認識された記番号を表示する表示部と、前記表示部が表示する記番号のうち搬送を停止した前記搬送部から取り出された紙幣の記番号に対応しない記番号を操作者に選択させる選択部と、前記搬送部が搬送を停止したことを検知した後、前記認識部で認識された紙幣のうち前記検知部で検知されていない紙幣の記番号を、前記記憶部が記憶した記番号から前記カウント値の数分の記番号を先に記憶した順に除くことで特定し、前記表示部に表示させるとともに、前記記憶部が記憶する前記カウント値を、操作者が前記選択部から選択した記番号の数分だけ増加させる制御部とを有する。
また、上記課題を解決するため、本発明の紙幣処理システムは、紙幣処理装置と、管理端末とを含む紙幣処理システムであって、前記紙幣処理装置は、前記管理端末と情報を送受信する通信部と、紙幣が投入される入金部と、紙幣の記番号を認識する認識部と、紙幣を収納する紙幣収納部と、前記入金部から前記認識部へ紙幣を搬送し、前記認識部から前記紙幣収納部へ紙幣を搬送する搬送部と、前記紙幣収納部に配され、前記紙幣収納部が紙幣を収納したことを紙幣の通過により検知する検知部と、前記認識部が認識した紙幣の記番号を前記認識部が認識した順に記憶するとともに、前記検知部が検知した回数であるカウント値を記憶する記憶部と、前記紙幣処理装置の各部の動作や情報を制御する制御部とを有し、前記管理端末は、前記紙幣処理装置と情報を送受信する端末通信部と、前記認識部で認識された記番号を表示する端末表示部と、前記表示部が表示する記番号のうち搬送を停止した前記搬送部から取り出された紙幣の記番号に対応する記番号を操作者に選択させる選択部と、管理端末の各部の動作や情報を制御する端末制御部とを有し、前記制御部は、前記搬送部が搬送を停止したことを検知した後、前記認識部で認識された紙幣のうち前記検知部で検知されていない紙幣の記番号を、前記記憶部が記憶した記番号から前記カウント値の数分だけ先に記憶した順に除くことで特定し、前記通信部を介して前記端末通信部に送信するとともに、前記記憶部が記憶する前記カウント値を、前記通信部が受信した記番号の数分だけ増加させ、前記端末制御部は、前記端末通信部が受信した記番号を前記端末表示部に表示させるとともに、操作者が前記選択部で選択しなかった記番号を前記端末通信部を介して前記通信部に送信する。
本発明によれば、紙幣処理装置における紙幣収納部の紙幣収納枚数の管理を容易にすることができる。
紙幣処理システムの機能的構成を示すブロック図である。 紙幣処理装置の内部構成を示す説明図である。 紙幣処理装置の入金処理の動作を示す説明図である。 紙幣処理装置の出金処理の動作を示す説明図である。 紙幣処理装置の入金処理時のカウント値を示す説明図である。 紙幣処理装置の入金処理時(搬送ジャム発生時)のカウント値を示す説明図である。 紙幣処理装置の入金処理時(搬送ジャム発生時且つ未検知収納紙幣発生時)のカウント値を示す説明図である。 搬送ジャム発生時における管理画面(1)の一例である。 搬送ジャム発生時における管理画面(2)の一例である。 搬送ジャム発生時且つ未検知収納紙幣発生時における管理画面(1)の一例である。 搬送ジャム発生時且つ未検知収納紙幣発生時における管理画面(2)の一例である。 アジャストメントツール使用後の紙幣処理装置のカウント値を示す説明図である。 変形例1における管理画面の一例である。 変形例2における管理画面の一例である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<A−1:紙幣処理システムの構成>
本発明の実施形態における紙幣処理システム(以下、紙幣処理システム1)の構成について、図1及び図2を用いて説明する。なお、図1は、紙幣処理システム1の機能的構成を示すブロック図である。図2は、紙幣処理装置10の内部構成を示す説明図である。
紙幣処理システム1は、紙幣処理装置10及び管理端末20を含む。紙幣処理装置10は、入金部101、第1出金部102、第2出金部103、操作表示部104、搬送部105、認識部106、一時保留部107、紙幣収納部108、検知部109、リジェクト紙幣収納部110、記憶部111、通信部112及び制御部113を有する。管理端末20は、端末表示部201、端末操作部202、端末記憶部203、端末通信部204及び端末制御部205を有する。
入金部101は、金融機関の受付窓口における職員等の操作者が入金処理時に投入する紙幣を受け付けるための入金口101Aを有する。また、操作者が入金口101Aへ投入した紙幣を集積するための入金ステージ(図示せず)を有する。また、入金ステージに集積した紙幣を搬送部105に向けて入金ステージから一枚ずつ分離する入金分離機構(図示せず)を有する。
第1出金部102は、操作者が出金取引時に受け取る紙幣が排出される第1出金口102Aを有する。また、紙幣を排出するための第1出金排出機構(図示せず)を有し、第1出金口102Aに排出された紙幣を集積するための第1出金ステージ(図示せず)を有する。
