JP2021032840A - ワーク形状測定方法 - Google Patents

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秀明 吉原
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Abstract

【課題】ワーク形状の測定精度を向上させることができるワーク形状測定方法を提供する。【解決手段】下定盤及び上定盤とワークとを相対回転させて研磨されたワークの断面形状を測定するワーク形状測定方法において、ワークに測定光を照射する第1ステップS1と、第1ステップにて照射された測定光がワークで反射して得られる反射光の受光強度からワークの形状を測定する第2ステップS3と、第2ステップでの測定結果に基づいて、受光強度を弱める方向に反射光の受光角度を調整する第3ステップS6と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、回転する定盤によって研磨されたワークの形状を測定するワーク形状測定方法に関する発明である。
従来から、上定盤と下定盤の間に挟み込んだシリコンウェーハ、表面に酸化膜等が成膜されたウェーハ、表面に金属膜等が形成された半導体デバイス基板、SOIウェーハ等のワークの表面を研磨する研磨装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この研磨装置では、上定盤を貫通した穴を介して研磨中のワークの形状をリアルタイムで測定する厚み計測器を有している。この厚み計測器では、研磨中のワークに測定光を照射し、ワークの表裏面で反射した反射光に基づいてワークの形状を測定する。
特開2015−47656号公報
ところで、従来の研磨装置では、反射光の最大受光強度を得られるように測定光の照射角度を調整し、反射光の受光角度(受光面と反射光の入射方向とでなす角度)を90°としている。しかしながら、受光角度を90°にすると、受光面に対して垂直に光が進入するため、ワークの形状測定の精度が低下するという問題が生じる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、ワーク形状の測定精度を向上させることができるワーク形状測定方法を提供することを課題としている。
上記目的を達成するため、本発明のワーク形状測定方法は、定盤とワークとを相対回転させて研磨されたワークの形状を測定するワーク形状測定方法において、ワークに測定光を照射する第1ステップと、第1ステップにて照射された測定光がワークで反射して得られる反射光の受光強度からワークの形状を測定する第2ステップと、第2ステップでの測定結果に基づいて、受光強度を弱める方向に反射光の受光角度を調整する第3ステップと、を有する。
この結果、受光強度を安定させて、ワーク形状の測定精度を向上させることができる。
実施例1のワーク測定方法を適用した研磨装置の全体構成を概略的に示す説明図である。 実施例1のサンギヤとインターナルギヤとキャリアプレートの位置関係を示す説明図である。 実施例1の形状測定器の構成を示すブロック図である。 実施例1の形状測定器のプローブを示す模式図である。 (a)は実施例1のプローブの軸方向を変更して照射方向を変えた状態を示す説明図であり、(b)は実施例1のプローブの波長板の角度を変更して照射方向を変えた状態を示す説明図である。 実施例1の研磨装置において、測定孔がワーク上を通過した際の通過軌跡を示す説明図である。 (a)は反射光の受光強度から得られるワークの厚みデータ列を示す説明図であり、(b)は反射光の受光強度から得られるワークの厚みデータ列に基づいて求められる断面形状線を示す説明図である。 実施例1のワーク形状測定方法の手順を示すフローチャートである。 比較例のワーク形状測定方法を適用した形状測定器を示すブロック図である。 比較例のワーク形状測定方法の手順を示すフローチャートである。 比較例のワーク形状測定方法において検出されたワークの厚みデータ列を示す説明図である。 実施例1のワーク形状測定方法において検出されたワークの厚みデータ列を示す説明図である。
以下、本発明の研磨装置のワーク測定方法を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
以下、実施例1のワーク測定方法を適用した研磨装置1の全体構成を、図1及び図2に基づいて説明する。
実施例1の研磨装置1は、半導体ウェーハ、水晶ウェーハ、サファイアウェーハ、ガラスウェーハ或いはセラミックウェーハといった、薄板状のワークWの表裏両面を研磨する両面研磨装置である。研磨装置1は、図1に示すように、研磨機10と、形状測定器20と、メモリ30と、表示器40と、制御部50と、を備えている。
