JP2021030732A - シリコン成形体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、製造簡単なシリコン成形体を提供することを目的とする。【解決手段】 本件発明のシリコン成形体1は、剥離自在なシート状の台紙6に形成された熱接着性樹脂層7と、該熱接着性樹脂層7に形成されたシリコン接着剤層8と、該シリコン接着剤層8に形成されたシリコン樹脂層9と、該シリコン樹脂層9の上に形成されたシリコン樹脂5の凸部3とを有するものである。【選択図】 図2

Description

本発明は、すべり止め等に用いられるシリコン成形体に関する。
機能性粉体入りシリコン成形体として、特開2001−11709号公報(特許文献1)や特開2012−214001号公報(特許文献2)に記載のものがある。
特許文献1には、シリコン樹脂の中にトルマリン、磁気粉末、消臭剤の異種以上を混入させて一体成形した「すべり止め」が開示されている。
特許文献2には、シリコン成形体の内部に磁石などの機能素材の個体を埋め込んだ「すべり止め」が開示されている。
特開2001−11709号公報 特開2012−214001号公報
特許文献1記載のものは、シリコン樹脂全体に磁気粉末が混入されて一体成形されたものであるから、一体成形品の切断面から内部の磁気粉末が露出するものであった。したがって、すべり止めを装着した衣服を洗濯するなどすると、切断面から露出する磁気粉末が錆び、衣服を汚染するという課題があった。
特許文献2記載のものは、シリコン成形体に埋め込まれた機能素材は、空気や洗濯時の水に触れることがなく、錆などによる衣服の汚染はない。しかし、磁石等の個体の硬質物が身体を圧迫するため、衣服装着時の違和感が生じるという課題があった。
そこで、本発明は、前記従来技術の課題を解決し、切断面から錆びることがなく、柔軟性を有して装着時の違和感を解消した機能性粉体入りシリコン成形体及びその製造方法を提供することを目的として鋭意研究した。
その研究結果、機能性粉体及びそれ以外の色々なものを混入した、または、混入しない新規なシリコン成形体を得るに至った。
本発明は、この新規なシリコン成形体及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、次の手段を講じた。即ち、本件発明のシリコン成形体は、剥離自在なシート状の台紙に形成された熱接着性樹脂層と、該熱接着性樹脂層に形成されたシリコン接着剤層と、該シリコン接着剤層に形成されたシリコン樹脂層と、該シリコン樹脂層の上に形成されたシリコン樹脂の凸部とを有する。
前記凸部のシリコン樹脂に粉体以外の機能性物質が混入されているのが好ましい。
前記機能性物質は、抗菌・消臭・芳香・滅菌・発色の何れかの機能を有するものであるのが好ましい。
前記台紙は、合成樹脂フィルムであり、前記熱接着性樹脂層は、ポリエステル系ウレタン樹脂からなり、前記シリコン接着剤層は、熱硬化型接着剤シリコンからなり、前記シリコン樹脂層は、二液性のシリコンであるのが好ましい。
前記台紙の厚みは約80ミクロン、前記熱接着性樹脂層の厚みは約150ミクロン、前記シリコン接着剤層の厚みは50〜70ミクロンであるのが好ましい。
本発明のシリコン成形体の製造方法は、シート状の台紙に熱接着性樹脂層を形成し、該熱接着性樹脂層にシリコン接着剤層を形成し、該シリコン接着剤層にシリコン樹脂層を形成して基材を製造する基材形成工程と、シリコン樹脂液により前記基材のシリコン樹脂層表面に凸部を形成する凸部形成工程と、前記凸部形成工程の後に、前記凸部と基材とからなる製造物を乾燥させる乾燥工程とを有する。
前記製造方法において、前記凸部形成工程の前に、前記シリコン樹脂液に粉体以外の機能性物質を混入する混合工程を有するのが好ましい。
前記製造方法において、前記機能性物質は、抗菌・消臭・芳香・滅菌・発色の何れかの機能を有するものであるのが好ましい。
前記製造方法において、前記台紙は、合成樹脂フィルムであり、前記熱接着性樹脂層は、ポリエステル系ウレタン樹脂からなり、前記シリコン接着剤層は、熱硬化型接着剤シリコンからなり、前記シリコン樹脂層は、二液性のシリコンであるのが好ましい。