第2出金部103は、操作者が入金処理時に入金部101へ投入した紙幣のうち、破損等のある異常紙幣が排出される第2出金口103Aを有する。また、紙幣を排出するための第2出金排出機構(図示せず)を有し、第2出金口103Aへ排出された紙幣を集積するための第2出金ステージ(図示せず)を有する。
操作表示部104は、LCD(Liquid Crystal Display)と操作者による操作を受け付けるタッチパネルとが一体化されており、メニュー画面を表示して操作者が取引等に関する操作を行えるようにしたり、処理結果等を表示して操作者に知らせたりする。
搬送部105は、搬送路105Y、紙幣を搬送する搬送ローラ(図示せず)及び搬送ローラを駆動する駆動モータ(図示せず)から構成されている。なお、搬送部105は、搬送路105Y、搬送ベルト(図示せず)及び駆動モータ(図示せず)から構成されるようにしてもよい。また、搬送部105には紙幣の搬送状態を監視するための監視センサ(図示せず)が複数配されている。当該監視センサは、紙幣の通過を検知する遮光センサから構成されており、各監視センサに所定時間内で紙幣が到達するか又は紙幣が各監視センサを所定時間内に通過するかを監視している。そして、ある監視センサに所定時間内に紙幣が到達しなかった場合又はある監視センサを所定時間内に紙幣が通過しなかった場合は搬送ジャムが発生したと判断される。入金処理時において、搬送部105は、入金部101の入金口101Aへ投入された紙幣を認識部106へ搬送する。また、搬送部105は、認識部106で正常紙幣と認識された紙幣を認識部106から紙幣収納部108へ搬送し、認識部106で異常紙幣と認識された紙幣を認識部106から第2出金部103へ搬送する。出金処理時において、搬送部105は、紙幣収納部108から繰り出された紙幣を認識部106へ搬送する。次に、認識部106で正常紙幣と認識された紙幣を認識部106から第1出金部102へ搬送し、認識部106で異常紙幣と認識された紙幣を認識部106から一時保留部107へ搬送する。また、搬送部105は、出金取引終了後に一時保留部107で保留されている異常紙幣を一時保留部107から後述するリジェクト紙幣収納部110へ搬送する。
認識部106は、紙幣認識のための種々のセンサ(イメージセンサ、透過センサ、反射センサ等)を有し、搬送部105が搬送する紙幣を1枚ずつ認識する。具体的には、認識部106は、紙幣が正常紙幣であるか異常紙幣であるかを認識し、さらに、紙幣に印字されている金種や記番号を後述する端末表示部201がテキスト表示できるよう認識する。
一時保留部107は、搬送部105が搬送する紙幣を一時的に保留する収納空間を有しており、出金取引時においては、認識部106で第1出金部102に排出不可能と認識された異常紙幣を一時的に保留する。
紙幣収納部108は、紙幣を集積するための収納部集積機構(図示せず)を有し、入金処理時において、認識部106で正常紙幣と認識された搬送紙幣を収納する。また、紙幣を繰り出すための収納部繰出機構(図示せず)を有し、出金処理時において、搬送路105に向けて紙幣を繰り出す。なお、本実施の形態では、紙幣処理装置10が紙幣収納部108を5つ有する。当該5つの紙幣収納部をそれぞれ紙幣収納部108A〜108Eと称し、区別しないときは紙幣収納部108と称する。また、紙幣収納部108A〜108Eは、金種に応じて紙幣を収納する。
検知部109は、紙幣の通過を検知する遮光センサから構成されている。紙幣が遮光センサを通過する前は検知部109がONの状態となり、紙幣が遮光センサを通過している最中は検知部109がOFFの状態となり、紙幣が遮光センサを通過した後は検知部109がONの状態となる。したがって、検知部109がON⇒OFF⇒ONの状態となったときに紙幣は検知部109を通過したと判断される。なお、検知部109は、紙幣収納部108A〜108Eにそれぞれ配されるため、各々の紙幣収納部108に対応して検知部109A〜109Eと称する。
リジェクト紙幣収納部110は、紙幣を集積するためのリジェクト集積機構(図示せず)を有し、出金処理時において、一時保留部107が保留する異常紙幣を収納する。
記憶部111は、紙幣処理装置10を動作させるための種々のプログラムを記憶する。加えて、認識部106の認識結果(正常紙幣/異常紙幣、金種及び記番号)や検知部109の検知回数(以下、カウント値と称する)を認識部106が認識した順に記憶する。ここで、カウント値は紙幣収納部108に収納された紙幣の枚数が適切であるかを確認するために用いられる。なお、カウント値として検知部109A〜109Eの個々の検知回数を記憶する個別カウント値と検知部109全体の検知回数を記憶する全体カウント値が考えらえるが、本実施形態では、カウント値を全体カウント値として説明を進める。
通信部112は、管理端末20の端末通信部204と種々の情報を通信する。
制御部113は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサから構成され、当該プロセッサが記憶部111から所定のプログラムを読み出して実行することにより、紙幣処理装置10の各部の動作の制御を実現する。また、記憶部111が記憶するカウント値を更新する。