研磨機10は、図1に示すように、軸線L1を中心にして同心上に配置された下定盤11と、上定盤12と、下定盤11の中央に配置されたサンギヤ13と、下定盤11の外周を取り囲むように配置されたインターナルギヤ14と、を有している。下定盤11と、サンギヤ13と、インターナルギヤ14とは、それぞれ駆動軸17a、17b、17cを介して図示しない駆動源に連結され、回転駆動される。
上定盤12は、上面に取り付けられた支持スタッド16a及び取付部材16bを介して、ロッド16に固定され、ロッド16が伸縮することで上下に昇降する。研磨機10の中央には、軸線L1に沿って起立し、上端部にドライバ18が設けられた駆動軸17dが配置されている。ドライバ18の外周面には、上定盤12に設けたフック12bが係合する溝部(不図示)が外周面に形成されている。上定盤12は、図示しない駆動源によって駆動軸17dが回転駆動されることで、ドライバ18と一体になって回転する。
ワークWは、下定盤11に貼付された研磨パッド11aと、上定盤12に貼付された研磨パッド12aとにより研磨加工される。
さらに、上定盤12には、中心から径方向に沿って所定距離離れた位置に測定孔19が形成されている。この測定孔19は、上定盤12及び研磨パッド12aを貫通し、測定光である例えば赤外レーザ光を透過する窓部材19aが装着されている。
形状測定器20は、例えば光反射干渉法でワークWの形状を測定するレーザ測定器である。この形状測定器20は、上定盤12の測定孔19の窓部材19aを介してワークWに向けて測定光を照射し、測定光がワークWの表裏面で反射して得られる反射光の受光強度から研磨中のワークWの形状を測定する。実施例1では、反射光を変換した干渉信号(干渉波)の強度を、反射光の受光強度とする。そして、この干渉信号の強度より得られる周波数信号をフーリエ変換等の周波数解析によって解析し、得られた周波数解析結果から研磨中のワークWの形状を測定する例で説明する。また、ここでは、形状測定器20は、上定盤12に取り付けられており、上定盤12と一体となって回転する。
メモリ30は、形状測定器20及び制御部50からデータの読み書きが可能な記憶装置である。メモリ30は、例えば、HDD、EEPROM、FeRAM、及び、フラッシュメモリ等からなる。このメモリ30には、形状測定器20によって測定されたワークWの断面形状の情報等が記憶される。
表示器40は、制御部50からの表示指令に基づき、現在研磨中のワークWの形状情報や、ワークWの研磨停止判定をしたこと、形状測定器20から照射される測定光の照射角度等を表示する。表示器40は、例えばCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ、有機EL(electro−luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ等からなり、例えば研磨機10に取り付けられている。この表示器40は、研磨機10のオペレータが目視可能な画面(不図示)を有している。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)からなる制御演算部51と、サブメモリ52と、入力装置53と、等を備えている。この制御部50は、サブメモリ52に記憶されたプログラムや、入力装置53を介して研磨機10のオペレータによって入力されたワークWの加工目標や研磨条件、研磨環境情報等に基づき、制御演算部51から制御指令を出力し、研磨機10の動作を制御する。また、この制御演算部51は、形状測定器20によって測定された研磨中のワークWの断面形状の情報に基づいてワーク形状の推移を予測し、この予測結果に応じてワークWの研磨条件の変更タイミングや研磨終了タイミング等を演算する。
以下、実施例1の形状測定器20の詳細構成を、図3〜図7に基づいて説明する。
形状測定器20は、図3に示すように、レーザ光源21と、プローブ22と、測定制御部23と、を有している。
レーザ光源21は、測定光となる赤外レーザ光等を出力可能な素子よりなり、図示しない電源を介してON/OFF制御される。なお、レーザ光源21から出力された測定光は、光ファイバケーブル21aを介してプローブ22に導かれる。
プローブ22は、レーザ光源21から出力された測定光を平行光に調整して照射するコリメータ機能を有する。このプローブ22は、図4に示すように、円筒状の本体部22aと、本体部22aを保持する保持機構22bと、本体部22aの先端に設けられた波長板22cと、を有している。
本体部22aは、中空の円筒部材であり、内部には平行光線を作るための光学系が設けられている。測定光は、この本体部22aの軸方向Oに沿って照射される。つまり、測定光の照射方向αは、本体部22aの軸方向Oに一致する。
