JPH05330004A - ドット加工シート - Google Patents
ドット加工シートInfo
- Publication number
- JPH05330004A JPH05330004A JP14428492A JP14428492A JPH05330004A JP H05330004 A JPH05330004 A JP H05330004A JP 14428492 A JP14428492 A JP 14428492A JP 14428492 A JP14428492 A JP 14428492A JP H05330004 A JPH05330004 A JP H05330004A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- organic
- dot
- inorganic
- processed sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B17/00—Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined
- A43B17/10—Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined specially adapted for sweaty feet; waterproof
Landscapes
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種の機能性を有し、例えば靴の中敷き材等
として使用した場合にはむれを防止することができるド
ット加工シートを提供する。 【構成】 ドット加工シート14のドット13が有機系物質
及び／又は無機系物質の微粉末を含有する。前記有機系
物質は、コラーゲン類、キチン、シルク等の有機系吸汗
物質、ベンゾイミダゾール等の有機系抗菌物質及びテル
ペン類、エステル類等の有機系消臭物質から選ばれたも
のである。また、前記無機系物質は、銅剤、硫黄剤等の
無機系抗菌物質、シリカゲル等の無機系消臭物質及び磁
石から選ばれたものである。
として使用した場合にはむれを防止することができるド
ット加工シートを提供する。 【構成】 ドット加工シート14のドット13が有機系物質
及び／又は無機系物質の微粉末を含有する。前記有機系
物質は、コラーゲン類、キチン、シルク等の有機系吸汗
物質、ベンゾイミダゾール等の有機系抗菌物質及びテル
ペン類、エステル類等の有機系消臭物質から選ばれたも
のである。また、前記無機系物質は、銅剤、硫黄剤等の
無機系抗菌物質、シリカゲル等の無機系消臭物質及び磁
石から選ばれたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ドット加工シートに関
し、例えば靴の中敷き材等として利用できる。
し、例えば靴の中敷き材等として利用できる。
【０００２】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】表面に複
数のドットが所定間隔で形成されたドット加工シート
は、様々な用途に使用されている。例えば靴の中敷き材
等として使用した場合、滑り止め効果の他、ドットが足
の裏を刺激するため、血行促進効果も得られている。
数のドットが所定間隔で形成されたドット加工シート
は、様々な用途に使用されている。例えば靴の中敷き材
等として使用した場合、滑り止め効果の他、ドットが足
の裏を刺激するため、血行促進効果も得られている。
【０００３】従来のドットは、ポリウレタン、ポリ塩化
ビニル等のポリマーのみで形成されている。従って、ド
ット構造によって足の血行促進効果は得られるものの、
発汗量が多くなって、靴の中がむれるという問題点があ
った。そして、むれることにより、悪臭が発生すること
もあった。そこで、本発明は、各種の機能性を有し、例
えば靴の中敷き材等として使用した場合にはむれを防止
することができるドット加工シートを提供することを目
的とする。
ビニル等のポリマーのみで形成されている。従って、ド
ット構造によって足の血行促進効果は得られるものの、
発汗量が多くなって、靴の中がむれるという問題点があ
った。そして、むれることにより、悪臭が発生すること
もあった。そこで、本発明は、各種の機能性を有し、例
えば靴の中敷き材等として使用した場合にはむれを防止
することができるドット加工シートを提供することを目
的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明に係るド
ット加工シートは、ドットが有機系物質及び／又は無機
系物質の微粉末を含有することを特徴とする。前記有機
系物質には、有機系吸汗物質、有機系抗菌物質及び有機
系消臭物質が含まれる。これらの中から所望の機能性に
応じて選んだ１種類又は２種類以上の物質の微粉末をド
ット材料中に添加する。
ット加工シートは、ドットが有機系物質及び／又は無機
系物質の微粉末を含有することを特徴とする。前記有機
系物質には、有機系吸汗物質、有機系抗菌物質及び有機
系消臭物質が含まれる。これらの中から所望の機能性に
応じて選んだ１種類又は２種類以上の物質の微粉末をド
ット材料中に添加する。
【０００５】前記有機系吸汗物質の具体例は、コラーゲ
ン類、キチン、シルク（フィブロイン）、羊毛（ケラチ
ン）、ゼラチン、セルロース等である。前記コラーゲン
類には、コラーゲン、レチクリン、ビトロシン、イヒチ
オコール、イヒチルエピジン、エラストイジン、コルネ
イン、スポンジン等が含まれる。前記有機系抗菌物質の
具体例は、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、ジチオ
カルバメート、有機スズ、抗生物質等である。
ン類、キチン、シルク（フィブロイン）、羊毛（ケラチ
ン）、ゼラチン、セルロース等である。前記コラーゲン
類には、コラーゲン、レチクリン、ビトロシン、イヒチ
オコール、イヒチルエピジン、エラストイジン、コルネ
イン、スポンジン等が含まれる。前記有機系抗菌物質の