端末表示部201は、LCD等で実現され、操作者に紙幣処理装置10の情報等を表示する。
端末操作部202は、マウスやキーボード等で実現され、操作者による種々の操作を受け付ける。
端末記憶部203は、管理端末20を動作させるための種々のプログラムを記憶する。加えて、紙幣処理装置10の情報を管理するアプリケーション(以下、アジャストメントツール203Pと称する)等を記憶する。なお、アジャストメントツール203Pは、紙幣収納部108に実際に収納されている紙幣の枚数(以下、実枚数と称する)に合うように記憶部111が記憶するカウント値を修正するためのアプリケーションである。アジャストメントツール203Pについては、A−4節で詳しく述べる。
端末通信部204は、紙幣処理装置10の通信部112と種々の情報を通信する。
端末制御部205は、CPU等のプロセッサから構成され、当該プロセッサが端末記憶部203から所定のプログラムを読み出して実行することにより、管理端末20の各部の動作の制御を実現する。
<A−2:紙幣処理装置の入出金処理時の動作>
紙幣処理装置10の入金処理時の動作について、図3を用いて説明する。また、紙幣処理装置10の出金処理時の動作について、図4を用いて説明する。なお、図3は、紙幣処理装置10の入金処理時の動作を示す説明図であり、図4は、紙幣処理装置10の出金処理時の動作を示す説明図である。
<A−2−1:紙幣処理装置の入金処理時の動作>
操作者は、操作表示部104が表示するメニュー画面から入金処理項目を選択する。操作表示部104は、操作者が入金処理項目を選択すると入金部101への紙幣投入を促し、操作者は、投入したい金額分の紙幣(以下、入金紙幣と称する)を入金部101の入金口101Aへ投入する。
入金部101は、操作表示部104が表示する入金開始ボタンを操作者が押下すると、入金分離機構によって入金紙幣を1枚ずつ搬送部105に向けて分離する。搬送部105は、入金部101で分離された紙幣を一定の間隔を空けて搬送する(以下、搬送部105が搬送する紙幣を搬送紙幣と称する)。認識部106は、搬送紙幣が正常紙幣であるか異常紙幣であるかを認識する。さらに、搬送紙幣に印字されている記番号及び金種を認識する。ここで、認識部106で正常紙幣と認識された搬送紙幣は、それぞれの金種に対応する紙幣収納部108(図3では、例えば、紙幣収納部108C)へ収納される。一方、認識部106で異常紙幣とされた搬送紙幣は、第2出金部103へ排出される。
入金が完了すると、操作表示部104は、紙幣収納部108に収納された紙幣の合計金額を表示する。異常紙幣があった場合は、第2出金部103に当該異常紙幣が排出された旨も表示する。
なお、入金処理中に搬送部105におけるある監視センサに所定時間内に搬送紙幣が到達しなかった場合又はある監視センサを所定時間内に搬送紙幣が通過しなかった場合、搬送ジャムを起こしていると判断され、搬送部105は搬送を停止する。搬送部105が搬送を停止したことを制御部113が検知すると、通信部112は端末通信部204に搬送部105が搬送を停止したことを示す情報(例えば、エラー情報等)を送信する。端末通信部204が通信部112から当該情報を受信すると、端末表示部201は、搬送部105が搬送を停止したことを操作者へ通知するためのメッセージを表示する。操作者は当該メッセージを確認すると、搬送部105に残留している搬送紙幣(以下、残留紙幣と称する)を搬送部105から取り出す。
<A−2−2:紙幣処理装置の出金処理時の動作>
操作者は、操作表示部104が表示するメニュー画面から出金処理項目を選択する。操作表示部104は、操作者が出金処理項目を選択すると操作者に出金したい金額の入力を促す。操作者は、出金したい金額の入力を終えると、操作表示部104が表示する出金開始ボタンを押下する。
紙幣収納部108(図4では、例えば、紙幣収納部108C)は、操作表示部104が表示する出金開始ボタンを操作者が押下すると、操出機構によって出金金額分の紙幣(以下、出金紙幣と称する)を1枚ずつ搬送部105へ向けて繰り出す。搬送部105は、紙幣収納部108おける操出機構で繰り出された紙幣を一定の間隔を空けて搬送する。認識部106は、搬送紙幣が正常紙幣であるか異常紙幣であるかを認識する。さらに、紙幣に印字されている記番号及び金種を認識する。ここで、正常紙幣は、第1出金部102へ排出される。一方、異常紙幣は、一時保留部107へ収納される。
出金が完了すると、操作者が第1出金部102から出金紙幣を受け取る。操作者の受け取りが完了すると、異常紙幣が一時保留部107にある場合、リジェクト紙幣収納部110に当該異常紙幣を収納させる。
<A−3:入金処理時のカウント値>
入金処理時のカウント値について、搬送ジャムが発生していない通常時、搬送ジャム発生時、搬送ジャム発生時且つ未検知収納紙幣発生時の場合でそれぞれ説明する。また、本実施形態では、合計7枚の同じ金種の紙幣を入金紙幣として説明する。
