JPH0670803A - 履物用内包材 - Google Patents
履物用内包材Info
- Publication number
- JPH0670803A JPH0670803A JP9670192A JP9670192A JPH0670803A JP H0670803 A JPH0670803 A JP H0670803A JP 9670192 A JP9670192 A JP 9670192A JP 9670192 A JP9670192 A JP 9670192A JP H0670803 A JPH0670803 A JP H0670803A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber base
- chitin
- footwear
- resin
- base fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 履物独特の不快感を解消した内包材を提供す
る。 【構成】 履物の内包材において、該内包材を構成する
繊維基布にキチン及び／又はその誘導体を含有する合成
樹脂が付与されていることを特徴とする履物の内包材と
なすことにより、ムレや臭い等の履物独特の不快感を解
消することができる。
る。 【構成】 履物の内包材において、該内包材を構成する
繊維基布にキチン及び／又はその誘導体を含有する合成
樹脂が付与されていることを特徴とする履物の内包材と
なすことにより、ムレや臭い等の履物独特の不快感を解
消することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は履物用内包材に関する。
より詳しくはムレ、臭い等履物独特の不快感を解消する
ことができる内包材に関する。
より詳しくはムレ、臭い等履物独特の不快感を解消する
ことができる内包材に関する。
【０００２】
【従来の技術】履物特にジョギング、ゴルフ等の運動用
の靴は、運動に伴なう足からの発汗等によりムレ、臭い
等靴独特の不快感を有するものであり、従来、活性炭等
の吸着剤を含有したインソール等が開発されているが、
充分満足出来るものではない。
の靴は、運動に伴なう足からの発汗等によりムレ、臭い
等靴独特の不快感を有するものであり、従来、活性炭等
の吸着剤を含有したインソール等が開発されているが、
充分満足出来るものではない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる履物
の不快感を解消した内包材を提供することを目的とす
る。
の不快感を解消した内包材を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は繊維基布
と該繊維基布に分散状態又は層状態で付与された合成樹
脂から成り、該合成樹脂にキチンおよび／又はその誘導
体が含有されていることを特徴とする履物用内包材によ
って達成される。
と該繊維基布に分散状態又は層状態で付与された合成樹
脂から成り、該合成樹脂にキチンおよび／又はその誘導
体が含有されていることを特徴とする履物用内包材によ
って達成される。
【０００５】内包材の繊維基布の素材や組織、形状につ
いては特に制限はなく、例えば天然繊維、化合繊繊維の
単一や混用されたもの、紡績糸やフィラメント糸及びそ
れらの複合糸でもよいし、又、編物、織物、不織布これ
らを複合した構造物であってもよい。特に実公昭５９−
１３８４９号公報に記載されているような片面が透水
性、他面が保水性を有する２層構造の布帛からなる繊維
基布、特公昭３９−２７９３５号公報、実開昭５５−１
３５０６８号公報、特開昭５２−２５１６８号公報に記
載されているような吸湿速乾性布帛に適用すると、その
効果が大きく好ましい。
いては特に制限はなく、例えば天然繊維、化合繊繊維の
単一や混用されたもの、紡績糸やフィラメント糸及びそ
れらの複合糸でもよいし、又、編物、織物、不織布これ
らを複合した構造物であってもよい。特に実公昭５９−
１３８４９号公報に記載されているような片面が透水
性、他面が保水性を有する２層構造の布帛からなる繊維
基布、特公昭３９−２７９３５号公報、実開昭５５−１
３５０６８号公報、特開昭５２−２５１６８号公報に記
載されているような吸湿速乾性布帛に適用すると、その
効果が大きく好ましい。
【０００６】本発明で用いるキチン及び／又はその誘導
体とは、キチンをそのままで用いたり、その誘導体であ
る、通常脱アセチル化度５０％以上のキチン（通常キト
サンと称す）、又はカルボキシル基変性したキチン等を
用いるものであり、対象とする合成樹脂に対して通常
０．１〜５wt％好ましくは０．５〜２．０wt％用いる。
本発明で用いる合成樹脂としては、透湿性のポリウレタ
ン樹脂やアクリル樹脂等が好ましく、繊維基布に対して
ディッピングによって付与したり、あるいは繊維基布の
片面又は両面にコーティング、ラミネートの手法によっ
て付与されるが、その量は繊維基布に対して通常１〜１
００wt％好ましくは３〜２０wt％の範囲で付与される。
体とは、キチンをそのままで用いたり、その誘導体であ
る、通常脱アセチル化度５０％以上のキチン（通常キト
サンと称す）、又はカルボキシル基変性したキチン等を
用いるものであり、対象とする合成樹脂に対して通常
０．１〜５wt％好ましくは０．５〜２．０wt％用いる。
本発明で用いる合成樹脂としては、透湿性のポリウレタ
ン樹脂やアクリル樹脂等が好ましく、繊維基布に対して
ディッピングによって付与したり、あるいは繊維基布の
片面又は両面にコーティング、ラミネートの手法によっ
て付与されるが、その量は繊維基布に対して通常１〜１
００wt％好ましくは３〜２０wt％の範囲で付与される。
【０００７】繊維基布と合成樹脂との接着力を向上させ
るために、メチレン−ビス−フェニルイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレン−ビス−４