前記製造方法において、前記乾燥工程は、表面に前記シリコン樹脂液の膜が形成されるものであるのが好ましい。
前記製造方法において、前記台紙の厚みは約80ミクロン、前記熱接着性樹脂層の厚みは約150ミクロン、前記シリコン接着剤層の厚みは50〜70ミクロンであるのが好ましい。
前記製造方法において、前記凸部形成工程は、シルクスクリーン加工、又は、所定厚みの穴あきプレートによる加工であるのが好ましい。
本件発明によれば、台紙から順次各層を成形していくことができ、簡単な工程でシリコン成形体が得られる。
本発明の実施の形態に係るシリコン成形体の断面図。 基材の詳細断面図。 抜き型前のシリコン成形体の平面図。 抜き型後のシリコン成形体の各種の形状を示す平面図。 本発明の実施の形態に係る製造方法のフローチャート。 凸部の上に小凸部を形成した説明図。
以下本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
先ず、機能性粉体入りシリコン成形体について説明する。
図1に示すものは、本発明の実施の形態に係る機能性粉体入りシリコン成形体1である。
このシリコン成形体1は、基材2の表面に、凸部3が形成されたものである。この凸部3は、機能性粉体4がシリコン樹脂5で被覆されてなるものである。
シリコン樹脂5は二液性のものが好ましい。
機能性粉体4としてネオジウム磁粉体が例示される。磁力は適宜設定される。
図2に示すものは、基材2の詳細な断面図である。
基材2は、シート状の台紙6と、台紙6上に形成された熱接着性樹脂層7と、該熱接着性樹脂層7上に形成されたシリコン接着剤層8と、該シリコン接着剤8層上に形成されたシリコン樹脂層9とからなる。
台紙6は、紙、合成樹脂フィルム等である。
熱接着性樹脂層7は、ポリエステル系ウレタン樹脂からなるものである。このウレタン樹脂として日本マタイ株式会社のエルファンUH203が例示される。
シリコン接着剤層8は、熱硬化型接着剤シリコンからなる。
シリコン樹脂層9は、二液性のシリコンであるが、前記シリコン接着剤層8のシリコン樹脂とは異なるものである。このシリコン樹脂層9のシリコン樹脂は、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社のTSE3453T(A)と(B)が例示される。
機能性粉体として、ネオジウム磁粉体を例示したが、これに限らず、ラジウム、トルマリン、チタン、ゲルマニウム、フェライトなどがある。これら粉体の粒径は、150メッシュ以下が好ましいが、限定されるものではない。
図3は、図1、2の平面図であり、多数の凸部3がシリコン樹脂層9の表面に形成されている。このようにシート状の表面に形成された凸部3は、凸部3を避けた型抜きにより図4に示すシリコン成形体1の製品に成形される。なお、図3では凸部3は円形のものが示されているが、これに限られるものではない。
図4(a)に示すものは、凸部3の形状が長方形であり、それを囲むように外形が楕円形に型抜きされている。
同図(b)に示すものは、複数の円形の凸部3を含めて、外形が矩形状に型抜きされたものである。
同図(c)に示すものは、一個の円形の凸部3を中心として、外形が同心円状の円形に型抜きしたものである。
上記各シリコン成形体1は、すべり止めとして使用される。使用に際しては、台紙6を剥がして、熱接着性樹脂フィルム層7を衣服等に沿え、アイロン等で加熱してシリコン成形体1を衣服に接着して取り付ける。
アイロン等で押圧する場合、凸部3がシリコン樹脂層9に沈み込み、シリコン樹脂層9はクッション材の役目をなす。
同図(d)に示すものは、スキューバダイビングのスーツの肘当てとしたものであり、異形凸部3を、異形に型抜きしたものである。
上記何れの型抜きも、凸部3を切断しないように型抜きされている。したがって、凸部3内の機能性粉末4が切断面から露出することはない。