入金紙幣における紙幣のそれぞれの記番号は、ABC123451(当該記番号の紙幣は紙幣M1と称する)、ABC123452(当該記番号の紙幣は紙幣M2と称する)、ABC123453(当該記番号の紙幣は紙幣M3と称する)、ABC123454(当該記番号の紙幣は紙幣M4と称する)、ABC123455(当該記番号の紙幣は紙幣M5と称する)、ABC123456(当該記番号の紙幣は紙幣M6と称する)及びABC123457(当該記番号の紙幣は紙幣M7と称する)とする。
認識部106は、紙幣M1、紙幣M2、紙幣M3、紙幣M4、紙幣M5、紙幣M6、紙幣M7の順で認識するものとする。また、各紙幣はすべて正常紙幣とする。
<A−3−1:通常時のカウント値>
搬送ジャムが発生していない通常時におけるカウント値について、図5を用いて説明する。なお、図5は、紙幣処理装置10の入金処理時のカウント値を示す説明図である。
搬送紙幣が紙幣収納部108Cに収納されると、当該搬送紙幣は検知部109Cを通過するのでカウント値が+1増加する。図5の時点では、紙幣収納部108Cに搬送紙幣が3枚(紙幣M1、紙幣M2及び紙幣M3)収納されており、検知部109Cに搬送紙幣が1枚(紙幣M4)通過しているので、カウント値は4となっている。このとき、当該カウント値は、実枚数と一致する。なお、図5における紙幣M4は検知部109Cを通過している途中である。すなわち、検知部109CがON⇒OFF⇒ONの状態となる途中であるため、厳密には図5の時点ではカウント値は増加しない。しかし、この後、紙幣M4が検知部109Cの通過を完了し、検知部109CがON⇒OFF⇒ONの状態となるため、カウント値は紙幣M4の分を含めて4としている。実枚数も同様にして紙幣M4の分を含めて4としている。入金処理が完了すると、カウント値は7となる。このとき、当該カウント値は、実枚数と一致する。
<A−3−2:搬送ジャム発生時のカウント値>
図6の時点では、紙幣収納部108Cに搬送紙幣が3枚(紙幣M1、紙幣M2及び紙幣M3)収納されており、検知部109Cに搬送紙幣が1枚(紙幣M4)通過しているので、カウント値は4となっている。また、この時点で紙幣M5で搬送ジャムが発生しており、搬送部105は搬送を停止する。ここで、検知部109Cを通過している搬送紙幣(紙幣M4)は紙幣収納部108に収納される。一方、搬送部105に残留している残留紙幣(紙幣M5、紙幣M6及び紙幣M7)は操作者が取り出す。操作者が残留紙幣の取り出しを完了したときのカウント値は4となっている。このとき、当該カウント値は、実枚数と一致する。なお、図6における紙幣M4は検知部109Cを通過している途中である。すなわち、検知部109CがON⇒OFF⇒ONの状態となる途中であるため、厳密には図6の時点ではカウント値は増加しない。しかし、この後、紙幣M4が検知部109Cの通過を完了し、検知部109CがON⇒OFF⇒ONの状態となるため、カウント値は紙幣M4の分を含めて4としている。実枚数も同様にして紙幣M4の分を含めて4としている。
<A−3−3:搬送ジャム発生時且つ未検知収納紙幣発生時のカウント値>
搬送ジャム発生時且つ未検知収納紙幣発生時におけるカウント値について、図7を用いて説明する。なお、図7は、紙幣処理装置10の入金処理時(搬送ジャム発生時且つ未検知収納紙幣発生時)のカウント値を示す説明図である。
図7の時点では、紙幣収納部108に搬送紙幣が2枚(紙幣M1及び紙幣M2)収納されており、検知部109Cに紙幣M3とその後続紙幣M4が通過している。ここで、検知部109Cを通過している搬送紙幣(紙幣M4)は紙幣M3が検知部109Cを通過するタイミングとほぼ同じタイミングで通過してしまったために検知されなかった紙幣(以下、未検知収納紙幣と称する)となっているため、カウント値は3となっている。なお、紙幣M4は検知部109Cを実際には通過しているものの、検知部109Cが紙幣M3を検知するタイミングとほぼ同じタイミングで通過しているため、検知部109Cで検知されていない紙幣として扱われている。また、この時点で紙幣M5で搬送ジャムが発生しており、搬送部105は搬送を停止する。ここで、検知部109Cを通過している搬送紙幣(紙幣M3と紙幣M4)は紙幣収納部108Cに収納される。一方、搬送部105に残留している残留紙幣(紙幣M5、紙幣M6及び紙幣M7)は操作者が取り出す。操作者が残留紙幣の取り出しを完了したときのカウント値は3となっている。このとき、紙幣収納部108には4枚の紙幣が収納されているため、当該カウント値は、実枚数と一致していない。なお、図7における紙幣M3は検知部109Cを通過している途中であり、検知部109CがON⇒OFF⇒ONの状態となる途中であるため、厳密には図7の時点ではカウント値は増加しない。しかし、この後、紙幣M3が検知部109Cの通過を完了し、検知部109CがON⇒OFF⇒ONの状態となるため、カウント値は紙幣M3の分を含めて3としている。なお、紙幣M4も検知部109Cの通過を完了するため、実枚数は紙幣M3に加えて紙幣M4の分を含めて4としている。
<A−4:アジャストメントツール>