シクロヘキシリックイソシアネート等のイソシアネート
系の架橋剤を用いることが好ましく、合成樹脂に対して
０．５〜５wt％の範囲内で添加される。
るために、メチレン−ビス−フェニルイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレン−ビス−４
シクロヘキシリックイソシアネート等のイソシアネート
系の架橋剤を用いることが好ましく、合成樹脂に対して
０．５〜５wt％の範囲内で添加される。
【０００８】本発明における履物用内包材とは、靴、ス
リッパ、サンダル等の履物において足に当接する内張り
材やインソールをいう。
リッパ、サンダル等の履物において足に当接する内張り
材やインソールをいう。
【０００９】
【実施例】以下実施例により本発明を詳述する。酢酸と
乳酸の混合比率が１：１の１０％希酸溶液を作り、その
溶液の中へ脱アセチル化度８０％のキチン（片倉チッカ
リン社製：キトサンＡ）を０．５wt％添加し、２４時間
膨潤させたのちディスパーにてかくはん溶解させたキチ
ン希酸溶液を５５部、Ｗ／Ｏ型ポリウレタン樹脂エマル
ジュン（大日精化工業社製：ハイムレンＸ−３０３８）
を１００部、メチルエチルケトン２０部、トルエン２０
部、イソシアネート化合物（大日本インキ化学社製：バ
ーノックＤＮ９５０）１．５部からなる混合液を調製し
た。この調整液に５０ｇ／ｍ2 目付のナイロン６６スパ
ンボンド不織布をディッピングし、乾燥してキトサン含
有ポリウレタン樹脂を３wt％付着させた。この不織布を
靴の内張材に用いてジョギングシューズを作成した。比
較例として、樹脂を付着する前の不織布を用いた以外は
実施例同様にジョギングシューズを作成した。１０人の
モニターによる着用試験の結果、実施例のものはムレや
臭い等の不快感をほとんど感じなかったのに対して、比
較例は全員がムレや臭い等の不快感を感じた。
乳酸の混合比率が１：１の１０％希酸溶液を作り、その
溶液の中へ脱アセチル化度８０％のキチン（片倉チッカ
リン社製：キトサンＡ）を０．５wt％添加し、２４時間
膨潤させたのちディスパーにてかくはん溶解させたキチ
ン希酸溶液を５５部、Ｗ／Ｏ型ポリウレタン樹脂エマル
ジュン（大日精化工業社製：ハイムレンＸ−３０３８）
を１００部、メチルエチルケトン２０部、トルエン２０
部、イソシアネート化合物（大日本インキ化学社製：バ
ーノックＤＮ９５０）１．５部からなる混合液を調製し
た。この調整液に５０ｇ／ｍ2 目付のナイロン６６スパ
ンボンド不織布をディッピングし、乾燥してキトサン含
有ポリウレタン樹脂を３wt％付着させた。この不織布を
靴の内張材に用いてジョギングシューズを作成した。比
較例として、樹脂を付着する前の不織布を用いた以外は
実施例同様にジョギングシューズを作成した。１０人の
モニターによる着用試験の結果、実施例のものはムレや
臭い等の不快感をほとんど感じなかったのに対して、比
較例は全員がムレや臭い等の不快感を感じた。
【００１０】
【発明の効果】本発明の履物用内包材では繊維基布に付
与される合成樹脂中にキチン及び／又はその誘導体が含
有させているので履物独特の不快感を解消した内包材を
提供出来る。
与される合成樹脂中にキチン及び／又はその誘導体が含
有させているので履物独特の不快感を解消した内包材を
提供出来る。
Claims (1)
- 【請求項１】 繊維基布と該繊維基布に分散状態又は層
状態で付与された合成樹脂から成り、該合成樹脂にキチ
ンおよび／又はその誘導体が含有されていることを特徴
とする履物用内包材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9670192A JPH0670803A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 履物用内包材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9670192A JPH0670803A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 履物用内包材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670803A true JPH0670803A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=14172070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9670192A Withdrawn JPH0670803A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 履物用内包材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0670803A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020068979A (ko) * | 2002-06-26 | 2002-08-28 | 김천수 | 키틴유래화합물을 함유하는 신발용 부재의 제조방법 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP9670192A patent/JPH0670803A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020068979A (ko) * | 2002-06-26 | 2002-08-28 | 김천수 | 키틴유래화합물을 함유하는 신발용 부재의 제조방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |