JP3099826U - 抗菌作用及び消臭作用を有するサンダル・靴等の履物 - Google Patents

Abstract

【課題】　抗菌作用及び消臭作用を有するカテキンを用いた、加工容易かつ従来の履物のサイズと異ならないサンダル・靴等の履物を得る。
【解決手段】　履物の中敷き裏面に抗菌作用及び消臭作用を有するカテキンを含有する液体を吹き付けて、カテキンを中敷き裏面に浸透させ、このカテキンが浸透した中敷き裏面を履物底に接着する。
【選択図】　なし

Description

考案の詳細な説明

　本考案は、カテキンを用いた抗菌作用及び消臭作用を有するサンダル・靴等の履物に関するものである。

　従来、履物の中敷きにカテキンを用いたものとしては、実用新案登録第３０９２０９５号（実願２００２−４１０９）があり、カテキンを含む緑茶の粉末を不織布の袋に入れて上下を吸収紙ではさみ、表面側を不織布で覆うと共に底面側をポリエチレンフィルムに接着して、接着テープで履物に固定する使い捨て抗菌消臭履物の中敷きが開示されている。

考案が解決しようとする課題

　しかし、上記考案は６層構造を有しているため、加工に手間がかかり、また構造上一定程度の厚みが必要となるため、元の履物のサイズにある程度の余裕がないと、装着時に足が圧迫されるという難点がある。

課題を解決するための手段

　本考案は、これら従来技術の持つ問題点を解消するためになされたものであり、その構成として、カテキンを含んだ液体を用いて裏面にカテキンを浸透させた中敷を備えたサンダル・靴等の履物を提供するものである。

　考案の実施の形態を実施例にもとづいて図面を参照して説明する。
　図１は本考案実施例であるサンダル全体の斜視図を示したものであり、図２はこのサンダルの中敷き裏面を示したものである。

　図１のサンダルは、靴底１、中敷き２及びベルト３で構成されており、それぞれ接着剤等の通常の容易な方法で接着されている。
　図２は中敷き３の裏面であり、図２の斜線部で示した裏面全体に液体に溶かしたカテキンを吹き付け、カテキンを浸透させる。この中敷き２のカテキンを浸透させた裏面が、靴底１に接着される。

考案の効果

　本考案に係るサンダル・靴等の履物は、中敷き裏面に抗菌作用及び消臭作用を有するカテキンを浸透させているため、水虫の原因となる白癬菌なども滅菌され水虫防止に役立つ。また、種々の病原菌が存在する病院で使用すればカテキンの抗菌作用により院内感染の防止にも役立つ。さらに、カテキンの消臭作用により、履物や履物を脱いだときの足から臭気が生じることを抑制することができる。
　本考案に係るサンダル・靴等の履物は、中敷きの裏面にカテキンを含む液体を吹き付けてカテキンを含浸させるものであり、優れた加工容易性を有する。
　本校案に係るサンダル・靴等の履物は、従来の中敷きのサイズの変更を伴わず、装着時に通常の履物以上に圧迫感を感じるということがない。

本考案の一実施例であるサンダル全体を示す斜視図。 本考案の一実施例である中敷きの裏面を示す側面図。

符号の説明

１　靴底
２　中敷き
３　ベルト

Claims (1)

1. 　カテキンを含んだ液体を用いて裏面にカテキンを浸透させた中敷きを有することを特徴とするサンダル・靴等の履物。

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