保持機構22bは、本体部22aを保持する機構であり、本体部22aの軸方向Oを所定の基準方向V(例えば、後述する受光角度θ2を90°にする照射方向)に対して傾動可能とする。この保持機構22bは、図示しない固定構造を介して上定盤12に取り付けられている。また、保持機構22bは、本体部22aの周方向の一部を下方に押圧する調節ねじ22dを有している。この調節ねじ22dをねじ込むことで、図5(a)に示すように、本体部22aの周方向の一部に下方に押圧する力が作用し、本体部22aの軸方向Oが基準方向Vに対して傾く。この結果、測定光の照射方向αが変化し、照射方向αとワークWの表面とでなす角(以下、「照射角度」という)θ1(図3参照)が変更される。
波長板22cは、本体部22aから出力された測定光を屈曲するレンズ素子である。この波長板22cは、本体部22aの先端に回転可能に設けられ、測定光の光路上に配置されている。このとき、波長板22cは、透光面22eが本体部22aの軸方向Oに直交する面に対して傾いている。そして、図5(b)に示すように、この波長板22cは、本体部22aの軸方向Oを中心に回転することで、透光面22eと軸方向Oとでなす角度を変化させ、照射方向αを軸方向Oに対して傾ける。この結果、照射角度θ1が変更される。なお、波長板22cを回転させて照射角度θ1を変更するときの、所定回転量に対する照射角度θ1の変更量は、本体部22aの軸方向Oを傾けて照射角度θ1を変更する際の所定傾き量に対する照射角度θ1の変更量よりも小さい。つまり、波長板22cを回転させて照射角度θ1を調節する方が、本体部22aの軸方向Oを傾けるよりも照射角度θ1の微調整が可能となる。
さらに、プローブ22は、測定光がワークWの表面及び裏面で反射することで生じた反射光を受光し、受光した光を内蔵した光電変換素子によって干渉信号(電気信号)に変換する。プローブ22で変換された干渉信号は、無線通信等によって測定制御部23に入力され、干渉信号の強度から周波数信号を得る。ここで、プローブ22は、反射光が入射する透光面22eに直交する方向から光を受光し、反射光の入射方向β1、β2と透光面22eとでなす角度が受光角度θ2(図3参照)となる。ここで、プローブ22で受光する「反射光」及び以下に説明する各種の演算にて用いる「反射光」は、ワークWの表面で反射した反射光(入射方向β1)と、ワークWの裏面で反射した反射光(入射方向β2)との干渉による干渉縞の周期とする。なお、「入射方向β1」は、ワークWの表面で反射した反射光の入射方向である。また、「入射方向β2」は、ワークWの裏面で反射した反射光の入射方向である。さらに、プローブ22は、透光面22eがワークWの表面に対して所定の角度で傾いた状態で固定されている。
測定制御部23は、反射光の干渉信号の強度より得られる周波数信号を周波数解析し、得られた周波数解析結果に基づいてワークWの断面形状を測定し、測定結果を表示器40に表示させる。この測定制御部23は、形状測定部23aと、描画生成部23bと、を有している。
形状測定部23aは、プローブ22から送信された反射光の干渉信号に基づき、ワーク形状を示すパラメータとして反射光の干渉信号強度より得られる周波数信号を検出する。受光角度θ2が90°のとき、透光面22eに対して垂直に光が進入するため、形状測定部23aは、最大信号強度を得ることができる。そして、測定光は、上定盤12が回転することで測定孔19がワークWの面上を通過している期間中、プローブ22からワークWの面上に連続的に照射される。そのため、形状測定部23aは、測定孔19が、図6に示す各通過軌跡Na〜Ncを通過している間(ワークWの一端W1a〜W3aから他端W1b〜W3bまでの測定孔19の通過期間中)、反射光の干渉信号強度を一定の間隔で連続して検出し、各通過軌跡Na〜Ncを通過するごとにその干渉信号強度より演算した多数のワークWの測定光の通過位置ごとの厚みデータからなるデータ列(以下、「厚みデータ列」という)を出力する。そして、この形状測定部23aは、ワークWの断面形状の測定結果として、ワークWの厚みデータ列を表示器40に表示する。なお、図7(a)に表示器40に表示されるワークWの厚みデータ列の一例を示す。
表示器40にワークWの厚みデータ列が表示されたことで、研磨機10のオペレータは、そのデータ列を視認により確認し、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔW(ワークWの厚みデータ列の最大値と最小値の幅)を把握する。そして、オペレータは、このバラツキΔWの大きさに基づいて、バラツキΔWが許容範囲に収まるように照射角度θ1を調節する。この結果、干渉信号の強度を弱める方向に受光角度θ2が調整される。なお、「干渉信号の強度を弱める方向に受光角度θ2を調整する」とは、受光角度θ2を90°に対して異ならせ、透光面22eに垂直に光が進入しないように受光角度θ2を調整することである。
このとき、照射角度θ1は、調節ねじ22dのねじ込み量を変えてプローブ22の本体部22aの軸方向Oを傾けることで調節されたり、波長板22cを回転して透光面22eと軸方向Oとでなす角度を変えることで調節されたりする。
また、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWが大きいほど、照射方向αは基準方向Vに対して大きく傾けられる。照射方向αを基準方向Vに対して大きく傾けた方が、反射光の入射方向β1、β2が透光面22eに垂直な方向からより大きくずれるため、受光角度θ2が90°よりも小さく或いは大きくなって干渉信号の強度が弱くなる。つまり、オペレータは、照射方向αを基準方向Vに対して傾けることで、干渉信号の強度を弱める方向に受光角度θ2を調整する。なお、受光角度θ2が小さすぎる場合、プローブ22によって反射光を適切に受光できなくなる。そのため、プローブ22の照射方向αは基準方向Vに対して0.01°〜10°の範囲で傾けて調節することが好ましい。
描画生成部23bは、形状測定部23aによって検出された反射光のワークWの厚みデータ列(図7(a)参照)に基づいてワークWの断面形状を演算する。そして、この描画生成部23bでは、図7(b)に示すような断面形状線T1を表示する。この断面形状線T1は、ワークWの断面形状を示す形状描画であり、ワークWの断面形状を演算するごとに求められる。これにより、同一のワークWについて求められた断面形状線T1を時系列で並べることで、当該ワークWの形状変化の推移が示される。また、当該ワークWの研磨終了時にも断面形状線T1によるワークWの加工結果情報として最終形状が示される。
なお、断面形状線T1は、表示器40に表示される。これにより、研磨機10のオペレータは、表示器40の表示内容を確認することで、研磨中のワークWの断面形状を把握することが可能となる。ここで、ワークWの断面形状の演算精度は、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWが小さいほど向上し、ワークWの断面形状の演算精度が高いほど断面形状線T1の信頼性が高くなる。
以下、図8に基づいて、実施例1のワーク形状測定方法の手順を説明する。
ステップS1では、レーザ光源21から出力された測定光を、プローブ22を介してワークWに照射し、ステップS2へ進む。
ステップS2では、ステップS1での測定光の照射に続き、プローブ22によって測定光がワークWの表裏面で反射して得られる反射光を受光し、ステップS3へ進む。
ステップS3では、ステップS2での反射光の受光に続き、形状測定部23aによって受光した反射光を干渉信号に変換し、その干渉信号の強度より得られる周波数信号をもとに周波数解析し、得られた周波数解析結果からワークWの厚みを演算し、ステップS4へ進む。
ステップS4では、ステップS3でのワークWの厚み演算に続き、ステップS3で得たワークWの厚みデータ列を表示器40に表示し、ステップS5へ進む。
ステップS5では、ステップS4でのワークWの厚みデータ列の表示に続き、表示器40に表示されたワークWの厚みデータ列を目視した研磨機10のオペレータによって、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWが許容範囲を超えているか否かが判断される。YES(バラツキNG=ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWが許容範囲を超えている)の場合はステップS6へ進む。NO(バラツキOK=ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWが許容範囲に収まっている)の場合はステップS7へ進む。ここで、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWの許容範囲とは、反射光の干渉信号強度より得られる周波数解析結果に基づいて演算されるワークWの断面形状の信頼性が許容できる範囲であり、実験等によって任意に決められる。