アジャストメントツール203Pは、本実施の形態では管理端末20の端末記憶部202に記憶されているアプリケーションであり、搬送ジャムにより搬送部105の搬送が停止し、搬送部105から残留紙幣が取り出された後で起動する。後述するように、操作者はアジャストメントツール203Pを使用することで、紙幣収納部108に実際に収納されている紙幣の枚数(実枚数)に合うように記憶部111が記憶するカウント値を修正することができる。以下、アジャストメントツール203Pの概要を説明する。
入金処理時に搬送ジャムが発生し、搬送部105が搬送を停止したことを制御部113が検知すると、通信部112は端末通信部204に搬送部105が搬送を停止したことを示す情報(例えばエラー情報等)を送信する。端末通信部204が通信部112から当該情報を受信すると、端末表示部201は、搬送部105が搬送を停止したことを操作者へ通知するためのメッセージを表示する。操作者は当該メッセージを確認すると、搬送部105から残留紙幣を取り出す。残留紙幣には、認識部106で認識され検知部109で検知されていない紙幣(以下、認識後未検知紙幣と称する)及び認識部106で認識されていない紙幣(以下、未認識紙幣と称する)がある。その後、紙幣処理装置10は通信部112から管理端末20の端末通信部204に、認識後未検知紙幣の紙幣情報を送信する。なお、紙幣情報は、記番号及び金種である。ここで、認識後未検知紙幣の紙幣情報は、制御部113が、認識部106で認識した紙幣のうちカウント値分の枚数の紙幣を認識部106で先に認識した紙幣から除くことで抽出できる。管理端末20の端末通信部204が当該紙幣情報を受信すると、端末制御部205は、アジャストメントツール203Pを起動し、端末表示部201に図8A及び図8B並びに図9A及び図9Bに示したような管理画面を表示させる。
管理画面は、具体的には、4つの項目(連番項目K1、記番号項目K2、金種項目K3及びチェック項目K4)と1つのボタン(セットボタンE1)で構成される。連番項目K1は、認識後未検知紙幣を連番で示すための項目であり、認識部106に認識された順番となっている。記番号項目K2は、認識後未検知紙幣毎の記番号を表示する項目である。金種項目K3は、認識後未検知紙幣毎の金種を表示するための項目である。チェック項目K4は、認識後未検知紙幣毎のチェックボックスを表示する項目である。操作者は、認識後未検知紙幣のうち、搬送部105から取り出した紙幣の記番号に対応するチェックボックスにチェックを入れる。なお、操作者がチェックボックスにチェックを入れる際は、端末操作部202が用いられる。チェックボックスにチェックが入れられなかった認識後未検知紙幣は、搬送部の搬送停止時に検知部109で検知されないまま紙幣収納部108に収納されてしまった未検知収納紙幣である。
操作者がセットボタンE1を押下すると、管理端末20は端末通信部204から未検知収納紙幣の紙幣情報を紙幣処理装置10の通信部112に送信する。紙幣処理装置10の通信部112が未検知収納紙幣の紙幣情報を管理端末20から受信すると、制御部113は、未検知収納紙幣の枚数分、カウント値の値を増加させる。なお、未検知収納紙幣の枚数は、未検知収納紙幣の紙幣情報にある記番号の数によって求めることができる。
以下、搬送ジャム発生時及び搬送ジャム発生時且つ未検知収納紙幣発生時のアジャストメントツール203Pの使用について説明する。
<A−4−1:搬送ジャム発生時のアジャストメントツールの使用>
図6のように搬送ジャム発生時で未検知収納紙幣が発生する状況にない場合、端末表示部201は、搬送部105から操作者が残留紙幣の取り出しを完了した後、図8Aの管理画面を表示する。管理画面には、認識後未検知紙幣(紙幣M5及び紙幣M6)についての連番項目K1、記番号項目K2、金種項目K3及びチェック項目K4が表示される。なお、未認識紙幣(紙幣M7)については、認識部106がまだ記番号を認識していないため表示されない。図6のように搬送ジャムが発生した場合、認識後未検知紙幣(紙幣M5及び紙幣M6)は操作者が搬送部105から全て取り出すことができる。したがって、図8Bのようにチェック項目K4におけるチェックボックスが全てチェックされる。操作者がチェックボックスのチェックを終えてセットボタンE1を押下すると、管理端末20は端末通信部204から未検知収納紙幣の紙幣情報を紙幣処理装置10の通信部112に送信する。紙幣処理装置10の通信部112が未検知収納紙幣の紙幣情報を受信すると、制御部113が未検知収納紙幣の枚数分、カウント値を増加させる。今回は未検知収納紙幣は0枚であるため、カウント値は4から+0増加される。すなわち、カウント値は増加されない。そのため、図6の時と同様、カウント値が4に対して実枚数が4となり、両者の値は一致が維持される。
<A−4−2:搬送ジャム発生時且つ未検知収納紙幣発生時のアジャストメントツールの使用>