以上の実施の形態は、機能性粉体入りシリコン成形体としたものであるが、本発明は、機能性粉体入りに限定されるものではなく、機能性粉体が凸部に入っていなくともよい。
機能性粉体を有しないシリコン成形体の説明図として、便宜上「図1及び図2」を用いて、かつ、「粉体4」を削除したものとして説明する。用語と符合の意味は前記実施の形態と同じであるのでその詳細は省略する。
要は、前記実施の形態における凸部3に機能性粉体4が混入されておらず、シリコン樹脂5のみから構成されている。
すなわち、シリコン成形体1は、剥離自在なシート状の台紙6に形成された熱接着性樹脂層7と、熱接着性樹脂層7に形成されたシリコン接着剤層8と、シリコン接着剤層8に形成されたシリコン樹脂層9と、シリコン樹脂層9の上に形成されたシリコン樹脂5の凸部3とを有する。
前記台紙6は、合成樹脂フィルムであり、前記熱接着性樹脂層7は、ポリエステル系ウレタン樹脂からなり、前記シリコン接着剤層8は、熱硬化型接着剤シリコンからなり、前記シリコン樹脂層9は、二液性のシリコンである。
前記台紙6の厚みは約80ミクロン、前記熱接着性樹脂層7の厚みは約150ミクロン、前記シリコン接着剤層8の厚みは50〜70ミクロンである。
本発明の他の実施の形態は、前記凸部5のシリコン樹脂5に粉体以外の機能性物質が混入されている。この実施の形態の図面は、図1及び図2に記載の「粉体4」を「粉体以外の機能性物質」と読み替えて適用する。
前記機能性物質は、抗菌・消臭・芳香・滅菌・発色の何れかの機能を有するものとされている。この物質として液体が例示される。
次に本発明の製造方法につき説明する。
本発明の製造方法は、シリコン樹脂液と機能性粉体を混合したものにより、基材2の表面に凸部3を形成するというものである。すなわち、シリコン樹脂と機能性粉体を混合する混合工程と、該混合工程により混合した液体により基材2の表面に凸部3を形成する凸部形成工程を有するものである。
図5に示すものは、本発明の実施の形態に係る製造方法のフローチャートである。
この実施の形態では、基材形成工程S1と、混合工程S2と、凸部形成工程S3と、乾燥工程S4と、型抜き工程S5とを有する。
なお、製造方法の説明において、前記物の発明の説明において用いた構成要素の符号は同一の符号を用い、その説明は省略する。
基材形成工程S1は、シート状の台紙6に熱接着性樹脂層7を形成し、該熱接着性樹脂層7にシリコン接着剤層8を形成し、該シリコン接着剤層8にシリコン樹脂層9を形成するものである。
なお、シート状の台紙6に熱接着性樹脂層7を形成する工程は、基材形成工程S1に含めず、熱接着性樹脂層7を有する台紙6を購入し、その熱接着性樹脂層7にシリコン接着剤層8を形成し、該シリコン接着剤層8にシリコン樹脂層9を形成するものを基材形成工程S1とすることができる。
この実施の形態では、台紙6の厚みは約80ミクロン、熱接着性樹脂層7の厚みは約150ミクロンぐらいである。熱接着性樹脂層7の上にシリコン接着剤を塗布してシリコン接着剤層8を形成する。この層の厚みは50〜70ミクロンである。その上にシリコン樹脂を流し込んで、厚み約400ミクロンのシリコン樹脂層9を形成した。
シリコン樹脂層9は凸部3のクッションの役割も兼ねるものである。なお、各層の厚みは、商品により変更される。
混合工程S2は、シリコン樹脂液とネオジウム磁粉体4を混合するものである。シリコン樹脂は、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社のTSE3453T(A)と(B)液が例示される。(A)液とネオジウム磁粉体4とを所定比率で混合する。その後、この混合液と(B)液を所定比率で混合して混合液体を作る。
粉の効能に影響するため、混合率は、商品により変更される。
凸部形成工程S3は、前記混合液体により基材2の表面に凸部3を形成するものである。この凸部3の基材2表面への形成は、混合液体を、ノズルから吐出させたり、穴あき型枠を用いたり、スクリーン印刷等で行なうことができる。
所定厚みを有する穴あき型枠を用いれば、凸部3の突出量を高くすることができる。