ステップS6では、ステップS5でのバラツキNGとの判断に続き、オペレータは、自身が把握したバラツキΔWに基づいて測定光の照射角度θ1を調節し、ステップS3へ戻る。ここで、オペレータは、バラツキΔWが許容範囲に収まるように照射角度θ1を調節することで、干渉信号強度を弱める方向に受光角度θ2を調整することになる。また、このとき、照射方向αは、バラツキΔWが大きいほど基準方向Vに対して傾けられ、照射角度θ1を小さくする調節が行われる。これにより、受光角度θ2は90°よりも小さく或いは大きくなり、干渉信号強度を弱めることができる。さらに、照射角度θ1の調節は、図5(a)に示すように、プローブ22の保持機構22bが有する調節ねじ22dのねじ込み量を変更し、プローブ22の本体部22aの軸方向Oを傾けることで行われる。なお、この照射角度θ1の調節は、プローブ22の本体部22aの先端に取り付けられた波長板22cを回転させ、透光面22eと本体部22aの軸方向Oとでなす角度を変化させることで照射角度θ1の調節を行ってもよい(図5(b)参照)。
ステップS7では、ステップS5でのバラツキOKとの判断に続き、描画生成部23bによって、ワークWの厚みデータ列に基づいてワークWの断面形状を演算し、断面形状線T1を求め、エンドへ進む。なお、このとき、断面形状線T1は、表示器40に表示される。また、断面形状線T1は、ステップS4において演算表示してもよいし、研磨機10のオペレータによる照射角度θ1の調整後に演算表示してもよい。
以下、比較例のワーク形状測定方法の手順とその課題を、図9から図11に基づいて説明する。
比較例のワーク形状測定方法が適用される形状測定器20´では、図9に示すように、受光角度θ2が90°となるように照射方向α(プローブ22の軸方向O)が調整された状態でプローブ22が固定されている。そして、受光角度θ2が90°になることで、透光面22eには光が垂直に進入する。これにより、形状測定部23aにおいて最大信号強度を得ることができる。
また、比較例のワーク形状測定方法は、図10に示すように、ステップS101にて、レーザ光源21から出力された測定光を、プローブ22を介してワークWに照射し、ステップS102へ進む。
ステップS102では、ステップS101での測定光の照射に続き、プローブ22によって測定光がワークWの表面及び裏面で反射して得られる反射光を受光し、ステップS103へ進む。
ステップS103では、ステップS102での反射光の受光に続き、形状測定部23aによって受光した反射光を干渉信号に変換し、その干渉信号の強度より周波数信号を得た後、それを解析して得られた結果からワークWの厚みを演算し、ステップS104へ進む。
ステップS104では、ステップS103でのワークWの厚み演算に続き、描画生成部23bによって、ワークWの厚みデータ列に基づいてワークWの断面形状を演算し、断面形状線T1を求め、エンドへ進む。なお、このとき、断面形状線T1は、表示器40に表示される。
つまり、比較例のワーク形状測定方法では、受光角度θ2が90°に調整された状態で反射光の干渉信号強度を検出し、検出された干渉信号強度に基づいてワークWの断面形状を演算する。このとき、受光角度θ2が90°に調整されたことで、透光面22eにほぼ垂直に光が進入するため、最大信号強度を得ることができ、プローブ22が受光する光の光量が高くなる。しかしながら、研磨パッド12aやワークWの厚みのばらつきや、下定盤11や上定盤12の揺らぎ等によって、ワーク形状の測定中の測定光の照射角度θ1がぶれた際、図11に示すように、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWが大きくなり、ワークWの断面形状の演算精度が低下するという問題が生じる。
以下、実施例1のワーク形状測定方法の作用を、図8及び図12に基づいて説明する。
実施例1の研磨機10に搭載した形状測定器20によって研磨中のワークWの断面形状を測定するには、まず、図8に示すフローチャートにおけるステップS1、ステップS2、ステップS3の処理を順に実行する。すなわち、第1ステップとして、研磨中のワークWにプローブ22を介して測定光を照射する。次に、第2ステップとして、プローブ22から照射された測定光がワークWの表裏面で反射して得られる反射光をプローブ22によって受光し、測定制御部23によってワーク形状を示すパラメータとしてこの反射光を変換した干渉信号の強度を検出し、その干渉信号の強度より周波数信号を得る。
そして、周波数信号を取得したら、この周波数信号をもとに周波数解析し、得られた周波数解析結果からワークWの厚みを演算する。そして、ステップS4の処理へと進み、測定制御部23によって演算したワークWの厚みのデータ列を表示器40に表示させる。これにより、研磨機10のオペレータは、表示器40に表示されたワークWの厚みデータ列を目視によって確認することで、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWを把握することができる。オペレータがバラツキΔWを把握したら、ステップS5の処理を行い、オペレータはバラツキΔWが許容範囲を超えているか否かを判断する。