具体例は、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、ジチオ
カルバメート、有機スズ、抗生物質等である。
【０００６】前記有機系消臭物質は、芳香発散型と分解
型に分けられ、芳香発散型にはテルペン類、エステル
類、アルデヒド類等が含まれ、分解型には過酸化物等が
含まれる。また、前記無機系物質には、無機系抗菌物
質、無機系消臭物質及び磁石が含まれる。これらの中か
ら所望の機能性に応じて選んだ１種類又は２種類以上の
物質の微粉末をドット材料中に添加する。
型に分けられ、芳香発散型にはテルペン類、エステル
類、アルデヒド類等が含まれ、分解型には過酸化物等が
含まれる。また、前記無機系物質には、無機系抗菌物
質、無機系消臭物質及び磁石が含まれる。これらの中か
ら所望の機能性に応じて選んだ１種類又は２種類以上の
物質の微粉末をドット材料中に添加する。
【０００７】前記無機系抗菌物質の具体例は、銅剤、無
機硫黄剤、銀塩等である。前記無機系消臭物質の具体例
は、吸着型のシリカゲル、活性炭、ゼオライト等であ
る。前記磁石は、血行促進のような磁気的健康作用を有
するものであり、例えば50〜1000ガウスの磁束密度を持
っている。
機硫黄剤、銀塩等である。前記無機系消臭物質の具体例
は、吸着型のシリカゲル、活性炭、ゼオライト等であ
る。前記磁石は、血行促進のような磁気的健康作用を有
するものであり、例えば50〜1000ガウスの磁束密度を持
っている。
【０００８】有機系又は無機系原料から微粉末を得るに
は、原料をジェットミルやボールミル等で粉砕して微粉
化する。なお、原料中に不純物（油、無機物等）が残存
している場合には、後で問題が生じる虞れがあるので除
去しておくのがよい。例えば、天然皮革中に塩分が残存
している場合、塩分の滲出による白化トラブルが生じ
る。
は、原料をジェットミルやボールミル等で粉砕して微粉
化する。なお、原料中に不純物（油、無機物等）が残存
している場合には、後で問題が生じる虞れがあるので除
去しておくのがよい。例えば、天然皮革中に塩分が残存
している場合、塩分の滲出による白化トラブルが生じ
る。
【０００９】前記ドットの材料は任意であり、例えばポ
リウレタン、ポリ塩化ビニル、アクリル酸樹脂、ラテッ
クス等を使用できる。ドット加工の手段は任意であり、
例えばシート基材の表面にロータリー型スクリーン印刷
等によってドットを形成してもよく、またはシート基材
とドットとを一体成形してもよい。前記シートの基材と
しては、不織布、織物、編物等を使用できる。
リウレタン、ポリ塩化ビニル、アクリル酸樹脂、ラテッ
クス等を使用できる。ドット加工の手段は任意であり、
例えばシート基材の表面にロータリー型スクリーン印刷
等によってドットを形成してもよく、またはシート基材
とドットとを一体成形してもよい。前記シートの基材と
しては、不織布、織物、編物等を使用できる。
【００１０】
【実施例】図１，２を参照して、本発明の一実施例に係
るドット加工シートをその製造方法と共に説明する。先
ず、図１に示すように、シート基材11としてナイロン不
織布を使用し、このシート基材11の裏面にウレタンエマ
ルジョンをナイフコーターで塗布して乾燥させることに
より目止め層12を形成した。
るドット加工シートをその製造方法と共に説明する。先
ず、図１に示すように、シート基材11としてナイロン不
織布を使用し、このシート基材11の裏面にウレタンエマ
ルジョンをナイフコーターで塗布して乾燥させることに
より目止め層12を形成した。
【００１１】次に、ドット加工装置を使用し、図２に示
すように、前記シート基材11の表面に塗液をプリントし
て半球状のドット13を形成し、本実施例に係るドット加
工シート14を製造した。前記ドット加工装置は、ロータ
リー型スクリーン印刷機と類似の構造を有し、版胴の表
面にドット形成用の直径約0.5 〜１mmの穴が複数個、所
定間隔で形成されたものである。
すように、前記シート基材11の表面に塗液をプリントし
て半球状のドット13を形成し、本実施例に係るドット加
工シート14を製造した。前記ドット加工装置は、ロータ
リー型スクリーン印刷機と類似の構造を有し、版胴の表
面にドット形成用の直径約0.5 〜１mmの穴が複数個、所
定間隔で形成されたものである。
【００１２】前記ドット形成用の塗液は、ウレタン溶液
にコラーゲンパウダーを30wt％となるように添加して調
合されたものである。このコラーゲンパウダーとして、
平均粒径が30μｍのものを使用したが、このレベルの粒
径のものか、更に粒径の小さいものを使用した方がコラ
ーゲンパウダーの含有率を高めることができるので好ま
しい。
にコラーゲンパウダーを30wt％となるように添加して調
合されたものである。このコラーゲンパウダーとして、
平均粒径が30μｍのものを使用したが、このレベルの粒
径のものか、更に粒径の小さいものを使用した方がコラ
ーゲンパウダーの含有率を高めることができるので好ま
しい。
【００１３】次に、このドット加工シート14を靴の中敷
き材として裁断し、この中敷き材を敷いた靴について履
き心地の試験を行った。この試験は、健康な成人10人に
本実施例に係る中敷き材を敷いた靴を履いてもらい、血
行促進効果、足のフィット感（滑り止め）及び耐むれ性
について聴取することにより行った。その結果を表１に
示す。この表の評価の欄で、○は良い、△は普通、×は
悪い、を示す。
き材として裁断し、この中敷き材を敷いた靴について履
き心地の試験を行った。この試験は、健康な成人10人に
本実施例に係る中敷き材を敷いた靴を履いてもらい、血
行促進効果、足のフィット感（滑り止め）及び耐むれ性
について聴取することにより行った。その結果を表１に
示す。この表の評価の欄で、○は良い、△は普通、×は
悪い、を示す。
【００１４】一方、比較例として、上記実施例と同様に
製造されたが、ドット中にコラーゲンパウダーを含有し
ないドット加工シート（比較例１）及びドット加工のな
いシート（比較例２）を使用し、実施例と同様に、各シ
ートを靴の中敷き材として裁断し、この中敷き材を敷い
た靴について履き心地の試験を行った。その結果を表１