なお、この凸部3を形成した後に、この凸部3の上にさらに小凸部10(図6参照)をスクリーン印刷等で形成することができる。この小凸部10は凸部3と同じシリコン樹脂であるが粉体は混合されていない。なお、商品によっては、粉体を混合したものを用いる場合もある。
この小凸部10は、機能性粉体の機能を向上させることができる。
乾燥工程S4は、凸部3と基材2とからなる製造物を乾燥させるものである。基材2表面に凸部3が形成された後において、所定時間が経過すると、凸部3内で粉体4が沈殿し、表面にシリコン樹脂の膜5が形成される。すなわち、シリコン樹脂5が凸部3の表面の被膜層を形成する。勿論凸部3内に於いて粉体4と粉体4との間はシリコン樹脂5で満たされている。
この乾燥工程S4は、自然乾燥であるが、加熱して乾燥させるものであっても良い。
型抜き工程S5は、図3に示すシート状の製造物を凸部3を避けて所定形状に型抜きするものである。
上記実施の形態によれば、凸部3に収納されるのは個体ではなく粉体4であるので、変形容易になる。
型抜きを凸部3を避けて行えるので、凸部3内部の粉体4が露出することがなくなる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。
例えば、基材2は、その表面がシリコン樹脂からなるものが例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、特開平10-317218号公報に記載の「添片」等であっても良い。
基材2は、熱接着性樹脂層7と台紙6の間に、再剥離性樹脂層又は強粘着性樹脂層を設けたものであっても良い。このような層を設けることにより、熱接着に限らず、対象物に取り付けたり取り外したりすることができる。
本発明のシリコン成形体1の製造方法の他の実施の形態を示す。この実施の形態は、図5に示すフローチャートの「混合工程S2」を有しないものである。
すなわち、本発明のシリコン成形体の製造方法は、シート状の台紙6に熱接着性樹脂層7を形成し、該熱接着性樹脂層7にシリコン接着剤層8を形成し、該シリコン接着剤層8にシリコン樹脂層9を形成して基材2を製造する基材形成工程S1と、シリコン樹脂5液により前記基材2のシリコン樹脂層9表面に凸部3を形成する凸部形成工程S3と、前記凸部形成工程S3の後に、前記凸部3と基材2とからなる製造物を乾燥させる乾燥工程S4とを有する。
この実施の形態では、凸部3は、シリコン樹脂5のみから構成され、機能性粉体は混入されていない。
本発明のシリコン成形体1の製造方法の他の実施の形態は、図5における「混合工程S2」が機能性粉体の混合ではなく、粉体以外の機能性物質の混合である。
すなわち前記製造方法において、前記凸部形成工程S3の前に、前記シリコン樹脂5液に粉体以外の機能性物質を混入する混合工程S2を有する。
前記製造方法において、前記機能性物質は、抗菌・消臭・芳香・滅菌・発色の何れかの機能を有するものである。この物質として、液体が例示される。
前記製造方法において、前記台紙6は、合成樹脂フィルムであり、前記熱接着性樹脂層7は、ポリエステル系ウレタン樹脂からなり、前記シリコン接着剤層8は、熱硬化型接着剤シリコンからなり、前記シリコン樹脂層9は、二液性のシリコンである。
前記製造方法において、前記乾燥工程S4は、表面に前記シリコン樹脂5液の膜が形成されるものである。
前記製造方法において、前記台紙6の厚みは約80ミクロン、前記熱接着性樹脂層7の厚みは約150ミクロン、前記シリコン接着剤層8の厚みは50〜70ミクロンである。
前記製造方法において、前記凸部形成工程S3は、シルクスクリーン加工、又は、所定厚みの穴あきプレートによる加工である。
シリコン成形体の用途はすべり止めに限らず、各種のマーク、ブランドネーム、品質表示、マット、シート、オープナー等に用いることができる。
このような用途に応じ、凸部形成工程S3の前に、ロゴ(文字)や柄をカラーシリコンにより、プリント加工することもできる。
基材2の厚みを薄くし、凸部3の厚みを厚くしても、柔らかく体の動きにフィットし、ストレスになるゴワツキや異物感も感じないものである。この基材2は、カラーや模様等、自由にデザインできる。