ここで、バラツキΔWを超えていると判断したときには、第3ステップとして、ステップS6の処理を実行する。すなわち、オペレータは、自身が把握したバラツキΔWに基づいて測定光の照射角度θ1を調節する。このとき、オペレータは、バラツキΔWが許容範囲に収まるように照射角度θ1を調節することで、干渉信号強度を弱める方向に受光角度θ2を調整することができる。
そして、照射角度θ1を調節して、干渉信号強度を弱める方向に受光角度θ2を調整した結果、オペレータによってワークWの厚みデータ列のバラツキΔWが許容範囲に収まったと判断されたら、ステップS7の処理へと進む。これにより、描画生成部23bは、ワークWの厚みデータ列に基づいてワークWの断面形状を演算して断面形状線T1を求める。この断面形状線T1は、表示器40に表示される。
このように、実施例1のワーク形状測定方法では、ワークWの断面形状を演算する際、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWに基づいて照射角度θ1を調節し、干渉信号強度(受光強度)を弱める方向に受光角度θ2を調整する。これにより、透光面22eに対して垂直に光が進入することがなく、プローブ22が受光する光の光量を抑制することができる。そのため、図12に示すように、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWを小さくし、測定光の照射角度θ1がぶれる等の状況になっても受光強度を安定させることができる。この結果、干渉信号強度に基づいて演算されるワークWの厚みの演算精度を向上し、信頼性の高い断面形状線T1を求めることができる。
また、実施例1のワーク形状測定方法では、ワークWの断面形状の測定結果として、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWを用い、このバラツキΔWに基づいて照射角度θ1を調節する。つまり、ワーク形状の測定精度を示すパラメータとしてワークWの厚みデータ列のバラツキΔWを用いている。これにより、ワークWの断面形状の演算精度に影響を与えるワークWの厚みデータ列のバラツキΔWを適切に抑制することができ、受光強度を安定させることができる。このため、ワーク形状の測定精度や描画精度の向上を適切に図ることができる。
また、実施例1のワーク形状測定方法では、本体部22aの軸方向Oに沿って測定光を出射するプローブ22から測定光を照射する。一方、オペレータは、照射角度θ1の調節によって、受光強度を弱める方向に受光角度θ2を調整する際、調節ねじ22dのねじ込み量を変更し、プローブ22の本体部22aの軸方向Oを基準方向Vに対して傾ける。これにより、照射角度θ1の大幅な変更を容易に行うことが可能になり、照射角度θ1の調節を速やかに行うことができる。
さらに、実施例1のワーク形状の測定方法では、オペレータは、プローブ22の本体部22aの先端に取り付けられた波長板22cを回転させ、透光面22eと本体部22aの軸方向Oとでなす角度を変化させることで照射角度θ1の調節を行う。そのため、照射角度θ1の微調整を容易に行うことが可能になり、照射角度θ1を細かく調節することができる。
以上、本発明のワーク形状測定方法を実施例1に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1のワーク形状測定方法では、形状測定部23aによって検出した干渉信号強度をもとに演算したワークWの厚みデータ列を表示器40に表示させ、この表示器40に表示されたワークWの厚みのデータ列を目視で確認したオペレータが、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWの大きさを判断する。そして、このオペレータが、自らの判断によって照射角度θ1の調節を行い、干渉信号強度を弱める方向に受光角度θ2を調整する例を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、形状測定器20が、ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWが許容範囲を逸脱しているか否かを判断する判断部と、この判断部による判断結果に基づいて照射角度θ1を変更する角度変更機構と、を有するものであってもよい。つまり、実施例1のワーク形状測定方法を全て機械的に実行するものであってもよい。この場合には、必ずしもワークWの厚みデータ列を表示器40に表示しなくてもよい。