に示す。
製造されたが、ドット中にコラーゲンパウダーを含有し
ないドット加工シート（比較例１）及びドット加工のな
いシート（比較例２）を使用し、実施例と同様に、各シ
ートを靴の中敷き材として裁断し、この中敷き材を敷い
た靴について履き心地の試験を行った。その結果を表１
に示す。
【００１５】
【表１】
【００１６】表１の通り、実施例に係るドット加工シー
ト14を使用した中敷き材は、ドット13中にコラーゲンパ
ウダーを含有しているため、血行促進効果、足のフィッ
ト感（滑り止め）及び耐むれ性のいずれについても良好
な結果が得られることがわかる。
ト14を使用した中敷き材は、ドット13中にコラーゲンパ
ウダーを含有しているため、血行促進効果、足のフィッ
ト感（滑り止め）及び耐むれ性のいずれについても良好
な結果が得られることがわかる。
【００１７】これに対して、比較例１に係るドット加工
シートを使用した中敷き材は、ドット中にコラーゲンパ
ウダーを含有していないため、血行促進効果と足のフィ
ット感については良好であっても、耐むれ性については
不良であった。また、比較例１に係るシートを使用した
中敷き材は、ドットが形成されていないため、血行促進
効果、足のフィット感及び耐むれ性のいずれについても
良好な結果が得られなかった。
シートを使用した中敷き材は、ドット中にコラーゲンパ
ウダーを含有していないため、血行促進効果と足のフィ
ット感については良好であっても、耐むれ性については
不良であった。また、比較例１に係るシートを使用した
中敷き材は、ドットが形成されていないため、血行促進
効果、足のフィット感及び耐むれ性のいずれについても
良好な結果が得られなかった。
【００１８】
【発明の効果】本発明に係るドット加工シートによれ
ば、各種の機能性を有し、例えば靴の中敷き材等として
使用した場合にはむれを防止することができる。
ば、各種の機能性を有し、例えば靴の中敷き材等として
使用した場合にはむれを防止することができる。
【図１】本発明の一実施例に係るドット加工シートの製
造方法を示す工程図である。
造方法を示す工程図である。
【図２】本実施例の製造方法によって得られたドット加
工シートの断面図である。
工シートの断面図である。
11 シート基材 12 目止め層 13 ドット 14 ドット加工シート
フロントページの続き (72)発明者 金原 康行 東京都中央区銀座四丁目12番18号 出光石 油化学株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 ドットが有機系物質及び／又は無機系物
質の微粉末を含有することを特徴とするドット加工シー
ト。 - 【請求項２】 前記有機系物質が、有機系吸汗物質、有
機系抗菌物質及び有機系消臭物質から選ばれたものであ
ることを特徴とする請求項１記載のドット加工シート。 - 【請求項３】 前記無機系物質が、無機系抗菌物質、無
機系消臭物質及び磁石から選ばれたものであることを特
徴とする請求項１記載のドット加工シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14428492A JPH05330004A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ドット加工シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14428492A JPH05330004A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ドット加工シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05330004A true JPH05330004A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15358500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14428492A Pending JPH05330004A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ドット加工シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05330004A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2005230518A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-09-02 | Dainippon Jochugiku Co Ltd | 靴のつま先シート |
| JP2008537029A (ja) * | 2005-04-21 | 2008-09-11 | シチェム インダストリアーレ ソチエタ ペル アツィオーニ | 臭気抑制繊維製品を得るための方法および組成物、および、これにより得られた繊維製品、すなわち衣服 |
| JP2010285502A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Katayama Chem Works Co Ltd | 防滑性板状基材、その製造方法およびその用途 |
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Citations (3)
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| JPS647801B2 (ja) * | 1978-04-27 | 1989-02-10 | Giammarco Paolo |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP14428492A patent/JPH05330004A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971125 |