本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 機能性粉体入りシリコン成形体
2 基材
3 凸部
4 機能性粉体
5 シリコン樹脂
6 台紙
7 熱接着性樹脂層
8 シリコン接着剤層
9 シリコン樹脂層
10 小凸部
S1 基材形成工程
S2 混合工程
S3 凸部形成工程
S4 乾燥工程
S5 型抜き工程
前記目的を達成するため、本発明は、次の手段を講じた。即ち、本件発明のシリコン成形体は、剥離自在なシート状の台紙に形成された熱接着性樹脂層と、該熱接着性樹脂層に形成されたシリコン接着剤層と、該シリコン接着剤層に形成されたシリコン樹脂層と、該シリコン樹脂層の上に形成されたシリコン樹脂の凸部とを有する。
前記凸部のシリコン樹脂に粉体以外の機能性物質が混入されているのが好ましい。
型抜きを凸部3を避けて行えるので、凸部3内部の粉体4が露出することがなくなる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。

Claims (12)

  1. 剥離自在なシート状の台紙に形成された熱接着性樹脂層と、該熱接着性樹脂層に形成されたシリコン接着剤層と、該シリコン接着剤層に形成されたシリコン樹脂層と、該シリコン樹脂層の上に形成されたシリコン樹脂の凸部とを有するシリコン成形体。
  2. 前記凸部のシリコン樹脂に粉体以外の機能性物質が混入されている請求項1記載のシリコン成形体。
  3. 前記機能性物質は、抗菌・消臭・芳香・滅菌・発色の何れかの機能を有するものである請求項2記載のシリコン成形体。
  4. 前記台紙は、合成樹脂フィルムであり、
    前記熱接着性樹脂層は、ポリエステル系ウレタン樹脂からなり、
    前記シリコン接着剤層は、熱硬化型接着剤シリコンからなり、
    前記シリコン樹脂層は、二液性のシリコンである請求項1〜3の何れか一つに記載のシリコン成形体。
  5. 前記台紙の厚みは約80ミクロン、前記熱接着性樹脂層の厚みは約150ミクロン、前記シリコン接着剤層の厚みは50〜70ミクロンである請求項1〜4の何れか一つに記載のシリコン成形体。
  6. シート状の台紙に熱接着性樹脂層を形成し、該熱接着性樹脂層にシリコン接着剤層を形成し、該シリコン接着剤層にシリコン樹脂層を形成して基材を製造する基材形成工程と、
    シリコン樹脂液により前記基材のシリコン樹脂層表面に凸部を形成する凸部形成工程と、
    前記凸部形成工程の後に、前記凸部と基材とからなる製造物を乾燥させる乾燥工程とを有するシリコン成形体の製造方法。
  7. 前記凸部形成工程の前に、前記シリコン樹脂液に粉体以外の機能性物質を混入する混合工程を有する請求項6記載のシリコン成形体の製造方法。
  8. 前記機能性物質は、抗菌・消臭・芳香・滅菌・発色の何れかの機能を有するものである請求項7記載のシリコン成形体の製造方法。
  9. 前記台紙は、合成樹脂フィルムであり、
    前記熱接着性樹脂層は、ポリエステル系ウレタン樹脂からなり、
    前記シリコン接着剤層は、熱硬化型接着剤シリコンからなり、
    前記シリコン樹脂層は、二液性のシリコンである請求項6〜8の何れか一つに記載のシリコン成形体の製造方法。
  10. 前記乾燥工程は、表面に前記シリコン樹脂液の膜が形成されるものである請求項6〜9の何れか一つに記載のシリコン成形体の製造方法。
  11. 前記台紙の厚みは約80ミクロン、前記熱接着性樹脂層の厚みは約150ミクロン、前記シリコン接着剤層の厚みは50〜70ミクロンである請求項6〜10の何れか一つに記載のシリコン成形体の製造方法。
  12. 前記凸部形成工程は、シルクスクリーン加工、又は、所定厚みの穴あきプレートによる加工である請求項6〜11の何れか一つに記載のシリコン成形体の製造方法。
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