図7のように搬送ジャム発生時で且つ未検知収納紙幣発生時の状況にある場合、端末表示部201は、搬送部105から操作者が残留紙幣の取り出しを完了した後、図9Aの管理画面を表示する。管理画面には、認識後未検知紙幣(紙幣M4、紙幣M5及び紙幣M6)についての連番項目K1、記番号項目K2、金種項目K3及びチェック項目K4が表示される。なお、未認識紙幣(紙幣M7)については、認識部106がまだ記番号を認識していないため表示されない。図7のように搬送ジャムが発生した場合、認識後未検知紙幣のうち、紙幣M5及び紙幣M6は操作者が搬送部105から取り出すことができるため、紙幣M5及び紙幣M6についてのチェック項目K4におけるチェックボックスがチェックされる。一方、紙幣M4は紙幣M3が検知部109で検知されるタイミングで検知部109を通過し、紙幣収納部108に収納されてしまうため、チェックされない。したがって、チェックされなかった認識後未検知紙幣M4は、未検知収納紙幣となる。操作者がチェックボックスのチェックを終えてセットボタンE1を押下すると、管理端末20は端末通信部204から未検知収納紙幣の紙幣情報を紙幣処理装置10の通信部112に送信する。紙幣処理装置10の通信部112が未検知収納紙幣の紙幣情報を受信すると、制御部113が未検知収納紙幣の枚数分、カウント値を増加させる。今回は未検知収納紙幣は紙幣M4の1枚であるため、カウント値は3から+1増加される。そのため、図7の時はカウント値3に対して実枚数が4となり不一致を起こしていたが、図10の時はカウント値がアジャストメントツール203Pにより4に修正されて実枚数の4と一致するようになる。
<A−5:まとめ>
以上のように、本実施形態では、紙幣処理装置10と、管理端末20とを含む紙幣処理ステム1であって、紙幣処理装置10は、管理端末20と情報を送受信する通信部112と、紙幣が投入される入金部101と、紙幣の記番号を認識する認識部106と、紙幣を収納する紙幣収納部108と、入金部101から認識部106へ紙幣を搬送し、認識部106から紙幣収納部108へ紙幣を搬送する搬送部105と、紙幣収納部108に配され、紙幣収納部105が紙幣を収納したことを紙幣の通過により検知する検知部109と、認識部106が認識した紙幣の記番号を認識部106が認識した順に記憶するとともに、検知部109が検知した回数であるカウント値を記憶する記憶部111と、紙幣処理装置10の各部の動作や情報を制御する制御部113とを有し、管理端末20は、紙幣処理装置10と情報を送受信する端末通信部204と、認識部106で認識された記番号を表示する端末表示部201と、端末表示部201が表示する記番号のうち搬送を停止した搬送部105から取り出された紙幣の記番号に対応する記番号を操作者に選択させる端末操作部202と、管理端末20の各部の動作や情報を制御する端末制御部205とを有し、制御部113は、搬送部105が搬送を停止したことを検知した後、認識部106で認識された紙幣のうち検知部109で検知されていない紙幣の記番号を、記憶部111が記憶した記番号からカウント値の数分だけ先に記憶した順に除くことで特定し、通信部112を介して端末通信部204に送信するとともに、記憶部111が記憶するカウント値を、通信部112が受信した記番号の数分だけ増加させ、端末制御部205は、端末通信部204が受信した記番号を端末表示部201に表示させるとともに、操作者が端末選択部202で選択しなかった記番号を端末通信部204を介して通信部112に送信する紙幣処理システム1によって、紙幣収納部108から紙幣を取り出すことなく、入金時の搬送ジャム発生時且つ未検知収納紙幣発生時に紙幣収納部108が実際に収納している紙幣の枚数に合うようにカウント値を修正することができるようになり、紙幣処理装置10における紙幣収納部108の紙幣収納枚数の管理を容易にすることができる。
なお、本実施形態では、同金種の入金紙幣で入金処理を行った場合でカウント値を説明したが、検知部109A〜109Eを紙幣が通過すればカウント値が+1増加するため、入金紙幣に異なる金種の紙幣があっても同様に本発明を適用できる。また、入金紙幣が全て正常紙幣である場合でカウント値を説明したが、異常紙幣が含まれていても、例えば、異常紙幣を認識後収納紙幣として扱うことで、本発明を同様に適用できる。
<B:変形例>
<B−1>
本実施形態では、端末表示部201は、認識後未検知紙幣の記番号をテキスト表示した。ここで、認識後未検知紙幣の記番号の一部を認識部106が認識できなかった場合は、当該認識できなかった記番号を構成する文字又は数字を「?」等の記番号を構成しない文字でテキスト表示するようにすることが考えられる。例えば、記番号「ABC123456」のうち、「B」の認識がうまくいかなかった場合は、端末表示部201は「A?C123456」とテキスト表示する。
<B−2>