また、実施例1では、ワークWに対する透光面22eの向きを固定した例を示したがこれに限らない。ワークWの厚みデータ列のバラツキΔWに基づいて、干渉信号強度を弱める方向に受光角度θ2を調整し、透光面22eに垂直に光が進入しないようにすればよい。そのため、例えば、プローブ22の透光面22eを任意の方向に向ける機構を設け、ワークWに対する透光面22eの向きを任意に設定可能としてもよい。そして、プローブ22の透光面22eの向きを調節することで、受光強度を弱める方向に受光角度θ2を変更してもよい。また、この場合、プローブ22の軸方向Oや波長板22cの向きを変更可能とし、照射角度θ1と透光面22eの向きの双方を調節して受光角度θ2を調整してもよい。さらに、透光面22eの向きを変更可能とする一方、照射角度θ1を固定にしてもよい。
そして、実施例1では、形状測定器20が上定盤12に取り付けられた例を示したが、これに限らない。例えば、上定盤12の上方に設置された光学ヘッドから測定光である赤外レーザ光等を照射してもよい。この場合では、上定盤12の周方向に沿って複数の測定孔を形成し、上定盤12の回転によって測定孔が光学ヘッドの真下にくるごとに測定光が照射される。なお、下定盤11に測定孔を設けて、下定盤11の下方からワークWの下面に測定光を照射してワーク形状を測定するようにしてもよい。
また、実施例1では、下定盤11と上定盤12を有し、ワークWの両面を同時に研磨可能な両面研磨装置に本発明のワーク形状測定方法を適用する例を示したが、これに限らない。例えば、ワークWの片面のみを研磨する片面研磨装置であっても、本発明を適用することができる。
また、実施例1では、ワークWの表裏面で反射して得られる反射光から研磨中のワークWの形状を測定する例を示したが、これに限らない。例えば、ワークWの表面で反射して得られる反射光から研磨中のワークWの形状を測定してもよい。
また、実施例1では、レーザ光源21が、赤外レーザ光を出力可能な素子の例を示したが、これに限らない。例えば、レーザ光源21の代わりにハロゲン光源を用いてもよく、測定光も白色光を用いてもよい。
また、実施例1では、ワークWの形状を測定する方法として、反射光を干渉信号(干渉波)に変換し、その干渉信号の強度より得られる周波数信号をフーリエ変換等の周波数解析によって解析し、得られた周波数解析結果から研磨中のワークWの形状を測定する例を示したが、これに限らない。例えば、光学定数解析、色解析、フィッティング解析等を用いたり、またそれらを複合して用いてワークWの形状を測定してもよい。
1 研磨装置
10 研磨機
11 下定盤
12 上定盤
19 測定孔
20 形状測定器
21 レーザ光源
22 プローブ
22a 本体部
22b 保持機構
22c 波長板
23 測定制御部
23a 形状測定部
23b 描画生成部
40 表示器

Claims (5)

  1. 定盤とワークとを相対回転させて研磨された前記ワークの形状を測定するワーク形状測定方法において、
    前記ワークに測定光を照射する第1ステップと、
    前記第1ステップにて照射された前記測定光が前記ワークで反射して得られる反射光の受光強度から前記ワークの形状を測定する第2ステップと、
    前記第2ステップでの測定結果に基づいて、前記受光強度を弱める方向に前記反射光の受光角度を調整する第3ステップと、
    を有することを特徴とするワーク形状測定方法。
  2. 請求項1に記載されたワーク形状測定方法において、
    前記受光強度を、前記反射光を変換した干渉信号の強度とし、
    前記第2ステップでは、前記干渉信号の強度より得られる周波数信号から前記ワークの形状を測定する
    ことを特徴とするワーク形状測定方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたワーク形状測定方法において、
    前記第3ステップでは、前記測定結果を前記ワークの厚みデータのバラツキとし、前記バラツキに基づいて前記受光角度を調節する
    ことを特徴とするワーク形状測定方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載されたワーク形状測定方法において、
    前記第1ステップでは、軸方向に沿って前記測定光を出射するプローブから前記測定光を照射し、
    前記第3ステップでは、前記プローブの軸方向を傾けることで前記受光角度を調整する
    ことを特徴とするワーク形状測定方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載されたワーク形状測定方法において、
    前記第1ステップでは、前記測定光の照射方向を屈曲する波長板を介して前記測定光を照射し、
    前記第3ステップでは、前記波長板の透光面と前記測定光の光路とでなす角度を変更することで前記受光角度を調整する
    ことを特徴とするワーク形状測定方法。
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