本実施形態では、端末表示部201は、認識後未検知紙幣の記番号をテキスト表示したが、かかる例に限定されず、紙幣処理装置10内に記番号画像取得部(図示せず)を設け、図11のように認識後未検知紙幣の記番号を記番号画像取得部が取得した記番号画像で表示するようにしてもよい。なお、認識部106が有するイメージセンサを記番号取得部としてもよい。記番号画像取得部が取得した記番号画像を通信部112から管理端末20の端末通信部204に送信することで、端末表示部201が記番号画像を表示することが可能となる。また、図12のように当該記番号画像と併用してテキスト表示をしてもよいし、当該テキスト表示は変形例B−1節で述べたテキスト表示をするようにしてもよい。さらに、通常はテキスト表示し、記番号の一部を認識部106が認識できなかった場合にのみ記番号画像を図11や図12のように表示するようにしてもよい。
<B−3>
本実施形態では、カウント値を全体カウント値としたが、かかる例に限定されず、カウント値を個別カウント値としてもよい。この場合、カウント値は紙幣収納部108A〜108E毎で管理される。認識後未検知紙幣の紙幣情報は、認識部106で認識した紙幣のうち、個別カウント値の合計分の枚数の紙幣を認識部106で先に認識した紙幣から除くことで抽出できる。また、個別カウント値と全体カウント値を両方設けてそれぞれのカウント値を管理するようにしてもよい。この場合、紙幣収納部毎のカウント値と紙幣収納部全体のカウント値の両方を管理することができる。
<B−4>
本実施形態では、紙幣処理装置10と管理端末20とで紙幣処理システム1を構成して本願の課題を解決するようにしたが、かかる例に限定されず、紙幣処理装置10に管理端末20の機能を集約させてもよい。例えば、操作表示部104が端末表示部201及び端末操作部202を兼ね、記憶部111が端末記憶部203を兼ね、制御部113が端末制御部205を兼ねるようにしてもよい。このようにした場合、紙幣処理装置10単体で本願の課題を解決することができる。
<B−5>
本実施形態では、紙幣収納部108A〜108Eに検知部109A〜109Eが配されるとしたが、これに加え、リジェクト紙幣収納庫110に検知部(図示せず)が配されるようにしてもよい。この場合、カウント値はリジェクト紙幣収納庫110における検知部の検知回数を含めた値となる。
<B−6>
本実施形態では、管理画面が認識後未検知収納紙幣についての情報を表示するようにしたが、これに加え、搬送部105の搬送が停止した際に取り出される未認識紙幣の枚数を表示するようにしてもよい。未認識紙幣の枚数は、例えば、入金部101の底部にある通過検知センサ(図示せず)を利用し、当該通過検知センサを通過した紙幣の枚数から認識部106で認識された紙幣の枚数を除けば求めることができる。
<B−7>
本実施形態では、搬送ジャムが発生すると、搬送部105の搬送が停止し、操作者が全ての残留紙幣を取り出すとしたが、かかる例に限定されず、搬送ジャムの原因となった残留紙幣のみを操作者が取り出し、その後、搬送を再開して残りの残留紙幣は第1出金部102又は第2出金部103に排出する形で操作者が取り出すという運用にしてもよい。この場合、搬送再開後に認識部106による認識を継続させると、残留紙幣は全て管理画面に表示されるようになる。
<B−8>
本実施形態では、チェック項目K4は、認識後未検知紙幣のうち、操作者が搬送部105から取り出した紙幣の記番号に対応するチェックボックスにチェックを入れる項目であったが、かかる例に限定されず、操作者が搬送部105から取り出した紙幣の記番号と対応しないチェックボックスにチェックを入れる項目としてもよい。この場合、未検知収納紙幣がチェックを入れられることになるため、当該チェックの数分、カウント値が増加する。
<B−9>
本実施形態では、アジャストメントツール203Pは、搬送ジャムにより搬送部105の搬送が停止し、搬送部105から残留紙幣が取り出された後で起動するとしたが、かかる例に限定されず、装置内のセンサ等の機器の故障によって搬送部105が停止したり、操作者が強制的に搬送部105の停止させたりした際に、搬送部105から残留紙幣が取り出された後でアジャストメントツール203Pが起動するようにしてもよい。
<B−10>
以上、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1…紙幣処理システム、10…紙幣処理装置、20…管理端末、101…入金部、102…第1出金部、103…第2出金部、104…操作表示部、105…搬送部、106…認識部、107…一時保留部、108…紙幣収納部、109…検知部、110…リジェクト紙幣収納部、111…記憶部、112…通信部、113…制御部、201…端末表示部、202…端末操作部、203…端末記憶部、204…端末通信部、205…端末制御部

Claims (7)

  1. 紙幣が投入される入金部と、
    紙幣の記番号を認識する認識部と、
    紙幣を収納する紙幣収納部と、
    前記入金部から前記認識部へ紙幣を搬送し、前記認識部から前記紙幣収納部へ紙幣を搬送する搬送部と、
    前記紙幣収納部に配され、前記紙幣収納部が紙幣を収納したことを紙幣の通過により検知する検知部と、
    前記認識部が認識した紙幣の記番号を前記認識部が認識した順に記憶するとともに、前記検知部が検知した回数であるカウント値を記憶する記憶部と、
    前記認識部で認識された記番号を表示する表示部と、
    前記表示部が表示する記番号のうち搬送を停止した前記搬送部から取り出された紙幣の記番号に対応する記番号を操作者に選択させる選択部と、
    前記搬送部が搬送を停止したことを検知した後、前記認識部で認識された紙幣のうち前記検知部で検知されていない紙幣の記番号を、前記記憶部が記憶した記番号から前記カウント値の数分だけ先に記憶した順に除くことで特定し、前記表示部に表示させるとともに、前記記憶部が記憶する前記カウント値を、操作者が前記選択部から選択しなかった記番号の数分だけ増加させる制御部とを有する
    紙幣処理装置。
  2. 紙幣が投入される入金部と、
    紙幣の記番号を認識する認識部と、
    紙幣を収納する紙幣収納部と、
    前記入金部から前記認識部へ紙幣を搬送し、前記認識部から前記紙幣収納部へ紙幣を搬送する搬送部と、
    前記紙幣収納部に配され、前記紙幣収納部が紙幣を収納したことを紙幣の通過により検知する検知部と、
    前記認識部が認識した紙幣の記番号を前記認識部が認識した順に記憶するとともに、前記検知部が検知した回数であるカウント値を記憶する記憶部と、
    前記認識部で認識された記番号を表示する表示部と、
    前記表示部が表示する記番号のうち搬送を停止した前記搬送部から取り出された紙幣の記番号に対応しない記番号を操作者に選択させる選択部と、
    前記搬送部が搬送を停止したことを検知した後、前記認識部で認識された紙幣のうち前記検知部で検知されていない紙幣の記番号を、前記記憶部が記憶した記番号から前記カウント値の数分だけ先に記憶した順に除くことで特定し、前記表示部に表示させるとともに、前記記憶部が記憶する前記カウント値を、操作者が前記選択部から選択した記番号の数分だけ増加させる制御部とを有する
    紙幣処理装置。
  3. 前記表示部は、記番号をテキスト表示し、前記認識部が記番号の一部を認識できなかった場合は、前記認識できなかった記番号を構成する文字又は数字を記番号を構成しない文字でテキスト表示する
    請求項1又は請求項2の紙幣処理装置。
  4. 前記紙幣処理装置は、前記搬送部が搬送する紙幣の記番号画像を取得する記番号画像取得部をさらに有し、
    前記表示部は、記番号を前記記番号画像取得部が取得した記番号画像を表示する
    請求項1又は請求項2の紙幣処理装置。
  5. 前記紙幣処理装置は、前記搬送部が搬送する紙幣の記番号画像を取得する記番号画像取得部をさらに有し、
    前記表示部は、記番号をテキスト表示するとともに、前記記番号画像取得部が取得した記番号画像を表示する
    請求項1又は請求項2の紙幣処理装置。
  6. 前記紙幣処理装置は、前記搬送部が搬送する紙幣の記番号画像を取得する記番号画像取得部をさらに有し、
    前記表示部は、記番号をテキスト表示し、前記認識部が記番号の一部を認識できなかった場合は、記番号を前記記番号画像取得部が取得した記番号画像を表示する
    請求項3の紙幣処理装置。
  7. 紙幣処理装置と、管理端末とを含む紙幣処理システムであって、
    前記紙幣処理装置は、
    前記管理端末と情報を送受信する通信部と、
    紙幣が投入される入金部と、
    紙幣の記番号を認識する認識部と、
    紙幣を収納する紙幣収納部と、
    前記入金部から前記認識部へ紙幣を搬送し、前記認識部から前記紙幣収納部へ紙幣を搬送する搬送部と、
    前記紙幣収納部に配され、前記紙幣収納部が紙幣を収納したことを紙幣の通過により検知する検知部と、
    前記認識部が認識した紙幣の記番号を前記認識部が認識した順に記憶するとともに、前記検知部が検知した回数であるカウント値を記憶する記憶部と、
    前記紙幣処理装置の各部の動作や情報を制御する制御部とを有し、
    前記管理端末は、
    前記紙幣処理装置と情報を送受信する端末通信部と、
    前記認識部で認識された記番号を表示する端末表示部と、
    前記表示部が表示する記番号のうち搬送を停止した前記搬送部から取り出された紙幣の記番号に対応する記番号を操作者に選択させる選択部と、
    管理端末の各部の動作や情報を制御する端末制御部とを有し、
    前記制御部は、前記搬送部が搬送を停止したことを検知した後、前記認識部で認識された紙幣のうち前記検知部で検知されていない紙幣の記番号を、前記記憶部が記憶した記番号から前記カウント値の数分だけ先に記憶した順に除くことで特定し、前記通信部を介して前記端末通信部に送信するとともに、前記記憶部が記憶する前記カウント値を、前記通信部が受信した記番号の数分だけ増加させ、
    前記端末制御部は、前記端末通信部が受信した記番号を前記端末表示部に表示させるとともに、操作者が前記選択部で選択しなかった記番号を前記端末通信部を介して前記通信部に送信する
    紙幣処理システム。
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